JP2001248120A6 - 設置形表示具 - Google Patents
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Abstract
【課題】重心が低く、安定性の良いカラーコーンを安価に提供できると共に、焼却処分時にも有害成分や黒煙、異臭の発生が少なく、小電力でも明るくできるカラーコーンの提供を目的とするものである。
【解決手段】道路や地面に設置され、設置側部分で大径となる円錐形若しくは角錐形に形成された表示部を有する設置形表示具であって、光透過性材料で大径の設置側部分の肉厚を厚く、小径の先端部の肉厚を薄く形成すると共に、小径先端部の開口部分から挿入された点灯表示装置により表示部を点灯可能に構成したものである。
【選択図】図2
【解決手段】道路や地面に設置され、設置側部分で大径となる円錐形若しくは角錐形に形成された表示部を有する設置形表示具であって、光透過性材料で大径の設置側部分の肉厚を厚く、小径の先端部の肉厚を薄く形成すると共に、小径先端部の開口部分から挿入された点灯表示装置により表示部を点灯可能に構成したものである。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は道路や地面に設置され、工事現場等を表示するために設置側部分で大径となる円錐形の所謂カラーコーンと言われている設置形表示具とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に此の種のカラーコーンは表面を形成する金型とカラーコーンの内面部分を形成する金型とを合体させたときに形成される成型用キャビティに溶融した赤色に着色されたポリエチレン樹脂を成形機で一定の肉厚にして形成してある。一方、高速自動車国道(所謂高速道路)の工事現場や事故処理現場に設置されるカラーコーンのように、横風や傍を通る車の風圧でズレ動いたり、飛んだりして二次災害を起こさないように比較的重量両が重いカラーコーンを成形する場合、塩化ビニルやゴムで肉厚を均一に厚くして重量の重くしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記高速道路の工事現場や事故処理現場に設置されるカラーコーンのように重量のあるカラーコーンを成形する場合、肉厚を厚くしているので、合成樹脂材料を多く使用するために高価になると共に、その重心は一般的なカラーコーンと同じ高い位置にあり、重量が重い割には安定性に問題があった。また、カラーコーンの内部に電球等の照明装置を装着し、カラーコーンを発光させるようにしたものもあるが、着色された塩化ビニルやゴムで成形されているカラーコーンでは透明度が低く、照明効果を充分に発揮させるには消費電力(ワット数)の大きな電球等を使用しなくてはならず、高温になるだけでなく、ランニングコストも高くなってしまうという問題もあった。
【0004】
更に、塩化ビニルやゴムで成形されカラーコーンを焼却処分する場合、ダイオキシン等の有害ガスや黒煙、異臭を発生し易く、環境汚染にもつながるという言う問題もある。本発明は上記一般のカラーコーンでは本発明は上記問題点に鑑みて提案されたもので、重心が低く、安定性の良いカラーコーンを安価に提供できると共に、焼却処分時にも有害成分や黒煙、異臭の発生が少なく、小電力でも明るくできるカラーコーンの提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかる設置形表示具は、道路や地面に設置され、設置側部分で大径となる円錐形若しくは角錐形に形成された表示部を有する設置形表示具であって、光透過性材料で大径の設置側部分の肉厚を厚く、小径の先端部の肉厚を薄く形成すると共に、小径先端部の開口部分から挿入された点灯表示装置により表示部を点灯可能に構成したことを特徴とするものである。また、エチレンビニルアセテートで光透過性材料を形成するようにしたことも特徴の一つである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の設置形表示具にかかる実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は例えば高速道路の工事現場や事故処理現場に設置されるカラーコーン(設置形表示具)の斜視図であって、図中符号1はこのカラーコーンを全体的に示す。このカラーコーン1は道路や地面に設置される四角形に形成された設置側部分2とこの設置側部分2から先細りテーパー状の表示部3を一体に形成されており、小径の先端部分4には点灯表示装置5が装着されている。この点灯表示装置部5は電池及びスイッチを設けた制御部6とこの制御部6の上下に夫々複数の発光ダイオード(図示せず)が組み込まれた発光部7・8を設けると共に、制御部6の外周部分には笠型の固定部材9が配設されて構成されている。尚、本例のように発光ダイオードにした時には、電力の消費を大幅に減少させることができるが本発明はこうしたものに限られず,消費電力の少ない豆電球等を使用することもできる。
【0007】
そして、点灯表示装置5はその下部の発光部7が開口された小径の先端部分4からカラーコーン1の内部に挿入され、笠型の固定部材9が小径の先端部分4にビス等の固定具10で固定されて装着されている。カラーコーン1は、図2に示すように四角形状の設置側部分2での肉厚が厚く、表示部3の小径の先端部分4での肉厚を薄く形成すると共に、四角形状の設置側部分2の対面する一対の隅部分にはコーナー部材11が設けられている。
【0008】
上記のような肉厚を異ならせたカラーコーン1を、赤色に着色された透明若しくは半透明のエチレンビニルアセテート(EVA)樹脂Jを使用しブロー成形機若しくは射出成形機により成形されるのであるが、先ずブロー成形機を使用して成形する手順を次に説明する。図3に示すようにエチレンビニルアセテート樹脂Jを溶解して供給する樹脂圧送路12aと吹き込み用の空気導入路12bとを備えたダイ13の下方に、成形用キャビティ14を形成した開閉可能な金型15・16を配設する。成形用キャビティ14の四角形状の設置側部分2部分における一対の隅部にコーナー部材11を設置した後、ダイ12から溶融した樹脂Jを成形用キャビティ13に供給する。このコーナー部材11は、当該コーナー部分がカラーコーン1の中心から離れており、ブロー成形の時にその肉厚が薄くなるのを補正するためのものである。
【0009】
そして、空気導入路12から空気を注入しながら金型15・16を閉じて成形した後、金型15・16を開いて成形用キャビティ13から成形されたカラーコーン1を取り出すのである。この時、成形されたカラーコーン1は、ダイ12から供給されるポリエチレン樹脂を下膨れの状態、即ちドローダウン気味にすると、下方の肉厚、即ち四角形状の設置側部分2での肉厚が厚く、設置側部分2の隅部にコーナー部材11が設けられた状態のカラーコーン1が成形されるのである。
【0010】
次に、図示は省略したが、射出成形機を使用してカラーコーン1を成形する場合、インジェクションノズルの前方に設置される成形金型に設置側部分での肉厚が厚く、表示部の小径の先端部分での肉厚を薄くした成形用キャビティを刻設する。そして、この成形用キャビティにインジェクションノズルから赤色に着色された透明若しくは半透明のエチレンビニルアセテート樹脂を注入してカラーコーンを成形する。こうして形成されたカラーコーン1の上端には図2に示すように開口部が形成されており、この開口部から点灯表示装置5の下部の発光部7をカラーコーン1の内部に挿入する。 しかる後、笠型の固定部材9を小径の先端部分4にビス等の固定具10で固定して点灯表示装置5を装着すると、点灯表示装置5に組み込まれた光検出センサー(図示せず)が薄暮乃至夜を検出すると、上下の発光部7・8が点灯若しくは点滅を開始する。
【0011】
発光部7・8が点灯若しくは点滅すると、上部の発光部7の光はそのまま外周に明るく放射され、下方の発光部8の光は透明若しくは半透明のエチレンビニルアセテート樹脂でできたカラーコーン1を透過する結果、カラーコーン1が点灯されたように明るく浮かび上がるのである。尚、上記実施の形態ではカラーコーン1を形成するのにエチレンビニルアセテート樹脂を使用するようにしてあるが、本発明はこうしたものに限られず、他の樹脂,例えばポリエチレン樹脂を使用することも可能である。また、上記実施の形態では表示部を円錐状にしてあるがこれを角錐状にすることができるのはいうまでも無いことである。更に、上記実施の形態ではカラーコーン1の肉厚を徐々に変化させるようにしてあるが、これを図4に示すように段階状に変化させるようにすることもできる。上記実施の形態では、カラーコーン1の上端部を開口させるようにしてあるが、本発明はこうしたものに限られず、当該上端部は閉塞されているものにも実施することができるのは勿論のことである。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したように設置形表示具の大径の設置側部分の肉厚を小径の先端部の肉厚より厚く形成するようにしてあるので、従来の肉厚を均一にした一般的な設置形表示具に比べ、その重心を下げることができ、設置形表示具を軽量化しつつ、安定性の高いもにすることができると言う利点がある。また、小径の先端部の肉厚を薄くした分、合成樹脂原料の使用量を減らせ、その分製造コストを安価にすることができると言う利点がある。
【0013】
そして、本発明の設置形表示具の製造方法によれば、内部に設置側部分で大径となる円錐形若しくは角錐形の成形用キャビティを形成した開閉可能な金型の上方から、溶融した合成樹脂を成形用キャビティ内に下膨れ状に供給し、又は下膨れ状に供給された溶融した合成樹脂を膨らませながら成形用キャビティ内に供給し、該成形用キャビティでブロー成形により設置側部分の肉厚を先端部の肉厚より厚く形成するようにした本発明の設置形表示具によれば合成樹脂の自重により設置側部分で厚肉の設置形表示具を簡単に成形することができると言う利点がある。
【0014】
また、エチレンビニルアセテートからなる光透過性材料でカラーコーン1を形成するようにしたものではこれを焼却する場合、ダイオキシンのような有害ガス等の発生を少なくし環境の保全に寄与することができると言う利点がある。加えて、カラーコーンを透明度の高いエチレンビニルアセテートで形成するようにしたものでは、その高い透明度により、カラーコーンの内部に挿入された発光部からの光の透過性が良く、消費電力(ワット数)の少ないものでもカラーコーンを充分に明るく光らせることができる。これにより、カラーコーンが高温になるのを防止すると共に、ランニングコストも低減することができると言う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明に係るカラーコーンの使用状態の斜視図である。
【図2】は本発明に係るカラーコーンの縦断面図である。
【図3】は本発明に係るカラーコーンの成形手順を示す分解斜視図である。
【図4】は本発明に係るカラーコーンの肉厚変化を変化させるための別の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・設置形表示具(カラーコーン)
2・・・設置側部分
3・・・発光表示部
6・・・点灯表示装置
J・・・光透過性材料(エチレンビニルアセテート)
【発明の属する技術分野】
本発明は道路や地面に設置され、工事現場等を表示するために設置側部分で大径となる円錐形の所謂カラーコーンと言われている設置形表示具とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に此の種のカラーコーンは表面を形成する金型とカラーコーンの内面部分を形成する金型とを合体させたときに形成される成型用キャビティに溶融した赤色に着色されたポリエチレン樹脂を成形機で一定の肉厚にして形成してある。一方、高速自動車国道(所謂高速道路)の工事現場や事故処理現場に設置されるカラーコーンのように、横風や傍を通る車の風圧でズレ動いたり、飛んだりして二次災害を起こさないように比較的重量両が重いカラーコーンを成形する場合、塩化ビニルやゴムで肉厚を均一に厚くして重量の重くしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記高速道路の工事現場や事故処理現場に設置されるカラーコーンのように重量のあるカラーコーンを成形する場合、肉厚を厚くしているので、合成樹脂材料を多く使用するために高価になると共に、その重心は一般的なカラーコーンと同じ高い位置にあり、重量が重い割には安定性に問題があった。また、カラーコーンの内部に電球等の照明装置を装着し、カラーコーンを発光させるようにしたものもあるが、着色された塩化ビニルやゴムで成形されているカラーコーンでは透明度が低く、照明効果を充分に発揮させるには消費電力(ワット数)の大きな電球等を使用しなくてはならず、高温になるだけでなく、ランニングコストも高くなってしまうという問題もあった。
【0004】
更に、塩化ビニルやゴムで成形されカラーコーンを焼却処分する場合、ダイオキシン等の有害ガスや黒煙、異臭を発生し易く、環境汚染にもつながるという言う問題もある。本発明は上記一般のカラーコーンでは本発明は上記問題点に鑑みて提案されたもので、重心が低く、安定性の良いカラーコーンを安価に提供できると共に、焼却処分時にも有害成分や黒煙、異臭の発生が少なく、小電力でも明るくできるカラーコーンの提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかる設置形表示具は、道路や地面に設置され、設置側部分で大径となる円錐形若しくは角錐形に形成された表示部を有する設置形表示具であって、光透過性材料で大径の設置側部分の肉厚を厚く、小径の先端部の肉厚を薄く形成すると共に、小径先端部の開口部分から挿入された点灯表示装置により表示部を点灯可能に構成したことを特徴とするものである。また、エチレンビニルアセテートで光透過性材料を形成するようにしたことも特徴の一つである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の設置形表示具にかかる実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は例えば高速道路の工事現場や事故処理現場に設置されるカラーコーン(設置形表示具)の斜視図であって、図中符号1はこのカラーコーンを全体的に示す。このカラーコーン1は道路や地面に設置される四角形に形成された設置側部分2とこの設置側部分2から先細りテーパー状の表示部3を一体に形成されており、小径の先端部分4には点灯表示装置5が装着されている。この点灯表示装置部5は電池及びスイッチを設けた制御部6とこの制御部6の上下に夫々複数の発光ダイオード(図示せず)が組み込まれた発光部7・8を設けると共に、制御部6の外周部分には笠型の固定部材9が配設されて構成されている。尚、本例のように発光ダイオードにした時には、電力の消費を大幅に減少させることができるが本発明はこうしたものに限られず,消費電力の少ない豆電球等を使用することもできる。
【0007】
そして、点灯表示装置5はその下部の発光部7が開口された小径の先端部分4からカラーコーン1の内部に挿入され、笠型の固定部材9が小径の先端部分4にビス等の固定具10で固定されて装着されている。カラーコーン1は、図2に示すように四角形状の設置側部分2での肉厚が厚く、表示部3の小径の先端部分4での肉厚を薄く形成すると共に、四角形状の設置側部分2の対面する一対の隅部分にはコーナー部材11が設けられている。
【0008】
上記のような肉厚を異ならせたカラーコーン1を、赤色に着色された透明若しくは半透明のエチレンビニルアセテート(EVA)樹脂Jを使用しブロー成形機若しくは射出成形機により成形されるのであるが、先ずブロー成形機を使用して成形する手順を次に説明する。図3に示すようにエチレンビニルアセテート樹脂Jを溶解して供給する樹脂圧送路12aと吹き込み用の空気導入路12bとを備えたダイ13の下方に、成形用キャビティ14を形成した開閉可能な金型15・16を配設する。成形用キャビティ14の四角形状の設置側部分2部分における一対の隅部にコーナー部材11を設置した後、ダイ12から溶融した樹脂Jを成形用キャビティ13に供給する。このコーナー部材11は、当該コーナー部分がカラーコーン1の中心から離れており、ブロー成形の時にその肉厚が薄くなるのを補正するためのものである。
【0009】
そして、空気導入路12から空気を注入しながら金型15・16を閉じて成形した後、金型15・16を開いて成形用キャビティ13から成形されたカラーコーン1を取り出すのである。この時、成形されたカラーコーン1は、ダイ12から供給されるポリエチレン樹脂を下膨れの状態、即ちドローダウン気味にすると、下方の肉厚、即ち四角形状の設置側部分2での肉厚が厚く、設置側部分2の隅部にコーナー部材11が設けられた状態のカラーコーン1が成形されるのである。
【0010】
次に、図示は省略したが、射出成形機を使用してカラーコーン1を成形する場合、インジェクションノズルの前方に設置される成形金型に設置側部分での肉厚が厚く、表示部の小径の先端部分での肉厚を薄くした成形用キャビティを刻設する。そして、この成形用キャビティにインジェクションノズルから赤色に着色された透明若しくは半透明のエチレンビニルアセテート樹脂を注入してカラーコーンを成形する。こうして形成されたカラーコーン1の上端には図2に示すように開口部が形成されており、この開口部から点灯表示装置5の下部の発光部7をカラーコーン1の内部に挿入する。 しかる後、笠型の固定部材9を小径の先端部分4にビス等の固定具10で固定して点灯表示装置5を装着すると、点灯表示装置5に組み込まれた光検出センサー(図示せず)が薄暮乃至夜を検出すると、上下の発光部7・8が点灯若しくは点滅を開始する。
【0011】
発光部7・8が点灯若しくは点滅すると、上部の発光部7の光はそのまま外周に明るく放射され、下方の発光部8の光は透明若しくは半透明のエチレンビニルアセテート樹脂でできたカラーコーン1を透過する結果、カラーコーン1が点灯されたように明るく浮かび上がるのである。尚、上記実施の形態ではカラーコーン1を形成するのにエチレンビニルアセテート樹脂を使用するようにしてあるが、本発明はこうしたものに限られず、他の樹脂,例えばポリエチレン樹脂を使用することも可能である。また、上記実施の形態では表示部を円錐状にしてあるがこれを角錐状にすることができるのはいうまでも無いことである。更に、上記実施の形態ではカラーコーン1の肉厚を徐々に変化させるようにしてあるが、これを図4に示すように段階状に変化させるようにすることもできる。上記実施の形態では、カラーコーン1の上端部を開口させるようにしてあるが、本発明はこうしたものに限られず、当該上端部は閉塞されているものにも実施することができるのは勿論のことである。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したように設置形表示具の大径の設置側部分の肉厚を小径の先端部の肉厚より厚く形成するようにしてあるので、従来の肉厚を均一にした一般的な設置形表示具に比べ、その重心を下げることができ、設置形表示具を軽量化しつつ、安定性の高いもにすることができると言う利点がある。また、小径の先端部の肉厚を薄くした分、合成樹脂原料の使用量を減らせ、その分製造コストを安価にすることができると言う利点がある。
【0013】
そして、本発明の設置形表示具の製造方法によれば、内部に設置側部分で大径となる円錐形若しくは角錐形の成形用キャビティを形成した開閉可能な金型の上方から、溶融した合成樹脂を成形用キャビティ内に下膨れ状に供給し、又は下膨れ状に供給された溶融した合成樹脂を膨らませながら成形用キャビティ内に供給し、該成形用キャビティでブロー成形により設置側部分の肉厚を先端部の肉厚より厚く形成するようにした本発明の設置形表示具によれば合成樹脂の自重により設置側部分で厚肉の設置形表示具を簡単に成形することができると言う利点がある。
【0014】
また、エチレンビニルアセテートからなる光透過性材料でカラーコーン1を形成するようにしたものではこれを焼却する場合、ダイオキシンのような有害ガス等の発生を少なくし環境の保全に寄与することができると言う利点がある。加えて、カラーコーンを透明度の高いエチレンビニルアセテートで形成するようにしたものでは、その高い透明度により、カラーコーンの内部に挿入された発光部からの光の透過性が良く、消費電力(ワット数)の少ないものでもカラーコーンを充分に明るく光らせることができる。これにより、カラーコーンが高温になるのを防止すると共に、ランニングコストも低減することができると言う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明に係るカラーコーンの使用状態の斜視図である。
【図2】は本発明に係るカラーコーンの縦断面図である。
【図3】は本発明に係るカラーコーンの成形手順を示す分解斜視図である。
【図4】は本発明に係るカラーコーンの肉厚変化を変化させるための別の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・設置形表示具(カラーコーン)
2・・・設置側部分
3・・・発光表示部
6・・・点灯表示装置
J・・・光透過性材料(エチレンビニルアセテート)
Claims (2)
- 道路や地面に設置され、設置側部分で大径となる円錐形若しくは角錐形に形成された表示部を有する設置形表示具であって、光透過性材料で大径の設置側部分の肉厚を厚く、小径の先端部の肉厚を薄く形成すると共に、小径先端部の開口部分から挿入された点灯表示装置により表示部を点灯可能に構成したことを特徴とする設置形表示具。
- 光透過性材料がエチレンビニルアセテートである請求項1に記載の設置形表示具。
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JP2001248120A6 true JP2001248120A6 (ja) | 2005-11-04 |
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- 2000-03-07 JP JP2000062189A patent/JP2001248120A/ja active Pending
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