JP2001245049A - トラヒック集計装置およびトラヒック集計方法 - Google Patents

トラヒック集計装置およびトラヒック集計方法

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JP2001245049A JP2000053936A JP2000053936A JP2001245049A JP 2001245049 A JP2001245049 A JP 2001245049A JP 2000053936 A JP2000053936 A JP 2000053936A JP 2000053936 A JP2000053936 A JP 2000053936A JP 2001245049 A JP2001245049 A JP 2001245049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラヒック数をリアルタイムに集計可能なト
ラヒック集計装置およびトラヒック集計方法を提供す
る。 【解決手段】 集計処理部12aは、トラヒック情報群
の受信時刻に応じて集計時間帯を選択し、選択した集計
時間帯に属するトラヒックの数を集計テーブル12dに
おいて集計する。格納処理部12bは、集計処理部12
aが第1の集計時間帯の集計後に第2の集計時間帯の集
計を行う間に、第1の集計時間帯の集計結果をトラヒッ
ク集計結果テーブル13aに格納する。すなわち、集計
処理と格納処理とを平行して行うことでリアルタイムに
トラヒックを集計する。また、リアルタイムなトラヒッ
ク集計中に集計の有無についての履歴情報を記憶してお
き、これを基にして未集計のトラヒックの数を集計結果
に反映させる集計リカバリにより、集計結果の精度を向
上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラヒック数をリ
アルタイムに集計可能なトラヒック集計装置およびトラ
ヒック集計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】網サービス統括局は、通信サービスに関
わる各種制御を行う一方で、電話網において発生したト
ラヒックの数を集計時間帯ごとに集計して記録するトラ
ヒック集計機能を有している。この集計機能により得ら
れたトラヒック集計結果(統計)は、通信業者のサービ
スの一環として顧客に提供され主に市場調査等に利用さ
れる。
【0003】図22は、従来の網サービス統括局の構成
を示す図である。網サービス統括局は、トラヒック情報
群転送部100からの情報をトラヒック集計部200で
処理することによりトラヒック集計機能を実現してい
る。
【0004】トラヒック集計部200は、トラヒック情
報群受付蓄積部16、トラヒック情報群テーブル13
c、トラヒック集計格納部17およびトラヒック集計結
果テーブル13aを備えている。
【0005】図23(a)に示すように、トラヒック情
報群は、通常複数のトラヒック情報から構成され、各ト
ラヒック情報には、トラヒック発生時刻t、集計キーお
よび呼の種別など情報が含まれる。
【0006】図22において、トラヒック情報群転送部
100は、トラヒック情報群をトラヒック情報群受付蓄
積部16へと逐次送信する。トラヒック情報群受付蓄積
部16は、このトラヒック情報群を受信すると、一旦ト
ラヒック情報群テーブル13cに保存する。そして、ト
ラヒック集計格納部17は、トラヒック情報群の入力が
少ない夜間の時間帯に、トラヒック情報群テーブル13
cに保存されたトラヒック情報群を、トラヒック発生時
刻、集計キー、呼の種別を基に集計し、図23(b)の
ように、集計結果(トラヒック集計結果情報)をトラヒ
ック集計結果テーブル13aに格納する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
網サービス統括局のトラヒック集計部200は、トラヒ
ック集計装置としての集計機能を備えているため、通信
業者は、顧客に対し、遅くとも翌日までにはトラヒック
集計結果を提供することができた。
【0008】しかし、近年における電話の利用形態は急
激に変化してきており、顧客からはいち早くトラヒック
集計結果を得たいとの要望が強くなっている。
【0009】例えば、チケット販売業者がコンサートの
チケット予約を受け付ける際には、多数の受付オペレー
タが予約の電話を受け付けるが、手配するオペレータの
人数は、予め販売業者側で、ある程度トラヒック量を予
測して決められる。しかしながら、その予測に反して予
約電話が急増した場合は、オペレータの増員が間に合わ
ないという事態が発生する可能性もある。
【0010】また、放送局などが行う電話投票について
もトラヒック集計の迅速性が要求される。電話投票と
は、例えば、開始時間と終了時間を決めておいて、ある
意見に対して賛成意見を持つ人と反対意見をもつ人に、
それぞれ別の番号に電話をかけさせることで、賛成数と
反対数とを競わせるものである。このような電話投票の
集計は、電話を受けたオペレータが受けた数をコンピュ
ータに入力して集計を行っている。
【0011】しかし、放送局側からは、このような電話
投票を自局で行うのではなく、付加サービスとして通信
業者から提供してもらいたいとの要求がある。
【0012】このように、網サービス統括局によるトラ
ヒック集計結果の提供に関しては、迅速性向上の要求が
高まっているが、従来のトラヒック集計装置は、リアル
タイムな集計ができないため、かかる要求に応えられな
いという事情があった。
【0013】そこで、本発明は上記従来の課題に鑑みな
されたもので、その目的とするところは、トラヒック数
をリアルタイムに集計可能なトラヒック集計装置および
トラヒック集計方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明の請求項1に係るトラヒック集計装置
は、トラヒックの伝送状況に関する時刻情報が逐次受信
されるときに集計時間帯ごとの集計を行うトラヒック集
計装置であって、前記時刻情報の受信時刻に応じて選択
した集計時間帯に属するトラヒックの数を集計する集計
手段と、この集計手段が第1の集計時間帯の集計後に第
2の集計時間帯の集計を行う間に、前記第1の集計時間
帯の集計結果を格納する格納手段とを有することを特徴
とする。
【0015】この請求項1に係るトラヒック集計装置に
あっては、時刻情報が逐次受信されるときに、集計手段
が、時刻情報の受信時刻に応じて集計時間帯を選択し、
選択した集計時間帯に属するトラヒックの数を集計す
る。そして、この集計手段が第1の集計時間帯の集計後
に第2の集計時間帯の集計を行う間に、格納手段が、第
1の集計時間帯の集計結果を格納する。すなわち、集計
手段と格納手段が平行して処理を行うことによって処理
速度が高まるので、トラヒック集計をリアルタイムで行
えるようになる。
【0016】また、本発明の請求項2に係るトラヒック
集計装置は、請求項1記載のトラヒック集計装置におい
て、前記集計手段は、複数の記憶領域を使用して集計を
行うとともに、前記格納手段が、集計の終了した記憶領
域から集計結果を格納するときは、格納の終了した他の
記憶領域を再使用することを特徴とする。
【0017】この請求項2に係るトラヒック集計装置に
あっては、格納の終了した他の記憶領域を再使用するこ
とにより、少ない記憶領域でトラヒック集計を行えるよ
うにしている。
【0018】また、本発明の請求項3に係るトラヒック
集計装置は、請求項1または請求項2記載のトラヒック
集計装置において、前記集計手段は、前記時刻情報を含
んで構成される情報群を基に集計を行うことを特徴とす
る。
【0019】この請求項3に係るトラヒック集計装置に
あっては、情報群に含まれる多数の時刻情報により集計
を行うようにしている。
【0020】また、本発明の請求項4に係るトラヒック
集計装置は、請求項3記載のトラヒック集計装置におい
て、前記集計手段は、前記情報群が集計時間帯経過後の
所定の時間内に受信されたときは、当該受信時刻の属す
る集計時間帯と前記経過した集計時間帯の双方について
の集計を行うことを特徴とする。
【0021】この請求項4に係るトラヒック集計装置に
あっては、情報群が集計時間帯経過後の所定の時間内に
受信されたときは、当該受信時刻の属する集計時間帯と
経過した集計時間帯の双方についての集計を行うこと
で、集計対象の集計時間帯を広げ、その結果、より多く
のトラヒックの数を集計できるようにしている。
【0022】また、本発明の請求項5に係るトラヒック
集計装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
トラヒック集計装置において、前記集計手段による集計
の有無についての履歴情報が記憶される履歴情報記憶手
段と、前記履歴情報を基に未集計のトラヒックの数を集
計して集計結果に反映させる集計リカバリ手段とを有す
ることを特徴とする。
【0023】この請求項5に係るトラヒック集計装置に
あっては、履歴情報記憶手段に集計の有無についての履
歴情報を記憶させ、集計リカバリ手段が、履歴情報を基
に未集計のトラヒックの数を集計して集計結果に反映さ
せることで、再集計することなく、必要最小限の集計リ
カバリ処理により、集計結果の精度を向上させるように
している。
【0024】また、本発明の請求項6に係るトラヒック
集計方法は、トラヒックの伝送状況に関する時刻情報が
逐次受信されるときに集計時間帯ごとの集計を行う際の
トラヒック集計方法であって、前記時刻情報の受信時刻
に応じて選択した集計時間帯に属するトラヒックの数を
集計する集計手順と、第1の集計時間帯の集計後に第2
の集計時間帯の集計が行われる間に、前記第1の集計時
間帯の集計結果を格納する格納手順とを有することを特
徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトラヒック集
計装置およびトラヒック集計方法の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0026】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第1
の実施の形態を適用した網サービス統括局の構成を示す
図であり、図2は、各構成要素の機能説明図である。実
際の網サービス統括局においては「リアルタイムトラヒ
ック集計処理」と「集計リカバリ処理」の双方が実現さ
れているが、第1の実施の形態では前者を中心として説
明する。
【0027】リアルタイムトラヒック集計部1は、コン
ピュータシステムにより構成されている。そして、CP
Uが、ROMなどに格納されたトラヒック集計プログラ
ムをRAMに読み込み実行する。これにより、トラヒッ
ク情報群転送部100から入力されるトラヒック情報群
を受信してリアルタイムに集計する。なお、トラヒック
情報群に含まれるトラヒック発生時刻は時刻情報に相当
するものである。トラヒック情報群転送部100は、管
理しているトラヒック情報群をリアルタイムトラヒック
集計部1に転送する。
【0028】リアルタイムトラヒック集計部1は、トラ
ヒック情報群受付蓄積転送部11およびトラヒック集計
部12の制御機能を具備しており、さらにデータベース
であるトラヒック集計結果テーブル13aとトラヒック
集計履歴情報テーブル13bを具備している。これらテ
ーブルは、網サービス統括局で処理する情報量が膨大で
あり、かつこれら情報を長期間保存する必要があるため
に、ハードディスク装置や磁気テープ装置上に構成され
る。なおこれらテーブルを適宜データベースと表現す
る。
【0029】トラヒック情報群受付蓄積転送部11は、
トラヒック情報群転送部100より転送されたトラヒッ
ク情報群を受信して、図示しないトラヒック情報群テー
ブルに格納するとともにトラヒック集計部12に転送す
る。なお、トラヒック情報群テーブルについては、第2
の実施の形態で詳述する。
【0030】トラヒック情報群受付蓄積転送部11は、
転送処理を終えたときにトラヒック情報群転送部100
に転送確認通知を返信する。なお、トラヒック情報群転
送部100は、転送確認通知を受信できなかったとき
は、一定時間後に同じトラヒック情報群を再送信するよ
うになっている。
【0031】トラヒック集計部12は、トラヒック情報
群受付蓄積転送部11から転送されたトラヒック情報群
を、予め定義された集計条件に従い、集計周期および集
計キー毎に集計してトラヒック集計結果情報を作成す
る。そして、これをトラヒック集計結果テーブル13a
に格納する。また、集計の過程で、トラヒック集計履歴
情報を作成してトラヒック集計履歴情報テーブル13b
に格納する。
【0032】次に、トラヒック集計部12をさらに詳細
に説明する。トラヒック集計部12は集計処理部12a
と格納処理部12bとから構成される。そして、これら
処理部により高速にアクセスすることが可能なメモリ領
域上(リソースともいう。UNIXの場合は共有メモリ
にあたる。)に、集計管理テーブル12c、集計テーブ
ル12dおよび集計履歴情報テーブル12eが構成され
る。なお、集計処理部12aは集計手段に、格納処理部
12bは格納手段にそれぞれ相当する。
【0033】第1の実施の形態は、リアルタイムトラヒ
ック集計部1にトラヒック情報群受付蓄積転送部11と
トラヒック集計部12を設けて処理を分散させ、更にト
ラヒック集計部12における処理を集計処理部12aと
格納処理部12bとに分散させ、それぞれの並列処理を
可能としたことにより、トラヒック情報群の受信からト
ラヒック集計結果の格納までに要する時間短縮を図り、
リアルタイムなトラヒック集計を実現したことを特徴と
している。
【0034】また、トラヒック集計をデータベース上若
しくはファイル上で行うのではなく、共有メモリ領域上
で行うようにしたので、データベース上若しくはファイ
ルに対する入出力(I/O)のボトルネックが解消され
ている。
【0035】さらに、トラヒック集計履歴情報を作成し
て保持することにより、リアルタイムトラヒック集計に
おいて集計できなかった未処理のトラヒック情報につい
ての集計リカバリ処理が可能となっている。
【0036】次に、集計テーブル12dについて説明す
る。集計テーブル12dは、トラヒックの数の集計結果
を一時的に保存する領域であり、実際には3つの集計テ
ーブルから構成されている。以下、これらを総称すると
きは参照符号を付した「集計テーブル12d」を使用
し、各集計テーブルを個別に示すときは参照符号を付さ
ない単なる「集計テーブル」を使用することとする。集
計の際は、集計キーが同一のレコードが集計テーブルに
存在すれば、そのレコードのカウンタを更新し、一方、
存在しないときは、レコードを追加してカウンタを初期
化する。
【0037】この集計テーブル12dの状態は別途設け
られた集計管理テーブル12cによって管理される。す
なわち、集計管理テーブル12cは、リアルタイムトラ
ヒック集計処理における管理情報の保存領域として使用
される。なお、集計履歴情報テーブル12eも、集計テ
ーブル12dの各集計テーブルに対応する3つの集計履
歴情報テーブルから構成されるが、詳しくは第2の実施
の形態で説明する。
【0038】第1の実施の形態では、集計処理部12a
が、集計テーブル12dの各集計テーブルを使用してト
ラヒック数を集計するとともに、格納処理部12bが集
計テーブル12dからデータベースへの集計結果の格納
を行う。そして、これらの処理を集計管理テーブル12
cを介して行うことにより、集計処理部12aと格納処
理部12bとが独立平行して処理を行えるようにしてい
る。
【0039】次に、実際の処理手順を説明するが、その
前に、トラヒック集計処理の概要と集計テーブルの決定
方法を説明する。図23(a)に示したように、トラヒ
ック情報は、電話網でのトラヒック発生時刻tに対して
集計キーとトラヒック種別とが付された情報であり、ト
ラヒック情報群は多数のトラヒック情報から構成されて
いる。
【0040】集計キーとは、発呼/着呼地域の市外局
番、フリーダイヤルか通常の通話かを識別する情報、フ
リーダイヤルの契約者の識別情報などである。また、ト
ラヒック種別とは、トラヒックが完了したか不完了であ
ったかを判別する情報、不完了の原因の内訳情報(例え
ば、交換機で処理できなかった場合や発呼者が自ら回線
を切断した場合などに対応する情報)である。
【0041】トラヒック集計とは、集計キーおよびトラ
ヒック種別を判定してトラヒックを分類し、さらにトラ
ヒック情報内のトラヒック発生時刻tを基に、トラヒッ
クの数を、連続する集計時間帯ごとに集計することであ
る。
【0042】図3は、集計テーブルの決定方法を説明す
るためのタイミングチャート図である。図3は、S
電文受信時刻T<Sn+1+Dの時間内トラヒック情報
群が受信されたときに、そのトラヒック情報群を構成す
るトラヒック情報がどの集計テーブルに集計されるかを
示すものである。ここで、電文受信時刻Tは、トラヒッ
ク情報群受付蓄積転送部11がトラヒック情報群の受信
時に計時した時刻情報であって、トラヒック情報群とと
もにトラヒック集計部12に送信されたものである。な
お、集計開始時刻:S(iは任意の整数)の集計テー
ブルへのレコードの追加およびカウンタの更新は、S
≦時刻<Si+1+Dの時間帯においてのみ有効とし、
この時間帯を過ぎると、これら更新処理ができないよう
になっている。
【0043】ところで、トラヒック情報群が生成される
過程では、各トラヒック情報にトラヒックの発生時刻t
を付与する処理、トラヒック情報郡転送部100が複数
のトラヒック情報を収集する処理などが行われ、その
後、リアルタイムトラヒック集計部1に転送される。こ
のため、実際のトラヒック発生からリアルタイムトラヒ
ック集計部1による集計処理の開始までに、通常時であ
っても網内遅延を含め数秒から数分の範囲で遅延するこ
とがある。例えば、10時すぎにリアルタイムトラヒッ
ク集計部1にて処理されるトラヒック情報群中には9時
台のトラヒック発生時刻が付与されたトラヒック情報が
含まれている場合が多い。
【0044】したがって、トラヒック発生時刻に促した
リアルタイムトラヒック集計を行うためには、この遅延
時間を考慮し、トラヒック情報群の受信時刻が集計時間
帯の経過後の所定の時間内であるときは、トラヒック情
報群の受信時刻の属する集計時間帯と経過した過去の集
計時間帯の双方についての集計を行うようにする必要が
ある。
【0045】すなわち、遅延時間Dを定め、この遅延時
間D内に受信されたトラヒック情報が、自情報中のトラ
ヒック発生時刻tを含む集計時刻帯の集計テーブルに集
計されるような仕組みを考慮する必要がある。
【0046】そこで、本実施の形態では、次の方法によ
り集計テーブルを決定する。電文受信時刻Tが、図3の
イの条件(S≦T<S+D)を満たし、かつt<S
n−1の場合は、即時に集計せず、遅延情報(遅延トラ
ヒック情報)として処理する。遅延トラヒック情報につ
いては後から補足説明する。また、イの条件を満たし、
かつSn−1≦t<Sの場合は、集計開始時刻:S
n−1の集計テーブルに集計する。また、イの条件を満
たし、かつS≦t<S+Dの場合は、集計開始時
刻:Sの集計テーブルに集計する。また、イの条件を
満たし、かつS+D≦tの場合は、集計開始時刻:S
の集計テーブルに集計する。ここでは、電文受信時刻
Tがトラヒック発生時刻tより過去の時刻である場合、
すなわち通常ではあり得ない場合を想定しているが、そ
の理由については後述する。
【0047】電文受信時刻Tが、図3のロの条件(S
+D≦T<Sn+1)を満たし、かつt<Sの場合
は、集計せずに遅延情報として処理する。また、ロの条
件を満たし、かつS≦t<Sn+1の場合は、集計開
始時刻:Sの集計テーブルに集計する。また、ロの条
件を満たし、かつSn+1≦tの場合は、集計開始時
刻:Sの集計テーブルに集計する。
【0048】電文受信時刻Tが、図3のハの条件(S
n+1≦T<Sn+1+D)を満たし、かつt<S
場合は、集計せずに遅延情報として処理する。また、ハ
の条件を満たし、かつS≦t<Sn+1の場合は、集
計開始時刻:Sの集計テーブルに集計する。また、ハ
の条件を満たし、かつSn+1≦t<Sn+1+Dの場
合は、集計開始時刻:Sn+1の集計テーブルに集計す
る。また、ハの条件を満たし、かつSn+1+D≦tの
場合は、集計開始時刻:S n+1の集計テーブルに集計
する。
【0049】ここで、集計テーブルの決定方法を補足し
て説明する。遅延トラヒック情報は、加入者交換機から
トラヒック情報群転送部100を経てリアルタイムトラ
ヒック集計部1に伝送されるが、途中で何らかの異常が
発生した場合に生じるものである。このため、遅延トラ
ヒック情報は、トラヒック集計結果にリアルタイムには
反映せず、後述する集計リカバリ処理において処理する
ことでトラヒック集計結果に反映する。
【0050】また、上記決定方法においては、イの条件
を満たしかつS+D≦tの場合,ロの条件を満たしか
つSn+1≦tの場合、およびハの条件を満たしかつS
n+ +D≦tの場合においては、電文受信時刻Tがト
ラヒック発生時刻tより過去の時刻となっている。電文
受信時刻Tは、トラヒック発生時刻tより未来の時刻と
なるはずであるが、リアルタイムトラヒック集計部1の
内部時計がトラヒック発生時刻を付与する装置の内部時
計より進んでいた場合を考慮してこの処理が設けられて
いる。なお、どちらの時計も定期的に標準時刻に合わせ
られているため本事象が発生するのは稀なケースである
とし、基本的には、電文受信時刻Tを決定要素(基準時
刻)として使用している。
【0051】このように、トラヒック発生からトラヒッ
ク情報群受信までの遅延を考慮し、トラヒック情報群の
受信時刻が集計時間帯の経過後の所定の時間内であると
きは当該経過した過去の集計時間帯についての集計を行
うようにしたので、トラヒック数全体に対してリアルタ
イムトラヒック集計処理で処理される割合を高めること
ができる。
【0052】図4(a)は、集計管理テーブル12cの
構成を示す図である。集計管理テーブル12cは、集計
テーブル12dの各集計テーブルの状態を反映させるた
めに、3つの集計管理テーブルから構成され、それぞれ
に以下の情報が格納され、格納処理部12bにより周期
的に更新される。
【0053】項目名「集計テーブル状態」の領域には、
「格納中」、「現周期」および「次周期」の3状態のう
ちのいずれかが排他的に割り当てられる。項目名「集計
開始時刻」の領域には、集計テーブル12dの各集計テ
ーブルに論理的に付与された時刻、項目名「収集終了時
刻」の領域には、集計開始時刻と集計単位時間(集計周
期)と遅延時間とを合計した時間情報、項目名「集計テ
ーブルポインタ」の領域には、共有メモリ上における各
集計テーブルの先頭位置を知るための情報、項目名「集
計履歴情報ポインタ」の領域には、共有メモリ上におけ
る各集計履歴情報の先頭位置を知るための情報がそれぞ
れ格納される。
【0054】図4(b)は、具体的な集計管理テーブル
12cの設定値を例示する図である。この例では、集計
単位時間(集計周期)を1時間、収集猶予時間Dを1分
30秒とした場合における、1999年09月30日1
0時01分00秒現在の設定値が示されている。以下、
簡略化のため、時刻を「年−月−日:時:分:秒」の形
式で表現する。ここで、収集猶予時間Dとは、前述した
ように、トラヒックの発生からトラヒック情報群がリア
ルタイムトラヒック集計部1に到達するまでに要する時
間を考慮して決められる値である。
【0055】図4(b)の集計管理テーブル12cは、
以下のこと、すなわち、時刻1999−09-30:08:00:00に始
まる集計区間についてのリアルタイムトラヒック集計処
理は完了し、現在、格納処理部12bによって、集計テ
ーブル12cの該当する集計テーブルから集計結果がト
ラヒック集計結果情報テーブル13aに格納されている
ことを示している。また、時刻1999−09-30:09:00:00で
始まる集計区間、および時刻1999−09-30:10:00:00で始
まる集計区間については、集計処理部12aによるリア
ルタイムトラヒック集計処理の最中であることを示して
いる。
【0056】次に、図5のフローチャートを参照して、
集計処理部12aの処理の流れを説明する。集計処理部
12aはトラヒック情報群の受信を契機に以下の処理を
開始する。まず、ステップS11ではトラヒック情報単
位に集計キー毎に分類する。次に、ステップS13でト
ラヒック種別を決定する。
【0057】次に、ステップS15で、前述の集計テー
ブルの決定方法に基づいて、集計すべき時刻帯(集計時
刻帯)を決定する。すなわち、集計管理テーブル12c
の集計開始時刻と収集終了時刻とを決定する。そして、
ステップS17で、集計管理テーブル12cを参照し、
集計時間帯に対応する「集計テーブルポインタ」に基づ
いてメモリ上における集計テーブルの位置を決定する。
そして、ステップS19で、集計時間帯に対応する「集
計履歴情報ポインタ」に基づいてメモリ上における集計
履歴情報の位置を決定する。
【0058】そして、ステップS21では、決定された
集計テーブルに、集計キーを同一とする集計レコードが
既に存在するか否かを判定する。ここで、存在しないと
判定された場合は、ステップS23へと進み、新たに集
計テーブル12dに、ステップS13にて決定したトラ
ヒック種別に対応するカウンタをカウントアップした集
計レコードを挿入する。一方、存在すると判定された場
合はステップS25へと進み、当該集計キーに対応する
集計レコードに対して、ステップS13にて決定したト
ラヒック種別に対応するカウンタをカウントアップする
ことにより集計レコードを更新する。なお、ステップS
11乃至S25の処理は、トラヒック情報群中のトラヒ
ック情報数分繰り返され、集計テーブル12dの各集計
レコードのトラヒック種別に対応するカウンタがカウン
トアップされていく。
【0059】そして、当該トラヒック情報群内の全トラ
ヒック情報を処理した後は、ステップS27で、当該ト
ラヒック情報群に対応する集計履歴情報を集計履歴情報
テーブル12eに挿入する。
【0060】次に、図6のフローチャートを参照して、
格納処理部12bの処理の流れを説明する。格納処理部
12bは、遅延時間Dが経過したときに起動される。そ
して、先ず、データを格納すべき時刻帯(格納時刻帯)
を決定する。すなわち、ステップS31で、集計テーブ
ル12eの中から格納処理すべき集計テーブルを決定す
る。
【0061】次に、ステップS33では、集計管理テー
ブル12cを参照して、格納時刻帯に対応する「集計テ
ーブルポインタ」に基づいてメモリ上における集計テー
ブルの位置を決定する。そして、ステップS35で、格
納時刻帯に対応する「集計履歴情報ポインタ」に基づい
てメモリ上における集計履歴情報の位置を決定する。そ
して、ステップS37で、集計管理テーブル12cを更
新する。
【0062】具体的に、図4(b)に示す10時1分に
は、通常、前回の格納処理が終了しており、格納処理部
12bは動作していない。格納処理部12bは、10時
1分30秒に起動される。そして、図4(b)に示す状
態を参照することにより、「現周期」である中段に対応
する集計テーブルを格納すべきものとして決定する。そ
して、格納中である最上段のレコードを次周期にすると
ともに、その集計開始時刻を3時間後の値に更新する。
また、これと同時に、現周期である中段のレコードを格
納中に、そして次周期である最下段のレコードを現周期
とする。つまり、格納の終了したメモリ領域を3周期後
の集計のために再度割り当てている。すなわち、集計処
理部12aがこのメモリ領域を集計に再使用するように
して、少ないメモリ領域での処理を可能としている。
【0063】格納すべき集計テーブルを決定した後は、
その中のレコードの内容(トラヒック集計結果情報)
が、トラヒック集計結果テーブル13aへ実際に格納さ
れる。
【0064】この実施の形態では、トラヒック集計結果
情報の格納は、一定のデータ量ごとに複数回に分けて行
う。そして、各格納処理を行う前には、格納制限時間を
判定する。格納制限時間をオーバーした場合は、次回以
降の格納処理を圧迫しないよう、そのトランザクション
を無効とし、その周期の集計は集計リカバリ処理にてあ
らためて行うこととする。なお、格納制限時間として
は、必ず集計周期より小さい値で、かつ、格納処理が制
限時間をオーバーしないような、最繁時のトラヒック量
を想定した値が設定される。
【0065】ステップS39では、上述の格納制限時間
の判定を行う。ここで、格納制限時間内と判定されたと
きは、ステップS41へと進み、集計テーブルに格納す
べきレコードが存在するか否かを判定する。ここで、存
在する(存在)と判定されたときは、ステップS43へ
と進み、前述の一定のデータ量に相当する集計結果をト
ラヒック集計結果テーブル13aに格納する。そして、
その後、ステップS39の判定処理へ戻る。
【0066】ステップS41で、存在しない(未存在)
と判定されたときは、ステップS45で、集計履歴情報
テーブル12eの集計履歴情報をトラヒック集計履歴情
報テーブル13bに格納し、その後ステップS47で、
トランザクションを正常終了とし格納処理を終える。
【0067】一方、ステップS39で、制限時間オーバ
ーと判定されたときは、ステップS49へと進み、トラ
ンザクションが異常に終了した際の、ロールバック処理
を行った後、格納処理を終える。
【0068】以上説明したように、第1の実施の形態の
トラヒック集計装置によれは、時刻情報の受信時刻に応
じて選択した集計時間帯に属するトラヒックの数を集計
する集計手段(12a)と、この集計手段が第1の集計
時間帯の集計後に第2の集計時間帯の集計を行う間に、
第1の集計時間帯の集計結果を格納する格納手段(12
b)とを設けたことにより、集計手段と格納手段とが平
行して処理を行うことによって処理速度が高まり、トラ
ヒック集計をリアルタイムで行うことが可能になる。
【0069】また、集計手段は、複数の記憶領域として
の集計テーブル12dを使用して集計を行うとともに、
格納手段が、集計の終了した記憶領域から集計結果を格
納するときは、格納の終了した他の記憶領域を再使用す
ることにより、少ない記憶領域でトラヒック集計を行う
ことが可能になる。
【0070】また、集計手段が、トラヒック情報群(情
報群)が集計時間帯経過後の所定の時間内に受信された
ときは、当該受信時刻の属する集計時間帯と経過した集
計時間帯の双方についての集計を行うことで、集計対象
の集計時間帯が広がり、その結果、より多くのトラヒッ
クの数をリアルタイムに集計することができるようにな
る。
【0071】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の形
態として「集計リカバリ処理」を説明する。集計リカバ
リ処理とは、リアルタイムトラヒック集計処理において
何らかの要因で集計できなかった未集計のトラヒック情
報を後から抽出して集計し、トラヒック集計結果情報テ
ーブル13aに反映させることである。そのためには、
トラヒック情報毎に集計履歴を取得しておけばいいのだ
が、網サービス統括局では、トラヒック情報を大量に扱
う必要があるため、履歴情報を取得するコストを抑える
とともに履歴情報の保存領域が膨大となる不都合を防止
するため、トラヒック情報群毎に履歴情報を取得してい
る。
【0072】図7は、本発明の第2の実施の形態を適用
した網サービス統括局の構成図である。図7のトラヒッ
ク情報群テーブル13cには、リアルタイムトラヒック
集計処理において処理できなかった遅延情報などを後か
ら集計リカバリ処理するために、トラヒック情報群が保
存される。具体的には、トラヒック情報群受付蓄積転送
部11が、トラヒック情報群テーブル13cに対してト
ラヒック情報群受信時に連続した蓄積番号および電文受
信時刻Tを付与してトラヒック集計部12に転送すると
ともにトラヒック情報群テーブル13cにも保存蓄積す
る。
【0073】さらに、第2の実施の形態では、集計リカ
バリ部14と集計リカバリ履歴情報テーブル13dがト
ラヒック集計部12に追加して設けられている。集計リ
カバリ部14は集計リカバリ手段に相当する。なお、ト
ラヒック集計履歴情報テーブル13bは、履歴情報記憶
手段に相当する。
【0074】集計リカバリ部14は、トラヒック集計履
歴情報テーブル13bに格納されたトラヒック集計履歴
情報および集計リカバリ履歴情報テーブル13dの集計
リカバリ履歴情報に基づいて、リカバリ集計すべきトラ
ヒック情報を決定する。
【0075】そして、決定された各トラヒック情報を、
前述した集計条件に従い、集計周期および集計キー毎に
集計してトラヒック集計結果を作成し、これによりトラ
ヒック集計結果テーブル13aを更新する。集計リカバ
リ部14は、また集計リカバリ履歴情報を作成して集計
リカバリ履歴情報テーブル13dに格納する。
【0076】なお、集計リカバリ処理では、集計管理テ
ーブル12cのような管理情報を利用しない代わりに、
リアルタイムトラヒック集計処理における集計区間の決
定(集計テーブルの決定)に用いられた電文受信時刻T
を基準時刻として利用し、以下に示す図8および図9に
記されている集計時刻帯と集計テーブルの遷移方式を集
計リカバリにおいても考慮することで、リアルタイムト
ラヒック集計処理との間の処理結果の一貫性を保ってい
る。
【0077】図8は、リアルタイムトラヒック集計処理
における集計区間とトラヒック情報中のトラヒック発生
時刻tおよび電文受信時刻Tの相互関係を示す図であ
る。ここでは、集計周期をC、集計区間の開始時刻をS
(S=n×C、ただしn=1,2,3…)、遅延猶
予時間をD(ただしD<C)、電文受信時刻をT、トラ
ヒック発生時刻をtとする。
【0078】集計開始時刻Sに始まる集計周期につい
てのリアルタイムトラヒック集計処理が有効な時刻帯
は、S≦T<Sn+1+Dである。さらに、この時間
帯における集計処理を行うトラヒック情報は以下の様に
分類される。
【0079】t≦Tの場合は、tを集計区間判定時刻と
して集計時刻帯を決定する。 (1)S≦t<Sn+1の場合は、Sの集計区間
(当集計時刻帯における現周期)に集計する。 (2)Sn+1≦t<Sn+1+Dの場合は、Sn+1
の集計区間(当集計時刻帯における次周期)に集計す
る。 (3)t<Sの場合は、遅延したトラヒック情報とし
て集計リカバリ処理する。 なお、説明の便宜上、(1)、(2)および(3)に該
当するトラヒック情報をそれぞれ現周期情報、次周期情
報および遅延トラヒック情報という。
【0080】t>Tの場合は、Tを集計区間判定時刻と
して集計時刻帯を決定する。通常は、トラヒック発生時
刻tは電文受信時刻Tより過去の時刻であるが、リアル
タイムトラヒック集計部1の内部時計がトラヒック発生
時刻を付与する装置の内部時計より進んでいた場合を考
慮してこの処理が設けられている。なお、どちらの時計
も定期的に標準時刻に合わせられているため本事象が発
生するのは稀なケースであるとし、基本的には、電文受
信時刻Tを決定要素(基準時刻)として使用している。
【0081】すなわち、t>Tの場合であって、 (1)S≦T<Sn+1の場合は、Sの集計区間
(当集計時刻帯における現周期)に集計する。 (2)Sn+1≦T<Sn+1+Dの場合は、Sn+1
の集計区間(当集計時刻帯における次周期)に集計す
る。
【0082】図9は、集計管理テーブル12cを構成す
る3つの集計管理テーブルにおける「格納中の集計開始
時刻」、「現周期の集計開始時刻」および「次周期の集
計開始時刻」の遷移を示す図である。
【0083】現在時刻tnが、S≦tn<S+Dである
ときは、「格納中の集計開始時刻」、「現周期の集計開
始時刻」および「次周期の集計開始時刻」の内容は、S
n− ,Sn−1,Sとなっている。そして、時刻tn
=S+Dには、格納処理部12bにより、それぞれ、
n−1,S,Sn+1に遷移する。そして、時刻tn
=Sn+1+Dには、格納処理部12bにより、それぞ
れ、S,Sn+1,Sn+2に遷移する。
【0084】したがって、この集計管理テーブル12c
を利用することにより、現在集計テーブル12dの各集
計テーブルがどの集計時間帯の集計に用られているかを
常に把握することができる。
【0085】図10は、トラヒック集計履歴情報テーブ
ル13bに格納されるトラヒック集計履歴情報のデータ
構成を示す図である。トラヒック集計履歴情報は、図1
0(a)に示すように、集計開始時刻に対して集計履歴
(集計済あるいは未集計を示す2値情報)を後続させ、
さらに蓄積番号と遅延有無の組を処理内容に応じた数だ
け後続させたものである。
【0086】図10(a)の情報を見やすく書き直す
と、図10(b)に例示するような履歴情報となる。こ
こで、図中の下線が引かれた蓄積番号のトラヒック情報
群には、遅延トラヒック情報が含まれることを示す。ト
ラヒック集計履歴情報テーブル13bは、このようなト
ラヒック集計履歴情報を集計開始時刻ごとに集めたもの
である。
【0087】トラヒック集計履歴情報は、格納処理部1
2bにより、トラヒック集計結果の格納と同一のトラン
ザクションでトラヒック集計履歴情報テーブル13dに
登録(格納)されるが、トラヒック情報群が、遅延情
報、現周期情報および次周期情報の内のどのトラヒック
情報から構成されているかによって、蓄積番号をどの集
計時刻帯のトラヒック集計履歴情報に設定するのか、ま
たその遅延履歴を遅延有りとするか、遅延無しとするか
を決めている。
【0088】そのためには、電文受信時刻Tにより、ト
ラヒック情報群内のトラヒック情報の構成を分類する必
要がある。
【0089】図11は、トラヒック情報群の構成の分類
方法を示す図である。集計処理、もしくは格納処理異常
のためリアルタイムトラヒック集計処理を行われなかっ
た集計区間の集計開始時刻をS、遅延猶予時刻をD、
電文受信時刻をTとすると、トラヒック情報群に含まれ
る可能性のあるトラヒック情報は、からに分類され
る。
【0090】イにおいて遅延と判定されるトラヒック
情報 イにおいて現周期(集計開始時刻:Sn−1)と判定
されるトラヒック情報(現周期情報) イにおいて次周期(集計開始時刻:S)と判定され
るトラヒック情報(次周期情報) ロにおいて遅延と判定されるトラヒック情報(遅延情
報) ロにおいて現周期(集計開始時刻:S)と判定され
るトラヒック情報(現周期情報) ハにおいて遅延と判定されるトラヒック情報(遅延情
報) ハにおいて現周期(集計開始時刻:S)と判定され
るトラヒック情報(現周期情報) ハにおいて次周期(集計開始時刻:Sn+1)と判定
されるトラヒック情報(次周期情報) 次に、図12を参照して、トラヒック集計部12が、
「蓄積番号」および「遅延の有無」をトラヒック集計履
歴情報テーブル13bのどのレコードに対してどのよう
に登録するかを詳細に説明する。
【0091】図12は、トラヒック情報群に含まれるト
ラヒック情報の集計区間判定時刻パターンによるトラヒ
ック集計履歴情報への登録パターンを示す図である。
【0092】なお、第1の実施の形態で説明したよう
に、実際の登録は、集計履歴情報テーブル12eを介し
て行われるが、便宜上、トラヒック集計部12が直接登
録することとして説明する。
【0093】まず、トラヒック集計部12は、電文受信
時刻Tが、図11のイロハの3区間のどの区間に該当す
るかを判定し、その結果に基づいて処理を分岐させる。
【0094】イに該当する場合であって、 群が遅延情報のみの場合は、蓄積番号を、現周期に
該当するトラヒック集計履歴情報(レコード)に「遅延
有り」で登録する。 群が現周期情報のみの場合は、蓄積番号を、現周期
に該当するトラヒック集計履歴情報(レコード)に「遅
延なし」で登録する。 群が次周期情報のみの場合は、蓄積番号を、次周期
に該当するトラヒック集計履歴情報(レコード)に「遅
延なし」で登録する。 + 群が、遅延情報と現周期情報のみの場合は、蓄
積番号を、現周期に該当するトラヒック集計履歴情報
(レコード)に「遅延有り」で登録する。 + 群が、遅延情報と次周期情報のみの場合は、蓄
積番号を、現周期に該当するトラヒック集計履歴情報
(レコード)に「遅延あり」、次周期に該当するトラヒ
ック集計履歴情報(レコード)に「遅延なし」で登録す
る。 + 群が、現周期情報と次周期情報のみの場合は、
蓄積番号を、現周期に該当するトラヒック集計履歴情報
(レコード)に「遅延なし」、次周期に該当するトラヒ
ック集計履歴情報(レコード)に「遅延なし」で登録す
る。 ++ 群に、遅延情報、現周期情報および次周期
情報が含まれる場合は、蓄積番号を、現周期に該当する
トラヒック集計履歴情報(レコード)に「遅延あり」、
次周期に該当するトラヒック集計履歴情報(レコード)
に「遅延なし」で登録する。
【0095】ロに該当する場合であって、 群が、遅延情報のみの場合は、蓄積番号を、現周期
に該当するトラヒック集計履歴情報(レコード)に「遅
延有り」で登録する。 群が、現周期情報のみの場合は、蓄積番号を、現周
期に該当するトラヒック集計履歴情報(レコード)に
「遅延なし」で登録する。 + 群が、遅延情報と現周期情報のみの場合は、蓄
積番号を、現周期に該当するトラヒック集計履歴情報
(レコード)に「遅延有り」で登録する。
【0096】ハに該当する場合であって、 群が、遅延情報のみの場合は、蓄積番号を、現周期
情報に該当するトラヒック集計履歴情報(レコード)に
「遅延有り」で登録する。 群が、現周期情報のみの場合は、蓄積番号を、現周
期に該当するトラヒック集計履歴情報(レコード)に
「遅延なし」で登録する。 群が、次周期情報のみの場合は、蓄積番号を、次周
期に該当するトラヒック集計履歴情報(レコード)に
「遅延なし」で登録する。 + 群が、遅延情報と現周期情報の場合は、蓄積番
号を、現周期に該当するトラヒック集計履歴情報(レコ
ード)に「遅延有り」で登録する。 + 群が、遅延情報と次周期情報の場合は、蓄積番
号を、現周期に該当するトラヒック集計履歴情報(レコ
ード)に「遅延あり」、次周期に該当するトラヒック集
計履歴情報(レコード)に「遅延なし」で登録する。 + 群が、現周期情報と次周期情報のみの場合は、
蓄積番号を、現周期に該当するトラヒック集計履歴情報
(レコード)に「遅延なし」、次周期に該当するトラヒ
ック集計履歴情報(レコード)に「遅延なし」で登録す
る。 ++ 群に、遅延情報、現周期情報および次周期
情報が含まれる場合、蓄積番号を、現周期に該当するト
ラヒック集計履歴情報(レコード)に「遅延あり」、次
周期に該当するトラヒック集計履歴情報(レコード)に
「遅延なし」で登録する。
【0097】つまり、集計リカバリ処理の対象となるト
ラヒック情報は、リアルタイムトラヒック集計処理にて
処理されなかったトラヒック情報であり、以下の種類に
分類できる。
【0098】(a) トラヒック情報群転送部100よ
り受信したが、何らかの要因でリアルタイムトラヒック
集計部にて処理されなかったトラヒック情報群中のすべ
てのトラヒック情報 (b) リアルタイムトラヒック集計処理において集計
状態:遅延と判定されたトラヒック情報(遅延情報) (c) 当該集計区間の集計処理、もしくは格納処理異
常のためトラヒック集計結果情報テーブル13aに反映
されていないトラヒック情報 この分類において、(a)はトラヒック集計履歴情報
(レコード)中の集計履歴が「集計済」であるが、蓄積
番号が登録されていないトラヒック情報群に相当し、
(b)はトラヒック集計履歴情報に蓄積番号が「遅延あ
り」で登録されているトラヒック情報群中で当該時刻に
おいて遅延と判断されるトラヒック情報が該当する。
(c)については、更に、トラヒック情報群中のすべて
のトラヒック情報が集計リカバリ対象となる場合と、ト
ラヒック情報群中の一部のトラヒック情報のみが集計リ
カバリ対象になる場合に分類できる。
【0099】この条件のもとで、集計開始時刻:S
トラヒック集計履歴情報、およびトラヒック集計結果が
存在しない場合、以下のことがわかる。
【0100】・ イにおいて処理されたトラヒック情報
群中で、集計開始時刻:Sn−1に集計されたトラヒッ
ク情報は集計結果に反映されているが、集計開始時刻:
に集計されたトラヒック情報は集計結果に反映され
ていない。このため、トラヒック集計履歴情報におい
て、集計開始時刻:Sn−1の集計履歴が「集計済」、
集計開始時刻:Sの集計履歴が「未集計」だった場
合、集計開始時刻:Sn−1のトラヒック集計履歴情報
に設定されている蓄積番号に対応するトラヒック情報群
で、電文受信時刻:TがS≦T<S+Dの条件を満
たすトラヒック情報群中の集計開始時刻:Sに集計さ
れるべきトラヒック情報は集計リカバリの対象である。
【0101】・ ロにおいて処理されたトラヒック情報
群中のすべてのトラヒック情報は集計結果に反映されて
いない。このため、トラヒック履歴情報において、集計
開始時刻:Sの集計履歴が「未集計」だった場合、電
文受信時刻:TがS+D≦T<Sn+1の条件を満た
すトラヒック情報群中のすべてのトラヒック情報は集計
リカバリの対象である。この条件に当てはまるトラヒッ
ク情報群は、トラヒック集計履歴情報に蓄積番号が設定
されないため、集計リカバリ処理においては、トラヒッ
ク集計履歴情報中の集計履歴が「集計済」であるが、蓄
積番号が登録されていないトラヒック情報群と同等に扱
うことができる。
【0102】・ ハにおいて処理されたトラヒック情報
群中で、集計開始時刻:Sn+1に集計されたトラヒッ
ク情報は集計結果に反映されているが、集計開始時刻:
に集計されたトラヒック情報は集計結果に反映され
ていない。このため、トラヒック集計履歴情報におい
て、集計開始時刻:Sn+1の集計履歴が「集計済」、
集計開始時刻:Sの集計履歴が「未集計」だった場
合、集計開始時刻:Sn+1のトラヒック集計履歴情報
に設定されている蓄積番号に対応するトラヒック情報群
で、電文受信時刻:TがSn+1≦T<Sn+1+Dの
条件を満たすトラヒック情報群中の集計開始時刻:S
に集計されるべきトラヒック情報は集計リカバリの対象
である。
【0103】図13は、上記内容に基づいて決定された
集計リカバリの対象となるトラヒック情報群の分類を示
す図である。第1に、分類名「全トラヒック情報リカバ
リ」として分類されるのは、トラヒック集計履歴情報に
設定されていない蓄積番号に対応するトラヒック情報群
である。
【0104】第2に、分類名「遅延トラヒック情報リカ
バリ」の対象として分類されるのは、トラヒック集計履
歴情報に蓄積番号が「遅延あり」で登録されているトラ
ヒック情報群中で当該時刻において遅延と判断されるト
ラヒック情報である。
【0105】第3に、分類名「部分トラヒック情報リカ
バリ(前)」(ここで、(前)は前の集計区間が「集計
済」であることを示す)の対象として分類されるのは、
トラヒック集計履歴情報において、集計開始時刻:S
n−1の集計履歴が「集計済」、集計開始時刻:S
集計履歴が「未集計」だった場合に、集計開始時刻:S
n−1のトラヒック集計履歴情報に設定されている蓄積
番号に対応するトラヒック情報群で、電文受信時刻:T
がS≦T<S+Dの条件を満たすトラヒック情報群
中の集計開始時刻:Sに集計されるべきトラヒック情
報である。
【0106】第4に、部分トラヒック情報リカバリ
(後)((後)は、後の集計区間が「集計済」であるこ
とを示す)は、トラヒック集計履歴情報において、集計
開始時刻:Sn+1の集計履歴が「集計済」、集計開始
時刻:Sの集計履歴が「未集計」だった場合、集計開
始時刻:Sn+1のトラヒック集計履歴情報に設定され
ている蓄積番号に対応するトラヒック情報群で、電文受
信時刻:TがSn+1≦T<Sn+1+Dの条件を満た
すトラヒック情報群中の集計開始時刻:Sに集計され
るべきトラヒック情報である。
【0107】次に、図14のフローチャートを参照し
て、リカバリ対象のトラヒック情報群を特定する処理の
流れを説明する。集計リカバリ部14は、先ず、起動時
に電文としてリカバリ対象開始時刻とリカバリ対象終了
時刻を取得する。つまり、ステップS61では、集計リ
カバリ部14の起動時にリカバリ対象終了時刻を得て、
ステップS63では、集計リカバリ履歴情報テーブル1
3dより、リカバリ対象開始時刻を決定する。
【0108】次に、ステップS65では、集計リカバリ
履歴情報テーブル13dよりリカバリ対象開始蓄積番号
を、トラヒック情報群テーブル13cよりリカバリ対象
終了蓄積番号をそれぞれ決定し、開始番号から終了番号
までを「全トラヒック情報リカバリ」の対象となる蓄積
番号Aとして推定する。
【0109】ステップS67では、トラヒック集計履歴
情報テーブル13bより、リカバリ対象開始時刻−1周
期の集計区間のトラヒック集計履歴情報(レコードBと
する)を取得する。
【0110】続いて、ステップS69以降の処理をリカ
バリ対象集計区間数分繰り返す。まず、ステップS69
では、トラヒック集計履歴情報テーブル13bより、集
計リカバリ対象とする集計区間のトラヒック集計履歴情
報(レコードCとする)を取得する。次に、ステップS
71からS79では、レコードB、レコードCの集計履
歴状態により判定処理を行い、リカバリ対象の情報を決
定する。
【0111】すなわち、ステップS71では、レコード
Bの集計履歴が未集計でありかつレコードCの集計履歴
が集計済であるか否かを判定する。ここで、YESと判
定されたときは、ステップS73で、レコードCに該当
する集計履歴について「部分トラヒック情報リカバリ
(後)」の対象および「遅延トラヒック情報リカバリ」
の対象とし、ステップS83へと進む。
【0112】ステップS71でNOと判定されたとき
は、ステップS75へと進み、レコードBの集計履歴が
集計済でありかつレコードCの集計履歴が未集計である
か否かを判定する。ここで、YESと判定されたとき
は、ステップS77へと進み、レコードBに該当する集
計履歴について「部分トラヒック情報リカバリ(前)」
の対象とし、ステップS83へと進む。
【0113】ステップ75でNOと判定されたときは、
ステップS79へと進み、レコードBの集計履歴が集計
済でありかつレコードCの集計履歴が集計済であるか否
かを判定する。ここで、YESと判定されたときは、ス
テップS81へと進み、レコードCに該当する集計履歴
について「遅延トラヒック情報リカバリ」の対象とす
る。なお、レコードBの集計履歴およびレコードCの集
計履歴がともに未集計である場合は、部分的なリカバリ
対象となるトラヒック情報は存在しない。つまり、当該
集計区間に該当する全てのトラヒック情報群は、「全ト
ラヒック情報リカバリ」の対象となる。
【0114】続いて、ステップS83では、レコードC
に存在する蓄積番号を蓄積番号Aから除外する。すなわ
ち、レコードCに存在する蓄積番号は全トラヒック情報
リカバリ対象としない。次に、ステップS85では、レ
コードCを次処理におけるレコードBとして設定し、ス
テップS87へと進む。
【0115】ステップS87では、対象の集計履歴の中
の最後のリカバリ対象集計区間か否かを判定する。ここ
で、NOと判定されたときは、ステップS69へと戻
り、次のリカバリ対象集計区間について同様の処理を行
う。
【0116】一方、ステップS87にてYESと判定さ
れたときは、リカバリ対象のトラヒック情報群を特定す
る処理を終了する。
【0117】次に、図15乃至図20を参照して、特定
の処理を具体的な説明する。図15は、集計周期:1時
間、遅延時間:1分30秒、リカバリ対象終了時刻:1999
−10-01:12:00:00で集計リカバリ部14が起動されたと
きの、集計リカバリ履歴情報テーブル13d、トラヒッ
ク情報群テーブル13c、トラヒック集計履歴情報テー
ブル13bの内容(状態)をそれぞれ示している。な
お、トラヒック情報群テーブル13cに保存されたトラ
ヒック情報群そのものは図示省略されている。
【0118】集計リカバリ履歴情報テーブル13dに
は、集計リカバリ部14による集計リカバリの履歴が格
納されている。この図では、トラヒック集計履歴情報テ
ーブル13bにおいて、集計開始時刻:1999−10-01:0
7:00:00のレコードまでが処理されていること、および
集計リカバリが済んでいる最終の蓄積番号が50である
ことが示されている。
【0119】トラヒック情報群テーブル13cには、1
から71まで蓄積番号に対応するトラヒック情報群が保
存され、それぞれに電文受信時刻Tが付与されている。
【0120】トラヒック集計履歴情報テーブル13bに
は、集計開始時刻:1999−10-01:11:00:00の集計履歴情
報までが保存されている。
【0121】以下、ここからの処理を説明する。まず、
電文によりリカバリ対象終了時刻"1999−10-01:12:00:0
0"を決定するとともに、集計リカバリ履歴情報テーブル
13dより、リカバリ対象開始時刻"1999−10-01:08:0
0:00"を決定する。
【0122】続いて、集計リカバリ履歴情報テーブル1
3dより、リカバリ対象開始蓄積番号"51"を決定し、ト
ラヒック情報群テーブル13cより、リカバリ対象終了
蓄積番号"70"を決定する。ここで、リカバリ対象蓄積番
号Aは51,52,…,70となり、これらのトラヒック情報群
中のすべてのトラヒック情報を一旦リカバリ対象とす
る。
【0123】ここまでの状態を図16に示す。図16に
示すテーブルMは、リカバリ対象のトラヒック情報の特
定の際に使用される状態テーブルであり、このテーブル
Mの各レコードは蓄積番号に対応している。そして、レ
コード中の「遅」、「現」および「次」で示される領域
が全て太枠で囲まれているときは、対応するトラヒック
情報群が、図13の分類における「全トラヒック情報リ
カバリ」の対象であることを示している。
【0124】また、レコード中の「遅」で示される領域
が太枠で囲まれているときは、対応するトラヒック情報
群が、図13の分類における「遅延トラヒック情報リカ
バリ」の対象であることを示している。
【0125】また、レコード中の「現」で示される領域
が太枠で囲まれているときは、対応するトラヒック情報
群が、図13の分類における「部分トラヒック情報リカ
バリ(前)」の対象であることを示している。
【0126】また、レコード中の「次」で示される領域
が太枠で囲まれているときは、対応するトラヒック情報
群が、図13の分類における「部分トラヒック情報リカ
バリ(後)」の対象であることを示している。
【0127】従って、ここまででは、蓄積番号51,52,
…,70に対応する全トラヒック情報群が「全トラヒック
情報リカバリ」の対象となっており、続いて、これら対
象を適宜他の分類、すなわち、部分リカバリの対象に置
き換えていくことで最終的な特定を行う。
【0128】先ず、図16の状態において、トラヒック
集計履歴情報テーブル13bより、リカバリ対象開始時
刻−1周期の集計開始時刻のトラヒック集計履歴情報
(集計開始時刻:1999−10-01:07:00:00のレコード(レ
コードBとする))を取得する。
【0129】そして、トラヒック集計履歴情報テーブル
13bより、リカバリ対象開始時刻が集計開始時刻とな
っているトラヒック集計履歴情報(集計開始時刻:1999
−10-01:08:00:00のレコード(レコードCとする))を
取得する。
【0130】ここで、レコードBの集計履歴が"未集
計"、レコードCの集計履歴が"集計済"であるため、レ
コードCにて集計された蓄積番号に該当するトラヒック
情報群中のトラヒック情報のうち、1999−10-01:08:00:
00≦電文受信時刻<1999−10-01:08:01:30に該当するト
ラヒック情報群中の集計開始時刻:1999−10-01:07:00:
00として集計されるべきトラヒック情報と、"遅延有り"
の履歴があるトラヒック情報群中の1999−10-01:07:00:
00以前のトラヒック情報をリカバリ対象とする。そし
て、レコードCに含まれる蓄積番号を蓄積番号Aから除
外し、レコードCをレコードBに設定する。その結果、
テーブルMは図17のような状態となる。
【0131】次に、図17に示す状態において、トラヒ
ック集計履歴情報テーブル13bより、リカバリ対象開
始時刻+1集計周期が集計開始時刻となっているトラヒ
ック集計履歴情報(集計開始時刻:1999−10-01:09:00:
00のレコード(新たなレコードCとする))を取得す
る。
【0132】ここで、レコードBの集計履歴が"集計
済"、レコードCの集計履歴が"未集計"であるため、レ
コードBにて集計された蓄積番号に該当するトラヒック
情報群中のトラヒック情報のうち、1999−10-01:09:00:
00≦電文受信時刻<1999−10-01:09:01:30に該当するト
ラヒック情報群中の集計開始時刻:1999−10-01:09:00:
00として集計されるべきトラヒック情報をリカバリ対象
とする。そして、レコードCに含まれる蓄積番号を蓄積
番号Aから除外し、レコードCをレコードBに設定す
る。その結果、テーブルMは図18のような状態とな
る。
【0133】次に、図18に示す状態において、トラヒ
ック集計履歴情報テーブル13bより、リカバリ対象開
始時刻+2集計周期が集計開始時刻となっているトラヒ
ック集計履歴情報(集計開始時刻:1999−10-01:10:00:
00のレコード(新たなレコードCとする))を取得す
る。
【0134】ここで、レコードBの集計履歴が"未集
計"、レコードCの集計履歴が"集計済"であるため、レ
コードCにて集計された蓄積番号に該当するトラヒック
情報群中のトラヒック情報のうち、1999−10-01:10:00:
00≦電文受信時刻<1999−10-01:10:01:30に該当するト
ラヒック情報群中の集計開始時刻:1999−10-01:09:00:
00として集計されるべきトラヒック情報と、"遅延有り"
の履歴があるトラヒック情報群中の1999−10-01:10:00:
00以前のトラヒック情報をリカバリ対象とする。なお、
この例では、遅延としてリカバリ対象とするトラヒック
情報は存在しない。そして、レコードCに含まれる蓄積
番号を蓄積番号Aから除外し、レコードCをレコードB
に設定する。その結果、テーブルMは図19のような状
態となる。
【0135】次に、図19に示す状態において、トラヒ
ック集計履歴情報テーブル13bより、リカバリ対象開
始時刻+3集計周期が集計開始時刻となっているトラヒ
ック集計履歴情報(集計開始時刻:1999−10-01:11:00:
00のレコード(新たなレコードCとする))を取得す
る。
【0136】ここで、レコードBの集計履歴が"未集
計"、レコードCの集計履歴が"集計済"であるため、レ
コードBにて集計された蓄積番号に該当するトラヒック
情報群中のトラヒック情報のうち、"遅延有り"の履歴が
あるトラヒック情報群中の1999−10-01:11:00:00以前の
トラヒック情報をリカバリ対象とする。この例では、遅
延としてリカバリ対象とするトラヒック情報は存在しな
い。そして、レコードCに含まれる蓄積番号を蓄積番号
Aから除外し、レコードCをレコードBに設定する。そ
の結果、テーブルMは図20のような状態となる。
【0137】次に、図21のフローチャートを参照し
て、実際のリカバリ集計の処理の流れを説明する。先
ず、ステップS91では、「全トラヒック情報リカバ
リ」の対象として残されたトラヒック情報群を取得し、
すべてのトラヒック情報をリアルタイムトラヒック集計
と同じ方式にて集計処理を行い、結果をトラヒック集計
結果テーブル13aに追加して反映させる。
【0138】次に、ステップS93では、「部分トラヒ
ック情報リカバリ(前)」の対象としたトラヒック集計
履歴情報に設定されている蓄積番号に対し、当該トラヒ
ック集計履歴情報の該当する集計開始時刻をS、電文
受信時刻をT、遅延時間をDとすると、S≦T<S
+Dの条件を満たすトラヒック情報群中の集計開始時
刻:Sに集計されるべきトラヒック情報についてリア
ルタイムトラヒック集計と同じ方式にて集計処理を行
い、結果をトラヒック集計結果テーブル13aに追加す
る。
【0139】次に、ステップS95では、「部分トラヒ
ック情報リカバリ(後)」対象としたトラヒック集計履
歴情報に設定されている蓄積番号に対し、当該トラヒッ
ク集計履歴情報の該当する集計開始時刻をS、電文受
信時刻をT、遅延時間をDとすると、Sn+1≦T<S
n+1+Dの条件を満たすトラヒック情報群中の集計開
始時刻:Sに集計されるべきトラヒック情報について
リアルタイムトラヒック集計と同じ方式にて集計処理を
行い、結果をトラヒック集計結果テーブル13aに追加
する。
【0140】次に、ステップS97では、「遅延トラヒ
ック情報リカバリ」対象としたトラヒック集計履歴情報
に設定されている蓄積番号の遅延状態が「遅延あり」と
設定されている蓄積番号に対し、当該トラヒック集計履
歴情報の該当する集計開始時刻をS、電文受信時刻を
T、遅延時間をDとすると、S≦T<S+Dの条件
を満たすトラヒック情報群については、集計開始時刻:
n-2以前(Sn-2を含む)の集計区間に集計すべき
トラヒック情報、S+D≦T<Sn+1+Dの条件を
満たすトラヒック情報については、集計開始時刻:S
n−1以前(S −1を含む)の集計区間に集計すべき
トラヒック情報についてリアルタイムトラヒック集計と
同じ方式にて集計処理を行い、結果をトラヒック集計結
果テーブル13aに追加する。
【0141】そして、ステップS99では、集計リカバ
リ履歴情報テーブル13dを更新する。すなわち、当該
リカバリ対象終了時刻(1999−10-01:12:00:00)を集計
リカバリ履歴情報テーブル13dの集計リカバリ処理実
施時刻帯に登録し、当該最終の蓄積番号(蓄積番号7
0)を集計リカバリ履歴情報テーブル13dの集計リカ
バリ済最終蓄積番号に登録する。
【0142】以上説明したように、第2の実施の形態の
トラヒック集計装置によれば、集計手段(12a)によ
る集計の有無についての履歴情報が記憶される履歴情報
記憶手段(13b)と、履歴情報を基に未集計のトラヒ
ックの数を集計して集計結果に反映させる集計リカバリ
手段(14)と設けたので、未集計のトラヒックの数を
集計結果に反映させることができ、集計結果の精度向上
が可能となる。
【0143】なお、上記実施の形態では、時刻情報とし
てトラヒック発生時刻tを用いたが、本発明は、トラヒ
ックの伝送状況に関する時刻情報によるトラヒック集計
全般に利用することができる。なお、この実施の形態に
おいて実行されたトラヒック集計プログラムをコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に記録して可搬可能とし、
この記録媒体を他の網サービス統括局のコンピュータに
セットして当該プログラムを読み込ませ実行させること
により、この実施の形態と同様の効果を任意の網サービ
ス統括局において得ることができる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るトラ
ヒック集計装置およびトラヒック集計方法よれば、集計
処理と格納処理とを平行して行うようにしたため、リア
ルタイムなトラヒック集計が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を適用する網サービ
ス統括局の構成図である。
【図2】図1に示す網サービス統括局の各部の機能説明
のための図である。
【図3】集計テーブルの決定方法を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図4】図4(a)は、集計管理テーブルの構成および
概要、図4(b)は、集計管理テーブルの設定値をそれ
ぞれ示す図である。
【図5】集計処理部における処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】格納処理部における処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態を適用する網サービ
ス統括局の構成図である。
【図8】集計区間とトラヒック情報中のトラヒック発生
時刻tおよび電文受信時刻Tの相互関係を示す図であ
る。
【図9】集計管理テーブル12cの各領域の遷移を示す
図である。
【図10】図10(a)は、集計履歴情報のデータ構造
を示す図であり、図10(b)は、集計履歴情報の内容
の一例である。
【図11】トラヒック情報群の構成の分類方法を示す図
である。
【図12】トラヒック情報群に含まれるトラヒック情報
の集計区間判定時刻パターンによるトラヒック集計履歴
情報への登録パターンを示す図である。
【図13】集計リカバリの対象となるトラヒック情報群
の分類を示す図である。
【図14】リカバリ対象のトラヒック情報群を特定する
処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】図14の特定処理を具体的に説明するための
図である。
【図16】図14の特定処理を具体的に説明するための
図である。
【図17】図14の特定処理を具体的に説明するための
図である。
【図18】図14の特定処理を具体的に説明するための
図である。
【図19】図14の特定処理を具体的に説明するための
図である。
【図20】図14の特定処理を具体的に説明するための
図である。
【図21】実際のリカバリ集計の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図22】従来の網サービス統括局の構成図である。
【図23】トラヒック情報群およびトラヒック集計結果
情報テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 リアルタイムトラヒック集計部 11 トラヒック情報群受付蓄積転送部 12 トラヒック集計部 12a 集計処理部 12b 格納処理部 12c 集計管理テーブル 12d 集計テーブル 12e 集計履歴情報テーブル 13a トラヒック集計結果テーブル 13b トラヒック集計履歴情報テーブル 13c トラヒック情報群テーブル 13d 集計リカバリ履歴情報テーブル 14 集計リカバリ部 100 トラヒック情報群転送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K019 AA09 AC09 BA01 BB24 BB27 CC05 CC06 DA03 DB08 DC06 5K051 CC01 DD01 EE01 EE02 FF01 FF07 FF08 HH11 HH26 JJ16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラヒックの伝送状況に関する時刻情報
    が逐次受信されるときに集計時間帯ごとの集計を行うト
    ラヒック集計装置であって、 前記時刻情報の受信時刻に応じて選択した集計時間帯に
    属するトラヒックの数を集計する集計手段と、 この集計手段が第1の集計時間帯の集計後に第2の集計
    時間帯の集計を行う間に、前記第1の集計時間帯の集計
    結果を格納する格納手段とを有することを特徴とするト
    ラヒック集計装置。
  2. 【請求項2】 前記集計手段は、 複数の記憶領域を使用して集計を行うとともに、前記格
    納手段が、集計の終了した記憶領域から集計結果を格納
    するときは、格納の終了した他の記憶領域を再使用する
    ことを特徴とする請求項1記載のトラヒック集計装置。
  3. 【請求項3】 前記集計手段は、 前記時刻情報を含んで構成される情報群を基に集計を行
    うことを特徴とする請求項1または請求項2記載のトラ
    ヒック集計装置。
  4. 【請求項4】 前記集計手段は、 前記情報群が集計時間帯経過後の所定の時間内に受信さ
    れたときは、当該受信時刻の属する集計時間帯と前記経
    過した集計時間帯の双方についての集計を行うことを特
    徴とする請求項3記載のトラヒック集計装置。
  5. 【請求項5】 前記集計手段による集計の有無について
    の履歴情報が記憶される履歴情報記憶手段と、 前記履歴情報を基に未集計のトラヒックの数を集計して
    集計結果に反映させる集計リカバリ手段とを有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    トラヒック集計装置。
  6. 【請求項6】 トラヒックの伝送状況に関する時刻情報
    が逐次受信されるときに集計時間帯ごとの集計を行う際
    のトラヒック集計方法であって、 前記時刻情報の受信時刻に応じて選択した集計時間帯に
    属するトラヒックの数を集計する集計手順と、 第1の集計時間帯の集計後に第2の集計時間帯の集計が
    行われる間に、前記第1の集計時間帯の集計結果を格納
    する格納手順とを有することを特徴とするトラヒック集
    計方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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