JP2001246219A - 吸収塔とその運転方法 - Google Patents

吸収塔とその運転方法

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JP2001246219A
JP2001246219A JP2000064571A JP2000064571A JP2001246219A JP 2001246219 A JP2001246219 A JP 2001246219A JP 2000064571 A JP2000064571 A JP 2000064571A JP 2000064571 A JP2000064571 A JP 2000064571A JP 2001246219 A JP2001246219 A JP 2001246219A
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Takeo Komuro
武勇 小室
Hirohisa Yasu
裕寿 安
Hisao Yamashita
寿生 山下
Shigeru Azuhata
茂 小豆畑
Shigeru Nozawa
滋 野澤
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物質移動装置(吸収塔)の単位体積当たりの
気液接触効率を高度化することと、吸収液の微粒化のた
めの搬送ポンプの動力量を削減すること。 【解決手段】 吸収塔の気液接触領域Aに設けられる各
噴出ノズル21から噴出される吸収液同士を衝突あるい
は、縮流部10から拡大流部11にかけて排ガスが流れ
る空間部に設置するターゲット(図示せず)に衝突させ
て噴霧吸収液を微粒化し、液の衝突時の運動エネルギー
により微粒化と分散を高め、被処理ガス1と高度に接触
させるようにし、吸収液の搬送ポンプ動力量を低減す
る。また、高ガス流速で被処理ガス1を流し、該被処理
ガス流れにガスの体積を縮小する縮流(部位10)とガ
ス流れを縮流から体積を拡大する拡大流(部位11)の
流れを形成させ、ガス混合を促進させ気液接触効率を高
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスと液相間の物
質移動に関する気液接触装置に関するもので、特に火力
発電所に設置する石灰石・石膏法脱硫装置の吸収塔構成
とその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電プラントの湿式石灰石・石膏法
を主体とする脱硫装置の吸収塔構成には、種々のプロセ
ス及び塔構成が提案されている。その代表的な塔構成
が、スプレノズルにより吸収液を微粒化した液滴として
排ガス中に噴霧して排ガス中の硫黄酸化物を吸収するス
プレ吸収塔である。
【0003】スプレ吸収塔は通風損失が小さく、気液接
触面積も大きくでき、脱硫性能も高いことから、火力発
電プラントの脱硫装置として多く採用されている。
【0004】火力発電プラントに採用されているスプレ
方式の脱硫装置を図10に示す。スプレ吸収塔15の大
きさは、被処理ガス量にもよるが、塔径15m〜20
m、塔高さ25m〜35mである。火力発電プラントの
脱硫装置の吸収塔15には図示していない電気集塵器出
口から90〜100℃の被処理ガス1が導入される。吸
収塔15の下部には吸収液3を溜める循環タンク4が設
けられており、循環タンク4内の吸収液3を抜き出し
て、液搬送ポンプ7で昇圧して吸収塔15内に設けられ
た気液接触装置であるスプレノズル2に供給し、平均液
粒径が2500ミクロンの液滴に微粒化する。被処理ガ
ス1がスプレノズル2から噴霧された吸収液と気液接触
すると、硫黄酸化物が吸収されるのと同時に断熱冷却さ
れ、約50度のガスとなる。冷却されたガスは、ミスト
分離器5でミスト分を除去し、脱硫されたガス流れ6と
なり吸収塔15から抜き出される。
【0005】吸収塔15から出た脱硫ガスは、図示しな
いミストエリミネータに導入され、その後流に設置され
たガス・ガス熱交換器(図示せず)により、高温ガスと
熱交換して100℃近くに加熱された後、煙突から大気
に放出される。
【0006】吸収塔15内では燃焼排ガス中の硫黄酸化
物は、亜硫酸塩として吸収液3に固定されるので、安定
な硫黄塩に酸化するために、循環タンク4内の吸収液3
に空気17をアトマイザー(攪拌機)19で微粒化して
酸化する。
【0007】吸収液3中の亜硫酸塩を酸化すると液のp
Hが低下してくるので、脱硫性能を一定に維持するため
に、石灰石スラリー16を吸収液3に供給して、pHを
一定に調整する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】最近では、脱硫装置を
含め、火力発電プラントの環境装置全般について、設備
合理化やコンパクト化などによるコスト低減を図ること
が要請されている。
【0009】吸収塔15をコンパクト化するには、塔内
のガス流速を高め、ガスが通過する単位体積当たりの気
液接触効率を高めることが必要である。
【0010】スプレ式の吸収塔15は、気液接触面積が
高く、通風損失を低くすることができることから気液接
触装置として多く採用されている。しかし、ガス流速を
高めていくと、噴霧ノズル2から噴射する液滴がガス流
に同伴されやすくなる。一般に液滴がガス流に同伴され
ると、ガスと液滴間の界面での物質移動速度が低下する
ことと、液滴を捕集するためのミストエリミネータでの
負荷が大きくなる欠点がある。
【0011】吸収液噴出ノズル2により吸収液3を微粒
化するには、スプレノズル2の背圧を高める必要がある
が、そのためには吸収液3を搬送するポンプ7の動力を
高くする必要があり、動力消費量が増加する。
【0012】本発明の課題は、物質移動装置(吸収塔)
の単位体積当たりの気液接触効率を高度化することと、
吸収液の微粒化のための搬送ポンプの動力量削減にあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では吸収塔に設けられた噴出ノズルから高速
度で噴霧する吸収液同士又は該吸収液をターゲットに衝
突させて微粒化させ、液の衝突時の運動エネルギーによ
り微粒化と分散を高め、被処理ガスと高度に接触させる
ようにし、吸収液の搬送ポンプ動力量を低減する。
【0014】更に、本発明では高ガス流速で被処理ガス
を流し、該被処理ガス流れにガスの体積を縮小する縮流
と、ガス流れを縮流から体積を拡大する拡大流の流れを
形成させ、この縮流から拡大流にガス流れを変更させる
ことで、ガス混合を促進させ気液接触効率を高めること
ができる。
【0015】そして、本発明では、被処理ガスを縮流か
ら拡大流に拡大する空間部で吸収液と排ガスを気液接触
させる過程で、吸収液を微粒化状態で供給することによ
り、気液接触効率を高めることができる。
【0016】本発明では吸収液の微粒化には塔内に設置
する板材からなるターゲットに、液噴出ノズルから高速
噴出する液を衝突させ、液の衝突時の運動エネルギーに
より、液の微粒化と分散を高め、被処理ガスと液を密に
接触させるようにしても良い。
【0017】すなわち、本発明は、被処理ガスのガス流
れ部にガスの縮流部と拡大流部を設け、かつ前記縮流部
から拡大流部にガス流れが流れる空間部にガス流れを横
断する方向に吸収液を噴出する複数の噴出ノズルを設
け、さらに対向する吸収塔壁面に設けられた各噴出ノズ
ルからの噴出液を互いに衝突させるか又は前記各噴出ノ
ズルからの噴出液が衝突するターゲットを吸収塔内に設
けた気液接触領域を形成させた吸収塔である。
【0018】前記気液接触領域は、少なくとも1つの噴
出ノズルの液噴出方向前方に少なくとも1つのターゲッ
トを設けるか、少なくとも2つの噴出ノズルからの噴出
液が衝突する1つのターゲットを設ける構成でも良い。
【0019】本発明の吸収塔の気液接触領域に設けられ
る各噴出ノズルから噴出される吸収液同士を衝突あるい
は、前記縮流部から拡大流部にかけて排ガスが流れる空
間部に設置するターゲットに衝突させたときの運動エネ
ルギーが、吸収液の表面張力の5倍以上になるように、
噴出ノズルから噴出する吸収液の速度を調整することで
吸収液滴の微粒子化を効果的に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
と共に説明する。脱硫装置本体の吸収塔に適用した際の
塔構成を図1に示す。被処理ガス1は、本発明の吸収塔
15の頂部から塔内に導入する。吸収塔15の円で囲む
気液接触領域Aで、微粒化された吸収液により硫黄酸化
物を吸収させ、同時に断熱冷却される。硫黄酸化物を除
去し、冷却されたガス6は、吸収液3を溜めた循環タン
ク4内の液界面に衝突した後に、ミスト分離器5により
ミストの一部が除去される。 ミスト分離器5を出たガ
ス6は、図示しないミストエリミネータとガス・ガス熱
交換器で加熱された後に煙突(図示せず)から大気に放
出する。
【0021】図1の気液接触領域Aに吸収液3を微粒化
して噴霧するために、循環タンク4内の吸収液3は液ポ
ンプ7で抜き出され、かつ昇圧されてスプレノズルに搬
送される。また、吸収液3中の亜硫酸塩は循環タンク4
内の吸収液3に空気17をアトマイザー(攪拌機)19
で微粒化して供給することで酸化され、また吸収液3の
pHを調整して脱硫性能を一定に維持するために、石灰
石スラリー16が吸収液3中に供給される。
【0022】本実施の形態の特徴は、図1の吸収塔15
の塔内の吸収液導入部に設けられた気液接触領域Aにあ
る。図1の気液接触領域Aは、被処理ガス1の流れを縮
流する縮流部10とガス流れ領域を拡大する拡大流部1
1がガス流れ上流部から順に設けられ、縮流部10から
拡大流部11にかけて吸収液を噴出させる噴出ノズル2
1を設け、噴出ノズル21から噴出する吸収液を微粒化
させて排ガスと気液接触させ、排ガスの脱硫と断熱冷却
を行うものである。
【0023】ここで、気液接触領域Aの構造について、
代表的な例を図2に示す。吸収液3は縮流部10を通っ
た直後にある拡大流部11の壁面に設けられた複数の噴
出ノズル21から排ガスに向けて噴霧される。また噴出
ノズル21は縮流部10から拡大流部11にわたるガス
が流れる空間の中央部に、ガス流れ方向に沿って配置さ
れ、かつ各噴出ノズル21に対向する位置にそれぞれ衝
突板(ターゲット)20が配置される。
【0024】図2に示す例では、排ガスの下降流の流れ
に4本の噴出ノズル21から水平方向に噴出される吸収
液と十字状に混合し、吸収液3の脱硫と断熱冷却が行わ
れる。吸収液3はターゲット20に衝突することで微粒
化される。吸収液がターゲット20に衝突する際の運動
エネルギーは、質量に衝突する瞬間の液の飛行速度の2
乗に比例する。この衝突時の運動エネルギーが吸収液3
の表面張力より大きくなると液は微粒化する。ターゲッ
ト20に吸収液が衝突する時の運動エネルギーが、少な
くとも吸収液3の表面張力の5倍以上であると、より効
果的な吸収液3の微粒化ができたことが分かった。
【0025】図2に示す実施の形態では、ターゲット2
0として平板を設置した場合の例であるが、図3に示す
実施の形態は、図2の実施の形態の変形例であり、噴出
ノズル21のターゲット20に対する設置角度が異な
る。図3に示す例は、噴出ノズル21の液噴出方向がガ
ス流れの上流側に向けて吸収塔壁面に配置されている。
また、図4(a)は一つの衝突板(ターゲット)20に
複数の噴出ノズル21からの噴霧吸収液が当たる例であ
り、図4(b)、図4(c)に示す実施の形態は、それ
ぞれ噴出ノズル21の縮流部10にスプレノズル25を
設置した本発明の応用例である。図4(b)は、スプレ
ノズル25を縮流部10でガス流れに対して並流噴霧
し、図4(c)は、スプレノズル25を縮流部10ガス
流れに対して向流噴霧する場合の例である。
【0026】図5、図6には、噴出ノズル21から噴出
した吸収液が衝突するターゲット20の構成を示す。タ
ーゲット20の形状は図5(a)では凹面型の衝突板、
図5(b)では平板、図5(c)、図5(d)、図5
(e)ではいずれも円柱、図5(f)では波板、図5
(g)ではV溝板を示す。
【0027】また図6に示すターゲット20の例は、図
6(a)では円柱、図6(b)では凹面型の衝突板、図
6(c)も凹面型の衝突板、図6(d)では四角柱、図
6(e)では三角柱、図6(f)では凸面型の衝突板を
示し、図6(f)には、ターゲット20を設けないで噴
出ノズル21から噴出した吸収液同士の衝突により、吸
収液の微粒化を図る例である。また図6(g)にはター
ゲット20がV溝板である場合を示し、また図6(h)
にはターゲット20が凸面型の衝突板である場合を示
す。
【0028】ターゲット20への噴霧吸収液の衝突時の
運動エネルギーは、質量mと速度uの2乗の積に比例す
る。従って、噴霧吸収液の衝突時の速度を高めるほど運
動エネルギーが高まり、噴霧吸収液の衝突により吸収液
の微粒化が促進され、気液接触面積を高めることができ
る。
【0029】ターゲット20に噴霧吸収液を衝突させる
際には、少なくとも吸収液の表面張力以上になるように
噴霧吸収液の衝突時のエネルギーが必要であり、効率的
に行うには、少なくても液の表面張力の5倍以上になる
ような噴霧吸収液の噴出条件を選択する必要があること
が実験の結果分かった。
【0030】噴出ノズル21から吸収液を噴出させ、そ
れを受け止めるターゲット20の噴霧吸収液に対する取
付角度を調整する事により、噴霧吸収液の衝突後に発生
する微粒液滴を効率的に接触させることができる。本発
明者らはガスと液との相対速度が大きくなると物質移動
速度が大きくなる実験結果をケミカルエンジニヤリング
誌の41巻、11号、1996年に報告した。
【0031】前記実験結果によれば、ガス流速が高くな
り液界面との相対速度が高くなると、被処理ガスと吸収
液の気液接触界面ではガス側の境膜が薄くなること、及
びガスから受ける抗力により液側の界面での気液混合作
用により物質移動速度が高められることが分かる。
【0032】本発明の吸収塔15内では、ガス流れに直
交した状態で吸収液が接触するが、噴出ノズル21から
噴出した吸収液をターゲット20に衝突させることで、
吸収液は微粒化され気液接触面積を大きくすることがで
き、硫黄酸化物(SOx)の吸収速度を高めるのと、縮
流から拡大流への高ガス流速系でのガスから吸収液に受
ける抗力によりさらなる微粒化が起こり気液接触面積を
大きくすることができる。
【0033】図7には、一定のガス流速で空気を流して
おき、その空気流に向けて噴出ノズル21から吸収液を
噴出して、ガス流速、液噴出速度、液滴径を変化させた
時の液の微粒化状況について測定した実験装置を示す。
図8は、液噴出速度を5m/sと一定にし、風洞からの
ガス流速を5m/s、10m/s、15m/sに変化し
た時の液滴の微粒化状況の写真を示す。排ガス流速が5
m/sでは、噴出液の微粒化は観察されないが、10m
/s近傍から噴出液の乱れが生じ、ガスの抗力により微
粒化が起きていることが観察できる。ガス流速が15m
/sにもなると、噴出された液の大部分は微粒化してい
ることを示している。
【0034】図9には、液噴霧速度を3m/s、5m/
sとそれぞれ一定にして、噴霧液滴径が変化した時の微
粒化開始速度についての実験結果を示す。噴霧する液滴
径を大きくしていくと微粒化開始速度は小さくなる。従
って、噴出ノズル21からの液噴出速度を一定にして、
噴出液滴径を大きくしていくほど、微粒化開始速度は低
くでき、微粒化しやすくなることが明らかになった。液
滴径が大きいことは、ガスの抗力を大きくできるため
に、微粒化し易くなったと判断できる。
【0035】本発明の吸収塔は燃焼排ガスの脱硫装置に
限らず、ガス中の有害成分を除去する装置、又はガス中
の有用物質を液中に抽出する装置に利用できる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、ガス流れに縮流と拡大流を形
成させ、この高ガス流速系でのガス側から吸収液に受け
る抗力により噴霧する吸収液を微粒化し、更に、ガス流
れを横断するように、吸収液をノズルから噴出させ、衝
突時の運動エネルギーにより吸収液を微粒化するように
したものであるから、装置自体がコンパクト化でき、高
効率の吸収塔が実現可能である。従って、従来、吸収液
の微粒化器に必要なポンプ動力が少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の吸収塔の構成図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態の吸収塔の気液接触領域
の構造図である。
【図3】 本発明の実施の形態の吸収塔の気液接触領域
の構造図である。
【図4】 本発明の実施の形態の吸収塔の気液接触領域
の構造図である。
【図5】 本発明の実施の形態の吸収塔の液噴出ノズル
とターゲットの構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態の吸収塔の液噴出ノズル
とターゲットの構成図である。
【図7】 吸収塔の液噴出ノズルからの液噴出速度とガ
ス流速、液微粒化開始速度を測定する装置の概念図であ
る。
【図8】 図7に示す装置を用いてのガスの抗力による
液微粒化状況を示す写真である。
【図9】 吸収塔の液噴出ノズルからの噴出液滴と液の
微粒化開始速度の関係を示す図である。
【図10】 従来の脱硫装置に適用する代表的な吸収塔
の構成図である。
【符号の説明】 1 被処理ガス(吸収塔に導入する燃焼排ガス) 2、25 スプレノズル 3 吸収液 4 循環タンク 5 ミスト分離装置 6 吸収塔出口ガス 7 液搬送ポンプ 10 ガスの縮流部 11 ガスの拡大流部 15 吸収塔本体 16 石灰石スラリー 17 空気 19 攪拌機 20 ターゲット(衝突板) 21 液噴出ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 寿生 茨城県日立市大みか町7丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小豆畑 茂 茨城県日立市大みか町7丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 野澤 滋 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 Fターム(参考) 3K070 DA03 DA17 DA23 4D002 AA02 AC10 BA02 BA13 BA16 CA01 DA05 DA12 DA14 FA03 GA01 GA05 GB06 HA02 HA08 4D020 AA06 BA02 BA08 BA10 BB03 CB27 CC08 CC21 CD01 DA01 DA03 DB05 DB11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理ガスのガス流れ部にガスの縮流部
    と拡大流部を設け、かつ前記縮流部から拡大流部にガス
    流れが流れる空間部にガス流れを横断する方向に吸収液
    を噴出する複数の噴出ノズルを設け、さらに対向する吸
    収塔壁面に設けられた各噴出ノズルからの噴出液を互い
    に衝突させるか又は前記各噴出ノズルからの噴出液が衝
    突するターゲットを吸収塔内に設けた気液接触領域を形
    成させたことを特徴とする吸収塔。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの噴出ノズルの液噴出方
    向前方に少なくとも1つのターゲットを設けた気液接触
    領域を形成させたことを特徴とする請求項1記載の吸収
    塔。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つの噴出ノズルからの噴出
    液が衝突する1つのターゲットを設けた気液接触領域を
    形成させたことを特徴とする請求項1記載の吸収塔。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの噴出ノズルの液噴出方
    向がガス流れの上流側に向けて吸収塔壁面に配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の吸収塔。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の吸収塔の気液接触領域に
    設けられる各噴出ノズルから噴出される吸収液同士を衝
    突あるいは、前記縮流部から拡大流部にガス流れる空間
    部に設置するターゲットに衝突させたときの運動エネル
    ギーが、吸収液の表面張力の5倍以上になるように、噴
    出ノズルから噴出する吸収液の速度を調整することを特
    徴とする吸収塔の運転方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の吸収塔を燃焼装置から排
    出される排ガスの流路に設け、吸収液として脱硫剤スラ
    リを含む吸収液を用いて、排ガス中に含まれる硫黄酸化
    物を吸収除去する排煙脱硫用の吸収塔として用いること
    を特徴とする脱硫装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221042A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Orion Shoko Kk 脱臭装置

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