JP2001249877A - コミュニティ形成支援方法、通信システムおよびサーバ装置 - Google Patents

コミュニティ形成支援方法、通信システムおよびサーバ装置

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JP2001249877A
JP2001249877A JP2000062419A JP2000062419A JP2001249877A JP 2001249877 A JP2001249877 A JP 2001249877A JP 2000062419 A JP2000062419 A JP 2000062419A JP 2000062419 A JP2000062419 A JP 2000062419A JP 2001249877 A JP2001249877 A JP 2001249877A
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Masaru Ota
賢 太田
Motohiro Machida
基宏 町田
Seita Otsuji
清太 大辻
Toshiaki Sugimura
利明 杉村
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NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自分に合ったコミュニティを探すために要す
る労力および時間を低減でき、また、ユーザの移動先で
も任意に新たなコミュニティを作成することができるコ
ミュニティ形成支援方法、通信システムおよびサーバ装
置を提供する。 【解決手段】 各クライアント端末は、ユーザの状況を
表すユーザ状況情報をサーバ装置に送信する。一方、サ
ーバ装置は、複数のコミュニティに関するコミュニティ
情報を保持しており、各クライアント端末からユーザ状
況情報を受け取ると、これらの複数のコミュニティ情報
のうち、当該ユーザ状況情報が表すユーザの状況に適し
たコミュニティのコミュニティ情報を、当該ユーザ状況
情報を送信したクライアント端末に対して送信する。な
お、ユーザ状況情報には、当該ユーザの位置、行動、興
味等を表す情報が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末装置の
各々が、コミュニティに参加する他の端末装置との間で
通信を行うことができる通信システム、該通信システム
において用いられるコミュニティ形成支援方法、および
サーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータネットワークを
利用したシステムのひとつとして、各種のチャットシス
テムが提供されている。このチャットシステムにおいて
は、複数のクライアント端末の各々が、インターネット
等のネットワークを介してチャットサーバと接続され、
各クライアント端末間でリアルタイムに文字情報を交換
することによりコミュニケーションを成立させるように
なっている。
【0003】このようなチャットシステムにおいて、上
記チャットサーバには、例えば趣味等に応じて分類され
たコミュニティ(例えば、野球に関するコミュニティ
や、料理に関するコミュニティ等)が予め登録されてい
る。ユーザは、これらのコミュニティのうち、自分の趣
味や興味に合ったコミュニティを選択して参加すること
により、同様の趣味等を持ったユーザ同士でチャットを
楽しむことができるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記チャッ
トシステムにおいて、コミュニティへの参加を希望する
ユーザは、自分の趣味等に合ったコミュニティを探す必
要がある。しかしながら、近年、チャット人気の向上に
伴って多数のコミュニティが存在するようになってきて
いるため、自分の趣味等に合ったコミュニティを探すに
はある程度の時間と労力を要するという問題がある。
【0005】さらに、コミュニティを探す場合、ユーザ
は、インターネット上の検索エンジンを用いたり、雑誌
やホームページの内容を参照したりする必要がある。従
って、チャットサーバに新たなコミュニティが登録され
た場合であっても、そのコミュニティが広く知られ、参
加者が充分に増えるまでにはある程度の時間を要するこ
ととなる。このため、従来のチャットシステムでは、新
たなコミュニティで直ちに多くの参加者とチャットを楽
しみたいというユーザの要求に応えることができないの
が現状であった。
【0006】また、上記チャットシステムのサービスを
受ける各ユーザは、例えば自宅のパソコン等を用いて他
のユーザとのチャットを行うのが一般的である。このた
め、各ユーザの興味等に応じて固定的に開設されるコミ
ュニティ内で、ある程度決まりきったユーザとの間でチ
ャットを楽しむのが通常であった。しかしながら、例え
ば、ある場所に旅行中のユーザが、同様の場所に旅行し
ているユーザとの間で新たなコミュニティを形成し、当
該コミュニティ内でチャットを行うことができるとすれ
ば、上記従来のチャットシステムによっては得られない
大きな楽しみをユーザに提供できると考えられる。しか
しながら、かかるチャットシステムは未だ提案されてい
ないのが現状である。
【0007】本発明は、以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、他のユーザとの間で通信を行おうとす
るユーザが、自分に合ったコミュニティを探すために要
する労力および時間を低減することができるコミュニテ
ィ形成支援方法、通信システムおよびサーバ装置を提供
することを第1の目的とする。
【0008】さらに、本発明は、ユーザの移動先でも任
意に新たなコミュニティを作成することができるコミュ
ニティ形成支援方法、通信システムおよびサーバ装置を
提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、ネットワークを利用したコミュニテ
ィに参加する他の端末装置との間で通信可能な複数の端
末装置と、前記コミュニティに関するコミュニティ情報
を各端末装置に対して提供するサーバ装置とを含む通信
システムにおけるコミュニティ形成支援方法であって、
前記各端末装置は、ユーザの状況を表すユーザ状況情報
を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、複数の
コミュニティに関するコミュニティ情報を保持し、当該
複数のコミュニティ情報のうち、前記ユーザ状況情報が
示すユーザの状況に適したコミュニティのコミュニティ
情報を、当該ユーザ状況情報を送信した端末装置に対し
て送信し、前記各端末装置は、サーバ装置から送信され
た前記コミュニティ情報をユーザに対して報知すること
を特徴とするコミュニティ形成支援方法を提供するもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発
明の一態様を示すものであり、この発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0011】A:実施形態の構成 図1は、本発明に係るコミュニティ形成支援方法を適用
した通信システムの構成を示すブロック図である。同図
に示すように、この通信システムは、コミュニティサー
バ1、チャットサーバ2、ネットワーク3および複数の
クライアント端末4を含んで構成されている。かかる構
成において、各クライアント端末4は、当該クライアン
ト端末4のユーザの状況(例えば、当該ユーザの現在位
置等)をコミュニティサーバ1に通知する機能を有して
いる。一方、コミュニティサーバ1は、複数のコミュニ
ティ情報を保持している。このコミュニティ情報は、チ
ャットに参加する複数のユーザによって構成されるグル
ープ(コミュニティ)に関する情報であり、例えば、当
該コミュニティに参加したユーザの間でなされる会話
(チャット)の話題等を含んでいる。そして、コミュニ
ティサーバ1は、保持している複数のコミュニティ情報
のうち、通知されたユーザの状況に合致したコミュニテ
ィ情報を当該クライアント端末4に配信するようになっ
ている。この結果、各クライアント端末4のユーザは、
当該ユーザの状況に合ったコミュニティの存在を知るこ
とができるとともに、当該コミュニティに参加すること
により、当該ユーザと同じような状況にある他のユーザ
との間で、チャットサーバ2を介したチャットを行うこ
とができるのである。以下、かかる機能を実現するため
の各部の構成について詳述する。
【0012】本実施形態におけるクライアント端末4
は、コミュニティサーバ1およびチャットサーバ2との
間で、移動通信網およびインターネット等を含むネット
ワーク3を介したデータ通信を行うことができ、かつ、
任意に移動可能な携帯型または可搬型の通信端末であ
る。具体的には、このクライアント端末4は、図1に例
示するように、携帯電話機やPHS(Personal Handyph
one System)等の携帯型の通信端末、もしくは携帯電話
機等に接続された状態でネットワーク3を介したデータ
通信を行うことができるノート型パソコン等である。こ
のクライアント端末4は、ユーザの現在位置、当該ユー
ザの現在の行動、およびユーザの興味(以下、これらを
総称して「ユーザの状況」という)を含むユーザ状況情
報をコミュニティサーバ1に対して適宜に通知し、これ
に応じてコミュニティサーバ1から配信されるコミュニ
ティ情報を受信・表示するとともに、チャットサーバ2
を介して他のクライアント端末4との間でチャットを行
う機能を有している。
【0013】図2は、各クライアント端末4の構成を模
式的に例示するブロック図である。同図に示すように、
このクライアント端末4は、管理部41、通信モジュー
ル42、ユーザ登録スイッチ43、センサ44、入力デ
バイス45、ユーザ情報獲得モジュール46、ユーザ状
況情報メモリ47、ユーザ状況通知スイッチ48、コミ
ュニティ情報フィルタ49および表示部50を含んでい
る。
【0014】管理部41は、通信モジュール42、ユー
ザ情報獲得モジュール46、ユーザ登録スイッチ43お
よびコミュニティ情報フィルタ49との間で各情報の授
受を行い、このクライアント端末4の制御中枢として機
能する。通信モジュール42は、コミュニティサーバ1
またはチャットサーバ2との間でネットワーク3を介し
た通信を行うためのモジュールである。すなわち、通信
モジュール42は、管理部41から供給されるデジタル
信号により搬送波を変調して得られる無線信号を、図示
しないアンテナを介してネットワーク3へ送信する一
方、ネットワークから送信される無線信号を上記アンテ
ナを介して受信し、受信した信号を復調して得られるデ
ィジタル信号を管理部41に出力する。なお、クライア
ント端末4が、携帯電話機等とこれに接続されたノート
型パソコンとからなる形態を採る場合、この通信モジュ
ール42の機能は携帯電話機が担う一方、その他の各部
の機能はノート型パソコンが担うこととなる。
【0015】ところで、ユーザは、コミュニティサーバ
1によるサービスを受けるのに先立ち、当該コミュニテ
ィサーバ1に対してユーザ登録を行う必要がある。ユー
ザ登録スイッチ43は、このユーザ登録の際にユーザに
よって押下されるスイッチである。すなわち、このユー
ザ登録スイッチが押下されると、クライアント端末4内
の管理部41は、当該クライアント端末4を特定するユ
ーザ識別子UIDを含んだユーザ登録要求を、通信モジュ
ール42を介してコミュニティサーバ1に送信するよう
になっている。このユーザ識別子UIDは、当該クライア
ント端末4を特定できる情報であればどのようなもので
あってもよく、例えば当該クライアント端末4(または
携帯電話機等)の電話番号を用いることができる。
【0016】センサ44は、複数のGPS(Global Pos
itioning System)衛星からの電波を受信可能なGPS
アンテナを備えており、この受信電波に基づいて当該ク
ライアント端末4の位置を表す位置情報(経度および緯
度を含む情報)を生成し、一定時間間隔毎にユーザ情報
獲得モジュール46に出力する。入力デバイス45は、
複数のキーを備えており、押下されたキーに対応した信
号がユーザ情報獲得モジュール46に出力されるように
なっている。ユーザは、これらのキーを適宜押下するこ
とにより、クライアント端末4に対して各種の指示を与
えたり、当該ユーザの現在の行動や興味等の各種情報を
入力したりすることができる。なお、チャット中にあっ
ては、この入力デバイス45はチャットサーバ2に送信
する文字を入力するための手段としても用いられる。
【0017】ユーザ情報獲得モジュール46は、ユーザ
の状況を表す状況コードを生成するための手段である。
本実施形態におけるユーザ情報獲得モジュール46は、
この状況コードとして、ユーザの現在位置を表す位置コ
ードlocと、ユーザの行動を表す行動コードactと、ユー
ザの興味を表す興味コードintとを生成するようになっ
ている。具体的には、以下の通りである。
【0018】まず、ユーザ情報獲得モジュール46は、
ユーザ状況情報メモリ47に記憶されたカテゴリコード
テーブルを参照することにより、入力デバイス45から
入力される情報に応じた行動コードactまたは興味コー
ドintを生成する。図3はこのカテゴリコードテーブル
の内容を例示する図である。同図に示すように、本実施
形態におけるカテゴリコードテーブルは、各々行動およ
び興味に関する複数の事項を含む3層の階層構造となっ
ている。そして、上層に属する事項の各々と中層に属す
る複数の事項とが対応付けられるとともに、中層に属す
る事項の各々と下層に属する複数の事項とが対応付けら
れた構成となっている。さらに、このカテゴリテーブル
においては、各層に属する事項が、上層から下層に進む
に従って上位概念(包括的な内容)から下位概念(具体
的な内容)になるように構成されている。また、図3に
示すように、各層に属する事項の各々には番号が付され
ている。
【0019】ここで、ユーザによって入力デバイス45
が操作され、当該ユーザの行動を入力する旨の指示が与
えられると、ユーザ情報獲得モジュール46は、カテゴ
リコードテーブル内の上層に属する事項を表示部50に
表示する。この後、ユーザによって上層内のいずれかの
事項が選択されると、ユーザ情報獲得モジュール46
は、当該事項に対応付けられた中層に属する事項を表示
部50に表示する。さらに、ユーザによってこれらの事
項のうちのいずれかが選択されると、ユーザ情報獲得モ
ジュール46は、当該事項に対応付けられた下層に属す
る事項を表示部50に表示する。この後、ユーザによっ
ていずれかの事項が選択されると、当該事項に対応付け
られた番号が行動コードactとしてユーザ状況情報メモ
リ47に記憶されるのである。図3に示す場合を例にと
ると、まず、ユーザによって行動を入力する旨の指示が
与えられると、上層に属する「1芸術と人文」、「2ビ
ジネスと経済」、…が表示される。ここで、ユーザによ
って「9趣味とスポーツ」が選択されると、当該事項に
対応付けられた中層に属する事項、すなわち「9/1ア
ウトドア」、「9/2イベント」…、が表示される。次
に、ユーザによって「9/1アウトドア」が選択される
と、当該事項に対応付けられた下層に属する事項が表示
される。さらにユーザによって「9/1/15スキー」
が選択されると、ユーザ情報獲得モジュール46は、こ
の事項に付された番号「9/1/15」を、行動コード
intとしてユーザ状況情報メモリ47に書き込む。ユー
ザによって興味を入力する旨の指示が与えられた場合も
同様である。なお、行動コードactおよび興味コードint
を同一のカテゴリテーブルに従って生成することとした
のは、行動および興味の対象となるものは、大部分にお
いて重複しているからである(例えば、「スキー」とい
う事項は、ユーザの行動にもなり得るが、興味の対象に
もなり得る)。
【0020】さらに、ユーザ情報獲得モジュール46
は、センサ44から一定時間間隔毎に出力される位置情
報に基づいて、ユーザの位置(より正確にはクライアン
ト端末4の位置)を表す位置コードlocを生成する。ま
た、ユーザ状況情報メモリ47には、上述した行動・興
味に関するカテゴリコードのほか、位置に関するカテゴ
リコードと、全国の地図を表す地図情報とが記憶されて
いる。この位置に関するカテゴリコードは、上記行動・
興味のカテゴリコードと同様に、3層の階層構造をなし
ており、上層には複数の県名、中層には各県名に対応付
けられた複数の市町村名、下層には各市町村名に対応付
けられた地域名が含まれている。なお、位置に関するカ
テゴリコードに含まれる事項の各々にも、上記行動や興
味と同様に番号が付されている。ユーザ情報獲得モジュ
ール46は、上記地図情報と、位置に関するカテゴリコ
ードを参照して、センサ44から出力される地位情報
(緯度および経度を表す)に対応した位置コードlocを
生成する。例えば、「神奈川県横浜市青葉区」は、「1
5(神奈川県)/1(横浜市)/23(青葉区)」とい
った位置コードlocによって表されるといった具合であ
る。なお、ユーザ状況獲得モジュール46は、センサ4
4から出力される位置情報に従って位置コードlocを生
成するだけでなく、上記行動および興味についてと同
様、ユーザが入力デバイス45を用いて手動で入力した
位置に従って位置コードlocを生成することもできるよ
うになっている。
【0021】ユーザ情報獲得モジュール46は、こうし
て得られた位置コードloc、行動コードactおよび興味コ
ードintと、上述したユーザ識別子UIDとを対応付け、ユ
ーザ状況情報UINFとしてユーザ状況情報メモリ47に書
き込む。すなわち、ユーザ状況情報UINFは、現在のユー
ザの状況(今どこにいるか、今何をしているか、今何に
興味を持っているか)を表す情報である。また、ユーザ
情報獲得モジュール46は、管理部41からの指示に応
じ、ユーザ状況情報メモリ47に記憶されたユーザ状況
情報UINFを読み出して管理部41に出力する機能を有し
ている。こうして管理部41に供給されたユーザ状況情
報UINFは、例えば、通信モジュール42を介してコミュ
ニティサーバ1に送信される。
【0022】再び図2において、ユーザ状況通知スイッ
チ48は、コミュニティサーバ1に対してユーザの状況
を通知するか否かを切換えるためのスイッチである。す
なわち、自分の状況を他に知られるのを好まないユーザ
は、このユーザ状況通知スイッチ48をオフ状態として
おくことにより、コミュニティサーバ1に対してユーザ
状況を通知しないようにすることができる。
【0023】ところで、本通信システムにおけるコミュ
ニティサーバ1は、上述したように、原則として各クラ
イアント端末4から通知されたユーザ状況情報UINFに合
致したコミュニティ情報CINFのみを各クライアント端末
4に配信するようになっている。しかしながら、上述し
たユーザ状況通知スイッチ48がオフ状態になっている
場合、すなわち、当該クライアント端末4からユーザ状
況情報UINFが送信されない場合、コミュニティサーバ1
側では、送信対象となるコミュニティ情報CINFが当該ユ
ーザの状況に合致するか否かを判断することができな
い。従って、コミュニティサーバ1は、かかるクライア
ント端末4に対しては送信対象となる全てのコミュニテ
ィ情報を送信することとなる。このような事情に鑑み、
クライアント端末4内のコミュニティ情報フィルタ49
は、コミュニティサーバ1から配信されたコミュニティ
情報CINFのうち、当該クライアント端末4のユーザの状
況に合致したコミュニティ情報CINFのみを抽出して出力
するようになっている。表示部50は、液晶パネル等の
表示装置を備えており、コミュニティ情報フィルタ49
から出力されるコミュニティ情報CINF等を表示する。す
なわち、ユーザ状況を通知しない設定となっている場合
であっても、結局、ユーザ状況を通知する設定となって
いる場合と同様に、自分の状況に合致したコミュニティ
情報のみが表示されるようになっているのである。な
お、ユーザ状況通知スイッチ48がオン状態となってい
る場合には、コミュニティサーバ1においてユーザの状
況に合ったコミュニティ情報CINFのみが選択される。従
って、この場合、コミュニティ情報フィルタ49は、何
らコミュニティ情報抽出のための処理を行うことなく、
管理部41から受け取ったコミュニティ情報CINFをその
まま表示部50に出力するようにしてもよい。
【0024】また、本実施形態における各クライアント
端末4は、当該ユーザが開設を希望する新規なコミュニ
ティをコミュニティサーバ1に登録する機能を有してい
る。詳述すると、以下の通りである。
【0025】すなわち、例えば、ある位置にいるユーザ
同士でチャットをしたいと思ったユーザは、これらのユ
ーザが参加するコミュニティを開設すべく、当該コミュ
ニティに関する情報を入力デバイス45を用いて入力す
る。コミュニティに関する情報とは、具体的には、開設
したいコミュニティの名前nm、当該コミュニティでの話
題tp、チャットサーバ2のアドレスad、位置コードlo
c、行動コードact、興味コードintである。なお、ここ
でいう位置コードloc、行動コードactおよび興味コード
intは、当該コミュニティへの参加対象となるべきユー
ザの状況を示すものである。クライアント端末4内の管
理部41は、こうして入力された各情報を、コミュニテ
ィ登録要求としてコミュニティサーバ1に送信するよう
になっている。これにより、ユーザが希望する新たなコ
ミュニティが登録されるとともに、コミュニティ情報CI
NF内の状況コードが示す状況にあるユーザに対して新た
なコミュニティが登録されたことが通知されるのであ
る。つまり、クライアント端末4から、特定の位置コー
ドを指定したコミュニティ登録要求が送信された場合、
当該位置コードに対応した位置の近辺にいる人(換言す
れば、当該位置コードと同一または類似する位置コード
locを送信した人)に対して、当該コミュニティの開設
が通知されるのである。以上が本実施形態に係るクライ
アント端末4の構成である。
【0026】なお、クライアント端末4として携帯電話
機やPHS等が用いられる場合、クライアント端末4
は、上述した各部のほか、ユーザが音声通話を行うため
の音声入出力部等も備えているが、本発明には直接関係
がないため、説明を省略する。
【0027】次に、図4を参照して、コミュニティサー
バ1の構成を説明する。コミュニティサーバ1は、登録
されたコミュニティに関するコミュニティ情報を各クラ
イアント端末4に配信するための装置である。すなわ
ち、コミュニティサーバ1は、予め当該コミュニティサ
ーバ1の管理者によって登録されたコミュニティ情報CI
NF、またはクライアント端末4によって登録されたコミ
ュニティ情報CINFを記憶しており、これらのコミュニテ
ィ情報CINFのうち、各クライアント端末4から通知され
たユーザの状況に合致するコミュニティ情報CINFを、当
該クライアント端末4に対して配信する機能を有してい
る。このコミュニティサーバ1は、図4に示すように、
管理部11、通信モジュール12、集計メモリ13、ユ
ーザ情報データベース14、ユーザ集計モジュール1
5、コミュニティ情報選択モジュール16、コミュニテ
ィ情報データベース17およびコミュニティ状況獲得モ
ジュール18を含んで構成されている。
【0028】管理部11は、コミュニティ情報選択モジ
ュール16、ユーザ集計モジュール15、通信モジュー
ル12およびコミュニティ状況獲得モジュール18との
間で各種情報の授受を行い、このコミュニティサーバ1
内の制御中枢として機能する。通信モジュール12は、
上記したクライアント端末4内の通信モジュール42と
同様、チャットサーバ2および各クライアント端末4と
の間でデータ通信を行うための手段である。
【0029】集計メモリ13は、各クライアント端末4
から通知されたユーザ状況情報UINFの集計結果(以下、
「潜在的コミュニティ情報」という)が記憶されてい
る。すなわち、集計メモリ13には、上述したカテゴリ
コードテーブルに含まれる位置、行動等の各事項ごと
に、当該事項に属するユーザの人数が対応付けられ、
[位置コードloc、人数sz]、[行動コードact、人数s
z]、[興味コードint、人数sz]といった具合に記憶さ
れているのである。例えば、「9/1/15」なる興味
コードactを含むユーザ状況情報が20人のユーザから
送られた場合には、興味コード「9/1/15」と人数
「20」とが対応付けられて記憶される、といった具合
である。詳細は後述するが、この潜在的コミュニティ情
報は、各クライアント端末4に配信されるようになって
いる。これにより、各クライアント端末4のユーザは、
特定の状況にあるユーザの人数を知ることができるので
ある。すなわち、この潜在的コミュニティ情報を参照す
ることにより、各クライアント端末4のユーザは、何ら
かのユーザ状況を特定した新たなコミュニティを作成し
た場合に、当該コミュニティに参加するであろう潜在的
なユーザの数を、実際に新たなコミュニティを作成する
前に知ることができるのである。
【0030】次に、ユーザ情報データベース14には、
各クライアント端末4から送信されたユーザ状況情報UI
NF[ユーザ識別子UID、位置コードloc、行動コードac
t、興味コードint]と送信履歴hstとが対応付けられて
記憶されている。ここで、送信履歴hstとは、過去にコ
ミュニティサーバ1から当該クライアント端末4に送信
されたコミュニティ情報CINFを表す情報である。ユーザ
集計モジュール15は、管理部11から出力される情報
に基づいて、集計メモリ13およびユーザ情報データベ
ース14の記憶内容を更新するための手段である。
【0031】コミュニティ情報選択モジュール16は、
クライアント端末4から送信されたコミュニティ登録要
求にコミュニティ識別子CIDを付したコミュニティ情報
[コミュニティ識別子CID、名前nm、話題tp、人数sz、
活性度ac、アドレスad、位置loc、行動act、興味int]
をコミュニティ情報データベース17に書き込むための
手段である。さらに、コミュニティ情報選択モジュール
16は、管理部11からの要求に応じ、コミュニティ情
報データベース17に記憶された複数のコミュニティ情
報CINFのうち、ユーザ登録がなされた各ユーザの状況に
合致したコミュニティ情報CINFのみを選択して管理部1
1に出力する機能を有している。
【0032】次に、コミュニティ状況獲得モジュール1
8は、管理部11による制御の下、一定時間間隔毎に通
信モジュール12を介してチャットサーバ2に接続し、
当該チャットサーバ2においてチャットが行われている
コミュニティの状況に表すコミュニティ状況[話題tp、
当該チャットに参加している人数szおよび活性度ac]を
取得する。ここで、活性度acとは、当該コミュニティに
おけるチャットがどの程度活性しているかを示すパラメ
ータである。この活性度acは、例えば単位時間あたりに
チャットサーバ2が各クライアント端末4から受信した
メッセージ数等によって決定される。つまり、頻繁にメ
ッセージの授受が行われているコミュニティについて
は、活性度acが高くなる、といった具合である。
【0033】再び図1において、チャットサーバ2は、
例えばIRC(Internet Relay Chat)方式のサーバで
あり、各クライアント端末4に対してチャットサービス
を提供する機能を有している。すなわち、チャットサー
バ2は、あるコミュニティに参加しているクライアント
端末4から送信されたメッセージを受け取り、このメッ
セージを直ちに当該コミュニティに参加している他のク
ライアント端末4に送信するようになっている。これに
より、あるコミュニティに参加している各クライアント
端末4同士で、文字による会話が実現されるのである。
以上が本実施形態に係る通信システムの構成である。
【0034】B:実施形態の動作 次に、本実施形態の動作を説明する。まず、ユーザは、
コミュニティサーバ1によるサービスを受けるのに先立
ち、ユーザ登録を行うべくユーザ登録スイッチ43を押
下する。これにより、クライアント端末4内の管理部4
1は、通信モジュール42を介してコミュニティサーバ
1に対してユーザ識別子UIDを送信する。コミュニティ
サーバ1内の管理部11は、このユーザ識別子UIDを通
信モジュール12を介して受信し、ユーザ情報データベ
ース14に記憶する。
【0035】こうしてユーザ登録が完了すると、以後、
コミュニティサーバ1、各クライアント端末4およびチ
ャットサーバ2の各々の間で、図5に示す各処理、すな
わち、ユーザ状況の通知、潜在的コミュニティ情報
の配信、コミュニティ登録要求、コミュニティ情報
の配信、コミュニティ参加、コミュニティ状況獲
得、が実行される。以下、図5を適宜参照しつつ、これ
らの各処理について詳述する。なお、図5においては、
図面が煩雑になるのを防ぐため、ユーザ状況通知、
潜在的コミュニティ情報配信、コミュニティ情報配信
の各処理がコミュニティサーバ1と左側のクライアント
端末4の間だけで行われているように図示されている
が、実際には、これらの各処理は、これ以外のクライア
ント端末4との間でも実行されるものである。
【0036】.ユーザ状況の通知 まず、図6を参照して、クライアント端末4がコミュニ
ティサーバ1に対してユーザ状況情報UINFを通知する際
の動作を説明する。まず、ユーザの状況が変化した場
合、すなわち、センサ44から新たな位置情報が入力さ
れた場合または入力デバイス45からユーザの新たな行
動もしくは興味が入力された場合、ユーザ情報獲得モジ
ュール46は、上述したカテゴリコードテーブルを参照
し、入力された情報に応じた位置コードloc、行動コー
ドactまたは興味コードintを生成する。さらに、ユーザ
情報獲得モジュール46は、こうして得られた各状況コ
ードをユーザ状況情報メモリ47に書込む(ステップS
a1)。
【0037】次に、ユーザ情報獲得モジュール46は、
先に入力された情報が、センサ44から入力された情報
であるか、入力デバイス45から入力された情報である
かを判定する(ステップSa2)。この判定の結果、セ
ンサ44から入力された情報である場合、ユーザ情報獲
得モジュール46は、ユーザ状況通知スイッチ48がオ
ン状態となっているか否かを判定する(ステップSa
3)。ここで、ユーザ状況通知スイッチ48がオフ状態
となっている場合、すなわち、ユーザがコミュニティサ
ーバ1に対してユーザの状況を通知することを拒否して
いる場合には、ユーザ状況情報UINFの通知を行うことな
く処理を終了する。これに対し、ユーザ状況通知スイッ
チ48がオン状態となっている場合には、ステップSa
4に進み、ユーザ状況情報UINFをコミュニティサーバ1
に送信するための処理を行う。
【0038】一方、ステップSa2の判定において、入
力された情報がセンサ44から入力された情報でない場
合、すなわち、ユーザが入力デバイス45を操作するこ
とによって入力された情報である場合には、当該ユーザ
は、コミュニティサーバ1に対してユーザ状況情報UINF
が通知されることを認識していると考えられる。従っ
て、ユーザ情報獲得モジュール46は、ステップSa3
の判定を行うことなくステップSa4に進む。
【0039】ステップSa4に進むと、ユーザ情報獲得
モジュール46は、当該時点においてユーザ状況情報メ
モリ47に書込まれているユーザ状況情報UINF[ユーザ
識別子UID、位置コードloc、行動コードactおよび興味
コードint]を読み出し、管理部41に出力する。管理
部41は、このユーザ状況情報UINFを通信モジュール4
2を介してコミュニティサーバ1に送信する。
【0040】次に、図7を参照して、クライアント端末
4からのユーザ状況情報UINFを受信したコミュニティサ
ーバ1の動作を説明する。まず、コミュニティサーバ1
内の管理部11は、通信モジュール12を介して受信し
たユーザ状況情報UINFをユーザ集計モジュール15に出
力する(ステップSb1)。続いて、ユーザ集計モジュ
ール15は、受け取ったユーザ状況情報UINF内のユーザ
識別子UIDを参照し、既にユーザ情報データベース14
に記憶された当該ユーザの状況コード(位置コードlo
c、行動コードact、興味コードint)を読み出す。そし
て、ユーザ集計モジュール15は、今回受け取ったユー
ザ状況情報UINF内の状況コードと読み出した状況コード
とを比較し、この結果、変化が生じたと判定される状況
コードについて、集計メモリ13内の潜在的コミュニテ
ィ情報を更新する(ステップSb2)。例えば、前回通
知された行動コード(ユーザ情報データベース14に記
憶されたユーザ状況情報UINF内の行動コード)が「5/
2」であり、今回通知された行動コードが「4/9/
1」である場合には、集計メモリ13に記憶された行動
コードのうち、行動コード「5/2」に対応する人数を
1人減らすとともに、行動コード「4/9/1」に対応
する人数を1人増やす、といった具合である。ただし、
受信したユーザ状況情報UINFに対応する状況コードがユ
ーザ情報データベース14に記憶されていない場合、す
なわち、受信したユーザ状況情報UINFが、ユーザ登録後
初めてそのクライアント端末4から送られてきたもので
ある場合、ユーザ集計モジュール15は、集計メモリ1
3内の潜在的コミュニティ情報について、通知されたユ
ーザ状況情報UINFの各状況コードに対応する人数を1人
ずつ増やす。こうして集計メモリ13の記憶内容の更新
を行った後、ユーザ集計モジュール15は、今回通知さ
れたユーザ状況情報UINFをユーザ情報データベース14
に書き込む(ステップSb3)。
【0041】.潜在的コミュニティ情報の配信(図5
参照) コミュニティサーバ1内の管理部11は、一定時間間隔
毎に、集計メモリ13に記憶された潜在的コミュニティ
情報を各クライアント端末4に配信するようになってい
る。すなわち、管理部11は、タイマ割込みの発生によ
り、ユーザ集計モジュール15に対して潜在的コミュニ
ティ情報を要求するとともに、この要求に応じてユーザ
集計モジュール15から出力される潜在的コミュニティ
情報を、通信モジュール12を介して各クライアント端
末4に送信する。
【0042】一方、クライアント端末4内の管理部41
は、図8に示すように、コミュニティサーバ1から配信
された潜在的コミュニティ情報を通信モジュール42を
介して受信し、コミュニティ情報フィルタ49を介して
表示部50に出力する(ステップSc1)。表示部50
は、受け取った潜在的コミュニティ情報に従って、各状
況コードに属するユーザが何人いるかを文字等によって
表示する。例えば、潜在的コミュニティ情報のうち、状
況コード「15/3/1(「日本橋」を表す)」に対応
した人数が「17」であり、状況コード「9/1/15
(「スキー」を表す)」に対応した人数が「36」であ
る場合には、「日本橋;17人」、「スキー;36人」
といった具合に表示される。なお、この潜在的コミュニ
ティ情報をユーザに対して報知するには、上記のように
文字によって表示するほかにも、各状況コードごとの人
数を棒グラフによって表示したり、「スキー、20人」
といった音声を出力したりすることもできる。
【0043】.コミュニティ登録(図5参照) ユーザは、上記のようにして表示された潜在的コミュニ
ティ情報を参照することにより、例えばある位置にいる
ユーザが何人いるか、ある行動をしているユーザが何人
いるか、といったことを知ることができるのである。換
言すれば、各ユーザは、新たなコミュニティを作成した
場合に、当該コミュニティに参加するであろう潜在的な
ユーザの数を知ることができる。そして、これが、各ユ
ーザが新たなコミュニティを作成しようという動機付け
となり得るのである。
【0044】こうして特定の状況にあるユーザを参加対
象とする新たなコミュニティの開設を希望するに至った
ユーザは、コミュニティ登録のための操作を行うことに
より、当該新たなコミュニティをコミュニティサーバ1
に登録することができる。具体的には、以下の通りであ
る。なお、このコミュニティ登録は随時行うことができ
るようになっており、必ずしも、上述したように潜在的
コミュニティ情報が配信された後には限られない。
【0045】ユーザによって入力デバイス45が操作さ
れ、ユーザが開設を希望するコミュニティについての情
報[コミュニティの名前nm、話題tp、チャットサーバの
アドレスad、位置コードloc、行動コードact、興味in
t]が入力されるとともに、送信の指示が与えられる
と、クライアント端末4内の管理部41は、これらの情
報を含むコミュニティ登録要求を通信モジュール42を
介してコミュニティサーバ1に送信する。なお、図5に
おいては、このようにして新たなコミュニティを登録す
るクライアント端末4が「コミュニティ作成ユーザ」と
して表記されている。
【0046】一方、図9に示すように、コミュニティサ
ーバ1内の管理部11は、通信モジュール12を介して
上記コミュニティ登録要求を受け取って(ステップSd
1)、コミュニティ情報選択モジュール16に出力す
る。コミュニティ選択モジュール16は、受け取ったコ
ミュニティ登録要求内の情報に新たなコミュニティ識別
子CIDを付加してコミュニティ情報CINFを生成し、コミ
ュニティ情報データベース17に書き込む(ステップS
d2)。こうして新たなコミュニティがコミュニティサ
ーバ1に登録されるのである。
【0047】.コミュニティ情報の配信(図5参照) 上記の手順で新たなコミュニティが登録された場合、も
しくはタイマ割込みが発生した場合、コミュニティサー
バ1においては、各ユーザの状況に合致したコミュニテ
ィ情報CINFを当該ユーザに対して配信するための処理が
行われる。以下、図10を参照して、かかる処理の詳細
を説明する。なお、新たなコミュニティが登録された場
合に限らず、タイマ割込が発生した場合にもコミュニテ
ィ情報CINF配信のための処理が行われるのは、例えば、
新規コミュニティが作成された後にユーザ登録を行うユ
ーザに対しても、既存のコミュニティに関するコミュニ
ティ情報が配信されるようにするためである。
【0048】まず、ユーザ登録されたユーザのうちのい
ずれかのユーザが選択されるとともに、コミュニティ情
報データベース17内の複数のコミュニティ情報のう
ち、当該ユーザの状況に合致したコミュニティ情報が抽
出される(ステップSe1)。具体的には、まず、コミ
ュニティサーバ1内の管理部11は、ユーザ集計モジュ
ール15に対していずれかのユーザのユーザ状況情報UI
NFを要求する。この要求を受けたユーザ集計モジュール
15は、ユーザ情報データベース14に記憶された複数
のユーザ状況情報UINFのうち最初のユーザ状況情報UINF
を読み出し、管理部11を介してコミュニティ情報選択
モジュール16に出力する。コミュニティ情報選択モジ
ュール16は、受け取ったユーザ状況情報UINF内の位置
コードloc、行動コードact、興味コードintの各々と、
コミュニティ情報データベース17内に記憶された各コ
ミュニティ情報CINF内の位置コードloc、行動コードac
t、興味コードintの各々とが、どの程度類似しているか
を示す類似度を各状況コード毎に求める。すなわち、例
えば、両者の位置コードについて、上層、中層および下
層の数値が全て一致していれば高い類似度が与えられ、
上層の数値のみが一致していれば低い類似度が与えられ
るといった具合である。さらに、コミュニティ情報選択
モジュール16は、各状況コードごとに求められた類似
度を合計し、当該合計値が予め決められた閾値よりも大
きいか否かを判定する。この結果、類似度の合計値が当
該閾値よりも大きい場合には、ユーザ状況情報UINFとコ
ミュニティ情報CINFとの間に関連があると判定され、小
さければ両者の間には関連がないと判定される。コミュ
ニティ情報選択モジュール16は、同様の処理をコミュ
ニティ情報データベース17内の各コミュニティ情報CI
NFについて行い、これらのコミュニティ情報CINFのう
ち、当該ユーザ状況情報UINFと関連があると判定された
コミュニティ情報CINFを全て選択する。
【0049】次に、コミュニティ情報選択モジュール1
6は、このユーザ状況情報UINF内の送信履歴hstを参照
し、前回送信した各コミュニティ情報CINFと、今回選択
された各コミュニティ情報CINFとが一致するか否かを判
定する(ステップSe2)この結果、今回選択された全
てのコミュニティ情報CINFが、過去に送信されたコミュ
ニティ情報CINFと一致すると判定された場合、改めて送
信する必要はないので、当該ユーザについての処理を終
了する(ステップSe2;No)。これに対し、今回選
択されたコミュニティ情報CINFに、過去に送信されたコ
ミュニティ情報CINF以外の新たなコミュニティ情報CINF
が含まれている場合、または、今回抽出されたコミュニ
ティ情報CINFのうちのいずれかの内容が、過去に送信さ
れたコミュニティ情報CINFの内容とは異なっている場
合、コミュニティ情報選択モジュール16は、新たなコ
ミュニティ情報CINFまたは内容に変更があったコミュニ
ティ情報CINFを管理部11に出力する。管理部11は、
受け取ったコミュニティ情報CINFを通信モジュール12
を介して該当するクライアント端末4に送信する(ステ
ップSe3)。この後、ユーザ集計モジュール15は、
ユーザ情報データベース14に記憶された当該ユーザ状
況情報UINF内の送信履歴hstを更新する(ステップSe
4)。
【0050】上述したステップSe1からSe4までの
処理が、ユーザ登録された全てのユーザについて繰り返
された後(ステップSe5)、コミュニティ情報配信の
ための処理は終了する。これにより、各クライアント端
末4のユーザ状況に関連するコミュニティ情報CINFのみ
が、当該クライアント端末4に配信されることとなる。
【0051】ところで、ユーザ登録されているユーザの
中には、自分の状況を他に知られるのを避けるべく、ク
ライアント端末4のユーザ状況通知スイッチ48をオフ
状態にしているユーザもいる。かかるユーザに関して
は、ユーザ情報データベース14内にユーザ状況情報UI
NF内の状況コードが記憶されていないため、上記Se1
においてなされるべきコミュニティ情報CINF内の状況コ
ードとの比較ができない。この場合、コミュニティ情報
選択モジュール16は、ステップSe1において、コミ
ュニティ情報データベース17に記憶された全てのコミ
ュニティ情報CINFを選択するようになっている。この結
果、ユーザ状況を非通知に設定しているクライアント端
末4には、過去に既に送信されているコミュニティ情報
CINFを除く全てのコミュニティ情報CINFが配信されるこ
ととなる。
【0052】一方、各クライアント端末4は、コミュニ
ティサーバ1から配信されたコミュニティ情報CINFを受
信すると、当該コミュニティ情報CINFを表示するための
処理を実行する。以下、図11を参照しつつ、この処理
について詳述する。
【0053】クライアント端末4内の管理部41は、通
信モジュール42を介してコミュニティ情報CINFを受信
すると(ステップSf1)、ユーザ情報獲得モジュール
46に対してユーザ状況情報UINFを要求する。ユーザ情
報獲得モジュール46は、この要求に応じてユーザ状況
情報メモリ47からユーザ状況情報UINFを読み出し、管
理部41に出力する。管理部41は、このユーザ状況情
報UINFと今回受信したコミュニティ情報CINFとをコミュ
ニティ情報フィルタ49に出力する。
【0054】コミュニティ情報フィルタ49は、ユーザ
状況情報UINF内の各状況コードと、コミュニティ情報CI
NF内の各状況コードとの類似度を、上記図10のステッ
プSe1においてコミュニティ選択モジュール16によ
ってなされたのと同様の手法によって求め(ステップS
f2)、各状況コード毎の類似度の合計値が所定の閾値
よりも大きいか否かを判定する(ステップSf3)。こ
の判定の結果、全てのコミュニティ情報CINFについて上
記類似度の合計値が閾値よりも小さい場合、すなわち、
配信されたコミュニティ情報CINFとユーザの状況との間
に関連がない場合には、コミュニティ情報CINFを表示す
ることなく処理を終了する(ステップSf3;No)。
一方、上記類似度の合計値が所定の閾値よりも大きいコ
ミュニティ情報CINF(すなわち、ユーザ状況情報UINFと
関連があると考えられるコミュニティ情報CINF)がある
場合には、当該コミュニティ情報CINFを表示部50に出
力する一方、上記類似度の合計値が所定の閾値よりも小
さいコミュニティ情報CINF(すなわち、ユーザ状況情報
UINFと関連がないと考えられるコミュニティ情報CINF)
は破棄する。この結果、コミュニティサーバ1から通知
されたコミュニティ情報CINFのうち、ユーザの状況に関
連のあるコミュニティ情報CINFのみを抽出することがで
きる。もっとも、ユーザ状況通知スイッチ48がオン状
態となっている場合には、ユーザ状況情報UINFに合致す
るコミュニティ情報CINFのみがコミュニティサーバ1か
ら配信されるようになっているから、コミュニティサー
バ1にユーザ状況情報UINFを送信した時とコミュニティ
情報CINFを受信した時とでユーザの状況が変化している
場合を除き、配信されたコミュニティ情報CINFのすべて
が表示部50に出力されることとなる。しかしながら、
ユーザ状況通知スイッチ48がオフ状態となっている場
合には、ユーザの状況とは無関係に、コミュニティサー
バ1が保持する全てのコミュニティ情報CINF(すでに配
信されたものを除く)が配信される。この場合には、コ
ミュニティ情報フィルタ49の機能により、配信された
コミュニティ情報CINFのうち、ユーザの状況に関連があ
るコミュニティ情報CINFのみが表示部50に出力される
のである。
【0055】一方、表示部50は、受け取ったコミュニ
ティ情報CINFを液晶ディスプレイ等の表示パネルに表示
する(ステップSf4)。図12は、この表示部50に
よる表示の態様を例示する図である。同図に例示するよ
うに、表示パネルには、表示部50が受け取ったコミュ
ニティ情報CINFに含まれるコミュニティの名前nmが表示
されるとともに、その名前の近傍に、各コミュニティに
属する人数szに応じて大きさが決められた円Cが表示さ
れる。すなわち、表示された円Cが大きいコミュニティ
ほど、多くの人が参加している、といった具合である。
さらに、コミュニティ情報CINF内の活性度acの大きさに
応じて、この円の色の濃淡が異なるようになっている。
例えば、図12においては、円の色が濃いコミュニティ
ほど、活性化しているコミュニティであることを示して
いる。ユーザは、上記のようにして表示パネルに表示さ
れたコミュニティのうちのいずれかを選択することがで
き、選択されたコミュニティに関しては、別の表示欄
(図12においては上部の表示欄)に、コミュニティ情
報に含まれるチャットサーバ2のアドレスadが表示され
るようになっている。
【0056】.コミュニティ参加(図5参照) 各クライアント端末4のユーザは、表示部50に表示さ
れたこれらの表示を見て、いずれのコミュニティに参加
するのかを決定するとともに、当該コミュニティを選択
する。そして、これにより表示されたアドレスadによっ
て特定されるチャットサーバ2にアクセスすることによ
り、当該コミュニティに参加し、他のユーザとの間でチ
ャットを行うことができるのである。なお、クライアン
ト端末4とチャットサーバ2との間でなされるチャット
のための手続は、従来のチャットシステムにおけるもの
と同様となるため、その説明を省略する。
【0057】.コミュニティ状況の取得(図5参照) 一方、コミュニティサーバ1内のコミュニティ状況獲得
モジュール18は、一定時間間隔毎に、チャットサーバ
2に対してコミュニティ状況を要求する。チャットサー
バ2は、この要求に応じ、現在開設されているコミュニ
ティにおけるチャットの状況、すなわち、当該コミュニ
ティにおいてチャットされている話題tp、当該チャット
に参加している人数szおよび活性度acをコミュニティサ
ーバ1に対して送信する。一方、コミュニティサーバ1
内のコミュニティ状況獲得モジュール18は、チャット
サーバ2から受信した情報に基づいて、コミュニティ情
報データベース17に記憶されたコミュニティ情報CINF
内の話題tp、人数szおよび活性度acを更新する。この結
果、各クライアント端末4のユーザは、現在開設されて
いるコミュニティに参加している人数や活性度等を知る
ことができ、これらの情報も参考にして所望のコミュニ
ティを選択することができるのである。以上が本実施形
態に係る通信システムにおける動作である。
【0058】このように、本実施形態によれば、ユーザ
の状況に合致したコミュニティ情報CINFが適宜各クライ
アント端末4に送信されるようになっている。従って、
ユーザは、従来のように、自分の状況に合ったコミュニ
ティを探すべく、インターネットのホームページや雑誌
等を検索するといった作業を行う必要がない。
【0059】また、従来のチャットシステムにおいて
は、新たなコミュニティの存在がホームページや雑誌等
を介して徐々に広く知られるようになっていくものであ
ったため、新たなコミュニティが登録された場合であっ
ても、直ちに多くの参加者の間でチャットを行うことは
困難であった。これに対し、本実施形態によれば、新た
なコミュニティが登録された場合には、当該コミュニテ
ィに関するコミュニティ情報CINFが各クライアント端末
4に配信されるようになっているため、ユーザは直ちに
新たなコミュニティの存在を知ることができる。従っ
て、従来のチャットシステムと比較して、新たなコミュ
ニティへの参加者が増加するのに要する時間を短くでき
るという利点がある。
【0060】ところで、従来のチャットシステムにおい
ては、チャットに参加する各ユーザは、例えば自宅のパ
ソコン等を用いて他のユーザとのチャットを楽しむのが
一般的であった。これに対し、本実施形態におけるクラ
イアント端末は持ち運びが可能な移動端末であり、か
つ、コミュニティサーバに通知されるユーザ状況情報に
は、当該ユーザの位置が含まれるようになっている。従
って、ある場所に旅行しているユーザは、行動として
「旅行」という事項を入力することにより、当該場所を
表す位置コードlocと、「旅行」を表す行動コードactと
を含むユーザ状況情報UINFがコミュニティサーバ1に送
信されることとなる。この結果、該当するコミュニティ
が登録されていれば、コミュニティサーバ1から配信さ
れるコミュニティ情報に従ったコミュニティに参加する
ことにより、その場所に旅行している他のユーザとの間
でチャットを楽しむことができる。また、該当するコミ
ュニティが登録されていない場合であっても、当該ユー
ザは、当該場所を表す位置コードlocと「旅行」を表す
行動コードとを特定したコミュニティ登録要求をコミュ
ニティサーバ1に対して送信することにより、新たなコ
ミュニティが登録され、その新たなコミュニティ内で、
その場所に旅行している他のユーザとの間のチャットを
楽しむことができるのである。同様に、例えば野球場で
野球を観戦しているユーザは、当該ユーザの興味として
「野球」という事項を入力することにより、当該野球場
の位置を表す位置コードlocと「野球」を表す興味コー
ドとを含むユーザ状況情報がコミュニティサーバ1に送
信され、この結果、その野球場にいる他のユーザとの間
でチャットを行うこともできる。このように、本実施形
態によれば、従来のチャットシステムにおいては得るこ
とのできなかった新たな楽しみをユーザに提供すること
ができるのである。
【0061】C:変形例 以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実
施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対して
は、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加
えることができる。変形例としては、例えば以下のよう
なものが考えられる。
【0062】<変形例1>上記実施形態においては、コ
ミュニティへの参加対象となる端末装置が携帯型の通信
端末である場合を例に説明したが、本発明を適用できる
のはかかる場合に限られない。例えば、上記携帯型通信
端末に代えて例えばデスクトップ型のパーソナルコンピ
ュータ等を用いてもよい。さらに、コミュニティへの参
加対象となる端末装置のうちの一部がデスクトップ型の
パーソナルコンピュータであり、他の一部が移動端末装
置であるような通信システムにも適用できることは言う
までもない。
【0063】<変形例2>上記実施形態においては、ユ
ーザの行動や興味を入力デバイス45から入力するよう
にしたが、これに限らず、例えば以下のようにしてもよ
い。すなわち、上記実施形態におけるクライアント端末
4に加速度センサまたは速度センサ等を設ける。そし
て、クライアント端末4内のユーザ情報獲得モジュール
46は、これらのセンサの検出結果に応じて、当該クラ
イアント端末4のユーザの行動を判定し、当該行動に該
当する行動コードをユーザ状況情報メモリ47に書き込
むのである。例えば、速度センサによって一定の閾値以
上の速度が検出された場合には、当該ユーザがジョギン
グをしていると判定し、「ジョギング」に該当する行動
コードをユーザ状況情報メモリ47に書き込む、といっ
た具合である。さらに、クライアント端末にマイクを設
け、マイクから一定の閾値以上の音量の音声が入力され
た場合には、ユーザが何らかのイベントに参加している
と判定し、「イベント」に該当する行動コードをユーザ
状況情報メモリ47に書込むようにしてもよい。また、
クライアント端末4にユーザの心拍数を検出するセンサ
を設け、当該センサによって検出される心拍数が一定の
閾値以上になった場合には、当該ユーザが何らかのスポ
ーツを行っていると判定し、「スポーツ」に該当する行
動コードをユーザ状況情報メモリ47に書き込むように
してもよい。また、複数種類のセンサからの検出信号を
複合的に用いて、ユーザの状況を判定するようにしても
よい。
【0064】さらに、上記実施形態においては、複数の
GPS衛星からの電波によって当該クライアント端末4
の位置を検出するようにしたが、位置検出の手段はこれ
に限られるものではない。例えば、クライアント端末4
がPHSである場合には、当該クライアント端末4の最
寄りの無線基地局の位置情報を取得し、この位置情報を
クライアント端末4の位置を表す位置情報として用いる
ようにしてもよい。
【0065】このように、クライアント端末4のユーザ
の状況を検知するための手段としては、上記実施形態に
示したものに限らず、種々の手段(各種センサ等)を用
いることができる。なお、ユーザの状況として、ユーザ
によって入力された情報を用いてもよいことはもちろん
である。
【0066】<変形例3>上記実施形態においては、ユ
ーザの位置、行動および興味のすべてがコミュニティサ
ーバ1に通知されるようにしたが、ユーザが選択した一
部の状況のみをコミュニティサーバ1に通知するように
してもよい。すなわち、ユーザが入力デバイス45に対
して所定の操作を行い、コミュニティサーバ1に対して
送信すべき状況コードとして興味コードactおよび行動
コードintのみを選択した場合、ユーザ状況獲得モジュ
ール46は、図6に示したステップSa4において、位
置コードlocを除くユーザ識別子UID、行動コードactお
よび興味コードintのみをユーザ状況情報メモリ47か
ら読み出し、コミュニティサーバ1に送信するようにし
てもよい。
【0067】<変形例4>上記実施形態におけるコミュ
ニティサーバ1内のユーザ情報データベース14に記憶
された各ユーザ状況情報UINFには、当該ユーザに対して
過去に送信したコミュニティ情報CINFを表す送信履歴hs
tが含まれ、コミュニティ情報選択モジュール16は、
この送信履歴hstを参照して、各クライアント端末4に
同一のコミュニティ情報が重複して送信されるのを回避
するようにした(図10中のステップSe1)が、例え
ば以下のようにしてもよい。
【0068】すなわち、ユーザ状況情報UINF内に当該ユ
ーザに送信済みのコミュニティ情報CINFを含ませるので
はなく、コミュニティ情報データベース17に記憶され
た複数のコミュニティ情報CINFの各々に、当該コミュニ
ティ情報CINFを過去に送信したユーザのユーザ識別子UI
Dを含ませるようにしてもよい。そして、コミュニティ
情報選択モジュール16は、図10中のステップSe1
において、コミュニティ情報データベース17に記憶さ
れたいずれかのコミュニティ情報を読み出すとともに、
ユーザ情報データベース14に記憶された全てのユーザ
状況情報UINFを受け取り、当該コミュニティ情報CINFに
合致したユーザ状況情報のみを抽出する。
【0069】さらに、ステップSe2において、コミュ
ニティ情報選択モジュール16は、当該コミュニティ情
報に含まれるユーザ識別子UID(すなわち、過去に当該
コミュニティ情報を送信しているユーザ)を参照し、上
記抽出されたユーザのうち、当該コミュニティ情報を未
だ送信していないユーザのみを選択する。そして、コミ
ュニティ情報選択モジュール16は、当該コミュニティ
情報CINFと、選択されたユーザとを管理部11に通知す
るのである。一方、管理部11は、通信モジュール12
を介して、当該コミュニティ情報CINFを、通知された各
ユーザのクライアント端末4に対して同報送信する。こ
のような一連の処理が、コミュニティ情報データベース
17に記憶された他の全てのコミュニティ情報CINFにつ
いて実行されるのである。
【0070】このようにしても、各クライアント端末4
には、当該クライアント端末4のユーザの状況に合致し
たコミュニティ情報CINFのみが送信されることとなり、
上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザの状況に合致したコミュニティ情報が、各クライ
アントに対して適宜送信されるようになっている。従っ
て、ユーザは、自分の状況に合ったコミュニティを探す
ための煩雑な作業を行う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る通信システムの全体
構成を例示するブロック図である。
【図2】 同通信システムにおけるクライアント端末の
構成を例示するブロック図である。
【図3】 カテゴリコードの内容を例示する図である。
【図4】 同通信システムにおけるコミュニティサーバ
の構成を例示するブロック図である。
【図5】 同通信システム内でなされる処理の概要を説
明するための図である。
【図6】 同通信システム内のクライアント端末におけ
るユーザ状況情報送信のための処理を示すフローチャー
トである。
【図7】 同通信システム内のコミュニティサーバにお
けるユーザ状況情報の受信の際の処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】 同通信システム内のクライアント端末におけ
る潜在的コミュニティ情報の受信の際の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 同通信システム内のクライアント端末におけ
る新規コミュニティ登録のための処理を示すフローチャ
ートである。
【図10】 同通信システム内のコミュニティサーバに
おけるコミュニティ情報配信のための手順を表すフロー
チャートである。
【図11】 同通信システム内のクライアント端末にお
けるコミュニティ情報についての処理を示すフローチャ
ートである。
【図12】同通信システム内のクライアント端末におけ
るコミュニティ情報の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1……コミュニティサーバ、2……チャットサーバ、3
……ネットワーク、4……クライアント端末、11……
管理部、12……通信モジュール、13……集計メモ
リ、14……ユーザ情報データベース、15……ユーザ
集計モジュール、16……コミュニティ情報選択モジュ
ール、17……コミュニティ情報データベース、18…
…コミュニティ状況獲得モジュール、41……管理部、
42……通信モジュール、43……ユーザ登録スイッ
チ、44……センサ、45……入力デバイス、46……
ユーザ情報獲得モジュール、47……ユーザ状況情報メ
モリ、48……ユーザ状況通知スイッチ、49……コミ
ュニティ情報フィルタ、50……表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大辻 清太 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 杉村 利明 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5B075 KK07 ND02 NK02 NK06 NK10 NK37 NR12 PP02 PP12 PP22 PQ02 PQ32 PQ36 PR06 UU40 5B089 GA11 GA21 GA25 GB03 JA18 JB22 KA03 KB10 KC23 KC44

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを利用したコミュニティに
    参加する他の端末装置との間で通信可能な複数の端末装
    置と、前記コミュニティに関するコミュニティ情報を各
    端末装置に対して提供するサーバ装置とを含む通信シス
    テムにおけるコミュニティ形成支援方法であって、 前記各端末装置は、ユーザの状況を表すユーザ状況情報
    を前記サーバ装置に送信し、 前記サーバ装置は、 複数のコミュニティに関するコミュニティ情報を保持
    し、 当該複数のコミュニティ情報のうち、前記ユーザ状況情
    報が示すユーザの状況に適したコミュニティのコミュニ
    ティ情報を、当該ユーザ状況情報を送信した端末装置に
    対して送信し、 前記各端末装置は、サーバ装置から送信された前記コミ
    ュニティ情報をユーザに対して報知することを特徴とす
    るコミュニティ形成支援方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の端末装置のうちの少なくとも
    一部は移動端末装置であり、 当該移動端末装置は、ユーザの位置を含むユーザ状況情
    報をサーバ装置に送信することを特徴とする請求項1に
    記載のコミュニティ形成支援方法。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ状況情報は、前記ユーザの状
    況を表す複数種類のパラメータを含み、 前記各コミュニティ情報は、該コミュニティへの参加に
    適したユーザの状況に関する条件を含み、 前記サーバ装置は、ユーザ状況情報に含まれる前記複数
    種類のパラメータの各々が、各コミュニティ情報内の前
    記ユーザの状況に関する条件をどの程度満たすかを評価
    し、該評価結果に応じてユーザの状況に適したコミュニ
    ティを判定することを特徴とする請求項1または2に記
    載のコミュニティ形成支援方法。
  4. 【請求項4】 前記サーバ装置は、複数の端末装置から
    送信された各ユーザ状況情報に基づいて各ユーザの状況
    を集計して潜在的コミュニティ情報を生成し、各端末装
    置に送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1の請求項に記載のコミュニティ形成支援方法。
  5. 【請求項5】 前記各端末装置は、新たなコミュニティ
    に関する情報をサーバ装置に送信可能であり、 前記サーバ装置は、前記各端末装置から送信された新た
    なコミュニティに関する情報から前記コミュニティ情報
    を生成して保持することを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1の請求項に記載のコミュニティ形成支援方法。
  6. 【請求項6】 前記各端末装置は、前記ユーザ状況情報
    をサーバ装置に送信するか否かを切換え可能であり、 前記サーバ装置は、前記ユーザ状況情報を送信しない端
    末装置に対しては、前記複数のコミュニティ情報を送信
    し、 当該端末装置は、前記サーバ装置から送信されたコミュ
    ニティ情報のうち、ユーザの状況に適したコミュニティ
    のコミュニティ情報をユーザに対して報知することを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1の請求項に記載のコ
    ミュニティ形成支援方法。
  7. 【請求項7】 ネットワークを利用したコミュニティに
    参加する他の端末装置との間で通信可能な複数の端末装
    置と、前記コミュニティに関するコミュニティ情報を各
    端末装置に対して提供するサーバ装置とを含む通信シス
    テムであって、 前記各端末装置は、 ユーザの状況を表すユーザ状況情報を前記サーバ装置に
    送信する端末側送信手段と、 前記サーバ装置から受信した前記コミュニティ情報をユ
    ーザに対して報知する報知手段とを具備し、 前記サーバ装置は、 複数のコミュニティに関するコミュニティ情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記複数のコミュニティ情報のうち、前記各端末装置か
    ら送信された前記ユーザ状況情報が示すユーザの状況に
    適したコミュニティのコミュニティ情報を選択する選択
    手段と、 選択されたコミュニティ情報を、当該ユーザ状況情報を
    送信した該端末装置に対して送信するサーバ側送信手段
    とを具備することを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 前記複数の端末装置のうちの少なくとも
    一部は移動端末装置であり、 当該移動端末装置の端末側送信手段は、ユーザの位置を
    含むユーザ状況情報を前記サーバ装置に送信することを
    特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 前記ユーザ状況情報は、前記ユーザの状
    況を表す複数種類のパラメータを含み、 前記各コミュニティ情報は、該コミュニティへの参加に
    適したユーザの状況に関する条件を含み、 前記サーバ装置の選択手段は、ユーザ状況情報に含まれ
    る前記複数種類のパラメータの各々が、各コミュニティ
    情報内の前記ユーザの状況に関する条件をどの程度満た
    すかを評価し、該評価結果に応じてユーザの状況に適し
    たコミュニティを選択することを特徴とする請求項7ま
    たは8に記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 前記サーバ装置は、複数の端末装置か
    ら送信された各ユーザ状況情報に基づいて各ユーザの状
    況を集計して潜在的コミュニティ情報を生成し、各端末
    装置に送信する集計手段を具備することを特徴とする請
    求項7〜9のいずれか1の請求項に記載の通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記各端末装置の端末側送信手段は、
    新たなコミュニティに関する情報をサーバ装置に送信可
    能であり、 前記サーバ装置は、前記各端末装置から送信された新た
    なコミュニティに関する情報から前記コミュニティ情報
    を生成して前記記憶手段に記憶させる制御手段を具備す
    ることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1の請求
    項に記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記各端末装置の端末側送信手段は、
    前記ユーザ状況情報をサーバ装置に送信するか否かを切
    換え可能であり、 前記サーバ装置のサーバ側送信手段は、前記ユーザ状況
    情報を送信しない端末装置に対しては、前記複数のコミ
    ュニティ情報を送信し、 前記端末装置の報知手段は、前記サーバ装置から送信さ
    れたコミュニティ情報のうち、ユーザの状況に関連する
    コミュニティ情報のみをユーザに対して報知することを
    特徴とする請求項7〜11のいずれか1の請求項に記載
    の通信システム。
  13. 【請求項13】 複数の端末装置との間でネットワーク
    を介した通信が可能なサーバ装置であって、 複数のコミュニティに関するコミュニティ情報を記憶す
    る記憶手段と、 各端末装置から送信され、各ユーザの状況を表すユーザ
    状況情報を受信する受信手段と、 前記複数のコミュニティ情報のうち、受信されたユーザ
    状況情報が表すユーザの状況に適したコミュニティのコ
    ミュニティ情報を選択する選択手段と、 選択されたコミュニティ情報を、当該ユーザ状況情報を
    送信した端末装置に対して送信する送信手段とを具備す
    ることを特徴とするサーバ装置。
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