JP2001240203A - ゴミ袋ホルダ - Google Patents

ゴミ袋ホルダ

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JP2001240203A
JP2001240203A JP2000057196A JP2000057196A JP2001240203A JP 2001240203 A JP2001240203 A JP 2001240203A JP 2000057196 A JP2000057196 A JP 2000057196A JP 2000057196 A JP2000057196 A JP 2000057196A JP 2001240203 A JP2001240203 A JP 2001240203A
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bag
garbage bag
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Yosuke Naito
陽介 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミ袋の内部で生ゴミの固形分と水分とを簡
易かつ確実に分離することで、腐敗臭の発生を抑え、ゴ
ミ捨てや生ゴミの再利用の作業性を向上させ、しかも、
生ゴミ処理の際の環境への負担を軽減する。 【解決手段】 ゴミ袋ホルダ1は、筒状のホルダ本体2
に係止スリットSが形成される。係止スリットSは、筒
端から筒面に延び、周方向に所定間隔を保って形成され
る。ゴミ袋ホルダ1を使用する場合、ゴミ袋に生ゴミを
入れる前に、袋の底部を束ねて係止スリットSと反対側
からホルダの筒孔(貫通孔)に通す。次いで、ゴミ袋の
外側の所定箇所にホルダ本体2を配置し、係止スリット
Sから袋面を外側にひだ状に引き出し、各スリットにか
み合わせる。次いで、ゴミ袋に生ゴミを入れると、生ゴ
ミの水分が、ゴミ袋の貫通孔部分およびひだ状部分に形
成される水道(みずみち)を通ってゴミ袋の底部に溜ま
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭、食堂、飲食
店、食品工場等で生じる生ゴミの回収・再利用に用いる
のに適したゴミ袋ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭で生ゴミを処理する場合、
流し台の三角コーナ等の容器にゴミを集め、防水性のゴ
ミ袋に移す。所定のゴミの回収日に、ゴミ袋に溜まった
生ゴミをまとめて指定場所に捨てる。ゴミの回収日は、
週当たり2回程度になっており、指定日に生ゴミを捨て
忘れると、ゴミ袋に生ゴミを入れたまま、1週間程度自
宅に置くこともある。生ゴミは、三角コーナ等の容器で
水を切っても、ある程度の水分を含むため、ゴミ袋の中
では腐敗しやすく、悪臭の元になる。例えば気温の高い
夏期などに長時間、生ゴミを放置すると、悪臭のために
ゴミ捨てが面倒で、負担の大きい作業になる。最近で
は、生ゴミを微生物で分解し堆肥として再利用すること
が行われるが、生ゴミの悪臭は、生ゴミ処理機等を使用
する際の苦情の原因にもなっている。また、生ゴミの水
切りが不十分であると、焼却時の熱エネルギーが増える
他、焼却炉内の温度低下による不完全燃焼を引き起こ
し、ダイオキシン等の有害ガスを発生させる原因の一つ
にもなっている。
【0003】従来、このようなゴミ袋に用いるホルダと
しては、ゴミ袋内に生ゴミを密封するために袋の開口部
を閉じるクリップ等があるが、生ゴミの水分を分離して
ゴミ袋の内部で悪臭の発生を抑制するようにしたボルダ
は知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、こ
のような現状に鑑みなされたもので、ゴミ袋の内部で生
ゴミの固形分と水分とを簡易かつ確実に分離すること
で、腐敗臭の発生を抑え、ゴミ捨てや生ゴミの再利用の
作業性を向上させ、しかも、生ゴミ処理の際の環境への
負担を軽減するようにしたゴミ袋ホルダを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明第1発明によるゴミ袋ホルダは、ゴミ袋内の生
ゴミの固形分と水分とを分離するホルダであって、前記
ゴミ袋を束ねて挿入可能な貫通孔を有する筒状のホルダ
本体と、前記ホルダ本体の筒端から筒面に延び、周方向
に所定間隔を保って形成される係止スリットとを備える
構成とした。また、前記課題を解決するための本発明第
2発明によるゴミ袋ホルダは、ゴミ袋内の生ゴミの固形
分と水分とを分離するホルダであって、前記ゴミ袋を束
ねて挿入可能な貫通孔を有する板状のホルダ本体と、前
記ホルダ本体の内径端から板面に延び、周方向に所定間
隔を保って形成される係止スリットとを備える構成とし
た。
【0006】ここで、「ゴミ袋を束ねる」とは、ゴミ袋
の袋面を部分的に絞り集めて細い状態にすることを意味
する。袋面を握って細くしてもよいし、また、袋面をね
じって細くしてもよい。
【0007】本発明によるゴミ袋ホルダを使用する場
合、ゴミ袋に生ゴミを入れる前に、まず、袋の底部を束
ねてホルダ本体の貫通孔に通す。次いで、ゴミ袋の外側
の所定箇所にホルダ本体を配置し、係止スリットから袋
面を外側にひだ状に引き出し、各スリットにかみ合わせ
る。このようにゴミ袋にゴミ袋ホルダをセットした状態
で、ゴミ袋に生ゴミを投入すると、生ゴミ中の固形分
は、ゴミ袋内のホルダ本体よりも上側に溜まり、生ゴミ
中の水分は、ホルダ本体の貫通孔部分およびひだ状部分
に形成される水道(みずみち)を通ってゴミ袋の底部に
溜まる。
【0008】生ゴミ中の粕や粒状物が貫通孔部分の水道
(みずみち)を詰まらせても、ひだ状部分の水道(みず
みち)から確実に水分を袋底部に送り込むことができ、
生ゴミの固形分と水分との分離を迅速に行える。また、
生ゴミの自重によってホルダ本体が下方に押されると、
袋面が係止スリットの深い位置にかみ合うので、ホルダ
本体がゴミ袋の下方にズレ落ちる心配はない。これによ
り、ゴミ袋に生ゴミを入れたまま長時間放置しても、生
ゴミの腐敗が抑制され、悪臭が発生しにくくなる。
【0009】また、本発明のゴミ袋ホルダの他の使用法
としては、生ゴミの水分の分離効率を高めるため、ゴミ
袋の底部と上部に2個のゴミ袋ホルダを通して、これら
のゴミ袋ホルダの間で生ゴミを圧搾し、ゴミ袋の底部に
溜めることも可能である。
【0010】前記第1発明において、前記ホルダ本体の
前記係止スリットと反対側の筒端部に、前記貫通孔の径
外方向にすり鉢状に延びる受け皿を設けるとよい。ま
た、前記第2発明において、前記ホルダ本体の板面を、
前記貫通孔の径外方向にすり鉢状に延びる受け皿面にす
るとよい。
【0011】前記ゴミ袋ホルダに生ゴミを投入すると、
通常は、ゴミ袋内のホルダ本体よりも上側の位置に生ゴ
ミが溜まる。しかしながら、生ゴミの投入量が多いと、
ゴミ袋内のホルダ本体よりも低い位置に生ゴミが落ち込
むことが起こりうる。すなわち、このような状態では、
生ゴミ中の水分がホルダ本体の水道(みずみち)を通っ
て袋底部へ流れないことになる。前記受け皿または受け
皿面によれば、ホルダ本体の上方に生ゴミを確実に保持
し、また、すり鉢状の傾斜面によって貫通孔に水を集め
るため、生ゴミの固形分と水分との分離をより確実に行
うことが可能になる。
【0012】さらに、前記第1発明および第2発明にお
いて、前記係止スリットのうち、少なくとも一つのスリ
ットが鈎穴形であるとよい。
【0013】ゴミ袋に生ゴミを入れて放置する場合、ゴ
ミ袋の開口部を開けておくと、生ゴミの臭いが外部に漏
れることになる。僅かな臭いであっても、キッチン等の
室内に漏れると、不快な気分になるため好ましくない。
また、ゴミ袋を開放したままでは、外部から害虫や雑菌
などが浸入し、また、生ゴミの酸化を促進することにな
る。このような問題の対策として、ゴミ袋の開口部を束
ねて前記ゴミ袋ホルダの貫通孔に通し、さらに、その袋
束を鈎穴形のスリットに止める。これにより、ゴミ袋内
をほぼ密閉状態に保つことが可能になり、生ゴミの臭い
の漏れを防止し、生ゴミの酸化を遅らせ、かつ、害虫や
雑菌のゴミ袋への浸入を確実に防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ゴミ袋ホルダ1は、筒状のホルダ本体
2と受け皿3とを備える。ホルダ本体2には、筒端(図
1下端)から筒面に向かって延びる係止スリットSが周
方向に所定の間隔を保って形成される。ホルダ本体2の
筒孔Hに、ゴミ袋を束ねて挿入可能になっている。
【0015】ゴミ袋ホルダ1は、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エラストマー、シリコンゴム、塩
化ビニル等の樹脂樹脂材料により形成するとよい。特
に、軟質樹脂により形成すると、ゴミ袋が破れにくく、
使いやすい。その他、金属、セラミック、紙材、木材等
で形成することも可能である。
【0016】受け皿3の下面にはフック5、5が取り付
けられる。フック5、5は、ホルダ本体2を挟んで径方
向に向き合って配置される。また、図2に示すように、
受け皿3の外周端部にはC字形の切り欠き6、6が形成
される。切り欠き6、6は、フック5、5から周方向に
ほぼ90゜ズレた位置に設けられる。切り欠き6、6の
先端部6aが撓むことで、フックの作用をする。なお、
フック5、5および切り欠き6、6は、後述するよう
に、ゴミ袋9を手提げ部分を束ねて保持することができ
るものであればよく、これらの形状や位置が実施の形態
に限定されるものではない。
【0017】係止スリットSのうち、径方向に向き合う
2個のスリットには、鈎穴部Kが形成される。鈎穴部K
は、スリットの開口部よりも底部側(図1上側)のスリ
ット幅が広く、鈎穴部Kにゴミ袋を束ねて保持すること
が可能になっている。
【0018】鈎穴部Kを形成しない係止スリットSは、
ホルダ本体2の筒端(図1下端)から内側(図1上方)
へ行くに従い至大にスリット幅が狭くなる。また、図2
に示すように、ホルダ本体2の内径端から径外方向へ行
くに従い至大にスリット幅が狭くなる。すなわち、係止
スリットSの底方向および径外方向に向かうに従ってス
リット幅が狭くなっている。これにより、係止スリット
Sにゴミ袋の袋面がかみ合いやすくなっている。なお、
係止スリットSのスリット幅は、ホルダ本体2を製造し
やすくするため、スリット底部から開口部まで一定幅に
することも可能である。
【0019】係止スリットSをホルダ本体2の周方向に
所定の間隔を保って複数設けたのは、貫通孔Hの周りに
ゴミ袋を均等にかみ合わせるためである。係止スリット
Sが一カ所に集中すると、生ゴミの重量で貫通孔Hから
ゴミ袋が抜けやすくなる。また、ゴミ袋の束が密にな
り、袋内の水道(みずみち)が細くなって詰まりやすく
なる。これに対し、貫通孔Hの周りにバランスよく係止
スリットSを形成することで、ホルダ本体2がゴミ袋か
ら外れにくくなり、しかも、水道(みずみち)を確保し
やすく、水分の分離時間が短縮される。
【0020】受け皿3は、ホルダ本体2の係止スリット
Sと反対側の筒端部に、径外方向にすり鉢状に延びてい
る。受け皿3の受け面は、外径端から内径端へ行くに従
って至大に下方へ傾斜し、貫通孔Hに連なる。生ゴミ中
の水分は、受け皿3の受け面を伝って貫通孔Hへ導かれ
る。
【0021】次に、ゴミ袋ホルダ1の使用方法について
説明する。手提げ付きのゴミ袋に生ゴミを回収する場合
の使用法の一例を示す。ゴミ袋は、ポリエチレン等の防
水性のフィルム樹脂からなるもので、使用済みの買い物
袋を利用することができる(図4参照)。 まず、ゴミ袋9の底部を束ねてゴミ袋ホルダ1の貫
通孔Hに通す。このとき、ゴミ袋ホルダ1の受け皿3側
から貫通孔Hにゴミ袋9の底部を通す。 次に、ゴミ袋9の袋面を係止スリットSから外側に
ひだ状に引き出す。各スリットから引き出されるひだ部
分は、均一な大きさにするのが望ましい。
【0022】 このような状態でゴミ袋9に上方から
生ゴミを投入する。生ゴミは水を含んだ状態でもよい
が、水の溜まり量が多くなるのを防ぐため、三角コーナ
等の容器で、ある程度水を切ったものを入れるとよい。
すると、生ゴミに含まれる水分は、ゴミ袋9の内部を下
方に移動し、受け皿3の受け面に沿って貫通孔Hに導か
れる。そして、貫通孔Hの内部、およびゴミ袋9のひだ
部分の内部に生じる水道(みずみち)を通ってゴミ袋9
の底部に溜まる。
【0023】 ゴミ袋に所定量の生ゴミを投入した
後、ゴミ袋9の上部に別のゴミ袋ホルダ1を取り付け
る。このとき、ゴミ袋ホルダ1を、受け皿3が下に、係
止スリットSが上に向くように、貫通孔Hにゴミ袋9を
束ねて通す。その後、上側のゴミ袋ホルダ1を下方にズ
ラし、上下のホルダで生ゴミを圧搾する。このような圧
搾によって、自然の流下では分離しにくい水分がゴミ袋
9の底部に移動する。なお、圧搾の際に、下側のゴミ袋
ホルダ1は、生ゴミによって下方に押されるが、係止ス
リットSに袋面がより深くかみ合うため、位置ズレが防
止され、ゴミ袋9の下方に抜け落ちることはない。
【0024】 次いで、図7に示すように、ゴミ袋9
の上部を束ねて係止スリットSの鈎穴部Kに嵌める。こ
れにより、生ゴミの臭いがゴミ袋9の外部に漏れるのが
防止される。 手提げ9aを束ねてフック5に通し、所定の掛け具
につり下げて置く。生ゴミは、ぶら下げて時間をおくこ
とでゴミ袋9内でさらに水分が分離されるので、長時間
放置しても、腐敗しにくく、悪臭の発生が抑制される。
【0025】 ゴミ袋9に溜まった水分を取り出す場
合、例えば図8に示すように、手提げ9aを折り返し、
束ねて切り欠き6、6またはフック5、5に通し、ゴミ
袋9を上下反転させる。そして、ゴミ袋9の底部に溜ま
った水を袋開口部に移動させる。このとき、下側のゴミ
袋ホルダ1を外して生ゴミを圧搾してもよいし、また、
付けたまま上下のゴミ袋ホルダ1で生ゴミを圧搾しても
よい。このような操作により水を排出することで、持ち
手や袋の手提げ部分を汚すことなく、作業を行うことが
でき、衛生的である。その他、ゴミ袋9の袋底部を切断
して水を排出するしてもよい。 ゴミ袋から生ゴミを外部に取り出す場合、まず、上
側のゴミ袋ホルダ1を取り外し、ゴミ袋の開口部をあけ
て上下反転させる。このとき、ゴミ袋9の手提げ部分を
外側に折り返し、下側のゴミ袋ホルダ1のフック5、5
または切り欠き6、6に止めてもよい。すると、ゴミ袋
内の生ゴミが自重によって外部に落下することになる。
ゴミ袋の内側面に野菜類等がくっついて残っているとき
は、ゴミ袋ホルダ1をゴミ袋9の底部から開口部側へス
ライドさせると、手を汚すことなく、袋内に残った生ゴ
ミを押し出すことができる。生ゴミには腐敗臭が少ない
ため、他のゴミ袋や生ゴミ処理機に生ゴミを移し替える
作業が容易になる。
【0026】このようにゴミ袋ホルダ1によれば、ゴミ
袋9内で生ゴミと水の分離を手軽に行うことができる。
このため、生ゴミの腐敗を抑制し、生ゴミからの悪臭の
発生を低減することができる。回収した生ゴミは、悪臭
が少ないため、取り扱いやすく、リサイクル利用等の作
業が簡単になる。特に、生ゴミを堆肥として再利用する
場合、雑菌が少ないために品質の高い栄養分に富んだ堆
肥を作ることができる。生ゴミ発酵促進剤や堆肥促進剤
をゴミ袋9に生ゴミと同時に入れると、生ゴミの分解を
より効果的に行うことができる。また、ゴミ袋ホルダ1
の係止スリットSがゴミ袋9の袋面にかみ合うため、生
ゴミの投入の際にゴミ袋ホルダ1がゴミ袋9から外れる
心配がない。さらに、ゴミ袋ホルダ1の係止スリットS
からゴミ袋の袋面をひだ状に引き出すことで、水道(み
ずみち)を確保することができるため、目詰まりが生じ
にくく、水分の分離時間の短縮化を図ることができる。
【0027】次に、本発明の第2の実施形態を図9に示
す。ゴミ袋ホルダ20は、筒状のホルダ本体22に係止
スリットSを設けたものである。受け皿は形成されな
い。ホルダ本体22の筒孔Hにゴミ袋9が束ねて挿入さ
れる。ホルダ本体22を製造する場合、例えば、樹脂等
の成形材料を射出成形してもよいし、また、成形材料を
筒状に押出成形し、所定の長さに切断した後、筒体の端
部に係止スリットSを形成してもよい。また、紙シート
に係止スリットSを型抜きし、筒状に巻いてもよい。ゴ
ミ袋ホルダ20によれば、ホルダ本体22の小型・軽量
化を図ることができ、かつ、製造コストを低減すること
ができる。
【0028】本発明の第3の実施形態を図10(A)お
よび(B)に示す。ゴミ袋ホルダ30は、ホルダ本体3
2を板状にしたものである。例えば、紙やプラスチック
製のシート等を所定の形状に打ち抜いて形成される。ホ
ルダ本体32の中央部に貫通孔Hが設けられており、ホ
ルダ本体32の内径端から板面に向けて係止スリットS
が周方向に所定の間隔を保って形成される。鈎穴部Kの
反対側に設けられる貫通溝Lは、貫通孔Hにゴミ袋9を
束ねて挿入しやすくする役割を果たす。ゴミ袋ホルダ3
0によれば、ホルダ本体32が薄型になるので、ゴミ袋
に取り付けても嵩張りにくい。また、低コストで大量生
産に適するため、ホルダを使い捨て感覚で使用すること
が可能になる。特に、ゴミ袋ホルダ30およびゴミ袋を
生分解性プラスチックにより製造することで、環境に優
しいゴミ処理を実現することができる。
【0029】本発明の第4の実施形態を図11に示す。
ゴミ袋ホルダ40は、ホルダ本体42A、42Bを分割
可能にしたものである。ホルダ本体42A、42Bの筒
端部にそれぞれ受け皿43A、43Bが設けられてい
る。受け皿43A、43Bの端部には支軸47が設けら
れ、この支軸47によってホルダ本体42A、42Bお
よび受け皿43A、43Bが一体に開閉可能になってい
る。受け皿43A、43Bの他端には、凸部48Aおよ
び嵌合部48Bが設けられる。受け皿43A、43Bを
閉じると、嵌合部48Bに凸部48Aがはまり、ホルダ
本体42A、42Bおよび受け皿43A、43Bが閉じ
たまま保持される。ゴミ袋ホルダ40によると、ホルダ
本体42A、42Bおよび受け皿43A、43Bを開閉
することで、貫通孔Hにゴミ袋9を容易に脱着すること
ができ、ゴミ捨てや回収の作業が容易になる。
【0030】本発明の第5の実施形態を図12および図
13に示す。ゴミ袋ホルダ50は、ホルダ本体52A、
52Bをクリップ式にしたものである。ホルダ本体52
A、52Bの間にゴミ袋9を通すための貫通孔Hが形成
される。ホルダ本体52A、52Bの付け根部には蝶番
式の回動軸53が設けられる。図13に示すように、ホ
ルダ本体52A、52Bの軸方向の下端には、係止スリ
ットSが所定の長さで一定間隔を保って形成される。な
お、ゴミ袋ホルダ50はクリップ機能を有しているた
め、係止スリットSにゴミ袋の開口部を束ねるための鈎
穴部は形成されない。
【0031】図12の実線に示すように、ホルダ本体5
2A、52Bの向き合う位置には、内突起55A、56
Aおよび内穴55B、56Bが設けられる。内穴55
B、56Bに突起55A、56Aがそれぞれ嵌合するこ
とで、ホルダ本体52A、52Bが外れるのが防止され
る。
【0032】ホルダ本体52A、52Bの外側面には、
外突起57Aおよび外穴57Bが形成される。図12の
状態から内突起55A、56Aと内穴55B、56Bと
を外し、ホルダ本体52A、52Bを回動軸53によっ
て反転させると、図12破線に示すように、外突起57
Aと外穴57Bとが嵌合し、ホルダ本体52A、52B
の外側面が当接する。すなわち、ホルダ本体52A、5
2Bの間にゴミ袋9の上部を束ねて挟んで、ゴミ袋を密
閉することが可能になる。ゴミ袋ホルダ50を使用する
場合、ゴミ袋の底部に、図12実線の状態でホルダ本体
52A、52Bを挟んで取り付ける。一方、ゴミ袋の開
口部には、図12の破線の状態でホルダ本体52A、5
2Bを挟んで取り付ける。ゴミ袋ホルダ50によれば、
ゴミ袋への脱着が容易になるとともに、ゴミ袋を密閉し
やすく、生ゴミの臭いの漏れ等を確実に防止することが
できる。なお、ホルダ本体52Aと52Bの合わせ面
(図12実線外側面)にローレット加工や波形加工その
他の滑り止め用の加工をしてもよい。
【0033】前記本発明の実施の形態を説明したが、こ
れらの形態に限定されることはなく、ホルダの形状や位
置等を変更してもよい。また、ゴミ袋ホルダの製造方法
についても限定されない。例えば、受け皿やホルダ本体
を多角形にしたり、係止スリットの個数や幅を変更して
もよい。また、フック5、5や切り欠き6、6の形状は
限定されないし、取付位置も限定されない。切り欠き6
に代えて、受け皿の周端部にゴミ袋の手提げ部分を係止
可能なフックを設けてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴミ袋ホ
ルダによれば、次のような優れた効果を奏する。 (a) 生ゴミの固形分と水分とを簡単な作業で確実に分
離することができるため、生ゴミの腐敗を抑制し、悪臭
の発生を低減することができる。 (b) 生ゴミを長期間保管しても、悪臭が少ないため、
生ゴミの廃棄、回収等の作業が容易になる。 (c) ゴミ袋に生ゴミを多量に投入しても、ゴミ袋から
ゴミ袋ホルダが外れにくい。 (d) ゴミ袋内に生ゴミの固定分と水分とを分離する水
道(みずみち)が確実に確保されるため、目詰まりが生
じにくく、分離時間を短縮することができる。 (e) 生ゴミの固形分に雑菌が少なくなるため、生ゴミ
処理機等により再生される堆肥の品質が向上する。 (f) 生ゴミ中の水分分離を効率よく行うため、生ゴミ
を焼却処理する場合のエネルギーロスが少なくなり、ダ
イオキシン等の有害ガスの発生を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるゴミ袋ホルダを
示す側面図である。
【図2】図1に示すゴミ袋ホルダの底面図である。
【図3】図1に示すゴミ袋ホルダを示す断面図である。
【図4】ゴミ袋ホルダに用いるゴミ袋の一例を示す側面
図である。
【図5】図1に示すゴミ袋ホルダの使用状態を示す断面
図である。
【図6】図1に示すゴミ袋ホルダの使用状態を示す底部
拡大図である。
【図7】図1に示すゴミ袋ホルダの使用状態を示す上部
拡大図である。
【図8】図1に示すゴミ袋ホルダの他の使用状態を示す
上部拡大図である。
【図9】本発明の第2の実施形態によるゴミ袋ホルダを
示す斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施形態によるゴミ袋ホルダ
を示すもので、(A)は平面図、(B)は側面図であ
る。
【図11】本発明の第4の実施形態によるゴミ袋ホルダ
を示す底面図である。
【図12】本発明の第5の実施形態によるゴミ袋ホルダ
を示す平面図である。
【図13】本発明の第5の実施形態によるゴミ袋ホルダ
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ゴミ袋ホルダ 2 ホルダ本体 3 受け皿 5 フック 6 切り欠き 9 ゴミ袋 H 筒孔(貫通孔H) K 鈎穴部 S 係止スリット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミ袋内の生ゴミの固形分と水分とを分
    離するホルダであって、 前記ゴミ袋を束ねて挿入可能な貫通孔を有する筒状のホ
    ルダ本体と、 前記ホルダ本体の筒端から筒面に延び、周方向に所定間
    隔を保って形成される係止スリットとを備えたことを特
    徴とするゴミ袋ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ本体の前記係止スリットと反
    対側の筒端部に、前記貫通孔の径外方向にすり鉢状に延
    びる受け皿を設ける請求項1記載のゴミ袋ホルダ。
  3. 【請求項3】 ゴミ袋内の生ゴミの固形分と水分とを分
    離するホルダであって、 前記ゴミ袋を束ねて挿入可能な貫通孔を有する板状のホ
    ルダ本体と、 前記ホルダ本体の内径端から板面に延び、周方向に所定
    間隔を保って形成される係止スリットとを備えたことを
    特徴とするゴミ袋ホルダ。
  4. 【請求項4】 前記ホルダ本体の板面が、前記貫通孔の
    径外方向にすり鉢状に延びる受け皿面になっている請求
    項4記載のゴミ袋ホルダ。
  5. 【請求項5】 前記係止スリットのうち、少なくとも一
    つのスリットが鈎穴形である請求項1、2、3または4
    記載のゴミ袋ホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018012554A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 まゆみ 宇佐見 封止補助具

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