JP2001237849A - ディジタル無線通信システムにおける送信停止期間制御回路 - Google Patents

ディジタル無線通信システムにおける送信停止期間制御回路

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JP2001237849A JP2000046512A JP2000046512A JP2001237849A JP 2001237849 A JP2001237849 A JP 2001237849A JP 2000046512 A JP2000046512 A JP 2000046512A JP 2000046512 A JP2000046512 A JP 2000046512A JP 2001237849 A JP2001237849 A JP 2001237849A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CSMA/CA通信方式の放送局での送信停
止期間を制御することでその被干渉の影響を抑えてスル
ープットの低下を回避し、かつ、与干渉の影響を抑え干
渉局での特性劣化を抑えたディジタル無線通信システム
における送信期間制御回路を提供する。 【解決手段】 受信レベル検知のために用いられる第1
の閾値とは異なる干渉波検出用の第2の閾値を設定し、
受信信号レベル検出回路103の出力を受けて前記第2
の閾値を超えた場合に信号を出力する第2の閾値回路
(干渉信号閾値回路107)を設け、この第2の閾値回
路の出力を第2の制御回路(送信停止期間制御回路10
8)へ供給し、前記信号が入力された場合には、干渉波
が存在すると判断して信号の送信を所定期間停止し、そ
の所定期間経過後再び送信可能な状態に設定してCSM
A/CA通信方式により信号を送信する信号送信回路1
06を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一周波数帯で大
出力で送信される干渉波と共存しながら通信を行うディ
ジタル無線通信通信システムにおける送信停止期間制御
回路に関し、特に、相互に及ぼす干渉による影響を抑え
た時間棲み分けを行うCSMA/CA通信方式に適した
ディジタル無線通信システムにおける送信停止期間制御
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同一周波数を用いて時間棲み分け
に用いられる通信方式の送信制御回路には、TAMA
(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)
用送信制御回路や、受信信号レベルに基いたキャリアセ
ンスを行い、使用する周波数が他局に使われていないか
どうか判断し送信を行うCSMA/CA(Carrier Sence
Multiple Access/Collision Aviodance:搬送波検出多
元接続/衝突回避)用の送信制御回路がある。CSMA
/CA通信方式は、送信パケット毎送信希望周波数を観
測し、使用可能か否かを測定してから送信する方式であ
るため、パケット通信で用いられるベストエフォート型
の通信のアクセス方式として頻繁に用いられるようにな
った。
【0003】従来技術であるCSMA/CA通信方式の
モデルを図6に示す(参考文献:Draft International St
andard ISO/IEC 8802-11、IEEE P802、11/D8、0、1 May
1998)。CSMA/CA通信方式では、送信前に希望送
信周波数を観測し、他の局が送信していなければパケッ
トの送信を行うことが出来る。ある無線局のパケット送
信が完了し、無線チャネルがビジー(使用中)からアイ
ドル(空き)に変化した直後は、送信保留していた複数
の無線局によるパケット同時送信の衝突確率が高くな
る。これを低減するため、各無線局はランダム時間送信
を停止し、ランダム時間経過後にチャネルがアイドルで
あることを確認できた後パケット送信を行う。
【0004】図7において、まず、アンテナ回路701
で信号(a)を受信する。アンテナ回路出力信号(b)
はスィッチ回路702に入力され、その後、スィッチ回
路出力信号(c)として受信信号レベル検出回路703
に入力される。受信信号レベル検出回路3では、受信信
号レベル信号(d)が出力され、受信信号閾値回路70
4に供給される。受信信号閾値回路704では、受信信
号レベル信号(d)が、設定された閾値より大きい場合
に、閾値回路出力信号(e)を出力する。CSMA/C
A送信制御回路705では、閾値回路出力信号(e)が
入力されている場合には他局が送信していると判断し、
閾値回路出力信号(e)が入力されない場合には、送信
が可能であると判断し、制御信号(f)を信号送信回路
706に出力する。信号送信回路706では、制御信号
(f)に従い、送信信号(g)を送信するか、あるいは
送信停止といったCSMA/CAの競合制御に基いた送
信信号の送信を制御を行う。上記したように、図6に示
した従来のCSMA/CA用送信制御回路では、希望送
信周波数における他局の使用状態を観測してからパケッ
トを送信するために、伝送路上でのパケットの衝突を回
避することができ、ベストエフォート型の通信に適した
送信制御を行うことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した様に、同一の
周波数で回線を競合制御しながら通信を行う場合、CS
MA/CA通信方式は衝突を回避し、優れた特性を有す
る。しかしながら、この送信周波数に干渉波が加わった
場合には、CSMA/CA通信方式の衝突回避機能が適
切に動作せず、スループットが低下する問題がある。こ
のことは、干渉波が断続的にパルス波として送信される
場合には影響が著しい。
【0006】例えば、ある干渉波がパルス信号として送
信されている場合を考えてみる。この場合、CSMA/
CA通信方式の送信制御回路によってキャリアセンスを
行い、希望送信タイミングでは他局からの送信信号が無
いと判断してパケットの送信を行った後に、パケット長
が長い場合には、その間に干渉波のパルスが送信され、
パケットに衝突する問題が多発する。特にロングパケッ
トの場合にはその影響が著しい。衝突が起こった場合に
は、パケットは相手局に到達しないために上位レイヤの
再送機能が動作し、スループットの低下が起こる。以上
説明の様にスループットの低下を生じるといった、CS
MA/CA通信方式側から見た干渉局からの影響をこう
むる被干渉の問題が生じる。
【0007】逆に、干渉波を送信している局の立場に立
ってみると、断測的なパルス信号で送信している場合
に、CSMA/CA通信方式に基いてパケットの送信が
行われた場合には、このパルス信号は相手局に正しい形
で受信されないことになり、パケット信号が干渉局にと
っての干渉波となる。従って、CSMA/CA通信方式
側から見て、干渉局側に特性の劣化を生じさせる与干渉
の問題が生じる。
【0008】この様な、CSMA/CA通信方式と、干
渉波が同一周波数で共存する場合を考慮しなければ成ら
ない一つの例として、屋外での基地局と固定加入者局と
の間の固定無線アクセス(FWA:Fixed Wireless Acces
s)が考えられる。FWAでは、アクセス方式としてCS
MA/CA通信方式の適用が検討されている。屋外で
は、様々な干渉波が存在し送信信号の周期も送信間隔も
変動する。このため、通信環境に応じてパケットの送信
を制御できるCSMA/CA通信方式の適用が望まれ
る。
【0009】しかしながら上述したように、任意の送信
間隔でパルス信号を送信する干渉波が加わった場合に
は、相互に及ぼし合う影響が大きい。この干渉源の1つ
に気象レーダがある。気象レーダの送信出力は非常に大
きく約250kW(約84dBm)にもなる。かつ、気象
レーダは通常、指向性の鋭いパラボラアンテナ等を一定
周期で回転させながら使用して、数マイクロ秒の幅を持
ったパルスを1秒間に数百回目標物に向かって送信し、
その反射波を受信して平均化することによって目標物を
正確に捕捉するようになっている。この様にレーダ波は
パルス波として送信されるためCSMA/CA通信方式
にとって被干渉、与干渉ともにその影響は著しい。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、CSMA/CA通信方式で使用される送信局と、
気象レーダ等に代表される干渉局の送信電力差が大きい
こと、またパルス信号で繰り返し送信されること、さら
に干渉局の信号が鋭い指向性を持ち、一定周期で回転す
るアンテナから送信されることを利用し、CSMA/C
A通信方式に用いる受信信号レベル検出用の閾値とは別
に、干渉波検出用の閾値回路を備え、この干渉波検出用
の閾値を超えるレベルの干渉波が加わった場合に、あら
かじめ設定した期間だけパケット信号の送信を停止する
制御を行うことにより、大出力の干渉波が存在する中で
CSMA/CA通信方式を用いて通信を行う場合に、そ
の被干渉の影響を抑えてスループットの低下を回避し、
かつ、与干渉の影響を抑え干渉局での特性劣化を抑えた
ディジタル無線通信システムにおける送信停止期間制御
回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために請求項1に記載のディジタル無線通信システムに
おける送信停止期間制御回路は、受信信号のレベルを検
出して、その受信信号レベル情報を出力する受信信号レ
ベル検出手段と、前記受信信号レベル検出手段の出力信
号が入力され、この入力信号があらかじめ設定された第
1の閾値を超えた場合には信号を出力する第1の閾値回
路と、前記受信信号閾値回路の出力信号が入力された場
合には、他局が送信していると判断して信号の送信を所
定期間停止し、その所定期間経過後再び送信可能な状態
に設定する制御信号を出力する第1の制御回路と、前記
第1の制御回路ならびに第2の制御回路の制御信号に基
づいて信号の送信を行う信号送信回路と、前記第1の閾
値とは異なる干渉波用の第2の閾値を設定し、前記受信
信号レベル検出回路の出力信号が入力され、前記第2の
閾値を超えた場合に信号を出力する第2の閾値回路と、
前記第2の閾値回路の出力信号が入力された場合には、
干渉波が存在すると判断して信号の送信を所定期間停止
し、その所定期間経過後再び送信可能な状態に設定し、
前記信号送信回路を制御する前記第2の制御回路とを備
えて成ることとした。上記構成により、CSMA/CA
通信方式におけるキャリアセンスのレベル判定とは別に
干渉波検出用のレベル判定を行い、干渉波のレベルがこ
れを上回った場合には、第2の制御回路の制御信号に基
いて信号送信回路が一定の期間、信号の送信を停止する
ことができる。このことにより、CSMA/CA通信方
式を用いて送信停止の制御を行うパケット通信におい
て、送信を行う周波数に大出力の干渉波が加わった場合
に相互のシステム間の被干渉、与干渉の影響を回避し、
スループットの劣化を抑えるために送信停止期間の設定
を行う送信停止期間制御回路を実現できる。
【0012】請求項2に記載のディジタル無線通信シス
テムにおける送信停止期間制御回路は、請求項1に記載
の同回路において、前記第2の閾値回路と前記第2の制
御回路の間に、第3の制御回路を設け、前記第3の制御
回路には前記第2の閾値回路の出力信号が入力され、送
信を停止している前記所定期間の間に再度前記第二の閾
値回路の出力信号が入力された場合には、前記信号の送
信を一時停止する期間を再設定する制御信号を前記2の
制御回路に入力することにより、一度設定された送信停
止時間を再設定することとした。上記構成により、CS
MA/CA通信方式におけるキャリアセンスのレベル判
定とは別に干渉波検出用のレベル判定を行い、干渉波の
レベルがこれを上回った場合に第2の制御回路の制御信
号に基いて信号送信回路が一定の期間に渡り信号の送信
を停止するが、この一定期間の間に、再度、第2の閾値
回路の閾値を超える受信信号が入力された場合には、送
信停止期間を再設定することができる。このことによ
り、CSMA/CA通信方式を用いて送信停止の制御を
行うパケット通信において、送信を行う周波数に大出力
の干渉波が加わった場合に相互のシステム間の被干渉、
与干渉の影響を回避し、スループットの劣化を抑えるた
めに送信停止期間の設定を行う送信停止期間制御回路を
実現できる。
【0013】請求項3に記載のディジタル無線通信シス
テムにおける送信停止期間制御回路は、請求項1または
2に記載の同回路において、前記第2の閾値回路の出力
信号が最初に入力されてから前記受信信号レベル検出回
路によって出力される受信信号レベル信号が前記第2の
閾値以下となり、前記第2の閾値回路の出力信号が一定
の繰り返し間隔で入力されなくなるまでの期間に関し、
複数回に渡って平均し、前記期間を推定し、前記第2の
制御回路が次に送信停止を行う場合の送信停止期間とし
て、前記平均期間を用いるための指示信号を前記第2の
制御回路に出力する第1の停止期間推定回路を備えて成
ることとした。上記構成により、最初に前記第二の閾値
回路の出力信号が入力されてから、受信信号レベルが第
2の閾値以下となり第2の閾値回路の出力信号が一定の
繰り返し間隔で入力されなくなる時間を複数回に渡り測
定し、干渉波がCSMA/CA通信方式の送信局に影響
を及ぼしている期間を推定する。この推定値を次の送信
停止期間の推定値として使用することにより、送信を行
う周波数に大出力の干渉波が加わった場合に相互のシス
テム間の被干渉、与干渉の影響を回避し、スループット
の劣化を抑えるために送信停止期間の設定を行う送信停
止期間制御回路を実現できる。
【0014】請求項4に記載のディジタル無線通信シス
テムにおける送信停止期間制御回路は、請求項2に記載
の同回路において、前記第2の制御回路の出力信号を複
数回に渡って測定して停止期間を推定し、この推定停止
期間を示す制御信号を前記第2の制御回路に入力し、前
記第2の制御回路が次に送信停止を行う場合の送信停止
期間として用いる第2の停止期間推定回路を備えて成る
こととした。上記構成により、第2の制御回路から出力
される送信停止期間を複数回に渡り平均処理を行い、干
渉波がCSMA/CA通信方式の送信局に影響を及ぼし
ている期間を推定する。この推定値を次の送信停止期間
の推定値として使用する。この推定値を次の送信停止期
間の推定値として使用することにより、送信を行う周波
数に大出力の干渉波が加わった場合に相互のシステム間
の被干渉、与干渉の影響を回避し、スループットの劣化
を抑えるために送信停止期間の設定を行う送信停止期間
制御回路を実現できる。
【0015】請求項5に記載のディジタル無線通信シス
テムにおける送信停止期間制御回路は、請求項1または
2に記載の同回路において、前記受信信号レベル検出回
路の出力信号が入力され、受信信号のピークタイミング
を検出し、そのタイミング信号を出力するピークタイミ
ング検出回路と、前記ピークタイミング検出回路より複
数回入力されるタイミング信号から、一定期間周期で到
来する干渉波の周期を推定する干渉波周期推定回路と、
前記干渉波周期推定回路で推定された推定周期に従い、
信号の送信を停止する停止期間を推定する第3の停止期
間推定回路とを備え、前記第3の停止期間推定回路の出
力信号である推定停止期間を示す制御信号を前記第2の
制御回路に入力することにより、前記第2の制御回路が
次に送信停止を行う場合の送信停止期間として用いるこ
ととした。上記構成により、受信信号レベルのピークタ
イミングを検出し、ピークタイミングを複数回平均処理
することで、CSMA/CA通信方式の送信局に影響を
及ぼす干渉波の回転周期を推定する。この回転周期推定
値を用いて送信停止期間の推定値を導出する。例えば、
回転周期推定値の何分の一かの時間を、次の送信停止期
間として用いる。あるいはその送信停止期間の1/2の
時間をピークタイミングに加えて次の送信停止期間の終
了時間として用いる等の処理が考えられる。この推定値
を次の送信停止期間の推定値として使用することによ
り、送信を行う周波数に大出力の干渉波が加わった場合
に相互のシステム間の被干渉、与干渉の影響を回避し、
スループットの劣化を抑えるために送信停止期間の設定
を行う送信停止期間制御回路を実現できる。
【0016】請求項6に記載のディジタル無線通信シス
テムにおける送信停止期間制御回路は、請求項3から請
求項5のうちのいずれかに記載の同回路において、前記
第1、第2、第3の送信停止期間推定回路が任意に設定
可能な固定期間で送信停止期間の推定を繰り返し行うこ
とによって更新することとした。上記構成により、送信
停止期間を推定する送信停止期間推定回路の更新を固定
時間で繰り返し行うことができる。この推定値を次の送
信停止期間の推定値として使用することにより、送信を
行う周波数に大出力の干渉波が加わった場合に相互のシ
ステム間の被干渉、与干渉の影響を回避し、スループッ
トの劣化を抑えるために送信停止期間の設定を行う送信
停止期間制御回路を実現できる。
【0017】請求項7に記載のディジタル無線通信シス
テムにおける送信停止機関制御回路は、請求項3から請
求項5のうちのいずれかに記載の同回路において、前記
第2の制御回路の出力信号である現時点で測定している
送信停止期間を示す信号と、前記第1、第2、第3の送
信停止期間推定手段のいずれかの出力信号である過去の
値から推定した送信停止期間を示す信号とが入力され、
両入力の送信停止期間の差を比較して前記停止期間の差
が大きい場合に更新信号を出力する比較回路を備え、前
記比較回路によって出力される更新信号が前記第1、第
2、第3の送信停止期間推定回路のいずれかに入力され
ることにより、停止期間の推定を再度行い更新すること
とした。上記構成により、第2の制御回路の出力信号で
ある、測定した現時点の送信停止期間を示す信号と、第
1、第2、及び第3の送信停止期間推定回路の出力信号
である、過去の開始タイミングに基いて推定した送信停
止期間を示す信号を比較し、その差が大きい場合には送
信停止期間を推定する第1、第2、及び第3の送信停止
期間推定回路の更新を再度行う。このことにより、CS
MA/CA通信方式を用いて送信停止の制御を行うパケ
ット通信において、送信を行う周波数に大出力の干渉波
が加わった場合に相互のシステム間の被干渉、与干渉の
影響を回避し、スループットの劣化を抑えるために送信
停止期間の設定を行う送信停止期間制御回路を実現でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明におけるディジタル
無線通信システムにおける送信停止期間制御回路の一実
施形態を示すブロック図である。本発明の送信停止期間
制御回路は、アンテナ回路101と、スイッチ回路10
2と、受信信号レベル検出回路103と、受信信号閾値
回路104と、CSMA/CA送信制御回路105と、
信号送信回路106と、干渉信号閾値回路と、送信停止
期間制御回路108で構成される。図7に示す従来例と
の差異は、図7に示す構成要素に、更に、干渉信号閾値
回路107と、送信停止期間制御回路108が付加され
たことにある。
【0019】図1において、まず、アンテナ回路101
で受信信号(a)が受信される。アンテナ回路出力信号
(b)はスィッチ回路102に入力され、その後、スィ
ッチ回路出力信号(c)として受信信号レベル検出回路
103に入力される。受信信号レベル検出回路103で
は、受信信号レベル信号(d)が出力される。受信信号
閾値回路104では、受信信号レベル信号(d)が設定
された閾値より大きい場合に、閾値回路出力信号(e)
を出力する。CSMA/CA送信制御回路105では、
閾値回路出力信号(e)が入力されている場合には、他
局が送信していると判断して送信の停止を行い、閾値回
路出力信号(e)が入力されない場合には、送信が可能
であると判断し、制御信号(f)を信号送信回路106
に出力し、この信号に基いてCSMA/CAの制御が行
われる。
【0020】一方、受信信号レベル検出回路103の出
力信号(d)は、干渉信号閾値回路107にも、入力さ
れる。ここでは、受信信号閾値回路104とは異なり、
値が大きい干渉波用の閾値が設定されている。干渉信号
閾値回路107では、この干渉波用の閾値との比較を行
い、干渉波用の閾値よりレベルの大きい信号が入力され
た場合には、干渉信号閾値回路の出力信号(i)を出力
する。送信停止期間制御回路108では、この信号が入
力された場合には、干渉波が送信されていると判断し、
信号送信回路106に送信信号(g)の固定期間の送信
停止を行う制御信号(j)を出力する。以上、干渉信号
閾値回路107、送信停止期間制御回路108が、請求
項1に記載の送信停止期間制御回路の特徴とするところ
であり、それぞれ第2の閾値手段、第2の制御回路に対
応している。信号送信回路106では、制御信号(f)
及び(j)に従い、送信信号(g)の送信停止期間の制
御を行い、CSMA/CAの競合制御、及び干渉波検出
に基いた送信制御が行われ、送信信号(h)の出力を行
う。
【0021】図2は本発明におけるディジタル無線通信
システムにおける送信停止期間制御回路の他の実施形態
を示すブロック図である。本実施形態における送信停止
期間制御回路は、アンテナ回路201と、スイッチ回路
202と、受信信号レベル検出回路203と、受信信号
閾値回路204と、CSMA/CA送信制御回路205
と、信号送信回路206と、干渉信号閾値回路207
と、送信停止期間制御回路208と、送信停止期間リセ
ット回路209で構成される。図1に示す実施形態との
差異は、図1に示す構成要素に、更に、送信停止期間リ
セット209が付加されたことにある。
【0022】図2において、まず、アンテナ回路201
で受信信号(a)が受信される。アンテナ回路出力信号
(b)はスィッチ回路202に入力され、その後、スィ
ッチ回路出力信号(c)として受信信号レベル検出回路
203に入力される。受信信号レベル検出回路203で
は、受信信号レベル信号(d)が出力される。受信信号
閾値回路204では、受信信号レベル信号(d)が設定
された閾値より大きい場合に、閾値回路出力信号(e)
を出力する。CSMA/CA送信制御回路205では、
閾値回路出力信号(e)が入力されている場合には、他
局が送信していると判断して送信の停止を行い、閾値回
路出力信号(e)が入力されない場合には、送信が可能
であると判断し、制御信号(f)を信号送信回路206
に出力し、この信号に基いてCSMA/CAの制御が行
われる。
【0023】一方、受信信号レベル検出回路203の出
力信号(d)は、干渉信号閾値回路207にも、入力さ
れる。ここでは、受信信号閾値回路204とは異なり、
値が大きい干渉波用の閾値が設定されている。干渉信号
閾値回路207では、この干渉波用の閾値との比較を行
い、干渉波用の閾値よりレベルの大きい信号が入力され
た場合には、干渉信号閾値回路207の出力信号(i)
を出力する。送信停止期間制御回路208では、この信
号が入力された場合には干渉波が送信されていると判断
し、信号送信回路206に固定期間の送信停止を行う制
御信号(j)を出力する。
【0024】ここで、干渉信号閾値回路207の出力信
号(i)は送信停止期間リセット回路209にも入力さ
れる。送信停止期間リセット回路209は、送信停止期
間制御回路208で設定される固定期間と同じタイマー
を備え、この固定時間の間に再度干渉信号閾値回路20
7の出力信号(i)の入力があった場合には、リセット
信号(k)を出力し、送信停止期間制御回路208のタ
イマーを再び0からスタートさせる役割を行う。以上、
上記した送信停止期間リセット回路209が、請求項2
に記載の送信停止期間制御回路の特徴とするところであ
り、第3の制御回路に対応している。信号送信回路20
6では、制御信号(f)及び制御信号(j)に従い、送
信信号(g)の送信停止期間の制御を行い、CSMA/
CAの競合制御、及び干渉波検出に基いた送信制御を行
い、送信信号(h)の出力を行う。
【0025】図3は本発明におけるディジタル無線通信
システムにおける送信停止期間制御回路の更に他の実施
形態を示すブロック図である。本実施形態における送信
停止期間制御回路は、アンテナ回路301と、スイッチ
回路302と、受信信号レベル検出回路303と、受信
信号閾値回路304と、CSMA/CA送信制御回路3
05と、信号送信回路306と、干渉信号閾値回路30
7と、送信停止期間制御回路308と、信号存在期間推
定回路309で構成される。
【0026】図3において、まず、アンテナ回路301
で受信信号(a)が受信される。アンテナ回路出力信号
(b)はスィッチ回路302に入力され、その後、スィ
ッチ回路出力信号(c)として受信信号レベル検出回路
303に入力される。受信信号レベル検出回路303で
は、受信信号レベル信号(d)が出力される。受信信号
閾値回路304では、受信信号レベル信号(d)が設定
された閾値より大きい場合に、閾値回路出力信号(e)
を出力する。CSMA/CA送信制御回路305では、
閾値回路出力信号(e)が入力されている場合には、他
局が送信していると判断して送信の停止を行い、閾値回
路出力信号(e)が入力されない場合には、送信が可能
であると判断し、制御信号(f)を信号送信回路306
に出力し、この信号に基いてCSMA/CAの制御が行
われる。
【0027】一方、受信信号レベル検出回路303の出
力信号(d)は、干渉信号閾値回路307にも、入力さ
れる。ここでは、受信信号閾値回路304とは異なり、
値が大きい干渉波用の閾値が設定されている。干渉信号
閾値回路307では、この干渉波用の閾値との比較を行
い、干渉波用の閾値よりレベルの大きい信号が入力され
た場合には、干渉信号閾値回路307の出力信号(i)
を出力する。送信停止期間制御回路308では、この信
号が入力された場合には干渉波が送信されていると判断
し、信号送信回路306に固定期間の送信停止を行う制
御信号(j)を出力する。
【0028】ここで、干渉信号閾値回路307の出力信
号(i)は信号存在期間推定回路309にも入力され
る。信号存在期間推定回路309は、干渉波が閾値を超
えた時間から繰り返し入力されていた間隔で入力されな
くなるまでの時間を干渉信号閾値回路307の出力信号
(i)が出力されるか否かの情報に基いて、複数回に渡
った平均処理を行い推定する。推定精度が高まった後
に、この推定された停止期間信号(l)が送信停止期間
制御回路308に入力され、次の送信停止期間として用
いられる。以上、信号存在期間推定回路309が、請求
項3に記載の送信停止期間制御回路の特徴とするところ
であり、第1の停止期間推定回路に対応している。信号
送信回路306では、制御信号(f)及び制御信号
(j)に従い、送信信号(g)の送信停止期間の制御を
行いCSMA/CAの競合制御、及び干渉波検出に基い
た送信制御を行い、送信信号(h)の出力を行う。
【0029】図4は本発明におけるディジタル無線通信
システムにおける送信停止期間制御回路の更に他の実施
形態を示すブロック図である。本実施形態における送信
停止期間制御回路は、アンテナ回路301と、スイッチ
回路302と、受信信号レベル検出回路303と、受信
信号閾値回路304と、CSMA/CA送信制御回路3
05と、信号送信回路306と、干渉信号閾値回路30
7と、送信停止期間制御回路308と、送信停止期間リ
セット回路409と、信号存在期間推定回路410で構
成される。
【0030】図4において、まず、アンテナ回路401
で受信信号(a)が受信される。アンテナ回路出力信号
(b)はスィッチ回路403に入力され、その後、スィ
ッチ回路出力信号(c)として受信信号レベル検出回路
403に入力される。受信信号レベル検出回路403で
は、受信信号レベル信号(d)が出力される。受信信号
閾値回路404では、受信信号レベル信号(d)が設定
された閾値より大きい場合に、閾値回路出力信号(e)
を出力する。CSMA/CA送信制御回路405では、
閾値回路出力信号(e)が入力されている場合には、他
局が送信していると判断して送信の停止を行い、閾値回
路出力信号(e)が入力されない場合には、送信が可能
であると判断し、制御信号(f)を信号送信回路406
に出力し、この信号に基いてCSMA/CAの制御が行
われる。
【0031】一方、受信信号レベル検出回路403の出
力信号(d)は、干渉信号閾値回路407にも、入力さ
れる。ここでは、受信信号閾値回路404とは異なり、
値が大きい干渉波用の閾値が設定されている。干渉信号
閾値回路407では、この干渉波用の閾値との比較を行
い、干渉波用の閾値よりレベルの大きい信号が入力され
た場合には、干渉信号閾値回路407の出力信号(i)
を出力する。送信停止期間制御回路408では、この信
号が入力された場合には干渉波が送信されていると判断
し、信号送信回路406に固定期間の送信停止を行う制
御信号(j)を出力する。
【0032】ここで、干渉信号閾値回路407の出力信
号(i)は送信停止期間リセット回路409にも入力さ
れる。送信停止期間リセット回路409は、送信停止期
間制御回路408で設定される固定期間と同じタイマー
を備え、この固定時間の間に再度干渉信号閾値回路40
7の出力信号(i)の入力があった場合には、リセット
信号(k)を出力し、送信停止期間制御回路408のタ
イマーを再び0からスタートさせる役割を行う。
【0033】また、制御信号(j)は、送信停止期間推
定回路410に入力される。送信停止期間推定回路41
0では、送信停止期間制御回路408が出力する送信停
止期間を複数期間に渡り平均化し、この平均送信停止期
間信号(m)を送信停止期間制御回路408に入力し、
次の送信停止期間として用いられる。以上、送信停止期
間推定回路410が、請求項4に記載の送信停止期間制
御回路の特徴とするところであり、第2の停止期間推定
回路に対応している。信号送信回路406では、制御信
号(f)及び制御信号(j)に従い、送信信号(g)の
送信停止期間の制御を行いCSMA/CAの競合制御、
及び干渉波検出に基いた送信制御を行い、送信信号
(h)の出力を行う。
【0034】図5は本発明におけるディジタル無線通信
システムにおける送信停止期間制御回路の更に他の実施
形態を示すブロック図である。本発明の送信停止期間制
御回路は、アンテナ回路501と、スイッチ回路502
と、受信信号レベル検出回路503と、受信信号閾値回
路504と、CSMA/CA送信制御回路505と、信
号送信回路506と、干渉信号閾値回路507と、送信
停止期間制御回路508と、ピークタイミング検出回路
509と、干渉波周期推定回路510と、送信停止期間
推定回路511で構成される。図1に示す実施形態との
差異は、図1に示す構成要素に、更に、ピークタイミン
グ検出回路509と、干渉波周期推定回路510と、送
信停止期間推定回路511が付加されたことにある。
【0035】図5において、まず、アンテナ回路501
で受信信号(a)が受信される。アンテナ回路出力信号
(b)はスィッチ回路502に入力され、その後、スィ
ッチ回路出力信号(c)として受信信号レベル検出回路
503に入力される。受信信号レベル検出回路503で
は、受信信号レベル信号(d)が出力される。受信信号
閾値回路504では、受信信号レベル信号(d)が設定
された閾値より大きい場合に、閾値回路出力信号(e)
を出力する。CSMA/CA送信制御回路505では、
閾値回路出力信号(e)が入力されている場合には、他
局が送信していると判断して送信の停止を行い、閾値回
路出力信号(e)が入力されない場合には、送信が可能
であると判断し、制御信号(f)を信号送信回路506
に出力し、この信号に基いてCSMA/CAの制御が行
われる。
【0036】一方、受信信号レベル検出回路503の出
力信号(d)は、干渉信号閾値回路507にも、入力さ
れる。ここでは、受信信号閾値回路504とは異なり、
値が大きい干渉波用の閾値が設定されている。干渉信号
閾値回路507では、この干渉波用の閾値との比較を行
い、干渉波用の閾値よりレベルの大きい信号が入力され
た場合には、干渉信号閾値回路507の出力信号(i)
を出力する。送信停止期間制御回路508では、この信
号が入力された場合には、干渉波が送信されていると判
断し、信号送信回路506に送信信号(g)の固定期間
の送信停止を行う制御信号(j)を出力する。
【0037】ここで、受信信号レベル検出回路503の
出力信号(d)はピークタイミング検出回路509にも
入力されている。干渉波周期推定回路510では、ピー
クタイミング信号(n)によって示されるピークタイミ
ングを複数回平均することで干渉波周期の推定を行い、
推定信号(o)を出力する。送信停止期間推定回路51
1では、干渉波の周期信号(o)から送信停止の期間を
推定する。具体的には、送信停止期間を推定された干渉
波周期の何分の一に設定する等の手法が考えられる。推
定された送信停止期間(m)を送信停止期間制御回路5
08に入力し、次の送信停止期間として用いる。
【0038】以上、ピークタイミング検出回路509、
干渉波周期推定回路510、及び送信停止期間推定回路
511が、請求項5に記載の送信停止期間制御回路の特
徴とするところであり、それぞれ、ピークタイミング検
出回路、干渉波周期推定回路、及び第3の停止期間推定
回路に対応している。信号送信回路506では、制御信
号(f)及び制御信号(j)に従い、送信信号(g)の
送信停止期間の制御を行いCSMA/CAの競合制御、
及び干渉波検出に基いた送信制御を行い、送信信号
(h)の出力を行う。
【0039】図6は本発明におけるディジタル無線通信
システムにおける送信停止期間制御回路の更に他の実施
形態を示すブロック図である。本発明の送信停止期間制
御回路は、アンテナ回路601と、スイッチ回路602
と、受信信号レベル検出回路603と、受信信号閾値回
路604と、CSMA/CA送信制御回路605と、信
号送信回路606と、干渉信号閾値回路607と、送信
停止期間制御回路608と、ピークタイミング検出回路
609と、干渉波周期推定回路610と、送信停止期間
推定回路611と、比較回路612で構成される。図5
に示す実施形態との差異は、図5に示す構成要素に、更
に、比較回路612が付加されたことにある。
【0040】図6において、まず、アンテナ回路601
で受信信号(a)が受信される。アンテナ回路出力信号
(b)はスィッチ回路602に入力され、その後、スィ
ッチ回路出力信号(c)として受信信号レベル検出回路
603に入力される。受信信号レベル検出回路603で
は、受信信号レベル信号(d)が出力される。受信信号
閾値回路604では、受信信号レベル信号(d)が設定
された閾値より大きい場合に、閾値回路出力信号(e)
を出力する。CSMA/CA送信制御回路605では、
閾値回路出力信号(e)が入力されている場合には、他
局が送信していると判断して送信の停止を行い、閾値回
路出力信号(e)が入力されない場合には、送信が可能
であると判断し、制御信号(f)を信号送信回路606
に出力し、この信号に基いてCSMA/CAの制御が行
われる。
【0041】一方、受信信号レベル検出回路603の出
力信号(d)は、干渉信号閾値回路607にも、入力さ
れる。ここでは、受信信号閾値回路604とは異なり、
値が大きい干渉波用の閾値が設定されている。干渉信号
閾値回路607では、この干渉波用の閾値との比較を行
い、干渉波用の閾値よりレベルの大きい信号が入力され
た場合には、干渉信号閾値回路607の出力信号(i)
を出力する。送信停止期間制御回路608では、この信
号が入力された場合には、干渉波が送信されていると判
断し、信号送信回路606に送信信号(g)の固定期間
の送信停止を行う制御信号(j)を出力する。
【0042】ここで、受信信号レベル検出回路603の
出力信号(d)はピークタイミング検出回路609にも
入力されている。干渉波周期推定回路610では、ピー
クタイミング信号(n)によって示されるピークタイミ
ングを複数回平均することで干渉波周期の推定を行い、
推定信号(o)を出力する。送信停止期間推定回路61
1では、干渉波の周期信号(o)から送信停止の期間を
推定する。具体的には、送信停止期間を推定された干渉
波周期の何分の一に設定する等の手法が考えられる。推
定された送信停止期間(m)を送信停止期間制御回路6
08に入力し、送信停止期間として用いる。
【0043】なお、現時点での送信停止期間を示す制御
信号(p)と、過去の値に基いて推定された送信停止期
間を示す推定停止期間信号(m)は、比較回路712に
入力されている。比較回路712では、両入力の停止期
間の差が比較され、その差が大きい場合には、再度、干
渉波周期推定を行うように更新信号(q)を出力し、干
渉波周期推定回路610では干渉波周期の再推定が行わ
れる。以上、比較回路712が、請求項7に記載の送信
停止期間制御回路の特徴とするところであり、比較回路
に対応している。信号送信回路606では、制御信号
(f)及び制御信号(j)に従い、送信信号(g)の送
信停止期間の制御を行いCSMA/CAの競合制御、及
び干渉波検出に基いた送信制御を行い、送信信号(h)
の出力を行う。
【0044】
【発明の効果】以上説明のように本発明は、CSMA/
CA通信方式で使用される送信局と、気象レーダ等に代
表される干渉局の送信電力差が大きいこと、またパルス
信号で繰り返し送信されること、さらに干渉局の信号が
鋭い指向性を持ち一定周期で回転するアンテナから送信
されることを利用し、CSMA/CA通信方式に用いる
受信信号レベル検出用の閾値とは別に、干渉波検出用の
閾値回路を備え、この干渉波検出用の閾値を超えるレベ
ルの干渉波が加わった場合に、あらかじめ設定した一定
期間だけパケット信号の送信を停止する制御を行うもの
である。この様に、CSMA/CA通信方式におけるキ
ャリアセンスのレベル判定とは別に干渉波検出用のレベ
ル判定を行い、干渉波のレベルがこれを上回った場合に
は、信号送信回路が信号の送信を停止する期間の制御を
行い、送信制御されたパケット通信を行うために、送信
を行う周波数に大出力の干渉波が加わった場合に相互の
システム間の被干渉、与干渉の影響を回避し、スループ
ットの劣化を抑えた送信停止期間制御回路を備えたディ
ジタル無線通信システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のディジタル無線通信システムにおけ
る送信停止期間制御回路の一実施形態を示すブロック図
である。
【図2】 本発明のディジタル無線通信システムにおけ
る送信停止期間制御回路の他の実施形態を示すブロック
図である。
【図3】 本発明のディジタル無線通信システムにおけ
る送信停止期間制御回路の更に他の実施形態を示すブロ
ック図である。
【図4】 本発明のディジタル無線通信システムにおけ
る送信停止期間制御回路の更に他の実施形態を示すブロ
ック図である。
【図5】 本発明のディジタル無線通信システムにおけ
る送信停止期間制御回路の更に他の実施形態を示すブロ
ック図である。
【図6】 本発明のディジタル無線通信システムにおけ
る送信停止期間制御回路の更に他の実施形態を示すブロ
ック図である。
【図7】 従来のディジタル無線通信システムにおける
送信停止期間制御回路の内部構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
101(201、301、401、501、601)…
アンテナ回路、102(202、302、402、50
2、602)…スイッチ回路、103(203、30
3、403、503、603)…受信信号レベル検出回
路、104(204、304、404、504、60
4)…受信信号閾値回路、105(205、305、4
05、505、605)…CSMA/CA送信制御回
路、106(206、306、406、506、60
6)…信号送信回路、107(207、307、40
7、507、607)…干渉信号閾値回路、108(2
08、308、408、508)…送信停止期間制御回
路、209(409)…送信停止期間リセット回路、3
09…信号存在期間推定回路、410(511、61
1)…送信停止期間推定回路、509(609)…ピー
クタイミング検出回路、510(610)…干渉波周期
推定回路、612…比較回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月8日(2000.5.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 肇 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 白水 哲也 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 馬場 光浩 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 永松 則行 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA01 CA07 CC01 5K034 AA01 CC03 DD02 EE03 HH01 HH02 KK21 LL04 LL05 NN32 5K060 BB07 CC04 LL05 LL25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号のレベルを検出して、その受信
    信号レベル情報を出力する受信信号レベル検出手段と、 前記受信信号レベル検出手段の出力信号が入力され、こ
    の入力信号があらかじめ設定された第1の閾値を超えた
    場合には信号を出力する第1の閾値回路と、 前記受信信号閾値回路の出力信号が入力された場合に
    は、他局が送信していると判断して信号の送信を所定期
    間停止し、その所定期間経過後再び送信可能な状態に設
    定する制御信号を出力する第1の制御回路と、 前記第1の制御回路ならびに第2の制御回路の制御信号
    に基づいて信号の送信を行う信号送信回路と、 前記第1の閾値とは異なる干渉波検出のための第2の閾
    値を設定し、前記受信信号レベル検出回路の出力信号が
    入力され、前記第2の閾値を超えた場合に信号を出力す
    る第2の閾値回路と、 前記第2の閾値回路の出力信号が入力された場合には、
    干渉波が存在すると判断して信号の送信を所定期間停止
    し、その所定期間経過後再び送信可能な状態に設定し、
    前記信号送信回路を制御する前記第2の制御回路とを備
    えて成ることを特徴とするディジタル無線通信システム
    における送信停止期間制御回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の閾値回路と前記第2の制御回
    路の間に、第3の制御回路を設け、 前記第3の制御回路には前記第2の閾値回路の出力信号
    が入力され、送信を停止している前記所定期間の間に再
    度前記第二の閾値回路の出力信号が入力された場合に
    は、前記信号の送信を一時停止する期間を再設定する制
    御信号を前記第2の制御回路に入力することにより、一
    度設定された送信停止時間を再設定することを特徴とす
    る請求項1に記載のディジタル無線送信システムにおけ
    る送信停止期間制御回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の閾値回路の出力信号が最初に
    入力されてから前記受信信号レベル検出回路によって出
    力される受信信号レベル信号が前記第2の閾値以下とな
    り、前記第2の閾値回路の出力信号が一定の繰り返し間
    隔で入力されなくなるまでの期間に関し、複数回に渡っ
    て平均し、前記期間を推定し、前記第2の制御回路が次
    に送信停止を行う場合の送信停止期間として、前記期間
    を用いるための指示信号を前記第2の制御回路に出力す
    る第1の停止期間推定回路を備えて成ることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のディジタル無線送信
    システムにおける送信停止期間制御回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御回路の出力信号を複数回
    に渡って測定して停止期間を推定し、この推定停止期間
    を示す制御信号を前記第2の制御回路に入力し、前記第
    2の制御回路が次に送信停止を行う場合の送信停止期間
    として用いる第2の停止期間推定回路を備えて成ること
    を特徴とする請求項2に記載のディジタル無線通信シス
    テムにおける送信停止期間制御回路。
  5. 【請求項5】 前記受信信号レベル検出回路の出力信号
    が入力され、受信信号のピークタイミングを検出し、そ
    のタイミング信号を出力するピークタイミング検出回路
    と、 前記ピークタイミング検出回路より複数回入力されるタ
    イミング信号から、一定期間周期で到来する干渉波の周
    期を推定する干渉波周期推定回路と、 前記干渉波周期推定回路で推定された推定周期に従い、
    信号の送信を停止する停止期間を推定する第3の停止期
    間推定回路とを備え、 前記第3の停止期間推定回路の出力信号である推定停止
    期間を示す制御信号を前記第2の制御回路に入力するこ
    とにより、前記第2の制御回路が次に送信停止をに記載
    のディジタル無線通信システムにおける送信停止期間制
    御回路。行う場合の送信停止期間として用いることを特
    徴とする請求項1または請求項2
  6. 【請求項6】 前記第1、第2、第3の送信停止期間推
    定回路が任意に設定可能な固定期間で送信停止期間の推
    定を繰り返し行うことによって更新することを特徴とす
    る請求項3から請求項5のうちのいずれかに記載のディ
    ジタル無線通信システムにおける送信停止期間制御回
    路。
  7. 【請求項7】 前記第2の制御回路の出力信号である現
    時点で測定している送信停止期間を示す信号と、前記第
    1、第2、第3の送信停止期間推定手段のいずれかの出
    力信号である過去の値から推定した送信停止期間を示す
    信号とが入力され、両入力の送信停止期間の差を比較し
    て前記停止期間の差が大きい場合に更新信号を出力する
    比較回路を備え、 前記比較回路によって出力される更新信号が前記第1、
    第2、第3の送信停止期間推定回路のいずれかに入力さ
    れることにより、停止期間の推定を再度行い更新するこ
    とを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか
    に記載のディジタル無線通信システムにおける送信停止
    期間制御回路。
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