JP2001254845A - ガスメータにおける緊急遮断口周辺のシール構造 - Google Patents

ガスメータにおける緊急遮断口周辺のシール構造

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JP2001254845A
JP2001254845A JP2000064379A JP2000064379A JP2001254845A JP 2001254845 A JP2001254845 A JP 2001254845A JP 2000064379 A JP2000064379 A JP 2000064379A JP 2000064379 A JP2000064379 A JP 2000064379A JP 2001254845 A JP2001254845 A JP 2001254845A
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Japan
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valve seat
adapter
valve
gas meter
emergency shutoff
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Application number
JP2000064379A
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English (en)
Inventor
Megumi Iwakawa
恵 岩川
Kunihiro Fujimoto
訓弘 藤本
Hiroyuki Nishimura
寛之 西村
Hideki Yamaguchi
秀樹 山口
Yukio Kimura
幸雄 木村
Hiroshi Ishida
宏 石田
Katsuhisa Hanaki
克久 花木
Koji Nagayama
浩二 永山
Toru Matsuyama
亨 松山
Eiji Nakamura
英司 中村
Takaaki Yoshida
貴昭 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kimmon Manufacturing Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Kansai Gas Meter Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Kimmon Manufacturing Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Kansai Gas Meter Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急遮断口周辺のシール性を一段と向上でき
るガスメータにおける緊急遮断口周辺のシール構造を提
供する。 【解決手段】 ガスメータ内の緊急遮断口3に弁座63
が設けられ、その弁座63に対し接離自在に弁体62が
配置される。内嵌筒51の一端外周に環状アダプタ本体
52が設けられた弁座アダプタ50が、そのアダプタ本
体52が弁座63の座面上に配置される態様に、内嵌筒
51が弁座63に内嵌されて、弁体62がアダプタ本体
52に接離することにより、緊急遮断口3が開閉される
よう構成される。環状パッキン本体71と、その内周端
縁に軸心方向に延びるように設けられたシール片72と
を有するパッキン70が、その本体71がアダプタ本体
52と弁座63の座面63aとの間に配置され、シール
片72が内嵌筒51と弁座63の内周面との間に配置さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、緊急遮断弁のス
トローク調整用として緊急遮断口に弁座アダプタが設け
られたガスメータにおける緊急遮断口周辺のシール構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイコンメータ等と称される膜式
タイプのガスメータは、メータ内のガス流路上に緊急遮
断口が設けられ、その緊急遮断口に弁座が設けられると
ともに、その弁座に対向して弁体が配置されている。そ
して、地震等の緊急時には自動的に弁体が弁座に圧接す
ることにより、緊急遮断口が閉塞されてガスの供給が遮
断されるよう構成されている。
【0003】このようなガスメータの緊急遮断弁として
は、緊急遮断後の復帰操作(開操作)は手動で行うよう
にした、いわゆる単方向遮断弁が用いられている。
【0004】
【発明の背景】一方、近年になって、災害時やその復旧
時の迅速な対応や、経費の節減等を目的として、各家屋
に設置されるガスメータを中央管理センター等の遠隔位
置で管理する遠隔管理システムの開発が進められてお
り、この遠隔管理システムにおいては、緊急遮断弁の閉
操作のみならず、開操作も自動的に行えるよう構成する
必要がある。このため、緊急遮断弁として、閉方向と開
方向の双方の動作を1つのソレノイドで行えるようにし
た双方向遮断弁(電動開閉弁)の採用が検討されてい
る。
【0005】ところが、双方向遮断弁は、単方向遮断弁
に比べて、ストローク長が短いため、従来のガスメータ
に上記双方向遮断弁を適用する場合には、ストローク量
を調整するのが好ましい。
【0006】そこで、本件出願人らは、緊急遮断口の弁
座に弁座アダプタを装着して、その弁座アダプタに遮断
弁の弁体を接離させるよう構成することにより、緊急遮
断弁(双方向遮断弁)のストローク量を調整するという
技術を提案している(特願平10−35743号、特願
2000−947号)。更にこの提案技術を基に研究を
進めていくうち、弁体を弁座アダプタに圧接させた際
に、弁座と弁座アダプタとの間のシール性を向上させる
ことにより、緊急時のガスの遮断性を一段と向上でき、
ひいてはガスメータの信頼性をより一層向上できること
が判明した。
【0007】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、緊急遮断口周辺のシール性を一段と向上させる
ことができるガスメータにおける緊急遮断口周辺のシー
ル構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、ガスメータ内におけるガス流路上の緊
急遮断口に対し接離自在に弁体が配置され、前記緊急遮
断口に弁座がその座面を前記弁体に対向させた状態に設
けられる一方、内嵌筒の一端外周に環状アダプタ本体が
設けられた弁座アダプタが、そのアダプタ本体が前記弁
座の座面上に配置される態様に、前記内嵌筒が前記弁座
に内嵌されて、前記弁体が前記アダプタ本体に接離する
ことにより、前記緊急遮断口が開閉されるようなされた
ガスメータにおける緊急遮断口周辺のシール構造であっ
て、リング状のパッキン本体と、パッキン本体の内周端
縁から軸心方向に延びる筒状のシール片とを有するパッ
キンを具備し、前記パッキン本体が前記アダプタ本体と
前記弁座の座面との間に配置されるとともに、前記シー
ル片が前記内筒体と前記弁座の内周面との間に配置され
てなるものを要旨としている。
【0009】この発明のシール構造においては、アダプ
タ本体及び弁座間に配置されるパッキン本体と、内筒体
及び弁座間に配置されるシール片とを有するパッキンを
具備するものであるため、そのパッキン本体及びシール
片により弁座及びアダプタ間の軸心方向及び径方向のシ
ールを共に確実に図ることができ、弁座及びアダプタ間
を万全にシールすることができる。
【0010】一方、本発明においては、前記弁座アダプ
タにおける内筒体の外周面に、周溝が設けられ、その周
溝内に前記パッキンのシール片が収容配置されてなる構
成を採用するのが好ましい。
【0011】すなわちこの構成を採用する場合には、パ
ッキンの位置ずれ、特に軸心方向の位置ずれを防止する
ことができ、位置ずれによる気密漏れを確実に防止する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
シール構造が適用されたガスメータ(1)の緊急遮断口
周辺を示す水平断面図であって、図8のI−I線断面に
相当する図、図2はガスメータ(1)の緊急遮断口周辺
を拡大して示す水平断面図である。
【0013】これらの図に示すように、本実施形態のガ
スメータ(1)におけるケーシング(1a)には、ガス
流入口(2a)の略直下位置に、軸心が前後方向に向い
た円柱状の弁室(2)が設けられるとともに、その弁室
(2)の前方には、緊急遮断口(3)が設けられる。そ
してこのガスメータ(1)においては、ガス流入口(2
a)から流入されたガスが、弁室(2)及び緊急遮断口
(3)を通って計量室に導かれた後、ガス流出口(2
b)から流出されるガス流路が形成される。
【0014】ケーシング(1a)の後壁には、弁室
(2)に対応して弁取付孔(1b)が形成されるととも
に、その弁取付孔(1b)には、シール板(4)が閉塞
状態に取り付けられている。
【0015】シール板(4)には、ソレノイド(61)
が固定されるとともに、そのソレノイド(61)のプラ
ンジャ(61a)が軸心を緊急遮断口(3)に一致させ
た状態でシール板(4)を貫通して弁室(2)内に配置
される。更にプランジャ(61a)の先端には、軸心を
緊急遮断口(3)に一致させた状態で、円形の弁体(6
2)が取り付けられる。
【0016】図1ないし図5に示すように、緊急遮断口
(3)の周縁部には、環状の弁座(63)がその座面
(63a)を上記弁体(62)に対向させるようにして
固定される。この弁座(63)は、真ちゅう等の金属に
より構成されている。
【0017】図4及び図6に示すように、弁座(63)
に取り付けられる弁座アダプタ(50)は、合成樹脂の
一体成形品をもって構成されている。この弁座アダプタ
(50)は、弁座(63)の内側に適合する大きさの内
嵌筒(51)を有しており、この内嵌筒(51)の一端
側外周には、内嵌筒(51)と同軸上に環状のアダプタ
本体(52)が一体に形成される。なお、アダプタ本体
(52)の端面(52a)は、上記弁体(62)を気密
状態に密着可能な弁座面として構成されている。
【0018】内嵌筒(51)におけるアダプタ本体(5
2)側の端部外周には、後述するパッキン(70)を収
容し得る周溝(51a)が形成される。更に内嵌筒(5
1)の略中間部には、周方向に所定の間隔おきに設けら
れ、かつ周方向に沿って均等に配置される複数のフック
(53)が一体に形成されている。このフック(53)
は、一端側が固定端(53a)として内嵌筒(51)に
連接されており、他端側が自由端(53b)に形成され
て、フック自体の弾性力により、内側に弾性変形し得る
よう構成されている。更に図3に示すように、このフッ
ク(53)は、その外周面が固定端(53a)から自由
端(53b)に向かうに従って、次第に外側に突出する
ようにテーパ面(53c)として構成されている。
【0019】図4ないし図7に示すように、弁座(6
3)と弁座アダプタ(50)との間に配置されるパッキ
ン(70)は、ニトリルゴム(NBR)等の弾性材料か
らなり、環状のパッキン本体(71)と、そのパッキン
本体(71)の内周端縁に一体に形成され、軸心方向に
延びる筒状のシール片(72)とを有している。
【0020】そして図1ないし図4に示すように、上記
弁座アダプタ(50)及びパッキン(70)を弁座(6
3)に装着するには、まずパッキン(70)を弁座アダ
プタ(50)に装着する。すなわちパッキン(70)を
内嵌筒(51)に外嵌し、パッキン本体(71)をアダ
プタ本体(52)に密着させる態様に、シール片(7
2)を内嵌筒(51)の周溝(51a)内に密着状態に
収容配置する。
【0021】その後、そのパッキン付きアダプタ(5
0)を、その内嵌筒(51)を弁座(63)の内側に押
し込んでスナップフィットで嵌着する。すなわちアダプ
タ(50)を弁座(63)に押し込み、その押込時に、
弁座(63)の内周面によって、フック(53)の自由
端(53b)をテーパ面(53c)を介して内側に押し
込み、その状態で弁座(63)の内側を通過させた後、
フック自体の弾性力により、自由端(53b)を外側に
突出するように弾性復元させる。こうして、自由端(5
3b)を弁座(63)に係合して抜止めして、弁座(6
3)をアダプタ本体(52)及びフック(53)間に適
合状態に嵌め込み、これにより弁座アダプタ(50)を
パッキン(70)を介して弁座(63)に適合状態に嵌
着固定する。
【0022】この嵌着状態においては、アダプタ本体
(52)の端面(52a)が、緊急遮断弁(60)の弁
体(62)に軸心を一致させた状態で対向配置される。
更にパッキン(70)のシール片(72)が弁座(6
3)の内周面と弁座アダプタ(50)の内筒体(51)
との間に圧縮状態で配置されるとともに、パッキン本体
(71)が弁座(63)の座面(63a)とアダプタ本
体(52)との間に圧縮状態で配置される。
【0023】なお図1に示すように、ケーシング(1
a)の前面壁には、復帰軸取付孔(1c)が形成されて
いるが、本実施形態では、双方向遮断弁(60)を使用
することにより、手動による遮断弁復帰操作機構が不要
となるため、この孔(1c)には、従来のような手動復
帰操作機構が設けられることはなく、閉塞部材(6)が
取り付けられている。
【0024】以上の構成のガスメータ(1)において、
図1に示す開弁状態から、ガス流路を遮断する場合に
は、緊急遮断弁(60)のソレノイド(61)を励磁し
て、プランジャ(61a)を進出させて、弁体(62)
を弁座アダプタ(50)の端面(52a)に密着させ、
緊急遮断口(3)を閉塞してガスの供給を停止する。
【0025】このとき、本実施形態においては、パッキ
ン(70)の本体(71)を弁座(63)とアダプタ本
体(52)との間に配置するとともに、シール片(7
2)を弁座(63)の内周面とアダプタ(50)の内嵌
筒(51)との間に配置しているため、パッキン本体
(71)により径方向(ラジアル方向)のシールを図る
こことができるとともに、シール片(72)により、弁
座(63)及びアダプタ(50)間の軸心方向(スラス
ト方向)のシールを図ることができる。
【0026】一方、緊急遮断弁(60)の閉弁状態か
ら、ソレノイド(61)を励磁して、プランジャ(61
a)を後退させると、弁体(62)が弁座アダプタ(5
0)の端面(52a)から離脱して緊急遮断口(3)が
開放され、これによりガス流路が導通し、ガスの供給が
可能となる。
【0027】以上のように、本実施形態のガスメータ
(1)によれば、パッキン(70)の本体(71)及び
シール片(72)により、弁座(63)及びアダプタ
(50)間の軸心方向及び径方向のシールを共に図るよ
うにしているため、弁座(63)及びアダプタ(50)
間を万全にシールすることができ、ガスの遮断性、ひい
てはガスメータ(1)の信頼性を、今以上に一段と向上
させることができる。
【0028】更に本実施形態においては、アダプタ(5
0)の内嵌筒外周面に周溝(51a)を形成して、その
周溝(51a)内にパッキン(70)を収容配置してい
るため、パッキン(70)の位置ずれ、特に軸心方向の
位置ずれを確実に防止することができ、より一層シール
性を向上させることができる。
【0029】また本実施形態においては、弁座(63)
に装着した弁座アダプタ(50)に弁体(62)を接離
させて、ガスの供給遮断を行うものであるため、緊急遮
断弁として、単方向遮断弁に代えて、ストローク長の短
い双方向遮断弁(60)を使用しても、開弁状態での弁
体(62)を、弁座(63)から適度に離して弁室
(2)内の最適位置に配置できるので、圧力損失を低減
させることができる。
【0030】更に本実施形態では、既存のガスメータ
に、弁座アダプタ(50)をスナップフィットで嵌着す
るだけで簡単に、緊急遮断弁(60)のストローク長を
適切に調整することができるので、ガスメータ自体の設
計変更は必要なく、コストの削減を図ることができる。
【0031】しかも、本実施形態においては、弁座アダ
プタ(50)に内嵌筒(51)をアダプタ本体(52)
に一体に形成するものであるため、アダプタ本体(5
2)自体に十分な強度を得ることができる上、アダプタ
(50)が内嵌筒(51)を介して弁座(63)の内周
面全域においてバランス良く支持され、優れた形態安定
性を得ることができる。このため、アダプタ本体(5
2)の組付歪みや変形等を確実に防止することができる
ので、アダプタ本体(52)と弁座(63)との間を確
実にシールしてその間のガス漏洩を防止しつつ、緊急遮
断弁作動時に、アダプタ(50)の弁座面(52a)に
確実に弁体(62)を密着させることができる。従っ
て、ガス流路を確実に遮断でき、緊急遮断弁(60)の
動作信頼性を向上させることができる。
【0032】一方、本実施形態においては、圧力損失を
確実に低減させるために、ガスメータ(1)における流
路遮断部周辺の寸法を、以下のように設定している。
【0033】まず、開弁状態での弁体(62)と弁座ア
ダプタ(50)の弁座面(52a)との間隔(D1 )、
すなわち弁体(62)のストロークは5mmに設定され
ている。
【0034】弁体(62)の外径(D2 )と弁座(6
3)の内径(D3 )との差は4mmに設定され、弁体
(62)の外径(D2 )と開弁状態における弁体(6
3)の位置での弁室(2)の内径(D4 )との差は8m
mに設定されている。
【0035】例えば弁体(62)の外径(D2 )が24
mmの場合には弁室(2)の内径(D4 )が32mm
に、また、弁体(62)の外径(D2 )が28mmの場
合には弁室(2)の内径(D4 )が36mmに、また、
弁体(62)の外径(D2 )が36mmの場合には弁室
(2)の内径(D4 )が44mmに設定される。更に弁
体(62)の外径(D2 )が上記のように、24mm、
28mm、36mmに設定される場合には、その弁体
(62)との間に4mmの差が生じるように、弁座(6
3)の内径(D3 )が設定される。
【0036】また弁体(62)の厚さ(D5 )は、特に
限定されるものではないが、5mmあるいは3.5mm
に設定される。なお図の例では、3.5mmに設定され
ている。
【0037】また弁体(62)の外径(D2 )が36m
mに設定された場合は、弁座アダプタ(50)の各部の
寸法(D3 )(D6 )(D7 )(D8 )(D9 )(D1
0)は、以下のように設定される。すなわち、(D3 )
=32mm、(D6 )=39mm、(D7 )=35.7
mm、(D8 )=33.6mm、(D9 )=9.3m
m、(D10)=2.5mmに設定される。
【0038】また本実施形態では、ガス流入口(2a)
の中心から弁体(62)の弁面までの距離(D11)は
4.5mmに設定される。
【0039】なお、上記実施形態等においては、弁座ア
ダプタをフックにより弁座に取り付けるようにしている
が、本発明は、それだけに限られず、紫外線硬化型接着
剤等の光硬化型接着剤により接着固定するようにしても
良い。
【0040】更に弁座アダプタを、接着剤とフックとの
双方で弁座に強固に取り付けるようにしても良い。
【0041】<実験例>次に上記実施形態と同様のガス
メータによる圧力損失試験の結果を示す。
【0042】試験条件 試験流体 :空気 試験流量 :7m3 /h 基準器 :ソニックノズル 差圧計 :傾斜管マノメータ 弁ストローク:5mm 弁室の内径 :44mm 上記の条件で、弁体(62)を、その外径(D2 )が3
2mm、34mm、36mm、38mmのものについ
て、圧力損失(mmH2 O)をそれぞれ測定した。な
お、弁座(63)の内径(D3 )は、弁体(62)の外
径(D2 )に対して、いずれも4mmの差が生じるよう
に設定した。
【0043】その圧力損失は、外径(D2 )が32mm
の場合、24.1 外径(D2 )が34mmの場合、23.4 外径(D2 )が36mmの場合、23.1 外径(D2 )が38mmの場合、23.3 の値が得られ、外径が36mmのときがもっとも圧力損
失が小さかった。
【0044】以上の結果から、弁体(62)の外径(D
2 )と弁室(2)の内径(D4 )の差8mmの場合、最
も圧力損失が小さいことが判る。
【0045】また弁体(62)の弁面と、ガス流入口
(2a)の中心との距離(D11)を、0mm、2.5m
m、4.5mm、6mmのものについて、圧力損失をそ
れぞれ測定した。
【0046】その結果は、距離(D11)が0mmの場
合、 25.0 距離(D11)が2.5mmの場合、24.0 距離(D11)が4.5mmの場合、23.0 距離(D11)が6mmの場合、 25.0 の値が得られた。
【0047】以上の結果から、距離(D11)が4.5m
mの場合が最も圧力損失が小さく、距離(D11)を4.
5mm設定するのが最適である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明のガスメータにお
ける緊急遮断口周辺のシール構造によれば、環状のパッ
キン本体の内周端縁に軸心方向に延びるシール片が設け
られたパッキンを、その本体を弁座とアダプタ本体との
間に配置するとともに、シール片を弁座の内周面とアダ
プタの内嵌筒との間に配置するものであるため、パッキ
ン本体及びシール片により弁座及びアダプタ間の軸心方
向及び径方向のシールを共に確実に図ることができる。
従って弁座及びアダプタ間を万全にシールすることがで
き、緊急時のガスの遮断性、ひいてはガスメータの信頼
性を一段と向上させることができるという効果がある。
【0049】また本発明において、弁座アダプタの内嵌
筒外周面に周溝を形成して、その周溝内にパッキンのシ
ール片を収容配置する場合には、パッキンの位置ずれ、
特に軸心方向の位置ずれを確実に防止することができ、
より一層シール性を向上させることができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるシール構造が適用さ
れたガスメータの緊急遮断口周辺を示す水平断面図であ
る。
【図2】実施形態のガスメータにおける緊急遮断口周辺
を拡大して示す水平断面図である。
【図3】実施形態のガスメータにおける弁座アダプタ嵌
着部周辺を拡大して示す水平断面図である。
【図4】 実施形態のガスメータにおける弁座周辺を分
解して示す斜視図である。
【図5】 実施形態のガスメータに適用された弁座を示
す図であって、同図(a)は正面図、同図(b)は平面
図、同図(c)は水平断面図である。
【図6】実施形態のガスメータに適用された弁座アダプ
タを示す図であって、同図(a)は背面図、同図(b)
は水平断面図、同図(c)は平面図である。
【図7】実施形態のガスメータに適用されたパッキンを
示す図であって、同図(a)は背面図、同図(b)は水
平断面図である。
【図8】実施形態のシール構造が適用されたガスメータ
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ガスメータ 3…緊急遮断口 50…弁座アダプタ 51…内嵌筒 51a…周溝 52…アダプタ本体 62…弁体 63…弁座 63a…座面 70…パッキン 72…シール片 71…パッキン本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000142425 株式会社金門製作所 東京都板橋区大原町13番1号 (71)出願人 000156813 関西ガスメータ株式会社 京都府京都市下京区中堂寺鍵田町10 (72)発明者 岩川 恵 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 藤本 訓弘 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 西村 寛之 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 山口 秀樹 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 木村 幸雄 東海市新宝町507−2 東邦ガス株式会社 内 (72)発明者 石田 宏 東海市新宝町507−2 東邦ガス株式会社 内 (72)発明者 花木 克久 愛知県名古屋市熱田区千年一丁目2番70号 愛知時計電機株式会社内 (72)発明者 永山 浩二 愛知県名古屋市熱田区千年一丁目2番70号 愛知時計電機株式会社内 (72)発明者 松山 亨 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株 式会社金門製作所関西研究所内 (72)発明者 中村 英司 京都市下京区中堂寺鍵田町10 関西ガスメ ータ株式会社内 (72)発明者 吉田 貴昭 京都市下京区中堂寺鍵田町10 関西ガスメ ータ株式会社内 Fターム(参考) 3H052 AA01 BA02 BA26 CB14 CB19 CB23 EA01 3H061 AA02 AA05 BB04 CC18 CC19 DD03 EC24 ED05 FA02 FA19 GG05 3H106 DA09 DA13 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DD03 EE39 GB15 KK12 KK15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスメータ内におけるガス流路上の緊急
    遮断口に対し接離自在に弁体が配置され、前記緊急遮断
    口に弁座がその座面を前記弁体に対向させた状態に設け
    られる一方、内嵌筒の一端外周に環状アダプタ本体が設
    けられた弁座アダプタが、そのアダプタ本体が前記弁座
    の座面上に配置される態様に、前記内嵌筒が前記弁座に
    内嵌されて、前記弁体が前記アダプタ本体に接離するこ
    とにより、前記緊急遮断口が開閉されるようなされたガ
    スメータにおける緊急遮断口周辺のシール構造であっ
    て、 リング状のパッキン本体と、パッキン本体の内周端縁か
    ら軸心方向に延びる筒状のシール片とを有するパッキン
    を具備し、 前記パッキン本体が前記アダプタ本体と前記弁座の座面
    との間に配置されるとともに、前記シール片が前記内筒
    体と前記弁座の内周面との間に配置されてなることを特
    徴とするガスメータにおける緊急遮断口周辺のシール構
    造。
  2. 【請求項2】 前記弁座アダプタにおける内筒体の外周
    面に、周溝が設けられ、その周溝内に前記パッキンのシ
    ール片が収容配置されてなる請求項1記載のガスメータ
    における緊急遮断口周辺のシール構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010076747A (ja) * 2008-08-28 2010-04-08 Advics Co Ltd 調圧リザーバ
CN104006166A (zh) * 2014-03-14 2014-08-27 金卡高科技股份有限公司 燃气表控制阀组件结构
WO2017216957A1 (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 三菱電機株式会社 エアバイパスバルブ

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