JP2001263740A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001263740A
JP2001263740A JP2000079022A JP2000079022A JP2001263740A JP 2001263740 A JP2001263740 A JP 2001263740A JP 2000079022 A JP2000079022 A JP 2000079022A JP 2000079022 A JP2000079022 A JP 2000079022A JP 2001263740 A JP2001263740 A JP 2001263740A
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JP
Japan
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steam
air
mixing chamber
air conditioner
communication passage
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Application number
JP2000079022A
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English (en)
Inventor
Toshiro Kamidoen
敏郎 上堂薗
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蒸発筒で発生した蒸気に外部空気を十分に混合
して火傷を起こす危険性を低減し、且つ、機外に漏洩す
る沸騰音等の音を低減する。 【解決手段】本体ケース1内に、水を加熱して蒸気を発
生させる蒸発筒26と、この蒸発筒26外の空気が取り
入れられる空気導入ノズル14とを設け、蒸発筒26か
らの蒸気と空気導入ノズル14からの空気を混合して本
体ケース1に設けた蒸気吹出口36から吹き出すように
した空気調和機において、本体ケース1内に、蒸発筒2
6と空気導入ノズル14とに連通し、蒸気と空気とを混
合する混合室Aと、この混合室Aと蒸気吹出口36とを
連通する連通路40を設け、混合室Aを蒸発筒26より
広く形成すると共に、連通路40を混合室Aより狭く形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を蒸発させて室
内空気を加湿する加湿機能を有する空気調和機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の水を蒸発させて加湿する空気調
和機としては、特開平11−248206号公報(F2
4F6/00)が知られている。この装置は、一定水位
となるように水が供給された蒸発筒の外側に加熱ヒータ
を巻き付け、加熱ヒータの熱により蒸気を発生させると
共に、この蒸気に、蒸発筒に接続された蒸気案内筒内に
て蒸気案内筒に連接する空気導入部より外部空気を取り
入れて混合し、蒸気吹出口から吹き出し、設置された部
屋内の空気調和を行っていた。
【0003】しかしながら、このような空気調和機は、
蒸気と外部空気が混合される際に、外部空気の流れに乗
ってすぐに蒸気吹出口から吹き出されるため、混合が不
充分なまま、即ち、高温の蒸気を含んだまま蒸気吹出口
から吹き出され、蒸気吹出口に触れた際に、火傷を起こ
す恐れがあった。
【0004】また、蒸発筒内での沸騰音等の音が蒸気案
内筒内に伝わった後、直接、蒸気吹出口から機外に漏洩
するので、沸騰音等の音がそのまま機外に漏洩し、この
漏洩した音により使用者に不快感を与えるものでもあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、蒸発筒で発
生した蒸気に外部空気を十分に混合して火傷を起こす危
険性を低減できると共に、機外に漏洩する音を低減でき
る空気調和機を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、本体ケース内に、水を加熱して蒸気を発生さ
せる蒸発筒と、この蒸発筒外の空気が取り入れられる空
気導入部とを設け、前記蒸発筒からの蒸気と空気導入部
からの空気を混合して本体ケースに設けた蒸気吹出口か
ら吹き出すようにした空気調和機において、前記本体ケ
ース内に、前記蒸発筒と空気導入部と連通し、蒸気と空
気とを混合する混合室と、この混合室と前記蒸気吹出口
とを連通する連通路を設け、前記混合室を前記蒸発筒よ
り広く形成すると共に、連通路を前記混合室より狭く形
成したものである。
【0007】上記構成において、詳述すれば、本体ケー
ス内に、前記蒸発筒と空気導入部と蒸気吹出口とに連通
する案内部を設け、この案内部内を、前記蒸気吹出口と
連通する空間と、前記混合室とに区画板にて区画し、こ
の区画板に、前記蒸気吹出口と連通する空間と前記混合
室とを連通する開口を形成し、この開口を前記連通路と
したものである。
【0008】また、前記区画板の上面を連通路に向かっ
て低く傾斜させることが望ましい。
【0009】また、前記混合室内を内外に区画する筒状
部を設け、前記連通路を、前記筒状部で区画された外側
の空間に臨ませることが望ましい。
【0010】また、前記空気導入部を、前記筒状部に対
して前記混合室の前記蒸気穴側に寄せて設ける一方、前
記連通路を、前記筒状部に対して前記蒸気穴の反対側に
位置させることが望ましい。
【0011】また、前記区画板を前記筒状部に嵌合させ
て位置決めすることが望ましい。
【0012】また、前記案内部を、上方を開口し、前記
空気導入部と前記蒸発筒に連通する案内筒と、前記蒸気
吹出口が形成され、前記案内筒の開口を覆う蓋体とで構
成し、前記区画板の上面に、蓋体に当接される支柱を形
成することが望ましい。
【0013】また、前記混合室へ前記蒸発筒の蒸気が流
入する蒸気穴と、前記連通路を、水平面へのそれぞれの
投影が重ならないように位置させることが望ましい。
【0014】また、前記連通路を前記混合室へ突出さ
せ、前記連通路の突出させた端部を傾斜面とすることが
望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図6に本発明の実施の形
態を示し、以下、これらの図に基づき説明する。
【0016】1は本体ケースで、図2に示すように、前
ケース2と、後ケース3と、底板4から構成されてお
り、本体ケース1の内部は、除湿部5と加湿部6とで構
成されている。
【0017】まず、除湿部5について図1乃至図3に基
づいて説明する。
【0018】7は本体ケース1の正面に形成された吸気
口で、図2に示すように、後ケース3の上面に形成され
た吹出口8と連通しており、本体ケース1内には、この
吸気口7と吹出口8との間に送風路が形成されている。
この送風路には、吸気口7からフィルター9を介して吸
い込まれた空気を冷却する蒸発器10と、蒸発器10を
通った空気を暖める凝縮器11と、吸気口7より空気を
吸い込み、吹出口8に送る送風機12とが吸気口7から
吹出口8側に向かって順に配設されている。この送風機
12を駆動することにより、吸い込まれた空気は蒸発器
10で除湿され、この除湿された空気は凝縮器11で暖
められた後に吹出口8から吹き出される。ここで、前記
凝縮器11や蒸発器10等には、蒸発器10や凝縮器1
1等と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機13により冷
媒が循環されている。
【0019】14は送風機12の上方に設けられた空気
導入ノズルで、一端側に、送風機12により送られた空
気を取り入れる取入口14aが形成されると共に、他端
側を後述する蒸気案内筒29の外筒35に連結される。
【0020】15は蒸発器10の下方に設けられたドレ
ンパンで、蒸発器10で除湿した際に生じる結露水を受
ける。このドレンパン15の下面には排水管15aが設
けられており、ドレンパン15に溜まった結露水をドレ
ンパン15の下方に配設された排水タンク16に導く。
【0021】本体ケース1の下部には開口が形成されて
おり、この開口から前記排水タンク16を本体ケース1
内に収納できると共に、前記開口を覆うように側方を枢
支された扉16aが設けられている。
【0022】次に、加湿部6について説明する。
【0023】17は図4に示すように本体ケース1の後
面側に設けられた水供給手段としての給水タンクで、上
方に把手18が形成されおり、下方には給水タンク17
内に水を供給するための給水口(図示せず)が形成され
ている。この給水口にはキャップ19が着脱自在に取り
付けられており、このキャップ19の中心には給水タン
ク17の内外を連通する連通口(図示せず)と、この連
通口を塞ぐようにバネ(図示せず)により付勢された給
水栓20が設けられている。
【0024】21は本体ケース1に固定され、上方を開
放した有底状の水槽で、上部に前記給水タンク17が着
脱自在に装着される。22は水槽21の底部より上方に
突出する突部で、前記給水タンク17装着時に給水タン
ク17の給水栓20を押し上げて連通口を開口する。こ
れにより、給水タンク17の水が連通口を介して水槽2
1へ給水される。この水槽21の下面には接続管23が
接続され、水槽21は接続管23を介してT字状のエル
ボ管24と連通している。
【0025】前記エルボ管24の下方には着脱自在な保
守用の排水栓25が取り付けられており、この排水栓2
5を取り外すことによりエルボ管24等の清掃が可能に
なっている。
【0026】26は前記エルボ管24の上方に接続管2
7を介して接続される金属製の蒸発筒で、蒸発筒26の
下部外周に巻き付けられた加熱部としての加熱ヒータ2
8の略中間まで、給水タンク17から水が供給される。
この加熱ヒータ28に通電することで、蒸発筒26を介
して蒸発筒26内の水は加熱され、蒸気となって蒸発筒
26内を上昇する。
【0027】29は下部に、下方を開口すると共に上面
を閉塞された円筒状の内筒30が形成された蒸気案内筒
で、この内筒30が蒸発筒26の上方に接続管31を介
して接続されている。この内筒30には、側面の上部に
蒸気穴32が形成されると共に、上面に上方に突出する
筒状部33が内筒30と同心円上に形成されている。こ
の筒状部33は切り欠き34(図6参照)により断面C
字状に形成されている。
【0028】また、蒸気案内筒29には、内筒30より
内径を大きく形成され、内筒30の側面に底面を連設さ
れる円筒状の外筒35が、外筒35の内部に蒸気穴32
が位置するように形成されており、この蒸気穴32によ
り内筒30内と外筒内とを連通している。この外筒35
の底面は蒸気穴32に向かって低くなる傾斜面に形成さ
れている。
【0029】また、この外筒35は、筒状部33より上
方で開口しており、この開口を覆うように、蒸気吹出口
36が形成された蓋体37が取り付けられている。
【0030】また、外筒35の側面には、図6に示すよ
うに空気導入ノズル14が接続される円筒状の接続部3
8が、水平面において内筒30に対して蒸気穴32側に
寄せた位置に形成されており、後述する混合室Aに空気
導入ノズル14からの空気が流入するようになってい
る。この接続部38と空気導入ノズル14とで空気導入
部を構成する。
【0031】39は下面を筒状部33の上端と外筒35
の内面に当接される区画板で、外筒35内を、内筒30
の蒸気穴32及び空気導入部の接続部38に連通する混
合室Aと、蒸気吹出口36に連通する空間Bとに区画す
る。
【0032】この区画板39には、筒状部33に対して
蒸気穴32の反対側に位置し、混合室Aへ突出する連通
路40が形成されており、この連通路40により、前記
混合室Aと、蒸気吹出口36に連通する空間Bとを連通
し、混合室Aと、蒸気吹出口36に連通する空間Bとの
間に通路を形成する。この連通路40の横断面は混合室
Aの横断面より小さく且つ蒸気穴32より小さく形成さ
れており、連通路40を混合室Aより狭くなるようにし
ている。また、この連通路40の突出端は外筒35に向
かって下がる傾斜面41となっている。
【0033】また、この区画板39の下面にはリブ42
と円筒部43が形成されており、これらリブ42を筒状
部33の切り欠き34に、円筒部43を筒状部33の内
面に係合させることで位置決めされる。
【0034】また、区画板39の上面は連通路に向かっ
て低く傾斜しており、この上面に、外筒35の開口側に
突出する複数の支柱44が形成されている。これによ
り、外筒35の開口を介して支柱44を持って区画板3
9を筒状部33から取り外したり、支柱44を持って外
筒35の開口から筒状部33に取り付けることができ
る。
【0035】したがって、区画板39を着脱する作業を
容易に行うことができ、着脱の作業性を向上できる。
【0036】また、この支柱44は外筒35の開口に蓋
体37を取り付けた際に蓋体37の下面に当接する長さ
に形成されており、区画板39が蓋体37の下面と筒状
部33の上端との間に挟持されて上下方向の移動を防止
する。これによりガタツキにより不快な音が発生するの
を防止でき、使用者に不快感を与えないようにしてい
る。また、この支柱44は蓋体37の下面を支持して蓋
体37の変形を防止している。
【0037】45は前記蒸発筒26の上部と蒸気案内筒
29との間に挟持される結露水案内板で、下方に窪む有
底状に形成されると共に、複数の孔45aが形成されて
いる。これにより、蒸発筒26内の蒸気が蒸気案内筒2
9内を通過すると共に蒸気案内筒29で発生した結露水
がこれらの孔45aを介して結露水案内板45の下面の
傾斜により蒸発筒26の中心に移動させて、蒸発筒26
内に回収されるようになっている。これにより、結露水
が高温の蒸発筒26に触れて蒸発し、蒸発音が発生する
のを防止している。
【0038】上記構成の空気調和機で加湿を行う場合に
ついて説明する。
【0039】図示しない操作部の運転スイッチを押し、
加湿運転が行われると、除湿部5の圧縮機13を停止し
て送風機12のみが動作する。そして、この状態で加熱
ヒータ28に通電し、加熱ヒータ28の熱により加熱ヒ
ータ28に対応する付近の蒸発筒26を高温にする。こ
の蒸発筒26の熱により蒸発筒26内の水が熱せられ、
蒸気が発生する。
【0040】この蒸気は、蒸発筒26内を上昇し、蒸発
筒26上部の結露水案内板45の孔45aを通り、蒸気
案内筒29へ案内され、内筒30の蒸気穴32から外筒
35の混合室A内に吹き出される。そして、この蒸気は
空気導入ノズル14から外筒35の混合室A内に導入さ
れた送風機12の送風(蒸発筒26外の空気)と混合さ
れる。この蒸発筒26外の空気が混合された蒸気は、区
画板39により直接蒸気吹出口36側へ向かうのを阻止
され、混合室Aの筒状部33の外周を旋回して十分に混
合された後、連通路40を通って蒸気吹出口36より吹
き出され、空気調和機を設置した部屋を加湿する。
【0041】したがって、均一な温度で蒸気吹出口36
から吹き出すことができ、蒸気吹出口36から吹き出さ
れた蒸気には、蒸発筒26外の空気の混合が不充分で高
温状態の蒸気が混じっていることがなく、蒸気吹出口3
6に触れた際に火傷をする恐れを低減できる。
【0042】また、空気導入ノズル14が接続される接
続部38を、水平面において筒状部33に対して蒸気穴
32側へ寄せて外筒35に設ける一方、区画板39の連
通路40を筒状部33に対して蒸気穴32の反対側に位
置させたことで、空気導入ノズル14からの空気が直接
連通路40に向かうのを防止できる。したがって、混合
室A内で空気導入ノズル14からの空気を蒸気穴32か
らの蒸気と十分に混合でき、均一な温度で蒸気吹出口3
6から吹き出すことができ、蒸気吹出口36に触れた際
に火傷をする恐れを低減できる。
【0043】また、前記連通路40を、混合室Aの前記
筒状部33で区画された外側の空間に臨ませているの
で、筒状部33の外周を旋回させて十分に冷却した蒸気
を連通路40から蒸気吹出口36を介して吹き出すこと
ができ、蒸気吹出口36に触れた際に火傷をする恐れを
低減できる。
【0044】また、前記区画板39は、その上面を連通
路40に向かって低く傾斜させているので、区画板39
の上方で結露した結露水を連通路40に集めて連通路4
0より排水することができる。これにより、区画板39
の上面で結露水が停滞し、不使用時に停滞した結露水中
で細菌が発生するのを防止できる。
【0045】そして、連通路40を混合室Aへ突出さ
せ、連通路40の突出させた端部を傾斜面41とするこ
とで、連通路40の端部に蒸気が結露して付着した場合
に、傾斜面41により傾斜面41の下端側に移動させる
ことができる。これにより、付着した結露水が連通路4
0の端部でそのまま停滞して連通路40の端部の開口を
覆うように膜が張るのを防止でき、連通路40の端部の
開口を覆う膜が破裂する音の発生を防止できる。
【0046】また、傾斜面41の下端を外筒35の側内
面近傍に位置させると共に、外筒35の底面を蒸気穴3
2に向かって低く傾斜させたことで、連通路40内やそ
の近傍で結露が生じ、この結露水が連通路40の下端に
達した場合に、傾斜面41により外筒35側に結露水を
移動させ、外筒35の側面から蒸気穴32を介して蒸発
筒26内に排水することができる。これにより、結露水
を再利用して蒸気を発生させることができ、効率よく水
を使用することができる。
【0047】ところで、上述の如くして蒸発筒26内で
蒸気が発生する際に突沸音や沸騰音等の音が発生する。
この音は、蒸発筒26内から蒸気案内筒29の内筒30
を伝わった後、蒸気穴32を介して混合室A内に伝わ
り、連通路40から蒸気吹出口36を介して部屋に漏洩
しようとする。
【0048】上述の如く、混合室Aを内筒30より広く
形成すると共に、連通路40を混合室Aより狭く形成し
ているので、この音は混合室A内に伝わる際に減衰して
小さな音になり、混合室Aから連通路40を通る際に更
に減衰して更に小さな音になる。したがって、沸騰音等
の音が大きな音のまま蒸気吹出口36から部屋に漏洩す
ることなく、小さくすることができるので、この音によ
る使用者への不快感を低減することができる。
【0049】また、混合室Aへ蒸発筒26の蒸気が流入
する蒸気穴32と、連通路40を、水平面へのそれぞれ
の投影が重ならないように位置させたことで、蒸気穴3
2から混合室A内に伝わった音が直接蒸気吹出口36に
向かうことがなく、蒸気吹出口36から漏洩する音を小
さくすることができる。これにより、この音による使用
者への不快感を低減することができる。
【0050】そして、区画板39は、リブ42を筒状部
33の切り欠き34に、円筒部43を筒状部33の内面
に係合させて位置決めされているので、連通路40を水
平面において筒状部33に対して蒸気穴32の反対側に
確実に位置させることができ、蒸気吹出口36から漏洩
する音を確実に小さくすることができる。
【0051】尚、上記実施の形態において、連通路40
を、区画板39から混合室A内に突出させて形成したた
が、区画板39に開口穴を形成し、この開口穴を連通路
としてもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、沸騰音等の
音を、混合室内に伝わる際に減衰させて小さな音とする
ことができ、混合室から連通路を通る際に更に減衰させ
て更に小さな音することができるので、蒸気吹出口から
漏洩する音を小さくすることができ、この音による使用
者への不快感を低減することができる。
【0053】本発明の請求項2によれば、区画板にて沸
騰音等の音を、混合室内に伝わる際に減衰させて小さな
音とすることができ、混合室から区画板に形成した連通
路を通る際に更に減衰させて更に小さな音することがで
きるので、蒸気吹出口から漏洩する音を小さくすること
ができ、この音による使用者への不快感を低減すること
ができる。
【0054】本発明の請求項3によれば、区画板の上部
で生じた結露水を、連通路に集めて排水できるので、区
画板の上面で結露水が停滞し、不使用時に停滞した結露
水中で細菌が発生するのを防止できる。
【0055】本発明の請求項4によれば、筒状部の外周
を旋回させて十分に冷却された蒸気を連通路を介して蒸
気吹出口から吹き出すことができるので、蒸気吹出口に
触れた際に火傷をする恐れを低減できる。
【0056】本発明の請求項5によれば、空気導入部か
らの空気が直接連通路に向かうのを防止できるので、混
合室内で空気導入部からの空気を蒸気穴からの蒸気と十
分に混合できる。したがって、均一な温度で蒸気吹出口
から吹き出すことができ、蒸気吹出口に触れた際に火傷
をする恐れを低減できる。
【0057】本発明の請求項6によれば、連通路を水平
面において筒状部に対して蒸気穴の反対側に確実に位置
させることができ、蒸気吹出口から漏洩する音を確実に
小さくすることができる。
【0058】本発明の請求項7によれば、区画板の着脱
を容易に行うことができ、区画板の着脱の作業性を向上
できると共に、区画板が蓋体の下面と筒状部の上端との
間に挟持されて上下方向の移動が防止されるので、ガタ
ツキにより不快な音が発生するのを防止でき、使用者に
不快感を与えるのを防止できる。
【0059】本発明の請求項8によれば、蒸発筒で発生
した沸騰音等の音が蒸気穴から直接蒸気吹出口に向かう
ことがなく、蒸気吹出口から漏洩する音を小さくするこ
とができ、この音による使用者への不快感を低減するこ
とができる。
【0060】本発明の請求項9によれば、傾斜面の下端
に向かって傾斜面上を結露水が移動し、傾斜面の下端に
集まるので、連通路の下端全体に亘って結露水が付着し
て連通路が膜により塞がれるのを防止できるので、膜が
破裂する際の音の発生を防止でき、この音により使用者
に不快感を与えるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す空気調和機の平面断
面図である。
【図2】同空気調和機の右側面断面図である。
【図3】同空気調和機の背面断面図である。
【図4】同空気調和機の加湿部を示す左側面断面図であ
る。
【図5】同空気調和機の混合室近傍の詳細図である。
【図6】図5におけるX−X断面図である。
【図7】同空気調和機の蒸気吹出口近傍の平面図であ
る。
【図8】同空気調和機の区画板を示す図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 14 空気導入ノズル(空気導入部) 26 蒸発筒 29 蒸気案内筒 32 蒸気穴 33 筒状部 36 蒸気吹出口 37 蓋体 38 接続部(空気導入部) 39 区画板 40 連通路 41 傾斜面 44 支柱 A 混合室 B 蒸気吹出口と連通する空間

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース内に、水を加熱して蒸気を発
    生させる蒸発筒と、該蒸発筒外の空気が取り入れられる
    空気導入部とを設け、前記蒸発筒からの蒸気と空気導入
    部からの空気を混合して本体ケースに設けた蒸気吹出口
    から吹き出すようにした空気調和機において、前記本体
    ケース内に、前記蒸発筒と空気導入部と連通し、蒸気と
    空気とを混合する混合室と、該混合室と前記蒸気吹出口
    とを連通する連通路を設け、前記混合室を前記蒸発筒よ
    り広く形成すると共に、連通路を前記混合室より狭く形
    成したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 本体ケース内に、前記蒸発筒と空気導入
    部と蒸気吹出口とに連通する案内部を設け、該案内部内
    を、前記蒸気吹出口と連通する空間と、前記混合室とに
    区画板にて区画し、該区画板に、前記蒸気吹出口と連通
    する空間と前記混合室とを連通する開口を形成し、該開
    口を前記連通路としたことを特徴とする請求項1に記載
    の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記区画板の上面を連通路に向かって低
    く傾斜させたことを特徴とする請求項2に記載の空気調
    和機。
  4. 【請求項4】 前記混合室内を内外に区画する筒状部を
    設け、前記連通路を、前記筒状部で区画された外側の空
    間に臨ませたことを特徴とする請求項2に記載の空気調
    和機。
  5. 【請求項5】 前記空気導入部を、前記筒状部に対して
    前記混合室の前記蒸気穴側に寄せて設ける一方、前記連
    通路を、前記筒状部に対して前記蒸気穴の反対側に位置
    させたことを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記区画板を前記筒状部に嵌合させて位
    置決めしたことを特徴とする請求項5または請求項6に
    記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 前記案内部を、上方を開口し、前記空気
    導入部と前記蒸発筒に連通する蒸気案内筒と、前記蒸気
    吹出口が形成され、前記蒸気案内筒の開口を覆う蓋体と
    で構成し、前記区画板の上面に、前記蓋体に当接される
    支柱を形成したことを特徴とする請求項6に記載の空気
    調和機。
  8. 【請求項8】 前記混合室へ前記蒸発筒の蒸気が流入す
    る蒸気穴と、前記連通路を、水平面へのそれぞれの投影
    が重ならないように位置させたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項7のいずれかに記載の空気調和機。
  9. 【請求項9】 前記連通路を前記混合室へ突出させ、前
    記連通路の突出させた端部を傾斜面としたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の空気調和
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016044923A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 三菱電機株式会社 加湿機

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