JP2001239389A - レーザ加工装置及びそのレーザ加工方法 - Google Patents

レーザ加工装置及びそのレーザ加工方法

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JP2001239389A
JP2001239389A JP2000048064A JP2000048064A JP2001239389A JP 2001239389 A JP2001239389 A JP 2001239389A JP 2000048064 A JP2000048064 A JP 2000048064A JP 2000048064 A JP2000048064 A JP 2000048064A JP 2001239389 A JP2001239389 A JP 2001239389A
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JP2000048064A
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Koji Seiji
孝二 政氏
Akio Shimada
明夫 島田
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Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 錆の発生や損傷を防止するための養生シート
を施工した材料を押圧するための押圧部材をより小さく
して、シート面の損傷を少なくすることができ、ノズル
を小形にできるレーザ装置及びそれを用いたレーザ加工
方法を提供すること。 【解決手段】 レンズホルダ11の先端に設けられたノ
ズル12に、摺動可能に外嵌する押圧部材13を設ける
ともに、ノズル12と押圧部材13との間に圧縮ばね1
4を配置し、押圧部材13を押圧する。更に、圧縮ばね
14を覆うようにガイド部材15を、ノズル12に取り
付け、その外周に、タッチセンサの接触片18を配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工装置及
びこれを用いたレーザ加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】錆の発生を防止したり、損傷を防止した
りするシート、いわゆる養生シートにより被覆された鋼
板などのワークをレーザ加工装置で切断する場合、レー
ザ光照射と共にノズルから吐出されるアシストガスによ
り、切断部分から養生シートが浮き上がる恐れがあっ
た。これにより、養生シートを剥してしまい、所望のレ
ーザ加工が行えなくなるという問題があった。
【0003】そこで、従来、図3に示すように、レーザ
加工装置30のレンズホルダ31に、複数のばね34に
よってワーク39側に付勢されているリング状の押圧部
材33を、ブラケット32及び複数のボルト36を介し
て取り付けていた。この押圧部材33により、養生シー
ト39a(図中では説明のため厚みを誇張して示してい
る)を押圧し、養生シート39aの浮き上がりを押え
て、レーザ加工を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このレーザ加
工装置30では、その押圧部材33を径の大きなレンズ
ホルダ31に取り付けたため、押圧部材33自体がかな
り大きくなっていた。そのため、ワーク33の端部にお
いては、クランプ装置40との干渉範囲が大きくなり、
製品の歩留まりが低くなっていた。また、レンズホルダ
31の先端に設けられたノズル31aとワーク39との
距離を測定する接触式の、タッチセンサの接触片38
が、この大きい押圧部材33の外周に設けられるため、
一層、製品の歩留まりが低いものとなっていた。
【0005】本発明は、このような従来技術に存在する
課題に着目してなされたものである。従って、その目的
とするところは、養生シートを押圧するための押圧部材
を小さくして、シート面の損傷を少なくすることがで
き、しかも製品の歩留まりを良くすることのできるレー
ザ装置及びそれを用いたレーザ加工方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】上記課題を解決
するために、請求項1又は請求項3に記載の発明は、レ
ーザ光を集光して照射するレンズホルダの先端に設けら
れたノズルに、レーザ光の照射部の周囲におけるワーク
の表面を抑える押圧部材をレーザ光の照射方向に移動可
能に取り付け、その押圧部材をワークに対して付勢する
付勢手段を設けたレーザ加工装置及びこれを用いて押圧
部材をワークに押圧しながらワークを切断するレーザ加
工方法である。
【0007】そのため、シートを押圧する押圧部材が、
従来よりも小さくなり、かつその外周に配置される接触
式の、タッチセンサの大きさも従来より小さくてよいの
で、クランプ装置との干渉範囲が狭くなり、加工可能範
囲が広くできるため、製品の歩留まりが良くなる。ま
た、押圧部材がシートを押圧している面積が小さくなっ
たため、そのシート面の損傷を従来よりも少なくするこ
とができる。更に、押圧部材が小さくなったことによ
り、タッチセンサを小さくでき、ワークとの距離を測定
する箇所をレーザ光の照射域に近接配置できる。このた
め、レーザ光の照射位置を正確に測定して加工すること
ができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のレーザ加工装置において、前記ノズルに、前記押圧部
材の移動範囲を規制するストッパが設けられているもの
である。そのため、押圧部材の移動範囲を規制すること
ができ、より確実に所望のレーザ加工を行うことができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施の形態)以下、本発明を具
体化した実施の形態のレーザ加工装置を説明する。
【0010】図1に示すように、本実施の形態における
レーザ加工装置には、レーザ光を集光して照射する図示
しないレンズを内蔵したレンズホルダ11が具備されて
おり、このレンズホルダ11の先端には、ノズル12が
螺合されている。このノズル12は、公知のように中央
に孔12aを有し、この孔12aを介してレーザ光がア
シストガスの吐出をともないながらワーク19に照射さ
れる。また、ノズル12は、鍔部12bを有しており、
この鍔部12bの先端側には、段部12cが形成されて
いる。
【0011】ノズル12には、逆向きのハット形状を呈
した押圧部材13が、レーザ光の照射方向に摺動可能に
外嵌されている。押圧部材13の鍔部13bとノズル1
2の鍔部12bとの間には、圧縮ばね14が配設されて
おり、これにより押圧部材13の下端面13cは、レー
ザ光の照射部の周囲のワーク19表面を被覆した養生シ
ート19aを押圧する。また、この下端面13cの中央
には、ノズル12の孔12aに整合して、これよりやや
大きい径を有する孔13aが形成されている。押圧部材
13は、ノズル12の段部12cにより、レンズホルダ
11側の移動範囲が規制される。
【0012】ガイド部材15は、圧縮ばね14を包囲す
るように複数のボルト16によりノズル12に螺合され
ている。このガイド部材15の下端には、径内方へ突出
したリング状の突部15aが形成されており、押圧部材
13のワーク19側の移動範囲を規制するストッパとな
っている。また、このガイド部材15の外周には、公知
の接触式の、タッチセンサのリング状の接触片18がレ
ンズホルダ11に配設されている。
【0013】なお、このレーザ加工装置は、レンズホル
ダ11にノズル12を取り付けた後、圧縮ばね14を付
勢しながら押圧部材13をノズル12に外嵌させ、ボル
ト16でガイド部材15をノズル12に螺合し、最後に
接触式の、タッチセンサの接触片18を配置させて組み
付ける。
【0014】本実施の形態のレーザ加工装置は以上のよ
うに構成されるが、次に、その作用について説明する。
通常、押圧部材13は、二点鎖線で示されるように圧縮
ばね14の付勢力により接触片18の下面よりも低い位
置にある。そして、図示しない加工テーブルにワーク1
9が載置され、レーザ加工を開始する際には、レーザ加
工装置10のレンズホルダ11が下降し、ワーク19に
よって圧縮ばね14が圧縮され、押圧部材13がワーク
19表面の養生シート19aを押圧する。そして、接触
片18がワーク19に接触する。そこで、ワーク19に
アシストガスを吹付けるとともにレーザ光照射を行う。
従って、養生シート19a(図中では説明のためその厚
みを誇示して示している)の浮き上がりを抑えながら、
所望のレーザ加工が行える。
【0015】以上、本実施の形態のレーザ加工装置及び
これを用いたレーザ加工方法について述べたが、これは
以下のような効果を得ることができる。 (a) 本実施の形態では、レンズホルダ11の先端に
設けられたノズル12に、ワーク19の表面を押さえる
押圧部材13をレーザ光の照射方向に移動可能に取り付
け、その押圧部材13をワーク19に付勢する付勢手段
である圧縮ばね14を設けた。そのため、押圧部材13
を小さくすることができるので、製品コストを低下させ
ることができる。
【0016】(b) 本実施の形態では、押圧部材13
をノズル12に摺動可能に嵌合させたので、簡単な構成
で、押圧部材13の移動をより確実にすることができ
る。 (c) 本実施の形態では、付勢手段を圧縮ばね14と
したので、養生シート19aを押さえる構造を、簡単に
することができる。
【0017】(d) 本実施の形態では、ノズル12
に、押圧部材13のレンズホルダ11側の移動範囲を規
制するストッパである段部12cを一体的に設け、ガイ
ド部材15に、押圧部材13のワーク19側の移動範囲
を規制するストッパである突部15aを一体的に設け
た。そのため、簡単な構成で、押圧部材13に移動範囲
を規定できるとともに、その組み付けも容易に行うこと
ができる。
【0018】なお、この実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ 上記実施の形態では、押圧部材13を逆向きのハッ
ト形状としたが、レーザ光の照射部の周囲におけるワー
ク19の表面を押さえらればよいので、この形状に限定
される必要はない。例えば図2に示すように、中央に孔
22aを有し、ノズル12に一対の係合部22bで嵌合
して、レーザ光の照射部の周囲におけるワーク19の表
面を押さえるようにした押圧部材22としてもよい。
【0019】・上記実施の形態では、圧縮ばね14によ
って、押圧部材13を押圧するようにしたが、空圧によ
って押圧部材13を押圧するようにしてもよい。次に上
記実施形態及び別例から把握できる請求項に記載した発
明以外の技術的思想について、それらの効果とともに以
下に記載する。
【0020】(1) 前記押圧部材は、前記ノズルの外
周に嵌合している請求項1又は請求項2に記載のレーザ
加工装置。従って、ノズルの外周に嵌合させることによ
り、押圧部材の移動がガイドされることになるため、よ
り確実に押圧部材を移動させることができる。
【0021】従って、より確実に押圧部材を移動させる
ことができる。 (2) 前記付勢手段がばねである請求項1、請求項2
又は前記(1)項の何れかに記載のレーザ加工装置。
【0022】従って、簡単な構造で、容易にシートを押
圧することができる。 (3) 前記ノズルに、ばねを包囲するガイド部を設け
た前記(2)項に記載のレーザ加工装置。
【0023】従って、ばねが伸縮方向以外に撓むのを抑
えることができ、より確実にばねを伸縮することができ
るので、押圧部材をより確実に移動させることができ
る。 (4) 前記ガイド部に、前記シート押圧部材の移動範
囲を規制するストッパが設けられている前記(2)項又
は(3)項に記載のレーザ加工装置。
【0024】従って、簡単な構成で、より確実に押圧部
材をワークに押圧することができる。 (5) ワークを押圧するために、レーザ加工装置のレ
ンズホルダの先端のノズルに摺動可能に外嵌され得る押
圧部材。
【0025】このような押圧部材を、レーザ加工装置の
ノズルに取り付ければ、押圧部材が小形化され、製品の
歩留まりが良くなり、養生シートを押圧しながら所望の
レーザ加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるレーザ加工装置の要部の破
断断面図。
【図2】変形例の要部の破断断面図。
【図3】従来におけるレーザ加工装置の要部の破断断面
図。
【符号の説明】
10…レーザ加工装置、11…レンズホルダ、12…ノ
ズル、12c…ストッパとしての段部、13,21…押
圧部材、14…ばね、19…ワーク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を集光して照射するレンズホル
    ダの先端に設けられたノズルに、レーザ光の照射部の周
    囲におけるワークの表面を押さえる押圧部材をレーザ光
    の照射方向に移動可能に取り付け、その押圧部材をワー
    クに対して付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする
    レーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルに、前記押圧部材の移動範囲
    を規制するストッパが設けられている請求項1に記載の
    レーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のレーザ加工装置におい
    て、前記押圧部材をワークに押圧しながら、ワークを切
    断するレーザ加工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018069339A (ja) * 2012-11-09 2018-05-10 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 外装モバイル要素を有するレーザーノズル

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JP2018069339A (ja) * 2012-11-09 2018-05-10 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 外装モバイル要素を有するレーザーノズル

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