JP2001245179A - 画像データの歪み低減方法、及びその装置 - Google Patents

画像データの歪み低減方法、及びその装置

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JP2001245179A
JP2001245179A JP2000049533A JP2000049533A JP2001245179A JP 2001245179 A JP2001245179 A JP 2001245179A JP 2000049533 A JP2000049533 A JP 2000049533A JP 2000049533 A JP2000049533 A JP 2000049533A JP 2001245179 A JP2001245179 A JP 2001245179A
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JP2000049533A
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Takeshi Mogi
健 茂木
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デブロッキングフィルタやデリンギングフィ
ルタでは、処理の段数が多かったり、またフィルタのタ
ップが長ったりするために処理が複雑という問題点があ
った。また、フィルタ処理により画像にボケが発生する
という問題があった。 【解決手段】 入力された画像データを圧縮復元して出
力する際に用いる画像データの歪み低減方法において、
前記画像データの各画素に対して、着目画素の近傍に位
置する画素のうち、その画素値が着目画素の画素値に近
似するものだけを選択し、選択された画素値の平均値を
前記着目画素の新たな画素値とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮符号化により画
像データに生じた歪みを低減する方法、及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】JPEGやMPEGなどのDCT(ブロック離散余
弦変換:DCT(Discrete Cosine Transform))符号化さ
れた画像では、高い圧縮率においてブロック歪みやモス
キート歪みが発生するという問題があり、これらのノイ
ズを低減するための技術として、例えば「ISO/IEC JTC1
/SC29/WG11 MPEG97/N1796: MPEG-4 Video Verification
Model Version 8.0」に記述されているデブロッキング
フィルタやデリンギングフィルタが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、デブロッ
キングフィルタやデリンギングフィルタでは、処理の段
数が多かったり、またフィルタのタップが長ったりする
ために処理が複雑という問題点があった。
【0004】また、フィルタ処理により画像にボケが発
生するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、斯か
る問題点を解決するべく、請求項1の画像データの歪み
低減方法に係る発明は、入力された画像データを圧縮復
元して出力する際に用いる画像データの歪み低減方法に
おいて、前記画像データの各画素に対して、着目画素の
近傍に位置する画素のうち、その画素値が前記着目画素
の画素値に近似するものだけを選択し、選択された画素
値の平均値を前記着目画素の新たな画素値とすることを
特徴とする。
【0006】請求項2の画像データの歪み低減方法に係
る発明は、請求項1に記載の発明において、前記着目画
素の近傍に位置する画素とは、前記着目画素を含んでK
×K(K:自然数)の範囲内に属する画素であることを
特徴とする。
【0007】請求項3の画像データの歪み低減方法に係
る発明は、請求項1に記載の発明において、前記着目画
素の画素値に近似するものを選択する場合には、前記着
目画素の画素値と各画素の画素値との差分が第1しきい
値未満である画素を選択することを特徴とする。
【0008】請求項4の画像データの歪み低減方法に係
る発明は、入力された画像データを圧縮復元して出力す
る際に用いる画像データの歪み低減方法において、前記
画像データのうち、着目画素が着目ブロックの境界内に
位置するか否かを判定する第1処理と、前記着目画素の
属する着目ブロック内に強いエッジがあるか否かを判定
する第2処理と、前記第1処理、及び第2処理の結果、
前記着目画素が前記着目ブロックの境界内に位置すると
き、又は前記着目画素の属する着目ブロック内に強いエ
ッジがあるとき、前記着目画素の近傍に位置する画素の
うち、その画素値が着目画素の画素値に近似するものだ
けを選択し、選択された画素値の平均値を前記着目画素
の新たな画素値とし、一方前記第1処理、及び第2処理
の結果、前記着目画素が着目ブロックの境界内に位置し
ないとき、又は前記着目画素の属する着目ブロック内に
強いエッジがないとき、前記着目画素の画素値をそのま
ま画像データとして出力することを特徴とする。
【0009】請求項5の画像データの歪み低減方法に係
る発明は、入力された画像データを圧縮復元して出力す
る際に用いる画像データの歪み低減方法において、前記
画像データのうち、着目画素の属する着目ブロック内の
最大エッジ強度を算出する第1処理と、前記第1処理の結
果及び圧縮時の量子化幅の値より、圧縮歪みに起因する
エッジを判別するための第2しきい値と、補正すべきエ
ッジを判別するための第3しきい値とを算出する第2処
理と、前記着目画素位置のエッジ強度を算出する第3処
理と、前記着目画素位置のエッジ強度が第2しきい値よ
り小さい場合には、前記着目画素の近傍に位置する画素
のうち、前記第2しきい値に基づいてその画素値が着目
画素の画素値に近似するものだけを選択し、選択された
画素値の平均値を前記着目画素の新たな画素値とし、前
記着目画素位置のエッジ強度が第3しきい値より大きい
場合にはエッジの補正を行い、前記着目画素位置のエッ
ジ強度が第2しきい値以上、第3しきい値以下の場合に
は、前記着目画素の画素値をそのまま画像データとして
出力することを特徴とする。
【0010】請求項6の画像データの歪み低減方法に係
る発明は、請求項1から5のうちいずれかに記載の発明
において、前記画像データは、静止画像データ、動画像
データであることを特徴とする。
【0011】請求項7の画像データの歪み低減装置に係
る発明は、入力された画像データを圧縮復元して出力す
る際に用いる画像データの歪み低減装置において、全画
像データの各画素に対して、着目画素の近傍に位置する
画素のうち、その画素値が前記着目画素の画素値に近似
するものだけを選択し、選択された画素値の平均値を着
目画素の新たな画素値とすることを特徴とする。
【0012】請求項8の画像データの歪み低減装置に係
る発明は、請求項7に記載の発明において、前記着目画
素の近傍に位置する画素とは、前記着目画素を含んでK
×K(K:自然数)の範囲内に属する画素であることを
特徴とする。
【0013】請求項9の画像データの歪み低減装置に係
る発明は、請求項7に記載の発明において、前記着目画
素の画素値に近似するものを選択する場合には、着目画
素の画素値と各画素の画素値との差分が第1しきい値未
満である画素を選択することを特徴とする。
【0014】請求項10の画像データの歪み低減装置に
係る発明は、入力された画像データを圧縮復元して出力
する際に用いる画像データの歪み低減装置において、画
像データを入力する画像データ入力部と、全画像データ
の各画素に対して、着目画素の近傍に位置する画素のう
ち、その画素値が着目画素の画素値に近似するものだけ
を選択する画素選択部と、該画素選択部で選択された画
素値の平均値を求める平均値算出部と、前記画像データ
のうち、着目画素が着目ブロックの境界内に位置するか
否かを判定するブロック境界判定部と、前記着目画素の
属する着目ブロック内に強いエッジがあるか否かを判定
するエッジブロック判定部と、前記ブロック境界判定
部、及びエッジブロック判定部での処理の結果、前記画
素選択部、及び平均値算出部の処理を行うか否かを決定
するフィルタ適用判定部と、処理された画像データを出
力する画像データ出力部と、を備え、前記ブロック境界
判定部、及びエッジブロック判定部での処理の結果、前
記着目画素が着目ブロックの境界内に位置するとき、又
は前記着目画素の属する着目ブロック内に強いエッジが
あると判断されたとき、前記画素選択部は前記着目画素
の近傍に位置する画素のうち、その画素値が着目画素の
画素値に近似するものだけを選択し、前記平均値算出部
は前記画素選択部で選択された画素値の平均値を算出
し、前記画像データ出力部はその平均値を前記着目画素
の新たな画素値として出力することを特徴とする。
【0015】請求項11の画像データの歪み低減装置に
係る発明は、請求項10に記載の発明において、前記ブ
ロック境界判定部、及びエッジブロック判定部での処理
の結果、前記着目画素が着目ブロックの境界内に位置し
ないとき、又は前記着目画素の属する着目ブロック内に
強いエッジがないと判断されたとき、前記画像データ入
力部から入力された画像データは前記画像データ出力部
に直接送出されることを特徴とする。
【0016】請求項12の画像データの歪み低減装置に
係る発明は、入力された画像データを圧縮復元して出力
する際に用いる画像データの歪み低減装置において、画
像データを入力する画像データ入力部と、全画像データ
の各画素に対して、着目画素の近傍に位置する画素のう
ち、その画素値が着目画素の画素値に近似するものだけ
を選択する画素選択部と、該画素選択部で選択された画
素値の平均値を求める平均値算出部と、前記画像データ
のうち、着目画素の属する着目ブロック内の最大エッジ
強度を算出するブロック最大エッジ強度算出部と、前記
ブロック最大エッジ強度算出部の出力及び圧縮時の量子
化幅の値より、圧縮歪みに起因するエッジを判別するた
めの第2しきい値と、補正すべきエッジを判別するため
の第3しきい値とを算出するしきい値算出部と、前記着
目画素位置のエッジ強度を算出する着目画素エッジ強度
算出部と、前記しきい値算出部、及び着目画素エッジ強
度算出部の結果、前記画素選択部、及び平均値算出部の
処理を行うか、若しくはエッジ補正処理行うか、若しく
はいずれの処理も行わないかを決定するフィルタ適用判
定部と、処理された画像データを出力する画像データ出
力部と、を備え、前記フィルタ適用判定部の結果に従っ
て、前記着目画素位置のエッジ強度が第2しきい値より
小さい場合には、前記着目画素の近傍に位置する画素の
うち、前記第2しきい値に基づいてその画素値が着目画
素の画素値に近似するものだけを選択し、選択された画
素値の平均値を前記着目画素の新たな画素値とし、前記
着目画素位置のエッジ強度が第3しきい値より大きい場
合にはエッジの補正を行い、前記着目画素位置のエッジ
強度が第2しきい値以上、第3しきい値以下の場合に
は、前記着目画素の画素値をそのまま画像データとして
出力することを特徴とする。
【0017】請求項13の画像データの歪み低減装置に
係る発明は、請求項7から12のうちいずれかに記載の
発明において、前記画像データは、静止画像データ、動
画像データであることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図面
に従って説明する。 <第1の実施の形態>図1は、第1の実施の形態に係る
発明を実現するための画像データの歪みを低減する装置
の概略構成図である。
【0019】図1に示すように、画像データ入力部10
1は、例えばJPEGデコーダ100から入力された全
画像データを画素選択部103に入力し、画素選択部1
03は入力された全画像データの入力画素値と予め定め
られたしきい値Th1(第1しきい値)とを比較(差
分)し、その比較結果である画像データを平均値算出部
104に送出する。
【0020】平均値算出部104では、画素毎に比較結
果である差分値がしきい値Th1未満の画像データを選
択し、該当する入力画素値の算術平均を行い、その結果
を画像データ出力部105に送出する。画像データ出力
部105は、平均値算出部104で処理した画像データ
を着目画素の新たな画素値として置換し、出力画像とし
て画像データ表示部107へ出力する。
【0021】尚、第2の実施の形態で説明するが、ブロ
ック境界判定部、及びエッジブロック判定部での処理の
結果、着目画素が着目ブロックの境界内に位置しないと
き、又は着目画素の属する着目ブロック内に強いエッジ
がないと判断されたとき、画像データ入力部から入力さ
れた画像データは平均値算出部104で処理されること
なく、画像データ出力部105に直接送出されて、出力
される。
【0022】ここで、図1に示した装置の処理ステップ
を図2のフローチャートに従って説明する。
【0023】図2において、着目画素位置(i,j)の
うち着目画素垂直位置jを「0」とし(ステップ20
1)、また着目画素位置(i,j)のうち着目画素水平
位置iを「0」とする(ステップ2011)。
【0024】着目画素位置の近傍画素位置(u,v)の
うち近傍画素垂直位置vを初期化して、v=−Kとする
と共に、近傍画素値の合計SUMを初期化して、SUM
=0とする。併せて、近傍画素位置(u,v)の全てに
対して以下の処理をする際に用いるカウンタNを初期化
して、N=0とする(ステップ202)。
【0025】着目画素位置の近傍画素位置(u,v)の
うち近傍画素水平位置uを初期化して、u=−Kとする
(ステップ2021)。
【0026】着目画素位置(i,j)の入力画素値X
(i,j)と近傍画素位置(i',j')の入力画素値X
(i',j')との差分dを算出する(ステップ20
3)。
【0027】ここで、i'=i+u、但し、i'<0なら
ばi'=0、i'≧Wならばi'=W−1に補正する。
【0028】また、j'=j+v、但し、j'<0ならば
j'=0、j'≧Hならばj'=H−1に補正する。
【0029】ステップ203で算出した各画素値の差分
dが第1しきい値(Th1)未満であるとき、次の処理
1)、2)を行う。
【0030】1)画素値X(i',j')を合計SUMに
加算し、SUMの値を更新する。
【0031】2)画素数のカウンタNをN+1に更新す
る。 (ステップ204)。すなわち、合計SUMを求める場
合、近接する画素の画素値を平滑(平均)化するため
に、各着目画素における差分dが第1しきい値(Th
1)未満の画素を選択し、それらの画素値の合計SUM
と画素数Nを求める。
【0032】着目画素位置の近傍画素位置(u,v)の
うちuが近傍画素の所定範囲(K)になったか否かを判
断し(ステップ205)、uの値がKの値を越えていれ
ば、ステップ207に進み、一方uの値がKの値以下で
あれば、ステップ206に進んで、u=u+1として処
理を行った後,ステップ203に戻って前述の処理を行
う。
【0033】着目画素位置の近傍画素位置(u,v)の
うちvが近傍画素の所定範囲(K)になったか否かを判
断し(ステップ207)、vの値がKの値を越えていれ
ば、ステップ209に進み、一方vの値がKの値以下で
あれば、ステップ208に進んで、v=v+1として処
理を行った後,ステップ2021に戻って前述の処理を
行う。
【0034】尚、前述のKの値は、1、又は2程度が好
ましいため、ブロックとしては、3×3サイズ(K=
1)、又は5×5サイズ(K=2)となる。
【0035】次に、近傍画素値の合計SUMを、画素数
Nで除算して出力画素値を求める(ステップ209)。
ここでNの最大値はブロック数を構成する画素数となる
(K=1の場合には、N=9、K=2の場合には、N=
25)。尚、この出力画素値の値は、0〜255の範囲
に整数化する。
【0036】近傍画素位置(i',j')のiに対して画
像の幅全体に関して処理を行ったか否かを判断し(ステ
ップ210)、画像の幅全体に対して処理を行っていれ
ば、ステップ212に進み、一方画像の幅全体に対して
処理を行っていなければ、ステップ211に進んで、i
=i+1として処理を行った後,ステップ202に戻っ
て前述の処理を行う。
【0037】最後に、近傍画素位置(i',j')のjに
対して画像の高さ全体に関して処理を行ったか否かを判
断し(ステップ212)、画像の高さ全体に対して処理
を行っていれば終了し、一方画像の高さ全体に対して処
理を行っていなければ、ステップ213に進んで、j=
j+1として処理を行った後,ステップ2011に戻っ
て前述の処理を行う。
【0038】次に、図2の処理をした場合の入力画素値
と出力画素値の一例を図3に示す。
【0039】図3(A)では、ブロックノイズやモスキ
ートノイズは、比較的弱いエッジであるため、近傍画素
との差がしきい値未満となりノイズ成分が平滑化され
る。
【0040】また、図3(B)では、本来のエッジ(強
いエッジ)は近傍画素との差がしきい値以上となるた
め、図3(B)のように平滑化されず、エッジは保存さ
れる。
【0041】更に、図3(C)では、平坦な部分は出力
も平坦なままとなる。 <第2の実施の形態>例えば、JPEGの圧縮歪みは、
ブロック(ブロック離散余弦変換:DCT(Discrete C
osine Transform)処理を行う単位、例えば8×8画
素)の境界付近、或いは強いエッジの周辺に発生するた
め、第2の実施の形態では、ブロック境界判定処理、及
びエッジブロック判定処理を行っており、斯かる点が第
1の実施の形態と異なる点である。
【0042】図4は、第2の実施の形態に係る発明を実
現するための画像データの歪みを低減する装置の概略構
成図であり、図1で用いた符号と同じ符号については、
機能が同一のため、その説明を割愛する。
【0043】図4において、ブロック境界判定部404
は、入力画素位置403に従ってブロック境界を判定す
る。また、エッジブロック判定部408は、入力画素位
置403、及びエッジ抽出部406で付与されたエッジ
フラッグ407に従ってエッジブロックを判定する。
【0044】フィルタ適用判定部405は、ブロック境
界判定部404、及びエッジブロック判定部408から
の指示に基づいて、入力画像データを第1の実施の形態
で示した処理を行うか、入力画像データをそのままスル
ーさせて画像データ出力部105へ出力させるか否かを
決定し、それに従って切換器401、及び切換器402
を切り換える。
【0045】以下に、第2の実施の形態における処理を
図6のフローチャートに従って説明する。
【0046】図6において、着目画素位置(i,j)の
うち着目画素垂直位置jを「0」とし(ステップ60
1)、また着目画素位置(i,j)のうち着目画素水平
位置iを「0」とする(ステップ6011)。
【0047】次に、着目画素がブロック境界の近傍であ
るか否かを判定する(ステップ602)。具体的には、
(i−n)の絶対値がしきい値Th2未満であるか、又
は(j−m)の絶対値がしきい値Th2未満であるか否
かを求め、適合すれば、着目画素がブロック境界の近
傍、即ち図5に示すBoundary A、Boundary B、Bounda
ry C、及びBoundary Dに近接していると判断する。こ
こで、(n,m)は着目画素に最も近いブロック境界位
置を表し、例えば図5の(i,j)では矢印方向に存在
するBoundary Aのn、mの値、Boundary Bのn、mの
値を夫々用いて前述の演算を行う。
【0048】ステップ602でのブロック境界判定にお
いて、ブロック境界の近傍であると判定された場合に
は、前述したステップ202〜209の処理(図2参
照)を行う。
【0049】ブロック境界の近傍でない場合には、次
に、各ブロック中に強いエッジが存在するか否かの判定
を行う(ステップ603)。各ブロック中にエッジブロ
ックが存在すれば、エッジフラグEdgeFlag(K,L)を
「1」とし、エッジブロックが存在しなければ、エッジ
フラグEdgeFlag(K,L)を「0」とする。斯かる具体
的な処理については後述する。
【0050】ステップ603でのエッジブロック判定に
おいて、エッジフラグEdgeFlag(K,L)=0の場合に
は、入力画像データの画素値をそのまま画像データ出力
部105へ出力する。
【0051】一方、ステップ603でのエッジブロック
判定において、エッジフラグEdgeFlag(K,L)=1の
場合には、前述したステップ202〜209の処理(図
2参照)を行う。
【0052】ステップ605では、画像の幅全体に関し
て処理を行ったか否かを判断し、画像の幅全体に対して
処理を行っていれば、ステップ607に進み、一方画像
の幅全体に対して処理を行っていなければ、ステップ6
06に進んで、i=i+1として処理を行った後,ステ
ップ602に戻って前述の処理を行う。
【0053】次に、画像の高さ全体に関して処理を行っ
たか否かを判断し(ステップ607)、画像の高さ全体
に対して処理を行っていれば終了し、一方画像の高さ全
体に対して処理を行っていなければ、ステップ608に
進んで、j=j+1として処理を行った後,ステップ6
011に戻って前述の処理を行う。
【0054】最後に、第2の実施の形態のステップ60
3(図6参照)のエッジブロックの判定処理を図7のフ
ローチャートに従って説明する。
【0055】図7において、まず着目ブロック位置
(K,L)のうち、着目ブロック垂直位置Lを「0」と
し(ステップ701)、また着目ブロック位置(K,
L)のうち着目ブロック水平位置Kを「0」とする(ス
テップ7011)。本発明では、DCT変換を行う際の
一単位ブロックがブロック(8×8画素)であるため、
図5に示すブロックが基準となる。
【0056】ブロックを構成する垂直画素位置j=L×
8とし(ステップ702)、またブロックを構成する水
平画素位置i=K×8とする(ステップ7021)。
【0057】次に、水平方向の画素レベルの変化d1を
算出すると共に、垂直方向の画素レベルの変化d2を算
出する(ステップ703)。この処理を画像の幅、高さ
全体に対して行う。
【0058】水平方向の画素レベルの変化d1、或いは
垂直方向の画素レベルの変化d2がしきい値Th3とを
比較し、着目ブロック位置(K,L)中に強いエッジが
存在するか否かを判定する(ステップ704)。
【0059】同一ブロック内の水平方向の画素に対して
処理を行い(ステップ705、706)、更に同一ブロ
ック内の垂直方向の画素に対して処理を行い(ステップ
707、708)を行う。
【0060】前述の処理を行い、そのブロック中に強い
エッジがなければ、エッジフラッグEdgeFlag(K,L)
=0に設定し(ステップ709)、一方そのブロック中
に強いエッジがあれば、エッジフラッグEdgeFlag(K,
L)=1に設定する(ステップ710)。
【0061】水平方向のブロックに対して全て処理を行
っているか否かを判断し(ステップ711)、全て処理
を行っていなければ、ステップ712に進んで水平方向
の右隣りのブロックに関して処理を継続し(ステップ7
12)、一方全て処理を行っていれば、ステップ713
に進む。
【0062】垂直方向のブロックに対して全て処理を行
っているか否かを判断し(ステップ713)、全て処理
を行っていなければ、ステップ714に進んで垂直方向
の下側のブロックに関して処理を継続し(ステップ71
4)、一方全て処理を行っていれば、終了する。
【0063】このように、第2の実施の形態では、ブロ
ックの境界付近、或いは各ブロック中に強いエッジを有
する画素に対して、第1の実施の形態で説明した平滑
(平均)化処理を施し、それに該当しない画素に対して
は、その画素値をそのまま用いることによって圧縮歪み
を低減することができるようになる。具体的には、図8
はDCT変換を行う際の一単位ブロックとそのうちの数
個のブロックに強いエッジを模式的に表わした図であ
り、ブロック境界(801)は、図5に示すBoundary
A、Boundary B、Boundary C、及びBoundary Dに相当
する。曲線(802)で表わされる画像が数個のブロッ
クに亘って存在する場合、第1の実施の形態で説明した
平滑(平均)化処理をハッチング(斜線)を付した箇所
に適用することによって、ブロック歪みやモスキート歪
みを低減することができる。 <第3の実施の形態>第3の実施の形態では、歪み低減
の副作用である画像のボケを回避するため、着目画素位
置の変化(エッジ)が歪みによるものか、或いは元々存
在したものかを識別し、平滑化若しくはエッジ補正を適
用すべきか否かの判定処理を行っており、斯かる点が第
1、第2の実施の形態と異なる点である。
【0064】図9は、第3の実施の形態に係る発明を実
現するための画像データの歪みを低減する装置の概略構
成図であり、図1で用いた符号と同じ符号については、
機能が同一のため、その説明を割愛する。
【0065】図9において、最小勾配方向画素選択部9
01は水平方向、垂直方向、右斜め方向、及び左斜め方
向の入力画素値の変化(勾配)が最小となる方向の画素
を求め、最小となる方向の画素値データを新画素値算出
部902に送り、新画素値算出部902はそれらの画素
値の算術平均値、或いはこの平均値と着目画素位置の画
素値の勾配から新しい画素値を算出する。
【0066】ブロック内最大エッジ強度算出部908
は、各ブロック内でのエッジ強度の最大値を算出する。
また、しきい値算出部907は、画像データを圧縮(エ
ンコード)した際に用いた量子化幅、入力画素位置、及
びブロック内最大エッジ強度算出部908の結果からフ
ィルタの切り換えのためのしきい値を算出する。また、
着目画素エッジ強度算出部906は入力画素位置におけ
るエッジ強度を算出する。
【0067】フィルタ適用判定部905は、着目画素エ
ッジ強度算出部906、しきい値算出部907の結果に
基づいて、(1)入力画像データに対して第1の実施の
形態で示した処理を行うか、(2)エッジの補正部(最
小勾配方向画素選択部901、及び新画素値算出部90
2)によりエッジの形状補正処理、及び強調処理を行う
か、及び(3)入力画像データをそのままスルーさせて
画像データ出力部105へ出力させるか、を決定し、そ
れらの結果に従って切換器903、及び切換器904を
切り換える。
【0068】以下に、第3の実施の形態における処理を
図10のフローチャートに従って説明する。
【0069】図10において、着目画素位置(i,j)
のうち着目画素垂直位置jを「0」とし(ステップ10
01)、また着目画素位置(i,j)のうち着目画素水
平位置iを「0」とする(ステップ1002)。
【0070】次に、着目画素が属するブロック内のエッ
ジ強度の最大値Eblk、及び圧縮時の量子化幅Qより、圧
縮歪みに起因するエッジを判別するためのしきい値Th11
と、補正すべきエッジを判別するためのしきい値Th12を
算出する(ステップ1003)。例えば、Th11=max(Ebl
k/3, Q), Th12=max(Th11,R)(但し、Rは、正の整数であ
る。)とする。Eblkの算出方法については後述する。
【0071】さらに着目画素位置のエッジ強度E(i,j)を
求める。例えばそのエッジ強度E(i,j)を求める一例とし
て、E(i,j)=max(|X(i,j)-X(i-1,j)|, |X(i,j)-X(i,j-1)
|)を用いる(ステップ1004)。
【0072】ステップ1005では、しきい値Th11, Th
12及び着目画素位置のエッジ強度E(i,j)に基づいてフィ
ルタ適用判定部905での切換処理を行う。具体的には
E(i,j)<Th11の場合には、前述したステップ202〜2
09の処理(図2参照)を行い(ステップ1006)、
E(i,j)>Th12の場合にはエッジの補正処理を行い(ステッ
プ1007)、それ以外の場合には入力画素値をそのま
ま出力する(ステップ1008)。尚、ステップ1007
の処理については、後述する。
【0073】ステップ1009では、画像の幅全体に関
して処理を行ったか否かを判断し、画像の幅全体に対し
て処理を行っていれば、ステップ1011に進み、一方
画像の幅全体に対して処理を行っていなければ、ステッ
プ1010に進んで、i=i+1として処理を行った
後,ステップ1003に戻って前述の処理を行う。
【0074】次に、画像の高さ全体に関して処理を行っ
たか否かを判断し(ステップ1011)、画像の高さ全
体に対して処理を行っていれば終了し、一方画像の高さ
全体に対して処理を行っていなければ、ステップ101
2に進んで、j=j+1として処理を行った後,ステッ
プ1002に戻って前述の処理を行う。
【0075】次に、第3の実施の形態のステップ100
3のブロック内の最大エッジ強度の算出処理について図
11を用いて説明する。
【0076】図11において、まず着目ブロック位置
(K,L)のうち、着目ブロック垂直位置Lを「0」と
し(ステップ1101)、また着目ブロック位置(K,
L)のうち着目ブロック水平位置Kを「0」とする(ス
テップ1102)。本発明では、DCT変換を行う際の
一単位ブロックがブロック(8×8画素)であるため、
図5に示すブロックが基準となる。
【0077】まず、着目ブロックの最大エッジ強度Eb
lk(K,L)=0とする(ステップ1103)。
【0078】ブロックを構成する垂直画素位置j=L×
8とし(ステップ1104)、またブロックを構成する
水平画素位置i=K×8とする(ステップ1105)。
【0079】次に、着目画素位置のエッジ強度Eを求め
る。例えば、E(i,j)=max(|X(i,j)-X(i-1,j)|, |X(i,j)-
X(i,j-1)|)とする(ステップ1105)。さらにE (i,
j) >Eblk(K,L)ならEblk(K,L)をE(i,j)に更新する(ステ
ップ1106)。この処理をブロック内の全ての画素に
対して繰り返す(ステップ1107、1108、110
9、1110)。
【0080】水平方向のブロックに対して全て処理を行
っているか否かを判断し(ステップ1111)、全て処
理を行っていなければ、ステップ1112に進んで水平
方向の右隣りのブロックに関して処理を継続し(ステッ
プ1103)、一方全て処理を行っていれば、ステップ
1113に進む。
【0081】垂直方向のブロックに対して全て処理を行
っているか否かを判断し(ステップ1113)、全て処
理を行っていなければ、ステップ1114に進んで垂直
方向の下側のブロックに関して処理を継続し、一方全て
処理を行っていれば、終了する。
【0082】最後に、第3の実施の形態のステップ10
07(図10参照)のエッジの補正処理を図12のフロ
ーチャートに従って説明する。
【0083】図12において、着目画素位置(i,j)の
うち着目画素垂直位置jを「0」とし(ステップ120
1)、また着目画素位置(i,j)のうち着目画素水平位
置iを「0」とする(ステップ1201a)。
【0084】次に、図13(a)に示すように、着目画
素位置(i,j)を中心とした水平方向の画素を対象とし
た画素値差分d1、及び着目画素位置(i,j)を中心と
した垂直方向の画素を対象とした画素値差分d2を算出
する(ステップ1202)。具体的には、 水平方向の画素値差分d1=|X(i-1,j)−X(i+1,
j)| 垂直方向の画素値差分d2=|X(i,j-1)−X(i,j+
1)| を算出する。
【0085】ステップ1202で求めた、水平方向の画
素値差分d1と第1しきい値(Th1)との大小関係を
比較すると共に、垂直方向の画素値差分d2と第2しき
い値(Th2)との大小関係を比較する(ステップ12
03)。
【0086】水平方向の画素値差分d1が第1しきい値
(Th1)より大きいか、又は垂直方向の画素値差分d
2(Th2)が第2しきい値(Th2)より大きい場合
にはステップ1205に進んで、更に図3(b)に示す
ように、着目画素位置(i,j)を中心とした右斜め方向
の画素を対象とした画素値差分d3、及び着目画素位置
(i,j)を中心とした左斜め方向の画素を対象とした画
素値差分d4を算出する(ステップ1205)。具体的
には、 左斜め方向の画素値差分d3=|X(i-1,j-1)−X(i
+1,j+1)| 右斜め方向の画素値差分d4=|X(i+1,j-1)−X(i
-1,j+1)| を算出する。
【0087】ステップ1202で算出した水平方向の画
素値差分d1、垂直方向の画素値差分d2、及びステッ
プ1205で算出した右斜め方向の画素値差分d3、左
斜め方向の画素値差分d4のうち、最小値を算出する
(ステップ1206)。
【0088】ステップ1206で求めた最小値に従って
最小勾配方向の画素値の平均値を求める(ステップ12
07)。エッジにおいて高域強調効果を得るために、前
記平均値と着目画素位置の画素値の勾配から新しい画素
値を算出する。
【0089】具体的には、 if(d1 = dmin) Y(i,j) = (X(i-1,j) + X(i,j) + X(i+1,j) ) / 3 + L( X(i,j)-m1) …(1) else if(d2 = dmin) Y(i,j) = (X(i,j-1) + X(i,j) + X(i,j+1) )/3 + L(X( i,j)-m2) …(2) else if(d3 = dmin) Y(i,j) = (X(i-1,j-1) + X(i,j) + X(i+1,j+1) ) / 3 + L(X(i,j)-m3) …(3) else if(d4 = dmin) Y(i,j) = (X(i+1,j-1) + X(i,j) + X(i-1,j+1) ) / 3 + L(X(i,j)-m4) …(4) を求める。尚、 m1 = (X(i,j-1)+X(i,j+1))/2 …(5) m2 = (X(i-1,j)+X(i+1,j))/2 …(6) m3 = (X(i+1,j-1)+X(i-1,j+1))/2 …(7) m4 = (X(i-1,j-1)+X(i+1,j+1))/2 …(8) である。
【0090】ただし、dminはd1〜d4の最小値とし、また
Lは0以上の実数であり、Lが大きい程、高域強調度が
大きくなる。
【0091】尚、前述の(1)〜(4)式において、エ
ッジの高域強調効果を得る必要がない場合には、L=0
とすればよい。
【0092】一方、前述の(5)〜(8)式の他に以下
の式を適用しても、エッジの高域強調効果を得ることが
できる。このとき、 m1=m2=m3=m4= ( X(i-1,j-1)+X(i,j-1)+X(i+1,j-1)+ X(i
-1,j)+X(i,j)+X(i+1,j)+X(i-1,j+1)+X(i,j+1)+X(i+1,j+
1) )/9 によって、m1、m2、m3、及びm4を求める。
【0093】着目画素位置(i,j)のiに対して画像
の幅全体に関して処理を行ったか否かを判断し(ステッ
プ1208)、画像の幅全体に対して処理を行っていれ
ば、ステップ1210に進み、一方画像の幅全体に対し
て処理を行っていなければ、ステップ1209に進ん
で、i=i+1として処理を行った後,ステップ120
2に戻って前述の処理を行う。
【0094】最後に、着目画素位置(i,j)のjに対
して画像の高さ全体に関して処理を行ったか否かを判断
し(ステップ1210)、画像の高さ全体に対して処理
を行っていれば終了し、一方画像の高さ全体に対して処
理を行っていなければ、ステップ1211に進んで、j
=j+1として処理を行った後,ステップ1201aに
戻って前述の処理を行う。
【0095】次に、図12の処理をした場合の入力画素
値と出力画素値の一例を図14、図15及び図16に示
す。
【0096】図14(A)では、エッジ形状がギザギザ
状に歪んでいる場合、エッジ画素のレベルが不連続にな
っている。この場合に、最小勾配方向はエッジの方向
(左斜め方向)となり、この方向の画素値の平均値で着
目画素の値を置き換えることにより、エッジ画素のレベ
ルが連続になり、エッジ形状が補正される。
【0097】また、図14(B)では、着目画素位置の
近傍にエッジが存在しない場合には、エッジ以外の画素
に対してはもとの画素値のまま出力する。
【0098】図15(A)は図12のステップ1207
においてL=1として高域強調のための項を加算した場
合である。この場合、エッジ形状の補正に加えて、エッ
ジの強調が行われる。
【0099】図15(B)では図14(B)と同じく、
着目画素位置の近傍にエッジが存在しない場合には、エ
ッジ以外の画素に対してはもとの画素値のまま出力す
る。
【0100】図16は5×5の画素サイズに対してエッ
ジ強調効果を得る場合の例を示している。同図(A)の
X1、X2、及びX3を着目画素位置とした場合、図1
2に示した処理を夫々の着目画素に対して行うことによ
り、図16(B)のY1、Y2、及びY3の画素位置の
画素値は新画素値に置換され、エッジの強調が行われ
る。
【0101】このように、第3の実施の形態では、画像
中のエッジが、圧縮歪みに起因するものか、元々存在し
ているものかを判別し、前者に対して、第1の実施の形
態で説明した平滑(平均)化処理を施し、後者に対して
はエッジ補正処理を施し、どちらにも該当しない画素に
対しては、その画素値をそのまま用いることによって圧
縮歪みを低減することができるようになる。
【0102】具体的には、図17はDCT変換を行う際
の一単位ブロックと圧縮歪みによって生じた弱いエッジ
及び元々存在する強いエッジを模式的に表わした図であ
る。圧縮歪みによって生じた弱いエッジ(1702)に
は、第1の実施の形態で説明した平滑(平均)化処理が
施されることにより歪みが低減し(1704)、元々存
在する強いエッジ(1703)にはエッジ補正処理が施
され、エッジの途切れの補正や強調が行われる(170
5)。またこれ以外の画素はそのまま保存される。これ
により、画像のボケを回避しつつ圧縮歪みの低減を行う
ことができる。
【0103】尚、本発明の特許請求の範囲では、「前記
着目画素の画素値に近似するものを選択する場合には、
着目画素の画素値と各画素の画素値との差分が第1しき
い値未満である画素を選択する」としているが、本発明
の目的からすれば、着目画素の画素値と各画素の画素値
とを比較できれば良く、「未満」の代わりに「以下」と
しても何ら問題は無く、本発明を適用することは可能で
ある。
【0104】更に「第2しきい値」と「第3しきい値」
との大小比較においても、本発明の特許請求の範囲で
は、「前記着目画素位置のエッジ強度が第2しきい値よ
り小さい場合には、前記着目画素の近傍に位置する画素
のうち、前記第2しきい値に基づいてその画素値が着目
画素の画素値に近似するものだけを選択し、選択された
画素値の平均値を前記着目画素の新たな画素値とし、前
記着目画素位置のエッジ強度が第3しきい値より大きい
場合にはエッジの補正を行い、前記着目画素位置のエッ
ジ強度が第2しきい値以上、第3しきい値以下の場合に
は、前記着目画素の画素値をそのまま画像データとして
出力する」としているが、本発明の目的からすれば、着
目画素の画素値と各画素の画素値とを比較できれば良
く、「前記着目画素位置のエッジ強度が第2しきい値以
下の場合には、前記着目画素の近傍に位置する画素のう
ち、前記第2しきい値に基づいてその画素値が着目画素
の画素値に近似するものだけを選択し、選択された画素
値の平均値を前記着目画素の新たな画素値とし、前記着
目画素位置のエッジ強度が第3しきい値以上の場合には
エッジの補正を行い、前記着目画素位置のエッジ強度が
第2しきい値より大きく、第3しきい値より小さい場合
には、前記着目画素の画素値をそのまま画像データとし
て出力する」としても何ら問題は無く、本発明を適用す
ることは可能である。
【0105】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、簡易な構成により効果的にブロック歪みやモス
キート歪みを低減すると共に、画像の尖鋭感を増すこと
ができる。
【0106】更に、本発明はK×Kサイズの一回のフィ
ルタリングにより、低い演算量で、効果的に圧縮歪みを
減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る発明を実現す
るための画像データの歪みを低減する装置の概略構成図
である。
【図2】第1の実施の形態を処理するフローチャートで
ある。
【図3】歪み低減の原理を示す模式図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る発明を実現す
るための画像データの歪みを低減する装置の概略構成図
である。
【図5】DCT変換する際の一ブロック単位における境
界を示す図である。
【図6】第2の実施の形態を処理するフローチャートで
ある。
【図7】第2の実施の形態のステップ603のエッジブ
ロックの判定処理についてのフローチャートである。
【図8】DCT変換を行う際の一単位ブロックとそのう
ちの数個のブロックに強いエッジを模式的に表わした図
である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る発明を実現す
るための装置の概略構成図である。
【図10】第3の実施の形態を処理するフローチャート
である。
【図11】第3の実施の形態のステップ1003のブロ
ック内の最大エッジ強度の算出処理を示すフローチャー
トである。
【図12】第3の実施の形態のステップ1007のエッ
ジの補正処理についてのフローチャートである。
【図13】着目画素位置(i,j)の近傍の画素図であ
る。
【図14】エッジ補正の原理を示す模式図である。
【図15】3×3の画素サイズにおけるエッジ補正の原
理を示す模式図である。
【図16】5×5の画素サイズにおけるエッジ補正の原
理を示す模式図である。
【図17】DCT変換を行う際の一単位ブロックと圧縮
歪みによって生じた弱いエッジ及び元々存在する強いエ
ッジを模式的に表わした図である。
【符号の説明】
100…JPEGデコーダ 101…画像データ入力部 102…入力画素値 103…画素選択部 104…平均値算出部 105…画像データ出力部 106…出力画素値 107…画像データ表示部 401…切換部 402…切換部 403…入力画素位置 404…ブロック境界判定部 405…フィルタ適用判定部 406…エッジ抽出部 407…エッジフラグ 408…エッジブロック判定部 901…最小勾配方向画素選択部 902…新画素値算出部 903…切換部 904…切換部 905…フィルタ適用判定部 906…着目画素エッジ強度算出部 907…しきい値算出部 908…ブロック内最大エッジ強度算出部
フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA32 PA53 PA58 PA62 PA76 PA82 PA83 RA02 RA07 RB08 YA03 YC04 YC08 5C059 KK02 KK03 KK04 MA00 PP01 PP04 SS06 TA69 TB07 TC02 TC06 TC33 TD08 TD12 UA05 UA33 5C078 BA21 CA21 CA25 DA01 DA02 DA16 DB00

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データを圧縮復元して出
    力する際に用いる画像データの歪み低減方法において、 前記画像データの各画素に対して、着目画素の近傍に位
    置する画素のうち、その画素値が前記着目画素の画素値
    に近似するものだけを選択し、選択された画素値の平均
    値を前記着目画素の新たな画素値とすることを特徴とす
    る画像データの歪み低減方法。
  2. 【請求項2】 前記着目画素の近傍に位置する画素と
    は、前記着目画素を含んでK×K(K:自然数)の範囲
    内に属する画素であることを特徴とする請求項1に記載
    の画像データの歪み低減方法。
  3. 【請求項3】 前記着目画素の画素値に近似するものを
    選択する場合には、前記着目画素の画素値と各画素の画
    素値との差分が第1しきい値未満である画素を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像データの歪み低
    減方法。
  4. 【請求項4】 入力された画像データを圧縮復元して出
    力する際に用いる画像データの歪み低減方法において、 前記画像データのうち、着目画素が着目ブロックの境界
    内に位置するか否かを判定する第1処理と、前記着目画
    素の属する着目ブロック内に強いエッジがあるか否かを
    判定する第2処理と、前記第1処理、及び第2処理の結
    果、前記着目画素が前記着目ブロックの境界内に位置す
    るとき、又は前記着目画素の属する着目ブロック内に強
    いエッジがあるとき、前記着目画素の近傍に位置する画
    素のうち、その画素値が着目画素の画素値に近似するも
    のだけを選択し、選択された画素値の平均値を前記着目
    画素の新たな画素値とし、一方前記第1処理、及び第2
    処理の結果、前記着目画素が着目ブロックの境界内に位
    置しないとき、又は前記着目画素の属する着目ブロック
    内に強いエッジがないとき、前記着目画素の画素値をそ
    のまま画像データとして出力することを特徴とする画像
    データの歪み低減方法。
  5. 【請求項5】 入力された画像データを圧縮復元して出
    力する際に用いる画像データの歪み低減方法において、 前記画像データのうち、着目画素の属する着目ブロック
    内の最大エッジ強度を算出する第1処理と、前記第1処理
    の結果及び圧縮時の量子化幅の値より、圧縮歪みに起因
    するエッジを判別するための第2しきい値と、補正すべ
    きエッジを判別するための第3しきい値とを算出する第
    2処理と、前記着目画素位置のエッジ強度を算出する第
    3処理と、前記着目画素位置のエッジ強度が第2しきい
    値より小さい場合には、前記着目画素の近傍に位置する
    画素のうち、前記第2しきい値に基づいてその画素値が
    着目画素の画素値に近似するものだけを選択し、選択さ
    れた画素値の平均値を前記着目画素の新たな画素値と
    し、前記着目画素位置のエッジ強度が第3しきい値より
    大きい場合にはエッジの補正を行い、前記着目画素位置
    のエッジ強度が第2しきい値以上、第3しきい値以下の
    場合には、前記着目画素の画素値をそのまま画像データ
    として出力することを特徴とする画像データの歪み低減
    方法。
  6. 【請求項6】 前記画像データは、静止画像データ、動
    画像データであることを特徴とする請求項1から5のう
    ちいずれかに記載の画像データの歪み低減方法。
  7. 【請求項7】 入力された画像データを圧縮復元して出
    力する際に用いる画像データの歪み低減装置において、 全画像データの各画素に対して、着目画素の近傍に位置
    する画素のうち、その画素値が前記着目画素の画素値に
    近似するものだけを選択し、選択された画素値の平均値
    を着目画素の新たな画素値とすることを特徴とする画像
    データの歪み低減装置。
  8. 【請求項8】 前記着目画素の近傍に位置する画素と
    は、前記着目画素を含んでK×K(K:自然数)の範囲
    内に属する画素であることを特徴とする請求項7に記載
    の画像データの歪み低減装置。
  9. 【請求項9】 前記着目画素の画素値に近似するものを
    選択する場合には、着目画素の画素値と各画素の画素値
    との差分が第1しきい値未満である画素を選択すること
    を特徴とする請求項7に記載の画像データの歪み低減装
    置。
  10. 【請求項10】 入力された画像データを圧縮復元して
    出力する際に用いる画像データの歪み低減装置におい
    て、 画像データを入力する画像データ入力部と、 全画像データの各画素に対して、着目画素の近傍に位置
    する画素のうち、その画素値が着目画素の画素値に近似
    するものだけを選択する画素選択部と、 該画素選択部で選択された画素値の平均値を求める平均
    値算出部と、 前記画像データのうち、着目画素が着目ブロックの境界
    内に位置するか否かを判定するブロック境界判定部と、 前記着目画素の属する着目ブロック内に強いエッジがあ
    るか否かを判定するエッジブロック判定部と、 前記ブロック境界判定部、及びエッジブロック判定部で
    の処理の結果、前記画素選択部、及び平均値算出部の処
    理を行うか否かを決定するフィルタ適用判定部と、 処理された画像データを出力する画像データ出力部と、
    を備え、 前記ブロック境界判定部、及びエッジブロック判定部で
    の処理の結果、前記着目画素が着目ブロックの境界内に
    位置するとき、又は前記着目画素の属する着目ブロック
    内に強いエッジがあると判断されたとき、前記画素選択
    部は前記着目画素の近傍に位置する画素のうち、その画
    素値が着目画素の画素値に近似するものだけを選択し、
    前記平均値算出部は前記画素選択部で選択された画素値
    の平均値を算出し、前記画像データ出力部はその平均値
    を前記着目画素の新たな画素値として出力することを特
    徴とする画像データの歪み低減装置。
  11. 【請求項11】 前記ブロック境界判定部、及びエッジ
    ブロック判定部での処理の結果、前記着目画素が着目ブ
    ロックの境界内に位置しないとき、又は前記着目画素の
    属する着目ブロック内に強いエッジがないと判断された
    とき、前記画像データ入力部から入力された画像データ
    は前記画像データ出力部に直接送出されることを特徴と
    する請求項10に記載の画像データの歪み低減装置。
  12. 【請求項12】 入力された画像データを圧縮復元して
    出力する際に用いる画像データの歪み低減装置におい
    て、 画像データを入力する画像データ入力部と、 全画像データの各画素に対して、着目画素の近傍に位置
    する画素のうち、その画素値が着目画素の画素値に近似
    するものだけを選択する画素選択部と、 該画素選択部で選択された画素値の平均値を求める平均
    値算出部と、 前記画像データのうち、着目画素の属する着目ブロック
    内の最大エッジ強度を算出するブロック最大エッジ強度
    算出部と、 前記ブロック最大エッジ強度算出部の出力及び圧縮時の
    量子化幅の値より、圧縮歪みに起因するエッジを判別す
    るための第2しきい値と、補正すべきエッジを判別する
    ための第3しきい値とを算出するしきい値算出部と、 前記着目画素位置のエッジ強度を算出する着目画素エッ
    ジ強度算出部と、 前記しきい値算出部、及び着目画素エッジ強度算出部の
    結果、前記画素選択部、及び平均値算出部の処理を行う
    か、若しくはエッジ補正処理行うか、若しくはいずれの
    処理も行わないかを決定するフィルタ適用判定部と、 処理された画像データを出力する画像データ出力部と、
    を備え、 前記フィルタ適用判定部の結果に従って、前記着目画素
    位置のエッジ強度が第2しきい値より小さい場合には、
    前記着目画素の近傍に位置する画素のうち、前記第2し
    きい値に基づいてその画素値が着目画素の画素値に近似
    するものだけを選択し、選択された画素値の平均値を前
    記着目画素の新たな画素値とし、前記着目画素位置のエ
    ッジ強度が第3しきい値より大きい場合にはエッジの補
    正を行い、前記着目画素位置のエッジ強度が第2しきい
    値以上、第3しきい値以下の場合には、前記着目画素の
    画素値をそのまま画像データとして出力することを特徴
    とする画像データの歪み低減装置。
  13. 【請求項13】 前記画像データは、静止画像データ、
    動画像データであることを特徴とする請求項7から12
    のうちいずれかに記載の画像データの歪み低減装置。
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