JP2001256311A - メディカルネットシステム - Google Patents

メディカルネットシステム

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JP2001256311A
JP2001256311A JP2000068174A JP2000068174A JP2001256311A JP 2001256311 A JP2001256311 A JP 2001256311A JP 2000068174 A JP2000068174 A JP 2000068174A JP 2000068174 A JP2000068174 A JP 2000068174A JP 2001256311 A JP2001256311 A JP 2001256311A
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Yoshiaki Sawamura
澤村嘉朗
Osamu Yoshida
吉田治
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Abstract

(57)【要約】 【課題】医療関連情報を医療関係者および患者側として
の一般需要者に速やかにかつ容易に提供する。 【解決手段】医療関連事項をデータベース化して、これ
らの情報を通信回線により速やかに入手利用できるよう
にし、最新医療情報交換の容易化、医療機関相互・研究
者および医療教育機関の交流を促進させ、重複研究を回
避できる等の利便を図り、かつ一般日常生活においても
医療知識が必要となった場合の情報の容易入手化ができ
るためのメディカルネットシステムを構築提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ通信回
線を利用することにより医療関係の各種データを不特定
多数の者に提供したり、あるいは情報提供希望者の情報
データを受付登録するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】病気になったりケガをしたときには、近
くの病院や町の医院を訪ねることにより治療してもらう
こととなるが、掛かりつけの医師を有していない場合に
は、知り合い等の身近な人にどこへ行ったら良いか尋
ね、その病院や医者の評判はいかなるものかを教えても
らって行くケースが一般的である。また学術的要求によ
り、または日常生活において医学関係の知識が必要とな
った場合には、図書館において専門書や論文を探した
り、書店で医学書を入手する方法等によっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、情報が偏
っていたり、情報の収集に多大な時間と費用とをついや
さなければならないという問題があった。そこで本発明
は、必要な情報を偏りなく、しかも容易にかつ安価に収
集することができるメディカルネットシステムを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【発明の作用・効果】具体的には、本発明のメディカル
ネットシステムは、医療情報を入手希望あるいは提供希
望する、アカデミックな立場の大学関係者および病院関
係者のみならず、一般的な立場の者に対しても通信ネッ
トを介して情報の流通システムを構築することにより、
医療情報の開示を促進させ、さらに、医療に関する意識
や知識の普及、および医学研究の向上に寄与することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の下
記構成(1)〜(6)により解決される。 (1) 医療関係データをセンター記憶装置に登録し、
インターネット、CATV電話回線または携帯電話回線等に
よるコンピュータ通信回線を通じてセンターにアクセス
することにより、それらの登録データを提供することを
特徴とするメディカルネットシステム。 (2)医療関係登録データが病院、医院、クリニック、
医歯薬関係学会、大学医歯薬学部の所在地、専門分野お
よびこれら組織に所属する教授、助教授、医師等とその
プロフィールであることを特徴とする上記(1)記載の
メディカルネットシステム。 (3)教授、助教授、医師等のプロフィールが経歴、発
表論文、有する資格および専門分野であることを特徴と
する上記(2)記載のメディカルネットシステム。 (4)医療関係データが日常生活において発生する腹
痛、頭痛、風邪、等の習慣病および骨折、やけど、傷害
についての解説、初期処置、対処方法および各種薬剤に
ついての解説・使用方法であることを特徴とする上記
(1)〜(3)のいずれかのメディカルネットシステ
ム。 (5)前記医療関係データをキーワードに関連付けて分
類しておき、アクセス後、キーワードを指定することに
より、そのキーワードに関連するデータのみを引き出せ
るようにした上記(1)〜(4)のいずれかのメディカ
ルネットシステム。 (6)データベースへのアクセス者には登録時にIDとパ
スワードをレベル別に割り振ることにより情報へのアク
セス内容に制限を加えることを特徴とする上記(1)〜
(5)のいずれかのメディカルネットシステム。
【0006】
【発明の作用・効果】センター記憶装置に登録された医
療関係データを、インターネット、CATV、電話回線また
は携帯電話回線等によりコンピュータ通信回線を通じて
センターにアクセスしてそれらの登録データを引き出す
ことにより、居ながらにして必要な医療情報を手軽に入
手利用できる。
【0007】 また、一箇所にアクセスするだけで、医
療関係の種々の情報を速やかに手に入れることができる
ので情報交換も容易となり、医療機関または研究者の交
流を促進させることができ、重複研究をする無駄もチェ
ックできるシステムを構築提供し、かつ、一般日常にお
いても医療知識が必要となった場合の情報の容易入手で
きるようにし、これらに費やす時間を極めて短縮でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】センター記憶装置に各種医療関係
データを登録し、これら登録情報を入手し活用したいも
のは誰でも自由にアクセスすることが可能とする。
【0009】医療関係データとしては、例えば下記のも
のが挙げられる。 1) 大学病院と医局紹介、および所属する医師、教授、
助教授、講師、検査技師、放射線技師、等の専門分野、
経歴、研究内容、などのプロフィール。 2) 開業医、病院、所属医師のプロフィール、ベッド
空き情報 3) 医師向けと一般向けとにレベル分けした習慣病の
病名・症状・処置法、解説。 4) 一般向けサービス:近医紹介、習慣病の症状解説
と対応方法緊急医療情報、ヘルスケアサービス、医療相
談、医療訴訟相談。 5) 医師、看護婦、看護士向けサービス:習慣病の科目
別処置教育、医療訴訟相談、優秀医師による遠隔講義用
教材、看護治療基礎講座教材。 6) 最新の医薬品、医療機器の紹介、先進医療の紹
介、医療関係フォーラムの案内。 7) 介護福祉関連情報サービス
【0010】これらの医療関係データは、キーワードご
とに分類しておき、利用者がそのキーワードを指定、入
力することにより自動的にそのキーワードに関連するデ
ータのみを引き出せるようにしておくことが望ましい。
【0011】例えば、一般日常生活において、習慣病と
言われている病気やケガをした場合に医療機関を知りた
いときは特定地域における医療機関一覧を呼び出すこと
ができる。この場合、症状等を入力することにより、そ
の地域内の最も適切な医療機関を提示できるようにす
る。ここで言う「習慣病」とは医療別に専門医レベルで
高い頻度でみられ、日常多く経験される風邪、頭痛、腹
痛、耳鳴り、下痢、神経痛、湿疹、皮膚炎、高血圧、結
膜炎、ガン性疾患等、あるいは、やけど、骨折、のよう
な病気やケガを指し、およびさらに食中毒、等をも含
む。
【0012】またたとえば、データ容量の大きいイメー
ジデータを伴う論文等をセンター記憶装置だけでカバー
するには処理能力が低下すると思われるような場合に
は、一度センターにアクセスしてそこから関連学会のデ
ータベースに転送するシステムとすることも可能であ
る。
【0013】医学的交流を図りたいとき、もしくは同一
技術分野における研究者の意見を訊きたいときのために
掲示板機能を設けることもできる。
【0014】提示された医療機関の評判、過去に扱った
事件例、およびその医療機関に所属する医師の経歴や取
得資格等を同時に端末機ディスプレイ上に開示すること
もできるようにする。医師に診断・治療をしてもらいた
い者は、それらの開示内容を見た上で安心してその医療
機関を訪れることができる。
【0015】医師の取得した資格とは、医師免許以外の
資格を指し、公的私的を問わず医療に有用と思われる周
辺の資格を指す。例えばその医師の所属学会において規
定条件を満たした上での付与された資格、あるいは経験
等を考慮して資格を認定する組織・団体が規定した資格
審査にパスして発行された資格等、患者側からみて信頼
し得る判断材料となるものであれば良い。
【0016】専門的な分野の医療の場合には、関連する
大きな病院の専門医局の内容または評判を新聞・雑誌等
から、あるいは人づてに耳にすることが多いが、町の医
院の場合にはかつて治療を受けたことのある者の主観的
評判を頼りにその医院を訪ねるケースが多々ある。患者
側としてはこれらを客観的なデータのひとつとして活用
することが可能となり、より安心して信頼できる医師を
選択できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明メディカルネットシステムの一
実施例について図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明の一態様におけるメディカル
ネットシステムを行うための総合的な説明図で、図2に
示す基幹ネットデータベース(A)を中心として、その
周辺に各医療関係分野のデータベースおよびそのデータ
ベースに基づく各種提供サービスの情報内容を例示して
ある。
【0019】図3はネットシステムデータベースへアク
セスしてからの情報網展開フローを表わし、本データベ
ースにおける各種情報を入手希望する者はまずステップ
1として、基幹ネットデータベース(A)にアクセスを
して、目的とする内容に最も近いデータベースを探す。
【0020】基幹ネットデータベース(A)における大
学病院関連のデータベースでは全国の大学病院内の医局
紹介、およびそこに所属する教授、助教授、医師、講師、
検査技師および放射線技師等の紹介を目的として、たと
えば、各病院の全景写真から各医局へと進み、そこに所
属する前記各メンバーの経歴や専門、研究内容などが参
照できる他、ベッド空き情報なども参照することができ
る。この場合データベースへのアクセス者には登録時に
IDとパスワードをレベル別に割り振ることで情報へのア
クセス権を制限しても良い。
【0021】開業医関連のデータベースは、全国の開業
病院紹介、およびそこに所属する医師、検査技師および
放射線技師等の紹介を目的とするデータベースで、近医
紹介システムへのリンクも可能とし、地域地図から各病
院・各科へと進み、所属医師等の経歴や専門分野を検索
することができ、さらに病院長等のコメントなども検索
することができる内容を備えている。
【0022】習慣病関連のデータベースは各種習慣病の
病名、症状、およびそれらの処置法が専門の医師により
解説されるデータベースであり、生活に十分なレベルま
でをわかりやすく解説する一般用と、専門知識が必要な
処置法に重点をおいた医師用あるいは看護婦・看護士用
にレベル分けされ、これらはIDとパスワードにより情報
へのアクセス権を制限しても良い。
【0023】次のステップ2段階では、医療専門家に向
けられたサービス、あるいは一般向けのサービス、いず
れかを選択して細目ブランチに入り必要とする各種デー
タサービスをうける。
【0024】医師向けのデータサービス(図3,2a)
としては、習慣病の科目別処置教育、習慣病認定医
制度の基準データ、医療訴訟相談、優秀医師の遠隔
講義による最先端技術等の紹介、等が挙げられる。
【0025】医師向けデータサービス2aの中には、さ
らに看護婦および看護士向けのデータ提供(4a)とし
て、前記医師向けに準じた内容に加えて、看護治療基礎
事項のような項目を設けることが望ましい。看護する立
場のものにとって、資格取得のための学習、現場につい
てからの実践的体験により得た知識以上のものをネット
システムを通じて会得する事ができ、質の向上を図るこ
とができる。
【0026】医師向けのデータサービス2aにおける
習慣病の科目別処置教育においては、基幹ネットデータ
ベース内の習慣病に関する豊富な情報データを利用し
て、専門外の医師や研修医のために、科目別の必要最低
レベルの処置教育を提供する習慣病基礎講座を中心とし
た内容を提供するもので、既存の各専門領域の枠内では
十分に対応しきれない、現代の習慣病に関する的確な知
識と、必要最低レベルの正しい処置法を習得することが
できる。
【0027】医師向けデータサービス2aの習慣病認
定医制度とは、習慣病処置において必要十分なレベルに
達した医師を認定する制度で、認定医という形のある制
度を確立することで、医師側の利便性向上が図られると
同時に、患者側にも安心と信頼を与えることができる。
この習慣病認定医制度は既存の専門領域の枠を横断する
もので、この資格を有する医師は当然に豊富な知識と経
験を有することが要求され、認定を受けた医師リストお
よび認定のための基準データ等についてはネット上で開
示されるようにする。
【0028】認定のための基準データとしては、医師の
取得した資格で公的私的を問わず医療に有用と思われる
周辺の資格を指す。例えばその医師の所属学会において
規定条件を満たした上での付与された資格、あるいは経
験等を考慮して資格を認定する組織・団体が規定した資
格審査にパスして発行された資格等、患者側からみて信
頼し得る判断材料となるものを指す。
【0029】医師向けのデータサービス2aの医療訴
訟相談は、ネット上における相談窓口で、一般向けサー
ビス内の訴訟相談と対応しており、訴訟への対応に重き
を置いた病院側向けのコンテンツとする。この相談にお
いては、暗号によってセキュリティを強化した上で、電
子メールによる訴訟相談、電子メールによる回答という
形式を採ることが望ましい。
【0030】優秀医師の遠隔講義による最先端技術等
の紹介は全国の各専門分野における優秀医師による講義
コンテンツで、日々刻々と進歩し、変化を続ける医療の
最先端と全体像が、それらの講義を通して把握できると
ともに、日本の医療界全体のレベル向上への貢献も期待
できるコンテンツである。
【0031】医師向けのデータサービスに準ずるものと
して、看護婦・看護士向けサービス4aが用意されてお
り、ここでは看護者向けの習慣病の科目別処置教育およ
び看護治療基礎講座のための各種データベース化した事
項を提供するもので、ここにおける習慣病の科目別基礎
教育では看護婦・看護士に必要なレベルの基礎知識を提
供する習慣病基礎講座コンテンツを提供し、前述の医師
の習慣病科目別処置教育データベースにリンクして、看
護婦・看護士の知識・レベル向上に寄与することを可能
とする。さらに、併設される看護治療基礎講座において
は、高品位救急車などの導入増加により、今後もますま
す増えることが予想される緊急治療現場での看護範囲内
応急措置など看護婦・看護士が習得すべき事項をまとめ
た基礎講座コンテンツである。
【0032】本発明は以上述べた基幹ネットデータベー
スという基盤のもとに、一般向けに機能を発展させた情
報提供サービスをも含む。本来は身近であるべきも現実
には疎遠になりがちな医療情報をベースに、すべての人
に利便性の高いネット上の医療基地となるコンテンツを
提供するシステムである。
【0033】一般向けデータサービス(図3、2b)と
しては、近医紹介システム、医療相談、医療訴訟
相談、習慣病の症状別解説と対応法、緊急医療情
報、ヘルスケアサービス、等についてのデータサービ
スが提供され、必要に応じた項目へアクセスする。
【0034】この一般向けのサービスシステムにおける
近医紹介システムでは、地域ごとの各種病院を検索
し、その情報を参照することができるコンテンツで、地
域の地図から病院を検索する機能と、地域・大刀する
科、症状などの入力データから最適な病院・医院を検索
する機能の2つの方向から検索できるようにすることが
望ましい。
【0035】医療相談では、医療全般、特に、症状な
どについての相談をオンラインで受けることができるよ
うにして、担当医師が電子メールによる相談に電子メー
ルで回答をする。電子メールでの「顔が見えない」特性
を活かし、「何の病気かわからない」、「何科に診ても
らえば良いのか」、「このような症状は病気なのか」な
どの、一般に頻度の多い疑問・質問をネット上の窓口を
通して気軽に相談できる。
【0036】医療訴訟相談では、様々な医療訴訟の実
例から専門家によるオンライン訴訟相談まで、訴訟社会
に対応したネット上の相談窓口で、医師向けの訴訟相談
データベースと対応しているが、こちらでは訴訟の流れ
や訴訟の必要事項などに重きをおいている。やはり、医
師向け同様に暗号によってセキュリティを強化した上
で、電子メールによる訴訟相談、電子メールによる回答
という形式を採ることが望ましい。
【0037】習慣病の症状別解説と対応法に関するデ
ータベース提供では、基幹ネットデータベースの習慣病
DBから発展するサービスで、代表的な習慣病の症状とそ
の対応法をより詳しく解説し、習慣病への正しい知識を
啓蒙し、健康を促進することを目的とする。
【0038】一般向けの緊急医療情報サービスでは、
起こることの多いすべての緊急症状に関する情報提供サ
ービスで、症状、考えられる病名、応急措置、再発防止
のためになすべきことなどで構成され、前述の近医紹介
サービスとリンクすることで、緊急時の迅速な対応へ寄
与する。
【0039】さらに、ヘルスケアサービスでは病気や
けがを治療するのみではなく、健康を維持することも医
療の大切な側面であるので、ここではオンラインで現在
の健康度をチェックすることができる他、習慣病を予防
するための健康関連情報などを提供する。
【0040】図4bの介護・福祉関連情報サービスで
は、一般向けデータサービス(図3、2b)におけるヘ
ルスケアサービスと隣接する内容で対応しており、介護
・福祉情報センターとしての機能を果たす。ここでは2
1世紀の超高齢化者機を見据え、自治体あるいは民間に
よる介護体制、介護サービス一覧、介護用品、介護施
設、介護保険制度、老人ホームの種類と区別などの高齢
者福祉関連情報のほか、障害者の活動、障害者関連団体、
バリアフリー関連などの障害者福祉に関する情報を総合
的に提供するサイトが用意されており、各団体へのリン
クも整えられている。
【0041】本発明のメディカルネットシステムでは、
国内外の医療系学会とのリンクも充実させることによ
り、国内医療の効率的向上を図ることはもとより、世界
の先進医療を日本国内にタイムリーに紹介することによ
る医療の向上、および日本医学と諸外国医学との相互理
解を促進する機会を創り出すことが可能となる。
【0042】そのための国内医療系学会とのリンクサイ
ト(図3、3a)としての役割を果たし、医療情報の交
換、たとえば大学単位、医局単位、あるいは医師個人で
日々進められている様々な研究の状況や成果などの情報
を、全国の医療関係者が共有することができるBBS(掲
示板)機能を有しており、全国に散らばる先進医学の
「点」を「線」で結ぶことで、研究の重複防止や効率化
に役立つだけでなく、相乗的な共同研究への展開などの
可能性も創出することができる。
【0043】国内医療系学会とのリンクサイト(図3、
3a)では優秀抄録・先進抄録紹介としての役割も有す
る。現在、約300程度ある医療系学会で発表された優
秀な論文や、今後我々が目指すべき未来の医学、先進医
学の提言などの抄録を紹介するコーナーを持ち、テキス
ト情報だけでなく、学会で使用されたスライド等の視覚
材料も掲載する充実したコンテンツにより、国内医療界
の情報共有と医療レベルの底上げに寄与することを目的
とする。
【0044】時代の進展、技術の進歩、生活・文化の変
化など、様々な要因と共に変化しつづける医療への速や
かな対応・吸収・理解を図るため、国内医療関係のみな
らず、海外医療系学会とのリンクサイト(3b)を設
け、ここではアメリカの医学を筆頭とする世界規模での
医療の進歩に関する最新情報を紹介するコンテンツから
なり、各国医療事情の理解を図ることができるほか、重
複研究の防止や、効率的研究、相乗的な共同開発への展
開などの可能性をも創出できる。
【0045】より効率的な研究のために、これらのサイ
トにおいては、国内外の研究論文や各種文献をキーワー
ド検索する機能を持たせることが望ましい。
【0046】これらの情報紹介、さらに発展して医学部
生や現職医師の海外留学に必要な情報、留学生制度の紹
介・仲介までを行うサービスサイトを設けることにより
医療関係者の向学心をサポート可能とする。
【0047】本メディカルネットシステムでは、トータ
ルネットとしての役割を果たすため、医療周辺情報提供
としてのその他のデータベース(5)の充実を図ってい
ることも大きな特徴といえる。これら周辺情報として
は、最新医薬品、最新医療機器、先進医療等の紹介およ
び医療関連フォーラム・展示会等の案内が挙げられる。
【0048】最新医薬品紹介コーナーは、医療の進歩、
変化に付随して、日々開発が続けられる医薬品の情報を
タイムリーに提供する情報サービスで、開発元、発売元、
成分、効能、用法、容量のほか、使用上の注意や処方上
の注意、など実践的で生きた情報を参照できるように
し、そこで提供される情報の範囲は現状にとどまらず、
たとえば、まだ日本では認可されていない海外の優れた
医薬品や、あるいは認可すべきでない薬などについての
コメント情報などを盛り込み、各製薬会社のホームペー
ジへのリンクも張ることができるようにして、広範囲で
かつ緻密な情報入手を可能とする。
【0049】医薬品紹介と併行して、医療器械の最新情
報をタイムリーに提供するデータベースで、ここでは、
医療器械の製造開発元・発売元、サイズ、使用目的、機
能、使用法のほか、その器械の使用上の注意や導入病院
の医師のコメントなどの情報も参照できる。まだ日本に
輸入されていない海外の優れた医療器械などについての
コメント情報も提供され、各医療機器メーカーのホーム
ページへのリンクも張ることができる。
【0050】その他のデータベース(5)における、さ
らなる特徴としては先進医療紹介をデータベース化して
提供することにある。ここでは、集団医療から「個」を
尊重した医療へ、との観点から昨今日本でも目立つよう
になってきた従来の形にとらわれない新しい医療体制な
どを紹介するコンテンツからなり、複合医療施設や最新
医療事務システム、患者参加型の医療体制、芸術療法、
および園芸療法などの自己療法まで、絶え間なく発展を
遂げる医療の最先端事項を幅広く提供するものである。
【0051】これらを補助するための医療関連フォーラ
ム案内等のコーナーを設けることが望ましい。たとえ
ば、定期/不定期に開催される医療関連フォーラム・展
示会等の告知案内サービスコーナーで日時・会場・テー
マ・目的・主催団体・問い合せ先等の情報を簡単に入手
することができる。
【0052】一般医療関連のみならず、歯科医療をむす
ぶネットデータベース(図4)および獣医科医療をむす
ぶネットデータベース(図5)についても前述した通信
回線を利用したネットデータベースの各種内容と同様の
体制を構築することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】メディカルネットシステムのトータルネット説
明図
【図2】基幹となるネットデータベースの内容説明図
【図3】ネットシステムデータベースへアクセスしてか
らの情報網展開フロー
【図4】メディカルネットシステムの歯科医療へ適用し
た概念図
【図5】メディカルネットシステムの獣医科医療へ適用
した概念図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療関係データをセンター記憶装置に登
    録し、インターネット、CATV、電話回線または携帯電話
    回線等によるコンピュータ通信回線を通じてセンターに
    アクセスすることにより、登録データを提供することを
    特徴とするメディカルネットシステム。
  2. 【請求項2】 医療関係登録データが病院、医院、クリ
    ニック、医歯薬関係学会、大学医歯薬学部の所在地、専
    門分野およびこれら組織に所属する教授、助教授、医師
    等とそのプロフィールであることを特徴とする請求項1
    記載のメディカルネットシステム。
  3. 【請求項3】 教授、助教授、医師等のプロフィールが
    経歴、発表論文、有する資格および専門分野であること
    を特徴とする請求項2記載のメディカルネットシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 医療関係データが日常生活において発生
    する腹痛、頭痛、風邪、等の習慣病および骨折、やけ
    ど、傷害についての解説、初期処置、対処方法および各
    種薬剤についての解説・使用方法であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかのメディカルネットシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前期医療関係データをキーワードに関連
    付けて分類しておき、アクセス後、キーワードを指定す
    ることにより、そのキーワードに関連するデータのみを
    引き出せるようにした請求項1〜4のいずれかのメディ
    カルネットシステム。
  6. 【請求項6】データベースへのアクセス者には登録時に
    IDとパスワードをレベル別に割り振ることにより情報へ
    のアクセス内容に制限を加えることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかのメディカルネットシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004287502A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Morioh Co Ltd 医療解析支援プログラム、医療解析支援方法および医療解析支援装置
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