JP2001249812A - オペレーティング・システムのブート方法、実行方法、そのシステム及びそのプログラム製品 - Google Patents

オペレーティング・システムのブート方法、実行方法、そのシステム及びそのプログラム製品

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JP2001249812A JP2001034451A JP2001034451A JP2001249812A JP 2001249812 A JP2001249812 A JP 2001249812A JP 2001034451 A JP2001034451 A JP 2001034451A JP 2001034451 A JP2001034451 A JP 2001034451A JP 2001249812 A JP2001249812 A JP 2001249812A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるコンピュータ上で複数のオペレーティ
ング・システムを同一の共用システム資源から同時に実
行する方法及びシステムを提供すること。 【解決手段】 各マシンが予約無しにマスタ・ブート・
レコードを読出し、ブートされるオペレーティング・シ
ステムのパーティションを決定する。各マシンは次に、
オペレーティング・システム・ブート・パーティション
をアクセスするために基本排他的書込み持続予約を行
う。これに続いて、各マシンは、オペレーティング・シ
ステム・パーティションそれ自体をアクセスするため
の、別の基本排他的書込み持続予約を行う。各マシンは
たとえそれらが同一のオペレーティング・システムを実
行していても、異なるオペレーティング・システム・パ
ーティションを割当てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、改善された
データ処理システムに関し、特に、複数のオペレーティ
ング・システムをサポートする方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オペレーティング・システム(OS)の
ローディング及び実行は、ブートストラップ・プログラ
ムを使用して達成される。通常、オペレーティング・シ
ステムの始動は、2ステップ・プロセスにより行われ、
ロードすべきオペレーティング・システムを決定する"
単純な"ブート・プログラムと、選択されたオペレーテ
ィング・システムを実際にロードするより複雑なブート
・プログラムとが関連する。単純ブート・プログラムは
通常、不揮発性システムRAM(NVRAM)に記憶さ
れて、システム資源初期化を実行するために使用され
る。特に、単純ブート・プログラムは、中央処理ユニッ
ト(CPU)内のレジスタを初期化し、またシステム・
ディスク及びメモリのための制御装置などの、デバイス
制御装置を初期化する。単純ブート・プログラムはメモ
リを読み書きでき、システム・ディスク上のブート・ブ
ロックからロードできる。ブート・ブロックはマスタ・
ブート・レコード(MBR)を含み、システム・ディス
ク・ドライブのセクタ0に配置される。
【0003】マスタ・ブート・レコード(MBR)はシ
ステム・ディスクからロードされ、パーティション・テ
ーブル及び特定の実行可能コードを含む。マスタ・ブー
ト・レコード実行可能コードは、パーティション・テー
ブルを走査することにより、単一アクティブ・パーティ
ションを探索し、アクティブ・パーティションからメモ
リに第1のセクタをロードし、このコードすなわち選択
オペレーティング・システムのブート・コードを実行す
る。このオペレーティング・システム・ブート・コード
は、現在ブートされているオペレーティング・システム
をロードし、そのオペレーティング・システムを定義さ
れた態様で開始する。
【0004】ハード・ディスクが例えばMS−DOS
(登録商標)パーティション、LINUXパーティショ
ン、ウィンドウズ(登録商標)NTパーティション、及
びIBM OS2パーティションを含む場合、ユーザは
アクティブ・パーティションを変更することにより、始
動するシステムを変更することができる。アクティブ・
パーティションは、この情報を不揮発性システムRAM
(NVRAM)に記憶することにより、セットされ得
る。通常、システム・ディスク・ドライブ上にインスト
ールされた最後のオペレーティング・システムが、この
オペレーティング・システムがブートされるようにNV
RAMを更新する。しかしながら、オペレーティング・
システムは、異なるオペレーティング・システムがアク
ティブ・パーティションとしてNVRAM内で指定され
ることを可能にする、ユーティリティ・プログラムを提
供できる。これにより次のリブート時に、異なるオペレ
ーティング・システムがブートされ得るようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の方法は、ユーザ
がシステム起動時に、ブートされるオペレーティング・
システムを選択することを可能にするが、この方法は異
なるマシン上で2つ以上のオペレーティング・システム
を、同一のシステム・ディスクから同時に実行すること
を可能にしない。従って、例えばOS/2パーティショ
ンをアクティブ・パーティションとして有する、共用シ
ステム・ディスクを利用する任意のマシンは、OS/2
オペレーティング・システム下で稼働しなければならな
い。これはシステムの多様性を制限し、ファイル・シス
テムのタイプなど、アクセスされ得るシステム資源に制
限を課することになる。従って、異なるマシンが異なる
オペレーティング・システムを実行でき、同時に適切な
システム資源をアクセスできるように、システム・ディ
スク・ドライブなどの共用システム資源をアクセスする
方法及びシステムを有することが好都合である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、異なるコンピ
ュータ上で複数のオペレーティング・システムを同一の
共用システム資源から同時に実行する方法及びシステム
を提供する。これは例えば、持続的な基本的ディスク予
約を用いて達成される。各マシンは予約無しにマスタ・
ブート・レコードを読出し、ブートされるオペレーティ
ング・システムのパーティションを決定する。各マシン
は次に、オペレーティング・システム・ブート・パーテ
ィションをアクセスするために、基本排他的書込み持続
予約(elemental exclusive write persistent reserva
tion)を行う。これに続いて、各マシンは、オペレーテ
ィング・システム・パーティションそれ自体をアクセス
するために、別の基本排他的書込み持続予約を行う。各
マシンはたとえそれらが同一のオペレーティング・シス
テムを実行していても、異なるオペレーティング・シス
テム・パーティションを割当てられる。これらの予約の
ための固有の予約キーがプロセッサID、クラスタI
D、マルチ・プロセッサ・パーティションID、不均等
メモリ・アクセス・コンプレックスID、及び不均等
(non-uniform)メモリ・アクセス・ノードIDの少な
くとも1つから作成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の特徴である新規の機構
が、特許請求の範囲で述べられる。しかしながら、本発
明そのもの及びその好適な利用モード、更に本発明の目
的及び利点は、後述の実施例を添付の図面と一緒に参照
することにより最もよく理解されよう。ここで図面を通
じて、同一の参照番号は同一の要素を表す。
【0008】本発明は、同一の物理ディスク上に存在す
る複数のオペレーティング・システムを異なるコンピュ
ータ上で同時に実行する方法を提供する。一般的なコン
ピュータ・システムでは、システム・ディスク・ドライ
ブがディスクの製造時に決定される固定サイズ及び数量
の物理セクタに分割される。ディスク・ドライブ上のパ
ーティションは、互いに隣接するセクタの論理シーケン
スである。複数オペレーティング・システムを同一のデ
ィスク・ドライブ上に存在させるために、オペレーティ
ング・システムの各コピーがディスク上で自身のパーテ
ィションを割当てられる。この予約は排他的であり得、
これは特定の固有のキーを有するコンピュータだけが、
割当てられたパーティションをアクセスできることを意
味する。パーティション予約はまた持続的であり得、す
なわち、予約がシステムのハード・リセットなどのイニ
シエータ障害に渡って保護される。持続予約はそれらが
解除されるまで、ディスク・ドライブにより保存され
る。
【0009】持続予約はまた基本的(elemental)であ
り得、すなわちハード・ディスクの連続セクタのグルー
プを予約できることを意味する。ディスクの予約部分内
のデータが変更される場合、基本持続予約は書込み予約
である。コンピュータにディスクの一部分の基本排他的
書込み持続予約を与えると言うことは、固有の予約キー
を有するコンピュータだけが、ディスク・ドライブのそ
の部分をアクセスできることを意味する。単一プロセッ
サ・マシンでは、このキーは例えばプロセッサIDであ
る。不均等メモリ・アクセス(NUMA:non-uniform
memory access)マシンなどのマルチ・プロセッサ・マ
シンでは、このキーはクラスタID、複数のプロセッサ
・パーティションID、NUMAコンプレックスID、
またはNUMAノードIDを含む。このキーは単に予約
キーと呼ばれる。
【0010】図を参照すると、図1は本発明が実施され
得るデータ処理システムを示す。分散データ処理システ
ム100は、例えばローカル・エリア・ネットワーク
(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、インターネ
ット、イントラネットなどのコンピュータのネットワー
クである。分散データ処理システム100は、少なくと
も1つのネットワーク102を含み、これは分散データ
処理システム100内で一緒に接続される様々な装置及
びコンピュータ間の通信リンクを提供するために使用さ
れる媒体である。ネットワーク102はワイヤまたは光
ファイバ・ケーブルなどの永久接続、または電話接続を
通じて形成される一時接続を含み得る。
【0011】図示の例では、サーバ104が記憶ユニッ
ト106と一緒に、ネットワーク102に接続される。
更に、クライアント108、110及び112がネット
ワーク102に接続され、追加のサーバ114、116
及び118も同様に接続される。これらのクライアント
108、110及び112は、例えばパーソナル・コン
ピュータまたはネットワーク・コンピュータである。本
願の目的上、ネットワーク・コンピュータはネットワー
クに接続される任意のコンピュータと見なされ、これは
ネットワークに接続される別のコンピュータからプログ
ラムまたは他のアプリケーションを受信する。図示の例
では、サーバ104はデータ及びアプリケーションをク
ライアント108乃至112に提供する。クライアント
108、110及び112はサーバ104のクライアン
トである。分散データ処理システム100は追加のサー
バ、クライアント、ディスク106及び122などの共
用ディスク・ドライブ、及び図示されない他の装置を含
み得る。
【0012】図示の例では、分散データ処理システム1
00はネットワーク102を有するインターネットであ
り、これはTCP/IPプロトコル一式を使用して互い
に通信するネットワーク及びゲートウェイの世界的な集
合を表す。インターネットの中心部は、主要ノードまた
はホスト・コンピュータ間の高速データ通信回線の中枢
であり、数千の商業用、政府用、教育用、及び他のコン
ピュータ・システムがデータ及びメッセージを経路指定
する。勿論、分散データ処理システム100は、イント
ラネット、ローカル・エリア・ネットワーク(LA
N)、または広域ネットワーク(WAN)などの、多数
の異なるタイプのネットワークとしても実現され得る。
例えばLAN上では、ディスク・ドライブ106がクラ
イアント108、110、112間で共用され、これら
のクライアントの各々が、ディスク106上に存在する
異なるオペレーティング・システムをブートし得る。
【0013】図1は本発明の1例として意図されたもの
で、本発明の体系的な制限を意味するものではない。例
えば本発明において、"コンピュータ"は、各プロセッサ
がそれ自身のメモリ・パーティションを有するのであれ
ば、複数のプロセッサを有する単一マシン内のプロセッ
サであってもよい。この場合、各オペレーティング・シ
ステムが、それ自身のプロセッサ及びそれ自身のメモリ
・パーティションを割当てられるのであれば、複数オペ
レーティング・システムが同時に"同一マシン"上で実行
され得る。
【0014】図2を参照すると、本発明が実施され得る
データ処理システムのブロック図が示される。データ処
理システム200は、図1のコンピュータ108など
の、本発明のプロセスを実行するコードまたは命令が配
置されるコンピュータの一例である。データ処理システ
ム200は、PCI(peripheral component interconn
ect)ローカル・バス・アーキテクチャを使用する。図
示の例ではPCIバスが使用されるが、マイクロ・チャ
ネルやISA(Industry Standard Architecture:業界
標準アーキテクチャ)などの、他のバス・アーキテクチ
ャも使用され得る。プロセッサ202及び主メモリ20
4が、PCIブリッジ208を通じてPCIローカル・
バス206に接続される。PCIブリッジ208はま
た、プロセッサ202のための集積メモリ制御装置及び
キャッシュ・メモリを含み得る。
【0015】PCIローカル・バス206への追加の接
続が、直接コンポーネント相互接続により、または増設
ボードにより形成される。図示の例では、ローカル・エ
リア・ネットワーク(LAN)アダプタ210、SCS
I(small computer systeminterface)ホスト・バス・
アダプタ212、及び拡張バス・インタフェース214
が、直接コンポーネント接続により、PCIローカル・
バス206に接続される。それにひきかえ、オーディオ
・アダプタ216、グラフィックス・アダプタ218、
及びオーディオ/ビデオ・アダプタ219は、拡張スロ
ットに挿入される増設ボードにより、PCIローカル・
バス206に接続される。拡張バス・インタフェース2
14は、キーボード及びマウス・アダプタ220、モデ
ム222、及び追加のメモリ224のための接続を提供
する。SCSIホスト・バス・アダプタ212は、ハー
ド・ディスク・ドライブ226、テープ・ドライブ22
8、及びCD−ROMドライブ230のための接続を提
供する。典型的なPCIローカル・バスは、3つまたは
4つのPCI拡張スロットまたは増設コネクタをサポー
トする。
【0016】オペレーティング・システムはプロセッサ
202上で実行され、図2のデータ処理システム200
内の様々なコンポーネントの制御を調整及び提供するた
めに使用される。オペレーティング・システムは、IB
Mから提供されるOS/2、或いはマイクロソフト社か
ら提供されるウィンドウズNTなどの市販のオペレーテ
ィング・システムであってよい。オペレーティング・シ
ステム、アプリケーションまたはプログラムのための命
令は、ハード・ディスク・ドライブ226などの記憶装
置上に配置され、主メモリ204にロードされてプロセ
ッサ202により実行される。また、本発明で詳述する
ように、オペレーティング・システムが図1のディスク
106などの、ネットワーク上の共用ディスク・ドライ
ブ上に存在し、図2に示されるコンピュータ・システム
がオペレーティング・システムをこの共用ディスク・ド
ライブからロードすることが可能である。
【0017】当業者であれば分かるように、図2のハー
ドウェアは、実施例に応じて変化し得る。フラッシュR
OM(または等価な不揮発性メモリ)や光ディスク・ド
ライブなどの他の内部ハードウェアまたは周辺装置も、
図2に示されるハードウェアに加えて、またはそれらの
代わりに使用され得る。また、本発明のプロセスは、マ
ルチプロセッサ・データ処理システムにも適用され得
る。
【0018】例えば、データ処理システム200は、ネ
ットワーク・コンピュータとして任意に構成される場合
には、SCSIホスト・バス・アダプタ212、ハード
・ディスク・ドライブ226、テープ・ドライブ22
8、及びCD−ROM230を含まなくてもよい。これ
らは図2において点線で囲まれて示され、これによりオ
プション要素であることが示される。この場合、データ
処理システム200は、LANアダプタ210またはモ
デム222などのネットワーク通信インタフェースを含
み得る。別の例では、データ処理システム200は、ネ
ットワーク通信インタフェースを含むか否かに関わら
ず、ネットワーク通信インタフェースを頼ることなくブ
ート可能な、スタンドアロン・システムとして構成され
る。図2に示される例及び前述の例は、体系的な制限を
意味するものではない。例えば、本発明は不均等メモリ
・アクセス(NUMA)コンピュータなどの、マルチ・
プロセッサ・システムにおいても実施され得る。
【0019】図3を参照すると、本発明の好適な実施例
に従い、異なるマシン上で同一のディスクから同時に実
行される複数オペレーティング・システムが示される。
図示の例では、複数の装置によりアクセスされるシステ
ム資源がハード・ディスク・ドライブ300であるが、
本発明はこうした実施例に限られるものではない。基本
排他的持続予約を用いて区分化される任意のシステム資
源が、本発明の趣旨及び範囲から逸れることなく使用さ
れ得る。例えば、システム資源はZIPディスク・ドラ
イブ、JAZディスク・ドライブ、または書換可能CD
ディスクなどである。また、図示のコンピュータ・シス
テムは、不均等メモリ・アクセス・コンピュータなどの
マルチ・プロセッサ・システム内の個々のプロセッサで
あってもよい。
【0020】ディスク・ドライブ300は複数のマシン
によりアクセスされ、これらは単純化のため、予約ID
1乃至7により示される。各コンピュータは、ディスク
300上のオペレーティング・システムを実行し、その
オペレーティング・システムのための別々のパーティシ
ョンを割当てられ、その予約IDをこのパーティション
を予約するためのキーとして使用する。図示の例では、
コンピュータ302がブート・プロセスの開始時に、マ
スタ・ブート・レコード304をアクセスしている。コ
ンピュータ306は既にマスタ・ブート・レコードを読
出しており、OS/2オペレーティング・システムをブ
ートするように決定している。コンピュータ306は現
在、OS/2ブート・パーティション308を実行して
いる。コンピュータ310は現在、マイクロソフト社の
製品であるウィンドウズNTオペレーティング・システ
ムを実行中である。その予約ID(#3)が、ディスク
300上のウィンドウズNTパーティション312の基
本持続予約を行うためにキーとして使用される。コンピ
ュータ314はLinuxを実行しており、その予約ID
(#4)をキーとして使用して、ディスク300上のLi
nuxパーティション316を予約済みである。コンピュ
ータ318はMS−DOSを実行中で、その予約ID
(#5)をキーとして使用して、ディスク300上のM
S−DOSパーティション320を予約済みである。コ
ンピュータ322はLinuxを実行中であるが、ここでデ
ィスク300上のLinuxパーティション324は、コン
ピュータ314により予約されたLinuxパーティション
316とは異なることが分かる。コンピュータ326は
OS/2を実行中で、その予約ID(#7)をキーとし
て使用して、ディスク300上のOS/2パーティショ
ン328を予約済みである。こうして、共用ディスク・
ドライブ上の異なる予約ID及び異なるパーティション
を使用することにより、異なるコンピュータが共用ディ
スク・ドライブから異なるオペレーティング・システム
を同時に実行できる。
【0021】図3では、予約IDが単純な整数として示
される。当業者であれば分かるように、実際の値はより
複雑であり得る。更に、図3のディスク・ドライブ30
0上のパーティションは、物理ディスク空間の実際の相
対量を表していない。例えば、マスタ・ブート・レコー
ドは、ディスクの1セクタしか占有しないのに対して、
オペレーティング・システム・パーティションは数万セ
クタを占有し得る。
【0022】図4を参照すると、本発明の1実施例に従
い、新たなオペレーティング・システムがシステムに追
加されるとき、マスタ・ブート・レコードを更新するオ
ペレーションの概略を示すフローチャートが示される。
例えば、マスタ・ブート・レコード内のパーティション
・テーブルは、図3に示されるパーティション312、
316、320、324及び328などの、オペレーテ
ィング・システム・パーティションがディスク・ドライ
ブ300に追加される度に変更されなければならない。
オペレーティング・システムがインストールされると
き、ディスク・ドライブ300などのシステム資源上の
パーティションが予約され、パーティション情報がマス
タ・ブート・レコード304に追加される。インストー
ル・プロセスの間に2つのオペレーティング・システム
がマスタ・ブート・レコードを同時に変更しようとしな
いことが重要である。さもないと、マスタ・ブート・レ
コード内のパーティション・テーブルが、複数オペレー
ティング・システムに対応した正しい情報を含まなくな
る。
【0023】オペレーティング・システムまたはオペレ
ーティング・システムのために作用するユーティリティ
・プログラムは、マスタ・ブート・レコード領域の基本
排他的書込み持続予約を行う(ステップ400)。予約
が成功しない場合(ステップ402がNO)、マスタ・
ブート・レコードの変更が失敗し(ステップ404)、
エラー信号がオペレーティング・システム・インストー
ル・プログラムに送信される(ステップ406)。オペ
レーティング・システム・ブート・パーティションの予
約が成功すると(ステップ402がYES)、オペレー
ティング・システムまたはユーティリティ・プログラム
が、ブート・パーティション情報をマスタ・ブート・レ
コードに追加する(ステップ408)。オペレーティン
グ・システムまたはユーティリティ・プログラムは次
に、マスタ・ブート・レコード領域の基本排他的書込み
持続予約を解除し(ステップ410)、マスタ・ブート
・レコードの変更が終了する。
【0024】当業者であれば分かるように、図4に示さ
れるプロセスは、オペレーティング・システムにより呼
び出されるユーティリティ・プログラムにより実行され
る。このアプローチを用いることにより、ユーティリテ
ィ・プログラムの変更は、オペレーティング・システム
そのものの変更を要求しない。
【0025】図5を参照すると、本発明の1実施例に従
い、ブート・プロセスのオペレーションの概略を示すフ
ローチャートが示される。この時点では、2つ以上のオ
ペレーティング・システムが同一のシステム資源上に成
功裡にインストールされているものと仮定する。図3の
マシンは、オペレーティング・システムをブートする様
々なステージで示される。コンピュータ302はマスタ
・ブート・レコード304を読出しており、コンピュー
タ306はOS/2ブート・パーティション308を読
出しており、コンピュータ310、314、318、3
22及び326は、ブート・プロセスを完了している。
【0026】最初に、ブート・コードが予約無しにシス
テム資源を読出す(ステップ500)。次に、ブート・
コードが持続予約キーをシステム資源に登録する(ステ
ップ502)。ブート・コードがマスタ・ブート・レコ
ード(MBR)を読出し、ブートされるオペレーティン
グ・システムのパーティションを、NVRAMに記憶さ
れるアクティブ・オペレーティング・システム・パーテ
ィション情報にもとづき決定する(ステップ504)。
ブート・コードは次に、オペレーティング・システム・
ブート・パーティションの基本排他的書込み持続予約を
行う(ステップ506)。予約が成功しなかった場合
(ステップ508)、ブートは失敗する(ステップ51
0)。
【0027】オペレーティング・システム・ブート・パ
ーティションの予約が成功すると(ステップ508がY
ES)、オペレーティング・システム・ブート・パーテ
ィション内のコードが実行される(ステップ512)。
オペレーティング・システム・ブート・パーティション
は、オペレーティング・システム・パーティションの基
本排他的書込み持続予約を行う(ステップ514)。予
約が成功しない場合(ステップ516がNO)、ブート
は失敗する(ステップ518)。オペレーティング・シ
ステム・ブート・パーティションの予約が成功すると
(ステップ516がYES)、オペレーティング・システ
ム・パーティション内のコードが実行される(ステップ
520)。
【0028】複数オペレーティング・システムが互いに
干渉するのを防止するために、各オペレーティング・シ
ステムは固有の予約キーを有する。更に、同一のディス
ク・ドライブから同一のオペレーティング・システムを
ブートするブート・プロセスが他のマシン上に存在し得
る環境において、オペレーティング・システム・ブート
・プロセスの保全性を確保するために、オペレーティン
グ・システム・ブート・コードがオペレーティング・シ
ステム・パーティションの基本持続予約を行う。ここで
重要な点は、様々なオペレーティング・システム・パー
ティションのファイル・システム構成が互換である必要
がないことである。各ブート・プログラムがマスタ・ブ
ート・レコード内の情報を正しく読取り、解釈できるこ
とだけが要求される。
【0029】要するに、従来技術では、2つ以上のオペ
レーティング・システムが同一のディスクからブートさ
れたが、たとえこれらのオペレーティング・システムが
異なるマシン上で実行されていても同時に実行できなか
った。本発明で述べたような持続基本ディスク予約を使
用することにより、複数のオペレーティング・システム
を異なるマシン上で同一のシステム資源から同時に実行
できる。
【0030】本発明の前述の説明は、システム・ディス
ク・ドライブを共用する複数のコンピュータを想定した
が、本発明はこうした実施例に限られるものではない。
特に、本発明の方法は、各プロセッサが自身のメモリ・
パーティションを有し、自身のオペレーティング・シス
テム下で動作する、複数のプロセッサを有するマシンに
拡張される。この場合、各オペレーティング・システム
が自身のプロセッサ及び自身のメモリ・パーティション
を割当てられれば、複数のオペレーティング・システム
が"同一マシン"上で同時に実行され得る。当業者であれ
ば分かるように、同様なセットアップがNUMA(不均
等メモリ・アクセス)コンプレックスでも可能である。
【0031】重要な点は、本発明は完全機能型のデータ
処理システムの状況において述べられてきたが、当業者
であれば分かるように、本発明のプロセスは命令のコン
ピュータ読取り可能媒体の形態及び様々な形態で配布さ
れ得、また本発明は配布のために実際に使用される特定
タイプの信号担持媒体に関係無しに、同様に当てはまる
ことである。コンピュータ読取り可能媒体の例には、フ
ロッピー(登録商標)・ディスク、ハード・ディスク・
ドライブ、RAM及びCD−ROMなどの記録型媒体、
並びにデジタル及びアナログ通信リンクなどの伝送型媒
体が含まれる。
【0032】本発明の説明は例証のために提供されたも
ので、本発明はここで開示された形態に制限されるもの
ではない。当業者であれば、多くの変更及び変形が明ら
かであろう。例えば、ストレージ・エリア・ネットワー
ク(SAN:Storage Area Network)が普及するにつ
れ、本発明において概略されるような共用化が一層増え
ることになる。前述の実施例は、本発明の原理の実用化
を最もよく説明するために、また当業者が本発明を理解
し、特定の用途に適するように、様々な変更を有する様
々な実施例に対応できるように、選択されたものであ
る。
【0033】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0034】(1)複数のプロセッサ上において、共用
システム資源から複数のオペレーティング・システムを
ブートする方法であって、前記複数のプロセッサの所与
のプロセッサにより、前記共用システム資源からマスタ
・ブート・レコードを読出し、前記複数のオペレーティ
ング・システムから使用される所与のオペレーティング
・システムのパーティションを決定するステップと、オ
ペレーティング・システム・ブート・パーティションを
アクセスするために、前記プロセッサにより、固有の予
約キーを用いて、前記共用システム資源の一部分を予約
するステップと、オペレーティング・システム・パーテ
ィションをアクセスするために、前記プロセッサによ
り、前記固有の予約キーを用いて、前記共用システム資
源の一部分を予約するステップとを含む、方法。 (2)共用ディスクの一部分の予約が、前記共用システ
ム資源上の一続きの連続セクタの基本排他的書込み持続
予約により実行される、前記(1)記載の方法。 (3)前記マスタ・ブート・レコードが初期に前記プロ
セッサにより前記共用システム資源から予約無しに読込
まれる、前記(1)記載の方法。 (4)前記オペレーティング・システム・ブート・パー
ティション及び前記オペレーティング・システム・パー
ティションのために、前記共用システム資源の一部分を
予約するための前記固有の予約キーが、プロセッサI
D、クラスタID、マルチ・プロセッサ・パーティショ
ンID、不均等メモリ・アクセス・コンプレックスI
D、及び不均等メモリ・アクセス・ノードIDの少なく
とも1つから作成される、前記(1)記載の方法。 (5)前記システム資源がシステム・ハード・ディスク
・ドライブ、ZIPディスク・ドライブ、JAZディス
ク・ドライブ、書換可能CDディスク、フレキシブル・
ディスク・ドライブ、テープ・ドライブまたは類似の装
置の1つである、前記(1)記載の方法。 (6)分散データ処理システム内の複数のプロセッサ上
において、共用システム資源から複数のオペレーティン
グ・システムを実行する方法であって、前記複数のプロ
セッサの各々により、共用ディスクからマスタ・ブート
・レコードを読出し、前記複数のプロセッサにおけるオ
ペレーティング・システムを識別するステップと、オペ
レーティング・システム・ブート・パーティションをア
クセスするために、前記複数のプロセッサの各々によ
り、各プロセッサに固有の予約キーを用いて、前記共用
システム資源の一部分を予約するステップと、オペレー
ティング・システム・パーティションをアクセスするた
めに、前記複数のプロセッサの各々により、前記予約キ
ーを用いて、前記共用システム資源の一部分を予約する
ステップとを含み、前記複数のプロセッサが前記共用シ
ステム資源から前記複数のオペレーティング・システム
を同時に実行する方法。 (7)共用システム資源上の複数のプロセッサから複数
のオペレーティング・システムをインストールする、デ
ータ処理システムにおける方法であって、前記複数のプ
ロセッサの所与のプロセッサであって、前記複数のオペ
レーティング・システムから所与のオペレーティング・
システムをインストールするプロセッサが、前記共用シ
ステム資源上のマスタ・ブート・レコードに対する排他
的アクセスを予約するステップと、前記プロセッサがオ
ペレーティング・システム・ブート情報を前記マスタ・
ブート・レコード内のパーティション・テーブルに追加
するステップと、前記プロセッサが前記マスタ・ブート
・レコードに対する前記排他的アクセスを解除するステ
ップとを含む、方法。 (8)前記共用システム資源の前記マスタ・ブート・レ
コードに対する排他的アクセスの予約が、前記マスタ・
ブート・レコードを含む前記共用システム資源の一部分
の基本排他的書込み持続予約により実行される、前記
(7)記載の方法。 (9)前記マスタ・ブート・レコードの前記基本排他的
書込み持続予約が失敗した場合、エラー・メッセージが
オペレーティング・システム・インストール・プログラ
ムに送信される、前記(7)記載の方法。 (10)複数のプロセッサ上において、共用システム資
源から複数のオペレーティング・システムをブートする
分散データ処理システムであって、前記複数のプロセッ
サの所与のプロセッサが前記共用システム資源からマス
タ・ブート・レコードを読出し、前記複数のオペレーテ
ィング・システムからブートされるオペレーティング・
システムを決定する手段と、前記プロセッサが固有の予
約キーを用いて、オペレーティング・システム・ブート
・パーティションのアクセスのために、前記共用システ
ム資源の一部分を予約する手段と、前記プロセッサが前
記固有の予約キーを用いて、オペレーティング・システ
ム・パーティションのアクセスのために、前記共用シス
テム資源の一部分を予約する手段とを含む、システム。 (11)共用ディスクの一部分の予約が、前記共用ディ
スクの連続セクタ・ブロックの基本排他的書込み持続予
約により実行される、前記(10)記載のシステム。 (12)前記マスタ・ブート・レコードが初期に前記プ
ロセッサにより前記共用システム資源から予約無しに読
込まれる、前記(10)記載のシステム。 (13)前記共用システム資源上の前記オペレーティン
グ・システム・ブート・パーティション及び前記オペレ
ーティング・システム・パーティションのために、前記
共用システム資源の一部分を予約するための前記固有の
予約キーが、プロセッサID、クラスタID、マルチ・
プロセッサ・パーティションID、不均等メモリ・アク
セス・コンプレックスID、及び不均等メモリ・アクセ
ス・ノードIDの少なくとも1つから作成される、前記
(10)記載のシステム。 (14)分散データ処理システム内の複数のプロセッサ
上において、共用システム資源から複数のオペレーティ
ング・システムを実行する分散データ処理システムであ
って、前記複数のプロセッサの各々により、共用ディス
クからマスタ・ブート・レコードを読出し、前記複数の
プロセッサにおけるオペレーティング・システムを識別
する読出し手段と、前記複数のプロセッサの各々によ
り、オペレーティング・システム・ブート・パーティシ
ョンをアクセスするために、各プロセッサに固有の予約
キーを用いて前記共用システム資源の一部分を予約する
予約手段と、前記複数のプロセッサの各々により、前記
予約キーを用いて前記共用システム資源の一部分を予約
し、オペレーティング・システム・パーティションをア
クセスする予約手段とを含み、前記複数のプロセッサが
前記共用システム資源から前記複数のオペレーティング
・システムを同時に実行するシステム。 (15)複数のプロセッサ上において、共用システム資
源から複数のオペレーティング・システムをブートす
る、ネットワーク・ワークステーションにおいて使用さ
れるコンピュータ読取り可能媒体上のコンピュータ・プ
ログラム製品であって、前記複数のプロセッサの所与の
プロセッサにより、前記共用システム資源からマスタ・
ブート・レコードを読出し、前記複数のオペレーティン
グ・システムからブートされる所与のオペレーティング
・システムを決定するステップと、前記プロセッサによ
り、オペレーティング・システム・ブート・パーティシ
ョンをアクセスするために、固有の予約キーを用いて前
記共用システム資源の一部分を予約するステップと、前
記プロセッサにより、オペレーティング・システム・パ
ーティションをアクセスするために、前記固有の予約キ
ーを用いて前記共用システム資源の一部分を予約するス
テップとを実行する命令を含む、プログラム製品。 (16)前記固有の予約キーが、プロセッサID、クラ
スタID、マルチ・プロセッサ・パーティションID、
不均等メモリ・アクセス・コンプレックスID、及び不
均等メモリ・アクセス・ノードIDの少なくとも1つか
ら作成される、前記(15)記載のプログラム製品。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施され得るネットワーク化データ処
理環境を示す図である。
【図2】本発明が実施され得るデータ処理システムを示
すブロック図である。
【図3】本発明の1実施例に従い、同一のシステム資源
上で同時に実行される複数オペレーティング・システム
を示す図である。
【図4】本発明の1実施例に従い、新たなオペレーティ
ング・システムがシステムに追加されるとき、マスタ・
ブート・レコードを更新するオペレーションの概略を示
すフローチャートである。
【図5】本発明の1実施例に従い、ブート・プロセスの
オペレーションの概略を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 分散データ処理システム 102 ネットワーク 104、114、116、118 サーバ 106、122 記憶ユニット 108、110、112 クライアント 200 データ処理システム 202 プロセッサ 204 主メモリ 206 PCIローカル・バス 208 PCIブリッジ 210 ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)ア
ダプタ 212 SCSI(small computer system interfac
e)ホスト・バス・アダプタ 214 拡張バス・インタフェース 216 オーディオ・アダプタ 218 グラフィックス・アダプタ 219 オーディオ/ビデオ・アダプタ 220 キーボード及びマウス・アダプタ 222 モデム 224 追加のメモリ 226 ハード・ディスク・ドライブ 228 テープ・ドライブ 230 CD−ROMドライブ 300 ディスク・ドライブ 302、306、310、314、318、322、3
26 コンピュータ 304 マスタ・ブート・レコード 308 OS/2ブート・パーティション 312 ウィンドウズNTパーティション 316 Linuxパーティション 320 MS−DOSパーティション 324 Linuxパーティション 328 OS/2パーティション
フロントページの続き (72)発明者 マシュー・スレイド・クロンク アメリカ合衆国78727−6801、テキサス州 オースティン、チャーム・サークル 12000 (72)発明者 ジェラルド・フランシス・マクブリートリ ー アメリカ合衆国78759、テキサス州オース ティン、ベイリッジ・コーブ 10709 (72)発明者 ショーン・パトリック・ミューレン アメリカ合衆国78610、テキサス州ブダ、 カントリー・オークス 39 (72)発明者 ジョニー・メン−ハン・シエー アメリカ合衆国78731、テキサス州オース ティン、アプバレー・ラン 5908

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプロセッサ上において、共用システ
    ム資源から複数のオペレーティング・システムをブート
    する方法であって、 前記複数のプロセッサの所与のプロセッサにより、前記
    共用システム資源からマスタ・ブート・レコードを読出
    し、前記複数のオペレーティング・システムから使用さ
    れる所与のオペレーティング・システムのパーティショ
    ンを決定するステップと、 オペレーティング・システム・ブート・パーティション
    をアクセスするために、前記プロセッサにより、固有の
    予約キーを用いて、前記共用システム資源の一部分を予
    約するステップと、 オペレーティング・システム・パーティションをアクセ
    スするために、前記プロセッサにより、前記固有の予約
    キーを用いて、前記共用システム資源の一部分を予約す
    るステップとを含む、方法。
  2. 【請求項2】共用ディスクの一部分の予約が、前記共用
    システム資源上の一続きの連続セクタの基本排他的書込
    み持続予約により実行される、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記マスタ・ブート・レコードが初期に前
    記プロセッサにより前記共用システム資源から予約無し
    に読込まれる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】前記オペレーティング・システム・ブート
    ・パーティション及び前記オペレーティング・システム
    ・パーティションのために、前記共用システム資源の一
    部分を予約するための前記固有の予約キーが、プロセッ
    サID、クラスタID、マルチ・プロセッサ・パーティ
    ションID、不均等メモリ・アクセス・コンプレックス
    ID、及び不均等メモリ・アクセス・ノードIDの少な
    くとも1つから作成される、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】前記システム資源がシステム・ハード・デ
    ィスク・ドライブ、ZIPディスク・ドライブ、JAZ
    ディスク・ドライブ、書換可能CDディスク、フレキシ
    ブル・ディスク・ドライブ、テープ・ドライブまたは類
    似の装置の1つである、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】分散データ処理システム内の複数のプロセ
    ッサ上において、共用システム資源から複数のオペレー
    ティング・システムを実行する方法であって、 前記複数のプロセッサの各々により、共用ディスクから
    マスタ・ブート・レコードを読出し、前記複数のプロセ
    ッサにおけるオペレーティング・システムを識別するス
    テップと、 オペレーティング・システム・ブート・パーティション
    をアクセスするために、前記複数のプロセッサの各々に
    より、各プロセッサに固有の予約キーを用いて、前記共
    用システム資源の一部分を予約するステップと、 オペレーティング・システム・パーティションをアクセ
    スするために、前記複数のプロセッサの各々により、前
    記予約キーを用いて、前記共用システム資源の一部分を
    予約するステップとを含み、前記複数のプロセッサが前
    記共用システム資源から前記複数のオペレーティング・
    システムを同時に実行する方法。
  7. 【請求項7】共用システム資源上の複数のプロセッサか
    ら複数のオペレーティング・システムをインストールす
    る、データ処理システムにおける方法であって、 前記複数のプロセッサの所与のプロセッサであって、前
    記複数のオペレーティング・システムから所与のオペレ
    ーティング・システムをインストールするプロセッサ
    が、前記共用システム資源上のマスタ・ブート・レコー
    ドに対する排他的アクセスを予約するステップと、 前記プロセッサがオペレーティング・システム・ブート
    情報を前記マスタ・ブート・レコード内のパーティショ
    ン・テーブルに追加するステップと、 前記プロセッサが前記マスタ・ブート・レコードに対す
    る前記排他的アクセスを解除するステップとを含む、方
    法。
  8. 【請求項8】前記共用システム資源の前記マスタ・ブー
    ト・レコードに対する排他的アクセスの予約が、前記マ
    スタ・ブート・レコードを含む前記共用システム資源の
    一部分の基本排他的書込み持続予約により実行される、
    請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】前記マスタ・ブート・レコードの前記基本
    排他的書込み持続予約が失敗した場合、エラー・メッセ
    ージがオペレーティング・システム・インストール・プ
    ログラムに送信される、請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】複数のプロセッサ上において、共用シス
    テム資源から複数のオペレーティング・システムをブー
    トする分散データ処理システムであって、 前記複数のプロセッサの所与のプロセッサが前記共用シ
    ステム資源からマスタ・ブート・レコードを読出し、前
    記複数のオペレーティング・システムからブートされる
    オペレーティング・システムを決定する手段と、 前記プロセッサが固有の予約キーを用いて、オペレーテ
    ィング・システム・ブート・パーティションのアクセス
    のために、前記共用システム資源の一部分を予約する手
    段と、 前記プロセッサが前記固有の予約キーを用いて、オペレ
    ーティング・システム・パーティションのアクセスのた
    めに、前記共用システム資源の一部分を予約する手段と
    を含む、システム。
  11. 【請求項11】共用ディスクの一部分の予約が、前記共
    用ディスクの連続セクタ・ブロックの基本排他的書込み
    持続予約により実行される、請求項10記載のシステ
    ム。
  12. 【請求項12】前記マスタ・ブート・レコードが初期に
    前記プロセッサにより前記共用システム資源から予約無
    しに読込まれる、請求項10記載のシステム。
  13. 【請求項13】前記共用システム資源上の前記オペレー
    ティング・システム・ブート・パーティション及び前記
    オペレーティング・システム・パーティションのため
    に、前記共用システム資源の一部分を予約するための前
    記固有の予約キーが、プロセッサID、クラスタID、
    マルチ・プロセッサ・パーティションID、不均等メモ
    リ・アクセス・コンプレックスID、及び不均等メモリ
    ・アクセス・ノードIDの少なくとも1つから作成され
    る、請求項10記載のシステム。
  14. 【請求項14】分散データ処理システム内の複数のプロ
    セッサ上において、共用システム資源から複数のオペレ
    ーティング・システムを実行する分散データ処理システ
    ムであって、 前記複数のプロセッサの各々により、共用ディスクから
    マスタ・ブート・レコードを読出し、前記複数のプロセ
    ッサにおけるオペレーティング・システムを識別する読
    出し手段と、 前記複数のプロセッサの各々により、オペレーティング
    ・システム・ブート・パーティションをアクセスするた
    めに、各プロセッサに固有の予約キーを用いて前記共用
    システム資源の一部分を予約する予約手段と、 前記複数のプロセッサの各々により、前記予約キーを用
    いて前記共用システム資源の一部分を予約し、オペレー
    ティング・システム・パーティションをアクセスする予
    約手段とを含み、前記複数のプロセッサが前記共用シス
    テム資源から前記複数のオペレーティング・システムを
    同時に実行するシステム。
  15. 【請求項15】複数のプロセッサ上において、共用シス
    テム資源から複数のオペレーティング・システムをブー
    トする、ネットワーク・ワークステーションにおいて使
    用されるコンピュータ読取り可能媒体上のコンピュータ
    ・プログラム製品であって、 前記複数のプロセッサの所与のプロセッサにより、前記
    共用システム資源からマスタ・ブート・レコードを読出
    し、前記複数のオペレーティング・システムからブート
    される所与のオペレーティング・システムを決定するス
    テップと、 前記プロセッサにより、オペレーティング・システム・
    ブート・パーティションをアクセスするために、固有の
    予約キーを用いて前記共用システム資源の一部分を予約
    するステップと、 前記プロセッサにより、オペレーティング・システム・
    パーティションをアクセスするために、前記固有の予約
    キーを用いて前記共用システム資源の一部分を予約する
    ステップとを実行する命令を含む、プログラム製品。
  16. 【請求項16】前記固有の予約キーが、プロセッサI
    D、クラスタID、マルチ・プロセッサ・パーティショ
    ンID、不均等メモリ・アクセス・コンプレックスI
    D、及び不均等メモリ・アクセス・ノードIDの少なく
    とも1つから作成される、請求項15記載のプログラム
    製品。
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