JP2001256259A - ハイパーテキスト制御システム - Google Patents

ハイパーテキスト制御システム

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JP2001256259A
JP2001256259A JP2000069194A JP2000069194A JP2001256259A JP 2001256259 A JP2001256259 A JP 2001256259A JP 2000069194 A JP2000069194 A JP 2000069194A JP 2000069194 A JP2000069194 A JP 2000069194A JP 2001256259 A JP2001256259 A JP 2001256259A
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JP2000069194A
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Inventor
Seiji Kuwari
聖二 桑理
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階層を飛び越えたリンクを生成し、目的のハ
イパーテキストに到達するまでの処理が簡略化できるハ
イパーテキスト制御システムを提供すること 【解決手段】 HTMLサーバ11が記憶部1からHT
MLファイルを呼び出し表示器2に出力表示するに際
し、HTML解析処理部13が、呼び出されたHTML
ファイル中のアンカーを抽出しリンク先を認識し、その
リンク先のHTMLファイル中のリンク先をさらに認識
するという処理を所定深さまで繰り返し、呼び出された
HTMLファイルを基準としたリンク構造を解析する。
解析したリンク先のリストと、呼び出されたHTMLフ
ァイルがHTML加工処理部12にて合成して生成され
た新たな加工HTMLファイル(2分割画面にそれぞれ
組み込む)を、表示器2に出力する。利用者は、リンク
先リストから、目的のリンク先を指定すると、複数階層
下のHTMLファイルを直接呼び出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハイパーテキス
ト制御システムに関するもので、より具体的には、他の
ハイパーテキストを呼び出すためのリンクの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】良く知られているように、ハイパーテキ
スト制御システムでは、呼び出されたハイパーテキスト
のHTML記述を解析して表示する。そして、その表示
文書中に他のハイパーテキストへのリンクを表す「アン
カー」の部分を利用者がタッチパネルやポインティング
デバイスなどを操作(タッチ,クリック等)して指定す
ることにより、その指定された他のハイパーテキストを
呼び出して表示するものである。
【0003】また、当然のことながら、呼び出されたハ
イパーテキストにも、「アンカー」があれば、それを指
摘することにより、さらに次のハイパーテキストを呼び
出すことができる。これにより、各種情報,サービスを
示すハイパーテキストが階層化されて構築されているよ
うな場合には、順次リンクを追うことにより、目的の情
報に到達することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のハイパ
ーテキストの制御システムでは、利用者は現在画面上に
表示されたハイパーテキストで提供される選択項目、つ
まり、そのテキスト上に記述された「アンカー」のリン
ク先しか選択できない。従って、上記したように順次リ
ンクを追うことによって目的のサービス(ハイパーテキ
スト)まで到達することができるものの、リンクを何度
もたどらなくてはならず、煩雑である。
【0005】しかも、目的のハイパーテキストが存在す
る階層が深くなればなるほど、リンクをたどる回数も増
え、それに伴なう煩雑さも増す。さらにまた、「アンカ
ー」を指示する都度、リンク先のハイパーテキストを読
み出すとともに表示することになり、その表示の切り替
えに時間がかかることがあるばかりでなく、途中に表示
されるハイパーテキストは、次のリンク先を探すためだ
けの場合が多々あり、時間のロスも無視できなくなる。
【0006】さらにまた、階層化する場合には、ある目
的等にしたがってグループに分け、各情報(ハイパーテ
キスト)を振り分けることになるが、そのグループ化し
た人の考えと実際にリンクをたどる利用者の考えがずれ
ていると、目的のハイパーテキストにたどりつけないお
それもあり、階層化が増すほどその問題は顕著になる。
【0007】さらにまた、上記問題を解決するため、階
層を飛び越えて直接目的のハイパーテキストを呼び出す
ショートカットのリンクを各ハイパーテキストに設ける
方法もあるが、目的のハイパーテキストは個々の利用者
によって異なるため、それら個々の利用者を考慮してシ
ョートカットのリンクを設けることは、結局全てのリン
ク先を設けることになり、階層化するメリットがなくな
る。さらには、ショートカットを設けると、リンク関係
が複雑になり、ハイパーテキストのメンテナンスの負荷
が大きくなるという新たな問題も生じる。
【0008】この発明は、階層化されたハイパーテキス
トにおいて、階層を飛び越えたリンクを生成することが
でき、目的のハイパーテキストに到達するまでの処理が
簡略化することのできるハイパーテキスト制御システム
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によるハイパー
テキスト制御システムでは、ハイパーテキストを解析
し、リンク情報を抽出するとともに、抽出されたリンク
情報に基づいてハイパーテキストのリンク先を、設定さ
れた所定の深さまで解析する解析手段と、前記解析手段
で解析して得られたリンク先情報と、前記ハイパーテキ
ストを組み合わせて新しい画面のための変更ハイパーテ
キストを生成する生成手段と、前記生成した変更ハイパ
ーテキストを出力する出力手段を備えるようにした。
【0010】ここで、リンク情報は、リンク先を特定す
るための情報で、URLやアンカーなどがある。解析手
段は実施の形態ではHTML解析処理部13に対応し、
生成手段は、HTML加工処理部12に対応し、出力手
段は、ブラウザ処理部4に対応する。つまり、本発明で
言う出力手段は、表示器などの出力機器に対して変更ハ
イパーテキストを出力する機能を持てば良い。さらに変
更ハイパーテキストは、実施の形態では変更HTMLフ
ァイルに対応する。
【0011】この発明によれば、リンク先を所定の深さ
まで解析し、得られたリンク情報と、元々出力しようと
したハイパーテキストとを組み合わせて生成した変更ハ
イパーテキストを出力するので、元々のハイパーテキス
トに設定されたリンク先のみならず、各リンク先のハイ
パーテキストに記述されたリンク先(設定された深さに
よってはさらにその先…)の情報が組み込まれる。従っ
て、階層を飛び越えたリンクを生成することができ、一
種のショートカットキーが生成するとともに出力するこ
とができる。よって、所定深さのリンク先を選択するこ
とにより、目的のハイパーテキストに到達するまでに選
択するリンク先の数が少なくなる。さらに、複数の分岐
先を同時に見ることができるので、目的のリンク先がど
こにあるかが簡単に検出することができる。
【0012】この発明では、さらに前記解析手段で解析
されたリンク情報に基づいて、音声認識するための文法
テーブルを作成する手段と、入力された音声情報に基づ
いて前記文法テーブルをアクセスし、目的のリンク先を
特定する手段とを備えるようにしてもよい。このように
音声認識システムを搭載した場合、目的のリンク先は出
力機器に必ずしも表示等されていなくても、発生した音
声情報に該当するリンク先があればそれを呼び出すこと
ができる。従って、より簡単に目的のファイルに到達す
ることができる。この音声認識システムは必ずしも必要
ではなく、設けなくてももちろん良い。
【0013】この発明によるハイパーテキスト制御シス
テムを構成する各手段を専用のハードウエア回路によっ
て実現することができるし、プログラムされたコンピュ
ータによって実現することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るハイパーテ
キスト制御システムの好適な一実施の形態を示してい
る。同図に示すように、本システムの処理対象である関
連付けあった複数のHTMLファイル(HTMLファイ
ル群)が記憶部1に格納されている。各HTMLファイ
ルは、テキスト上に記述されたアンカーによってリンク
先が関連付けられている。
【0015】本形態では、この記憶部1に格納されたH
TMLファイル群の中の任意のHTMLファイルを表示
器2に出力表示し、また、表示器2の表示画面にセット
された入力手段たるタッチパネルからの指示(リンク先
の選択等)にしたがい、HTMLファイル群の中から所
望のHTMLファイルを検索するとともに、それを表示
器2に表示するようなシステムにおいて、リンク先の選
択の簡便化を図るために、記憶部1(HTMLファイル
群)をアクセスし、新たな入力画面を作成し表示する機
能を持たせている。さらに、音声入力にも対応し、表示
器2の表示画面に表示されていないリンク先へも直接飛
ぶことができるような付加機能ももたせている。
【0016】まず、概略構成について説明すると、表示
器2にセットされたタッチパネルが押下(タッチ)され
ると、タッチパネル処理部3がそのタッチされた画面上
の位置情報を検出し、ブラウザ処理部4に送る。
【0017】ブラウザ処理部4は、表示器2の画面上に
HTML文書を所定の位置・形態で出力表示する機能を
もっている(この機能の説明は後述する)ので、タッチ
パネル処理部3から送られる位置情報に基づき、HTM
Lファイル(テキスト)のどの位置が選択されたかがわ
かる。そして、位置情報がアンカーの位置の場合には、
そのアンカーの情報を入力処理部6に送るようになって
いる。
【0018】また、本形態では音声入力に対応している
ため、アンカー情報等の操作命令を入力する手段として
は、上記したタッチパネルとともに、マイク7も用意し
ている。そして、そのマイク7から入力された情報は、
音声認識処理部8に与えられ、そこにおいて音声認識処
理がなされ、得られた文法データ(例えば、発生音に対
応するローマ字表記等)も、入力処理部6に与えられ
る。
【0019】入力処理部6は、ブラウザ処理部4から送
られたアンカー情報や、音声認識処理部8から送られた
文法データに基づいて、追加リンクテーブル9や音声認
識文法テーブル10を参照して対応するURLを取得
し、HTMLサーバ11に送るようになっている。な
お、追加リンクテーブル9は、図3(a)に示すよう
に、アンカーとURLを関連付けたテーブルとなり、音
声認識文法テーブル10は同図(b)に示すように文法
データ(読みのローマ字表記)とURLを関連付けたテ
ーブルとなる。そして、各テーブルの作成方法その他の
詳細は後述する。
【0020】そして、HTMLサーバ11は、取得した
URLに基づいて記憶部1をアクセスし目的のHTML
ファイルを呼び出すとともに、呼び出したHTMLファ
イルをHTML加工処理部12に与える。このHTML
加工処理部12は、受け取ったHTMLファイルに基づ
いて所定の加工処理を行って新たなHTMLファイル
(変更HTMLファイル)を生成し、その変更HTML
ファイルをブラウザ処理部4に与える。そして、ブラウ
ザ処理部4は、受け取った変更HTMLファイルをファ
イルに記述されたルールに従って表示器4の画面に表示
する。
【0021】上記の構成をとることにより、表示器2の
画面に表示されたHTML文書等を見て所定の情報を取
得したり、各種のデータを入力することにより所定のサ
ービスの提供を受けることができ、さらに、タッチパネ
ルや音声入力をすることにより、用意されたアンカーを
選択することによってリンク先のHTMLファイルを呼
び出すことができる。つまり、リンク先を順次指定する
ことにより、目的とするHTMLファイルに基づく情報
を表示器2の表示画面上に表示することができる。さら
に本形態では、音声入力を可能としているので、指定す
るアンカー情報は必ずしも画面上に表示されていないも
のも入力が可能となる。
【0022】さらに、通常であれば、HTMLサーバ1
1は読み出したHTMLファイルをそのままブラウザ処
理部4に与え、出力表示するところ、本形態ではHTM
L加工処理部12を設け、そこにおいて所定の加工処理
をすることによって、新たなリンク先の入力画面等を生
成することができ、これにより、複数階層下のHTML
文書に直接飛ぶためのショートカットキーを自動的に作
成表示することなどができるようになる。
【0023】次に、上記した動作を実現するための各部
の処理機能について詳述する。まず、本形態では、HT
ML解析処理部13を設け、ここにおいて、対象外アン
カーリスト記憶部14,参照リンク深さ値記憶部15に
格納された各情報を参照しつつ、HTMLサーバ11か
ら呼び出されたHTMLファイルと、そこから所定の参
照リンクの深さまでのリンク先のHTMLファイルを解
析し、リンク情報等を抽出し、関係テーブル16を作成
するようになっている。
【0024】関係テーブル16は、1つのHTMLファ
イルごとに作成されるもので、その内部データ構造は、
図2に示すようになっている。同図に示すように、個々
の関係テーブルを識別するためのID(関係テーブルI
D)を持ち、この関係テーブルIDは、本形態では、作
成順に従って1番から昇順で割り振られる値である。そ
して、関係テーブルが対応するHTMLファイルのUR
Lと、現在その関係テーブルが処理対象であるかどうか
を示すアクティブフラグと、解析処理用のデータとして
解析対象のリンクテーブルを示すIDと、リンク先を示
すリンクでーブルリストから構成される。そして、リン
ク先テーブルリストを構成する各リンクテーブルは、
「1番から割り振られるID,リンクのアンカー情報,
URL,並びに音声認識用の文法データ」を関連付けた
ものから構成される。
【0025】また、対象外アンカーリスト記憶部14
は、HTML解析処理部13において関係テーブル16
を構築するに際し、関係テーブルに含めるべきではない
リンク情報を予め登録するためのリストで、その内部構
造は、図3(c)に示すように、対象外アンカーが順番
に格納されている。
【0026】さらに、参照リンク深さ値記憶部15は、
階層構造に関連付けられて構築された各HTMLファイ
ルのリンク先を探索する際にどの深さまで追うかを規定
するためのもので、具体的な数値が格納される(同図
(d)参照)。
【0027】さらに、HTML解析処理部13には、解
析処理時に使用される一時的なデータを格納するバッフ
ァ等として、HTMLサーバ11で現在呼び出されてい
るHTMLファイルのURLを格納するカレントURL
バッファ(図4(a))と、現在解析対象の関係テーブ
ルのIDを格納するカレント関係テーブルIDバッファ
(図4(b))と、リンクをたどって解析する際に使用
する解析対象の関係テーブルのIDを一時的にスタック
として保存する関係テーブルIDスタック(図4
(c))がある。
【0028】そして、HTML解析処理部13の具体的
な機能は、図5から図7に示すフローチャートを実施す
るようになる。また、各機能の理解を容易にするため、
具体例を適宜引用しながら説明する。引用する具体例と
しては、図8に示すように「ショッピング」をトップに
し、その下に多数のHTMLファイルが階層化されて接
続されたツリー構造となっている。この例は、画面上に
表示された情報に基づいて適宜選択することによりオン
ラインショッピングを実行するために用意されたHTM
Lファイル群である。
【0029】また、各HTMLファイルに記述された表
示器2に表示するための画面構成としては、図9(a)
に示すように、そのHTMLファイルのタイトルを画面
の上方に表示し、リンク先のタイトルを画面中央に上下
に並べて表示するようにしている。従って、例えばツリ
ー構造のトップにある「ショッピング」のHTMLファ
イルでは、リンク先が「トラベル」,「プレイガイ
ド」,「本」の3つのHTMLファイルであるので、そ
の表示画面は同図(b)に示すようになる。なお、画面
右下には、先頭に戻るためのショートカットとしてのア
ンカー(例えば、トップのURLが関連付けられる)が
設定される。なお、以下に示す機能の説明では、上記し
た前提のもとで具体例を説明するが、これに限るもので
はないのはもちろんである。
【0030】HTML解析処理部13は、まず、作成済
みの関係テーブルが存在した場合には、その既存関係テ
ーブルの全てのテーブルのアクティブフラグをOFFに
し(ST1)、HTMLサーバ11で読み出された現在
のHTMLファイルを取得する(ST2)。そして、取
得した現在のHTMLファイルのURLをカレントUR
Lバッファ(図4(a))に代入する(ST13)。例
えば、HTMLサーバ11がツリーのトップである「シ
ョッピング」を呼び出した場合には、カレントURLと
して、「http://online_shopping/shopping.htm 」が代
入されることになる。
【0031】次いで、カレントURLと同じURLの関
係テーブルが既に存在しているか否かを判断し(ST1
4)、存在した場合には、カレント関係テーブルIDバ
ッファ(図4(b))に見つけた既存の関係テーブルの
IDを代入する(ST15)。また、存在しない場合に
は、関係テーブルを新規作成する(ST16)。そし
て、関係テーブルIDは1番から昇順で付与する。さら
に、割り振った新規に作成した関係テーブルIDを、カ
レント関係テーブルIDに代入し(ST17)、さら
に、上記一時的に保持したカレントURLをカレント関
係テーブルのURLに代入する(ST18)。
【0032】一方、ステップ15或いはステップ18を
実行した後は、ステップ19に進み、カレント関係テー
ブルID先の関係テーブルのアクティブフラグをONに
するとともに、リンクテーブルIDに0を代入する(S
T19,ST20)。さらに、関係テーブルIDスタッ
クに、カレント関係テーブルIDを積む(ST21)。
【0033】従って、上記した「ショッピング」に対応
する関係テーブルは、最初に作成される関係テーブルで
あるので関係テーブルIDは「1」となる。そして、ス
テップ21まで実行したならば、カレント関係テーブル
ID先の「ショッピング」に対応する関係テーブルは、
図10(a)のようになり、また、このときの関係テー
ブルIDスタックは同図(b)のようになる。
【0034】次に、解析処理を実行する(ST22)。
この解析処理では、HTMLファイル中に設定されたリ
ンク先情報を検出するとともに、そのリンク先に関連す
る情報(文法データ等)を作成するもので、具体的には
図7に示すような処理を実行する。まず、記憶部1に格
納されているカレントURLのHTMLファイルを開く
(ST41)。すると、当然のことながらHTML用の
タグが記述されているので、そのファイルの中からリン
ク先を特定するタグである「<a href></a
>」を探す(ST42)。そして、該当するタグが検出
できない場合には、それ以上はそのファイル中にリンク
先が設定されていないので、解析処理を終了する。
【0035】また、該当するタグが検出したならば、対
象外アンカーリスト記憶部14をアクセスし、そのタグ
に記載されたアンカーが、対象アンカーリストに載って
いるか否かを判断する(ST44)。そして、載ってい
る場合にはそのアンカーについてはリンクテーブルリス
トには格納しないので、ステップ42に戻り、さらにフ
ァイル中に存在するタグ「<a href></a>」
を探す。
【0036】一方、ステップ44の分岐判断でNO、つ
まり、対象外アンカーリストに登録されていない場合に
は、ステップ45に進み、カレント関係テーブルID先
の関係テーブルのリンクテーブルリストにリンクテーブ
ルを追加し、IDを1から昇順で割り振る(ST4
5)。そして、その追加したリンクテーブル(ステップ
45でIDが振られたもの)に、検出したタグに記述さ
れたURLとアンカーを代入する(ST46)。さらに
本形態では、音声認識に対応するため、アンカーから音
声認識用の文法データを作成し、リンクテーブルに代入
する(ST47)。具体的には、アンカーの読みを抽出
するとともに、それをローマ字で表記したものを文法デ
ータとする。
【0037】このステップ47を実行後、ステップ42
に戻り、次の該当するタグを検索する。なお、音声入力
機能を設けない場合には、上記したステップ47の処理
も不要であるのは言うまでも無い。
【0038】この解析処理を具体例をあげつつ説明する
と、カレントURLが「http://online_shopping/shopp
ing.htm 」とすると、そのURLのファイルを開く。こ
のファイルの内容が例えば図11のようになっていると
すると、ステップ42を実行することにより、13行目
の<a href= “http://online_shopping/shopping.htm
”>トラベル</a>が検出されるため、ステップ4
3から44に進み、対象外アンカーリストをアクセスす
る。対象外アンカーリストは、例えば図12に示すよう
に、「はじめに戻る」,「戻る」,「はい」,「いい
え」などのように、一般に良く用いられるアンカーが登
録されている。従って、検出されたタグに記述されたア
ンカー「トラベル」は、対象外アンカーに該当しないの
で、カレント関係テーブルID(1)先の関係テーブ
ル、つまり、図10(a)に示したもののリンクテーブ
ルリストにリンクテーブルを追加するとともに、ID
(1)を割り振る。
【0039】次いで、ステップ46を実行し、URL
(「http://online_shopping/shopping.htm 」)とアン
カー(「トラベル」)を、リンクテーブルID=1に代
入する。また、ステップ47を実行することにより、ト
ラベルに対応すローマ字表記である「toraber
u」を求め、文法データの欄に登録する。これにより、
13行目の記述に基づく処理が完了するので、次のタグ
を検索する。
【0040】本例では、15行目と17行目にそれぞれ
該当するタグがあるので、各タグについて上記と同様の
処理を行う。このとき、リンクテーブルリストに追加す
るリンクテーブルのIDは1ずつ増える(15行目のプ
レイガイドが2番となり、17行目の本が3番とな
る)。
【0041】さらに、21行目にも該当するタグがある
が、アンカーが「はじめに戻る」となっており、これ
は、対象外アンカーリストに格納されているので、この
21行目に基づいての新たなリンクは構築されない。さ
らに、22行目以降にはアンカーを示すタグがないの
で、ステップ43の分岐判断でNoとなり、この「ショ
ッピング」というHTMLファイルについての解析処理
(ST22)が終了する。そして、ここまでの処理を実
行した結果得られた関係テーブルの内部構造は、図13
に示すようになる。
【0042】解析処理が終了したならば、図6に示すス
テップ23に進み、関係テーブルIDスタック(図4
(c))の深さが、規定値以上であるか否かを判断す
る。つまり、参照リンクの深さ値に達しているか否かを
判断する。そして、規定値以上の場合には、関係テーブ
ルIDステップを1つ減らし(ST24)、規定値未満
の場合にはカレント関係テーブルID先の関係テーブル
のリンクテーブルIDを+1する(ST27)。
【0043】なお、図13に示す例では、関係テーブル
IDスタックは、ショッピングに対応する関係テーブル
IDである(1)が1つだけ格納されており、参照深さ
値は「2」であるので、このステップ23の分岐判断
は、Noになる。従って、この場合はステップ27に進
み、関係テーブルのリンクテーブルIDに1をプラスす
る。つまり、現在は「0」であるので、関係テーブルの
リンクテーブルIDは「1」となる。
【0044】次に、ステップ28に進み、カレント関係
テーブルID先の関係テーブルのリンクテーブルID
(ステップ27でインクリメントされたID)の先が空
か否かを判断する。従って、具体的なデータ(アンカ
ー,URL等)が格納されている場合には、この判断は
Noとなり、何も登録されていない場合(空)にはYe
sとなる。
【0045】そして、空の場合にはステップ24に飛び
(ステップ24以降の処理の説明は後述する)、具体的
なデータが存在する場合には、ステップ29に飛び、そ
のカレント関係テーブルID先の関係テーブルのリンク
テーブルIDのURLを取得し、カレントURLバッフ
ァに代入する。その後、ステップ14(図5)に戻る。
これにより、そのリンクテーブルIDに存在するURL
が現時点での処理対象になり、そのカレントURLで指
定されるHTMLファイルに対してステップ14からス
テップ21の処理並びにステップ22の解析処理を実行
する。
【0046】その結果、例えば上記の例で新たにカレン
トURLに代入された「トラベル」のHTMLファイル
に対して上記した各処理を実行すると、その「トラベ
ル」に対応する関係テーブルは図14に示すようにな
り、このときHTML解析処理部13が持つ関係テーブ
ルIDスタックは図15に示すようになる。図15から
明らかなように、スタックの深さは「2」であり、規定
値(参照リンク深さ値)と一致するので、ステップ23
でYesとなりステップ24に進むことになる。
【0047】ステップ24では、現在の関係テーブルI
Dスタックを1つ減らし、その結果関係テーブルIDス
タックが空になったか否かを判断する(ST25)。そ
して、空になった場合に全てのリンク先の解析ができた
として処理を終了する。また、スタックが存在している
場合には関係テーブルIDスタックの先頭をカレント関
係テーブルIDに代入した後(ST26)、ステップ2
7に飛び、上記した処理を実行する。
【0048】具体的に説明すると、図15に示す関係テ
ーブルIDスタックから「2」が外れる。すると、その
関係テーブルIDスタックには、「1」が残っているの
で、空ではなくステップ26に進む。そして、先頭の関
係テーブルIDスタックの先頭(この場合には(1:
「ショッピング」))が選択されカレント関係テーブル
のIDに代入される。次いで、ステップ27を実行する
ことにより、その「ショッピング」のリンクテーブルI
Dを1から2に変更される。従って、ステップ28,2
9を経ることにより、リンクテーブルIDが2番の「プ
レイガイド」が選択され、その「プレイガイド」につい
てステップ17〜22の処理が実行される。これによ
り、図16のような関係テーブルが作成される。
【0049】この「プレイガイド」についての処理が終
了後は、上記と同様にして、「ショッピング」のリンク
テーブルIDが3の「本」が選択され、それについて所
定の解析処理等が実行されることにより、図17に示す
関係テーブルが作成される。この「本」についての処理
が終了すると、ID=1の「ショッピング」の関係テー
ブルのリンクテーブルIDはステップ27でインクリメ
ントされることにより4になり、その先(4番の欄)は
空であるので、ステップ28の分岐判断でYesとなっ
てステップ24に飛び、関係テーブルIDスタックが1
減らされる。つまり、ID=1(ショッピング)のスタ
ックが減らされるのでスタックが空となり、関係テーブ
ル作成処理が終了する。
【0050】上記したようにHTML解析処理部13を
実行することにより、図2に示すデータ構造からなる関
係テーブル16が作成されるが、本形態では、音声入力
に対応しているため、音声認識文法テーブル作成部17
を設け、上記した関係テーブル中の文法データに基づき
音声認識する際の音声認識文法テーブル10を作成する
機能を持たせている。
【0051】具体的には、音声認識文法テーブル作成部
17は、図18に示すフローチャートを実施する機能を
有する。まず、この作成部においても、現時点で処理対
象となっている関係テーブルIDをカレント関係テーブ
ルIDとして持つようになっている。
【0052】そして、図18に示すように、まず、カレ
ント関係テーブルIDに1を代入する(ST51)。上
記した一連の具体例では、この処理をすることにより、
「ショッピング」の関係テーブルが参照対象となる。カ
レント関係テーブルID先の関係テーブルが空か否かを
判断する(ST52)。そして、関係テーブルが存在す
る場合には、そのカレント関係テーブルID先の関係テ
ーブルのリンクテーブルIDに1を代入する(ST5
3)。
【0053】次いで、カレント関係テーブルID先の関
係テーブルのリンクテーブルIDの先が空か否かを判断
し(ST54)、空の場合には、カレント関係テーブル
IDをプラス1した後ステップ52に戻り(ST5
5)、空でない場合には、文法テーブルを新規作成する
(ST56)。つまり、カレント関係テーブルID先の
関係テーブルのリンクテーブルID先の文法データとU
RLを読み出し、作成した文法テーブルに代入する(S
T57)。そして、リンクテーブルIDを1ずつ増やし
ながら上記した文法テーブルの作成処理を繰り返し行う
(リンクテーブルがなくなるまで)。なお、その関係テ
ーブルについてのリンクテーブルがなくなったならば、
ステップ54から55に進み、関係テーブルIDが次
(+1)のものをカレント関係テーブルIDに設定し、
ステップ52からの処理を実行する。
【0054】つまり、上記した「ショッピング」の場合
には、ステップ53まで実行することにより、ショッピ
ングについての関係テーブル(図13参照)が読み出さ
れ、リンクテーブルIDが1番の「トラベル」が選択さ
れることになる。そして、ID(1)は存在するので、
ステップ54はYesとなり、文法テーブルを新規作成
することになる。従って、ステップ57を実行すると、
文法データの「toraberu」とそのURL(「ht
tp://online_shopping/travel.htm 」)を関連付けて文
法テーブルに格納されることになる。
【0055】次いで、ステップ58でリンクテーブルI
Dがプラス1されることから、次の「プレイガイド」に
ついての文法データの「pureigaido」とその
URL(「http://online_shopping/playguide.htm」)
を関連付けて文法テーブルに格納されることになる。同
様にして、リンクテーブルIDが3番の「本」について
の文法データとURLの対が格納されたならば、リンク
テーブルIDの4番はないので、ステップ54から55
に進み、次のカレント関係テーブルID、つまり、ID
が2番の「トラベル」についての関係テーブルがカレン
ト関係テーブル(図14参照)となり、そのトラベルに
ついての関係テーブルのリンクテーブルIDの1番から
順に文法データとURLの対を読み出すとともに文法テ
ーブルに順次追加する。これにより、「宿泊施設」,
「航空券」,「鉄道」の3つの情報が順番に格納され
る。以下順に処理をすることにより、図19に示すよう
な文法テーブルが生成され、これが音声認識文法テーブ
ル10に格納される。
【0056】次に、HTML加工処理部12の機能につ
いて説明する。HTML加工処理部12は、HTMLサ
ーバ11から送られた現在出力表示しようとするHTM
Lファイルに対し、関係テーブル16等を参照しなが
ら、画面に追加出力するリンクを抽出し、追加リンクテ
ーブル9を構築するとともに、HTMLサーバ11から
受け取ったHTMLファイルと、追加リンクテーブルの
リンクを含めた新しいHTMLファイルを生成し、ブラ
ウザ処理部4に渡すようになっている。
【0057】簡単に説明すると、表示画面を複数(通常
は2つ)に分割し、そのうちの一つの分割表示領域に、
HTMLサーバ11から与えられた本来表示するHTM
Lファイルを出力し、他の分割表示領域には、その表示
されたHTMLファイルから所定の参照リンク深さまで
のリンク先情報(例えばアンカー)からなるHTMLフ
ァイルを出力するようになる。
【0058】そして、係る処理を実施するための具体的
な機能は、図20に示すフローチャートのようになって
いる。まず、この処理部においても、現時点で処理対象
となっている関係テーブルIDをカレント関係テーブル
IDとして持つようになっている。
【0059】そして、図20に示すように、まず、カレ
ント関係テーブルIDに1を代入する(ST61)。上
記した一連の具体例では、この処理をすることにより、
「ショッピング」の関係テーブルが参照対象となる。カ
レント関係テーブルID先の関係テーブルが空か否かを
判断する(ST62)。そして、関係テーブルが存在す
る場合には、そのカレント関係テーブルID先の関係テ
ーブルのリンクテーブルIDに1を代入する(ST6
3)。
【0060】次いで、カレント関係テーブルID先の関
係テーブルのリンクテーブルIDの先が空か否かを判断
し(ST64)、空の場合には、カレント関係テーブル
IDをプラス1した後ステップ62に戻り(ST6
5)、空でない場合には、追加リンクテーブル9を新規
作成する(ST66)。つまり、カレント関係テーブル
ID先の関係テーブルのリンクテーブルID先のアンカ
ーとURLを読み出し、作成した追加リンクテーブルに
代入する(ST67)。そして、リンクテーブルIDを
1ずつ増やしながら上記した追加リンクテーブルの作成
処理を繰り返し行う(リンクテーブルがなくなるま
で)。
【0061】なお、その関係テーブルについてのリンク
テーブルがなくなったならば、ステップ64から65に
進み、関係テーブルIDが次(+1)のものをカレント
関係テーブルIDに設定し、ステップ62からの処理を
実行する。そして、上記したステップ61から68まで
が、HTML加工処理部11における追加リンクテーブ
ルの作成機能である。
【0062】この追加リンクテーブル作成機能の具体例
を説明すると、上記した「ショッピング」の場合には、
ステップ63まで実行することにより、ショッピングに
ついての関係テーブル(図13参照)が読み出され、リ
ンクテーブルIDが1番の「トラベル」が選択されるこ
とになる。そして、ID(1)は存在するので、ステッ
プ64はYesとなり、追加リンクテーブルを新規作成
することになる。従って、ステップ67を実行すると、
アンカーの「トラベル」とそのURL(「http://onlin
e_shopping/travel.htm 」)を関連付けて文法テーブル
に格納されることになる。
【0063】次いで、ステップ68でリンクテーブルI
Dがプラス1されることから、次の「プレイガイド」に
ついてのアンカーの「プレイガイド」とそのURL
(「http://online_shopping/playguide.htm」)を関連
付けて追加リンクテーブルに格納されることになる。同
様にして、リンクテーブルIDが3番の「本」について
のアンカーとURLの対が格納されたならば、リンクテ
ーブルIDの4番はないので、ステップ64から65に
進み、次のカレント関係テーブルID、つまり、IDが
2番の「トラベル」についての関係テーブルがカレント
関係テーブル(図14参照)となり、そのトラベルにつ
いての関係テーブルのリンクテーブルIDの1番から順
にアンカーとURLの対を読み出すとともに追加リンク
テーブルに順次追加する。これにより、「宿泊施設」,
「航空券」,「鉄道」の3つの情報が順番に格納され
る。以下順に処理をすることにより、図21に示すよう
な追加リンクテーブルが生成され、これが追加リンクテ
ーブル9に格納される。
【0064】また、HTML加工処理部12は、上記し
たステップ68までの各処理を順次繰り返し実行し、該
当する全てのリンク先(所定の参照リスト深さまでのリ
ンク先)の情報(アンカー+URL)が取得できたなら
ば、ステップ62の分岐判断でYesになるので、ステ
ップ69に飛び、新たなHTMLファイルの作成処理に
移行する。
【0065】すなわち、まず、ブラウザ画面を2分割す
るHTMLを新規作成する(ST69)。具体的には、
HTMLのFrame(図22参照)を使う。図22か
ら明らかなように、6行目に記載された命令により、所
定の比率(24%対76%)で画面を左右に2分割する
処理を行うことになる。
【0066】次いで、分割した一方(本形態では右側の
大きい領域)に、HTMLサーバ11からダウンロード
されたHTMLファイルを代入する(ST70)。ま
た、追加リンクテーブル9をアクセスし、そこに格納さ
れた全てのアンカーとURLを読み出すとともに、それ
を代入したタグ<a href></a>のリストを持
つHTMLファイルを新規作成し、その新規作成したH
TMLファイルをステップ69で作成した他方(本形態
では左側の小さい領域)に代入する(ST71)。この
ようにして新たなHTMLファイル(変更HTMLファ
イル18)を作成したならば、それをブラウザ処理部4
に与え、出力表示させる。
【0067】この変更HTMLファイルの作成・出力表
示の具体例を示すと、まず、「ショッピング」がHTM
Lサーバ11から与えられると、通常は図9(b)のよ
うにその渡されたHTMLファイルをそのまま出力表示
するが、本形態では、ステップ69で2つの分割表示領
域に分割し、ステップ70を実行することによりHTM
Lサーバ11から与えられたHTMLファイル(図11
参照)を右側の領域に代入する。また、ステップ71を
実行することにより、図21に示す追加リンクテーブル
9に基づいて図23に示すようなソースコードを持つH
TMLファイルが作成され、これが左側の分割表示領域
に代入される。これにより、変更HTMLファイル18
が生成され、それに基づいてブラウザ処理部4を介して
表示器2の表示画面に出力表示すると、図24に示すよ
うな表示画面が表示される。
【0068】図から明らかなように、右側の分割表示領
域R1には、図9(b)に示した元々選択されたHTM
Lファイルが出力表示(適宜縮小させてもよいし、原寸
通り(表示領域以上の大きさになった場合には、スクロ
ールにより全画面を確認可能とする)としてもよい)さ
れ、左側の分割表示領域R2にリンク先リストのHTM
Lファイルを出力表示することになる。そして、リンク
先リストには、元々選択され表示されたHTMLファイ
ルに記述されたリンク先(「トラベル」,「プレイガイ
ド」,「本」)のアンカーに加え、それよりも下位の階
層のHTMLファイルに記述されたリンク先のアンカー
が表示されるので、その左側の分割表示利用域R2に表
示されたアンカーを指定することにより、ショートカッ
トして目的のHTMLファイルを呼び出すことができ
る。
【0069】次に、表示画面に基づき、所定のHTML
ファイルを呼び出すための手順について説明する。利用
者は、例えば、タッチパネルを操作して表示したいHT
MLファイルのアンカーの部分を押さえる。すると、タ
ッチパネル処理部3が押されたい値情報をブラウザ処理
部4に与え、ブラウザ処理部4が選択されたアンカーを
入力処理部6に送る。すると入力処理部6は、受け取っ
たアンカーをキーにして追加リンクテーブル9をアクセ
スし、対応するアンカーのURLを取得するとともに、
取得したURLをHTMLサーバ11に渡す。
【0070】また、マイク7に向かった目的とするアン
カーの名前を発声すると、音声認識処理部8がその音声
を拾うとともに、音声認識文法テーブル10をアクセス
し、格納された文法データを用いて音声認識をし、発声
された内容に対応する文法データ(音のローマ字表記)
を入力処理部6に与える。すると入力処理部6は、受け
取った文法データをキーにして音声認識文法テーブル1
0をアクセスし、対応する文法データのURLを取得す
るとともに、取得したURLをHTMLサーバ11に渡
す。
【0071】これにより、HTMLサーバ11は、受け
取ったURLに対応するHTMLファイルを記憶部1内
のHTMLファイル群の中から検索するとともに、該当
するファイルをオープンし、HTML加工処理部12に
ダウンロードする(図25のステップ81)。すると、
上記した一連の処理、つまり、図25に示すように、関
係テーブルを作成し(ST82:図5〜図7)、音声認
識文法を作成し(ST83:図18)、変更HTMLを
作成する(ST84:図20)処理を実行する。
【0072】これにより、例えばタッチパネル或いは音
声によって「スポーツ」が選択されたとすると(図25
のステップ85の処理を実行)、そのスポーツのURL
がHTMLサーバ11に与えられ、直接そのスポーツの
HTMLファイルが呼び出されるとともに、その「スポ
ーツ」のHTMLファイルから所定のリンク深さまでの
リンク先上方等を新たに解析・取得することにより、図
26に示すように、右側の分割表示領域R1に選択され
た「スポーツ」のHTMLファイルに対応する情報が表
示され、左側の分割表示領域R2にリンク先リストが表
示されることになる。
【0073】なお、具体的に表示画面を例示した図2
4,図26では、何れも左側の分割表示領域R2には、
追加リストの全てのアンカーが表示されているが、HT
MLファイルに記述されたアンカー(リンク先)の数が
多かったり、参照リンク深さ値が多い場合には、1画面
で表示できないこともある。その場合には、画面のペー
ジ送り機能を設けたり、スクロール機能を設けることに
より対応できる。そのスクロール等は、タッチパネル上
の所定位置をタッチしたり、音声入力による指示を与え
ることにより対応できる。そして、目的のアンカーが表
示されたならば、それを指定することにより目的のHT
MLファイルに到達でき、開くことができる。さらに音
声入力をする場合には、必ずしも画面上に表示されてい
なくても、表示領域外にアンカー(文法データ)が存在
する場合、それを音声で指示することにより直接HTM
Lファイルを表示させることができる。
【0074】なお、上記した説明では、音声認識処理部
8が音声認識文法テーブル10の文法データを参照して
音声認識をするようにした。これにより、音声入力され
る語句は、文法データに登録されているものであること
が多いため、その認識率を高めることができる。但し、
このように文法データを用いることなく、通常の音声認
識処理をし、その認識結果を入力処理部6に与えるよう
にしてももちろんよい。
【0075】上記した形態によれば、HTMLサーバ1
1が入力処理部6から与えられたURLに基づいて記憶
部1から所望のHTMLファイルを呼び出し表示器2に
出力表示するに際し、HTML解析処理部13が、呼び
出されたHTMLファイル中のアンカーを抽出しリンク
先を認識し、そのリンク先のHTMLファイル中のリン
ク先をさらに認識するという処理を所定深さまで繰り返
し、呼び出されたHTMLファイルを基準としたリンク
構造を解析する。なお、本発明では、どのようなリンク
先が在るかがわかればよいので、各リンク先がどのよう
なツリー状に構築されたかまでは、解析しなくてもよい
(もちろん解析してもよいし、リンク先を検出する結果
としてツリー構造まで認識することはかまわない)。
【0076】そして、解析したリンク先のリストと、呼
び出されたHTMLファイルがHTML加工処理部12
にて合成して生成された新たな加工HTMLファイル
(2分割画面にそれぞれ組み込む)を、ブラウザ処理部
4を用いて表示器2に出力する。利用者は、リンク先リ
ストから、目的のリンク先を指定すると、複数階層下の
HTMLファイルを直接呼び出すことができる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、この発明では、解析手段
により、ハイパーテキストのリンク先を所定深さまで検
索し、抽出されたリンク情報を、変更ハイパーテキスト
に組み込むことにより、階層を飛び越えたリンクを生成
することができ、目的のハイパーテキストに到達するま
での処理が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハイパーテキスト制御システムの
好適な一実施の形態を示している。
【図2】関係テーブルのデータ構造を示す図である。
【図3】(a)は、追加リンクテーブルのデータ構造を
示す図である。(b)は、音声認識文法テーブルのデー
タ構造を示す図である。(c)は、対象外アンカーリス
ト記憶部のデータ構造を示す図である。(d)は、参照
リンク深さ記憶部のデータ構造を示す図である。
【図4】カレントURLバッファ等の内部構造を示す図
である。
【図5】HTML解析処理部の機能を説明するフローチ
ャートの一部である。
【図6】HTML解析処理部の機能を説明するフローチ
ャートの一部である。
【図7】HTML解析処理部の機能を説明するフローチ
ャートの一部である。
【図8】ツリー構造の一例を示す図である。
【図9】表示画面の一例を示す図である。
【図10】(a)は関係テーブルに格納されたデータの
一例を示す図である。(b)は関係テーブルIDスタッ
クの一例を示す図である。
【図11】「ショッピング」についてのHTMLファイ
ルの具体的な内容を示す図である。
【図12】対象外アンカーリスト記憶部に格納される対
象外アンカーの一例を示す図である。
【図13】「ショッピング」についての関係テーブルの
具体的な内容を示す図である。
【図14】「トラベル」についての関係テーブルの具体
的な内容を示す図である。
【図15】図14に示す状態のときの関係テーブルID
スタックの具体的な内容を示す図である。
【図16】「プレイガイドトラベル」についての関係テ
ーブルの具体的な内容を示す図である。
【図17】「本」についての関係テーブルの具体的な内
容を示す図である。
【図18】音声認識文法テーブル作成部の機能を説明す
るフローチャートである。
【図19】音声認識文法テーブルに格納されるデータの
一例を示す図である。
【図20】HTML加工処理部の機能を説明するフロー
チャートである。
【図21】追加リンクテーブルに格納されるデータの一
例を示す図である。
【図22】画面を2分割するためのFrameの一例を
示す図である。
【図23】追加リンクテーブルに格納されたリンク先情
報に基づくHTMLファイルの一例を示す図である。
【図24】変更HTMLファイルに基づく表示例を示す
図である。
【図25】本制御システム全体の動作を説明するフロー
チャートである。
【図26】変更HTMLファイルに基づく表示例を示す
図である。
【符号の説明】
1 記憶部 2 表示器 3 タッチパネル処理部 4 ブラウザ処理部 6 入力処理部 7 マイク 8 音声認識処理部 9 追加リンクテーブル 10 音声認識文法テーブル 11 HTMLサーバ 12 HTML加工処理部 13 HTML解析処理部 14 対象外アンカーリスト記憶部 15 参照リンク深さ値記憶部 16 関係テーブル 17 音声認識文法テーブル作成部 18 変更HTMLファイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハイパーテキストを解析してリンク情報
    を抽出するとともに、抽出されたリンク情報に基づいて
    ハイパーテキストのリンク先を、設定された所定の深さ
    まで解析する解析手段と、 前記解析手段で解析して得られたリンク先情報と、前記
    ハイパーテキストを組み合わせて新しい画面のための変
    更ハイパーテキストを生成する生成手段と、 前記生成した変更ハイパーテキストを出力する出力手段
    を備えたハイパーテキスト制御システム。
  2. 【請求項2】 前記解析手段で解析されたリンク情報に
    基づいて、音声認識するための文法テーブルを作成する
    手段と、 入力された音声情報に基づいて前記文法テーブルをアク
    セスし、目的のリンク先を特定する手段とを備えた請求
    項1に記載のハイパーテキスト制御システム。
JP2000069194A 2000-03-13 2000-03-13 ハイパーテキスト制御システム Withdrawn JP2001256259A (ja)

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