JP2001250175A - 火災検知システム及び警報器 - Google Patents

火災検知システム及び警報器

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JP2001250175A JP2000058581A JP2000058581A JP2001250175A JP 2001250175 A JP2001250175 A JP 2001250175A JP 2000058581 A JP2000058581 A JP 2000058581A JP 2000058581 A JP2000058581 A JP 2000058581A JP 2001250175 A JP2001250175 A JP 2001250175A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災をより早期に検知できる火災検知システ
ム及び火災警報器を提供する。 【解決手段】 火災警報器1は、感熱センサ11、風速
センサ13、COセンサ15、炭化水素ガスセンサ1
7、各センサからの信号を入力されて火災発生を判定す
る判定部21、判定部の判定結果を表示する液晶表示部
25及び音声警報部23を具備する。火災発生時には温
度上昇よりも風速の方が立ち上がりが早く、この風速を
測定する風速センサ13を備えたことで、火災をより早
期に検知することができる火災検知システムを提供する
ことができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災検知システム
及び火災警報器に関する。特には、火災発生をより早期
に検知するシステム及び警報器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】台所等
に設置される火災警報器は、温度や火災時に発生するガ
スの濃度を検出して火災を検知し、警報を発するものが
一般に使用されている。また、燃焼ガスの不完全燃焼時
に発生するガス濃度や燃焼ガス濃度を検出するセンサを
備え、不完全燃焼やガス洩れを検知する機能を備えた火
災警報器もある。しかし、近年では、現状よりも早期に
火災を検知するシステムが求められている。
【0003】一方、特開平11−232565号には、
電気ケーブルや通信ケーブルを敷設した密閉空間(暗
渠)内の火災を検知する方法が開示されている。この方
法は暗渠内の長さ方向の複数箇所で、天井付近、中間付
近、床付近の風速を測定するものである。すなわち、火
災が暗渠内の一部で発生すれば、天井付近と床付近で風
速や風向も変化することから、暗渠内の複数箇所で風速
や風向を測定して早期に火災の発生を検知している。
【0004】しかしながら、同号の方法は、複数の風速
センサを必要とし、家庭の台所やオフィスビルのような
場所に適したものとはいえない。一方、そのような場所
用の火災検知システムでは、より早く火災を検知できる
とともに、誤報率の低いシステムが求められている。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、火災をより早期に検知できる火災
検知システム及び火災警報器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記の課題を解決するため、本発明の火災警報システム
は、 建物内の環境要素に関する現象を検出するセンサ
と、 該センサからの信号を入力されて火災発生を判定
する判定部と、 該判定部の判定結果を表示する表示部
と、を具備する火災検知システムであって; 上記セン
サとして、 熱、燃焼生成ガス又は煙を検知するセンサ
のいずれか1あるいは2以上と、 上記建物内の風速を
検出するセンサと、を有することを特徴とする。
【0007】火災発生時には、詳しくは後述するように
温度上昇よりも風速の方が立ち上がりが早い。この風速
を測定する風速センサを備えたことで、火災をより早期
に検知することができる火災検知システムを提供するこ
とができる。また火災の発生を風速や他の物理現象(温
度変化やガス濃度変化)を含めて判定するため、より確
実な判定を行うことができる。さらに、燃焼ガスや燃焼
生成ガスを検知するセンサを備えれば、ガス洩れや不完
全燃焼も検知することができる。
【0008】本発明の具体的態様の火災検知システム
は、 建物内の温度を検出するセンサと、 建物内の風
速を検出するセンサと、 上記両センサからの信号を入
力されて火災発生を判定する判定部であって、上記風速
センサの検出する風速があるしきい値以上であり、かつ
上記温度センサが検出する温度があるしきい値以上であ
るときに火災発生と判定する判定部と、 該判定部の判
定結果を表示する表示部と、を具備することを特徴とす
る。
【0009】あるいは、上記判定部が、上記風速センサ
の検出する風速があるしきい値以上であり、かつ上記温
度センサが検出する温度の上昇速度があるしきい値以上
であるときに火災発生と判定することとしてもよい。あ
るいは、上記風速センサの検出する風速の上昇度がある
しきい値以上であり、かつ上記温度センサが検出する温
度があるしきい値以上であるときに火災発生と判定する
こととしてもよい。あるいは、上記風速センサの検出す
る風速の上昇度があるしきい値以上であり、かつ上記温
度センサが検出する温度の上昇速度があるしきい値以上
であるときに火災発生と判定することとしてもよい。火
災発生初期に変化が大きい風速、風速の上昇度、温度、
温度の上昇度を各しきい値と比較することによって、よ
り早期に火災の検知を行うことができる。
【0010】本発明の第1態様の火災警報器は、 温度
を検出するセンサと、 風速を検出するセンサと、 上
記両センサからの信号を入力されて火災発生を判定する
判定部と、 該判定部の判定に応じて警報を発する警報
部と、を具備し、 上記各センサ及び各部が一体のケー
シングに配置されていることを特徴とする。
【0011】この態様においては、 温度があるしきい
値を越え、かつ、風速があるしきい値を越えたときに火
災発生と判定できる。あるいは、 温度の上昇速度があ
るしきい値を越え、かつ、風速があるしきい値を越えた
ときに火災発生と判定することとしてもよい。あるい
は、 温度があるしきい値を越え、かつ、風速の上昇度
があるしきい値を越えたときに火災発生と判定すること
としてもよい。あるいは、 温度の上昇速度があるしき
い値を越え、かつ、風速の上昇度があるしきい値を越え
たときに火災発生と判定することとしてもよい。火災発
生初期に変化が大きい風速、風速の上昇度、温度の上昇
度を各しきい値と比較することによって、より早期に火
災の検知を行うことのできる警報器を提供することがで
きる。
【0012】本発明の第2態様の火災警報器は、 感熱
センサと、COガス濃度を検出するセンサと、 風速を
検出するセンサと、 上記センサからの信号を入力され
て、不完全燃焼及び火災を判定する判定部と、 該判定
部の判定に応じて警報を発する警報部と、を具備し、
上記各センサ及び各部が一体のケーシングに配置されて
いることを特徴とする。
【0013】この態様においては、 上記COガス濃度
センサで検出されたCOガス濃度が第1のしきい値を超
えたことでもって不完全燃焼と判定し、 上記風速セン
サで検出された風速があるしきい値を越えるか、又は、
COガス濃度が第2のしきい値を越えるか感熱センサで
検出された感熱量があるしきい値を越えたことでもって
火災発生と判定することができる。不完全燃焼と発炎火
災発生を早期に検知し、警報を発することができる。
【0014】本発明の第3態様の火災警報器は、 炭化
水素ガス濃度を検出するセンサと、COガス濃度を検出
するセンサと、 風速を検出するセンサと、 上記セン
サからの信号を入力されて、ガス洩れ、不完全燃焼及び
火災を判定する判定部と、該判定部の判定に応じて警報
を発する警報部と、を具備し、 上記各センサ及び各部
が一体のケーシングに配置されていることを特徴とす
る。
【0015】この態様においては、 上記炭化水素ガス
濃度センサで検出された炭化水素ガス濃度が第1のしき
い値を超えたことでもってガス洩れと判定し、 上記C
Oガス濃度センサで検出されたCOガス濃度が第1のし
きい値を超えたことでもって不完全燃焼と判定し、 上
記風速センサで検出された風速があるしきい値を越える
か、又は、炭化水素ガス濃度が第2のしきい値を超える
かCOガス濃度が第2のしきい値を越えたことでもって
火災発生と判定することができる。ガス漏れ、不完全燃
焼、発炎火災発生を早期に検知し、警報を発することが
できる。
【0016】本発明の第4態様の火災警報器は、 炭化
水素ガス濃度を検出するセンサと、COガス濃度を検出
するセンサと、 感熱センサと、 風速を検出するセン
サと、上記センサからの信号を入力されて、ガス洩れ、
不完全燃焼及び火災を判定する判定部と、 該判定部の
判定に応じて警報を発する警報部と、を具備し、 上記
各センサ及び各部が一体のケーシングに配置されている
ことを特徴とする。
【0017】この態様においては、 上記炭化水素ガス
濃度センサで検出された炭化水素ガス濃度がしきい値を
越えたことでもってもってガス洩れと判定し、 上記C
Oガス濃度センサで検出されたCOガス濃度が第1のし
きい値を越えたことでもって不完全燃焼と判定し、 上
記風速センサで検出された風速があるしきい値を越える
か、又は、感熱センサの感熱量がしきい値を越えるかC
Oガス濃度が第2のしきい値を越えたことでもって火災
発生と判定することができる。ガス漏れ、不完全燃焼、
発炎火災発生を早期に検知し、警報を発することができ
る。
【0018】本発明の第5態様の火災警報器は、 炭化
水素ガス濃度を検出するセンサと、COガス濃度を検出
するセンサと、 煙を感知するセンサと、 風速センサ
と、 上記センサからの信号を入力されて、ガス洩れ、
不完全燃焼及び火災を判定する判定部と、 該判定部の
判定に応じて警報を発する警報部と、を具備し、上記各
センサ及び各部が一体のケーシングに配置されているこ
とを特徴とする。
【0019】この態様においては、 上記炭化水素ガス
センサで検出された炭化水素ガス濃度がしきい値を越え
たことでもってガス洩れと判定し、 上記COガス濃度
センサで検出されたCOガス濃度が第1のしきい値を越
えたことでもって不完全燃焼と判定し、 上記風速セン
サで検出された風速があるしきい値を越えるか、又は、
上記煙センサで煙が検出されかつCOガス濃度が第2の
しきい値を越えたとでもって火災発生と判定することが
できる。ガス漏れ、不完全燃焼、発炎及び発煙火災を早
期に検知し、警報を発することができる。
【0020】以下、火災発生時の室内の風速や温度変化
について確認するために、本発明者らが行った実験につ
いて説明する。より早期に火災を検知できる火災警報器
として、風速や風向を考慮し、台所等での火災発生時に
風速や風向にどのような変化が起こるかを、規定(Comp
onentsof automatic fire detection system Part 9. M
ethods of test of sensitivity to fire)に基づいて
計測した。
【0021】実験条件を以下に示す。 試験室の大きさ:幅=10m、奥行き=6m、高さ=4
m 初期環境条件:温度=23±5℃、煙濃度(イオン化)
<0.05、煙濃度(光学的)<0.05dB/m
【0022】試験用火元: (1)TF1:セルロース火災(木片) 約70本のブナ材片(1×2×25cm3)を試験室の中
央に置かれたベース上に7層に積み上げ、5cm3の変性
アルコールで点火する。 (2)TF2:いぶした高温加熱火災(木片) 約70本のブナ材片(体積1×2×25cm3)をホット
プレート上に星型に配置し、11分以内に600℃に達
する火力でいぶす。 (3)TF3:いぶし火(コットン片) 90個のコットン片(重量3g、長さ80cm)を乾燥さ
せ、径が10cmのリングに固定し、端部に点火した。
【0023】(4)TF4:プラスチック火災(ポリウ
レタン) 3枚のポリウレタンフォーム(体積1×2×25cm3
密度20Kg/cm3)をアルミ箔上に置き、5cm3の変性ア
ルコールで点火する。 (5)TF5:液体火災(n−ヘプタン) n−ヘプタンと3重量%のトルエンを容器(底面積11
00cm2、高さ5cm)に入れ、点火する。 (6)TF6:液体火災(変性アルコール) 少なくとも90%エタノールの変性アルコールを容器
(底面積1900cm2、高さ5cm)に入れ、点火する。
この中で、TF2、TF3は主に煙が発生する火災(発
煙火災)、TF5、TF6は主に炎が発生する火災(発
炎火災)に相当する。台所火災の火元は、このTF5や
TF6の火元に近い。
【0024】各試験用火元での火災発生時に、天井付近
の風速、壁付近の風速、天井の温度を計測したグラフを
図7〜12に示す。各グラフの横軸は時間(秒)であ
り、0が点火時である。縦軸は風速及び温度である。グ
ラフ中の実線は天井の風速、破線は壁付近の風速、一点
鎖線は天井の温度である。各グラフの図7〜12は上記
試験用火元TF1〜6に対応している。
【0025】測定条件を以下に示す。 (1)計測位置 天井付近の風速:火元(実験室中央)から3m離れた位
置 壁付近の風速:0.2〜0.3m/s 天井の温度:火元(実験室中央)から3m離れた位置 (2)計測機器 風速:クリーンルーム用3次元超音波風速計「マイクロ
ソニックWA−390型」(株式会社カイジョー社製) 測定範囲;0〜±10m/s、測定精度;±2%、応答
速度;0.5秒 温度:65℃
【0026】これらの測定結果より、TF2、TF3の
発煙火災の場合は、風速や温度に大きな変化はみられな
い。また、天井付近の温度にも変化がない。TF1、T
F4の木片やプラスチックの火災の場合は、天井付近の
風速や壁付近の風速が徐々に上昇し、その後下降する。
天井付近の温度は徐々に上昇する。TF5、TF6の発
炎火災の場合、点火後30秒以内に急速に天井付近の風
速が上昇している。また、壁付近の風速も点火後60秒
以内に風速の上昇が起こっている。天井付近の温度は徐
々に上昇している。
【0027】次に、台所火災を想定したTF6におい
て、温度、煙濃度、燃料の重量、CO濃度、CO2
度、O2濃度、NO濃度、NOX濃度、NO2濃度を上述
の測定条件で測定した。ここで、COは燃焼ガスの不完
全燃焼時や火災初期に発生する。CO2は不完全燃焼や
本格的な火災時に発生する。O2濃度は不完全燃焼時や
本格的な火災時に低下する。
【0028】図13、14は、TF6における温度、煙
濃度、燃料の重量、CO濃度、CO 2濃度、O2濃度、N
O濃度、NOX濃度、NO2濃度の変化を示すグラフであ
る。通常の温度検知式の火災検知システムは、温度が6
5℃に達すると作動するものが多い。図12に見られる
ように、温度(実線)が65℃に達するまでに火災発生
から約2分が経過していることとなる。また、CO濃
度、CO2濃度、NO濃度、NOX濃度、NO2濃度も上
昇しているが立ち上がりは緩やかである。この条件で
は、燃焼の性質から煙の発生量は低い。なお、図12と
図13の温度推移が異なるのは、図12は天井面に接し
た部分の温度、図13は天井から5cm下の気流温度を計
測しているためである。
【0029】以上の実験結果より、台所火災の火元に相
当するTF6の実験において、火災発生初期に大きく変
化する物理要素は天井付近の風速や壁付近の風速である
ことが確認される。特に天井付近の風速は火災発生から
30秒以内での急激な立ち上がりが特徴的である。一
方、温度やNO濃度、NOX濃度、NO2濃度、CO濃
度、CO2濃度も上昇しているが、立ち上がりが緩やか
である。
【0030】以下、本発明の火災検知システム及び警報
器の実施例について、図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の実施例に係る火災警報器の構成を示すブロ
ック図である。この警報器1は、火災センサとして感熱
センサ11及び風速センサ13、ガスセンサとしてCO
ガスセンサ15及び炭化水素ガスセンサ17の四つのセ
ンサを備えている。各センサの出力信号は、マイコン等
で構成される判定部21に送られる。判定部21は各セ
ンサからの信号を処理して、火災発生、ガス洩れ、不完
全燃焼等を判定する。その結果は音声警報部23や液晶
表示部25に送られて表示される。
【0031】風速センサ13は、上述の超音波風速計や
熱線型の風速センサが使用される。超音波風速計は、超
音波が空気中を伝播するときに、風速に比例して伝播時
間が変化することを利用したもので、温度や湿度の影響
を受けずに正確に風速を測定することができる(クリー
ンルーム用3次元超音波風速計「マイクロソニックWA
−390型」(株式会社カイジョー社製)等)。熱線型
風速センサは、ヒータを中心として上流及び下流に温度
センサが配置されたものであり、静止状態ではヒータを
中心とした対称な温度分布を形成している。空気の流れ
が生じると温度分布が崩れ、このときの温度センサの抵
抗値の差から流速を求める(「気体用マスフローメータ
CMS20/50」(山武ハネウエル株式会社製
等))。なお、これらの風速計やセンサは精密計測用で
現在では高価であるが、精度要求を下げて量産すれば価
格は相当下がるものと思われる。さらに、他の計測原理
に基づくセンサも用いることができる。
【0032】感熱センサ11としては、サーミスタや熱
電対等の温度センサや、赤外線センサ、紫外線センサ、
焦電センサが使用される。ガスセンサは主に半導体式が
使用される。COガスセンサ15は、燃焼ガスの不完全
燃焼時や火災初期に発生するCOガスを検知する。炭化
水素ガスセンサ17は、都市ガスの主成分であるメタン
の漏れや火災初期に発生する炭化水素ガスを検知する。
【0033】図2は、図1の火災警報器が設置される台
所の構造を示す図である。火災警報器1は、火元(ガス
テーブル等)21から8m以内の天井又は壁に設置する
ことが決められている。通常、ガス台21の上方には換
気扇23が設置されている。換気扇23の吸い込み風速
は、通常0.4m/s以下に設定されている。また、台
所には室内に開くドア25や外部に開くドアが設けられ
ている。これらのドアを開いたときに、台所の気流の速
度は0.5〜1.0m/sとなるように設計されている
(「最新建築環境工学」井上書院)。図3は、本発明の
実施例に係るオフィスビル等における集中式の火災検知
システムを示すブロック図である。部屋A及び部屋B、
廊下には、警報器31と、スピーカ33等の音声発生器
が備えられている。この例の警報器31は、図1に示す
各センサのみを備えたものであり、図1に示す判定部は
ビルを管理する防災保安用コンピュータ35に設けられ
ている。各センサで検出される値は配線を通って防災保
安用コンピュータ35の判定部37に送られ、所定の値
と比較されて火災発生や他の緊急事態の発生を判定す
る。警報器31は部屋の広さや火元の数に応じて複数台
設置される。この図では、部屋Aに2台設置されてい
る。各スピーカ33は館内放送装置39に配線で接続さ
れている。館内放送装置39は防災保安用コンピュータ
35に接続している。
【0034】このシステムの作用を火災発生時を例にと
って説明する。いずれかの部屋又は廊下で火災が発生す
ると、警報器31の各センサで検出された値は防災保安
用コンピュータ35の判定部37に送られ、判定部37
が火災発生と判定する。そして判定部37から館内放送
装置39に情報が送られ、各スピーカ33から警報や音
声で火災が発生したことが報知される。
【0035】図4は、図1の火災警報器の判定パターン
を説明するフローチャートである。最初に、S10で炭
化水素ガス濃度センサで検出された炭化水素ガス濃度を
しきい値(一例0.2%)と比較する。炭化水素ガス濃
度がしきい値より高ければS11でガス洩れと判定され
る。次に、S12でCOガス濃度センサで検出されたC
Oガス濃度を第1しきい値(一例50ppm)と比較す
る。COガス濃度が第1しきい値より高ければS13で
不完全燃焼と判定される。
【0036】次に、S14で風速センサで検出された風
速をしきい値(一例0.2〜0.3m/s)と比較す
る。風速がしきい値より高ければ、S15で火災発生と
判定される。なお、S10、S12で炭化水素ガス濃度
やCOガス濃度がしきい値より低い場合でも、S14で
風速がしきい値と比較される。
【0037】S14で風速がしきい値より低ければ、S
16で感熱センサで検出された温度をしきい値(一例6
5℃)と比較する。温度がしきい値より高ければ、S1
5で火災と判定される。S16で温度がしきい値より低
ければ、S17でCOガス濃度を第2しきい値(一例2
50ppm)と比較する。COガス濃度が第2しきい値
より高ければ、S15で火災と判定される。
【0038】図5は、本発明の他の実施例に係る火災警
報器の判定パターンを説明するフローチャートである。
この例の警報器は、火災センサとして感熱センサ及び風
速センサ、ガスセンサとしてCOガスセンサの三つのセ
ンサを備えている。最初に、S20で、COガスセンサ
で検出されるCOガス濃度をしきい値(一例50pp
m)と比較する。COガス濃度がしきい値より高ければ
S21で不完全燃焼と判定する。
【0039】次に、S22で風速センサで検出される風
速をしきい値(一例0.2〜0.3m/s)と比較す
る。風速がしきい値より高ければ、S23で火災と判定
する。S22で風速がしきい値より低ければ、S24で
感熱センサで検出される温度をしきい値(一例65℃)
と比較する。温度がしきい値より高ければ、S23で火
災と判定する。
【0040】図6は、本発明の他の実施例に係る火災警
報器の判定パターンを説明するフローチャートである。
この例の火災警報器は、火災センサとして風速センサ及
び煙センサ、ガスセンサとしてCOガスセンサ及び炭化
水素ガスセンサの四つのセンサを備えている。風速セン
サ、COガスセンサ、炭化水素ガスセンサは、図1の例
のものが使用される。煙センサは光減衰式やイオン電流
式のものが使用される。
【0041】最初に、S30で炭化水素ガス濃度センサ
で検出された炭化水素ガス濃度をしきい値(一例0.2
%)と比較する。炭化水素ガス濃度がしきい値より高け
ればS31でガス洩れと判定される。次に、S32でC
Oガス濃度センサで検出されたCOガス濃度を第1しき
い値(一例50ppm)と比較する。COガス濃度が第
1しきい値より高ければS33で不完全燃焼と判定され
る。
【0042】次に、S34で風速センサで検出された風
速をしきい値(一例0.2〜0.3m/s)と比較す
る。風速がしきい値より高ければ、S35で火災発生と
判定される。なお、S30、S32で炭化水素ガス濃度
やCOガス濃度がしきい値より低い場合でも、S34で
風速がしきい値と比較される。
【0043】S34で風速がしきい値より低ければ、S
36で煙センサで検出された煙濃度をしきい値(一例5
%)と比較する。煙濃度がしきい値より高ければ、S3
5で火災と判定される。S36で煙濃度がしきい値より
低ければ、S37でCOガス濃度を第2しきい値(一例
250ppm)と比較する。COガス濃度が第2しきい
値より高ければ、S35で火災と判定される。この例に
おいては、発煙する火災も検知することができる。
【0044】これらの例では、風速センサで検出される
風速を使用したが、風速の上昇度を使用してもよい。ま
た、温度は温度の上昇速度を使用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、風速センサを火災警報器に備えたことによ
り、火災をより早期に検知することができる。また、ガ
スセンサを備えることで、ガス洩れや不完全燃焼の検知
も同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る火災警報器の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の火災警報器が設置される台所の構造を示
す図である。
【図3】本発明の実施例に係るオフィスビル等における
集中式の火災検知システムを示すブロック図である。
【図4】図1の火災警報器の判定パターンを説明するフ
ローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例に係る火災警報器の判定パ
ターンを説明するフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施例に係る火災警報器の判定パ
ターンを説明するフローチャートである。
【図7】試験用火元(TF1)での火災発生時に、天井
付近の風速、壁付近の風速、天井の温度を計測したグラ
フを示す図である。
【図8】試験用火元(TF2)での火災発生時に、天井
付近の風速、壁付近の風速、天井の温度を計測したグラ
フを示す図である。
【図9】試験用火元(TF3)での火災発生時に、天井
付近の風速、壁付近の風速、天井の温度を計測したグラ
フを示す図である。
【図10】試験用火元(TF4)での火災発生時に、天
井付近の風速、壁付近の風速、天井の温度を計測したグ
ラフを示す図である。
【図11】試験用火元(TF5)での火災発生時に、天
井付近の風速、壁付近の風速、天井の温度を計測したグ
ラフを示す図である。
【図12】試験用火元(TF6)での火災発生時に、天
井付近の風速、壁付近の風速、天井の温度を計測したグ
ラフを示す図である。
【図13】TF6における温度、煙濃度、燃料の重量の
変化を示すグラフである。
【図14】TF6におけるCO濃度、CO2濃度、O2
度、NO濃度、NOX濃度、NO2濃度の変化を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1、31 警報器 11 感熱セン
サ 13 風速センサ 15 COセ
ンサ 17 炭化水素ガスセンサ 21、37
判定部 23 音声警報部 25 液晶表
示部 33 スピーカ 35 防災保
安用コンピュータ 39 館内放送装置
フロントページの続き (72)発明者 中江 浩史 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 本荘 妙子 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 大森 敏明 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 宮本 登 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 植松 彰一 東京都港区三田1丁目4番28号 矢崎総業 株式会社内 (72)発明者 小澤 崇 東京都港区三田1丁目4番28号 矢崎総業 株式会社内 (72)発明者 山内 幸雄 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)発明者 万本 敦 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 Fターム(参考) 2G046 AA11 AA18 AA19 EB01 FB02 5C085 AA01 AA05 AA06 AA07 AA20 AB01 CA03 CA14 5G405 AA08 AB01 AB03 AC07 AD06 AD07 CA03 CA22 CA25

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内の環境要素に関する現象を検出す
    るセンサと、 該センサからの信号を入力されて火災発生を判定する判
    定部と、 該判定部の判定結果を表示する表示部と、を具備する火
    災検知システムであって;上記センサとして、 熱、燃焼生成ガス又は煙を検知するセンサのいずれか1
    あるいは2以上と、 上記建物内の風速を検出するセンサと、を有することを
    特徴とする火災検知システム。
  2. 【請求項2】 建物内の温度を検出するセンサと、 建物内の風速を検出するセンサと、 上記両センサからの信号を入力されて火災発生を判定す
    る判定部であって、上記風速センサの検出する風速があ
    るしきい値以上であり、かつ上記温度センサが検出する
    温度があるしきい値以上であるときに火災発生と判定す
    る判定部と、 該判定部の判定結果を表示する表示部と、を具備するこ
    とを特徴とする火災検知システム。
  3. 【請求項3】 建物内の温度を検出するセンサと、 建物内の風速を検出するセンサと、 上記両センサからの信号を入力されて火災発生を判定す
    る判定部であって、上記風速センサの検出する風速があ
    るしきい値以上であり、かつ上記温度センサが検出する
    温度の上昇速度があるしきい値以上であるときに火災発
    生と判定する判定部と、 該判定部の判定結果を表示する表示部と、を具備するこ
    とを特徴とする火災検知システム。
  4. 【請求項4】 建物内の温度を検出するセンサと、 建物内の風速を検出するセンサと、 上記両センサからの信号を入力されて火災発生を判定す
    る判定部であって、上記風速センサの検出する風速の上
    昇度があるしきい値以上であり、かつ上記温度センサが
    検出する温度があるしきい値以上であるときに火災発生
    と判定する判定部と、 該判定部の判定結果を表示する表示部と、 を具備することを特徴とする火災検知システム。
  5. 【請求項5】 建物内の温度を検出するセンサと、 建物内の風速を検出するセンサと、 上記両センサからの信号を入力されて火災発生を判定す
    る判定部であって、上記風速センサの検出する風速の上
    昇度があるしきい値以上であり、かつ上記温度センサが
    検出する温度の上昇速度があるしきい値以上であるとき
    に火災発生と判定する判定部と、 該判定部の判定結果を表示する表示部と、を具備するこ
    とを特徴とする火災検知システム。
  6. 【請求項6】 温度を検出するセンサと、 風速を検出するセンサと、 上記両センサからの信号を入力されて火災発生を判定す
    る判定部と、 該判定部の判定に応じて警報を発する警報部と、を具備
    し、 上記各センサ及び各部が一体のケーシングに配置されて
    いることを特徴とする警報器。
  7. 【請求項7】 温度があるしきい値を越え、かつ風速が
    あるしきい値を越えたときに火災発生と判定することを
    特徴とする請求項6記載の警報器。
  8. 【請求項8】 温度の上昇速度があるしきい値を越え、
    かつの風速があるしきい値を越えたときに火災発生と判
    定することを特徴とする請求項6記載の警報器。
  9. 【請求項9】 温度があるしきい値を越え、かつ風速の
    上昇速度があるしきい値を越えたときに火災発生と判定
    することを特徴とする請求項6記載の警報器。
  10. 【請求項10】 温度の上昇速度があるしきい値を越
    え、かつ風速の上昇速度があるしきい値を越えたときに
    火災発生と判定することを特徴とする請求項6記載の警
    報器。
  11. 【請求項11】 感熱センサと、 COガス濃度を検出するセンサと、 風速を検出するセンサと、 上記センサからの信号を入力されて、不完全燃焼及び火
    災を判定する判定部と、 該判定部の判定に応じて警報を発する警報部と、を具備
    し、 上記各センサ及び各部が一体のケーシングに配置されて
    いることを特徴とする警報器。
  12. 【請求項12】 上記COガス濃度センサで検出された
    COガス濃度が第1のしきい値を超えたことでもって不
    完全燃焼と判定し、 上記風速センサで検出された風速があるしきい値を越え
    るか、又は、COガス濃度が第2のしきい値を越えるか
    感熱センサで検出された感熱量があるしきい値を越えた
    ことでもって火災発生と判定することを特徴とする請求
    項11記載の警報器。
  13. 【請求項13】 炭化水素ガス濃度を検出するセンサ
    と、 COガス濃度を検出するセンサと、 風速を検出するセンサと、 上記センサからの信号を入力されて、ガス洩れ、不完全
    燃焼及び火災を判定する判定部と、 該判定部の判定に応じて警報を発する警報部と、を具備
    し、 上記各センサ及び各部が一体のケーシングに配置されて
    いることを特徴とする警報器。
  14. 【請求項14】 上記炭化水素ガス濃度センサで検出さ
    れた炭化水素ガス濃度が第1のしきい値を超えたことで
    もってガス洩れと判定し、 上記COガス濃度センサで検出されたCOガス濃度が第
    1のしきい値を超えたことでもって不完全燃焼と判定
    し、 上記風速センサで検出された風速があるしきい値を越え
    るか、又は、炭化水素ガス濃度が第2のしきい値を超え
    るかCOガス濃度が第2のしきい値を越えたことでもっ
    て火災発生と判定することを特徴とする請求項13記載
    の警報器。
  15. 【請求項15】 炭化水素ガス濃度を検出するセンサ
    と、 COガス濃度を検出するセンサと、 感熱センサと、 風速を検出するセンサと、 上記センサからの信号を入力されて、ガス洩れ、不完全
    燃焼及び火災を判定する判定部と、 該判定部の判定に応じて警報を発する警報部と、を具備
    し、 上記各センサ及び各部が一体のケーシングに配置されて
    いることを特徴とする警報器。
  16. 【請求項16】 上記炭化水素ガス濃度センサで検出さ
    れた炭化水素ガス濃度がしきい値を越えたことでもって
    もってガス洩れと判定し、 上記COガス濃度センサで検出されたCOガス濃度が第
    1のしきい値を越えたことでもって不完全燃焼と判定
    し、 上記風速センサで検出された風速があるしきい値を越え
    るか、又は、感熱センサの感熱量がしきい値を越えるか
    COガス濃度が第2のしきい値を越えたことでもって火
    災発生と判定することを特徴とする請求項15記載の警
    報器。
  17. 【請求項17】 炭化水素ガス濃度を検出するセンサ
    と、 COガス濃度を検出するセンサと、 煙を感知するセンサと、 風速センサと、 上記センサからの信号を入力されて、ガス洩れ、不完全
    燃焼及び火災を判定する判定部と、 該判定部の判定に応じて警報を発する警報部と、を具備
    し、 上記各センサ及び各部が一体のケーシングに配置されて
    いることを特徴とする警報器。
  18. 【請求項18】 上記炭化水素ガスセンサで検出された
    炭化水素ガス濃度がしきい値を越えたことでもってガス
    洩れと判定し、 上記COガス濃度センサで検出されたCOガス濃度が第
    1のしきい値を越えたことでもって不完全燃焼と判定
    し、 上記風速センサで検出された風速があるしきい値を越え
    るか、又は、上記煙センサで煙が検出されかつCOガス
    濃度が第2のしきい値を越えたとでもって火災発生と判
    定することを特徴とする請求項17記載の警報器。
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