JP2001251986A - 人工魚礁 - Google Patents

人工魚礁

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JP2001251986A
JP2001251986A JP2000114419A JP2000114419A JP2001251986A JP 2001251986 A JP2001251986 A JP 2001251986A JP 2000114419 A JP2000114419 A JP 2000114419A JP 2000114419 A JP2000114419 A JP 2000114419A JP 2001251986 A JP2001251986 A JP 2001251986A
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Japan
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fish
net
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artificial reef
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JP2000114419A
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English (en)
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Hideo Tagawa
英生 田川
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RYOYO SANGYO KK
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RYOYO SANGYO KK
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Artificial Fish Reefs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 人工魚礁に定着した魚類を自然の状態で
生かした侭、海面に吊り上げ漁獲を一網打尽に行う方法
の提供。 【構 成】 人工魚礁を魚網で全周を覆い吊り下げ
後、海底で魚類が魚網の網目から自由に出入し棲息後
に、再び吊り上げることで活魚として経済的に低価格に
無駄なく漁獲する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]本発明は、主に人工
魚礁に定着した棲息魚類にストレスや傷を与えず、自然
に遊泳させた状態で、確実に一網打尽に捕集網に収容す
ることで安全に漁獲物とする方法と装置に関する。
【0002】[従来の技術]従来、人工魚礁は鉄骨、セ
メント及び間伐材等により製造され、海底に沈下させ魚
類の定着を行わせて、海上よりの釣り漁法とトロール漁
法により人工魚礁の周辺を底曳きする程度の前近代的な
漁撈設備でしかなかった。即ち一度海底に沈下させた魚
礁は二度と移動できず、或は魚礁効果及び定着棲息の確
認のための引上げは、不可能であり棲息状況の明確なる
確認手法は確立されていなかった。
【0003】[発明の解決しようとする課題]しかしな
がら、この従来の方法では下記に述べるような問題点が
あつた。 イ、トロール漁業で人工魚礁の周辺を底曳きしても漁獲
率は低く海底を破壊し漁場が荒廃する恐れがあるのみな
らず人工魚礁と接触すれば魚礁を破壊し、トロール網も
損傷する損害を生じる。 ロ、魚類がトロール網にすくわれる際、傷つき易く価格
が低下し活魚としての販売は不可能であるので魚価格が
上がらず不経済であった。 ハ、人工魚礁の目的は魚類の棲息場所を提供することで
魚類を増殖させそれを人類が活用するためであるが投資
効果が不明で漁獲効率が悪く改善することが求められて
いた。このため人工魚礁に一体どのような魚類が、どの
位集まったいるか等数値的データ採集の方法が模索され
ていた。
【0004】本発明はかかる従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的とするところは、
人工魚礁に定着した魚類をそっくり全量を漁獲し調査す
ることでより完璧な人工魚礁を開発研究できるので、無
駄な投資を削減すると共に漁獲率を向上させトロール漁
業による海底の破壊を防止して海域環境を保全すること
を可能とした。又漁業者の経営を改善させ次世代の後継
者に漁業への就労意欲を抱かせるための方法を提供する
ことにある。
【0005】[課題の解決するための手段]前記目的を
達成するための手段として本発明請求項1記載の人工魚
礁では、チタン線を折り込んだロープを複数使用して構
成した魚網の中に人工魚礁を配置し、魚類が該魚網の内
外を自由に移動できるようにして増殖させ、魚類の成長
後は人工魚礁を水面まで引き上げる際の引張力により魚
網の網目が縮小するので魚類は魚網より逃げられない状
態で水面に浮上し別に設けた捕集網に回収漁獲すること
を特徴とする人工魚礁の漁獲方法を採用した。
【0006】[作用]本発明の人工魚礁では、海中に投
下し沈下させた人工魚礁は予めチタン細線を折り込んだ
ロープにより構成した魚網内に収容し、魚類は該魚網の
存在に関係なく自由に魚網の網目の内外を通過し、外敵
に襲われれば内側に退避することを可能とする安全な囲
いとなしうる。魚類は大型、中型、小型の順に捕食する
ので、大型魚は中型、小型魚の自由な遊泳を網目の中に
入り襲うことは不可能である。網目の大きさは自由に決
めうる。このため定着魚類にストレスは発生せず成育も
早くなる利点を生じる。魚礁、魚網の内部で産卵し稚魚
となり段々と成長するが、海底での網目の大きさは大き
いので成育に支障は生じない。
【0007】魚類の成長、定着が確認できれば海面に引
き上げるが、その際魚網は吊り上げ力と人工魚礁の重さ
により網目が縮少し、魚礁内部に棲息していた魚類は海
底より海面までストレスは無い状態で移動する。即ち網
目の形状は菱形より直線的に変化し隙間がなくなるので
魚類の逃げ出しは不可能で投げ網と同じ作用を生じる。
加えてチタン細線を折り込んだロープであるため、海水
による腐食もなく小径のロープであっても破断する恐れ
はない。吊り下げ状態も吊り上げと同じ作用があるが海
底に着地すると吊り下げ力が発生せず自由に放置されの
で網目は直線状より菱形となり拡がり魚類の通過が自由
になる。網目は人工魚礁の配置場所、対象魚類により自
由に変えることが可能である。
【0008】人工魚礁に定着した魚類の正確なデータは
全く見当たらず投下資本の割りには科学的な統計数値の
入手は不可能であったが、本発明により人工魚礁の形
体、構造が魚類の棲息に適当であるかの判断材料となり
うるため、我が国の漁業生産の減少を輸入により補う必
要がなくなる効果が発生する。浅海域の開発による漁業
資源の減少、海洋環境の世界的悪化が地球規模で進行す
るため水産物輸入依存が厳しくなっている。国際的に自
国消費は自国生産によることが求められており、漁村人
口の減少と後継者難にも対応できる本発明は国際貢献に
寄与できると期待が大きい。経済的には公共投資として
の人工魚礁作りが科学的データにより詳細に記録発表さ
れ公知とすることで税金の有効な使用方法と生産性が得
られる効果がある。
【0009】本発明の別に設けた捕集網は次のような作
用である。人工魚礁を包んだチタン細線を折り込んだロ
ープで構成する魚網を海面に吊り上げる作業船は該魚網
の形状、寸法に合致した捕集網を作業船に垂下し、その
中に魚網と人工魚礁を入れ捕集網の周囲を引き上げて魚
網との隙間をなくしてから、魚網と人工魚礁の端部より
捕集網の方向に圧縮空気の壁によって魚類を追い出すこ
とが可能である。魚類が捕集網に移動したら捕集網の魚
網と人工魚礁の接触端部に予め設けていた締めこみ網を
絞ることで魚類は完全に捕集網内に移動を終了する。こ
の際魚類は海水中を捕集網方向に移動し圧縮空気の壁に
より酸欠とならず無傷にストレスを生じず活きた状態で
収容される。魚類の種類、数量等は捕集網上部より目視
或はカメラ記録により確認可能である。
【0010】[実施例]以下、本発明の実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施例の人工
魚礁の吊り下げ、吊り上げ状態を示す説明図。図2は海
底に沈下した状態を示す説明図、図3は捕集網の回収を
示す説明図である。まず、実施例の構成を説明する。人
工魚礁の形状は不特定であり特定しない。図1におい
て、1は人工魚礁であり、2は魚網で人工魚礁全体を包
んでいるので人工魚礁を船舶3から4のウインチでロー
プ5による吊り下げ、吊り上げ状態を示す。6は魚網の
網目を示す。7は魚類である。吊り上げにより魚網は菱
形の網目が直線状に変形し網目が急激に縮小するので、
人工魚礁内部の魚類は吊り上げ時には逃げられない状態
で海面8迄浮上する。吊り下げ時は同じ状態であるが魚
類は居ない。図2は海底9に沈下した状態を示し、魚網
の網目6は吊環10の引張力がなくなり人工魚礁上にあ
るのでたるみが生じ網目が大きくなり、魚類は自由にこ
の網目を通過して人工魚礁内部に棲みつくことが可能で
ある。図3は吊り上げた状態の人工魚礁と捕集網の回収
を示し、捕集網底部の圧縮空気の壁11により空気が噴
射されると10の魚網とじ目複数を開くことで、捕集網
の接続部12が解放され魚類は人工魚礁から捕集網に自
然に移動する。移動が終わったら捕集網の人工魚礁の接
続部をとじて引き抜く。人工魚礁は再び海中に沈下する
ことで作業を終了する。捕集網と魚類は船舶により曳航
され帰港陸揚される。
【0011】次に実施例の作用を説明する。人工魚礁は
特定せず多種多様な構造と材料が使用されているが、こ
れらの周囲をあたかもミカン袋の如く包んで構成した魚
網を吊り上げると網目が縮小するので、この網を重量物
である人工魚礁の吊り下げ、吊り上げに耐える強度と海
水の腐食に問題を生じないチタン線を折り込んだロープ
によって作る。したがって吊り下げ、吊り上げ上の問題
は解決し魚類による噛み破れもチタンにより保護されて
いるので安全である。
【0012】ついで海底に沈下すると、吊り下げロープ
の吊環をはずし魚網上に放置すると魚網の網目は緊張か
ら解放されるので自然に拡大する。魚類は、大型魚類の
襲撃から逃げるための隠れ家として人工魚礁を利用でき
るので、魚礁外部に魚網があっても自由に往来し棲みつ
くことになる。
【0013】次に実施例の効果を説明する。数年経過し
た後、人工魚礁を引き上げて魚類を一網打尽にできる他
に、魚類の成長度、魚種等の調査が可能となり、幼魚は
捕集網の網目を指定して海中に戻すことで資源の減少は
防止できる。これらの人工魚礁を複数設置すれば、日本
列島周辺に一大漁場が出現しかつ効率的捕獲により経費
の削減が可能となる。魚群探知機により大海を走り廻
り、トロール網を曳いても漁獲が当てにならない前近代
的漁法から脱皮して、予じめ時季的に天候の良い、作業
しやすい日に近くの海域で人工魚礁を吊り上げ、吊り下
げするだけでよい漁業となるので、後継者難も一挙に解
決される効果は極めて大きい。チタンは貴金属で再生可
能あるのでロープが損傷したら回収し、再利用が可能で
経済的な再利用効果がある。魚類は上述の作用効果によ
り自然に自由に移動し、傷つくことがないので活魚とし
て高値で販売されるので漁獲高が倍増する結果、漁民が
経済的に余裕を生じる。 世界的な食糧不足の到来懸念
に対しても日本国民への食料自給率の魚類供給確保が確
実で蛋白質の補給効果が絶大となる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の人工魚礁を吊り下げ、吊り上げ
状態を示す説明図である。
【図2】同上の海底沈下した状態を示す説明図である。
【図3】同上の捕集網の回収を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・・人工魚礁 2・・・・魚網 3・・・・船舶 4・・・・ウインチ 5・・・・ロープ 6・・・・魚網網目 7・・・・魚類 8・・・・海面 9・・・・海底 10・・・・魚網とじ目 11・・・・圧縮空気の壁 12・・・・捕集網接続部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 海中に設置した人工魚礁をチタン細線
    をおりこんだロープを複数使用して構成した魚網の中に
    配置し、魚類が該魚網の内外を自由に移動できるように
    して棲息させ、魚類の成長後は人工魚礁を水面まで引き
    上る引張力により該魚網の網目が縮小し魚類は魚網より
    逃げられない状態で水面に浮上させ、別に設けた捕集網
    に回収漁獲することを特徴とする人工魚礁の捕獲方法。
JP2000114419A 2000-03-12 2000-03-12 人工魚礁 Pending JP2001251986A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100579367C (zh) * 2007-09-27 2010-01-13 中国水产科学研究院黄海水产研究所 深水网箱整组升降控制系统及控制方法
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