JP2001244064A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2001244064A
JP2001244064A JP2000053684A JP2000053684A JP2001244064A JP 2001244064 A JP2001244064 A JP 2001244064A JP 2000053684 A JP2000053684 A JP 2000053684A JP 2000053684 A JP2000053684 A JP 2000053684A JP 2001244064 A JP2001244064 A JP 2001244064A
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Japan
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antenna
rotating
microwave oven
rotating antenna
shaft
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Application number
JP2000053684A
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Eiji Mukumoto
英治 椋本
Katsunao Takahashi
克尚 高橋
Yoshitsugu Kawamura
佳嗣 川村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to CNB001336924A priority patent/CN1171037C/zh
Priority to GB0103173A priority patent/GB2362079B/en
Priority to US09/791,852 priority patent/US6444966B2/en
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/72Radiators or antennas
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C7/00Stoves or ranges heated by electric energy
    • F24C7/02Stoves or ranges heated by electric energy using microwaves

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の利点を有しながらも容易に構成できる
電子レンジを提供する。 【解決手段】 回転アンテナ35は、円盤形状を有する
円形部35aと、該円形部35aの中央部に接続された
筒状部35bを有し、筒状部35bを軸として、紙面に
垂直な方向に回転する。モータ17が駆動することによ
り、その動力が、モータ軸17aおよび筒状部35bを
介して伝えられることにより、回転アンテナ35が回転
できる。軸受け31は、筒状部35bと導波管19との
間の、スペーサとしての機能を有する。円形部35aの
上面には、スペーサ32が取付けられている。スペーサ
32の高さ方向の寸法(Ls)は、回転アンテナ35の
中央部付近と底板9の高さ方向の距離(Lc)よりも、
長くなっている。これにより、回転アンテナ35は、中
央部から外縁部に向けてたわみ、かつ、スペーサ32と
軸受け31により上下方向について固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジに関
し、特に、マイクロ波を拡散させるために回転するアン
テナを搭載したタイプの電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の電子レンジには、マグネトロンの発振するマイクロ波
を、加熱室内に拡散させて供給するために、回転可能な
アンテナ(以下、「回転アンテナ」という)を備えるも
のがあった。図9に、従来の電子レンジの、回転アンテ
ナの取付けられている部分を示す。なお、図9に示す電
子レンジは、加熱室の下方に、回転アンテナが取付けら
れるタイプのものである。また、図9では、部分的に、
電子レンジの断面が示されている。
【0003】図9を参照して、加熱室の底面99の下方
には、電子レンジの本体枠98の一部に、回転アンテナ
90が取付けられている。
【0004】詳しくは、回転アンテナ90は、まず、ア
ンテナ軸93の上端に嵌込まれ、ナット94によりアン
テナ軸93に固定される。そして、アンテナ軸93は、
アンテナ軸受け91に嵌込まれ、該アンテナ軸受け91
は、その外周部を、本体枠98に、複数のピン92で、
固定される。なお、アンテナ軸受け91が本体枠98に
固定される際、アンテナ軸93の下部は、モータ軸95
に嵌込まれる。
【0005】ここで、アンテナ軸受け91が本体枠98
に固定される際、ピン92を本体枠92に嵌込むが、こ
のピン92の嵌込みは、煩雑な作業であった。図9に示
すように、アンテナ軸受け91の上方には回転アンテナ
90が位置するため、この嵌込み作業は、本体枠98と
回転アンテナ90とに挟まれる比較的狭い空間で行なわ
れることになるからである。つまり、従来の電子レンジ
では、回転アンテナを搭載させる場合、該回転アンテナ
を取付けるために、煩雑な作業が必要とされるという不
都合があった。取付け作業を容易にしようとすると、電
子レンジ自体の構成が複雑化することが予測される。
【0006】また、電子レンジは、常に、被加熱物の加
熱むらをなくすようにマイクロ波を供給できるように構
成されることを、切望されている。なお、電子レンジに
おいて、たとえば、マイクロ波の放射のモードを変化さ
せることにより、被加熱物の加熱むらをなくすことがで
きる。しかしながら、マイクロ波の放射のモードを変化
させようとすると、電子レンジの構造が複雑化すること
が予想される。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、種々の利点を有しながらも容
易に構成できる電子レンジを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面に従う
電子レンジは、食品を収容する加熱室と、マイクロ波を
供給するためのマグネトロンと、前記マグネトロンの発
振するマイクロ波を攪拌するために回転可能に構成され
る回転アンテナと、前記回転アンテナを回転させるため
のモータとを含む電子レンジであって、前記回転アンテ
ナは、当該回転アンテナの回転軸に交わる平面上に広が
る平面部と、一端を前記平面部に接続され、他端を前記
モータの回転軸に接続され、前記平面部に交わる方向に
のびる筒状部とを有することを特徴とする。
【0009】本発明のある局面によると、回転アンテナ
は、直接、モータの回転軸に接続される。
【0010】これにより、図9を用いて説明したよう
な、回転アンテナを固定するためのピン止め等の、煩雑
な作業を必要とすることなく、回転アンテナを取付けら
れる。したがって、比較的容易に構成でき、かつ、回転
アンテナの取付けが容易に行なえる、電子レンジを供給
することができる。
【0011】また、本発明の電子レンジは、前記回転ア
ンテナは、前記平面部に、前記電子レンジの中のいずれ
かの壁面との隙間を充填するための第1のスペーサを備
えられ、前記筒状部の他端と前記電子レンジの中のいず
れかの壁面との隙間に充填される第2のスペーサをさら
に含むことが好ましい。
【0012】これにより、回転アンテナは、第1のスペ
ーサと第2のスペーサとによって、電子レンジ内の所定
の壁面の間に、位置決めされる。
【0013】本発明の別の局面に従う電子レンジは、食
品を収容する加熱室と、マイクロ波を供給するためのマ
グネトロンと、前記マグネトロンの発振するマイクロ波
を攪拌するために回転可能に構成される回転アンテナ
と、前記回転アンテナを回転させるためのモータとを含
む電子レンジであって、前記回転アンテナの回転軸とな
るアンテナ軸をさらに含み、前記回転アンテナは、前記
アンテナ軸の一端に接続され、前記アンテナ軸の他端
は、前記回転アンテナの回転方向と交わる方向に所定の
長さ重なるように、前記モータに嵌込まれ、前記回転ア
ンテナは、当該回転アンテナの回転方向と交わる方向に
ついて、前記電子レンジの中のいずれかの壁面との隙間
が、前記所定の長さ以下となるようなスペーサを備える
ことを特徴とする。
【0014】本発明の別の局面に従うと、回転アンテナ
の回転の際に、コリオリの力により、回転方向と交わる
方向に、移動させられる。その力が、回転アンテナを所
定の長さ以下の距離しか移動させられないものである場
合には、回転アンテナは、モータに嵌込まれた状態を維
持できる。また、その力が、回転アンテナを、所定の長
さを移動させるものを越える場合でも、スペーサが電子
レンジの中の壁面とぶつかるため、回転アンテナは、モ
ータに嵌込まれた状態を維持できる。
【0015】これにより、図9を用いて説明したよう
な、回転アンテナを固定するためのピン止め等の、煩雑
な作業を必要とすることなく、回転アンテナの位置決め
ができる。したがって、比較的容易に構成でき、かつ、
回転アンテナの取付けが容易に行なえる、電子レンジを
供給することができる。
【0016】本発明のさらに別の局面に従う電子レンジ
は、食品を収容する加熱室と、マイクロ波を供給するた
めのマグネトロンと、前記マグネトロンの発振するマイ
クロ波を攪拌するために回転可能に構成される回転アン
テナとを含む電子レンジであって、前記回転アンテナに
固定され、回転アンテナの回転軸となるアンテナ軸と、
前記アンテナ軸を支持するアンテナ軸受けとをさらに含
み、前記アンテナ軸受けは、前記回転アンテナの回転角
度に応じて、前記アンテナ軸の高さが変化するように、
前記アンテナ軸を支持することを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の発明によると、回転アン
テナは、アンテナ軸に固定させるため、回転することに
より、その高さを変化させることができる。
【0018】これにより、回転アンテナは、回転するだ
けで、その高さを変化させられる。なお、回転アンテナ
の高さが変化することにより、電子レンジにおいて、マ
イクロ波の放射のモードを変化させることができる。つ
まり、比較的容易に構成でき、かつ、マイクロ波の放射
のモードを変化させることのできる電子レンジを提供す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下に、本
発明の一実施の形態である、回転可能なアンテナを備え
た電子レンジについて、図面を参照しつつ説明する。図
1は、電子レンジの斜視図である。
【0020】図1を参照して、電子レンジ1は、主に、
本体2と、ドア3とからなる。本体2は、その外郭を、
外装部4に覆われている。また、本体2の前面には、ユ
ーザが、電子レンジ1に各種の情報を入力するための操
作パネル6が備えられている。なお、本体2は、複数の
脚8に支持されている。
【0021】ドア3は、下端を軸として、開閉可能に構
成されている。ドア3の上部には、把手3aが備えられ
ている。図2に、ドア3が開状態とされたときの電子レ
ンジ1を前方より見た、電子レンジ1の正面図を示す。
【0022】外装部4の内部には、本体枠(後述する本
体枠5)が備えられている。本体枠5の内部には、加熱
室10が設けられ、また、本体枠5の前面には、前板5
0が備えられている。加熱室10の右側面上部には、孔
10aが形成されている。孔10aには、加熱室10の
外側から、検出経路部材40が接続されている。加熱室
10の底部には、底板9が備えられている。底板9上に
は、食品を載置できる。そして、底板9の周囲は、シリ
コン99でシールされている。
【0023】図3は、電子レンジ1の、外装部4を取外
した状態での、正面図である。前板50には、加熱室1
0を開放するための開口51と、操作パネル6を嵌込む
ための孔52が形成されている。
【0024】また、本体枠5の、加熱室10の右隣に
は、マグネトロン12が取付けられている。また、加熱
室10およびマグネトロン12の下方には、導波管19
が取付けられている。マグネトロン12は、導波管19
の一端に接続されている。導波管19の他端は、本体枠
5の底面であって、加熱室10の下方に接続されてい
る。マグネトロン12は、マグネトロンアンテナ12a
を備え、該マグネトロンアンテナ12aは、導波管19
の内部に位置している。
【0025】また、加熱室10の下方には、回転アンテ
ナ15が備えられている。回転アンテナアンテナ15
は、複数の孔を形成された円盤形状を有している。図3
では、その側面が示されている。回転アンテナ15の下
方であって、導波管19の下方には、モータ17が備え
られている。モータ17と回転アンテナ15は、導波管
19を貫通している軸16によって接続されている。軸
16は、後述するように、複数の部材により構成され
る。
【0026】モータ17が駆動することにより、軸16
によって動力が伝えられ、回転アンテナ15が回転す
る。そして、電子レンジ1では、マグネトロン12の発
振するマイクロ波は、導波管19を介し、回転アンテナ
15により拡散されるように、加熱室10内に供給され
る。また、該マイクロ波を加熱室10内でさらに拡散さ
せるため、加熱室10の後面には、複数の凸部45が形
成されている。
【0027】加熱室10の孔10aには、検出経路40
の一端が接続されている。検出経路40の他端には、赤
外線センサ7が取付けられている。赤外線センサ7は、
検出経路40を介して加熱室10内の食品の発する赤外
線を検出することにより、該食品の温度を検出できる。
なお、検出経路40の側面には、食品の発する蒸気で赤
外線センサ7のレンズ部分が曇らないように、複数の小
孔が形成されている。
【0028】次に、軸16の構成について、説明する。
図4は、図3の電子レンジ1の回転アンテナ15付近の
拡大図である。図4を参照して、軸16は、アンテナ軸
20と、軸受け22により構成されている。図4では、
アンテナ軸20および軸受け22は、その縦断面が示さ
れている。アンテナ軸20は、その側面に、凸部21を
有する。凸部21は、軸受け22の上端に接している。
軸受け22は、その上端で凸部21を支持することによ
り、アンテナ軸20を支持する。
【0029】アンテナ軸20は、その上端を、回転アン
テナ15の円盤の重心に、接続されている。なお、回転
アンテナ15は、アンテナ軸20との接続部を、ネジ1
5aでネジ止めされることにより、アンテナ軸20に固
定される。また、アンテナ軸20は、その下端を、モー
タ軸17aに接続されている。モータ軸17aは、モー
タ17が駆動することにより回転する部材である。これ
により、モータ17が駆動すると、モータ軸17aおよ
びアンテナ軸20を介して、回転アンテナ15が回転す
る。なお、回転アンテナ15は、図4の紙面に垂直な平
面上を回転する。
【0030】図5(A)は、軸受け22の側面図であ
り、図5(B)は、軸受け22の平面図である。また、
図6は、図4のVI−VI線に沿う、矢視断面図であ
る。
【0031】まず、図6を参照して、軸受け22および
アンテナ軸20は、本体枠5に形成された孔5aの内部
に位置している。そして、アンテナ軸20の凸部21
は、軸受け22の上端に位置している。
【0032】図5を参照して、軸受け22は、筒形状を
有するが、その上端は、傾斜を有している(特に、図5
(A)参照)。したがって、回転アンテナ15の回転に
伴って凸部21が回転した場合、凸部21の高さが変化
することになる。凸部21の高さが変化することによ
り、アンテナ軸20および回転アンテナ15の高さも変
化する。このことから、回転アンテナ15は、モータ1
7が駆動することにより、高さを変化させながら、回転
することになる。
【0033】電子レンジ1では、このように、回転アン
テナ15が、その高さを変化させつつ回転することによ
り、加熱室10に、より多くのモードで、マイクロ波を
供給することができる。
【0034】つまり、本実施の形態では、軸受け22に
より、回転アンテナの回転角度に応じて、アンテナ軸の
高さが変化するように該アンテナ軸を支持する、アンテ
ナ軸受けが構成されている。
【0035】なお、回転アンテナの回転に応じてアンテ
ナ軸の高さを変化させる態様は、本実施の形態における
態様に限定されない。
【0036】ただし、本実施の形態では、軸受け22の
形状を工夫することにより、上記のようにアンテナ軸2
0の高さを変化させている。具体的には、軸受け22
は、アンテナ軸20を凸部で支持し、該凸部を支持する
部分である上端において、アンテナ軸20の回転方向に
傾斜を有することにより、アンテナ軸20の高さを変化
させている。電子レンジ1がこのように構成されること
により、より容易に、回転アンテナの回転に応じてアン
テナ軸の高さを変化させることができる。
【0037】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態の電子レンジについて説明する。なお、本
実施の形態の電子レンジは、第1の実施の形態として説
明した電子レンジ1の、回転アンテナ15およびその付
近の構造のみを変更したものであるため、重複する説明
は省略する。
【0038】図7に、本実施の形態の電子レンジの回転
アンテナ付近の拡大図を示す。図7を参照して、回転ア
ンテナ35は、大まかには、鍋蓋を裏返しにしたような
形状を有している。つまり、円盤形状を有する円形部3
5aと、該円形部35aの中央部に接続された、筒状部
35bを有している。これにより、回転アンテナ35
は、筒状部35bを軸として、紙面に垂直な方向に回転
する。回転アンテナ35は、たとえば、円盤状の板体の
中心部を引っ張るように変形させることにより、構成す
ることができる。
【0039】筒状部35bの上端は、円形部35aに接
続されている。一方、筒状部35bの下端は、底を有し
ているが、該底には、円形の孔が形成されている。そし
て、該円形の孔には、モータ軸17aが嵌込まれてい
る。なお、該円形の孔は、モータ軸17aの断面形状に
合わせた形状を有している。これにより、モータ17が
駆動することにより、その動力が、モータ軸17aおよ
び筒状部35bを介して伝えられることにより、回転ア
ンテナ35が回転できる。
【0040】筒状部35bの下端は、導波管19内に位
置している。そして、導波管19の底と筒状部35bの
下端との間には、軸受け31が備えられている。軸受け
31の上端は、筒状部35bに接している。また、軸受
け31の下端は、導波管19に接している。軸受け31
は、筒状部35bと導波管19との間の、スペーサとし
ての機能を有する。
【0041】また、円形部35aの上面には、スペーサ
32が取付けられている。詳しくは、円形部35aの外
縁部分の複数の箇所に、直径5mm程度の円筒状のスペ
ーサ32が取付けられている。スペーサ32の上端は、
底板9に接している。スペーサ32の高さ方向の寸法
(Ls)は、回転アンテナ35の中央部付近と底板9の
高さ方向の距離(Lc)よりも、長くなっている。これ
により、回転アンテナ35は、中央部から外縁部に向け
て、たわむようになる。
【0042】回転アンテナ35は、スペーサ32と底板
9が接した状態で、回転する。このことから、スペーサ
32は、耐摩耗性に優れた材質、たとえば、シリコンか
ら構成されることが好ましい。
【0043】以上説明した本実施の形態では、回転アン
テナ35は、軸受け31とスペーサ32によって、電子
レンジ内の所定箇所に、上下方向について、固定され
る。つまり、本実施の形態の電子レンジでは、回転アン
テナ35を固定する際、煩雑なネジ止等の作業を必要と
しない。
【0044】なお、スペーサ32の高さ方向の寸法(L
s)は、回転アンテナ35の中央部付近と底板9の高さ
方向の距離(Lc)と同じであれば、回転アンテナ35
を軸受け31とスペーサ32によって固定できる。ただ
し、本実施の形態のように、LsをLcよりも長くする
ことにより、より安定して、回転アンテナ35を固定で
きる。
【0045】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態の電子レンジについて説明する。なお、本
実施の形態の電子レンジは、第1の実施の形態として説
明した電子レンジ1の、回転アンテナ15およびその付
近の構造のみを変更したものであるため、重複する説明
は省略する。
【0046】図8に、本実施の形態の電子レンジの回転
アンテナ付近の拡大図を示す。図8を参照して、回転ア
ンテナ45は、複数の孔を形成された円盤の形状を有し
ている。回転アンテナ45の中央部には、アンテナ軸4
4が接続されている。アンテナ軸44は、その上端を、
回転アンテナ45の中央部に嵌込まれた後、回転アンテ
ナ45に向けて折返されている。これにより、回転アン
テナ45は、アンテナ軸44に固定されている。そし
て、回転アンテナ45は、アンテナ軸44を軸として、
紙面に垂直な方向に回転する。
【0047】アンテナ軸44の外側には、軸受け41が
備えられている。軸受け41は、筒形状を有し、内側に
アンテナ軸44を収容している。軸受け41には複数の
突起42が取付けられており、当該突起42を本体枠5
の所定の位置に形成された孔に嵌込まれることにより、
軸受け41は、本体枠5に固定される。
【0048】本実施の形態の電子レンジは、本体枠5に
軸受け41を固定する。その一方で、アンテナ軸44に
回転アンテナ45を固定した後、アンテナ軸44を軸受
け41およびモータ軸17aに嵌込み、回転アンテナ4
5の上から、底板9を設置する。これにより、回転アン
テナ45の取付けに際し、図9を用いて説明したような
煩雑なネジ止等の作業が必要とされることがない。
【0049】なお、アンテナ軸44は、モータ軸17a
に対して、高さ方向にRaだけ重なるように、嵌込まれ
ている。また、回転アンテナ45の上面には、凸部45
aが形成されている。凸部45aは、たとえば、回転ア
ンテナ45を座押しすることにより、形成することがで
きる。凸部45aの最上部と底板9との、高さ方向の距
離は、Rbとされている。そして、本実施の形態では、
Ra>Rbとなっている。これにより、回転アンテナ4
5が回転しても、アンテナ軸44がモータ軸17aから
外れることはない。これは以下の理由による。
【0050】回転アンテナ45が、紙面に垂直な方向に
回転した場合、回転アンテナ45には、コリオリの力と
して、紙面の上方向に移動させるような力が働く。しか
し、回転アンテナ45がRb以上上方向に移動しようと
すると、底板9により、下方に押し戻される。そして、
アンテナ軸44は、モータ軸17aとRaだけ重なりを
有しているので、Ra以下の長さだけ上方に移動して
も、モータ軸17aから外れることはないからである。
【0051】本実施の形態では、凸部45aにより、回
転アンテナの回転方向と交わる方向について電子レンジ
の中のいずれかの壁面との隙間が所定の長さ以下となる
ようなスペーサが構成されている。
【0052】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である電子レンジ
の斜視図である。
【図2】 図1の電子レンジのドアが開状態とされた場
合の正面図である。
【図3】 図1の電子レンジの本体枠部分の正面図であ
る。
【図4】 図3の電子レンジの回転アンテナ付近の拡大
図である。
【図5】 (A)は図4の軸受けの側面図であり、
(B)は平面図である。
【図6】 図4のVI−VI線に沿う、矢視断面図であ
る。
【図7】 本発明の第2の実施の形態である電子レンジ
の、回転アンテナ付近を示す図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態である電子レンジ
の、回転アンテナ付近を示す図である。
【図9】 従来の電子レンジの回転アンテナ付近を示す
図である。
【符号の説明】
1 電子レンジ、5 本体枠、10 加熱室、15,3
5,45 回転アンテナ、20,41 アンテナ軸、2
1 凸部、22,44 軸受け。
フロントページの続き (72)発明者 川村 佳嗣 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3K090 AA15 BA01 DA08 3L086 AA01 BB07 DA18 DA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を収容する加熱室と、マイクロ波を
    供給するためのマグネトロンと、前記マグネトロンの発
    振するマイクロ波を攪拌するために回転可能に構成され
    る回転アンテナと、前記回転アンテナを回転させるため
    のモータとを含む電子レンジであって、 前記回転アンテナは、 当該回転アンテナの回転軸に交わる平面上に広がる平面
    部と、 一端を前記平面部に接続され、他端を前記モータの回転
    軸に接続され、前記平面部に交わる方向にのびる筒状部
    とを有する、電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記回転アンテナは、前記平面部に、前
    記電子レンジの中のいずれかの壁面との隙間を充填する
    ための第1のスペーサを備えられ、 前記筒状部の他端と前記電子レンジの中のいずれかの壁
    面との隙間に充填される第2のスペーサをさらに含む、
    請求項1に記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 食品を収容する加熱室と、マイクロ波を
    供給するためのマグネトロンと、前記マグネトロンの発
    振するマイクロ波を攪拌するために回転可能に構成され
    る回転アンテナと、前記回転アンテナを回転させるため
    のモータとを含む電子レンジであって、 前記回転アンテナの回転軸となるアンテナ軸をさらに含
    み、 前記回転アンテナは、前記アンテナ軸の一端に接続さ
    れ、 前記アンテナ軸の他端は、前記回転アンテナの回転方向
    と交わる方向に所定の長さ重なるように、前記モータの
    回転軸に嵌込まれ、 前記回転アンテナは、当該回転アンテナの回転方向と交
    わる方向について、前記電子レンジの中のいずれかの壁
    面との隙間が、前記所定の長さ以下となるようなスペー
    サを備える、電子レンジ。
  4. 【請求項4】 食品を収容する加熱室と、マイクロ波を
    供給するためのマグネトロンと、前記マグネトロンの発
    振するマイクロ波を攪拌するために回転可能に構成され
    る回転アンテナとを含む電子レンジであって、 前記回転アンテナに固定され、回転アンテナの回転軸と
    なるアンテナ軸と、 前記アンテナ軸を支持するアンテナ軸受けとをさらに含
    み、 前記アンテナ軸受けは、前記回転アンテナの回転角度に
    応じて、前記回転アンテナの高さ方向の位置が変化する
    ように、前記アンテナ軸を支持する、電子レンジ。
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