JP2001242813A

JP2001242813A - 旗振り状表示装置

Info

Publication number: JP2001242813A
Application number: JP2000053777A
Authority: JP
Inventors: Mamoru Chiku; 守知久
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-02-29
Filing date: 2000-02-29
Publication date: 2001-09-07

Abstract

(57)【要約】【課題】棒状の筐体に発光器を複数個並べ、旗振り状に
移動させながら発光させて、文字等に見える様にした表
示装置において、発光のタイミングが合わず、文字等が
左右反転、縦長、横長に表示されてしまう。文節を表現
できない、不要な時の発光動作を禁止に出来ない。これ
らの解決を課題とする。【解決手段】角速度検出器を備え、旗振り動作の方向と
速さに応じて、文字等の左右反転、縦長、横長の表示を
補正する発光表示手段。旗振り動作の一振りで一文字、
連続の動作で、文節の表現を表示できる様にした発光表
示手段。また、旗振り動作を行わない間、発光表示を禁
止にして省電力にする事を特徴とした発光表示手段。

Description

【発明の詳細な説明】

【発明が属する技術分野】この発明は、ＬＥＤなどの発
光器を用いた表示装置に関する。

【従来の技術】従来のこの種の表示装置として、図４に
示すように円筒形の回転体の一部に、縦一列にＬＥＤ等
の発光器を複数個配置させ、モータで回転させ、モータ
の回転位置検出によって発光器の発光タイミングを計
り、図５に示す番号の順番で、ＡからＴまでのＬＥＤ等
の発光器を順次発光させる事によって、網膜の残像効果
を利用して、文字等に見える様に発光させる表示装置が
知られている。

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来技術を図６のに示す様な棒状の筐体に発光器を複
数個並べた表示装置に適用して、手に持って動作させよ
うとすると、回転ではなく旗振りの様な往復運動になる
のが一般的である。このため、タイミングが合わず図６
のに示す様に、文字等が左右反転して表示されたり、
縦長や横長に表示されてしまう。そこで、この発明は、
旗振り動作における右から左、左から右のいずれに動作
させても、左右反転しない文字等を発光表示させる事
と、旗振り動作の速さによって、縦長、横長にならない
文字等を発光表示させる事と、文字等だけで無く、文節
などの表現を発光表示する事と、不要な時に発光動作を
禁止して省電力にする事を課題とする。

【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項１の発明は、角速度検出器を備えること
で、旗振り動作の方向を検出する事と、旗振り動作の速
さを検出する事で、１列に並んだ複数個の発光器に文字
等を正しく表示させるべく、表示装置の発光順番を右か
ら左の場合と、左から右の場合に対応する事で、文字等
が左右反転の発光表示となるのを補正する。また、旗振
り動作の速さに応じて、発光の順番を更新する速さを可
変する事で、縦長、横長の表示になるのを補正して、発
光表示できる様にした発光表示手段。また、請求項２の
発明は、旗振り動作の動作に合わせて、文字等を発光表
示させ、一振りで一文字ずつ表示させる様にした事、旗
振り動作が一定期間検出されなければ、一文字の発光表
示シーケンスを振り出しに戻す、さらに長い期間検出さ
れなければ、文節の表示シーケンスを振り出しに戻す処
理を施す事で、旗振り動作の連続動作による文節の表現
を表示できる様にした事を特徴とする発光表示手段。ま
た、請求項３の発明は、旗振り動作を行わない間、発光
動作を禁止にして省電力化を計る事を特徴とした発光表
示手段。

【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を、図１の
棒状の筐体と表示形態に示す。また、図２に回路図を示
す。棒状の筐体に発光器を複数個一列に並べた表示装置
であって、内部に角速度検出器を備える。この表示装置
を例えば、左から右に旗振り動作をさせたとすると、内
部の角速度検出器は図３ののごとく正の電圧を出力す
る。また、右から左に旗振り動作をさせたとすると、図
３ののごとく負の電圧を出力する。この電圧出力を図
２に示す回路図のＣＰＵに取り込みＡ／Ｄ変換する事
で、旗振り動作の方向を検出する。また、角速度検出器
の電圧出力における振幅は、図３ののごとく旗振り動
作の速度に比例する。この振幅の大きさを検出する事
で、旗振り動作の速さを検出する。これらの検出電圧に
合わせ、正の電圧であれば、図１に示す表示形態のよう
に１，２，３，４，５・・の番号順でＡからＴまでの黒
塗りに該当する発光器が発光する様に制御する。また、
負の電圧であれば、１６，１５，１４，１３，１２・・
・の逆の番号順でＡからＴまでの黒塗りに該当する発光
器が発光する様に制御する。これによって、文字等の表
示が左右反転しなくなる。また、検出電圧の大きさに合
わせて、電圧の振幅が大きければ発光器を発光させる順
番の更新を速く、電圧の振幅が小さければ、発光器を発
光させる順番の更新を遅くする。これによって、文字等
の表示が縦長や横長にならない様にした事を特徴とする
表示装置。また、この表示装置は旗振り動作の連続動作
によって、「ガ・ン・バ・レ」などの文節を、一振で一
文字ずつ表示することによって表現できる。この時、角
速度検出器が電圧を一定時間、例えば１秒間検出しなけ
れば、一文字表示のシーケンスを振り出しに戻す。すな
わち、図１の表示形態における番号の１，２，３，４の
順番まで発光した段階で、電圧検出が無くなったとする
と、１の番号の列の表示の順番待ちに戻す。角速度検出
器が電圧をさらに長い時間、例えば３秒間検出しなけれ
ば、文節の表示シーケンスを振り出し、「ガ・ン・バ・
レ」などの「ガ」の文字の表示待ちに戻す様に施す。こ
れらの制御によって、文節の表現を表示できる様にした
事を特徴とする表示装置。また、棒状の筐体の内部に備
えた角速度検出器は、旗振り動作が行われない間は電圧
を出力しない、この電圧の検出が無い間は、発光器の発
光動作を禁止にする事で、省電力に出来る事を特徴とす
る表示装置。

【実施形態の効果】この実施形態によれば、左右が反転
しない文字等の発光表示が可能である。また、縦長や、
横長にならない文字等の発光表示が可能である。また、
旗振り動作の連続動作によって、文節の表現が可能にな
る。旗振り動作が無い時は、発光動作を禁止にして省電
力にできる。

【他の実施形態】図１の実施形態では、文字等の発光表
示を例に記載したが、発光表示の対象は、道路標識など
の警告、例として進入禁止のマーク、または、矢印など
の誘導、等に応用が可能。また、旗振り動作の連続動作
による文節の表現においては、簡単な漫画などに応用が
可能で、歩く犬、開く花、などの動きを表現したい場合
も、同じ制御で応用可能である。他、実施形態では一振
りで一文字としたが、二振り、すなわち一往復で一文字
としても良い。

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、旗振り動作における発光器を発光させるタイミング
が合致して、文字等が左右正しく、また、縦長や横長に
なる事無く表示される。旗振り動作一振で、一文字ずつ
発光表示して、連続の旗振り動作で文節の表現を表示で
きる。不要な時に発光動作を禁止にして省電力にでき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態を示す斜視図と、実施形
態を動作させた時の発光表示形態である。

【図２】この発明の一実施形態の回路図である。

【図３】この発明の一実施形態の原理を説明する電圧波
形図である。

【図４】従来技術を示す斜視図である。

【図５】従来技術の原理を説明する発光表示形態であ
る。

【図６】この発明の課題を説明する発光表示形態であ
る。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】棒状の筐体に、ＬＥＤなどの発光器を一列
に複数個並べた表示装置であって、筐体を手に持つなど
して、旗振り状に移動させながら、個々の発光器を表示
内容に合わせて発光させ、網膜の残像効果を利用して、
文字等に見える様に表示する表示装置において、角速度
検出器を備え、旗振り動作の方向を検出する事と、旗振
り動作の速さを検出する事で、旗振りの動作に合わせ文
字等を左右反転、縦長、横長にならない様に、補正して
発光させる表示装置。
【請求項２】旗振りの動作の検出に合わせて文字等を発
光表示させ、一振で一文字ずつ表示させる様にした事、
旗振り動作が一定期間検出されなければ、一文字表示の
シーケンスを振り出しに戻す、さらに長い期間検出され
なければ、文節の表示シーケンスを振り出しに戻す事
で、旗振り動作の連続動作による文節の表現を、表示で
きる様にした事を特徴とする請求項１記載の表示装置。
【請求項３】旗振り動作が検出されない間は、発光器の
発光動作を禁止にする事で省電力に出来る事を特徴とす
る請求項１及び請求項２記載の表示装置。