JP2001256138A - 不正アクセス対応型サーバ切替方法および装置 - Google Patents

不正アクセス対応型サーバ切替方法および装置

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JP2001256138A
JP2001256138A JP2000069471A JP2000069471A JP2001256138A JP 2001256138 A JP2001256138 A JP 2001256138A JP 2000069471 A JP2000069471 A JP 2000069471A JP 2000069471 A JP2000069471 A JP 2000069471A JP 2001256138 A JP2001256138 A JP 2001256138A
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JP2000069471A
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Shinichi Iida
伸一 飯田
Eisuke Takebe
英輔 建部
Kanichiro Kato
幹一郎 加藤
Yukinobu Tokusa
幸展 徳佐
Yoko Ushigawa
陽子 牛川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正アクセスを含む原因による異常状態を検
出し、IPアドレスを変更して待機サーバに切り替え
て、アタッカーによる不正アクセスから逃れてサービス
を継続的に維持し得る不正アクセス対応型サーバ切替方
法および装置を提供する。 【解決手段】 現用サーバ5aおよび待機サーバ5bに
それぞれ異なるIPアドレスAおよびBを設定し、クラ
イアント1がインターネット3を介して現用サーバ5a
と接続されているとき、現用サーバ5aに不正アクセス
を含む原因により異常状態が発生したか否かを常に監視
していて、不正アクセスによる異常状態が発生したこと
を検出すると、現用サーバ5aをインターネット3から
切り離し、異なるIPアドレスBの待機サーバ5bに切
り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報同期用ネット
ワークを介して互いに接続され、該情報同期用ネットワ
ークを介して互いに同期して動作し得る現用サーバおよ
び待機サーバにおいてインターネットを含むネットワー
クを介してクライアントに接続されている現用サーバが
不正アクセスを含む原因により異常状態になった場合に
現用サーバを待機サーバに切り替える不正アクセス対応
型サーバ切替方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネットなどに接続された
サーバは、障害時に対処し得るように現用サーバと待機
サーバを設けて多重化され、現用サーバに異常が発生し
た場合、現用サーバを切り離し、待機サーバに切り替え
て、サービスを継続的に維持し得るように構成されてい
る。
【0003】図5は、このような多重化された現用サー
バ91aと待機サーバ91bを有するシステム構成を示
す図である。同図に示すように、クライアント1からイ
ンターネット3を介して現用サーバ91aに接続してい
る場合に、現用サーバ91aに例えばハードウェアなど
の障害により異常状態が発生すると、現用サーバ91a
をインターネット3から切り離し、待機サーバ91bを
インターネット3に接続し、これによりクライアント1
からのインターネット3を介したアクセスを待機サーバ
91bに接続し、サーバによるサービスを維持するよう
になっている。なお、このような現用サーバから待機サ
ーバへの切り替えにおいて、従来は、サービスのスムー
ズな維持接続の観点などから、現用サーバと待機サーバ
の両方に同じIPアドレスを設定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した現用サーバと
待機サーバによる多重化システムでは、各サーバは主に
ハードウェアの障害などによる機能停止やシステムダウ
ンなどの異常状態に対処することを目的としているもの
であり、このような状態以外の異常状態、例えばアタッ
カーにより不正アクセス、すなわちアタッカーによるフ
ァイル改ざん、サーバへの不正侵入、サーバ上における
不正プログラムの実行などのような不正アクセスを含む
原因による異常状態には従来の多重化システムは対処す
ることができないものであるため、このような不正アク
セスが発生しても現用サーバから待機サーバに切り替え
ることができず、サーバは正常なサービスを継続的に維
持することができないという問題がある。
【0005】また、現用サーバから待機サーバに切り替
えるにしても、従来は上述したように、現用サーバと待
機サーバは同じIPアドレスを設定されているため、現
用サーバがアタッカーによる不正アクセスでダウンし
て、仮に待機サーバに切り替えられたとしても、アタッ
カーから同じIPアドレスで再度何回も攻撃を受けやす
いという問題がある。
【0006】なお、アタッカーによる一般的な攻撃手順
は、(1)ポートスキャンなどによるサーバIPアドレ
スやサービスの調査および特定、(2)特定したサーバ
に対するサービス不能攻撃などの攻撃、(3)サーバの
IPアドレスに基づく攻撃の成功または失敗の確認、お
よび(4)攻撃失敗の場合のリトライである。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、不正アクセスを含む原因によ
る異常状態を検出し、IPアドレスを変更して待機サー
バに切り替えて、アタッカーによる不正アクセスから逃
れてサービスを継続的に維持し得る不正アクセス対応型
サーバ切替方法および装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、インターネットを含むネ
ットワークを介してクライアントに接続される現用サー
バが不正アクセスを含む原因により異常状態になった場
合に現用サーバを待機サーバに切り替える不正アクセス
対応型サーバ切替方法であって、互いに同期して動作す
る現用サーバおよび待機サーバに対してそれぞれ異なる
IPアドレスを設定し、現用サーバに不正アクセスを含
む原因により異常状態が発生したか否かを監視し、前記
異常状態が発生したことを検出すると、現用サーバをI
Pアドレスの異なる待機サーバに切り替えることを要旨
とする。
【0009】請求項1記載の本発明にあっては、現用サ
ーバおよび待機サーバにそれぞれ異なるIPアドレスを
設定し、現用サーバに不正アクセスを含む原因により異
常状態が発生したか否かを監視し、異常状態が発生した
ことを検出すると、現用サーバをIPアドレスの異なる
待機サーバに切り替えるため、アタッカーから不正アク
セスがあっても、IPアドレスの異なる待機サーバに切
り替えて、アタッカーからの不正アクセスを適確に回避
し、クライアントに対するサービスを継続的に維持する
ことができる。
【0010】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記クライアントが、現用サーバ
に対応する待機サーバのIPアドレスに関連する情報を
蓄積し、現用サーバへの接続に所定回数失敗した場合、
待機サーバのIPアドレス関連情報に基づき待機サーバ
に対して接続を行うことを要旨とする。
【0011】請求項2記載の本発明にあっては、クライ
アントは、例えばアタッカーによる不正アクセスに対す
る現用サーバの切断などにより、現用サーバに接続でき
ない場合、蓄積しておいた待機サーバのIPアドレス関
連情報に基づき待機サーバに対して接続を行うため、待
機サーバからサービスを継続的に受けることができる。
【0012】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記現用サーバが、当該現用サー
バに割り当てられた現用サーバ独自のIPアドレスと異
なって、待機サーバに割り当てられた待機サーバ独自の
IPアドレスに関連する情報を記憶し、当該現用サーバ
に不正アクセスを含む原因により異常状態が発生したか
否かを監視し、異常状態の発生を検出した場合、当該現
用サーバを前記待機サーバ独自のIPアドレス関連情報
に基づき待機サーバに切り替えることを要旨とする。
【0013】請求項3記載の本発明にあっては、現用サ
ーバは不正アクセスを含む原因により異常状態が発生し
たか否かを監視し、異常状態の発生を検出した場合、記
憶している待機サーバ独自のIPアドレス関連情報に基
づき待機サーバに切り替えるため、アタッカーから不正
アクセスがあっても、IPアドレスの異なる待機サーバ
に切り替えて、アタッカーからの不正アクセスを適確に
回避し、クライアントに対するサービスを継続的に維持
することができる。
【0014】請求項4記載の本発明は、請求項2または
3記載の発明において、前記待機サーバ独自のIPアド
レス関連情報が、待機サーバ独自のIPアドレスの情報
であることを要旨とする。
【0015】また、請求項5記載の本発明は、情報同期
用ネットワークを介して互いに同期して動作し得る現用
サーバおよび待機サーバにおいてインターネットを含む
ネットワークを介してクライアントに接続されている現
用サーバが不正アクセスを含む原因により異常状態にな
った場合に現用サーバを待機サーバに切り替える不正ア
クセス対応型サーバ切替装置であって、前記クライアン
トは、現用サーバに対応する待機サーバの、現用サーバ
のIPアドレスと異なるIPアドレスに関連する情報を
蓄積するIPアドレス関連情報蓄積手段と、現用サーバ
への接続に所定回数失敗した場合、前記IPアドレス関
連情報蓄積手段に蓄積されている待機サーバのIPアド
レス関連情報に基づき待機サーバに対して接続を行うサ
ーバ接続手段とを有し、前記現用サーバは、当該現用サ
ーバに割り当てられた現用サーバ独自のIPアドレスと
異なって、前記待機サーバに割り当てられた待機サーバ
独自のIPアドレスに関連する情報を記憶している記憶
手段と、当該現用サーバに不正アクセスを含む原因によ
り異常状態が発生したか否かを監視する異常状態監視手
段と、該異常状態監視手段が前記異常状態の発生を検出
した場合、当該現用サーバを前記記憶手段に記憶されて
いる待機サーバ独自のIPアドレス関連情報に基づき待
機サーバに切り替えるサーバ切替手段とを有することを
要旨とする。
【0016】請求項5記載の本発明にあっては、現用サ
ーバは不正アクセスを含む原因により異常状態が発生し
たか否かを監視し、不正アクセスを含む原因による異常
状態の発生を検出すると、記憶されている待機サーバ独
自のIPアドレス関連情報に基づき待機サーバに切り替
え、この待機サーバへの切り替えなどにより、クライア
ントが現用サーバに接続できない場合、蓄積しておいた
待機サーバのIPアドレス関連情報に基づき待機サーバ
に対して接続を行うため、アタッカーから不正アクセス
があっても、IPアドレスの異なる待機サーバに切り替
えて、アタッカーからの不正アクセスを適確に回避し、
クライアントに対するサービスを継続的に維持すること
ができる。
【0017】更に、請求項6記載の本発明は、請求項5
記載の発明において、前記待機サーバ独自のIPアドレ
ス関連情報が、待機サーバ自身のIPアドレスの情報で
あることを要旨とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1(a),(b)は、それぞれ本
発明の一実施形態に係る不正アクセス対応型サーバ切替
方法を説明するための正常時の動作および異常時の動作
を示す説明図である。
【0019】図1(a)に示すように、現用サーバ5a
に対応して待機サーバ5bが設けられて多重化されると
ともに、現用サーバ5aにはIPアドレスAが設定さ
れ、待機サーバ5bには現用サーバ5aのIPアドレス
Aと異なるIPアドレスBが設定されている。また、現
用サーバ5aおよび待機サーバ5bは、情報同期用ネッ
トワーク7を介して互いに接続され、現用サーバ5aに
おけるアプリケーションプログラム51などの実行状況
を同期情報として現用サーバ5aから待機サーバ5bに
転送し得るようになっている。
【0020】そして、クライアント1がインターネット
3を介してIPアドレスAの現用サーバ5aに接続され
ても、待機サーバ5bはインターネット3に接続されな
いようになっている。このように、インターネット3を
介してクライアント1に接続されている現用サーバ5a
に対して、図1(b)に示すように、インターネット3
などを介して図示しないアタッカーから不正アクセスが
あると、現用サーバ5aは、この不正アクセスを検出
し、現用サーバ5aをインターネット3から切り離し、
待機サーバ5bをインターネット3に接続するように切
り替え動作を行う。
【0021】一方、現用サーバ5aと接続されていたク
ライアント1は、上述した不正アクセスによる待機サー
バ5bへの切り替えにより現用サーバ5aと接続が切り
離されると、IPアドレスAを使用して現用サーバ5a
への接続を例えば数回繰り返すが、それでも現用サーバ
5aに接続されない場合には、後述するように、クライ
アント1自身に予め設定されている待機サーバ5bのI
PアドレスBを使用して、待機サーバ5bへの接続を試
みる。この結果、クライアント1は待機サーバ5bに接
続され、サービスを続けて受けることができることにな
る。なお、インターネット3は、インターネットに限ら
れるものでなく、インターネットを含む任意のネットワ
ークで構成し得るものであるが、本実施形態では一例と
してインターネット3を使用した場合について説明す
る。
【0022】更に詳細に、図2および図3を参照して、
本実施形態の不正アクセス対応型サーバ切替方法につい
て説明する。
【0023】図2および図3は、それぞれ図1に示した
クライアント1および現用サーバ5aと待機サーバ5b
の詳細な構成を示すブロック図である。図1に示すよう
に、クライアント1は、アプリケーションプログラム1
1、インターネット3を介して現用サーバ5aまたは待
機サーバ5bへの接続を行うサーバ接続部13、および
現用サーバ5aのIPアドレスAと現用サーバ5aが障
害になった場合に現用サーバ5aから切り替えられる待
機サーバ5bのIPアドレスBを蓄積している切替サー
バアドレスデータベース(DB)15から構成されてい
る。
【0024】このように構成されるクライアント1で
は、例えば現用サーバ5aへの接続をサーバ接続部13
により例えば数回行っても、該接続に失敗した場合に
は、サーバ接続部13は切替サーバアドレスデータベー
ス15から待機サーバ5bのIPアドレスBを読み出し
て取得し、このIPアドレスBの待機サーバ5bに接続
先を自動的に変更することができるように構成されてい
る。
【0025】現用サーバ5aおよび待機サーバ5bは、
現用サーバ5aが異常状態になって待機サーバ5bに切
り替えられた場合には、待機サーバ5bが現用サーバに
なるが、このように待機サーバ5bが現用サーバとして
動作している間に、異常状態に陥った現用サーバ5aが
例えば内蔵している自己診断回復機能などにより正常状
態に回復した場合には、この回復した現用サーバ5aが
待機サーバになり得るように両サーバは同じ構成を有し
ている。
【0026】すなわち、現用サーバ5aおよび待機サー
バ5bの各々は、アプリケーションプログラム51、現
用サーバ5aと待機サーバ5bの実行状況の同期を取る
情報同期部53、アプリケーションプログラム51など
の実行状況を同期情報として記憶している同期情報デー
タベース(DB)55、機能停止やシステムダウンなど
のハードウェアの障害による異常状態の監視に加えて、
アタッカーからの不正アクセスを監視し、不正アクセス
を検出すると、サーバ切替指示を出力する不正アクセス
監視部57、およびこの不正アクセス監視部57からの
サーバ切替指示に従って現用サーバ5aから待機サーバ
5bに切り替えるサーバ切替処理部59から構成されて
いる。
【0027】現用サーバ5aの情報同期部53は、アプ
リケーションプログラム51などの実行状況を同期情報
として同期情報データベース55から取り出し、この取
り出した同期情報を情報同期用ネットワーク7を介して
逐次待機サーバ5bの情報同期部53に転送する。待機
サーバ5bでは、情報同期部53が情報同期用ネットワ
ーク7を介して現用サーバ5aの情報同期部53からの
同期情報を受信して、同期情報データベース55に格納
する。そして、例えばアタッカーからの不正アクセスに
より現用サーバ5aから待機サーバ5bに切り替えられ
た場合には、待機サーバ5bの情報同期部53は、同期
情報データベース55に格納されていた同期情報を利用
して、待機サーバ5bからクライアント1に対するサー
ビスを継続的に再開し得るようにする。
【0028】また、不正アクセス監視部57は、例えば
システムダウン、ファイル改ざん、サーバ上での不正プ
ログラムの実行、サーバへの不正侵入などを監視して、
アタッカーからの不正アクセスを検出するが、更に詳し
くは、不正アクセス監視部57は、例えばプロセス長の
監視、通常は使用しない特定のプロセスが起動されたか
否かについての監視、ファイル長の監視、ファイルに対
するハッシュ関数のハッシュ値による監視、コマンドの
不正使用の有無の監視などにより不正アクセスを検出し
ている。
【0029】サーバ切替処理部59は、不正アクセス監
視部57からのサーバ切替指示に従って現用サーバを待
機サーバに切り替えるが、この場合、現用サーバではネ
ットワークとの接続の停止後、システムを停止し、待機
サーバでは、決められたIPアドレスを利用して、アプ
リケーションプログラム51などの起動を行う。
【0030】以上のように構成される実施形態におい
て、図1(a)に示すように、クライアント1がインタ
ーネット3を介して現用サーバ5aと接続し、クライア
ント1が現用サーバ5aからサービスなどを受けている
場合に、図1(b)に示すように、アタッカーによる不
正アクセスがインターネット3を介して現用サーバ5a
に発生すると、この不正アクセスは現用サーバ5aの不
正アクセス監視部57によって検出される。
【0031】不正アクセス監視部57は、不正アクセス
を検出すると、サーバ切替指示をサーバ切替処理部59
に出力する。サーバ切替処理部59は、サーバ切替指示
を受け取ると、現用サーバ5aを切り離し、現用サーバ
5aの代わりにIPアドレスBの待機サーバ5bに切り
替え接続する。
【0032】一方、クライアント1は、現用サーバ5a
が切り離されたことにより、サーバとの接続が切断され
たことを知ると、まずは同じ現用サーバ5aに対する接
続を例えば数回繰り返すが、それでも接続されないこと
を知ると、切替サーバアドレスデータベース15から待
機サーバ5bのIPアドレスBを読み出し、このIPア
ドレスBの待機サーバ5bに対する接続をインターネッ
ト3を介して試み、該待機サーバ5bに接続されること
になる。この場合、待機サーバ5bの同期情報データベ
ース55には現用サーバ5aにおいて実行していたアプ
リケーションプログラム51の実行状況が同期情報とし
て記憶されているので、この同期情報データベース55
に記憶されている同期情報を用いて、中断したサービス
を継続することができる。
【0033】上述したように、現用サーバ5aに不正ア
クセスが発生した場合に、IPアドレスの異なる待機サ
ーバ5bに切り替え接続することにより、アタッカーか
らの再攻撃を低減することができる。これは、アタッカ
ーが目的のサーバに攻撃した後は、アタッカーはサーバ
のダウンなどを確認するものであるが、このような確認
も同じIPアドレスを使用して行うため、待機サーバ5
bのIPアドレスを異なるものに設定しておくことによ
り、アタッカーからの再攻撃を低減し得るものである。
すなわち、サーバが同一のIPアドレスで復旧しなけれ
ば、アタッカーは攻撃が成功したものと考え、アタッカ
ーは再攻撃をしてこなくなるのである。
【0034】次に、図4を参照して、本実施形態の不正
アクセス対応型サーバ切替方法を適用したサービス提供
システムについて説明する。
【0035】図4に示すサーバ提供システムでは、イン
ターネット3に複数のクライアント1a,1b,1cお
よびサービスサーバ100が接続されているが、これら
のクライアント1a,1b,1cには図2に示したよう
なサーバ接続部13および切替サーバアドレスデータベ
ース15からなる不正アクセス対応型サーバ切替装置が
組み込まれ、またサービスサーバ100の現用サーバ5
aおよび待機サーバ5bには図3で示したような情報同
期部53、同期情報データベース55、不正アクセス監
視部57、サーバ切替処理部59からなる不正アクセス
対応型サーバ切替装置がそれぞれ組み込まれているもの
である。
【0036】このように不正アクセス対応型サーバ切替
装置が各構成要素にそれぞれ組み込まれて構成されるサ
ービス提供システムにおいて、例えば図4に示すよう
に、クライアント1cがインターネット3を介してサー
ビスサーバ100の現用サーバ5aに接続されて、サー
ビスサーバ100からサービスを受けている場合に、ア
タッカーがインターネット3を介してサービスサーバ1
00の現用サーバ5aに不正アクセスすると、この不正
アクセスは現用サーバ5aの不正アクセス監視部57で
検出される。
【0037】現用サーバ5aの不正アクセス監視部57
は、アタッカーからの不正アクセスを検出すると、サー
バ切替指示をサーバ切替処理部59に出力するので、サ
ーバ切替処理部59はサーバ切替指示を受け取ると、現
用サーバ5aを切り離し、現用サーバ5aの代わりにI
PアドレスBの待機サーバ5bに切り替え接続する。
【0038】また、クライアント1は、サーバとの接続
が切断されたことを認識すると、切替サーバアドレスデ
ータベース15から待機サーバ5bのIPアドレスBを
読み出し、このIPアドレスBの待機サーバ5bに対す
る接続をインターネット3を介して試み、該待機サーバ
5bに接続され、アタッカーによる不正アクセスで中断
されていたサービスを継続することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現用サーバおよび待機サーバにそれぞれ異なるIPアド
レスを設定し、現用サーバに不正アクセスを含む原因に
より異常状態が発生したか否かを監視し、異常状態が発
生したことを検出すると、現用サーバをIPアドレスの
異なる待機サーバに切り替えるので、アタッカーから不
正アクセスがあっても、IPアドレスの異なる待機サー
バに切り替えて、アタッカーからの不正アクセスを適確
に回避し、クライアントに対するサービスを継続的に維
持することができる。
【0040】また、本発明によれば、クライアントは、
例えばアタッカーによる不正アクセスに対する現用サー
バの切断などにより、現用サーバに接続できない場合、
蓄積しておいた待機サーバのIPアドレス関連情報に基
づき待機サーバに対して接続を行うので、待機サーバか
らサービスを継続的に受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る不正アクセス対応型
サーバ切替方法を説明するための正常時の動作および異
常時の動作を示す説明図である。
【図2】図1に示した実施形態に使用されているクライ
アントの構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示した実施形態に使用されている現用サ
ーバおよび待機サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】図1〜図3に示した実施形態の不正アクセス対
応型サーバ切替方法を適用したサービス提供システムの
構成を示す図である。
【図5】従来の現用サーバと待機サーバで多重化された
システムを示す図である。
【符号の説明】
1 クライアント 3 インターネット 5a 現用サーバ 5b 待機サーバ 7 情報同期用ネットワーク 13 サーバ接続部 15 切替サーバアドレスデータベース 53 情報同期部 55 同期情報データベース 57 不正アクセス監視部 59 サーバ切替処理部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 11/20 C 9A001 (72)発明者 加藤 幹一郎 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 徳佐 幸展 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 牛川 陽子 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B034 BB02 CC01 DD05 DD07 5B045 JJ02 JJ24 JJ44 5B089 GA11 GB01 GB09 HA10 KA17 KB06 ME02 ME04 5K030 GA12 HC01 MB01 MD02 5K033 AA06 EB06 9A001 CC02 JJ12 JJ25 JJ27 LL03 LL09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットを含むネットワークを介
    してクライアントに接続される現用サーバが不正アクセ
    スを含む原因により異常状態になった場合に現用サーバ
    を待機サーバに切り替える不正アクセス対応型サーバ切
    替方法であって、 互いに同期して動作する現用サーバおよび待機サーバに
    対してそれぞれ異なるIPアドレスを設定し、 現用サーバに不正アクセスを含む原因により異常状態が
    発生したか否かを監視し、 前記異常状態が発生したことを検出すると、現用サーバ
    をIPアドレスの異なる待機サーバに切り替えることを
    特徴とする不正アクセス対応型サーバ切替方法。
  2. 【請求項2】 前記クライアントは、 現用サーバに対応する待機サーバのIPアドレスに関連
    する情報を蓄積し、 現用サーバへの接続に所定回数失敗した場合、待機サー
    バのIPアドレス関連情報に基づき待機サーバに対して
    接続を行うことを特徴とする請求項1記載の不正アクセ
    ス対応型サーバ切替方法。
  3. 【請求項3】 前記現用サーバは、 当該現用サーバに割り当てられた現用サーバ独自のIP
    アドレスと異なって、待機サーバに割り当てられた待機
    サーバ独自のIPアドレスに関連する情報を記憶し、 当該現用サーバに不正アクセスを含む原因により異常状
    態が発生したか否かを監視し、 異常状態の発生を検出した場合、当該現用サーバを前記
    待機サーバ独自のIPアドレス関連情報に基づき待機サ
    ーバに切り替えることを特徴とする請求項1記載の不正
    アクセス対応型サーバ切替方法。
  4. 【請求項4】 前記待機サーバ独自のIPアドレス関連
    情報は、待機サーバ独自のIPアドレスの情報であるこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の不正アクセス対
    応型サーバ切替方法。
  5. 【請求項5】 インターネットを含むネットワークを介
    してクライアントに接続されている現用サーバが不正ア
    クセスを含む原因により異常状態になった場合に現用サ
    ーバを待機サーバに切り替える不正アクセス対応型サー
    バ切替装置であって、 前記クライアントは、 現用サーバに対応する待機サーバの、現用サーバのIP
    アドレスと異なるIPアドレスに関連する情報を蓄積す
    るIPアドレス関連情報蓄積手段と、 現用サーバへの接続に所定回数失敗した場合、前記IP
    アドレス関連情報蓄積手段に蓄積されている待機サーバ
    のIPアドレス関連情報に基づき待機サーバに対して接
    続を行うサーバ接続手段とを有し、 前記現用サーバは、 当該現用サーバに割り当てられた現用サーバ独自のIP
    アドレスと異なって、前記待機サーバに割り当てられた
    待機サーバ独自のIPアドレスに関連する情報を記憶し
    ている記憶手段と、 当該現用サーバに不正アクセスを含む原因により異常状
    態が発生したか否かを監視する異常状態監視手段と、 該異常状態監視手段が前記異常状態の発生を検出した場
    合、当該現用サーバを前記記憶手段に記憶されている待
    機サーバ独自のIPアドレス関連情報に基づき待機サー
    バに切り替えるサーバ切替手段とを有することを特徴と
    する不正アクセス対応型サーバ切替装置。
  6. 【請求項6】 前記待機サーバ独自のIPアドレス関連
    情報は、待機サーバ自身のIPアドレスの情報であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の不正アクセス対応型サー
    バ切替装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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