JP2001251125A - アンテナ・アレイのための適応信号処理の方法およびシステム - Google Patents

アンテナ・アレイのための適応信号処理の方法およびシステム

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アンテナ・アレイのための適合アルゴリズム
の実行に関連する処理リソース、または処理時間を低減
させる方法およびシステムを提供する。 【解決手段】 無線アセンブリ17に結合されたアンテ
ナ・アレイ10は、フェーズド・アレイ12と、これか
ら離間したダイバーシチ・アレイ14とを含む。無線ア
センブリ17は、無線周波数信号、マイクロ波周波数信
号、またはその他の、ベースバンド信号よりも周波数が
高い信号から成る電磁信号と、それより低い周波数のベ
ースバンド信号との間のインタフェースを与える。ま
た、無線アセンブリ17は、別個の送信信号経路および
受信信号経路を提供するための二重化ならびに、送信信
号経路および受信信号経路の増幅を行う。さらに無線ア
センブリ17は、信号処理システム15に結合されてい
る。信号処理システム15は、ベースバンド信号を処理
して、移動局19と無線アセンブリ17との間のダウン
リンクおよびアップリンク信号の性能を改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
のアンテナ・アレイのための適応信号処理の方法および
システムに関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】ア
ンテナ・アレイのアップリンク性能、ダウンリンク性
能、またはそれら双方を改善するために、適応アルゴリ
ズムを用いることができる。適応アルゴリズムは、1つ
以上のアップリンク信号の受信特性を評価し、アンテナ
性能に関連して信号処理を変更する際の指標を与える。
例えば、アップリンク・ビームを濾波したり、受信アッ
プリンク信号の最良の信号対雑音比が得られる方向に向
けたりすることができる。アレイ・アンテナのアンテナ
要素の数が増えると、適応アルゴリズムの実行のために
必要な処理リソースまたは処理時間も増大する。アンテ
ナ・アレイが精巧な適応アルゴリズムを用いる場合、過
度の負担がかかった処理リソースは、反応が遅すぎるた
めに、フェージングまたは無線通信システム内に存在す
る移動局の移動を補償することができない恐れがある。
データ処理リソースが増大すると、より多くのアンテナ
要素またはより複雑な適応アルゴリズムを補償すること
ができるが、製造コストが増大するので、かかる広範な
設計変更は実行不可能となり得る。このため、アンテナ
・アレイのための適応アルゴリズムの実行に関連する処
理リソースまたは処理時間を低減させる要望が存在す
る。
【0003】本発明の一実施形態によれば、アンテナ・
アレイのための適応信号処理の方法およびシステムは、
ベースバンド受信信号を結合するかまたはデジタル的に
濾波する適応アルゴリズムを実行するために必要な計算
を減少させる。このシステムは、移動局が送信した電磁
信号の受信の間に、フェーズド・アレイからのM個のア
ップリンク電磁信号およびダイバーシチ・アレイからの
N個のアップリンク電磁信号を受信する。ここで、Mお
よびNは正の整数値である。M個およびN個のアップリ
ンク信号を、デジタル信号処理のために、ベースバンド
信号に変換する。ベースバンド信号は、一連の連続タイ
ム・スロットとして観察可能である。システムは、アッ
プリンク・ベースバンド信号に関連したM個のアップリ
ンク近似的結合重みと、フェーズド・アレイのダウンリ
ンク・ベースバンド信号に関連したM個のダウンリンク
近似的結合重みとを決定する。M個の近似的結合重みを
M個のベースバンド・アップリンク信号に適用する間、
または適用した後、M個のベースバンド・アップリンク
信号を加算して、1つのベースバンド信号を得る。シス
テムは、この1つの生成されたベースバンド信号および
N個のベースバンド・アップリンク信号のためのN+1
個の精密結合重みを、シンボルごとに、またはタイム・
スロットよりも短いいずれかの持続時間ごとに決定し、
シンボル検出のために、N+1個の信号を結合して、単
一のエンハンス・ベースバンド信号とする。エンハンス
・ベースバンド信号は、ダイバーシチ利得による潜在的
なエンハンスメントおよび適応信号処理による干渉の低
減のため、復号に十分に適している。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に従って、図
1は、無線アセンブリ17に結合されたアンテナ・アレ
イ10を示す。アンテナ・アレイ10は、フェーズド・
アレイ12と、このフェーズド・アレイ12から離間し
たダイバーシチ・アレイ14とを含む。無線アセンブリ
17は、無線周波数またはマイクロ波周波数の電磁信号
と、それより低い周波数のベースバンド信号との間のイ
ンタフェースを与える。電磁信号とは、無線周波数信
号、マイクロ波周波数信号、またはその他の、ベースバ
ンド信号よりも周波数が高い信号を指す。また、無線ア
センブリ17は、別個の送信信号経路および受信信号経
路を提供するための二重化ならびに送信信号経路および
受信信号経路の増幅を行うことができる。無線アセンブ
リ17は、信号処理システム15に結合されている。信
号処理システム15は、ベースバンド信号を処理して、
移動局19と無線アセンブリ17との間のダウンリンク
およびアップリンク信号の性能を高める。
【0005】図2は、図1よりも詳細に、無線アセンブ
リ17および信号処理システム15の例を示す。アップ
リンク信号経路に関して、デュプレクサ・アセンブリ1
6がプリアンプ18に結合され、プリアンプ18はダウ
ンコンバータ25に結合されている。ダウンリンク信号
経路に関して、アップコンバータ22が無線周波数電力
増幅器20に結合され、無線周波数電力増幅器20はデ
ュプレクサ・アセンブリ16に結合されている。
【0006】アップリンク信号経路では、所望の移動局
19から受信された受信信号は、アンテナ・アレイ10
のフェーズド・アレイ12およびダイバーシチ・アレイ
14に入射する。また、受信信号は、他の移動局からの
同一チャネル干渉を含む場合がある。アンテナ・アレイ
10および信号処理システム15は、所望の移動局19
のための受信信号の信号対混信比の改善、または所望の
移動局19のためのアップリンク性能の向上を容易にす
る。フェーズド・アレイ12は、受信信号からM個の電
磁アップリンク信号を供給し、ダイバーシチ・アレイ1
4は、受信信号からN個の電磁アップリンク信号を供給
する。ここで、MおよびNは、常にゼロよりも大きく、
Mは、好ましくはNよりも大きい。フェーズド・アレイ
12からのM個の電磁アップリンク信号は、プリアンプ
18と通信するデュプレクサ・アセンブリ16に供給さ
れ、一方、ダイバーシチ・アレイ14からのN個のアッ
プリンク信号は、直接プリアンプ18に供給される。プ
リアンプ18は、信号処理システム15に結合されたダ
ウンコンバータ25に供給する。
【0007】ダウンリンク信号経路では、信号処理シス
テム15がアップコンバータ22に結合されている。一
方、アップコンバータ22は、少なくとも1つの無線周
波数電力増幅器20に結合されている。無線周波数電力
増幅器20は、デュプレクサ・アセンブリ16に結合さ
れている。デュプレクサ・アセンブリ16は、M個の電
磁ダウンリンク信号をフェーズド・アレイ12に供給
し、移動局19に送信する。
【0008】一実施形態では、信号処理システム15
は、データ・プロセッサを含み、これが無線アセンブリ
17に対するソフトウエア命令および適切なハードウエ
ア・インタフェースを処理して、図2に示す、アップリ
ンク濾波重み管理装置26、加算器28、アップリンク
適応ベースバンド信号プロセッサ30、ダウンリンク濾
波重み管理装置24、基地局デコーダ32、および基地
局エンコーダ34の間の相互接続が、前述のソフトウエ
ア命令間の論理的な通信を表すようになっている。しか
しながら、代替的な実施形態では、図2に示す相互接続
は、データ処理システムのハードウエア構成要素間の実
際の電気的な相互接続を表す場合がある。
【0009】信号処理システム15は、ダウンリンク濾
波重み管理装置24に供給を行う基地局エンコーダ34
を含む。ダウンリンク濾波重み管理装置24は、アップ
コンバータ22に結合されている。信号処理システム1
5は、更に、アップリンク濾波重み管理装置26、加算
器28、およびアップリンク適応ベースバンド信号プロ
セッサ30を含む。
【0010】ダウンコンバータ25は、アップリンク濾
波重み管理装置26に入力を供給する。アップリンク濾
波重み管理装置26は、加算器28と通信を行う。一
方、加算器28は、アップリンク適応ベースバンド信号
プロセッサ30と通信を行う。アップリンク・ベースバ
ンド信号プロセッサ30は、基地局デコーダ32と通信
を行う。基地局デコーダ32は、アップリンク濾波重み
管理装置26およびアップリンク適応ベースバンド信号
プロセッサ30に、復号したアップリンク・シンボルの
フィードバック入力を供給して、適切な近似的結合重み
および適切な精密結合重みの発生をそれぞれ容易にす
る。
【0011】近似的結合重みおよび精密結合重みは、移
動局19とアンテナ・アレイ10との間の通信信号の動
的状態に対して適応的または応答的である。近似的結合
重みとは、タイム・スロットごとに決定されるデジタル
濾波重みを指す。近似的結合重みは、実際上、移動局1
9が送信したアップリンク信号の信号対混信比または信
号対雑音比のような、基地局デコーダ32における測定
されたアップリンク信号パラメータを考慮して、フェー
ズド・アレイ12のアップリンク放射パターン、フェー
ズド・アレイ12のダウンリンク放射パターン、または
それら双方を整形するために用いられる。これに対し
て、精密結合重みは、シンボルごと等、タイム・スロッ
トよりも短い持続時間で決定される結合重みを示す。シ
ンボル検出のために、精密結合重みを用いて、N+1個
のアップリンク・ベースバンド信号を結合して単一のデ
ータ・ストリームとする。精密結合重みは、アップリン
ク信号のフェージングを補償するように、またはその他
の方法でアップリンク信号の受信を向上させるように選
択すると好ましい。結合重みまたは濾波重みは、近似的
結合重み、精密結合重み、またはそれら双方を含む場合
がある。
【0012】アンテナ・アレイ10は、フェーズド・ア
レイ12およびダイバーシチ・アレイ14を含む。フェ
ーズド・アレイ12は、列11に配置されたアンテナ要
素(例えばダイポールまたは単極)の行列から成る。隣
接するアンテナ列11間の分離によって、移動局19か
らの受信アップリンク電磁信号の受信の際に、フェーズ
ド・アレイ12のM個のアンテナ・ポート間で一貫した
信号応答が得られる。例えば、フェーズド・アレイ12
の隣接する列11は、かかる一貫した信号応答を与える
ために、水平方向の間隔が1波長未満である場合があ
る。1つの列11内では、アンテナ要素の垂直方向の間
隔は半波長以下である場合があるが、他の適切な垂直方
向の間隔も本発明の範囲内に該当する。
【0013】受信の間、フェーズド・アレイ12のアン
テナ列11は相互に作用し、M個のアンテナ・ポート上
のM個の電磁アップリンク信号が互いに高い相関性を有
するようにする。ここで用いる場合、「高い相関性を有
する」ということは、1からゼロまでの段階で1に近づ
くいかなる相関も含み、更に、M個のアンテナ・ポート
における同様のフェージング応答またはM個のアンテナ
・ポートの制御可能ビーム形成における寄与に関連し
た、更に低い相関も含む。すなわち、移動局19がアン
テナ・アレイ10の有効範囲内を移動すると、M個の電
磁アップリンク信号は、同様のフェージング応答を示
す。送信の間、フェーズド・アレイ12のアンテナ列1
1は相互に作用し、M個のアンテナ・ポート上のM個の
電磁ダウンリンク信号が互いに高い相関性を有するよう
にする。フェーズド・アレイ12の列11は上述のよう
に密接な間隔で配置されている(例えば1波長未満)の
で、M個のベースバンド信号間で位相または振幅を変化
させることによって、またはデジタル信号処理によっ
て、フェーズド・アレイ12は、ビーム形成またはビー
ム方向操作の用途、および非形成または非操作用途に十
分に適している。
【0014】フェーズド・アレイ12の列11内のアン
テナ要素は、直線または垂直の偏波に対応するが、円偏
波、交差偏波、またはその他の偏波も、本発明の範囲内
に該当する。各列11には、その中央、端部、またはそ
の他において、適切な送信線装置(例えばストリップ線
路)が接続されて、単一のアンテナ・ポートが概ね対応
する列11に関連するようになっている。
【0015】ダイバーシチ・アレイ14は、ダイバーシ
チ受信性能を与えるのに十分な離間距離だけフェーズド
・アレイ12から分離している。例えば、フェーズド・
アレイ12は、動作周波数において5ないし20波長の
範囲内でダイバーシチ・アレイ14から水平方向に離間
していると好ましいが、他の適切な波長距離および空間
配置も本発明の範囲内に該当する。フェーズド・アレイ
12およびダイバーシチ・アレイ14は、水平方向に離
間していると好ましいが、フェーズド・アレイ12およ
びダイバーシチ・アレイ14は、垂直方向に離間する
か、または水平方向および垂直方向の双方に離間して、
空間−ダイバーシチ利得を与えることも可能である。
【0016】ダイバーシチ・アレイ14の一形態では、
ダイバーシチ・アレイ14のN個の列13内のアンテナ
要素は、垂直軸から約45度斜めに向けると好ましい。
隣接する列13内のアンテナ要素は、図2に示す十字状
の外観を有するように、互いに直交して向けることが好
ましい。N個の列13は、N個の対応するアンテナ出力
ポートを提供する。ダイバーシチ・アレイ14のアンテ
ナ要素は、好ましくは交差偏波に対応し、ダイバーシチ
・アレイ14が、水平偏波信号および垂直偏波信号を同
等の方法で受信するようにする。代替的な実施形態で
は、ダイバーシチ・アレイのアンテナ要素は、垂直偏
波、円偏波、またはその他の方法で構成することができ
る。
【0017】ダイバーシチ・アレイの別の形態では、ダ
イバーシチ・アレイのあらゆる隣接する列が、フェーズ
ド・アレイ12の隣接する列11よりも大きく離間して
いると好ましい。例えば、ダイバーシチ・アレイの隣接
する列は、動作周波数において、フェーズド・アレイ1
2の隣接する列の水平方向の間隔よりも大きな水平方向
間隔を有する場合がある。
【0018】好適な実施形態では、少なくとも1つの移
動局19からアップリンク信号を受信するために、フェ
ーズド・アレイ12およびダイバーシチ・アレイ14を
共に用いる。更に、移動局10へのダウンリンク送信の
ために、フェーズド・アレイ12のみを用いると好まし
い。
【0019】この信号処理のシステムおよび方法は、時
分割多元接続(TDMA)システム、移動通信用グロー
バル・システム(GSM)、アナログ・セルラ・システ
ム、符号分割多元接続(CDMA)システム、または他
の無線システムに適用することができる。無線システム
の変調方式には無関係に、信号処理システム15は、タ
イム・スロットごとにM個のベースバンド・アップリン
ク信号を観察し、近似的結合重みによってこれらと相互
に作用する。信号処理システム15が観察するタイム・
スロットは、無線システムの変調方式と関連した基本タ
イム・スロットと合致することができる。各タイム・ス
ロットは、特定のエア・インタフェースのタイム・スロ
ット上でシンボル群の送信に割り当てられた時間を表す
持続時間を有し、基地局の回路またはソフトウエアとの
適合を容易とすることができる。例えば、現在のTIA
/EIA(電気通信工業会/電子工業会)IS(国際標
準)−136規定によるTDMA無線システムでは、タ
イム・スロットに約6.66ミリ秒の持続時間を割り当
てることができる。
【0020】ダウンコンバータ25は、信号処理システ
ム15における信号処理のため、1つ以上のアップリン
ク電磁信号を、対応するベースバンド・アップリンク信
号に変換する。アップリンク濾波重み管理装置26は、
M個の変換されたベースバンド・アップリンク信号およ
び復号されたアップリンク・シンボルに基づいて、フェ
ーズド・アレイ12のためのM個の近似的結合重みを決
定する。
【0021】アップリンク濾波重み管理装置26は、以
前の観察タイム・スロットのM個のアップリンク近似的
結合重みを決定して、その後に、基地局デコーダ32が
復号する後続のアップリンク・タイム・スロットのため
のM個のアップリンク近似的結合重みとして適用する。
アップリンク濾波重み管理装置26は、後続のダウンリ
ンク・タイム・スロットのためのM個のダウンリンク近
似的結合重みの決定を容易にするために、その観察タイ
ム・スロットを用いることができる。例えば、アップリ
ンク濾波重み管理装置26は、M個のアップリンク近似
的結合重みを、ダウンリンク濾波重み管理装置24に送
出することができる。一実施形態では、ダウンリンク濾
波重み管理装置24は、送出されたM個のアップリンク
近似的結合重みを、M個のダウンリンク近似的結合重み
として、現在または後続のダウンリンク・タイム・スロ
ットに適用することができる。あるいは、ダウンリンク
濾波重み管理装置24は、M個のアップリンク近似的結
合重みを変更し、または追加の信号処理を行って、対応
する送出されたM個のアップリンク近似的結合重みに関
連した適切なM個のダウンリンク近似的結合重みを決定
することができる。
【0022】加算器28が、フェーズド・アレイ12か
らのM個のベースバンド信号を加算して、結果として1
つのベースバンド信号を得ると好都合である。アップリ
ンク適応ベースバンド信号プロセッサ30は、この1つ
の生成されたベースバンド信号を、多数(すなわちM
個)のベースバンド信号の代わりに用いて、アップリン
ク適応ベースバンド信号プロセッサ30において必要な
計算および関連する必要な処理リソースを少なくするこ
とができる。ベースバンド信号プロセッサ30は、加算
器28からの1つの生成されたベースバンド信号および
ダウンコンバータ25からのN個の変換されたベースバ
ンド信号に、アップリンク精密結合重みを供給する。ベ
ースバンド信号プロセッサ30は、1つの生成されたベ
ースバンド信号の前のバージョンの信号に対するM個の
近似的結合重みの適用後に、1つの生成されたベースバ
ンド信号に対して動作する。
【0023】ダウンリンク濾波重み管理装置24は、M
個のダウンリンク近似的結合重みを、フェーズド・アレ
イ12に関連するM個のダウンリンク・ベースバンド信
号に適用する。M個のダウンリンク近似的結合重みは、
前述のように、アップリンク濾波重み管理装置26から
のM個のアップリンク近似的結合重みに基づいている。
時間的に関連する所与のダウンリンクおよびアップリン
ク・タイム・スロット対のいずれにおいても、M個のダ
ウンリンク近似的結合重みは、フェーズド・アレイ12
のM個のアップリンク近似的結合重みと合致するすなわ
ち同一とすることができる。アップコンバータ22は、
ダウンリンク濾波重み管理装置24からの出力を受信す
る。アップコンバータ22は、1つ以上の処理済みのベ
ースバンド信号を、フェーズド・アレイ12上での送信
のため、無線周波数またはマイクロ波周波数に変換す
る。
【0024】信号処理システム15は、無線通信システ
ムにおいて用いるために、基地局内に組み込むことがで
きる。信号処理システム15の機能は、1つまたはそれ
以上の専用デジタル信号プロセッサによって容易に実行
される。例えば、1つのデジタル信号プロセッサが、ア
ップリンク濾波重み管理装置26、加算器28、アップ
リンク適応ベースバンド信号プロセッサ30、およびダ
ウンリンク濾波重み管理装置24の機能を実行すること
ができる。
【0025】図3は、図2のアンテナ・アレイ10の適
応信号処理のための方法及びシステム15を示す。ステ
ップS100において開始すると、信号処理システム1
5は、フェーズド・アレイ12からのM個のアップリン
ク電磁信号およびダイバーシチ・アレイ14からのN個
のアップリンク無線周波数信号を受信する。ここで、M
およびNはゼロより大きい。ここで用いる場合、電磁信
号とは、無線システムにおいて移動局19から送信され
る無線周波数信号またはマイクロ波周波数信号を指す。
M個のアップリンク電磁信号は、デュプレクサ・アセン
ブリ16およびプリアンプ18を介して、信号処理シス
テム15に送出することができる。N個のアップリンク
電磁信号は、プリアンプ18を介して信号処理システム
15に送出することができる。
【0026】フェーズド・アレイ12のM個のアンテナ
・ポート上のM個の信号は、互いに独立して変動しな
い。なぜなら、隣接する列11間の密接な間隔によっ
て、M個の信号間の高い相関関係を容易とするからであ
る。これに対して、ダイバーシチ・アレイ14のN個の
アンテナ・ポート上のN個の信号は、互いに低い相関性
で変動する。なぜなら、アンテナ要素のN個の列13
は、隣接した列13が相互に概ね直交偏波を有すること
によって、交差偏波に対応するからである。代替的な構
成では、ダイバーシチ・アレイ14のN個のアンテナ・
ポート間の低い相関性は、フェーズド・アレイ12の隣
接するアンテナ列11間の密接した間隔よりも、ダイバ
ーシチ・アレイの隣接した列間の間隔の方が大きいこと
によるものである。
【0027】ステップS102において、ダウンコンバ
ータ25は、デジタル信号処理のために、M個およびN
個の受信電磁アップリンク信号を、M個およびN個のア
ップリンク・ベースバンド信号にそれぞれ変換する。各
デジタル・ベースバンド信号は、同相成分および直角成
分を含むと好ましい。
【0028】各ベースバンド信号は、一連の連続観察タ
イム・スロットとして観察することができる。1つの観
察タイム・スロットは、移動局19が送信した変調方式
の複数のシンボルを含む。近似的結合重みは、タイム・
スロットの間にゆっくりと変動するので、1つのタイム
・スロット内の多くのシンボルの各々に対してでなく、
観察タイム・スロット当たり1つの濾波重みを計算する
ことから、計算を省くことができる。
【0029】ステップS104において、信号処理シス
テム15は、M個のアップリンク・ベースバンド信号の
以前のタイム・スロットおよび以前のアップリンク・タ
イム・スロット内の復号シンボルについてのフィードバ
ックに基づいて、M個のダウンリンク・ベースバンド信
号の後続のタイム・スロットに適用するため、M個の近
似的結合重みを決定する。例えば、アップリンク濾波重
み管理装置26は、フェーズド・アレイ12のダウンリ
ンク送信のため、後続のダウンリンク・タイム・スロッ
トのためのM個の近似的結合重みを決定するか、または
この決定を容易にする。
【0030】近似的結合重みとは、実際上、フェーズド
・アレイ12のM個の列に関連したビームの方向変更ま
たは再整形を行うことができる空間−時間フィルタ・パ
ラメータを指す。上述のダウンリンク近似的結合重み
は、好ましくは、セクター全体または全方向性のアンテ
ナ放射パターンを必要とするアクセス・チャネルとは対
照的に、音声またはデータ・チャネル等のトラヒック・
チャネル上で動作する移動局19に基づいている。
【0031】M個の近似的結合重みは、移動局19から
のトラヒック・チャネルを介した次のアップリンク・タ
イム・スロット集合のような後続のアップリンク・タイ
ム・スロットに適用することができる。M個の近似的結
合重みを適用することで、ダウンリンク重みのみを決定
するのに必要であるよりも少ない計算量で、ダウンリン
クおよびアップリンク性能の双方を改善することができ
る。従って、ダウンリンク重みをアップリンク重みに変
換するために必要な処理の増大は、ごくわずかである。
実際、フェーズド・アレイ12は、フェーズド・アレイ
12の列11の密着した間隔によって、潜在的に、ダウ
ンリンク上の性能改善をもたらす。
【0032】ステップS104における結合重みの決定
と、決定した結合重みの適用との間に、1つの観察タイ
ム・スロット等の時間のずれが存在し、アップリンク信
号、ダウンリンク信号、またはその双方の性能を向上さ
せることができる。この時間のずれは、信号処理システ
ム15に十分な処理時間を可能とする一方、アンテナ・
アレイ10に対する移動局19の移動によって生じるフ
ェージングまたは他の伝播変化に対する適切な応答を与
える。例えば、前の観察タイム・スロットのアップリン
ク経路結合重みを、後続のダウンリンク経路結合重みお
よび次のタイム・スロットの後続のアップリンク経路結
合重みに適用する。この場合、前の観察タイム・スロッ
トは次のタイム・スロットの直前にある。しかしなが
ら、代替的な実施形態では、1タイム・スロットから多
数のフレームに及ぶいかなる時間のずれも使用可能であ
る。
【0033】M個のアップリンク・ベースバンド信号
は、デジタル・ドメイン内の一連の連続観察タイム・ス
ロットとして観察可能であり、この連続タイム・スロッ
トに、アップリンク近似的結合重みを割り当てる。フェ
ーズド・アレイ12のためのダウンリンクおよびアップ
リンク近似的結合重みは、観察タイム・スロット上で各
M個のアップリンク・ベースバンド信号を処理すること
によって見出され、1つの観察タイム・スロット内で一
定であり、移動角位置の変化およびシャドー・フェージ
ングの変化によって、観察タイム・スロットごとにゆっ
くり変動する。
【0034】ステップS104の後のステップS106
において、信号処理システム15は、M個の近似的結合
重みを適用して、後続のタイム・スロットのためのM個
のアップリンク・ベースバンド信号と、フェーズド・ア
レイ12に関連した時間的に関連するM個のダウンリン
ク・ベースバンド信号とを結合する。M個の近似的結合
重みは、概して、後続のアップリンク・タイム・スロッ
トおよび後続のダウンリンク・タイム・スロットに適用
される。後続のアップリンク・タイム・スロットは、対
応する後続のダウンリンク・タイム・スロットに関連し
ており、エア・インタフェースの標準的な動作のため
に、それらの間に幾分かの時間差がある場合がある。何
らかの時間差があるにもかかわらず、後続のアップリン
ク・タイム・スロットおよび後続のダウンリンク・タイ
ム・スロットを、同様または同一のM個の近似的結合重
みを有する時間的に関連したタイム・スロットとしてグ
ループ化して、フェーズド・アレイ12の性能を向上さ
せることができる。
【0035】以前の観察タイム・スロットのためのフェ
ーズド・アレイ12のM個のベースバンド・アップリン
ク信号の監視から得られたM個の近似的結合重みは、ト
ラヒック・チャネル上の特定の移動局のベースバンド・
アップリンク信号用の次のタイム・スロットのような、
後続のタイム・スロットのために用いられる。算出され
たM個の近似的結合重み集合は、近似的結合重み集合の
算出と近似的結合重み集合の適用との間の時間的なずれ
(例えば1つのタイム・スロット持続時間のずれ)の後
に、ベースバンド送信信号、ベースバンド受信信号、ま
たはそれら双方の濾波に適用することができる。
【0036】ステップS108において、M個の近似的
結合重みをM個のベースバンド信号に適用する間、また
は適用した後、信号処理システム15は、フェーズド・
アレイ12の変換されたM個のベースバンド・アップリ
ンク信号を加算し、1つのベースバンド信号を得る。例
えば、フェーズド・アレイ12のM個の列11が、M個
のアンテナ・ポート上で受信したM個の信号対間で最小
相関閾値を生成するように密接な間隔で配置されている
場合、加算器28は、フェーズド・アレイ12の重み付
けしたM個のアップリンク・ベースバンド信号を加算し
て、1つのアップリンク・ベースバンド信号を得る。好
都合なことに、この加算動作は、信号処理システム15
において、精密結合重みの決定や、デジタル濾波動作に
よるアンテナ・アレイ10の受信性能のいっそうの改善
を行うために必要な信号処理を少なくする。
【0037】ステップS106は、M個の信号のために
単一の生成されたアップリンク・ベースバンド信号を供
給するものとして説明したが、ステップS106は、M
個のアップリンク・ベースバンド信号の数を、M未満か
つ1よりも大きい数に減らすように構成することができ
る。M個のアップリンク・ベースバンド信号を加算し
て、後続の各タイム・スロット当たり1つのアップリン
ク濾波重みを得る。得られた和は、後続のアップリンク
信号処理、ダウンリンク信号処理、またはそれら双方に
ついて、M個のアップリンク・ベースバンド信号でな
く、1つのアップリンク・ベースバンド信号を表す。
【0038】ステップS108は、いずれかの適切な信
号処理アルゴリズムに従って、後続の処理のために(例
えばダイバーシチ利得を与え、同一チャネル干渉を低減
させる)、1つ以上の生成したベースバンド信号を準備
する。信号処理アルゴリズムの複雑さは、信号処理アル
ゴリズムによって処理される入力ベースバンド信号数の
減少に比例して、低下させることができる。
【0039】M個の近似的結合重みをM個のベースバン
ド信号に適用した後、ステップS110において、信号
処理システム15は、適応信号処理アルゴリズムに従っ
て、1つの生成されたベースバンド信号のための精密結
合重みを決定する。各タイム・スロットに多数のシンボ
ルが関連している場合、復号シンボルについてのフィー
ドバックに基づいて、シンボルごとに、信号処理システ
ム15は、1つ以上の生成されたベースバンド・アップ
リンク信号(例えばm個のアップリンク信号。ここで、
m≧1である)のため、および、N個のベースバンド・
アップリンク信号のために、精密結合重みを決定すると
好ましい。このため、信号処理システム15は、ステッ
プS110において、N+1個またはN+m個の精密結
合重みを決定することができる。ここで、1≦m<Mで
ある。例えば、アップリンク適応ベースバンド信号プロ
セッサ30は、アップリンク濾波重み管理装置26が決
定したM個のアップリンク近似的結合重みの適用後に使
用可能な精密結合重みを決定する。精密結合重みは、信
号処理を改善して、ダイバーシチ利得を与えるか、同一
チャネル干渉を低減させるか、またはそれ以外の方法
で、移動局19が送信する信号の受信を向上させること
ができる。
【0040】信号処理システム15は、観察タイム・ス
ロット内で各シンボル当たり1つの精密結合重みを算出
して、急速に変動するアップリンク・チャネルを追跡す
ると共にアップリンク性能を改善させることが好ましい
が、精密結合重みは、長さが1タイム・スロット未満の
いずれの持続時間に対しても決定することができる。精
密結合重みは、特定の移動局19の移動によるドップラ
ー効果によって、アップリンク・タイム・スロット間
で、更にはアップリンク・タイム・スロット内のシンボ
ル間でさえ、急速に変動し得る。信号処理システムは、
シンボルごとに精密結合重みを決定すると好ましい。な
ぜなら、シンボルの持続時間は、移動局からの受信アッ
プリンク信号の急速なフェージングを補償するための適
切な持続時間または許容可能な遅れを表すからである。
【0041】ステップS112において、処理システム
15は、ステップS110において決定したN+1個の
精密結合重みを適用してシンボルを復号する一方で、ダ
イバーシチ利得および干渉の低減を達成する。アンテナ
・アレイ10は、フェーズド・アレイ12およびダイバ
ーシチ・アレイ14間が分離されているために、空間ダ
イバーシチ利得を容易に提供する。更に、フェーズド・
アレイ12およびダイバーシチ・アレイ14のアンテナ
要素が異なる偏波を有する場合、アンテナ・アレイ10
は、偏波ダイバーシチ利得を提供することができる。代
替的な実施形態では、フェーズド・アレイとダイバーシ
チ・アレイとの間の角度ダイバーシチによって、受信性
能を向上させることができる。フェージングの許容誤差
の改善は、シンボルごとの頻度で更新される精密結合重
みの応答性によって達成することができる。
【0042】信号処理システム15およびアンテナ・ア
レイ10は、共同して、近似的結合重みレベルおよび精
密結合重みレベルの双方において干渉を低減させるよう
な空間選択性を提供する。近似的結合重みレベルは、実
際上、所望の信号を空間的に選択すること、または放射
パターンを移動局19に向けることによって、干渉を低
減するために、フェーズド・アレイ10の放射パターン
の近似的な方位を規定する。一方、精密結合重みは、干
渉を除去するように調節可能である。基地局デコーダ3
2は、エンハンス受信ベースバンド信号のエラー・チェ
ックまたは期待出力と矛盾する異常復号シンボルのよう
な干渉を認識する。従って、基地局デコーダ32は、復
号シンボル・フィードバックのような異常復号シンボル
の受信を、アップリンク適応ベースバンド信号プロセッ
サ30に示す。アップリンク適応ベースバンド信号プロ
セッサ30は、干渉を除去するために、精密結合重み
を、移動局19からの所望のアップリンク信号に対し適
応的に調整する。また、基地局デコーダ32は、アップ
リンク結合重みを適当に選択してフェーズド・アレイ1
2の放射パターンの優先的な事実上の向きを決定するた
め、アップリンク濾波重み管理装置26に、復号アップ
リンク信号フィードバックを供給する。
【0043】この処理システムおよび方法は、アップリ
ンク適応ベースバンド信号プロセッサ30の必要な処理
リソースを減らしたり、適応アルゴリズム自体の複雑さ
の低減を容易にしたりすることができる。信号処理シス
テム15および本発明の方法は、密着して離間する列を
有するフェーズド・アレイ12に関連したベースバンド
入力信号数を減少させることによって、アンテナ・アレ
イ10に関連したベースバンド入力信号数を減らすのに
十分に適している。
【0044】アップリンク適応ベースバンド信号プロセ
ッサ30は、適応アップリンク・アルゴリズムを実行す
ることができる。シンボルごとに動作する適応アップリ
ンク・アルゴリズムのための計算数は、Xの2乗(すな
わちX2)に比例する傾向がある。ここで、Xは、フェ
ーズド・アレイ12およびダイバーシチ・アレイ14の
全アンテナ要素数である。XはMプラスNに等しく、こ
こで、Mはフェーズド・アレイ12の列数であり、Nは
ダイバーシチ・アレイ14のアンテナ要素の列13の数
である。ここで、Xを、次のような2つの小さい集合に
分割することによって、計算を減らすことができる。
(1)より遅いタイム・スロット・レートで実行され
る、フェーズド・アレイ12のM個の列11についての
第1の計算集合、および(2)タイム・スロット・レー
トよりも速いシンボル・レートで実行される、ダイバー
シチ・アレイ14のN個の要素13についての第2の計
算集合である。フェーズド・アレイ12におけるM個の
列11、およびダイバーシチ・アレイ14におけるN個
の列により、X2乗適応アップリンク・アルゴリズム
は、M2乗適応アップリンク・アルゴリズム(遅いレー
トで実行される)およびN2乗適応アップリンク・アル
ゴリズム(より速いレートで実行される)へと変えるこ
とができる。
【0045】このため、図3の前述の処理は、適応アッ
プリンク・ベースバンド・プロセッサ30によってシン
ボル・レートで処理されるアップリンク・ベースバンド
信号数を、M+Nから1+Nに減らす。例えば、フェー
ズド・アレイ12が4個の列11を有し、ダイバーシチ
・アリエ14が2つの列を有する場合、適応アップリン
ク・プロセッサ30によって処理されるアップリンク・
ベースバンド信号数は、6から3に、すなわち半分に減
る。更に、適応アップリンク・プロセッサ30に課せら
れる計算的な負荷は、(M+N)2と推定される。この
ため、アップリンク適応処理のため処理システム15に
課せられる計算的な負荷は、[(1+N)/(M+
N)]2、すなわち、Mが4個のアンテナ要素に等しく
Nが2個のアンテナ要素に等しい場合は、4分の1に減
る。アンテナ・アレイ10の他の構成における計算的な
負荷の軽減は、上述の数式により、フェーズド・アレイ
12のアンテナ要素の列11の数およびダイバーシチ・
アレイ14のアンテナ要素の列13の数に依存する。
【0046】移動体が制御チャネルにアクセスしようと
する場合、またはトラヒック・チャネルのフレームまた
はスロットが壊れた場合、信号処理システム15は、現
在または後続のタイム・スロットに適用されるM個の近
似的結合重みを計算するための代替的な手順を必要とす
る場合がある。処理システム15は、特定の移動局19
からのアップリンク信号内に存在する同期パイロットお
よびカラーコード・シンボル等の既知のシンボルから近
似的結合重みを計算して、後続のタイム・スロットに適
用可能な現タイム・スロットのための近似的結合重みを
決定する。あるいは、処理システム15において基地局
からの復号シンボル・フィードバックが利用可能な場
合、処理システム15は、全てのシンボルを用いて近似
的結合重みを計算して、後続のタイム・スロットに適用
する近似的結合重みを決定する。
【0047】本明細書は、本発明のシステムおよび方法
の様々な例示の実施形態を記載している。特許請求の範
囲は、本明細書中に開示した例示の実施形態の様々な変
更および同等の構成を含むことを意図する。従って、請
求の範囲は、ここに開示する本発明の精神および範囲に
一致する変更、同等な構造、および特徴を包含するよう
に、当然に最も広い解釈が与えられるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、アンテナ・アレイに結合された
信号処理用システムのブロック図である。
【図2】本発明による、図1のシステムを更に詳細に示
すブロック図である。
【図3】本発明による、アンテナ・アレイのための信号
処理の方法のフロー・チャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロジャー ディビッド ベニング アメリカ合衆国 07853 ニュージャーシ ィ,ロング バレー,ストニー ブルック ロード 11 (72)発明者 ダーク アップテグローヴ アメリカ合衆国 07945 ニュージャーシ ィ,メンドハム,ガンサー ストリート 13

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ・アレイに関連した信号の信号
    処理方法であって:フェーズド・アレイとダイバーシチ
    ・アレイとからのM個のアップリンク電磁信号とN個の
    アップリンク電磁信号とを、それぞれ、デジタル信号処
    理のためにアップリンク・ベースバンド信号に変換する
    ステップであって、前記アップリンク・ベースバンド信
    号は一連の連続タイム・スロットとして観察可能であ
    り、MおよびNは正の整数である、ステップと;M個の
    近似的結合重みを適用して、前記フェーズド・アレイに
    関連した前記アップリンク・ベースバンド信号を、タイ
    ム・スロットごとにタイム・スロット内で結合するステ
    ップと;前記フェーズド・アレイの前記重み付けしたM
    個のアップリンク・ベースバンド信号を加算して、少な
    くとも1つのベースバンド信号を得るステップと;前記
    少なくとも1つの生成されたアップリンク信号と前記N
    個のアップリンク信号のための精密な結合重みを決定し
    て、後続のシンボル検出のための単一の受信チャネルを
    形成するステップであって、前記精密な結合重みは前記
    タイム・スロットの1つよりも短い持続時間内で使用さ
    れるステップと;を備えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、更に:
    前記フェーズド・アレイからの前記M個のアップリンク
    電磁信号と前記ダイバーシチ・アレイからの前記N個の
    アップリンク信号とを受信するステップであって、前記
    フェーズド・アレイは、動作周波数において1波長以下
    の間隔を有する隣接した列を有し、前記ダイバーシチ・
    アレイは、交差偏波アンテナ要素を有する、ステップ;
    を備えることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法であって、更に:
    前記フェーズド・アレイからの前記M個のアップリンク
    電磁信号と前記ダイバーシチ・アレイからの前記N個の
    アップリンク信号とを受信するステップであって、前記
    フェーズド・アレイは、動作周波数において1波長以下
    の間隔を有する隣接した列を有し、前記ダイバーシチ・
    アレイは、前記フェーズド・アレイよりも大きい隣接し
    た列間の間隔を有する、ステップ;を備えることを特徴
    とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法であって、更に:
    前記フェーズド・アレイからの前記M個のアップリンク
    電磁信号と前記ダイバーシチ・アレイからの前記N個の
    アップリンク信号とを受信するステップであって、前記
    フェーズド・アレイは、前記ダイバーシチ・アレイか
    ら、動作周波数において5波長から20波長までの範囲
    内で分離されている、ステップ;を備えることを特徴と
    する方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法であって、更に、
    可干渉性の応答特性を生ずるように隣接したアンテナ要
    素間の間隔を有するフェーズド・アレイを、前記フェー
    ズド・アレイに入射した受信信号に使用するステップを
    備えることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、前記決
    定するステップは、シンボルに基づいてシンボルごとに
    前記精密結合重みを決定するステップを含み、前記タイ
    ム・スロットの各々に多数のシンボルが関連しているこ
    とを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の方法において、前記適
    用するステップは、更に、M個のダウンリンクの近似的
    結合重みを適用して、前記フェーズド・アレイに関連し
    たダウンリンク・ベースバンド信号を組み合わせるステ
    ップを含むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の方法において、前記適
    用するステップは、更に、後続のダウンリンク・タイム
    ・スロットとアップリンク・タイム・スロットとについ
    て、それぞれ、M個のダウンリンクの近似的結合重みと
    M個のアップリンクの近似的結合重みを適用するステッ
    プとを含み、前記M個の近似的結合重みは、アップリン
    ク・ベースバンド信号の以前のタイム・スロットに時間
    的に関連していることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の方法であって、更に:
    前記フェーズド・アレイからの前記アップリンク・ベー
    スバンド信号の以前のタイム・スロットに基づいて後続
    のタイム・スロットの前記M個の近似的結合重みを決定
    するステップ;を備えることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の方法において、前記
    適用するステップは、更に、前記フェーズド・アレイか
    らの前記アップリンク電磁信号の前のアップリンク・タ
    イム・スロットの分析に基づいて、後続のダウンリンク
    ・タイム・スロットに、M個のダウンリンクの近似的結
    合重みを適用するステップを含むことを特徴とする方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の方法において、前記
    適用するステップは、以前のタイム・スロットから導出
    されたM個のアップリンクの近似的結合重みを、前記以
    前のタイム・スロットの直後の後続のアップリンク・タ
    イム・スロットに適用するステップを含むことを特徴と
    する方法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の方法において、加算
    するステップは、m個のベースバンド信号を生成し、m
    は1よりも大きくM未満であり、Mは、前記フェーズド
    ・アレイ内の列の合計数であり、Nは、前記ダイバーシ
    チ・アレイ内の列の合計数であることを特徴とする方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の方法において、前記
    加算するステップは、前記アップリンク・ベースバンド
    信号を準備し、そして、前記適応信号処理アルゴリズム
    に関連した計算的な負荷を(m+N)2/(M+N)2
    率だけ減少させて、適応信号処理アルゴリズムを適用す
    るステップを含み、ここで、Mは、前記フェーズド・ア
    レイ内のアンテナ要素の列の合計数であり、Nは、前記
    ダイバーシチ・アレイ内のアンテナ要素の列の合計数で
    あり、mは、前記少なくとも1つの生成されたベースバ
    ンド信号の数であり、1≦m<Mであることを特徴とす
    る方法。
  14. 【請求項14】 アンテナ・アレイに関連した信号の信
    号処理方法であって:フェーズド・アレイとダイバーシ
    チ・アレイとからのM個のアップリンク電磁信号とN個
    のアップリンク電磁信号とを、それぞれ、デジタル信号
    処理のためにアップリンク・ベースバンド信号に変換す
    るステップであって、前記アップリンク・ベースバンド
    信号は一連の連続タイム・スロットとして観察可能であ
    る、ステップと;M個の近似的結合重みを適用して、前
    記フェーズド・アレイに関連した前記アップリンク・ベ
    ースバンド信号を、タイム・スロットごとにタイム・ス
    ロット内で結合するステップと;前記アップリンク・ベ
    ースバンド信号を準備し、そして、前記適応信号処理ア
    ルゴリズムに関連した計算的な負荷を(m+N)2
    (M+N)2の率だけ減少させて、適応信号処理アルゴ
    リズムを適用するステップであって、ここで、Mは、前
    記フェーズド・アレイ内のアンテナ要素の列の合計数で
    あり、Nは、前記ダイバーシチ・アレイ内のアンテナ要
    素の列の合計数であり、mは、前記少なくとも1つの生
    成されたベースバンド信号の数であり、1≦m<Mであ
    る、ステップと;を備えることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法であって、更
    に:前記1つの生成されたアップリンク信号と前記N個
    のアップリンク信号のための精密結合重みを決定して、
    後続のシンボル検出のための単一の受信チャネルを形成
    するステップであって、前記精密結合重みは前記タイム
    ・スロットの1つよりも短い持続時間内で使用される、
    ステップと;を備えることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の方法において、前
    記準備するステップは、前記フェーズド・アレイの前記
    重み付けしたM個のベースバンド・アップリンク信号を
    加算して、1つのベースバンド信号を得るステップを含
    むことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の方法であって、更
    に、ダイバーシチ利得と干渉の低減とを達成する一方
    で、前記精密結合重みを適用してシンボルを復号するス
    テップを含むことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 アンテナ・アレイに関連した信号の信
    号処理システムであって:フェーズド・アレイとダイバ
    ーシチ・アレイとからのM個のアップリンク電磁信号と
    N個のアップリンク電磁信号とを、それぞれ、デジタル
    信号処理のために、複数の連続タイム・スロット内に構
    成されたアップリンク・ベースバンド信号に変換するダ
    ウンコンバータと;1つ以上のタイム・スロットのため
    のM個の近似的結合重みを適用して、前記フェーズド・
    アレイに関連した前記アップリンク・ベースバンド信号
    を濾波するアップリンク濾波重み制御装置と;前記フェ
    ーズド・アレイの前記重み付けしたM個のベースバンド
    ・アップリンク信号を加算して、少なくとも1つのベー
    スバンド信号を得る加算器と;シンボルに基づいてシン
    ボルごとに、前記少なくとも1つの生成されたアップリ
    ンク信号と前記N個のアップリンク信号とのための精密
    結合重みを決定するアップリンク適応ベースバンド信号
    プロセッサと;を備え、各タイム・スロットに多数のシ
    ンボルが関連していることを特徴とするシステム。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のシステムにおい
    て、前記フェーズド・アレイは、動作周波数において約
    半波長以下の間隔を有するアンテナ要素の隣接した列を
    有し、前記ダイバーシチ・アレイは交差偏波アンテナ要
    素を有することを特徴とするシステム。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載のシステムにおい
    て、前記フェーズド・アレイは、動作周波数において1
    波長以下の間隔を有するアンテナ要素の隣接した列を有
    し、前記ダイバーシチ・アレイは、前記フェーズド・ア
    レイよりも大きい隣接した列間の間隔を有することを特
    徴とするシステム。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載のシステムにおい
    て、前記フェーズド・アレイおよび前記ダイバーシチ・
    アレイは、動作周波数において5波長から20波長まで
    の範囲内で分離されていることを特徴とするシステム。
  22. 【請求項22】 請求項18に記載のシステムにおい
    て、前記フェーズド・アレイは、前記フェーズド・アレ
    イに入射した受信信号に対する可干渉性の応答を得るよ
    うな隣接アンテナ要素間の間隔を有することを特徴とす
    る方法。
  23. 【請求項23】 請求項18に記載のシステムにおい
    て、前記加算器は、適応信号処理アルゴリズムに関連し
    た計算的な負荷を(1+N)2/(M+N)2の率だけ減
    少させ、ここで、Mは、前記フェーズド・アレイ内のア
    ンテナ要素の列の合計数であり、Nは、前記ダイバーシ
    チ・アレイ内のアンテナ要素の列の合計数であることを
    特徴とするシステム。
  24. 【請求項24】 請求項18に記載のシステムにおい
    て、前記加算器は、適応信号処理アルゴリズムに関連し
    た計算的な負荷を(m+N)2/(M+N)2と同等の小
    さな率に減少させ、ここで、Mは、前記フェーズド・ア
    レイ内のアンテナ要素の列の合計数であり、Nは、前記
    ダイバーシチ・アレイ内のアンテナ要素の列の合計数で
    あり、mは、前記少なくとも1つの生成されたベースバ
    ンド信号の数であり、1≦m<Mであることを特徴とす
    る方法。
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