JP2001238702A - コンピュータ制御エアクッシヨン靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人により異なる足形に対応する為、靴底内面
に複数個のエアセルを配置し、その内圧をそれぞれ調整
して足全体の圧力分布を最適に保ち、適度なクッション
性を与え、良い履き心地を提供すると共に、東洋医学の
足裏のツボも圧迫して健康保持に役立たせることもでき
る靴を得る。 【解決手段】 靴底かかと部分に踏力により動作する。
セルセレクター４とエアポンプ７と発電器８にそれぞれ
エアセル２１とエアタンク６と二次電池９を接続しリモ
コン１５の操作により、コンピュータ１３の出力信号に
より、加圧電磁弁１０又は減圧電磁弁１１を動作させ、
複数個のエアセルの内圧を設定し、リモコン１５を取り
去った後は圧力センサー１２がセル内圧を計り、コンピ
ュータ１３が設定された内圧になるよう、加圧電磁弁１
０又は減圧電磁弁１１を駆動して、履き心地の良い設定
値を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、エアクッシヨン内
臓靴において、複数のエアセルの内圧をコンピュータ制
御により、エアタンクより加圧、又は排出し減圧、調整
する装置に関する

【０００２】

【従来の技術】従来のエアクッシヨン靴においては、一
定のエア圧を封入したエアセルを内臓しクッシヨンとし
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のエアクッシヨン
靴にあつては、一定した圧力のエアセルを内臓し、クッ
シヨンとしているだけで、一人ずつ、又左右異なる足形
並びに足の各部に対応する完全なクッシヨンではないと
ゆう問題があつた。

【０００４】本発明は、複数個のエアセルの位置を足の
圧力が多くかかる個所、並びに東洋医学の足の裏のツボ
の個所とし、内圧を調整して、個々の足に合う圧力に調
整すると共に、圧力値を一定に保持するよう自動調整す
る事が出来、又東洋医学の足裏のツボも合わせて圧拍し
健康保持に役立つ装置を提供することを目的としてる

【０００５】上記目的を達成するために、靴底１の内面
に配した複数個のエアセル２１にエアタンク６よりセル
セレクター４を介して配管接続し、その配管に、加圧電
磁弁１０と減圧電磁弁１１と圧力センサー１２を取り付
ける。又電磁弁駆動用のコンピュータ１３に圧力センサ
ー１２とセルセレクターポジシヨンセンサー１４を入力
として接続する。

【０００６】コンピュータ１３に接続したリモコン１５
により、加圧電磁弁１０と減圧電磁弁１１を動作させる
事が出来るので、踏力によって、上下に可動する靴底か
かと部分に内臓し、ステップ動作するセルセレクター４
によりエアセル２１を選び好みの圧力に設定、又再び踏
む事により、セルセレクター４が回転し次のエアセル２
ｎを選び圧力を設定する事が出来る。それぞれの圧力は
圧力センサー１２によりコンピュータ１３のメモリーに
記憶される。

【０００７】以後、リモコンを取り外した後は、セルセ
レクターポジションセンサー１４の信号によりコンピュ
ータ１３がエアセル２１又はエアセル２ｎの圧力を圧力
センサー１２により調べ、設定値になるよう加圧電磁弁
１０又は減圧電磁弁１１を駆動して設定値に調整保持す
る。従って足の大きさが朝夕等で変化しても足の各部に
接するエアセルの内圧が変わらず、安定して足各部に対
する圧力分布を最適に保ち、クッシヨンの効果並びにツ
ボ圧拍の効果を持続させる事が出来る。

【０００８】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
ずき図面を参照して説明する。図１において靴底の内面
にエアセル２１とエアセル２ｎを配置し靴底の上下可動
可能なかかと部分の内部に踏力によりラチエット車等で
回転するセルセレクター４と踏力により上下するエアポ
ンプ７と踏力により上下する発電器８を取り付ける。又
それぞれセルセレクター４に連動して動くセルセレクタ
ーポジションセンサー１４とエアポンプ７により加圧さ
れたエアを入れる、エアタンク６と発電器８により充電
される二次電池９を取り付ける。

【０００９】エアタンク６には加圧電磁弁１０とエアコ
ントロールパイプ５を接続しこれに減圧電磁弁１１と圧
力センサー１２を取り付け、セルセレクター４にエアを
導く更にエアセルパイプ３を通じてエアセル２１に供給
する。発電器８により充電される二次電池９と、これに
より動作するコンピュータ１３を接続しこれの入力とし
てセルセレクターポジションセンサー１４と圧力センサ
ー１２を、出力として加圧電磁弁１０と減圧電磁弁１１
を外部通信手段としてリモコン１５を接続する

【００１０】図２においては、靴底内のコンピュータ１
３と接続する通信入出力線を通じて制御するリモコン１
５とし、表面パネルには足形図とエアセル位置を示す表
示器３１と表示器３ｎとセル内圧増減スイッチ１７を設
ける。

【００１１】次にその動作について説明する。靴底１の
かかと部分にある踏力により動くエアポンプ７によりエ
アタンク６にエアを加圧する。又発電器８により二次電
池９に充電電流を流し、コンピュータ１３の電流消費を
補う。同じくセルセレクター４も回転し、連動して動く
セルセレクターポジションセンサー１４がコンピュータ
１３に選ばれたエアセル２１の順番を知らせる。

【００１２】リモコン１５をコンピュータ１３に接続す
ると、読取り信号が送られ、現在のエアセルの位置を示
す信号が送り返されて、セル表示器３１とセル表示器３
ｎに順次表示される。セル内圧増減スイッチを例えば＋
とすると、接続されたコンピュータ１３の指令で加圧電
磁弁１０が開くと、加圧エアがエアコントロールパイプ
５を通じて、セルセレクター４に供給され、セルセレク
ター４に選択されたエアセルパイプ３によりエアセル２
１を膨らます。膨らませ過ぎた場合は、内圧増減スイッ
チ１７を−とすると減圧電磁弁１１が動作し余分の圧力
は外部に排出されセル２１の内圧は減圧する。次にもう
一度、靴底かかとを踏み直すと、セルセレクター４が回
転しエアセル２ｎを選び、前述の動作を繰り返す。

【００１３】エアセルの内圧は、常にエアコントロール
パイプ５に接続された圧力センサー１２により、コンピ
ュータ１３のメモリーに記憶される。靴底かかとを踏み
直すたびに、セルセレクター４がエアセル２１又はエア
セル２ｎを選び、セル表示器３１又はセル表示器３ｎと
表示位置が変わつて来るので、その都度セル内圧増減ス
イッチ１７を操作して設定する。

【００１４】各エアセルの内圧設定が終わつたら、コン
ピュータ１３よりリモコン１５をはずす。以後は歩く度
にセルセレクター４が回転し、エアセル２１又はエアセ
ル２ｎを順次選ぶ。コンピュータ１３はセルセレクター
ポジションセンサー１４と、圧力センサー１２の信号を
入力し、設定値との違いを調べて、平均値を計算し加圧
電磁弁１０又は減圧電磁弁１１を動作させて、設定値に
合わせる。

【００１５】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１６】足の形状は人によって異なり、従来は靴に
足を合わせるのが現状であつたが、複数個のエアセルの
内圧を調整して、その人に合った靴とし、歩行時のシヨ
ック不快な圧拍も少なくすることが可能である。

【００１７】足は朝夕と大きさが異なり、エアセルに対
する圧力も変わるので、圧力センサーで監視し、コンピ
ュータが設定値となるよう調整するので、常に最適な圧
力分布を得ることが可能である。

【００１８】東洋医学の足裏のツボに対して、エアセル
により圧拍を加え、健康保持に約立たせることが可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】コンピュータ制御エアクッション靴の一実施例
の動作、構成を示すブロック図である。

【図２】図１の実施例のリモコンの平面図である。

【符号の説明】

１ 靴底 ２１〜２ｎ エアセル ３ エアセルパイプ ４ セルセレクター ５ エアコントロールパイプ ６ エアタンク ７ エアポンプ ８ 発電器 ９ 二次電池 １０ 加圧電磁弁 １１ 減圧電磁弁 １２ 圧力センサー １３ コンピュータ １４ セルセレクターポジションセンサー １５ リモコン ３１〜３ｎ セル表示器 １７ セル内圧増減スイッチ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 加圧、減圧、可能な複数個のエアセルを
   靴底内部に取り付けた靴。
2. 【請求項２】 踏力により動作回転するセルセレクター
   と上下するエアポンプと発電器、の一部又は全部を靴底
   かかと部分に内臓する靴。
3. 【請求項３】 セルセレクターにより、複数個のエアセ
   ルの内圧を１個の圧力センサーで調べ、内臓コンピュー
   タの指示により、加圧電磁弁又は減圧電磁弁を動作さ
   せ、それぞれの設定値に補正する事が出来る靴。
4. 【請求項４】 靴内臓のエアセルの位置を示す表示器
   と，セルの内圧を調整出来るスイッチのあるリモコン。