JP2001247437A - 脱色剤組成物 - Google Patents
脱色剤組成物Info
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Abstract
飛散性、使用性、使用時の垂れ落ち防止の効果に優れた
脱色剤組成物を提供する。 【解決手段】酸化剤を含有する毛髪脱色剤組成物におい
て、下記成分(A)〜(D)を配合することを特徴とす
る毛髪脱色剤組成物。 (A)過硫酸カリウム及び/又は過硫酸ナトリウムを5
0質量%以上 (B)過硫酸アンモニウムを10〜20質量% (C)無水メタケイ酸ナトリウムを5〜20質量% (D)無水ケイ酸を1〜10質量%
Description
く、脱色効果、保存安定性、飛散性、使用性、使用時の
垂れ落ち防止の効果に優れた脱色剤組成物に関するもの
である。
剤を含む第2剤からなる2剤式脱色剤、過硫酸塩とアル
カリ剤を含む第1剤、酸化剤を含む第2剤からなる2剤
式脱色剤やアルカリ剤を含む第1剤、酸化剤を含む第2
剤、過硫酸塩を含む第3剤からなる3剤式脱色剤等があ
る。
剤に配合することが知られており、中でも過硫酸アンモ
ニウムがその効果に優れている。しかしながら、過硫酸
アンモニウムは他成分の影響により分解し、アンモニア
ガスが発生し、その配合が困難であった。この分解を防
ぐために基剤成分を多量に配合する必要があり、その結
果、基剤が飛散しやすく使用上吸い込んでしまう等の問
題が生じ、また、脱色効果が損なわれ、十分に満足でき
る脱色効果が得られなかった。
キサンタンガムやアクリル酸・メタクリル酸アルキル共
重合体を配合することが知られているが、使用時の溶解
性等の使用性、使用時の粘性が低く垂れ落ち等の問題が
あったり、過酸化水素等の酸化剤に配合した場合長期保
存下で粘剤の構造変化が起こり使用時に十分な粘性が得
られない等の保存安定性に問題があり、十分に満足でき
る脱色剤が得られなかった。
点に鑑みてなされたものであり、毛髪の損傷が少なく、
脱色効果、保存安定性、飛散性、使用性、使用時の垂れ
落ち防止の効果に優れた脱色剤組成物の提供を目的とす
る。
達成するため鋭意研究を重ねた結果、特定量の過硫酸カ
リウム及び/又は過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウ
ム、無水メタケイ酸ナトリウム、無水ケイ酸を配合する
場合、毛髪の損傷が少なく、脱色効果、保存安定性、飛
散性に優れた脱色剤組成物が得られ、更に、酸化剤を含
む成分に特定量のアクリル酸、イタコン酸及びメタクリ
ル酸からなる群より選ばれる一種以上とポリオキシエチ
レンアルキルエーテルとのエステルと、アクリル酸、メ
タクリル酸及びこれらのアルキルエステルからなる群よ
り選ばれる一種以上のモノマーとから得られる共重合体
を配合した場合、保存安定性、使用性、使用時の垂れ落
ち防止の効果に優れた脱色剤組成物が得られることを見
出し、本発明を完成するに至った。
色剤組成物において、下記成分(A)〜(D)を配合す
ることを特徴とする毛髪脱色剤組成物である。 (A)過硫酸カリウム及び/又は過硫酸ナトリウムを5
0質量%以上 (B)過硫酸アンモニウムを10〜20質量% (C)無水メタケイ酸ナトリウムを5〜20質量% (D)無水ケイ酸を1〜10質量%
記成分(E)を1〜5質量%配合することを特徴とする
毛髪脱色剤組成物である。 (E)アクリル酸、イタコン酸及びメタクリル酸からな
る群より選ばれる一種以上とポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルとのエステルと、アクリル酸、メタクリル酸
及びこれらのアルキルエステルからなる群より選ばれる
一種以上のモノマーとから得られる共重合体。
トリウムは、配合量が50質量%以下であると脱色効果
が低下し、脱色剤として不十分であり、その配合量が5
0質量%以上である必要がある。
%未満であるとやはり脱色効果が著しく低下し、また、
20質量%を越えるとアンモニアガスが発生し、それを
防ぐために多量の基剤を配合せざるを得ず、従来と同様
に脱色効果が損なわれてしまうため、その配合量は10
〜20質量%である必要がある。
質量%未満であると使用時のpHが低く、脱色効果を低
下し、また、20質量%を越えると使用時のpHが高す
ぎて毛髪にダメージを与えてしまうため、その配合量は
5〜20質量%である必要がある。
るとアンモニアガスが発生し、保存安定性が悪く、長期
保存下で脱色効果を損なってしまい、また、10質量%
を越えると飛散性が増し、使用上吸い込んでしまう等の
問題があり、その配合量は1〜10質量%である必要が
ある。
ム又はナトリウム塩、過ホウ酸カリウム又はナトリウム
塩、臭素酸カリウム又はナトリウム塩、過ヨウ素酸カリ
ウム又はナトリウム塩、過酸化尿素、硫酸ナトリウム・
過酸化水素付加物、ピロリン酸ナトリウム・過酸化水素
付加物等が挙げられる。
リル酸、イタコン酸及びメタクリル酸からなる群より選
ばれる一種以上とポリオキシエチレンアルキルエーテル
とのエステルと、アクリル酸、メタクリル酸及びこれら
のアルキルエステルからなる群より選ばれる一種以上の
モノマーとから得られる共重合体は、Aculyn2
2,28(ローム アンド ハース社)、Struct
ure2001,3001(ナショナルスターチ社)、
Antil208(ゴールドシュミット社)の名称で市
販されている。
チレンアルキルエーテルとのハーフエステルと、アクリ
ル酸、メタクリル酸又はこれらのアルキルエステルの中
より選ばれる一種以上のモノマーとから得られる共重合
体[アクリレーテス/ステアレス−20 イタコネート
コポリマー(ACRYLATES/STEARETH
−20 ITACONATE COPOLYMER)]
であるStructure2001、メタクリル酸とポ
リオキシエチレンアルキルエーテルとのエステルと、ア
クリル酸、メタクリル酸又はこれらのエステルの中より
選ばれる一種以上のモノマーとからなる共重合体[アク
リレーテス/ステアレス−20 メタクリレート コポ
リマー(ACRYLATES/STEARETH−20
METHACRYLATE COPOLYMER)]
であるAculyn22が特に好ましい。
ると使用時の粘性が低いため使用性が悪く、また、5質
量%を越えると混合時の粘性が高すぎて混ざりにくい等
の問題があり、その配合量は1〜5質量%である必要が
ある。
は、通常、8〜11.5、好ましくは9〜11に調整さ
れる。
1剤と、酸化剤を含む第2剤又は酸化剤と成分(E)と
を含む第2剤とした2剤式脱色剤に応用することができ
る。
含む第2剤又は酸化剤と成分(E)とを含む第2剤、過
硫酸塩を含む第3剤又は過硫酸塩とアルカリ剤とを含む
第3剤とした3剤式脱色剤に応用することができる。
毛髪へのダメージ、脱色効果や使用性を損なわなけれ
ば、特に限定されるものではない。
を損なわない範囲で、炭化水素類、ロウ類、動植物油
脂、天然又は合成の高分子、高級アルコール類、高級脂
肪酸類、有機溶剤又は浸透促進剤、多価アルコール類、
エステル類、エーテル類、カチオン性界面活性剤、アニ
オン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活
性剤、シリコーン類、蛋白誘導体及びアミノ酸類、防腐
剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、各種植物抽出
物、生薬抽出物、ビタミン類、色素、香料、顔料、紫外
線吸収剤等を適宜配合することが可能である。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
法、評価法を説明する。
水素6質量%含む酸化剤60mLを加えて混合し、混合
液を黒髪人毛の毛束に塗布し、室温で20分間放置して
から洗浄し、乾燥させた後、20名の被験者によって目
視により脱色状態を観察した。評価基準は以下の通りで
ある。
試料を6ヶ月間保存し、観察した。評価基準は以下の通
りである。
よりダメージの状態を観察した。評価基準は以下の通り
である。
された試料30gに過酸化水素6質量%含む酸化剤60
mLを加えて混合し、混合時の飛散性を観察した。評価
基準は以下の通りである。
る脱色剤組成物を調製した。表中の単位はすべて質量%
である。それぞれの脱色試験、保存安定性試験、毛髪ダ
メージ、飛散性試験について評価し、その結果を表1に
示した。
の使用性を以下の試験方法により評価した。
試料30gに、後述の実施例、比較例に基づき調製され
た試料60mLを加えて混合し、混合時の混ぜやすさ、
使用時の粘性等使用性を観察した。評価基準は以下の通
りである。
成よりなる酸化剤を調製し、pH調整剤によりpHを
3.3に調整して、使用性試験について評価し、その結
果を表1に示した。
の損傷が少なく、脱色効果、保存安定性が良好で飛散性
が低い脱色剤組成物であることが認められた。そして、
成分(E)のアクリル酸、イタコン酸及びメタクリル酸
からなる群より選ばれる一種以上とポリオキシエチレン
アルキルエーテルとのエステルと、アクリル酸、メタク
リル酸及びこれらのアルキルエステルからなる群より選
ばれる一種以上のモノマーとから得られる共重合体を配
合することにより、更に、使用性、使用時の垂れ落ち防
止の効果に優れた脱色剤組成物であることが認められ
た。
成物を調製した。第1剤/第2剤/第3剤の混合比を2
/4/1の割合で混合し、使用したところ、毛髪の損傷
が少なく、脱色効果、保存安定性、飛散性、使用性、使
用時の垂れ落ち防止の効果に優れた脱色剤組成物である
ことが認められた。
脱色剤組成物は、毛髪の損傷が少なく、脱色効果、保存
安定性に優れ、飛散性が低く、更には使用性、使用時の
垂れ落ち防止の効果に優れた脱色剤組成物の提供でき
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 酸化剤を含有する毛髪脱色剤組成物にお
いて、下記成分(A)〜(D)を配合することを特徴と
する毛髪脱色剤組成物。 (A)過硫酸カリウム及び/又は過硫酸ナトリウムを5
0質量%以上 (B)過硫酸アンモニウムを10〜20質量% (C)無水メタケイ酸ナトリウムを5〜20質量% (D)無水ケイ酸を1〜10質量% - 【請求項2】 酸化剤を含む第2剤に下記成分(E)を
1〜5質量%配合することを特徴とする請求項1記載の
毛髪脱色剤組成物。 (E)アクリル酸、イタコン酸及びメタクリル酸からな
る群より選ばれる一種以上とポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルとのエステルと、アクリル酸、メタクリル酸
及びこれらのアルキルエステルからなる群より選ばれる
一種以上のモノマーとから得られる共重合体。 - 【請求項3】 (E)が、アクリレーテス/ステアレス
−20 イタコネート コポリマー及び/又はアクリレ
ーテス/ステアレス−20 メタクリレートコポリマー
である請求項2記載の毛髪脱色剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059992A JP2001247437A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 脱色剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059992A JP2001247437A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 脱色剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001247437A true JP2001247437A (ja) | 2001-09-11 |
Family
ID=18580374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000059992A Pending JP2001247437A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 脱色剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001247437A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003095883A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Hoyu Co Ltd | 毛髪脱色・脱染剤組成物 |
JP2004217661A (ja) * | 2003-01-16 | 2004-08-05 | L'oreal Sa | 使用準備が整った脱色用組成物、調製方法及び脱色方法 |
JP2004525938A (ja) * | 2001-03-30 | 2004-08-26 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 毛髪漂白製品 |
US7226486B2 (en) | 2003-01-16 | 2007-06-05 | L'oreal S.A | Ready-to-use bleaching compositions, preparation process and bleaching process |
JP2009196916A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Arimino Kagaku Kk | 脱染剤組成物 |
EP2996670B1 (de) | 2013-05-16 | 2018-07-18 | Henkel AG & Co. KGaA | Transparente blondiermittel mit proteinen und/oder silikonölen |
-
2000
- 2000-03-06 JP JP2000059992A patent/JP2001247437A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2996670B1 (de) | 2013-05-16 | 2018-07-18 | Henkel AG & Co. KGaA | Transparente blondiermittel mit proteinen und/oder silikonölen |
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