JP2001260010A - ウェハ研磨装置用テーブル、半導体ウェハの研磨方法、半導体ウェハの製造方法 - Google Patents

ウェハ研磨装置用テーブル、半導体ウェハの研磨方法、半導体ウェハの製造方法

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JP2001260010A
JP2001260010A JP2000082306A JP2000082306A JP2001260010A JP 2001260010 A JP2001260010 A JP 2001260010A JP 2000082306 A JP2000082306 A JP 2000082306A JP 2000082306 A JP2000082306 A JP 2000082306A JP 2001260010 A JP2001260010 A JP 2001260010A
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polishing
wafer
semiconductor wafer
depression
polishing surface
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JP2000082306A
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English (en)
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Kazutaka Majima
一隆 馬嶋
Hiroyuki Yasuda
裕之 安田
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMPを行った場合でも効率よく研磨を行う
ことができかつ好適な研磨状態が得られ、しかも耐薬品
性及び耐磨耗性に優れたウェハ研磨装置用テーブルを提
供すること。 【解決手段】 このテーブル2はウェハ研磨装置1を構
成する部品の1つである。テーブル2は炭化珪素基材製
であって、その上部に研磨面2aを有する。研磨面2a
には窪み21が形成されている。そして、研磨面2aに
は、ウェハ保持プレート6の保持面6aに保持されてい
る半導体ウェハ5が直接摺接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハ研磨装置用
テーブル、半導体ウェハの研磨方法、半導体ウェハの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造用装置の一種として、
プッシャプレート32及びテーブル33等を備える図4
〜図6のようなウェハ研磨装置31が知られている。プ
ッシャプレート32の保持面32aには、シリコンウェ
ハ34が熱可塑性ワックスを用いて貼付けられる。この
シリコンウェハ34の被研磨面34aには微細なチャン
ネル35が形成され、かつそのような被研磨面34aに
はパターン形成用の銅層36が積層されている。また、
セラミック基材製(例えばアルミナ基材製)のテーブル
33の上部は研磨面33aになっていて、そこには布製
の研磨クロス37が配設されている。
【0003】回転するプッシャプレート32に保持され
たシリコンウェハ34は、テーブル33の上部にある研
磨面33a(正確にいうと研磨クロス37の表面)に対
して上方から押し付けられる。このとき、研磨クロス3
7上にはCMP(ケミカルメカニカルポリッシング)用
の薬液が供給される。この薬液はSiO2等の絶縁膜及
びCuを溶かすものであって、微細で硬質の研磨材40
が分散されている。
【0004】その結果、機械的かつ化学的に被研磨面3
4aが研磨されるとともに、銅層36の一部が選択的に
研磨されてチャンネル35内に銅パターン39が残るよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、研磨クロス
37はある程度弾力性があって変形しやすいものである
ため、研磨クロス37を配設した状態でCMPを行った
場合、銅パターン39に「ディッシング」が起こりやす
くなる。即ち、研磨クロス37が突出変形してチャンネ
ル35内に入り込む結果、シリコンに比べて軟らかい銅
が早く削られてしまい、そこに皿状の凹部41が生じて
しまう(図6参照)。つまり、この場合には好適な研磨
状態が得られなくなる。
【0006】そこで、ディッシングの原因である研磨ク
ロス37を除去し、セラミック基材の研磨面33aに対
してシリコンウェハ34を直接摺接させるという対策が
考えられる。
【0007】しかしながら、単純に研磨クロス37を除
去しただけでは、薬液中の研磨材40が基材の研磨面3
3a上に保持されにくくなり、結果として研磨効率が悪
くなるおそれがある。また、研磨された残査がウェハ摺
接部に残存し、スクラッチの原因となる。
【0008】また、CMPにおいては腐蝕性の強い薬液
が用いられるため、その薬液に直接晒されるセラミック
基材には、相当高い耐薬品性が要求される。さらに、研
磨クロス37を除去した状態でのCMPにおいて、シリ
コンウェハ34を直接支持させるセラミック基材には、
相当高い耐磨耗性が要求される。
【0009】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、CMPを行った場合でも効率よく
研磨を行うことができかつ好適な研磨状態が得られ、し
かも耐薬品性及び耐磨耗性に優れたウェハ研磨装置用テ
ーブルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、ウェハ研磨装置を構
成しているウェハ保持プレートの保持面に保持されてい
る半導体ウェハが摺接される研磨面をその上部に有す
る、セラミック基材製のテーブルにおいて、前記セラミ
ック基材は炭化珪素焼結体製基材であり、前記基材の上
部にある前記研磨面には窪みが形成されていることを特
徴とするウェハ研磨装置用テーブルをその要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記窪みの深さは3μm〜1000μmであるとし
た。請求項3に記載の発明は、請求項1または2におい
て、前記研磨面の表面粗さRaは1μm以下であるとし
た。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項において、前記窪みの開口縁は丸みを帯
びた形状になっているとした。請求項5に記載の発明
は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記窪み
は砥粒噴射加工によって形成されたものであるとした。
【0013】請求項6に記載の発明では、請求項1乃至
5のいずれか1項に記載のテーブルを用いた半導体ウェ
ハの研磨方法であって、研磨クロスが配設されていない
前記研磨面上にCMP用薬液を供給し、この状態で前記
半導体ウェハを回転させつつ前記研磨面に直接摺接させ
ることにより、前記半導体ウェハの研磨を行うことを特
徴とする半導体ウェハの研磨方法をその要旨とする。
【0014】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
5のいずれか1項に記載のテーブルを用いた半導体ウェ
ハの製造方法であって、研磨クロスが配設されていない
前記研磨面上にCMP用薬液を供給し、この状態で前記
半導体ウェハを回転させつつ前記研磨面に直接摺接させ
ることにより、前記半導体ウェハの研磨を行う工程を含
むことを特徴とする半導体ウェハの製造方法。
【0015】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1〜7に記載の発明によると、研磨面に形成
された窪み内にCMP用薬液中の研磨材が入り込むこと
により、研磨面に研磨材が保持されやすくなるため、C
MPを行った場合でも効率よく研磨を行うことができ
る。また、研磨クロスよりも硬質のセラミック基材が半
導体ウェハに対して直接摺接するため、好適な研磨状態
を得ることができる。また、研磨された残査が窪みに入
り、摺接面の残存を抑制するため、スクラッチの発生が
低減される。さらに、好適な物性を備える炭化珪素焼結
体製の基材であれば、CMPを行った場合でも薬液によ
る腐蝕が起こりにくく、しかも研磨材によって基材表面
が削り取られてしまうこともない。
【0016】請求項2に記載の発明によると、窪みの深
さを上記好適範囲内に設定することにより、テーブルの
破壊を防止しつつ効率のよい研磨を行うことができる。
前記深さが3μmよりも小さいと、研磨材保持効果が十
分に得られなくなり、研磨効率が低下するおそれがあ
る。逆に、1000μmを超える深さにしたとしても、
研磨材保持効果が顕著に向上するわけではなく、基材に
おける窪み部分の肉薄化に起因する機械的強度の低下に
より、テーブルが破壊しやすくなるおそれがある。
【0017】請求項3に記載の発明によると、研磨面に
おいて窪みが形成されていない部分の平滑性が高くな
り、当該部分にある凹凸も極めて小さくなる。従って、
研磨面にウェハを摺接させたとしても、ウェハ側に凹凸
が転写されるような心配がなく、ウェハを高精度に研磨
することができる。
【0018】請求項4に記載の発明によると、窪みの開
口縁に角張った形状のエッジが存在しなくなることか
ら、開口縁がウェハに引っ掛かりにくく、半導体ウェハ
のスクラッチが防止される。また、ウェハの傷を除去す
るための修正作業も不要になるため、半導体ウェハを効
率よく得ることができる。
【0019】請求項5に記載の発明によると、砥粒噴射
加工によれば、窪みを形成する工程と、その開口縁の面
取り工程とを同時に行うことができる。このため、両工
程を別々に行う場合に比べ、丸みを帯びた形状の開口縁
を持つ窪みを短時間で簡単に形成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態のCMP用ウェハ研磨装置1を図1〜図3に基づき
詳細に説明する。
【0021】図1,図3には、本実施形態のウェハ研磨
装置1が概略的に示されている。同ウェハ研磨装置1を
構成しているテーブル2は円盤状である。テーブル2の
上面は、シリコンウェハ5を研磨するための研磨面2a
になっている。この研磨面2aには、研磨クロスは特に
貼り付けられていない。即ち、研磨面2aは外表面に露
出した状態となっている。本実施形態のテーブル2は、
冷却ジャケットを用いることなく、円柱状をした回転軸
4の上端面に対して水平にかつ直接的に固定されてい
る。従って、回転軸4を回転駆動させると、その回転軸
4とともにテーブル2が一体的に回転する。
【0022】図1に示されるように、このウェハ研磨装
置1は、複数(図1では図示の便宜上2つ)のウェハ保
持プレート6を備えている。プレート6の形成材料とし
ては、例えばガラスや、アルミナ等のセラミックス材料
や、ステンレス等の金属材料などが採用される。各ウェ
ハ保持プレート6の片側面(非保持面6b)の中心部に
は、プッシャ棒7が固定されている。各プッシャ棒7は
テーブル2の上方に位置するとともに、図示しない駆動
手段に連結されている。各プッシャ棒7は各ウェハ保持
プレート6を水平に支持している。このとき、保持面6
aはテーブル2の研磨面2aに対向した状態となる。ま
た、各プッシャ棒7はウェハ保持プレート6とともに回
転することができるばかりでなく、所定範囲だけ上下動
することができる。プレート6側を上下動させる方式に
代え、テーブル2側を上下動させる構造を採用しても構
わない。ウェハ保持プレート6の保持面6aには、シリ
コンウェハ5が例えば熱可塑性ワックス等を用いて貼着
される。シリコンウェハ5は、保持面6aに対して真空
引きによりまたは静電的に吸着されてもよい。このと
き、シリコンウェハ5における被研磨面5aは、テーブ
ル2の研磨面2a側を向いている必要がある。
【0023】次に、テーブル2の構成について詳細に説
明する。図1,図3に示されるように、本実施形態のテ
ーブル2は、複数枚(ここでは2枚)の基材11A,1
1Bを材料とし、それらを積層してなる積層セラミック
ス構造体である。2枚の基材11A,11Bのうち上側
のもの(上側基材11A)の底面には、流体流路である
冷却用水路12の一部を構成する溝13が所定パターン
状に形成されている。一方、下側基材11Bのほうに
は、このような溝13は特に形成されていない。2枚の
基材11A,11B同士は、金属系接着層としてのロウ
材層14を介して互いに接合されることにより、一体化
されている。その結果、基材11A,11Bの接合界面
に前記水路12が形成される。下側基材11Bの略中心
部には、貫通孔15が形成されている。これらの貫通孔
15は、回転軸4内に設けられた流路4aと、前記水路
12とを連通させている。
【0024】各々の基材11A,11Bを構成している
セラミックス材料として、本実施形態では炭化珪素焼結
体(SiC焼結体)が採用されている。前記炭化珪素焼
結体は、セラミックスのなかでも、とりわけ物性(具体
的には熱伝導性、耐熱性、耐熱衝撃性、耐摩耗性、剛
性、耐薬品性等)に優れているからである。
【0025】なお、本実施形態において、上側基材11
Aの厚さは3mm〜20mmに設定され、下側基材11
Bの厚さは10mm〜50mmに設定されている。上記
炭化珪素粉末としては、α型炭化珪素粉末、β型炭化珪
素粉末、非晶質炭化珪素粉末等が用いられる。この場
合、一種の粉末のみを単独で用いてもよいほか、2種以
上の粉末を組み合わせて(α型+β型、α型+非晶質、
β型+非晶質、α型+β型+非晶質、のいずれかの組み
合わせで)用いてもよい。なお、β型炭化珪素粉末を用
いて作製された焼結体は、他のタイプの炭化珪素粉末を
用いて作製された焼結体に比べて、多くの大型板状結晶
を含んでいる。従って、緻密体を得たいような場合に
は、焼結体における結晶粒子の粒界が少なくなり、熱伝
導性に特に優れたものとすることができる。
【0026】炭化珪素焼結体製の上側基材11Aの熱伝
導率は40W/mK以上であることがよく、さらには8
0W/mK〜300W/mKであることが望ましい。熱
伝導率が小さすぎると焼結体内に温度バラツキが生じや
すくなり、シリコンウェハ5の大口径化・高品質化を妨
げる原因となるからである。逆に、熱伝導率は大きいほ
ど好適である反面、300W/mKを超えるものについ
ては、安価かつ安定的な材料供給が難しくなるからであ
る。なお、下側基材11Bの熱伝導率は5W/mK以上
であることがよく、さらには10W/mK〜80W/m
Kであることが望ましい。その理由は、冷却用水路12
にて構成される冷却部よりも下の放熱を防止することに
より、研磨面2aの温度制御をしやすくするためであ
る。
【0027】ロウ材層14は、チタンを含むロウ材を用
いて形成されたものであることがよい。炭化珪素焼結体
製基材11A,11Bを選択したとき、チタンを含むロ
ウ材を用いることにより、ロウ材層14に高い熱伝導率
を確保しながら高い接合強度を得ることが可能だからで
ある。ロウ材層14の厚さは10μm〜50μm程度に設
定されることがよい。
【0028】水路12の一部を構成する溝13は、上側
基材11Aの底面を砥石を用いて研削加工することによ
り形成された研削溝である。溝13は、研削加工により
形成されたもののみならず、例えばサンドブラスト等の
ような噴射加工により形成されたものでもよい。溝13
の深さは3mm〜10mmに、幅は5mm〜20mmにそれぞれ
設定されることがよい。
【0029】図1〜図3に示されるように、上側基材1
1Aの上部にある研磨面2aは、平坦面ではなく凹凸を
有している。より具体的にいうと、前記研磨面2aには
窪み21が形成されている。前記窪み21は多数であっ
て、テーブル2の中心部を除き研磨面2aのほぼ全域に
存在している。図3に概略的に示されるように、本実施
形態では窪み21の形状は略矩形状になっている。これ
らの窪み21は同じ形状・寸法であって、研磨面2a内
に規則的に配列されている。前記窪み21はウェハサイ
ズに比較して十分小さいものとなっている。より具体的
にいうと、個々の窪み21の大きさは0.1mm角〜1
0mm角に、好ましくは0.5mm角〜5mm角に設定
される。窪み21が小さすぎると、形成が困難になるば
かりでなく、研磨材26を保持する効果が十分に得られ
なくなって研磨効率が低下するおそれがあるからであ
る。逆に、窪み21が大きすぎると、シリコンウェハ5
側に微細な銅パターン24を精度よく形成することが困
難になるからである。
【0030】また、窪み21の深さは3μm〜1000
μmに設定されることがよく、さらには300μm〜5
00μmに設定されることが望ましく、特には400μ
m〜500μmに設定されることが最も望ましい。前記
深さが3μmよりも小さいと、研磨材保持効果が十分に
得られなくなり、研磨効率が低下するおそれがあるから
である。逆に、1000μmを超える深さにしたとして
も、研磨材保持効果が顕著に向上するわけではないから
である。また、上側基材11Aが肉薄なものである場
合、窪み部分の肉薄化に起因する機械的強度の低下によ
り、テーブル2が破壊しやすくなるおそれがあるからで
ある。
【0031】研磨面2aにおいて窪み21が形成されて
いない部分は、平滑面(詳細には鏡面)であることが好
ましく、具体的には当該部分の表面粗さRaが1μm以
下になっていることが好ましい。このように設定する
と、研磨面2aにおいて窪み21が形成されていない部
分の平滑性が高くなり、当該部分にある凹凸も極めて小
さくなる。従って、シリコンウェハ5側に大きな凹凸が
転写されるような心配がなくなる。
【0032】図2に概略的に示されるように、窪み21
の開口縁は面取り加工されていて、丸みを帯びた形状に
なっている。従って、同図のものにおいては、窪み21
の開口縁に角張った形状のエッジは存在していない。な
お、窪み21の四隅部についても同様に丸みを帯びてい
ることがよい。
【0033】ここで、テーブル2を製造する手順を簡単
に説明する。まず、炭化珪素粉末に少量の焼結助剤を添
加したものを均一に混合する。焼結助剤としては、ほう
素及びその化合物、アルミニウム及びその化合物、炭素
などが選択される。この種の焼結助剤が少量添加されて
いると、炭化珪素の結晶成長速度が増加し、焼結体の緻
密化・高熱伝導化につながるからである。
【0034】次いで、上記混合物を材料として用いて金
型成形を行うことにより、円盤状の成形体を作製する。
さらに、この成形体を1800℃〜2400℃の温度範
囲内で焼成することにより、炭化珪素焼結体製の基材1
1A,11Bを2枚作製する。この場合において焼成温
度が低すぎると、粒子間結合を大きくすることが困難と
なるばかりでなく、焼結体中に多くの気孔が残ってしま
う。逆に焼成温度が高すぎると、炭化珪素の分解が始ま
る結果、焼結体の強度低下を来してしまう。
【0035】続いて、上側基材11Aの底面を砥石を用
いて研削加工することにより、同面のほぼ全域に所定幅
・所定深さの溝13を形成する。さらに、2枚の基材1
1A,11B間に適量のロウ材を配置した状態で、両者
11A,11Bを積層する。このような状態で2枚の基
材11A,11Bを加熱し、基材11A,11B同士を
ロウ付けする。
【0036】次に、上側基材11Aの研磨面2aに対す
る表面研磨加工(いわゆる鏡面加工)を行い、研磨面2
aの表面粗さRaの値を0.1μm以下にする。上記の
加工を実施するため、ここでは硬質な炭化珪素製研磨治
具を用いている。
【0037】このような表面研磨加工を行った後、さら
に、その平滑になった研磨面2aに対して砥粒噴射加工
を行う。このような砥粒噴射加工として、本実施形態で
はマスクを用いたサンドブラスト処理を行なっている。
以下、サンドブラスト処理の手順を簡単に説明する。
【0038】処理に先立って、上側基材11Aの研磨面
2aの全体にマスクを設けておく必要がある。このマス
クには多数の開口部が形成されている。なお、マスクに
はサンドブラスト処理に耐えうるだけの厚さが確保され
ていることがよく、具体的には50μm〜300μm程
度の厚さが確保されていることが望ましい。
【0039】マスク形成工程に続くサンドブラスト処理
では、マスクを設けた研磨面2aに対してノズルの先端
を向け、噴射口から遊離砥粒を噴射する。その結果、研
磨面2aが遊離砥粒の衝突によって部分的に削り取ら
れ、開口部に対応した位置に所定形状の窪み21が形成
される。このとき、ノズルの直下の位置に遊離砥粒が衝
突する確率のほうが、そこからずれた位置に遊離砥粒が
衝突する確率に比べて高い。即ち、ノズルの直下の位置
は、そこからずれた位置よりも速く抉られる。このた
め、当該位置が最終的には窪み21の底面となる。この
ようにして形成される窪み21の場合、開口縁となる箇
所も、一連の形成過程を通じて遊離砥粒による攻撃を受
ける。従って、窪み21の開口縁は、エッジのない丸み
を帯びた形状となる。なお、本実施形態では、上記のサ
ンドブラスト処理によって、窪み21の形成工程と開口
縁の面取り加工工程とが同時に行なわれることになる。
【0040】そして、不要となったマスクをサンドブラ
スト処理後に剥離することにより、最終的に図1のよう
なテーブル2が完成する。以下、本実施形態をより具体
化した実施例及び比較例を紹介する。 [実施例1]94.6重量%のβ型結晶を含む炭化珪素
粉末として、イビデン株式会社製「ベータランダム(商
品名)」を用いた。この炭化珪素粉末は、1.3μmと
いう結晶粒径の平均値を有し、かつ1.5重量%のほう
素及び3.6重量%の遊離炭素を含有していた。
【0041】まず、この炭化珪素粉末100重量部に対
し、ポリビニルアルコール5重量部、水300重量部を
配合した後、ボールミル中にて5時間混合することによ
り、均一な混合物を得た。この混合物を所定時間乾燥し
て水分をある程度除去した後、その乾燥混合物を適量採
取しかつ顆粒化した。次いで、前記混合物の顆粒を、金
属製押し型を用いて50kg/cm2のプレス圧力で成
形した。得られた2枚の円盤状の生成形体の密度は1.
2g/cm3であった。
【0042】次いで、外気を遮断することができる黒鉛
製ルツボに前記生成形体を装入し、タンマン型焼成炉を
使用してその焼成を行なった。焼成は1気圧のアルゴン
ガス雰囲気中において実施した。また、焼成時において
は10℃/分の昇温速度で最高温度である2300℃ま
で加熱し、その後はその温度で2時間保持することとし
た。得られた2枚の基材11A,11Bを観察してみた
ところ、板状結晶が多方向に絡み合った極めて緻密な三
次元網目構造を呈していた。基材11A,11Bの密度
は3.1g/cm3 、熱伝導率は150W/mK、ヤン
グ率は3.5kg/cm2(×106)であった。含有してい
るほう素は0.4重量%、遊離炭素は1.8重量%であ
った。ここでは、基材11A,11Bの寸法を、直径6
00mm、厚さ5mmに設定した。
【0043】続いて、研削加工によって深さ5mmかつ幅
10mmの溝13を上側基材11Aの裏面に形成した。そ
の後、ロウ付けによって2枚の基材11A,11Bを一
体化した。ここではチタンを含む箔状の銀ロウ材を用
い、ロウ材層14の厚さを20μmに設定することとし
た。
【0044】ロウ付け工程の後、研磨面2aに対する鏡
面加工を行い、研磨面2aの表面粗さRaの値を0.9
μmにした。次いで、平滑になった研磨面2aに対し、
下記の条件設定にてサンドブラスト処理を行った。
【0045】1)遊離砥粒の種類: GC(なお、C,
WA,A等に変更可能) 2)遊離砥粒の粒度: #180〜#1000(得たい
窪み21の大きさ、深さに応じて適宜この範囲内で選択
する) 3)投射圧: 3.0kg/cm2〜5.0kg/cm2 4)ノズルとマスクとの離間距離: 20mm〜150
mm その結果、深さ10μmであって10μm角の窪み21
を研磨面2aに多数形成し、最終的に所望のテーブル2
を完成した。 [実施例2〜6]実施例2では、深さ300μmであっ
て3mm角の窪み21を形成することとし、それ以外の
点については実施例1に順じてテーブル2を作製した。
【0046】実施例3では、深さ500μmであって5
mm角の窪み21を形成することとし、それ以外の点に
ついては実施例1に順じてテーブル2を作製した。実施
例4では、深さ1000μmであって10mm角の窪み
21を形成することとし、それ以外の点については実施
例1に順じてテーブル2を作製した。
【0047】実施例5では、研磨面2aの表面粗さRa
を約0.1μmに設定することとし、それ以外の点につ
いては実施例1に順じてテーブル2を作製した。実施例
6では、研磨面2aの表面粗さRaを約1.5μmに設
定することとし、それ以外の点については実施例1に順
じてテーブル2を作製した。 [比較例]比較例では、アルミナからなる上側基材11
A及び下側基材11Bを用いるとともに、窪み21を形
成するためのサンドブラスト処理を実施せずにテーブル
2を作製した。それ以外の点については、基本的に実施
例1に準じることとした。 [評価試験の方法及び結果]このようにして得られた7
種のテーブル2を、研磨面2aに研磨クロスを配設する
ことなくCMP用ウェハ研磨装置1にセットし、テーブ
ル2内に冷却水Wを常時循環させるようにした。ここで
は各種サイズのシリコンウェハ5を用意し、それらにつ
いて研磨を行った。
【0048】そして、外表面に露出している研磨面2a
上に、研磨材26を含むCMP用薬液25を供給し、こ
の状態でシリコンウェハ5を回転させつつ研磨面2aに
直接摺接させるようにした。CMP用薬液25として
は、1%〜5%の硝酸鉄(Fe(NO33)を用いた。
【0049】その結果、実施例1〜6については、機械
的かつ化学的に被研磨面5aが研磨されるとともに、銅
層の一部が選択的に研磨されてチャンネル23内に銅パ
ターン24が残っていた。得られた銅パターン24を観
察したところ、ディッシングは特に認められず、研磨状
態は好適なものとなっていた。つまり、銅パターン24
の表面に皿状の凹部が生じることもなく、形状のよい銅
パターン24が形成されていた。しかも、研磨に要する
時間も従来に比べて長くならず、研磨効率に関しても申
し分なかった。
【0050】また、シリコンウェハ5に傷や凹凸や反り
等は認められず、極めて高精度かつ高品質のシリコンウ
ェハ5が得られることがわかった。さらに、装置1を長
期間使用した後にテーブル2の観察を行ったところ、薬
液25による腐蝕も認められず、研磨材26によって上
側基材11Aの表面が削り取られてしまうこともなかっ
た。つまり、このテーブル2は耐薬品性及び耐磨耗性に
優れるものとなっていた。
【0051】一方、比較例についても、銅パターン24
にディッシングは特に認められず、研磨状態は好適なも
のとなっていた。しかしながら、実施例1〜6に比べて
研磨スピードが遅く、研磨に要する時間が長かった。つ
まり、研磨効率に関しては明らかに実施例1〜6に劣っ
ていた。ただし、シリコンウェハ5に傷や凹凸や反り等
は特に認められなかった。
【0052】長期間使用後にテーブル2の観察を行った
ところ、基材11A,11Bに薬液25による腐蝕が認
められ、表面が粗くなって不規則な凹凸が生じていた。
しかも、研磨材26によって上側基材11Aの表面が削
り取られていたため、僅かではあるがテーブル2が当初
の状態より肉薄になって磨耗していた。ゆえに、これ以
降は、シリコンウェハ5の品質が低下するであろうこと
が容易に推測できた。
【0053】従って、本実施形態の各実施例によれば、
以下のような効果を得ることができる。 (1)各実施例のテーブル2の場合、炭化珪素焼結体製
の上側基材11Aの上部にて研磨面2aが露出するとと
もに、その研磨面2aには多数の窪み21が形成されて
いる。従って、前記窪み21内に研磨材26が入り込む
ことにより、研磨面2aに研磨材26が保持されやすく
なる(図2参照)。このため、窪み21を全く持たない
比較例に比べて、研磨材26が研磨面2a上に留まりや
すくなり、研磨材26による研磨作用を確実に発揮させ
ることができる。以上の結果、CMPを行った場合であ
っても、効率よく研磨を行うことができる。
【0054】また、研磨クロスよりも硬質の上側基材1
1Aがシリコンウェハ5に対して直接摺接するため、銅
パターン24におけるディッシングの発生も防止され、
好適な研磨状態を得ることができる。
【0055】さらに、このテーブル2には好適な物性を
備える炭化珪素焼結体製の基材11A,11Bが用いら
れているため、耐薬品性及び耐磨耗性に優れたテーブル
2を得ることができる。
【0056】(2)実施例1〜5のテーブル2では、研
磨面2aの表面粗さRaが1μm以下に設定されてい
る。このため、研磨面2aにおいて窪み21が形成され
ていない部分の平滑性が高くなり、当該部分にある凹凸
も極めて小さくなる。従って、研磨面2aにシリコンウ
ェハ5を摺接させたとしても、シリコンウェハ5側に凹
凸が転写されるような心配がない。ゆえに、シリコンウ
ェハ5を高精度に研磨することができる。
【0057】(3)実施例1,2,3,5,6のテーブ
ル2では、窪み21の深さが3μm〜1000μmとい
う好適範囲内に設定されている。従って、テーブル2の
破壊を防止しつつ効率のよい研磨を行うことができる。
【0058】(4)各実施例のテーブル2では、窪み2
1の開口縁が丸みを帯びた形状になっている。従って、
開口縁がシリコンウェハ5に引っ掛かりにくくなり、シ
リコンウェハ5の傷付きを防止することができる。ま
た、この場合にはシリコンウェハ5の傷を除去するため
の修正作業も不要になる。以上のことから、傷が少なく
て高品質のシリコンウェハ5を効率よく得ることができ
る。
【0059】(5)各実施例のテーブル2では、砥粒噴
射加工の一種であるサンドブラスト処理によって窪み2
1を加工形成している。そして、このような処理によれ
ば、窪み21を形成する工程と、その開口縁の面取り工
程とを同時に行うことができる。このため、両工程を別
々に行う場合に比べ、丸みを帯びた形状の開口縁を持つ
窪み21を短時間で簡単に形成することができる。ゆえ
に、製造工程数を減らすことができ、テーブル2の製造
コストの高騰を防止することができる。また、砥石を必
要としないサンドブラスト処理によれば、微細かつ多数
の窪み21を比較的簡単に形成することができるという
利点がある。このことはテーブル2の製造コストの高騰
を防止するのに貢献している。
【0060】(6)各実施例のテーブル2では、炭化珪
素焼結体製基材11A,11Bの接合界面に冷却構造と
しての水路12を形成している。従って、研磨面2aに
て発生した熱は、テーブル2の内部を伝導し、水路12
内を流れる冷却水Wに確実に受け渡される。よって、冷
却ジャケット等にテーブル2を載せて間接的に冷却を行
う従来装置に比べ、熱をテーブル2から直接かつ効率よ
く逃がすことができる。ゆえに、シリコンウェハ5に反
りをもたらすテーブル2内の温度バラツキも小さくな
る。即ち、テーブル2の均熱性が向上し、流体供給によ
る温度制御が比較的容易になる。そして、反りが未然に
防止されることにより、シリコンウェハ5の平坦度が向
上する結果、高精度・高品質のシリコンウェハ5を困難
なく得ることが可能となる。
【0061】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 窪み21の形状は実施形態のような矩形状のみに限
定されることはなく、例えば円形状等にする等、任意に
変更可能である。なお、窪み21は実施形態のような不
連続の形状ばかりでなく、溝のように連続した形状であ
ってもよい。
【0062】・ 窪み21を形成するためのサンドブラ
スト処理は、実施形態のようにテーブル2に対する表面
研磨工程(鏡面加工工程)の後に行われてもよいほか、
同工程の前に行われてもよい。また、サンドブラスト処
理は、基材ロウ付け工程の後に行われてもよいほか、同
工程の前に行われても構わない。
【0063】・ 窪み21を形成する工程と、その窪み
21の開口縁の面取り加工をする工程とは、別々に行わ
れてもよい。また、開口縁が丸みを帯びていない形状の
窪み21を形成することとしてもよい。
【0064】・ 窪み21を形成する手法として、砥粒
噴射加工以外の手法、例えば研削加工やエッチング等を
採用することも可能である。 ・ サンドブラスト以外の砥粒噴射加工、例えばショッ
トブラスト等の乾式噴射加工や、さらには液体ホーニン
グ等の湿式噴射加工を用いて、窪み21の形成を行って
もよい。
【0065】・ 2層構造をなす実施形態のテーブル2
に代え、基材を3枚用いて3層構造のテーブルを作製し
てもよい。勿論、基材を4枚以上用いてさらなる多層構
造にしても構わない。
【0066】・ 水路12を構成する溝13は上側基材
11Aのみに形成されていてもよいほか、下側基材11
Bのみに形成されていてもよく、あるいは両方の基材1
1A,11Bに形成されていてもよい。また、水路12
内に水以外の液体を循環させてもよく、さらには気体を
循環させてもよい。
【0067】・ 溝13内に冷却用配管を通してその内
部に水等を循環させる、という冷却構造を採用してもよ
い。また、溝13を持たないテーブル2を従来からある
冷却ジャケット上に設置した構造を採用することも可能
である。
【0068】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1乃至7のいずれか1つにおいて、前記
窪みの大きさは0.1mm〜10mmであること。従っ
て、この技術的思想1に記載の発明によれば、研磨効率
の低下及び研磨精度の低下を防止することができる。
【0069】(2) ウェハ研磨装置を構成しているウ
ェハ保持プレートの保持面に保持されている半導体ウェ
ハが摺接される研磨面をその上部に有する、セラミック
基材製のテーブルにおいて、前記セラミック基材は炭化
珪素焼結体製基材であり、前記基材は複数枚積層される
とともに基材同士の界面には流体流路が形成され、前記
最上層に位置する基材の上部にある前記研磨面には窪み
が形成されていることを特徴とするウェハ研磨装置用テ
ーブル。従って、この技術的思想2に記載の発明によれ
ば、請求項1の作用効果に加え、反りが少なくて高精度
・高品質の半導体ウェハを困難なく得ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、CMPを行った場合でも効率よく研磨を
行うことができかつ好適な研磨状態が得られ、しかも耐
薬品性及び耐磨耗性に優れたウェハ研磨装置用テーブル
を提供することができる。
【0071】請求項2に記載の発明によれば、破壊しに
くいことに加え、効率のよい研磨を行うことができるテ
ーブルとすることができる。請求項3に記載の発明によ
れば、ウェハを高精度に研磨することが可能なテーブル
とすることができる。
【0072】請求項4に記載の発明によれば、傷が少な
くて高品質のウェハを効率よく得ることが可能なテーブ
ルとすることができる。請求項5に記載の発明によれ
ば、製造コストの高騰を防止することができる。
【0073】請求項6,7に記載の発明によれば、高精
度・高品質の半導体ウェハを効率よく得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施形態のウェハ研磨装置
を示す概略図。
【図2】同装置用テーブルの使用状態を示す要部拡大概
略断面図。
【図3】前記テーブルの概略平面図。
【図4】従来のウェハ研磨装置を示す概略図。
【図5】従来における問題点を説明するためのテーブル
の要部拡大断面図。
【図6】従来における問題点を説明するためのテーブル
の要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…ウェハ研磨装置、2…ウェハ研磨装置用テーブル、
2a…研磨面、5…半導体ウェハとしてのシリコンウェ
ハ、6…ウェハ保持プレート、6a…保持面、11A…
炭化珪素焼結体製基材としての上側基材、21…窪み、
25…CMP用薬液。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C049 AA07 AA09 BC02 CA01 CB01 CB03 3C058 AA07 AA09 CB01 CB03 DA12 DA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェハ研磨装置を構成しているウェハ保持
    プレートの保持面に保持されている半導体ウェハが摺接
    される研磨面をその上部に有する、セラミック基材製の
    テーブルにおいて、 前記セラミック基材は炭化珪素焼結体製基材であり、前
    記基材の上部にある前記研磨面には窪みが形成されてい
    ることを特徴とするウェハ研磨装置用テーブル。
  2. 【請求項2】前記窪みの深さは3μm〜1000μmで
    あることを特徴とする請求項1に記載のウェハ研磨装置
    用テーブル。
  3. 【請求項3】前記研磨面の表面粗さRaは1μm以下で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のウェハ
    研磨装置用テーブル。
  4. 【請求項4】前記窪みの開口縁は丸みを帯びた形状にな
    っていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載のウェハ研磨装置用テーブル。
  5. 【請求項5】前記窪みは砥粒噴射加工によって形成され
    たものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か1項に記載のウェハ研磨装置用テーブル。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか1項に記載のテ
    ーブルを用いた半導体ウェハの研磨方法であって、研磨
    クロスが配設されていない前記研磨面上にCMP用薬液
    を供給し、この状態で前記半導体ウェハを回転させつつ
    前記研磨面に直接摺接させることにより、前記半導体ウ
    ェハの研磨を行うことを特徴とする半導体ウェハの研磨
    方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5のいずれか1項に記載のテ
    ーブルを用いた半導体ウェハの製造方法であって、研磨
    クロスが配設されていない前記研磨面上にCMP用薬液
    を供給し、この状態で前記半導体ウェハを回転させつつ
    前記研磨面に直接摺接させることにより、前記半導体ウ
    ェハの研磨を行う工程を含むことを特徴とする半導体ウ
    ェハの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109352430A (zh) * 2018-12-12 2019-02-19 中国电子科技集团公司第四十六研究所 一种减小锗磨削片弯曲度的加工方法
CN109352430B (zh) * 2018-12-12 2020-12-04 中国电子科技集团公司第四十六研究所 一种减小锗磨削片弯曲度的加工方法

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