JP2001237831A - ネットワーク管理システム - Google Patents

ネットワーク管理システム

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JP2001237831A
JP2001237831A JP2000046884A JP2000046884A JP2001237831A JP 2001237831 A JP2001237831 A JP 2001237831A JP 2000046884 A JP2000046884 A JP 2000046884A JP 2000046884 A JP2000046884 A JP 2000046884A JP 2001237831 A JP2001237831 A JP 2001237831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定されたQoSポリシにしたがって各ノー
ドにおけるポリシの運用状況を監視することができ、ポ
リシの運用自体を保証するネットワーク管理システムを
提供する。 【解決手段】 管理者端末23を介し設定されたネット
ワーク20内の第1〜第5のノード211〜215に対す
るQoSポリシを、ポリシサーバ22がそれぞれ固有の
ポリシIDを付与しポリシ情報34として一元管理し、
ノード情報35を参照してポリシサーバ22に付与され
ているポリシサーバKEYとともに各ノードに対して設
定する。各ノードでは、QoSパラメータ管理テーブル
に設定されたQoSポリシで指定されるフローを識別
し、ポリシIDごとにQoSレポート管理テーブルに帯
域監視情報を収集し、一定時間T1ごとにポリシIDと
ポリシサーバKEYが含まれる帯域監視データを送信さ
せる。ポリシサーバ22では、帯域レポート処理部31
により一定時間T2ごとに、各ノードからの帯域監視デ
ータについて帯域分析とアラーム分析とが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラフィックの優先
順位や帯域制御等のネットワーク品質を保証するための
管理制御を行うネットワーク管理システムに係わり、詳
細にはその管理制御のためのネットワーク運用方針が一
元管理されるネットワーク管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信技術および情報処理技術の進
歩にもかかわらず、インターネットの爆発的普及によ
り、ローカルエリアネットワーク(Local Area Networ
k:LAN)や広域ネットワーク(Wide Area Network:
WAN)におけるトラフィックの混雑度が高まってい
る。一方、企業における重要な業務アプリケーションの
トラフィックや、IPデータとして転送されるVoIP
(Voice over IP)といった音声情報の通信を行うアプ
リケーションのトラフィック等は、ネットワークの混雑
状況にかかわらずできるだけ早く処理しなければ企業の
売り上げに影響を及ぼしたり、音声が途切れたりといっ
た不都合な事態が生ずる。すなわち、このようなネット
ワーク環境下において、特定のトラフィックに関し、優
先的に帯域を確保して確実に情報通信を行うことが必要
である。そこで、フローやアプリケーションごとの優先
順位付けや帯域保証等を行うQoS(Quality of Servi
ce)技術により、ネットワークのトラフィック制御を行
うネットワーク管理システムがある。
【0003】図14は、このような従来のネットワーク
管理システムの構成の概要を表わしたものである。この
ネットワーク管理システムは、ネットワーク10を構成
するネットワーク機器としての第1〜第5のノード11
1〜115と、ネットワーク10内の各ノードにおいて流
入あるいは流出する各種トラフィックの優先順位や帯域
制御等のQoSを保証するためのネットワーク運用方針
を規定するQoSポリシが管理されるポリシサーバ12
とを備えている。
【0004】このネットワーク管理システムでは、ネッ
トワーク管理者によって設定されたQoSポリシはポリ
シサーバ12で一元管理される。ポリシサーバ12は、
一元管理する各種QoSポリシのうち反映させたいノー
ドに対してポリシをQoSパラメータとして設定する。
ポリシに基づくQoSパラメータが設定されたネットワ
ーク10内の各ノードは、実際に自ノードに入出力され
るトラフィックの識別、流量制御、流量監視あるいはシ
ェーピング等、設定されたポリシにしたがってトラフィ
ック制御を行い、QoS機能を実行する。
【0005】このようなポリシサーバ12は、ソフトウ
ェアによって実行される。例えば、ポリシサーバ12に
おいてグラフィカルユーザインタフェース(Graphical
UserInterface:以下、GUIと略す。)環境下で、ネ
ットワーク管理者によって作成されたポリシは、指定し
たノードあるいは複数のノードに接続され、各ノードに
対してQoSポリシの設定が行われる。
【0006】このようなポリシサーバ機能を有するソフ
トウェアとしては、例えば(株)日本HP製の「Pol
icyXpert」や、(株)日本シスコシステムズ製
の「PolicyManager」、ノーテルネットワ
ークス社製の「Optivity Policy Se
rvices」がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のポ
リシサーバ12は、各ノード111〜115に対して作成
したQoSポリシを設定することができるものの、その
設定したQoSポリシが実際にネットワーク10上でど
のように機能しているかを判断することができないとい
う問題があった。
【0008】例えば、第1のノード111に対して「ノ
ードAからノードBへのトラフィックを10Mビット毎
秒(bit per second:以下、bpsと略す。)の帯域保
証する」というQoSポリシを設定する場合、従来のポ
リシサーバ12は第1のノード111に対しこのQoS
ポリシを設定することができるものの、実際に10Mb
psの帯域が確保されているか否かをポリシサーバ12
側で認識することができない。したがって、QoSポリ
シの設定者側が、10Mbpsのトラフィックを流すこ
とができるのか保証することができない。また、10M
bpsの帯域を確保したが実際にはトラフィックが10
Mbps以上になることがない場合に、実際にどの程度
帯域が使用されているのかをポリシサーバ12側で認識
することができないため、帯域の有効利用ができている
か否か、あるいは不必要なポリシを設定しているか否か
を判断することができない。さらに、10Mbpsの帯
域を確保したが実際にはトラフィックが30Mbpsの
トラフィックが常に流入している場合に、必ず10Mb
psへ落とす制御が行われているか否かをポリシサーバ
12側で認識することができないため、さらにそのトラ
フィックに多くの帯域を予約する必要があるか否かを判
断することができない。
【0009】これに対して、帯域監視を行う別のソフト
ウェア等により、ネットワーク管理者に各リンクの帯域
を時間別あるいはフロー別に監視させ、実際のトラフィ
ック状況を認識させることが考えられる。しかし、この
場合、各リンクのトラフィック状況は、どのポリシによ
って制限あるいは保証されているものであるかを判断す
ることが不可能となる。
【0010】さらにまた、ポリシサーバ12は、各ノー
ド111〜115に対して作成したQoSポリシを設定す
ることができるものの、実際に各ノードにQoSポリシ
が設定されているか否かを確認することができないとい
う問題があった。
【0011】例えば、ポリシサーバ12が管理している
ポリシとは異なるQoSポリシがノードに対して設定さ
れたときや、他の設定手段によりノードからポリシサー
バ12が設定したQoSポリシが削除されたときには、
管理しているポリシサーバ12とQoSポリシが設定さ
れQoS機能を実行する各ノードとの間で不整合が発生
する。したがって、ポリシサーバ12で予約帯域の合計
値を計算して管理する場合、ポリシサーバ12で管理し
ている帯域については新たに帯域予約が可能であるにも
かかわらず、ノード側ではそれ以上新たな帯域予約が不
可能な状態にあることも生ずる。このような不整合は、
上述した実際に設定したポリシが正常に機能しているか
否かを確認したときに、初めてわかる問題である。
【0012】そこで本発明の目的は、設定されたQoS
ポリシにしたがって各ノードにおけるポリシの運用状況
を監視することができ、ポリシの運用自体を保証するネ
ットワーク管理システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)通信品質を保証するためのネットワーク運用
方針を規定するパラメータを記憶する通信品質パラメー
タ記憶手段と、この通信品質パラメータ記憶手段に記憶
されたパラメータを所定のネットワーク内の各ノードに
設定するパラメータ設定手段と、このパラメータ設定手
段によってパラメータが設定されたノードからパラメー
タによる運用情報をパラメータごとに取得する取得手段
と、この取得手段によって取得された運用情報に基づい
てパラメータごとに所定の分析処理を行う分析処理手段
とを備えるサーバと、(ロ)パラメータ設定手段によっ
て設定されたパラメータを記憶する管理テーブルと、こ
の管理テーブルに記憶されたパラメータによって指定さ
れるトラフィックを監視しその監視結果に基づいてトラ
フィックの制御を行うトラフィック制御手段と、パラメ
ータごとにこのトラフィック制御手段による運用情報を
サーバに通知する運用情報通知手段とを備える複数のノ
ードとをネットワーク管理システムに具備させる。
【0014】すなわち請求項1記載の発明では、サーバ
と所定のネットワークを構成する複数のノードからなる
ネットワーク管理システムにおいて、サーバで各ノード
に設定される通信品質を保証するためのネットワーク運
用方針を規定するパラメータを通信品質パラメータ記憶
手段に記憶し、これに記憶されたパラメータを各ノード
に設定する。各ノードでは、設定されたパラメータを管
理テーブルに記憶し、この管理テーブルに記憶されたパ
ラメータで指定されるトラフィックに対し、トラフィッ
ク制御手段でこれを監視するとともにトラフィック制御
を行う。さらに各ノードは、運用情報通知手段により、
設定されたパラメータごとにトラフィック制御手段によ
る運用情報をサーバに通知させる。サーバでは、取得手
段でこれらを取得し、分析処理手段でパラメータごとに
取得した運用情報に対して所定の分析処理を行う。
【0015】請求項2記載の発明では、(イ)通信品質
を保証するためのネットワーク運用方針を規定するパラ
メータをそれぞれ固有に付加された識別子と対応付けて
記憶する通信品質パラメータ記憶手段と、この通信品質
パラメータ記憶手段に記憶されたパラメータをあらかじ
め固有に付与されたサーバ識別情報とともに所定のネッ
トワーク内の各ノードに設定するパラメータ設定手段
と、このパラメータ設定手段によってパラメータが設定
されたノードからパラメータによる運用情報とこのパラ
メータを識別するための識別子およびパラメータととも
に設定されたサーバ識別情報とをパラメータごとに取得
する取得手段と、この取得手段によって取得された識別
子で識別されるパラメータごとの運用情報、識別子およ
びサーバ識別情報とを記憶する運用情報記憶手段と、通
信品質パラメータ記憶手段に記憶されるパラメータおよ
びパラメータ設定手段で設定されたサーバ識別情報とが
この運用情報記憶手段に記憶された識別子およびサーバ
識別情報と一致するか否かによりパラメータの設定状況
を判別する設定状況判別手段と、パラメータの運用情報
に基づいてパラメータごとに所定の分析処理を行う分析
処理手段とを備えるサーバと、(ロ)パラメータ設定手
段によって設定されたパラメータを記憶する管理テーブ
ルと、この管理テーブルに記憶された識別子で識別され
るパラメータによって指定されるトラフィックを監視し
その監視結果に基づいてトラフィックの制御を行うトラ
フィック制御手段と、パラメータごとのこのトラフィッ
ク制御手段による運用情報を管理テーブルで記憶される
識別子とサーバ識別情報とともにサーバに通知する運用
情報通知手段とを備える複数のノードとをネットワーク
管理システムに具備させる。
【0016】すなわち請求項2記載の発明では、サーバ
と所定のネットワークを構成する複数のノードからなる
ネットワーク管理システムにおいて、サーバで各ノード
に設定される通信品質を保証するためのネットワーク運
用方針を規定するパラメータを、それぞれ識別するため
に付与された識別子と対応付けて通信品質パラメータ記
憶手段に設定し、これに記憶されたパラメータを各ノー
ドに、サーバを識別するためのサーバ識別情報とともに
設定する。各ノードでは、設定されたパラメータを管理
テーブルに記憶し、この管理テーブルに記憶されたパラ
メータで指定されるトラフィックに対し、トラフィック
制御手段でこれを監視するとともにトラフィック制御を
行う。さらに各ノードは、運用情報通知手段により、設
定されたパラメータごとにトラフィック制御手段による
運用情報の他に、パラメータと同時に設定された識別子
とサーバ識別情報とをサーバに通知させる。サーバで
は、取得手段でこれらを取得し、取得された識別子で識
別されるパラメータごとの運用情報、識別子およびサー
バ識別情報とを運用情報記憶手段に記憶する。そして、
分析処理手段で取得されたパラメータの運用情報に基づ
いてパラメータごとに所定の分析処理を行うとともに、
設定状況判別手段により、通信品質パラメータ記憶手段
に記憶されるパラメータおよびパラメータ設定手段で設
定されたサーバ識別情報とが、この運用情報記憶手段に
記憶された識別子およびサーバ識別情報と一致するか否
かによりパラメータの設定状況を判別するようにした。
【0017】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のネットワーク管理システムで、分析処理
手段は、第1の時間間隔ごとに所定の分析処理を行い、
運用情報通知手段は第1の時間間隔より短い第2の時間
間隔ごとに通知を行うものであることを特徴としてい
る。
【0018】すなわち請求項3記載の発明では、各ノー
ドからは第1の時間間隔で定期的に運用情報等を通知
し、サーバではこれより周期の長い第2の時間間隔で定
期的に分析処理を行わせるようにしている。
【0019】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載のネットワーク管理システムで、運用情報通知
手段が通知するパラメータごとの運用情報は、それぞれ
パラメータで指定された帯域違反が発生したときにセッ
トされるフラグが設けられており、分析処理手段はフラ
グがセットされているときアラームを発生するものであ
ることを特徴としている。
【0020】すなわち請求項4記載の発明では、パラメ
ータが設定されたノードでは、トラフィック制御手段で
パラメータに違反したものとして帯域違反が発生したと
きにセットされるフラグを設け、サーバにおける分析処
理の際このフラグの有無によりアラームを発生させる。
【0021】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
ネットワーク管理システムで、分析処理手段は、パラメ
ータごとにフラグのチェック、帯域違反の頻度、運用情
報におけるトラフィックデータの順に解析の結果レベル
分けされたアラーム情報を生成するものであることを特
徴としている。
【0022】すなわち請求項5記載の発明では、サーバ
における分析処理において、パラメータごとに、取得さ
れた運用情報に設けられたフラグのチェック、帯域違反
の頻度、運用情報におけるトラフィックデータの順に解
析し、その結果をレベル分けされたアラーム情報として
生成する。
【0023】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
ネットワーク管理システムで、分析処理手段は、さらに
運用情報に基づいて使用帯域状況をグラフ化するもので
あることを特徴としている。
【0024】すなわち請求項6記載の発明では、分析処
理では取得した運用情報に基づいて、使用帯域状況をグ
ラフ化することで、ネットワーク管理者による管理を視
覚的に認識しやすくする。
【0025】請求項7記載の発明では、請求項2記載の
ネットワーク管理システムで、さらに通信品質パラメー
タ記憶手段に記憶される全てのパラメータに対応した運
用情報を取得したか否かにより、ノードに対するパラメ
ータの設定状況を判別するものであることを特徴として
いる。
【0026】すなわち請求項7記載の発明では、通信品
質パラメータ記憶手段に記憶される全てのパラメータに
対応した運用情報を取得したときには、ノードに対する
パラメータの設定が正常に行われ、全て取得しなかった
ときにはノードに対するパラメータの設定に異常があっ
たものと判断するようにしている。
【0027】請求項8記載の発明では、請求項5記載の
ネットワーク管理システムで、通信品質パラメータ記憶
手段は、パラメータおよび識別子に対応してあらかじめ
パラメータごとにアラーム発生通知を行うか否かを決定
するためのアラーム通知レベルと、アラームレベルを超
えたときの通知先を示す通知先情報とが記憶され、アラ
ーム情報が生成されたときこの通信品質パラメータ記憶
手段に記憶されたアラーム通知レベルおよび通知先情報
とに基づいてアラーム通知を行うアラーム通知制御手段
を備えていることを特徴としている。
【0028】すなわち請求項8記載の発明では、通信品
質パラメータ記憶手段に、さらにアラーム通知レベルと
通知先情報とを、パラメータに対応付けて記憶するよう
にした。
【0029】請求項9記載の発明では、請求項2または
請求項3記載のネットワーク管理システムで、サーバは
あらかじめノード間の接続情報としてのリンク情報を記
憶するとともにノードはリンク情報に対応してリンクご
とに帯域情報をサーバに通知することによってリンクの
帯域使用状況を表示させることを特徴としている。
【0030】すなわち請求項9記載の発明では、分析処
理において、ノード間のリンク情報とから、リンクの帯
域使用状況を表示させるようにした。
【0031】請求項10記載の発明では、請求項9記載
のネットワーク管理システムで、サーバおよびノードは
同一時間間隔で分析処理および通知を行うものであるこ
とを特徴としている。
【0032】すなわち請求項10記載の発明では、ノー
ドからのパラメータごとの運用情報の通知と、サーバに
おける分析処理タイミングを同一間隔とした。
【0033】
【発明の実施の形態】
【0034】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0035】第1の実施例
【0036】図1は、本発明の第1の実施例におけるネ
ットワーク管理システムの構成の概要を表わしたもので
ある。第1の実施例におけるネットワーク管理システム
は、ネットワーク20を構成するネットワーク機器とし
ての第1〜第5のノード21 1〜215からなるノード群
と、ネットワーク20内の各ノードにおいて流入あるい
は流出する各種トラフィックの優先順位や帯域制御等の
QoSを保証するためのネットワーク運用方針が規定さ
れるQoSポリシを管理するポリシサーバ22と、この
ポリシサーバ22に対するQoSポリシの設定とその適
用結果の監視とを行うための管理者端末23とを備えて
いる。
【0037】このようなネットワーク管理システムにお
いて、ネットワーク管理者によって管理者端末23で作
成されたQoSポリシは、ポリシサーバ22で一元管理
される。ポリシサーバ22は、同様にしてネットワーク
管理者によって指定されたネットワーク20を構成する
第1〜第5のノード211〜215の全てに対し、管理す
るQoSポリシを設定する。管理者端末23では、ポリ
シごとにそのポリシの適用結果を監視でき、さらに各ノ
ードに設定したポリシがネットワーク20上でどのよう
に機能しているかを確認できるようになっている。
【0038】以下、このような第1の実施例におけるネ
ットワーク管理システムの要部について説明する。ただ
し、第1〜第5のノード211〜215については、それ
ぞれ同様の構成であるものとし、ここでは第1のノード
211についてのみ説明する。
【0039】管理者端末23は、GUIアプリケーショ
ン24を有し、図示しない表示手段にQoSポリシデー
タの作成を行うための作成画面、ネットワーク20の各
ノードにおけるポリシの運用状態、その分析結果あるい
はアラーム等の表示を行う。さらに、GUIアプリケー
ション24は、ネットワーク管理者によるQoSポリシ
を設定するための入力情報を受け付ける。ここでは、管
理者端末23でGUIアプリケーション24が実行され
その実行画面が管理者端末23の図示しない表示手段に
表示されるものとするが、ポリシサーバ22でGUIア
プリケーションが実行されその実行画面が管理者端末2
3の図示しない表示手段に表示されるものでも良い。
【0040】ポリシサーバ22は、管理者端末23を介
してネットワーク管理者によって作成されるネットワー
ク20における優先制御や帯域制御等のQoSポリシと
このQoSポリシを反映させるノードに関する情報等と
を格納するポリシ格納データベース(DataBase:以下、
DBと略す。)25と、ポリシ格納DB25へのアクセ
ス制御とネットワーク20の各ノードへのQoSポリシ
の設定とともに各ノードからのポリシの運用情報の収集
を行うポリシ管理部26とを備えている。さらにこのポ
リシサーバ22は、ネットワーク20内で一意に特定で
きるネットワーク20内で固有のポリシサーバKEY2
7があらかじめ付与されている。このようなポリシサー
バKEY27としては、例えばIP(Internet Protoco
l)アドレスやホスト名がある。
【0041】ポリシ管理部26は、管理者端末23のG
UIアプリケーション24による表示手段の表示画面に
したがってネットワーク管理者によって入力された入力
情報からQoSポリシデータを生成するポリシデータ生
成部28と、ポリシ格納DB25に対して各種情報の書
き込みおよび読み出しを行うDB制御部29と、QoS
ポリシをQoSパラメータとしてネットワーク20内の
ノードに設定するためのQoSパラメータ設定部30
と、ネットワーク20内の各ノードにおけるポリシの運
用情報を収集しその分析を行うための帯域レポート処理
部31とを備えている。
【0042】帯域レポート処理部31は、収集したポリ
シの運用情報からポリシごとにアラーム分析を行うアラ
ーム分析部32と、ポリシごとに帯域分析を行ってグラ
フの作成等の分析結果を生成する帯域分析部33とを有
している。
【0043】このようなポリシ管理部26において、ポ
リシデータ生成部28で生成されたQoSポリシデータ
は、DB制御部29によりポリシ格納DBに格納され、
QoSパラメータとして登録される。このQoSパラメ
ータは、DB制御部29によって読み出され、QoSパ
ラメータ設定部30により、ネットワーク20内の指定
されたノードに設定される。その際、QoSパラメータ
設定部30は、ネットワーク20を構成するノードであ
るネットワーク機器の種類に依存した設定言語に翻訳し
てノードごとに設定する。各ノードにQoSパラメータ
が設定されると、そのポリシ運用情報が収集され、帯域
レポート処理部31でポリシごとに帯域分析およびアラ
ーム分析が行われ、その結果が管理者端末23の図示し
ない表示手段に表示される。
【0044】ポリシ格納DB25は、ポリシデータ生成
部28によって生成されたQoSポリシがネットワーク
20内で固有のポリシ識別子(IDentifier:以下、ID
と略す。)と呼ばれる管理番号に対応付けられたポリシ
情報34と、ネットワーク20を構成する各ノードに関
するノード情報35と、適用したQoSポリシに対して
収集されたポリシ運用情報である使用帯域情報36とが
格納される。ノード情報35は、各ノードに接続するた
めのノード設定情報と、ポリシ情報34に格納されたQ
oSポリシをどのノードに適用するかを示すノード適用
情報とからなる。
【0045】図2は、ポリシ格納DB25に格納される
ポリシ情報34の一例を表わしたものである。このポリ
シ情報34は、QoSポリシごとにポリシID40が付
与され、ポリシ名41とともに、一般的なQoSポリシ
と同様に条件(Condition)42と行動(Action)43
とから構成される。ポリシID40は、上述したように
ネットワーク20内でQoSポリシを一意に識別するた
めに付与された管理番号である。ポリシ名40は、Qo
Sポリシの作成およびその運用情報を監視するネットワ
ーク管理者が各ポリシを特定するためにつけられた名称
である。条件42および行動43は、QoSポリシとし
て条件42で指定される条件を満たすとき行動43で指
定される行動を実行することを意味する。
【0046】例えば、ポリシID“000001”とし
てネットワーク20内で一意に識別され、ネットワーク
管理者に“Policy1”として特定されるQoSポ
リシは、「ノードAからBへのフロー」が「ピークレー
トが1Mbps以下」になるように帯域制御を実行する
旨を規定する。
【0047】図3は、ノード情報35を構成するノード
設定情報45の一例を表わしたものである。ノード設定
情報45は、ポリシサーバ22からQoSポリシを適用
する各ノードの設定情報であり、ポリシサーバ22から
各ノードに接続するための情報を有している。ノード設
定情報45は、ネットワーク20を構成する各ノードを
DB内で識別するためのノードID46に対応付けて、
ノード名47と、ネットワーク管理者にそのノードを特
定させるためのノードの説明48と、そのノードにネッ
トワーク20内で固有に付与されたIPアドレス49
と、そのノードに接続するためのパスワード50と、ノ
ードのインタフェース情報51とが記憶される。ここ
で、インタフェース情報51は、QoSパラメータの設
定に必要な各ノードにおける回線情報である。
【0048】したがって、ポリシ情報34に格納されて
いるQoSポリシを、DB内でノードID46が“00
0001”として、ネットワーク内でノード名47が
“ノード1”で、ネットワーク管理者によって“第1の
ノード”として特定されるノードに対して適用する場
合、ポリシサーバ22はこのノード設定情報を参照し
て、IPアドレス49が“123.123.111.
1”で識別されるネットワーク機器に対してパスワード
“password1”を用いて接続し、QoSポリシ
を適用することを意味する。
【0049】図4は、ノード情報35を構成するノード
適用情報55の一例を表わしたものである。第1の実施
例におけるネットワーク管理システムでは、QoSポリ
シを適用するノードについてグループ化し、このグルー
プごとにポリシを適用する。このためノード適用情報5
5は、グループごとにノード設定情報45で設定情報が
記憶されるノードのうちどのノードが所属するかを規定
し、これらノードが属する各グループに対してポリシ情
報34に記憶されるポリシのうちどのポリシを適用する
かが規定される。すなわち、ノードグループ名56で規
定されるノードグループごとに、ネットワーク20を構
成する各ノードのうち所属するノードが列挙された所属
ノード57と、ポリシ情報34で記憶されるポリシの中
で適用されるポリシが列挙された適用ポリシ58とが格
納されている。
【0050】例えば、第1のノードグループ名で特定さ
れるノードグループは、ネットワーク20を構成する第
1〜第3のノード211〜213が所属し、このノードグ
ループに対してポリシ情報34内で特定される“Pol
icy1”、“Policy2”および“Policy
3”が適用されることを意味する。
【0051】図5は、ポリシ格納DB25に格納される
使用帯域情報36の一例を表わしたものである。この使
用帯域情報36は、ポリシごとに一意に付与されたポリ
シID60に対応して、その運用情報が監視された開始
時刻61と終了時刻62とからなる時間帯63と、違反
フラグ64と、流入トラフィック65と、流出トラフィ
ック66とが記憶される。違反フラグ64は、そのノー
ドに対して設定されたQoSポリシに違反して少なくと
も1回の帯域制御が行われたか否かを示すフラグであ
る。違反フラグ64が“0”の場合は設定されたQoS
ポリシに違反しなかったため帯域制御が行われなかった
ことを示し、“1”の場合は設定されたQoSポリシに
違反したため少なくとも1回の帯域制御が行われたこと
を示す。流入トラフィック65としては、例えば時間帯
63における平均流入トラフィックレート「Rate」
や、流入トラフィックのピーク値「P Rate」が記
憶されることを示す。流出トラフィック66としては、
同様に例えば時間帯63における平均流出トラフィック
レート「Rate」や、流出トラフィックのピーク値
「P Rate」が記憶されることを示す。
【0052】このようなポリシサーバ22では、管理者
端末23のGUIアプリケーション24を介し入力され
たQoSポリシを作成するための入力情報は、ポリシ管
理部26のポリシデータ生成部28において、QoSポ
リシデータが生成される。そして、DB制御部29によ
りポリシ格納DB25のポリシ情報34にQoSパラメ
ータとして登録される。ポリシ管理部26は、各ノード
に対して、ノード情報35のノード設定情報を参照しな
がら、ノード情報35のノード適用情報で指定されるポ
リシ情報34に登録されたQoSパラメータを設定す
る。その際、QoSパラメータ設定部30は、ネットワ
ーク20を構成するノードであるネットワーク機器の種
類に依存した設定言語に翻訳してノードごとに設定す
る。各ノードにQoSパラメータが設定されると、その
ポリシ運用情報がポリシごとにポリシ格納DB25の使
用帯域情報36に蓄積され、帯域レポート処理部31で
ポリシごとに帯域分析およびアラーム分析が行われる。
その結果が管理者端末23の図示しない表示手段に表示
され、管理者端末23で監視することができるようにな
っている。
【0053】次に図1に戻って、第1のノード211
ついて説明する。
【0054】第1のノード211は、ポリシサーバ22
によって設定されたQoSポリシを実行するようになっ
ている。このような第1のノード211は、ポリシサー
バ22によって設定されるQoSパラメータを管理する
QoSパラメータ管理部70 1と、QoSパラメータ管
理部701で管理されるQoSパラメータにしたがって
第1のノード211に流入あるいは流出するトラフィッ
クを制御するトラフィック制御部711とを備えてい
る。
【0055】QoSパラメータ管理部701は、ポリシ
サーバ22のQoSパラメータ設定部30によって設定
されたQoSパラメータを管理するためのQoSパラメ
ータ管理テーブル721と、このQoSパラメータ管理
テーブル721で管理されるQoSパラメータにしたが
ってトラフィック制御部711でトラフィック制御され
たポリシごとの帯域情報が格納されるQoSレポート管
理テーブル731と、QoSレポート管理テーブル731
に格納される帯域情報をポリシサーバ22に対して送信
するレポートスケジューラ741とを有している。
【0056】図6は、QoSパラメータ管理テーブル7
1で管理されるテーブル情報の一例を表わしたもので
ある。QoSパラメータ管理テーブル721は、ポリシ
サーバ22のパラメータ設定部30によって設定された
QoSパラメータ751ごとに、そのQoSポリシに対
して一意に付与されたポリシID761と、ポリシサー
バ22のポリシサーバKEY771とが格納される。Q
oSパラメータ751は、ポリシ条件としてフローを示
す“Flow”781と行動791とからなる。
【0057】例えば、ポリシID“000001”で識
別されるQoSポリシである“ノードAからBへのフロ
ーについてピークレートが1Mbps以下になるように
帯域制御する”ことを示すQoSパラメータが、このQ
oSパラメータを設定したポリシサーバを特定するポリ
シサーバKEY771と対応付けられて管理される。
【0058】図7は、QoSレポート管理テーブル73
1で管理されるテーブル情報の一例を表わしたものであ
る。QoSレポート管理テーブル731では、ポリシI
D801ごとに、QoSポリシを設定したポリシサーバ
を特定するためのポリシサーバKEY811と、その運
用情報が監視された開始時刻と終了時刻とからなる時間
帯821と、違反フラグ831と、流入トラフィック84
1と、流出トラフィック851とが管理される。
【0059】例えば、ポリシID“000001”で識
別されるQoSポリシについて、ポリシサーバ22を特
定するためのポリシサーバKEY“PS01”と、違反
フラグと、その時間帯における平均流入トラフィックレ
ート「Rate」や、流入トラフィックのピーク値「P
Rate」、平均流出トラフィックレート「Rat
e」や、流出トラフィックのピーク値「P Rate」
とが管理されることを示す。
【0060】このようにQoSパラメータ管理部701
は、ポリシサーバ22によって設定されるQoSパラメ
ータをQoSパラメータ管理テーブル721に登録する
とともに、そのポリシごとにトラフィック制御部711
による運用情報をQoSレポート管理テーブル731
管理する。そして、レポートスケジューラ741によ
り、QoSレポート管理テーブル731に蓄積される情
報をポリシサーバに対して通知する。
【0061】図1に戻って説明を続ける。トラフィック
制御部711は、ネットワーク20における第1のノー
ド211に流入あるいは流出するトラフィックの送信
元、送信先、プロトコル情報等からなるフロー情報を識
別するフロー識別部901と、フロー識別部901の識別
結果に基づいてトラフィックの帯域を監視する帯域監視
部911と、QoSパラメータ管理部701で管理される
QoSパラメータにしたがって帯域監視部911の監視
結果からトラフィックの流量制御を行う帯域制御部92
1とを有している。
【0062】このようなトラフィック制御部711は、
ポリシサーバ22によって設定されたQoSパラメータ
にしたがってトラフィックの監視あるいは流量の制御を
行って、その監視結果や帯域制御結果をQoSパラメー
タ管理部701に送信する。
【0063】すなわち第1のノード211は、ポリシサ
ーバ22によって設定されたQoSパラメータをQoS
パラメータ管理部701で、その設定元のポリシサーバ
を特定するポリシサーバKEYとともに管理する。さら
に、設定されたQoSパラメータに従ってトラフィック
制御部711で帯域監視および制御の結果をポリシごと
にQoSレポート管理テーブル731で管理し、QoS
パラメータ管理部701のレポートスケジューラ741
ポリシの設定元のポリシサーバ22に対して通知する。
【0064】このような構成のポリシサーバ22および
第1〜第5のノード211〜215は、それぞれ図示しな
い中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)
を有し、読み出し専用メモリ(Read Only Memory:RO
M)等の所定の記憶装置に格納されたプログラムにした
がって、上述した制御を実行できるようになっている。
【0065】次に、上述した構成の第1の実施例におけ
るネットワーク管理システムの動作について説明する。
【0066】図8は、第1の実施例におけるネットワー
ク管理システムにおいて、ポリシの作成からその運用状
態を監視するためのレポート蓄積までの一連の動作の流
れを表わしたものである。まず、ネットワーク管理者が
管理者端末23において、QoSポリシを生成するため
にGUIアプリケーション24を起動させると、管理者
端末23のGUIアプリケーション24はその表示画面
上でネットワーク管理者からの入力情報を受け付ける
(ステップS100)。管理者端末23は、ここで受け
付けた入力情報101を、ポリシサーバ22に送信す
る。
【0067】ポリシサーバ22は、ポリシデータ生成部
28で管理者端末23からの入力情報からポリシデータ
を生成する。生成されたポリシデータは、DB制御部2
9により、新規のポリシデータに対応した新規ポリシI
Dが付与され、図2に示したようにポリシ格納DB25
のポリシ情報34として格納される(ステップS10
2)。
【0068】QoSパラメータ設定部30は、作成され
たポリシがポリシ格納DB25に登録されると、同様に
あらかじめ指定されているノード情報35を参照して、
反映させるノードにQoSポリシを設定する。そのとき
QoSパラメータ設定部30は、図4に示したノード適
用情報から、それぞれのポリシをどのノードグループに
適用するかを検索し、図3に示したノード設定情報に従
って、ネットワーク20上のノードに接続し、反映させ
たいノードの種類に応じた設定言語に変換したQoSパ
ラメータ104、ポリシIDおよびポリシサーバ22の
ポリシサーバKEYを、そのノードに対して送信する
(ステップS103)。以下、ポリシサーバ22が第1
のノード211に対して、QoSパラメータを設定する
ものとして説明する。
【0069】ポリシサーバ22からポリシID、ポリシ
サーバ22のポリシサーバKEYおよびQoSパラメー
タ104を受信した第1のノード211は、QoSパラ
メータ管理部701により、図6に示したようにQoS
パラメータ管理テーブル721に登録する。さらに、Q
oSパラメータ管理部701は、トラフィック制御部7
1のフロー識別部901に、QoSパラメータとして設
定されたフローの識別を開始させる(ステップS10
5)。
【0070】トラフィック制御部711のフロー識別部
901は、トラフィックとして流入するデータのヘッダ
情報を参照してフローの識別を行う。識別の結果、Qo
Sパラメータ管理テーブル731で管理されているポリ
シで指定されるフローとマッチングするトラフィックを
識別すると、帯域監視部911にそのトラフィックの帯
域監視を開始するように指示する(ステップS10
6)。
【0071】帯域監視部911は、フロー識別部901
おいてQoSパラメータ管理テーブル721で管理され
ているポリシで指定されたフローとマッチングするトラ
フィックが識別されると、指定されたフローのトラフィ
ックの帯域監視データである、例えば「平均レート」、
「ピークレート」等の監視情報を収集し、QoSパラメ
ータ管理部701に対して送信する(ステップS10
7)。
【0072】QoSパラメータ管理部701は、トラフ
ィック制御部711の帯域監視部91 1によって送信され
た帯域監視データを受信すると、図7に示したようにポ
リシIDごとの流入トラフィックデータとしてQOSレ
ポート管理テーブル731に格納する(ステップS10
8)。
【0073】QoSパラメータ管理部701は、帯域監
視部911から帯域監視データを取得したポリシが、図
6に示すQoSパラメータ管理テーブル731を参照し
て「帯域制御ポリシ」であるか否かを判別する(ステッ
プS109)。すなわち、帯域監視データを取得したポ
リシの「行動」が、帯域制御する旨を指定しているか否
かを判別する。QoSパラメータ管理部701は、帯域
監視データを取得したポリシが「帯域制御ポリシ」であ
ると判別されたとき(ステップS109:Y)、トラフ
ィック制御部711の帯域制御部921にポリシとして設
定された帯域となるように帯域制御を指示する。さら
に、ステップS107で取得した帯域監視データから流
入トラフィックが、QoSパラメータ管理テーブル72
1で管理されるポリシによって指定されている帯域に違
反しているか否かを判別する(ステップS110)。
【0074】QoSパラメータ管理部701は、取得し
た流入トラフィックがポリシで指定された帯域に違反し
ていると判別したとき(ステップS110:Y)、Qo
Sレポート管理テーブル731の対応する違反フラグを
セットし(ステップS111)、指定された帯域となる
ように帯域制御部921に帯域制御を指示する(ステッ
プS112)。例えば、QoSパラメータ管理テーブル
721で管理されているポリシによって、「平均レー
ト」が「行動」で指定されているとき、その「平均レー
ト」が指定値以下となるようにトラフィックの流入量を
抑制するように帯域制御部921に指示する。これによ
り、帯域制御部921は、指示された帯域制御を実行す
るとともに、帯域監視を開始する。
【0075】ステップS109において、QoSパラメ
ータ管理部701がステップS107で帯域監視データ
を取得したポリシが「帯域制御ポリシ」ではないと判別
されたとき(ステップS109:N)、あるいはステッ
プS110においてステップS107で取得した流入ト
ラフィックがポリシで指定された帯域に違反していない
と判別したとき(ステップS110:N)、あるいはス
テップS112で帯域制御が指示されると、帯域監視部
911は、第1のノード211から流出するトラフィック
を監視し、トラフィックの帯域監視データである、例え
ば「平均レート」、「ピークレート」等の監視情報を収
集し、QoSパラメータ管理部701に対して送信する
(ステップS113)。
【0076】QoSパラメータ管理部701は、トラフ
ィック制御部711の帯域監視部91 1によって送信され
た帯域監視データを受信すると、図7に示したようにポ
リシIDごとの流出トラフィックデータとしてQoSレ
ポート管理テーブル731に格納する(ステップS11
4)。
【0077】QoSパラメータ管理部701のレポート
スケジューラ741は、あらかじめ決められた時間間隔
1ごとにQoSレポート管理テーブル731で登録され
ているポリシごとの監視データを、ポリシサーバ22に
対して送信するようになっている。すなわち、レポート
スケジューラ741に前回QoSレポート管理テーブル
731で登録されているポリシごとの監視データをポリ
シサーバ22に対して送信してから時間間隔T1を経過
したか否かを監視させ、これを検出しないとき(ステッ
プS115:N)、QoSパラメータ管理部701はス
テップS106に戻って、「フロー識別」、「流入トラ
フィック帯域監視」、「帯域制御」、「流出トラフィッ
ク監視」の一連の動作を繰り返す。
【0078】ステップS115において、レポートスケ
ジューラ741によって、前回QoSレポート管理テー
ブル731で登録されているポリシごとの監視データを
ポリシサーバ22に対して送信してから時間間隔T1
経過したことが検出されたとき(ステップS115:
Y)、レポートスケジューラ741は図7に示すQoS
レポート管理テーブル731に登録されているポリシご
との帯域監視データ116をポリシサーバ22に送信す
る。この帯域監視データ116は、ポリシごとに送信さ
れ、ポリシIDやポリシサーバKEY、監視時間帯と違
反フラグと流入トラフィックと流出トラフィックとから
なる帯域監視データ、そしてどのノードにおける帯域監
視データであるかを識別するためのノード識別情報も同
時に送信される。
【0079】また、帯域監視データがピークレートの場
合は、時間間隔T1の間のピーク値が保存され、平均レ
ートの場合は時間間隔T1の間の平均値が保存されてい
る。時間間隔T1の間に1回でもポリシで指定された帯
域に違反し、帯域制御が行われた場合には「違反フラ
グ」がセットされていることになる。
【0080】さらにまた、ステップS115で時間間隔
1の経過が検出されて、レポートスケジューラ741
よってポリシごとの帯域監視データが送信されると、Q
oSパラメータ管理部701は、QoSレポート管理テ
ーブル731の登録情報をクリアにして(ステップS1
17)、再びステップS106に戻る。したがって、時
間間隔T1ごとにポリシ単位で帯域の利用状況を示す最
新の帯域監視データがQoSレポート管理テーブル73
1に保存されることになる。
【0081】このようにして第1のノード211のレポ
ートスケジューラ741によってあらかじめ指定された
時間間隔T1ごとに送信された帯域監視データ116を
受信したポリシサーバ22は、帯域レポート処理部31
により、DB制御部29を介して、図5に示したように
ポリシ格納DB25の使用帯域情報36に保存される
(ステップS118)。
【0082】ポリシサーバ22のポリシ管理部26にお
ける帯域レポート処理部31は、あらかじめ決められた
時間間隔T2ごとに、ポリシ格納DB25の使用帯域情
報36から、ポリシごとに帯域監視データを、DB制御
部29を介して取得し、所定の分析処理を行うようにな
っている。
【0083】この時間間隔T2は、ネットワーク20を
構成する各ノードで指定されている時間間隔T1より大
きな値であれば良い。すなわち、ポリシサーバ22にお
ける帯域監視データ分析処理間隔は、ノードからの帯域
監視データ送信間隔以上となるようにする。例えば、ノ
ードのレポートスケジューラによるレポート間隔T1
10分ごととし、ポリシサーバ22による帯域監視デー
タ分析間隔T2を1日ごとにすることで、1日1回10
分ごとのポリシ単位の帯域監視データの分析結果を得る
ことができる。
【0084】ポリシサーバ22のポリシ管理部26は、
前回帯域レポート処理部31で帯域監視データの分析処
理を行ってから時間間隔T2が経過したか否かを監視し
ており(ステップS119:N)、これを検出したとき
(ステップS119:Y)、DB制御部29により使用
帯域情報36に蓄積されている帯域監視データを取得
し、帯域レポート処理部31の帯域分析部33およびア
ラーム分析部32に所定の分析処理を行わせ(ステップ
S120)、再びステップS119に戻って、次回の分
析処理タイミングを監視する。この分析結果は、ポリシ
格納DB25に蓄積保存される。
【0085】このようにしてネットワーク管理者によっ
て管理者端末23で生成されたポリシが、ネットワーク
20でどのように機能しているかを示す帯域監視データ
は、生成したポリシごとに分析される。この分析された
帯域監視データは、管理者端末23において適宜参照す
ることが可能で、ネットワーク管理者は適用したポリシ
の運用状況を的確に把握できるようになっている。
【0086】図9は、管理者端末23からポリシ運用情
報を確認するための一連の動作の流れを表わしたもので
ある。ネットワーク管理者が管理者端末23において、
既に作成しネットワーク20を構成する各ノードに適用
したQoSポリシの運用情報を監視するためにGUIア
プリケーション24を起動させると、各ポリシごとのレ
ポート参照指示を行う(ステップS130)。管理者端
末23のGUIアプリケーション24は、ポリシサーバ
22に対して、ポリシごとの運用情報の表示要求131
を送信する。
【0087】表示要求131を受信したポリシサーバ2
2は、帯域レポート処理部31で既に分析され、ポリシ
格納DB25に蓄積保存されている分析結果から、アラ
ーム分析部32によって分析されたポリシごとのアラー
ム情報と、帯域分析部33によって分析されたポリシご
との帯域分析情報とを検索し(ステップS132)、管
理者端末23に対して分析結果133として送信する。
【0088】管理者端末23は、ポリシサーバ22から
分析結果133を受信すると、図示しない表示手段に表
示させ、ネットワーク管理者にポリシの運用情報である
時間間隔T2ごとに分析されたアラーム情報と帯域分析
情報とをポリシごとに示す(ステップS134)。
【0089】次に、ポリシサーバ22の帯域レポート処
理部31で行われる帯域監視データの分析処理について
詳細に説明する。
【0090】図10は、帯域レポート処理部31に行わ
れる処理内容の概要を表わしたものである。帯域レポー
ト処理部31は、時間間隔T2ごとにポリシ単位にポリ
シ格納DBに蓄積保存されている帯域監視データを取得
する(ステップS140)。そして、帯域レポート処理
部31は、このポリシが「帯域制御ポリシ」であるか否
かを判別する(ステップS141)。取得した帯域監視
データのポリシが「帯域制御ポリシ」であると判別され
たとき(ステップS141:Y)、アラーム分析部32
によりアラーム分析を行う。
【0091】すなわち、まずアラームのレベルを示すア
ラームレベル変数を“0”にセットし、図5に示したよ
うな時間間隔T1ごとにレポートスケジューラによって
送信されポリシ格納DB25の使用帯域情報36に蓄積
される帯域監視データの分析を開始する(ステップS1
42)。
【0092】まず取得した帯域監視データの違反フラグ
がセットされているか否かを判別することで、帯域違反
の発生チェックを行う(ステップS143)。帯域監視
データの違反フラグがセットされているとき、「少なく
とも1回の帯域違反が発生した」と判別し、アラームレ
ベルを“1”にセットする。違反フラグがセットされて
いないとき、アラームレベルは“0”のままである。
【0093】次に、帯域監視データの流入トラフィック
が、QoSポリシの帯域パラメータとして設定されてい
るトラフィックを超えた回数が、あらかじめ決められた
割合以上であるか否かを判別することで、帯域違反の頻
度チェックを行う(ステップS144)。指定割合以上
のとき、「警告」と判別し、アラームレベルを“2”に
セットする。指定割合を超えていないとき、アラームレ
ベルはそのままである。
【0094】次に、帯域監視データの流出トラフィック
が、QoSポリシの帯域パラメータとして設定されてい
るトラフィックを超えたか否か、あるいは流出トラフィ
ックが“0”であるか否かを判別することで、ポリシの
運用状態のチェックを行う(ステップS145)。流出
トラフィックが設定されているトラフィックを超えた
か、あるいは“0”のとき、「ポリシ運用異常」と判別
し、アラームレベルを“3”にセットする。流出トラフ
ィックが設定されているトラフィックを超えず、流出ト
ラフィックが“0”ではないとき、アラームレベルはそ
のままである。
【0095】このようにしてステップS142〜ステッ
プS145で行われたアラーム分析の結果、アラームレ
ベルが“1”以上のときアラーム発生とし、アラーム情
報を生成し、ポリシ格納DB25に保存する(ステップ
S146)。
【0096】図11は、ポリシ格納DB25に保存され
るアラーム情報の構成の一例を表わしたものである。こ
のようにアラーム情報160は、ポリシID161ごと
に、アラームの発生したノードを示すノードの識別情報
であるノードID162と、その監視開始時刻と監視終
了時刻とからなる時間帯163と、アラーム内容164
とが対応付けられて保存される。アラーム内容164
は、ステップS142〜ステップS145で判別された
アラームレベル165と、発生したアラームに対応して
管理者端末23に通知するメッセージ内容166と、ア
ラームの発生原因を特定するための詳細内容167とか
らなる。
【0097】図10に戻って説明を続ける。ステップS
141で取得した帯域監視データのポリシが「帯域制御
ポリシ」ではないと判別されたとき(ステップS14
1:N)、あるいはステップS141で「帯域制御ポリ
シ」であると判別されアラーム分析が行われる(ステッ
プS146)と、帯域分析部33により、使用帯域情報
36に蓄積された帯域監視データから帯域使用状況を示
すグラフ化が行われる(ステップS147)。
【0098】図12は、帯域分析部33によってグラフ
化された帯域使用状況グラフの一例を表わしたものであ
る。帯域分析部33は、ポリシ格納DB25の使用帯域
情報36から、ポリシごとに横軸を時間、縦軸を使用帯
域(bps)を示す帯域使用状況グラフ170を生成す
る。このグラフは、例えば「第1のノード」に設定され
たポリシ名「Policy1」の帯域使用状況を、時刻
が8時から21時までの要求帯域としてQoSパラメー
タで設定した500kbpsに対して、実際に7時から
23時まで第1のノードの流入トラフィックおよび流出
トラフィックの時間経過の様子を示している。
【0099】このようにステップS147で帯域使用状
況グラフ170が生成されると、これを帯域分析情報と
して画像データに変換して、ポリシ格納DB25に蓄積
保存する(ステップS148)。
【0100】帯域レポート処理部31は、このようにア
ラーム分析、帯域分析が行われた後、分析対象となった
使用帯域情報36に蓄積保存される帯域監視データの削
除を行うか否かを選択できるようになっている。例えば
管理者端末23からあらかじめ削除するように指示され
たか、あるいはレポートスケジューラによって時間間隔
1ごとのレポートの際に削除するように設定されたと
き(ステップS149Y)、分析対象となった使用帯域
情報36に蓄積保存される帯域監視データを削除する
(ステップS150)。一方、削除しないように設定さ
れているとき(ステップS149:N)、そのまま一連
の処理を終了する(エンド)。
【0101】ここで、蓄積保存され続けるグラフ画像等
の蓄積データは、あらかじめファイル数やファイルサイ
ズ等に対応した蓄積上限値を設定し、これを超えた場合
には古いものから順に削除するようにしても良い。
【0102】また、GUIアプリケーション24は、例
えば通常の警告と重要な警告とをアラームレベルごとに
「色分け」や「点滅」といった表示方法を変更させるこ
とにより、ポリシの一覧表を表示させることで、ポリシ
の運用状態の把握を容易にするようにしても良い。さら
に、アラームの詳細はGUIアプリケーション24がポ
リシを表示させているときに、例えば「アラーム参照」
ボタンを押下してアラームの一覧画面を表示させるよう
にしても良い。さらにまた、帯域分析グラフの参照は、
GUIアプリケーション24がポリシを表示させている
ときに、例えば「帯域分析グラフ参照」ボタンを押下し
て、ノード別、日付別の帯域分析グラフの一覧の選択画
面を表示させ、その中から選択されたノードあるいは日
付のグラフを表示するビューアアプリケーションを起動
するようにさせても良い。
【0103】このような一連の動作を行う第1の実施例
におけるネットワーク管理システムにおいて、ポリシの
設定状況は次にようにして確認する。
【0104】すなわち、ノードがステップS115にお
いて時間間隔T1の経過ごとにレポートスケジューラ7
1によって送信されるポリシごとの帯域監視データに
は、トラフィックの発生しなかったポリシに関する帯域
監視データを含ませる。したがって、ノードに設定され
ているQoSパラメータ全てにおいて、ポリシID、ポ
リシサーバKEYおよびトラフィックがある場合の帯域
監視データがポリシサーバに送信されることになる。
【0105】ポリシサーバでは、設定した全てのQoS
パラメータについて帯域監視データを受信することにな
るので、ステップS120で行う帯域分析処理におい
て、ポリシIDとポリシサーバKEYとを照合すること
によって、各ノードにおけるポリシの設定状況を容易に
確認することができる。
【0106】例えば、ポリシサーバが管理する全てのQ
oSポリシについて、それぞれ設定されたノードから帯
域監視データを受信しなかったとき、そのノードには本
来設定されているべきポリシが設定されていない可能性
があると判断することができる。この場合、このポリシ
には新たなアラームレベルを付与し、アラーム情報とし
て蓄積させる。
【0107】また、受信された帯域監視データに含まれ
るポリシIDは一致するものの、ポリシサーバKEYが
異なる場合には、そのポリシは無効と判断することがで
きる。この場合、他のポリシサーバによって設定された
か、あるいはネットワーク管理者等が手動でQoSパラ
メータ設定を設定した場合等が考えられ、監視対象から
除外するとともに、更に新たなアラームレベルを付与し
てアラーム情報として蓄積させる。さらにまた、ポリシ
サーバにおける各ノードからの帯域監視データの受信
を、ノードの動作確認が正常であると判別することでノ
ードのネットワーク障害検知に利用することもできる。
【0108】以上説明したように第1の実施例における
ネットワーク管理システムでは、管理者端末23を介し
てネットワーク管理者によって設定されたネットワーク
20内の第1〜第5のノード211〜215に対するQo
Sポリシを、ポリシサーバ22がそれぞれ固有のポリシ
IDを付与しポリシ情報34として一元管理するととも
に、ノード情報35を参照してポリシサーバ22にあら
かじめ付与されているポリシサーバKEYとともに各ノ
ードに対して設定する。各ノードでは、ポリシサーバ2
2によってQoSパラメータ管理テーブルに設定された
QoSポリシで指定されるフローを識別し、ポリシID
ごとにQoSレポート管理テーブルに帯域監視情報を収
集する。そして、レポートスケジューラにより、一定時
間T1ごとに、ポリシIDとポリシサーバKEYが含ま
れる帯域監視データを送信させ、ポリシサーバ22で使
用帯域情報36に格納される。ポリシサーバ22では、
帯域レポート処理部31により一定時間T2ごとに、各
ノードからの帯域監視データについて帯域分析とアラー
ム分析とが行われる。これにより、ノードにおけるポリ
シごとの帯域情報の分析を行うとともに、ポリシサーバ
22によって設定されたポリシごとの運用状況と設定状
況とを容易に確認することができる。
【0109】第2の実施例
【0110】第1の実施例におけるネットワーク管理シ
ステムでは、ポリシサーバのアラーム分析部でアラーム
情報を生成することでネットワーク管理者にアラーム通
知を行うようにしていたが、これに限定されるものでは
ない。第2の実施例におけるネットワーク管理システム
では、ポリシサーバにアラーム情報の種類に応じて通知
方法を変更するアラーム通知制御部を設け、ポリシ管理
の責任者は発生したアラームの緊急度に応じた最適なア
ラーム対策を実施することができるようになる。
【0111】このような第2の実施例におけるネットワ
ーク管理システムは、図1に示した第1の実施例におけ
るネットワーク管理システムの構成と本質的には変わら
ない。ただし、帯域レポート処理部のアラーム分析部に
対して、上述したアラーム通知制御を備えている。さら
に、図2に示したポリシ格納DB25のポリシ情報34
に代えて、次のようなアラーム通知設定情報を有するポ
リシ情報が格納される。
【0112】図13は、第2の実施例にけるポリシサー
バのポリシ格納DBに格納されるポリシ情報の一例を表
わしたものである。第2の実施例におけるポリシ情報1
80は、QoSポリシごとにポリシID181が付与さ
れ、ポリシ名182とともに、一般的なQoSポリシと
同様に条件183と行動184と、アラームの発生をそ
のポリシを管理する責任者に対して通知するためのアラ
ーム通知設定情報185とから構成される。アラーム通
知設定情報185は、通知レベル186と、通知先種別
187と、通知先情報188とからなる。通知レベル1
86は、アラーム通知を行うか否かを決定するための閾
値を示す。通知先種別187は、その通知先を例えば電
子メールで行うか、電話で通知するか等の通知先の種類
を特定するための情報である。通知先情報188は、通
知先種別187によって特定される通知先の種類に応じ
て、通知先を示す情報である。ここでは、通知先種別1
87が“0”のとき通知先情報は携帯電話の番号を示
し、“1”のとき通知先情報は電子メールのアドレスを
示すものとする。
【0113】第2の実施例において追加されたアラーム
通知制御部は、アラーム分析部でアラームの発生が検出
されると、まず図13に示したポリシ情報を検索し、検
出されたアラームレベルが通知レベル186の通知レベ
ル以上である場合、アラームの発生したポリシのポリシ
IDを検索キーとして、そのポリシの管理者の通知先種
別と通知先情報とを取得する。したがって、例えば通知
先種別が“1”のとき、通知先情報で指定された電子メ
ールアドレス“policy_owner@abc.d
ef.ne.jp”に対して、ポリシの情報、アラーム
発生ノードの情報、アラーム発生時間、アラームの内容
等を送信する。
【0114】このように第2の実施例におけるネットワ
ーク管理システムでは、ポリシサーバにおいて一元管理
されるQoSポリシにその管理者と通知先とを対応付け
たポリシ情報を管理するとともに、アラーム分析部にお
けるアラーム分析結果に応じてポリシ情報で指定される
通知先に通知するアラーム通知制御部を設けた。これに
より、ポリシ管理の責任者は発生したアラームの緊急度
に応じた最適なアラーム対策を実施することができるよ
うになる。
【0115】第3の実施例
【0116】第3の実施例におけるネットワーク管理シ
ステムでは、ポリシサーバのポリシ格納DBに格納され
るノード情報に、ノード間のリンク情報を付加するとと
もに、各ノードのQoSレポート管理テーブルにはポリ
シごとの帯域情報の他に各ノードにおける流入および流
出トラフィック全体の帯域情報を蓄積保存する。そし
て、各ノードはポリシごとに帯域監視データとともに、
トラフィック全体の帯域情報を送信する。
【0117】このリンク情報は、例えば「リンク1」は
「ノード1のIF1とノード2のIF2との接続」を定
義するノード間の接続情報である。このようなリンク情
報を、ポリシサーバに格納するとともに、ノード1にも
インタフェース「IF1」は「リンク1」である旨の対
応付けが予め設定されているものとする。そして、ポリ
シサーバは、管理者端末を介して設定されたQoSポリ
シをノード情報で設定されたノードに設定すると、各ノ
ードでは、QoSレポート管理テーブルにポリシごとの
帯域情報とともに、各ノードにおける流入および流出ト
ラフィックの帯域情報が蓄積される。そして、ノードか
らはポリシサーバに対して「リンク1から10Mbps
のトラフィックが流出した」旨を示す情報のように「ど
のリンクに関連するトラフィックかを示す情報」を帯域
情報とともに送信する。ポリシサーバでは、帯域レポー
ト処理部でネットワーク20内の各ノードから指定時間
間隔T1ごとに送信される全使用帯域データとポリシご
との帯域監視データを取得する。ポリシサーバでは新た
に付加されたノード間のリンク情報を用いることによっ
て、リンクごとに種々の帯域分析を行うことができる。
【0118】例えば、あるリンクの帯域幅と一定時間間
隔T1ごとの使用帯域とから、リンクの帯域使用率の経
過を表示するグラフ等の帯域分析レポートを作成するこ
とができる。またポリシサーバにおける帯域分析処理時
間間隔T2を各ノードの帯域監視データの送信時間間隔
1と同一とすることによって、図10におけるステッ
プS148およびステップS149を削除し、グラフ化
した画像を表示のみとすることにより、一定時間間隔T
1ごとに更新される帯域監視モニタ機能を実現すること
ができ、ポリシに依存しないトラフィック監視も容易に
行うことができる。
【0119】さらにまた、例えばあるポリシにおいてア
ラームが頻繁に発生している場合、そのアラームの発生
するリンクの残りの帯域の一部をそのポリシの予約設定
帯域に追加したポリシを再作成してノードに設定するこ
とによって、アラーム発生状況に応じた動的なネットワ
ーク管理を行うことができる。
【0120】さらに、例えばあるポリシについて実際の
使用帯域が予約設定帯域に対して例えば50パーセント
といった一定基準を満たさない場合、その予約設定帯域
の設定値を引き下げたポリシを再作成してノードに設定
することによって、帯域の使用状況に応じた動的なネッ
トワーク管理を行うことができる。
【0121】ここでリンクの使用帯域情報は、2つのノ
ードから、一方はノードの流出トラフィック、他方はノ
ードの流入トラフィックとして帯域情報が取得されるこ
とから、これら重複データをマージしてリンクの帯域情
報データとする必要がある。また、複数ノードにおける
同一時間帯の帯域重複データとするために、帯域情報の
取得タイミングを同期させる必要がある。
【0122】このように第3の実施例におけるネットワ
ーク管理システムでは、ポリシサーバにノード間のリン
ク情報を付加したノード情報を蓄積保存し、各ノードの
QoSレポート管理テーブルにはポリシごとの帯域情報
の他に各ノードにおける流入および流出トラフィック全
体の帯域情報を蓄積保存して、ポリシごとの帯域監視デ
ータとともに、トラフィック全体の帯域情報をポリシサ
ーバに対して送信するようにした。これにより、従来の
ポリシに依存しないトラフィック監視という例えば帯域
監視モニタ機能を容易に実現することができるばかり
か、アラームの発生状況あるいは帯域の使用状況に応じ
て設定したポリシの再評価の判断材料となり、動的なポ
リシの再設定が可能となり、柔軟なネットワーク管理を
行うことができる。
【0123】なお第1〜第3の実施例におけるネットワ
ーク管理システムでは、QoSポリシとして主に帯域制
御を行うものとして説明したが、これに限定されるもの
ではないことは当然である。例えば、「優先度の設
定」、「遅延パラメータの設定」等の他のQoSポリシ
をノード上で管理するようにすれば、ノードからのQo
Sポリシの実行結果をポリシサーバに通知し、同様のネ
ットワーク管理を行うことができる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ノ
ードにおけるパラメータごとに帯域情報や優先度の設
定、遅延パラメータの設定等、ネットワーク運用方針と
して重要な項目をサーバで認識できるようになるので、
ネットワーク管理者が従来のようにパラメータごとの帯
域情報を取得するために必要なパラメータ指定について
考慮することがなくなり、新たな帯域監視装置を別途設
定する必要がなくなりシステムの低コスト化を図ること
ができる。特に、従来の帯域情報取得処理にしたがうこ
とによって、トラフィック制御の際にはどのパラメータ
かを判別し、パラメータごとに帯域情報を取得している
ため、各ノードでは帯域情報の取得が設定されたパラメ
ータごとに行われ、新たに帯域情報取得のためのフロー
を設定することや帯域情報取得処理のための処理追加が
不要となる。さらにまた、ノードにおけるパラメータ設
定による運用情報をサーバで認識できるようになるの
で、パラメータの設定がどのような影響を与え、あるい
は実際のトラフィックがどのようなパラメータ設定によ
るものなのかを、ネットワーク管理者で容易に把握する
ことができる。例えば、「流入トラフィックが設定トラ
フィックを超えた回数が全体の指定割合以上」という警
告があがっている場合には、「定常的に流入するトラフ
ィックに対して帯域の上限設定が低すぎるため、もっと
帯域の上限を上げる」といった旨のネットワーク運用方
針を規定するパラメータを変更することが可能となる。
また、「流出トラフィックが設定トラフィックを超え
た」という警告があがっている場合には、「帯域制御が
制定されているが動作していない」といった旨の致命的
な警告をアラームとして発生させることができる。
【0125】さらに請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加えて、ノードでパラメータの
識別子、そのパラメータを設定したサーバの識別情報を
保持し、運用情報として通知する際にノードにおける設
定状態をも通知するようにしているので、ノードにおけ
るパラメータの設定状態をサーバで認識することがで
き、これを帯域情報取得の際に行うことができる。
【0126】さらに請求項3記載の発明によれば、サー
バおよびノードにおいて互いに定期的に運用情報の分析
と収集とを行い、分析間隔が収集間隔より長い周期で行
うようにしたので、常にほぼ最新の分析結果の時間変化
を監視することができる。
【0127】さらにまた請求項4記載の発明によれば、
アラームの発生有無をフラグの判別だけでよいので、分
析処理の簡素化を図ることができる。
【0128】さらに請求項5記載の発明によれば、アラ
ームのレベルを設けるようにしたので、ネットワーク管
理者はそのアラームの発生原因の特定をしやすくでき
る。
【0129】さらにまた請求項6記載の発明によれば、
使用帯域状況をグラフ化するようにしたので、設定した
パラメータによる運用状況の把握と、アラームの発生原
因の特定をポリシ単位で容易に行うことができる。
【0130】さらに請求項7記載の発明によれば、通信
品質パラメータ記憶手段に記憶される全てのパラメータ
に対応した運用情報を取得したときには、ノードに対す
るパラメータの設定が正常に行われ、全て取得しなかっ
たときにはノードに対するパラメータの設定に異常があ
ったものと判断するようにしたので、多くの運用情報を
1つ1つ分析する必要がなく、各ノードの設定の正常性
をいち早く知ることができ、処理の負荷を軽減する。
【0131】さらに請求項8記載の発明によれば、ネッ
トワークの運用方針を規定するパラメータ管理の責任者
は発生したアラームの緊急度に応じた最適なアラーム対
策を実施することができるようになる。
【0132】さらにまた、請求項9記載の発明によれ
ば、アラームの発生状況あるいは帯域の使用状況に応じ
て設定したポリシの再評価の判断材料となり、動的なネ
ットワークの運用情況に与えるパラメータの再設定が可
能となり、柔軟なネットワーク管理を行うことができ
る。
【0133】さらに請求項10記載の発明によれば、請
求項9記載の発明の効果に加えて、さらに従来のポリシ
に依存しないトラフィック監視という例えば帯域監視モ
ニタ機能を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるネットワーク管
理システムの構成の概要を示す構成図である。
【図2】第1の実施例におけるポリシ情報の一例を示す
説明図である。
【図3】第1の実施例におけるノード設定情報の一例を
示す説明図である。
【図4】第1の実施例におけるノード適用情報の一例を
示す説明図である。
【図5】第1の実施例における使用帯域情報の一例を示
す説明図である。
【図6】第1の実施例におけるQoSパラメータ管理テ
ーブルで管理されるテーブル情報の一例を示す説明図で
ある。
【図7】第1の実施例におけるQoSレポート管理テー
ブルで管理されるテーブル情報の一例を示す説明図であ
る。
【図8】第1の実施例におけるポリシの作成からその運
用状態を監視するためのレポート蓄積までの一連の動作
の流れを示すシーケンス図である。
【図9】第1の実施例における管理者端末からポリシ運
用情報を確認するための一連の動作の流れを示すシーケ
ンス図である。
【図10】第1の実施例における帯域レポート処理部の
処理内容の概要を示す流れ図である。
【図11】第1の実施例におけるアラーム情報の構成の
一例を示す説明図である。
【図12】第1の実施例における帯域分析部によってグ
ラフ化された帯域使用状況グラフの一例を示す説明図で
ある。
【図13】第2の実施例におけるポリシ情報の一例を示
す説明図である。
【図14】従来のネットワーク管理システムの構成の概
要を示す構成図である。
【符号の説明】
20 ネットワーク 211〜215 第1〜第5のノード 22 ポリシサーバ 23 管理者端末 24 GUIアプリケーション 25 ポリシ格納DB 26 ポリシ管理部 27 ポリシサーバKEY 28 ポリシデータ生成部 29 DB制御部 30 QoSパラメータ設定部 31 帯域レポート処理部 32 アラーム分析部 33 帯域分析部 34 ポリシ情報 35 ノード情報 36 使用帯域情報 701 QoSパラメータ管理部 711 トラフィック制御部 721 QoSパラメータ管理テーブル 731 QoSレポート管理テーブル 741 レポートスケジューラ 901 フロー識別部 911 帯域監視部 921 帯域制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B045 GG01 JJ02 JJ28 5B089 GA07 GB02 JB16 KA12 KB03 KC15 MC02 5K030 GA11 HC01 JA10 LC13 MA01 MB01 5K033 AA07 DA01 9A001 CC07 CC09 HH34 LL09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信品質を保証するためのネットワーク
    運用方針を規定するパラメータを記憶する通信品質パラ
    メータ記憶手段と、この通信品質パラメータ記憶手段に
    記憶されたパラメータを所定のネットワーク内の各ノー
    ドに設定するパラメータ設定手段と、このパラメータ設
    定手段によって前記パラメータが設定されたノードから
    前記パラメータによる運用情報を前記パラメータごとに
    取得する取得手段と、この取得手段によって取得された
    運用情報に基づいて前記パラメータごとに所定の分析処
    理を行う分析処理手段とを備えるサーバと、 前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータ
    を記憶する管理テーブルと、この管理テーブルに記憶さ
    れた前記パラメータによって指定されるトラフィックを
    監視しその監視結果に基づいて前記トラフィックの制御
    を行うトラフィック制御手段と、前記パラメータごとに
    このトラフィック制御手段による運用情報を前記サーバ
    に通知する運用情報通知手段とを備える複数のノードと
    を具備することを特徴とするネットワーク管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 通信品質を保証するためのネットワーク
    運用方針を規定するパラメータをそれぞれ固有に付加さ
    れた識別子と対応付けて記憶する通信品質パラメータ記
    憶手段と、この通信品質パラメータ記憶手段に記憶され
    たパラメータをあらかじめ固有に付与されたサーバ識別
    情報とともに所定のネットワーク内の各ノードに設定す
    るパラメータ設定手段と、このパラメータ設定手段によ
    って前記パラメータが設定されたノードから前記パラメ
    ータによる運用情報とこのパラメータを識別するための
    識別子および前記パラメータとともに設定されたサーバ
    識別情報とを前記パラメータごとに取得する取得手段
    と、この取得手段によって取得された前記識別子で識別
    されるパラメータごとの運用情報、識別子およびサーバ
    識別情報とを記憶する運用情報記憶手段と、前記通信品
    質パラメータ記憶手段に記憶されるパラメータおよび前
    記パラメータ設定手段で設定された前記サーバ識別情報
    とがこの運用情報記憶手段に記憶された前記識別子およ
    びサーバ識別情報と一致するか否かにより前記パラメー
    タの設定状況を判別する設定状況判別手段と、前記パラ
    メータの運用情報に基づいて前記パラメータごとに所定
    の分析処理を行う分析処理手段とを備えるサーバと、 前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータ
    を記憶する管理テーブルと、この管理テーブルに記憶さ
    れた前記識別子で識別されるパラメータによって指定さ
    れるトラフィックを監視しその監視結果に基づいて前記
    トラフィックの制御を行うトラフィック制御手段と、前
    記パラメータごとのこのトラフィック制御手段による運
    用情報を前記管理テーブルで記憶される前記識別子と前
    記サーバ識別情報とともに前記サーバに通知する運用情
    報通知手段とを備える複数のノードとを具備することを
    特徴とするネットワーク管理システム。
  3. 【請求項3】 前記分析処理手段は、第1の時間間隔ご
    とに前記所定の分析処理を行い、前記運用情報通知手段
    は前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔ごとに前
    記通知を行うものであることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のネットワーク管理システム。
  4. 【請求項4】 前記運用情報通知手段が通知する前記パ
    ラメータごとの運用情報は、それぞれパラメータで指定
    された帯域違反が発生したときにセットされるフラグが
    設けられており、前記分析処理手段は前記フラグがセッ
    トされているときアラームを発生するものであることを
    特徴とする請求項1〜請求項3記載のネットワーク管理
    システム。
  5. 【請求項5】 前記分析処理手段は、前記パラメータご
    とに前記フラグのチェック、帯域違反の頻度、前記運用
    情報におけるトラフィックデータの順に解析の結果レベ
    ル分けされたアラーム情報を生成するものであることを
    特徴とする請求項4記載のネットワーク管理システム。
  6. 【請求項6】 前記分析処理手段は、さらに前記運用情
    報に基づいて使用帯域状況をグラフ化するものであるこ
    とを特徴とする請求項5記載のネットワーク管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記設定状況判別手段は、さらに前記通
    信品質パラメータ記憶手段に記憶される全てのパラメー
    タに対応した前記運用情報を取得したか否かにより、前
    記ノードに対するパラメータの設定状況を判別するもの
    であることを特徴とする請求項2記載のネットワーク管
    理システム。
  8. 【請求項8】 前記通信品質パラメータ記憶手段は、前
    記パラメータおよび識別子に対応して、あらかじめ前記
    パラメータごとにアラーム発生通知を行うか否かを決定
    するためのアラーム通知レベルと、前記アラームレベル
    を超えたときの通知先を示す通知先情報とが記憶され、
    前記アラーム情報が生成されたときこの通信品質パラメ
    ータ記憶手段に記憶されたアラーム通知レベルおよび通
    知先情報とに基づいてアラーム通知を行うアラーム通知
    制御手段を備えていることを特徴とする請求項5記載の
    ネットワーク管理システム。
  9. 【請求項9】 前記サーバはあらかじめ前記ノード間の
    接続情報としてのリンク情報を記憶するとともに前記ノ
    ードは前記リンク情報に対応してリンクごとに帯域情報
    を前記サーバに通知することによって前記リンクの帯域
    使用状況を表示させることを特徴とする請求項2または
    請求項3記載のネットワーク管理システム。
  10. 【請求項10】 前記サーバおよび前記ノードは同一時
    間間隔で前記分析処理および前記通知を行うものである
    ことを特徴とする請求項9記載のネットワーク管理シス
    テム。
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