JP2001251264A - 多重通信における周波数帯の配置方法 - Google Patents

多重通信における周波数帯の配置方法

Info

Publication number
JP2001251264A
JP2001251264A JP2000061278A JP2000061278A JP2001251264A JP 2001251264 A JP2001251264 A JP 2001251264A JP 2000061278 A JP2000061278 A JP 2000061278A JP 2000061278 A JP2000061278 A JP 2000061278A JP 2001251264 A JP2001251264 A JP 2001251264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
multiplex communication
signal
carrier
frequency bands
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000061278A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Hamaguchi
清 浜口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Communications Research Laboratory
Original Assignee
Communications Research Laboratory
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Communications Research Laboratory filed Critical Communications Research Laboratory
Priority to JP2000061278A priority Critical patent/JP2001251264A/ja
Publication of JP2001251264A publication Critical patent/JP2001251264A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の多重通信における周波数帯の配置方法
の様に、使用できない周波数帯域を設ける必要がなく、
従って、従来のものに比べて周波数資源の高い利用効率
を提供することができる多重通信における周波数帯の配
置方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 第1及び第2の多重通信用送信装置から
放射された信号のそれぞれの周波数帯域には、それぞれ
異なる周波数の第1及び第2の搬送波と、また、それぞ
れ少なくともひとつの未利用の第1及び第2の周波数帯
域とが含まれ、上記未利用の第1の周波数帯域には第2
の搬送波が配置されているか、または、上記未利用の第
2の周波数帯域には第1の搬送波が配置されているかの
周波数配置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多重通信におけ
る周波数帯の配置方法に関するものである。特に、複数
信号を多重化して高周波信号を用いて通信する有線ある
いは無線のシステム間において、それぞれのシステムが
隣接した周波数帯を使用する場合に、ローカル信号の漏
洩が他のシステムに悪影響を与える場合に、その対策と
してとられる信号の多重化における、周波数軸上の信号
配置に関している。
【0002】
【従来の技術】従来の多重通信における周波数帯の配置
方法について図2および図3を用いて、以下に説明す
る。図2は、信号S1〜Snを多重化して高周波を用い
て通信する場合の構成を示すブロック図であり、図2
(a)は、送信側のブロック図を示し、図2(b)は、
受信側のブロック図を示している。ここで、それぞれの
信号が周波数軸上に整然と並ぶ必要はなく、周波数軸上
で見るとそれそれの信号が交じり合った形態を持った多
重化の方法もあるが、ここでは簡単のために、周波数軸
上に整然と並んだ信号S1〜Snを持つ図を用いて説明
する。また、図3は、図2(a)のA点、B点、および
C点各部の、周波数軸上の信号分布を示す図である。図
2(a)のA点における信号分布は、多重化により、図
3(a)に示したように、周波数に関して中間周波数分
原点からずれて隣接して配置された分布となる。これを
周波数f0のローカル信号を搬送波として送信するため
に、図2(a)の信号で、周波数f0のローカル信号を
変調する。この変調により、図3(b)に示した様に、
低周波数側と高周波数側とに側帯波が生じる。一般に、
通信においては、これらの側帯波のうちどちらかの側帯
波が求められるのみなので、図3(b)に示す様に、帯
域濾波器により片方の側帯波を除去する。この際、中間
周波数が充分に高くなければ、帯域濾波器の濾波特性
は、搬送波を完全に除去する程に急峻な特性とすること
は難しく、本来除去すべき搬送波信号が、図3(c)の
様に残留ローカル信号として残り、放射される。他方、
中間周波数が充分に高ければ、搬送波はほぼ完全に除去
されるが、このような装置は、高周波を使うため、装置
化上の制約が生じ、装置コストが上昇する、という問題
があった。
【0003】一方、受信側では、受信された電波は、帯
域濾波器で目的の信号が選択され、周波数変換されて中
間周波信号となった後、帯域濾波器を用いた分離法によ
り多重通信信号がそれぞれ個々の信号に分離される。
【0004】また、図2(a)に示した装置と類似の複
数のシステム、第1のシステムおよび第2のシステム、
が存在し、隣接する周波数体を使用する場合、搬送周波
数は、それぞれの信号が相互に干渉しない様に、十分な
間隔を置いて設定される。図4は、これを図示したもの
である。図4(a)および(b)は、それぞれ第1およ
び第2のシステムから放射された、多重通信信号と搬送
波を持った信号を示しており、また図4(c)は、通信
路における、多重通信信号の周波数軸上での配置を示し
ている。この様な配置においては、信号が相互に干渉し
ない様に、第1のシステムおよび第2のシステムから放
射される信号は重ならないように配置され、しかし、利
用しない帯域を少なくすることから、図4(c)に示す
様に接近して配置される。しかし、搬送波と多重通信信
号波との間に設けられた中間周波数に相当する使用不可
な帯域Mは、他に利用されないまま残ってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の多重通信におけ
る周波数帯の配置方法では、占有する周波数帯域の一部
に、使用できない帯域が残ってしまっていた。
【0006】この発明は上記に鑑み提案されたもので、
従来の方法の様に、使用できない周波数帯域を設ける必
要がなく、従って、従来のものに比べて周波数資源の高
い利用効率を提供することができる多重通信における周
波数帯の配置方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、多重通信における周波数
帯の配置方法に関するものであり、複数の送信装置から
放射された複数の信号が共通の受信装置で受信される多
重通信システムにおいて、第1及び第2の送信装置から
放射された電波の周波数帯域には、それぞれ異なる周波
数の第1及び第2の搬送波が含まれ、また、それぞれ少
なくともひとつの未利用の第1及び第2の周波数帯域が
含まれ、上記未利用の第1の周波数帯域には第2の搬送
波が配置されているか、または、上記未利用の第2の周
波数帯域には第1の搬送波が配置されているかの周波数
配置を持つことを特徴としている。
【0008】この概略を図1を用いて以下に説明する。
図1(a)は、搬送波周波数f0を持ったシステム#1
からの多重通信用の信号を示す図であり、図1(b)
は、搬送波周波数f1を持ったシステム#2からの多重
通信用の信号を示す図である。このような信号が混在す
るとき、図1(c)に示す様に、システム#1からの多
重通信用の信号帯域において、使用されていない周波数
間隙に、システム#2の搬送周波数を設定することが、
本発明の特徴である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。先ず第1の実施形態を図
5を用いて説明する。
【0010】図5において、第1の多重通信用の送信装
置における3台の信号源は最大周波数1685MHzの
テレビ映像信号でありこれを周波数変換法により多重化
する。この際、中間周波数は887.5MHzである。
この多重化された信号で、周波数60.000GHzの
搬送波を変調し、濾波器により低周波側の側帯波を除去
し残りの高周波側の側帯波を残す。この際、搬送波は1
0dbの減衰を受け、その一部が濾波されずに残る。こ
のため、高周波側の側帯波と搬送波の一部を含む信号を
放射する。このときのA、B、およびC点それぞれにお
けるスペクトルを、それぞれ図6(a)、(b)、およ
び(c)に示す。また、第2の多重通信用の送信装置に
おける3台の信号源は最大周波数1685MHzのテレ
ビ映像信号でありこれを周波数変換法により多重化す
る。この際、中間周波数は887.5MHzである。こ
の多重化された信号で、周波数61.594GHzの搬
送波を変調し、濾波器により低周波側の側帯波を除去し
残りの高周波側の側帯波を残す。この際、搬送波は10
dbの減衰を受け、その一部が濾波されずに残るが、高
周波側の側帯波と搬送波の一部を含む信号を放射する。
このときのA、B、およびC点それぞれにおけるスペク
トルを、それぞれ図7(a)、(b)、および(c)に
示す。
【0011】また、この多重通信システムにおける受信
機のブロック図を図5(b)に示す。この受信機で受信
された信号は、ローカル発振器からの60.000GH
zの正弦波信号により、周波数変換され、中間周波の8
87.5MHz信号とした後、周波数変換法を用いた分
離方法により多重信号が分離され、元の信号が復調され
る。この実施形態において用いた周波数帯域は、422
5MHzであった。これをもし、図2及び図3に示した
従来の方法で多重通信を行なえば、5260MHzの幅
が必要であった。この様に、本発明の方法により、多重
通信において必要な周波数帯域を19.6%少なくする
ことができた。
【0012】また、上記の実施形態では、多重通信用の
二台の送信装置を用いる例を示したが、さらに多数の多
重通信用の送信装置を用いる場合でも、本発明の方法を
適用できることは容易に理解できる。
【0013】
【発明の効果】この発明は上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。
【0014】請求項1に記載の発明では、従来の方法で
設けられてきた使用できない周波数帯域を設ける必要が
なくなり、周波数資源を有効に利用できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周波数帯域の配置形態を示す概念図で
あり、(a)は搬送波周波数f0を持ったシステム#1
からの多重通信用の信号を示す図であり、(b)は、搬
送波周波数f1を持ったシステム#2からの多重通信用
の信号を示す図であり、(c)は本発明の周波数帯域の
配置形態を示す図である。
【図2】信号S1〜Snを多重化して高周波を用いて通
信する場合の構成を示すブロック図で、(a)は、送信
側のブロック図を示し、(b)は、受信側のブロック図
を示す図である。
【図3】送信機のA点、B点、およびC点の周波数軸上
の信号分布を示す図である。
【図4】従来の周波数帯域の配置形態を示す概念図であ
り、(a)は搬送波周波数f0を持ったシステム#1か
らの多重通信用の信号を示す図であり、(b)は、搬送
波周波数f1を持ったシステム#2からの多重通信用の
信号を示す図であり、(c)は従来の周波数帯域の配置
形態を示す図である。
【図5】本発明の実施形態である多重通信システムを示
すブロック図で、(a)は送信機のブロック図で、
(b)は受信機のブロック図である。
【図6】本発明の第一の送信装置のA点、B点、および
C点各部の、周波数軸上の信号分布を示す図である。
【図7】本発明の第二の送信装置のA点、B点、および
C点各部の、周波数軸上の信号分布を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の送信装置から放射された複数の信
    号あるいはその一部が共通の受信装置で受信される多重
    通信システムにおいて、第1及び第2の送信装置から放
    射された電波のそれぞれの周波数帯域には、それぞれ異
    なる周波数の第1及び第2の搬送波が含まれ、また、そ
    れぞれ少なくともひとつの未利用の第1及び第2の周波
    数帯域が含まれ、上記未利用の第1の周波数帯域には第
    2の搬送波が配置されているか、または、上記未利用の
    第2の周波数帯域には第1の搬送波が配置されているか
    の周波数配置を持つことを特徴とする多重通信における
    周波数帯の配置方法。
JP2000061278A 2000-03-06 2000-03-06 多重通信における周波数帯の配置方法 Pending JP2001251264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061278A JP2001251264A (ja) 2000-03-06 2000-03-06 多重通信における周波数帯の配置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061278A JP2001251264A (ja) 2000-03-06 2000-03-06 多重通信における周波数帯の配置方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001251264A true JP2001251264A (ja) 2001-09-14

Family

ID=18581435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000061278A Pending JP2001251264A (ja) 2000-03-06 2000-03-06 多重通信における周波数帯の配置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001251264A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003088539A1 (en) * 2002-04-17 2003-10-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Radio transmitter apparatus, radio receiver apparatus, and method thereof

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003088539A1 (en) * 2002-04-17 2003-10-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Radio transmitter apparatus, radio receiver apparatus, and method thereof
US7372909B2 (en) 2002-04-17 2008-05-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Radio transmitting apparatus, radio receiving apparatus and method therefor
US7760813B2 (en) 2002-04-17 2010-07-20 Panasonic Corporation Radio transmitting apparatus, radio receiving apparatus and method therefor
US8160167B2 (en) 2002-04-17 2012-04-17 Panasonic Corporation Radio transmitting apparatus, radio receiving apparatus and method therefor
CN101616122B (zh) * 2002-04-17 2012-05-23 松下电器产业株式会社 无线发送装置、无线接收装置及其方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170164210A1 (en) Spectrum allocation system and method for multi-band wireless rf data communications
JP2920131B1 (ja) Ofdm信号送出装置
US20070212073A1 (en) Apparatus, System And Method For Optical Signal Transmission
JPS60263590A (ja) 画像信号伝送方式
JPH05327569A (ja) ダイバーシチ送受信方式
JP2000252947A (ja) Ofdm多チャンネル伝送送受信システム
JPH0795110A (ja) 無線機
US4782531A (en) Multichannel FM subcarrier broadcast system
JP2001251264A (ja) 多重通信における周波数帯の配置方法
US6522637B1 (en) System and method for allocating a carrier wave frequency of one channel between two carrier wave frequencies of another channel
CN102404267B (zh) 多载波接收机、多载波发射机及多载波收发系统
JP3545217B2 (ja) Fdma衛星通信用地球局装置
JP2004194150A (ja) 通信システム、及び通信システムの質問器
JP2001341951A (ja) エレベータ用無線通信システム装置
JPS61198825A (ja) 放送デ−タ信号のs/n選別によるダイバ−シチ受信方法
KR100340032B1 (ko) 원편파를 이용한 기지국 송신장치 및 가입자 수신장치와 그를 이용한 셀 설계 및 확장 방법
JP3223952B2 (ja) 信号伝送装置
JP2002344387A (ja) 光送信器および無線基地局および光伝送装置
JP2827415B2 (ja) サービス信号回線付き通信装置
JP2001177486A (ja) 帯域割当装置、伝送システムおよび帯域割当方法
JPS62249534A (ja) 配電線搬送多周波伝送方法
JPH09298524A (ja) 周波数分割多重光伝送システム
JPH06197071A (ja) 周波数割り当て方式
JP3149988B2 (ja) テレビジョン映像音声信号の伝送装置
JP4900821B2 (ja) Ofdm通信システム