JP2001237780A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2001237780A
JP2001237780A JP2000376210A JP2000376210A JP2001237780A JP 2001237780 A JP2001237780 A JP 2001237780A JP 2000376210 A JP2000376210 A JP 2000376210A JP 2000376210 A JP2000376210 A JP 2000376210A JP 2001237780 A JP2001237780 A JP 2001237780A
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JP2000376210A
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Richard Paul Ejzak
ポール エイツァック リチャード
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Nokia of America Corp
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Lucent Technologies Inc
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/04Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using predictive techniques
    • G10L19/16Vocoder architecture
    • G10L19/167Audio streaming, i.e. formatting and decoding of an encoded audio signal representation into a data stream for transmission or storage purposes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2643Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using time-division multiple access [TDMA]
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、高品質な自然な会話を実現する目的
で音声遅延を非常に短く保つことが可能な無線音声シス
テムを実現することを目的とする。 【解決手段】 本発明に係るシステムにおいては、単一
あるいは複数個の音声フレームが、元の音声フレームの
半分の間隔で符号化されてインターリーブされた、対応
する音声ハーフフレームによってそれぞれ置換される。
各々の音声ハーフフレームは、符号化され、この音声ハ
ーフフレームが置換する音声フルフレームのインターリ
ーブ期間の最後の半分にわたってインターリーブされ
る。本発明の別の実施例においては、音声ハーフブロッ
クは、符号化の後には符号化された音声フルブロックの
ビット数の半分を有することになる。この音声ハーフブ
ロックは、適応マルチレート音声コーダによるより低い
音声レートモードで符号化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信ネットワー
クに関し、特に、無線及び/あるいはセルラーネットワ
ークを介して音声通信を効率よく提供する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットが広範に普及するのに伴
い、無線通信システムデベロッパーは自身のシステムの
データ通信能力を絶え間なく改善し続けている。このニ
ーズに応えるため、種々の標準主体が計画されてきてお
り、より高いデータレートをサポートする新たな第三世
代(3G)標準が画定されつつある。例えば、欧州通信
標準機構(the European Telecommunications Standard
s Instituteと、ETSI)、無線放送産業連盟(the A
ssociation of Radio Industries and Broadcasting
と、ARIB)及び通信産業連盟(the Telecommunicat
ions Industry Associationと、TIA)は、より高速
でかつより効率的な無線通信をサポートする標準を継続
して開発中である。
【0003】同様に、無線通信産業は、より速く、より
堅固でかつより効率的なデータ通信を無線インターフェ
ースを介して実現する、新たな無線伝送プロトコルを開
発して実装してきている。例えば、GSMは発展し続け
ている。別な例では、汎用パケット無線サービス(GP
RS)が、公知の時分割多重アクセス(TDMA)シス
テムに対するパケット交換アップグレードとして開発さ
れている。さらに進んだものとしては、エンハンストG
PRS(EGPRS)も開発されてきている。
【0004】現在では、GSM、GPRS及びEGPR
S物理層は、以下の特性を有している。 許容されたG
SMスペクトルのうちの、45MHz離れた二つの20
0kHz帯域セグメントを有するキャリア(一方はダウ
ンリンクに、一方はアップリンクに用いられる)と、
時間は、継続時間が240ミリ秒の、52フレームより
なるマルチフレームに分割されていると、 各々のフレ
ームは、8個のタイムスロットよりなると、 一つのキ
ャリア上の一つのスロットは、GSMチャネルと呼称さ
れると、 周波数(f)のダウンリンクキャリア上のス
ロット(jという番号が付されていると、j=
0,...,7)と対応するアップリンクキャリア(f
+45MHz)上のアップリンクスロット(j)との間
には一対一対応が存在すると、 スロットにおける伝送
は、バーストと呼称され、ブロックは、同一スロット上
の予め定められた四つのバーストよりなる。
【0005】無線アクセス実現業者は、EGPRSの次
のフェーズにおいてリアルタイムサービスを実現する目
的で、現在設計されつつある。しかしながら、最近のア
プローチは、既存のバーストベースランダムアクセスチ
ャネルをアップリンクで用い、ブロックベース割り当て
チャネルをダウンリンクで用いる方式に依拠している。
各ブロックはインターリーブされ、4バースト(20ミ
リ秒)で送信される。しかしながら、種々の調査の結
果、20ミリ秒の粒度(グラニュアリティ)に基づくシ
ステムは、少なくとも60ミリ秒の遅延余裕を必要とす
ることが明らかになっている。さらに、単一の20ミリ
秒メッセージ内での、複数個の移動局宛の割り当ての送
信は、低パッキングのためにしばしば非効率であり、ス
マートアンテナや電力制御などの干渉低減技法と共存で
きないことも明らかになっている。結果として、最近の
アプローチに従ったブロックベース割り当てチャネルに
おいては、制御オーバーヘッドが過剰であり、かつ、リ
アルタイム伝送(例えば、急に発せられた音声など)の
統計的マルチプレクシング(多重化)に関して遅延が過
剰となる。よって、よりよいアクセス/割り当てシステ
ム及びその方法を実現することが望ましい。
【0006】無線あるいはセルラーデータ通信システム
(例えば、GPRSあるいはEGPRS)の高容量を効
率的に利用するためには、音声ユーザの統計的多重化の
みならず、音声/データ多重化を実現することも望まし
い。現時点では、これらのセルラーデータ通信システム
は、主として非リアルタイム(遅延に鈍感な)データサ
ービスを実現するように設計されている。会話音声及び
他のリアルタイムインタラクティブ通信は遅延に敏感で
あり、限界遅延要求を満足するような高速制御チャネル
を実現するための新たな制御メカニズムの設計が必要と
されている。それゆえ、このような制御機能を実現し、
非リアルタイムサービスと会話音声などのリアルタイム
サービスとを多重化するために適したものとするため
の、無線データ通信システムの再設計が必要とされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】1999年12月以前
に存在していたIS−136及びGSM標準に基づくセ
ルラーシステムにおいては、著しく遅延を増加させるこ
となくインターリーブ深さを増大する目的で、チェーン
インターリーブ技法が用いられた。しかしながら、これ
らの標準に基づくチェーンインターリーブ技法が用いら
れる場合には、急に発せられた音声の最初及び最後にお
ける20ミリ秒伝送間隔(例えば、最初のGSMバース
ト)に関しては、利用可能なビットのうちの半分が符号
化された音声を担わず、それゆえ浪費されてしまう。さ
らに、最初の20ミリ秒音声フレームは、(GSMフル
レート音声チャネルの場合のように8バーストインター
リーブ技法が用いられる場合には)40ミリ秒の後によ
うやくレシーバにおいて利用可能となる。統計的多重化
の利用はトラフィックを改善するが、統計的多重化は、
各音声発話の最初におけるトラフィックチャネルの高速
割り当てを必要とする。さらなる問題は、アクセス及び
割り当てに係る制御チャネル手続きに時間がかかること
であり、レシーバにおける音声再生に遅延が生じる。こ
れらの遅延は、無線及びセルラー通信固有の信号処理及
び伝達遅延に追加されてしまうものである。それゆえ、
高品質な自然な会話を実現するためには、片方向及び双
方向(一周分)の音声遅延を非常に短く保つ必要があ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面に従って
簡潔に述べれば、前述された問題は、音声フレームのチ
ェーンインターリーブ技法を用いた無線音声システムを
実現することによって取り扱われ、技術的な前進がなさ
れる。本発明に係るシステムにおいては、単一あるいは
複数個の音声フレームが、元の音声フレームの半分の間
隔で符号化されてインターリーブされた、対応する音声
ハーフフレームによってそれぞれ置換される。
【0009】本発明の一側面に従って、前述された問題
は、音声フレームのチェーンインターリーブ技法を用い
た無線音声システムを実現することによって取り扱わ
れ、技術的な前進がなされる。本発明に係るシステムに
おいては、単一あるいは複数個の音声フレームが、元の
音声フレームの半分の間隔で符号化されてインターリー
ブされた、対応する音声ハーフフレームによってそれぞ
れ置換される。各々の音声ハーフフレームは、符号化さ
れ、この音声ハーフフレームが置換する音声フルフレー
ムのインターリーブ期間の最後の半分にわたってインタ
ーリーブされる。
【0010】本発明の一側面に従って、前述された問題
は、音声フレームのチェーンインターリーブ技法を用い
た無線音声システムを実現することによって取り扱わ
れ、技術的な前進がなされる。本発明に係るシステムに
おいては、単一あるいは複数個の音声フレームが、元の
音声フレームの半分の間隔で符号化されてインターリー
ブされた、対応する音声ハーフフレームによってそれぞ
れ置換される。各々の音声ハーフフレームは、符号化さ
れ、この音声ハーフフレームが置換する音声フルフレー
ムのインターリーブ期間の最後の半分にわたってインタ
ーリーブされる。さらに、音声ハーフフレームは音声発
話の開始部に対応し、それは、対応する音声フルフレー
ムのインターリーブ期間の最初の半分であって何も伝送
されないところである。
【0011】本発明の別の側面に従って、前述された問
題は、会話音声の品質を改善する目的で音声再生遅延を
低減する音声ハーフブロックを用いるシステムを実現す
ることによって取り扱われ、技術的な前進がなされる。
音声ハーフブロックは、符号化の後には符号化された音
声フルブロックのビット数の半分を有することになる。
この音声ハーフブロックは、適応マルチレート音声コー
ダによるより低い音声レートモードで符号化される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には、システム1が示されて
いる。本発明の望ましい実施例におけるシステム1は、
本明細書において記述されているように、GSMエンハ
ンスト汎用パケット無線サービス無線アクセスネットワ
ーク(GERAN)である。GERAN1は、中央局す
なわち基地局12を有しており、これは、基地局が通常
有するように、トランスミッタ、レシーバ及びアンテナ
(図示せず)を有している。基地局12はGERAN1
の一部である。GERAN1は、移動局20における通
話者、及び、本発明の望ましい実施例においては移動局
20、30などのあらゆる移動局における通話者と基地
局との間の通信及びメッセージトラフィック伝達に用い
られる。本発明は、ビーム成形及び電力制御技法と完全
にコンパチブルな、新しいトラフィック/制御チャネル
チャネルを実現する。
【0013】本発明は、単一方向トラフィック/制御チ
ャネルを有している。統計的多重化の利点は、以下に記
述される原理を適用することによって実現される。新た
な制御/トラフィックチャネルの全ては単一方向であ
り、アップリンク及びダウンリンク方向で独立の周波数
及びスロット割り当てを有している。利用可能なリソー
スは、トラフィック及び制御チャネル機能に対して必要
に応じて動的に割り当てられる。このため、利用可能な
リソースの割り当てに最大限の柔軟性が実現される。
【0014】従来技術においてGSM、GPRS及びE
GPRSフェーズ1として知られている技法において
は、チャネルは、ダウンリンクに関しては周波数fで2
00kHzキャリアの一つのタイムスロット、及び、ア
ップリンクに関しては周波数(f+45MHz)で20
0kHzキャリアの対応するタイムスロットを有してい
る。アップリンクチャネルとダウンリンクチャネルとの
間のこの歴史的な関連をうち破ることにより、とりわけ
音声の統計的多重化が可能となる。なぜなら、アップリ
ンク及びダウンリンクリソース要求が独立に発生するか
らである。アップリンクチャネルとダウンリンクチャネ
ルとの間のこの歴史的な関連をうち破ることにより、新
たなデータあるいは音声が伝送可能になった場合に割り
当てる目的で利用することが可能なリソースプールを最
大化する。
【0015】あらゆるGERAN法及びシステムに関す
る一義的な考察事項は、費用に係る利点が与えられた場
合には、ハーフデュプレクス移動局に対するインパクト
でなければならない。(TDMAシステムにおけるハー
フデュプレクス移動局は、相異なったタイムスロットで
送受信を行ない、それゆえ、デュプレクサを必要としな
い。)従来技術に係るGSM、GPRS及びEGPRS
フェーズ1においては、アップリンクとダウンリンクに
おける対応するタイムスロットは、ハーフデュプレクス
動作とコンパチブルであるように選択されていた。統計
的多重化を行なう場合、アップリンク及びダウンリンク
タイムスロットの双方が動的に割り当てられる場合に
は、ハーフデュプレクス移動局の動作に最大の柔軟性を
実現するように特別に設計されることが可能である。本
発明に係る新しい制御/トラフィックチャネルは、ハー
フデュプレクス移動局に関して割り当てられうるトラフ
ィック及び制御チャネルリソースプールを最大化するよ
うな方式で、ハーフデュプレクス移動局をサポートする
ように選択される。
【0016】以下、音声ハーフブロックを用い、音声フ
ルブロックが用いられた場合よりも符号化されたビット
数が半分となるようなシステムが記述される。音声ハー
フブロックは、例えば、GSM適応マルチレートボコー
ダ、あるいは他の同様のデバイスの場合には、より低い
音声レートモードで生成されうる。第一音声フレームの
信頼性はそれ以降のフレームよりもいくらか低い。しか
しながら、このことは、音声品質に著しい影響を与える
とは考えられない。設計例に従ったシミュレーション結
果は、後に性能に係る議論のところで示される。
【0017】フルレートトラフィックの場合には、音声
フルブロックが8バースト(40ミリ秒)に亘ってチェ
ーンインターリーブされて送信される。音声ハーフブロ
ックは、40ミリ秒ではなく、20ミリ秒の間に4バー
ストに亘って送信される。同様に、ハーフレートチャネ
ルに関しては、音声フルブロックは、一つおきのバース
ト四つ(40ミリ秒)に亘ってチェーンインターリーブ
されて送信される。音声ハーフブロックは、一つおきの
バースト二つに亘って、40ミリ秒ではなく20ミリ秒
で送信される。図2は、音声ハーフブロックを用いない
場合の音声発話の開始部の場合を示しており、音声ハー
フブロックを用いて再生遅延を低減した場合が図3に示
されている。
【0018】シミュレーションにより、本発明に係る音
声ハーフブロックシステム/方法を用いたアプローチの
利点が示される。第一の利点は、音声再生遅延を20ミ
リ秒分低減できることである。図2、3は、現時点での
仮定の下に(音声フルブロックのみを用いて)チェーン
インターリーブ技法を用いた場合、及び、音声ハーフブ
ロックを用いてチェーンインターリーブ技法を用いた場
合の、音声発話の開始部における遅延をそれぞれ示して
いる。音声ハーフブロックの場合には、最初のブロック
は、レシーバにおいて、40ミリ秒ではなく20ミリ秒
以内に利用可能になる。このことは、音声ユーザの統計
的多重化を行なっている場合には、著しい改善である。
第二の利点は、音声発話内のあらゆる時点において、音
声の“dim & burst”シグナリングに用いられうる点で
ある。従来技術に係るシステムにおけるハンドオフに関
しては、高速関連制御チャネル(FACCH)が用いら
れる。FACCHは、トラフィックチャネル上の音声ブ
ロックを制御情報で置換する。音声ハーフブロックが用
いられる場合には、トラフィックチャネルビットのうち
の半分のみが音声情報に用いられ、残りのビットを制御
メッセージで用いることが可能になる。この“dim & bu
rst”シグナリングは稀に発生するものであるので、音
声品質への影響は知覚できないものである。第三の利点
は、音声発話の開始部及び終了部における未使用のビッ
トを有効に利用するために用いられうることであり、そ
れによって、アクティビティ期間がぎりぎりまで低減さ
れる。このことは、干渉を低減する目的で不連続な伝送
(DTX)が用いられるような回路音声に関しても有用
である。
【0019】図4は、上述されたハーフレートチャネル
への音声ハーフブロックの適用可能性を示している。図
4においては、ハーフレートチャネルは、フルレートチ
ャネルのうちの一つおきのバーストから構成されてい
る。
【0020】本発明に係る、音声遅延を低減して音声品
質を改善する目的で音声ハーフブロックを用いるシステ
ム及び方法の、GERAN(GSM EDGE(エンハ
ンスト汎用パケット無線サービス)無線アクセスネット
ワーク)への適用以下に記述される、音声ハーフブロッ
クを用いて音声遅延を低減して音声品質を改善するシス
テム及び方法は、GERANシステム及び方法を利用す
る。GERAN文書2E99−584のうちの関連する
部分は以下の通りである:
【0021】導入及び範疇このGERANに関する文書
は、パケット交換ネットワークを介したGERAN無線
インターフェース上の全ての利用者クラスの統計的多重
化を導入するために必要とされる、新たなキーとなるア
イデアを記述している。これは、全体としてのUMTS
サービス要求のサポートのみに焦点を合わせており、ネ
ットワークアーキテクチャ問題あるいは回路交換サービ
スは取り扱わない。
【0022】(EGPRSフェーズ1と比較した場合
の)GERANに関する新たなサービス要求は、パケッ
ト交換バックボーンネットワークを利用した音声サービ
スのサポートである。この文書の焦点は、音声、リアル
タイムデータ、及び非リアルタイムデータの統計的多重
化をサポートするための新たなトラフィック及び制御チ
ャネルの定義、及び、QoSを保証するために必要とな
る、対応する新たなMAC手続きである。 略語表 AMR 適応多重レート ARI アクセス要求識別子 BCCH ブロードキャスト制御チャネル BEP ビットエラー確率 BFACCH バーストベースFACCH CCCH 共通制御チャネル CID キャリア識別子 CTS キャリアタイムスロット DBMCH ダウンリンクブロックメッセージチャネル DFACCH Dim & BurstFACCH DMT ダウンリンク(バースト)メッセージタイプ DPRCH ダウンリンク周期的予約チャネル DTCH/FS フルレート音声向けダウンリンクトラフィックチャネル DTCH/HS ハーフレート音声向けダウンリンクトラフィックチャネル DTCH/FD フルレートデータ向けダウンリンクトラフィックチャネル DTCH/HD ハーフレートデータ向けダウンリンクトラフィックチャネル EDT ダウンリンクトラフィック終了 EEP 等エラー保護 EGPRS エンハンスト汎用パケット無線サービス EUT アップリンクトラフィック終了 FACCH 高速関連制御チャネル FACKCH 高速アクノレッジチャネル FFS さらなる研究が必要 FR フルレート FRACH 高速ランダムアクセスチャネル GERAN GSM/EDGE無線アクセスネットワーク HR ハーフレート IP インターネットプロトコル L1 レイヤー1(物理層) MAC メディアムアクセス制御 MCS 変調及び符号化方式 MR 測定レポート MS 移動局 MSACCH 修正低速関連制御チャネル NRT 非リアルタイム OFF フレームオフセット PBCCH パケットブロードキャスト制御チャネル PCCCH パケット共通制御チャネル PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル PH フェーズ QoS サービス品質 RAB 無線アクセスベアアー(bearer) RAN 無線アクセスネットワーク RDC 再割り当てダウンリンク制御 RDT 再割り当てダウンリンクトラフィック RLC 無線リンク制御 RR 無線リソース管理 RRBP 相対予約バースト期間 RT リアルタイム RTP リアルタイムプロトコル RUC 再割り当てアップリンク制御 RUT 再割り当てアップリンクトラフィック SACCH 低速関連制御チャネル SD 開始遅延 SDT ダウンリンクトラフィック開始 SID サイレンスディスクリプタ SUT アップリンクトラフィック開始 TBF テンポラリブロックフロー TBFI テンポラリブロックフロー識別子 TCP トランスポート制御プロトコル TFI テンポラリフロー識別子 TS タイムスロット UDP ユーザデータグラムプロトコル UEP 非等エラー保護 UBMCH アップリンクブロックメッセージチャネル UPRCH アップリンク周期的予約チャネル UMT アップリンク(バースト)メッセージタイプ UMTS 汎用モバイル通信システム USF アップリンク状態フラグ UTCH/FS フルレート音声向けアップリンクトラフィックチャネル UTCH/HS ハーフレート音声向けアップリンクトラフィックチャネル UTCH/FD フルレートデータ向けアップリンクトラフィックチャネル UTCH/HD ハーフレートデータ向けアップリンクトラフィックチャネル VAD 音声アクティビティ検出
【0023】サービス要求 GERANにおけるサービス要求は、UMTSのそれに
基づいており、GSM/AMRに基づく最適化された音
声サービスが付加されている。これらの要求は、無線ベ
アラークラス、及び、パラレルベアラーフロー、ハンド
オーバー、及びUMTSコアネットワークとのアライン
メントの必要性を記述している。各ベアアーに対する特
定のエラー、スループット、及び遅延に係る要求はFF
Sであるが、能力の範囲は現在のUMTS要求より明ら
かである。
【0024】UMTSとのアラインメントがなされた無
線ベアアークラスのサポート 会話、ストリーミング、インタラクティブ、及びバック
グラウンドサービスに係るUMTS無線ベアアークラス
は、広範なエラー、スループット、及び遅延要求を有す
る、幅広いリアルタイム及び非リアルタイムデータサー
ビスをカバーする。これらのサービスに係るGERAN
要求は、GERAN独自の特徴を捕捉するために必要と
される調節によって、UMTSとアラインメントされ
る。
【0025】音声要求は、GSM/AMRのそれに基づ
く。GERAN無線ベアアークラスは、音声サービスに
特に最適化されている。
【0026】相異なったQoSを有するパラレルベアア
ーフローのサポート GERANは、相異なったQoS要求を有する最大三つ
のパラレル双方向ベアアーフローをサポートする。この
能力は、マルチメディアサービスのみならず音声及びデ
ータの同時サポートを可能にする。
【0027】RTサービスに係るハンドオーバー要求 音声及びリアルタイムデータサービスは、既存のEGP
RS再選択手続きにおいてはサポートされていないQo
S特性を有している。GERANは、音声及びリアルタ
イムデータサービスに関して、ネットワークアシストハ
ンドオーバー手続きの間の受認可能な(TBD)QoS
の管理をサポートする。これらのハンドオーバー手続き
の詳細は、本文書の範疇外である。
【0028】UMTSコアネットワークとのアラインメ
ント GERANは、GERANの独自の特徴に適用するため
に必要とされるわずかな変更を行なうことによって、U
MTSに関して確立されたコアネットワークインターフ
ェース要求に従う。詳細に述べれば、このことは、GE
RANが、UMTSコアネットワークへのIu−psイ
ンターフェースを実現することを必要とする。
【0029】ターゲットとされるコンフィグレーション ブロック制限展開 このコンセプト提案は、ブロック制限展開に関して最適
化される。この場合には、利用可能なトラフィック担持
チャネルを最大限に活用することによって、最大限の容
量が実現される。ブロック制限展開においては、音声及
びリアルタイムデータサービスを伝達するための従来技
術に係る回路チャネルは、通常のフローの間に著しい長
さの“デッドタイム”が存在するために非効率的であ
る。音声アクティビティファクタがおよそ40%の音声
サービスに関しては、トラフィックチャネルリソースの
統計的多重化を行なうことによる全体としての容量増大
の可能性がかなりある。
【0030】インターフェース制限展開 インターフェース制限システムは、受認可能な総合性能
を実現するためには、そのチャネル容量のある一部分だ
けで動作しなければならないため、統計的多重化は、通
常、容量面での利点はほとんど無い。しかしながら、イ
ンターフェース制限展開(例えば、1/3の再利用)の
場合には、ビーム成形や電力制御などの技法によってブ
ロック制限的となる。最新の干渉管理技法を適用するこ
との利点を生かすような展開配置にGERANを最適化
することはより望ましく、このことによって、よりブロ
ック制限的となる。このアプローチは、全てのコンフィ
グレーションにおいて、最大限の容量的な利点が利用可
能となることを保証する。
【0031】スペクトルが利用可能な場合に、より集合
的ではない再利用(例えば、4/12)がより好ましい ブロック制限展開は、予想可能な未来において一般的で
ありうる。ブロック制限展開は、スペクトルの利用可能
性の面で制限されない領域においてより好ましい。この
ことは、また、サービス品質の一様性が要求であるよう
な領域においても好まれる。なぜなら、カバレージ“ホ
ール”は、干渉制限状況における動作時により一般的と
なるからである。
【0032】全ての新たなトラフィック及び制御チャネ
ル 本発明は、ビーム成形及び電力制御技法と完全にコンパ
チブルな新たなトラフィック及び制御チャネルを導入
し、この全ての新たなトラフィック及び制御チャネルの
利用を可能にする。このことは、これらのチャネル上の
全ての通信をポイント−ツー−ポイントであるように設
計することによって実現される。あらゆるダウンリンク
伝送において、マルチキャスト/ブロードキャスト制御
メッセージや制御フィールドは存在しない。特に、全て
のダウンリンクバーストにおいて、USFは必要とされ
ない。
【0033】多重化の原理 統計的多重化の利点は、以下の原理の適用を通じて実現
される。
【0034】単一方向トラフィック及び制御チャネル 全ての新たなトラフィック及び制御チャネルは単一方向
であり、アップリンク方向及びダウンリンク方向におい
て、独立した周波数及びタイムスロット割り当てがなさ
れる。利用可能なりソースは、トラフィック及び制御チ
ャネル機能に対して、必要に応じて動的に割り当てられ
る。このことにより、利用可能なりソースの割り当てに
関して最大限の柔軟性が実現される。アップリンクチャ
ネルとダウンリンクチャネルとの間のこの歴史的な関連
をうち破ることにより、とりわけ音声の統計的多重化が
可能となる。なぜなら、アップリンク及びダウンリンク
リソース要求が独立に発生するからである。アップリン
クチャネルとダウンリンクチャネルとの間のこの歴史的
な関連をうち破ることにより、新たなデータあるいは音
声が伝送可能になった場合に割り当てる目的で利用する
ことが可能なリソースプールを最大化する。
【0035】あらゆる新たなGERAN概念に関する一
義的な考察事項は、費用に係る利点が与えられた場合に
は、ハーフデュプレクス移動局に対するインパクトでな
ければならない。付随する論文は、ハーフデュプレクス
移動局に関する考察を特に取り扱っている。新たな制御
及びトラフィックチャネルは、これらの移動局に関して
割り当てられることが可能なトラフィック及び制御チャ
ネルリソースプールを最大にするような様式でハーフデ
ュプレクス移動局をサポートするように特に設計されて
いる。さらなる考察が必要な別の事項は、移動局におけ
るアップリンク/ダウンリンクキャリア可変セパレーシ
ョンである。
【0036】相異なったタイムスロット上のEGPRS
フェーズ1及びフェーズ2トラフィック アップリンク及びダウンリンクチャネルを独立して割り
当てることが必要であるために、同一タイムスロット上
のEGPRSフェーズ1及びフェーズ2(GERAN)
トラフィックを多重化することは可能ではない。このト
ラフィックは、あらゆる時点において、個別のタイムス
ロット上に隔離されなければならない。
【0037】相異なったQoSクラスの多重化 この提案は、全てのQoSクラスの同一チャネルへの多
重化をサポートする。同一のアップリンク及びダウンリ
ンクリソースプールが、そのQoSクラスに拘わらずに
全てのフロー間で共有され、統計的多重化に係る利点が
最大に活用される。
【0038】TBF設定オペレーション GPRS/EGPRSのテンポラリブロックフロー(T
BF)の概念は、GERANにおいて、方向、QoS、
及びプロトコル属性に係る独自のプロファイルを有する
ように増強される。
【0039】TBFプロファイルネゴシエーション 移動局は、ネットワークとの間のあらゆるTBFの設定
の前に、現在のセル内においてCCCHあるいはPCC
CHを一時的に利用し、現時点ではEGPRSにおいて
定義されている手続きによって支配される。第一TBF
が設定されると、その属性は以下のように定義される:
【0040】TBFは、単一方向(アップリンクあるい
はダウンリンク)か、あるいは双方向である。音声TB
Fは、通常双方向である。データTBFは、単一方向か
双方向かのいずれかである。アッパーレイヤアクノレッ
ジメントなどのあらゆる特定の交換を必要とするデータ
トラフィックは双方向であり、周期的トラフィックに関
して反復される場合のTBF設定のオーバーヘッドを節
約する。TBFに対しては、所定のサービス品質及びベ
アアークラスとコンシステントなQoS属性が割り当て
られる。QoS属性が割り当てられると、TBFは、二
つのセル間での交換の間のサービス中断を最小化するネ
ットワーク指向ハンドオーバー手続きに関しても適格で
ある。
【0041】TBFには、プロトコル属性が割り当てら
れる。例えば、音声サービスに関しては、TBFは音声
に関して最適化された物理層チャネル符号化を利用し、
他のプロトコル層に関連するヘッダを除去する。データ
サービスは、通常、データに関して最適化された物理層
チャネル符号化及びより複雑なプロトコル機能を制御す
る目的で全てのプロトコル層に係るヘッダの存在を必要
とする。
【0042】設定されたTBFに係るMAC手続き ひとたび第一TBFが設定されると、移動局は当該移動
局に係る全てのTBFが開放されるまで、送信するデー
タが存在するしないに拘わらず、新たなRTトラフィッ
ク及び制御チャネルに留まる。各TBFは、タイムアウ
トするか、あるいはネットワークによって明示的に開放
されるまで、そのアクティビティに拘わらずに残存す
る。
【0043】高速リソース割り当てに関するチャネル ダウンリンク方向のデータ転送が存在しない(ダウンリ
ンクトラフィックチャネルがTBFに割り当てられてい
ない)場合には、移動局は、高速リソース割り当てディ
レクティブに関して共通ダウンリンク制御チャネルをモ
ニターしなければならない。これらの割り当てディレク
ティブは、QoS合意属性を有するデータ転送をサポー
トするための必要に応じてトラフィックチャネルリソー
スをTBFに割り当てる。
【0044】TBFがアクティブなダウンリンクトラフ
ィックチャネル割り当てを有する場合には、同一の物理
チャネルを、別の割り当てディレクティブを有する高速
関連制御チャネルメッセージに関してモニタする。適切
な多重スロット能力を有する移動局に係る別の選択肢と
しては、移動局が、ユーザデータに関してダウンリンク
トラフィックチャネルを、かつ、高速割り当てディレク
ティブに関して共通ダウンリンク制御チャネルを、それ
ぞれモニターすることを必要とされる可能性がある。
【0045】移動局は、ダウンリンク方向に関して二つ
以上のTBFアクティブを有する場合には、高速割り当
てディレクティブに関して、共通ダウンリンク制御チャ
ネル及び/あるいは単一(あるいは複数個の)ダウンリ
ンクトラフィックチャネルをモニターすることが必要と
されうる。
【0046】トラフィックチャネル割り当て TBFがデータ転送に関してダウンリンクトラフィック
チャネルを必要とする場合には、ネットワークは、当該
データ転送に関してダウンリンクトラフィックチャネル
を割り当てさせるための高速割り当てディレクティブを
移動局宛に送出する。
【0047】TBFがデータ転送に関してアップリンク
トラフィックチャネルを必要とする場合には、移動局は
アップリンク高速アクセス制御チャネル上で高速アクセ
ス要求を送出する。ネットワークは、必要とされるアッ
プリンクリソースを割り当てる高速割り当てディレクテ
ィブをもって当該要求に応答する。
【0048】全ての場合において、QoS及びプロトコ
ル属性がTBFの設定の際に協議されるため、リソース
要求あるいは割り当てのパラメータに関する曖昧さは存
在しない。これらの属性は、TBFの間のあるリソース
要求あるいは割り当てから次のリソース要求あるいは割
り当てにおいて変化しない。
【0049】タイミングアラインメント及び電力制御 移動局は、少なくとも一つのTBFを設定している限
り、タイミングアラインメントがなされた状態及び電力
制御下に留まる。このことによって、全てのアクセスバ
ーストが通常の長さであることが可能になる。なぜな
ら、ミスアラインメントを許容するための短縮バースト
が必要とされないからである。さらに、このことは、各
トラフィックチャネル割り当ての開始時におけるこれら
の機能の実行に際しての過剰なオーバーヘッドをも回避
する。
【0050】プロトコル及びアーキテクチャ 最適化された音声、パケットベアアーを介したRT及び
NRTユーザをサポートする目的で、二つの相異なった
プロトコルスタックが、図5に示されているように、最
適化された音声及びデータベアアーに係る要求を満たす
ように提案されている。
【0051】特定のTBFに関して用いられるプロトコ
ルスタックは、QoS属性と共にTBFセットアップに
おいて協議される。最適化された音声ベアアーに関して
は、専用単一方向トラフィックチャネルが音声発話の間
に音声TBFに対して割り当てられる。よって、RLC
/MACヘッダは用いられない。IP/UDP/RTP
ヘッダ情報が音声TBFセットアップに際して交換さ
れ、それゆえ、RFインターフェースを介した音声フレ
ーム伝送からは除去される。よって、プロトコルスタッ
クの影付き領域全体が最適化された音声ユーザに関して
分与され、RT及びNRTデータユーザに関しては分与
されない。RT及びNRTデータユーザに関しては、E
GPRSフェーズ2プロトコルスタックが保持される。
RTデータベアアーに係る可能な最適化はFFSであ
る。
【0052】RLC GERANは、EGPRSフェーズ1RLCを、新たな
RTトラフィック及び制御チャネルに係るRLC手続き
を適合させるために必要とされるわずかな拡張と共に再
利用する。
【0053】MAC RT MACは、GERANに関しては、この提案に係
る高速アクセス及び割り当て手続きに基づいており、新
しいものである。
【0054】無線インターフェース側面 GERANレイヤー1は、EGPRSフェーズ1レイヤ
ー1の増強版である。この増強は、以下に記述されるよ
うに、新たなタイプのトラフィック及び制御チャネルの
導入に関するものである。
【0055】トラフィックチャネル設計 GERANにおける全てのトラフィックチャネルは、単
一方向チャネルであると考えられる。音声トラフィック
チャネルに関してはチェーンインターリーブが用いら
れ、データに関してはブロックインターリーブが用いら
れる。ハーフレートトラフィックチャネルは一つおきの
バーストを利用する。このことは、ハーフデュプレクス
移動局において著しい多重化利点となる。NRTデータ
の場合には、RTデータ及び音声との容易な多重化が実
現可能である。
【0056】音声、RT及びNRTユーザは、同一タイ
ムスロット上の二つの相異なったハーフレートチャネル
に割り当てられることによって、タイムスロットを共有
する。ハーフレートあるいはフルレートトラフィックチ
ャネルは、音声発話あるいは“データ発話”の間に特定
の音声あるいはデータユーザに対して割り当てられる。
これらのトラフィックチャネルをレシーバが識別するた
めには、ヘッダやスチールビットは必要とされない。デ
ータチャネルに関しては、EGPRSフェーズ1と同様
にスチールビット及びヘッダフォーマットが用いられる
が、ダウンリンクに関してはUSFが削除されている。
【0057】全てのトラフィックチャネル割り当ては、
(TCH関連制御チャネルを含む)新たな制御チャネル
上のメッセージングを介してなされる。
【0058】音声トラフィックチャネルの設計原理 音声トラフィックチャネルは、フルレート及びハーフレ
ートチャネルにおけるGSM/AMRモードのサポート
に基づく。GSM/AMRモードに係るフルレートチャ
ネル符号化は、現行のGSM/AMRの場合と同一であ
る。ハーフレートAMRモードに係るチャネル符号化
は、個々の研究の結果に依存して、8PSKあるいはQ
PSK変調に基づくことになる。
【0059】インターリーブ 全ての場合におけるインターリーブは、GSM/AMR
の場合と同様の40ミリ秒に亘るチェーンインターリー
ブである。フルレートトラフィックチャネルに関して
は、インターリーブは40ミリ秒内の8無線バーストに
亘り、チェーンオーバーラップは20ミリ秒内の4バー
スト分である。ハーフレートトラフィックチャネルに関
しては、インターリーブは40ミリ秒内の間隔を空けた
4無線バーストに亘り、チェーンオーバーラップは20
ミリ秒内の2バースト分である。このハーフレートイン
ターリーブモードは、40ミリ秒間隔内の8バーストに
亘る二つのハーフレートチャネルの各々に係る一つおき
のバーストの使用を記述する目的で、しばしば0246
/1357として記述される。20ミリ秒間隔で交代す
る四つの連続するバーストに亘る二つの音声フレームの
別のブロックインターリーブ技法は、しばしば0123
/4567インターリーブと呼称される。
【0060】ハーフデュプレクス移動局とのコンパチビ
リティ ハーフデュプレクス移動局は、通常、それらがサポート
しうるアップリンク及びダウンリンクチャネルの組み合
わせに関して厳しい制約を有している。このことは重要
な考慮事項である。なぜなら、統計的多重化は、割り当
て可能なリソースがより多くプールされている場合によ
り効率的に機能するからである。研究により、全てのハ
ーフレートトラフィック及び制御チャネルがあらゆるタ
イムスロット上の一つおきのバーストより多くを用いな
いものであると規定することによって、ハーフデュプレ
クス移動局に関して最良の統計的多重化効率が実現され
るということが示されている。ハーフレート音声チャネ
ルに係るこのバースト割り当ては後に議論される。
【0061】ヘッダ (フルレートあるいはハーフレートの)チャネル全体が
音声発話長に関して専用のTBFに割り当てられている
ため、既存のGSM/AMRに存在しているもの以上の
付加的なヘッダは不要である。
【0062】音声ハーフブロック チェーンインターリーブ技法を用いる場合、音声発話の
最初及び最後の20ミリ秒インターバルに送信される情
報は、通常、利用不能である。AMRが20ミリ秒ごと
の相異なったサイズの音声フレームの動作に関して複数
個のコンパチブルな動作モードを有しているため、特別
な音声フレームを送信する目的で、現時点では用いられ
ていないビットに係る新たなチャネル符号化を規定する
ことが可能である。例えば、7.4kbps動作モード
に関しては、単一の4.75kpbs音声フレームを符
号化する目的で、未使用ビットの最初のブロックに係る
別のチャネル符号化を規定することが可能である。この
音声ハーフブロックの性能は残りの音声フレームの性能
よりは幾分悪いが、通常の音声発話の品質に係る全体と
しての影響は小さい。
【0063】音声ハーフブロックの使用により、音声発
話の開始部における遅延が20ミリ秒だけ低減される。
音声発話を音声ハーフブロックによって開始することに
より、トラフィックチャネルに係る全体としての時間も
20ミリ秒低減される(これは、チェーンインターリー
ブシーケンスを開始するために通常必要とされる最初の
20ミリ秒インターバルに対応する)。(音声発話の理
解しやすさに関しては比較的重要ではない)音声発話の
最後の音声フレームに音声ハーフブロックを用いること
により、トラフィックチャネルに係る全体としての時間
がさらに20ミリ秒低減される(全体で40ミリ秒の低
減になる)。このことは、最後の有効な音声フレームの
最終の20ミリ秒の送信の必要性を除去することによっ
て実現される。
【0064】音声ハーフブロックは、制御情報フレーム
の送信に係る余地を作り出す目的で音声発話の中間にお
いても用いられることが可能である。このことは、音声
フレーム全体を制御情報フレームで置換する“blank&bu
rst”シグナリングに対して、“dim&burst”シグナリン
グと呼称される。この“dim&burst”という概念は、後
に、新たな関連制御チャネルとして導入される。
【0065】音声発話の最初のバースト GSMにおいて、インターリーブは、20ミリ秒毎に発
生する無線ブロック境界において開始されなければなら
ない。全ての音声発話がトラフィックチャネルに個々に
割り当てられるため、この20ミリ秒という粒度を維持
する必要はない。音声発話があらゆるバーストから開始
されることを許容することにより、音声発話の開始部に
おける平均遅延がハーフレートチャネルに関しておよそ
5ミリ秒改善される。なぜなら、割り当て粒度が20ミ
リ秒から10ミリ秒に減少させられるからである。フル
レートチャネルに係る平均的な改善はおよそ7.5ミリ
秒である。なぜなら、割り当て粒度が20ミリ秒から5
ミリ秒に減少させられるからである。
【0066】AMR VAD及びハングオーバー 現在のAMR VAD及びハングオーバー間隔は、音声
の統計的多重化を行なうシステムにおける最適性能を実
現するように設計されていない。これらは、双方とも、
音声発話発生レートを増大させることなく(このこと
は、RT制御チャネル上の負荷の増大を引き起こす可能
性がある)音声発話の平均長を低減するためのさらなる
研究の候補である。例えば、ハングオーバー間隔を7フ
レームからより低い数値、例えば2あるいは3フレー
ム、に低減することが可能であると思われる。このこと
が、制御チャネル負荷あるいは音声クリッピングの発生
にどのような影響を与えるかは未だに知られていない。
【0067】データ転送チャネル設計の原理 データ転送チャネルは、音声トラフィックチャネルと完
全なコンパチビリティを有するように設計される。この
際、EGPRSに関して規定されたMCS1からMCS
9チャネル符号化方式を再利用する。
【0068】インターリーブ フルレートデータチャネルに関しては、インターリーブ
技法は、EGPRSに規定されているように、0123
/4567ブロックインターリーブである。TBFが、
明示的に再割り当てされるまでの期間チャネルを排他的
に利用するため、EGPRSと異なるようにする必要が
ない。
【0069】ハーフレートデータチャネルに関しては、
インターリーブ技法は0246/1357ブロックイン
ターリーブである。この場合には、各データブロック
は、四つの連続する奇数あるいは偶数番目のバースト
(一つおきのバースト)に亘ってインターリーブされ
る。
【0070】ハーフデュプレクス移動局とのコンパチビ
リティ ハーフレート音声の場合と同様、ハーフレートデータト
ラフィックチャネルは、統計的多重化効率に関してハー
フレート音声トラフィックチャネルの場合と同様の利点
を有している。
【0071】ヘッダ (フルレートあるいはハーフレートの)チャネル全体が
データ発話長に関して専用のTBFに割り当てられてい
るため、既存のEGPRSに存在しているもの以上の付
加的なヘッダは不要である。USFは用いられず、別の
目的に再規定されうる。TFIもこの方式においては定
義通り同様に用いられないが、セクション0において定
義されているように、ARI及び/あるいはTBFIと
置換される場合には、付加的なデータ多重化オプション
に係る規定値を有している。
【0072】音声発話の最初のバースト 前述されているように、データチャネルは割り当てられ
た全てのバースト状でデータ発話を開始することが可能
であり、音声発話に関するものと同様の、データ発話の
開始部における遅延の改善が実現される。
【0073】トラフィックチャネル定義 以下のトラフィックチャネルが定義される。 フルレート音声向けダウンリンクトラフィックチャネル
(DTCH/FS)。このチャネルは、8バーストチェ
ーンインターリーブに関するタイムスロット全体を構成
する。このチャネルは、GMSK変調及び不等エラー保
護を利用する。
【0074】ハーフレート音声向けダウンリンクトラフ
ィックチャネル(DTCH/HS)。このチャネルは、
4バーストチェーンインターリーブに関する一つおきの
バースト上の半分のタイムスロットを構成する。当該タ
イムスロット上のチャネル1は偶数番号バーストよりな
り、チャネル2は奇数番号よりなる。変調及び符号化方
式は後に規定される。
【0075】フルレートデータ向けダウンリンクトラフ
ィックチャネル(DTCH/FD)。このチャネルは、
4バーストチェーンインターリーブに関するタイムスロ
ット全体を構成する。これらのブロックに関しては、E
GPRSフェーズ1変調及び符号化方式(MSC1−M
CS9)が用いられる。USFはクリアされる。
【0076】ハーフレートデータ向けダウンリンクトラ
フィックチャネル(DTCH/HD)。このチャネル
は、4バーストチェーンインターリーブに関する一つお
きのバースト上の半分のタイムスロットを構成する。当
該タイムスロット上のチャネル1は偶数番号バーストよ
りなり、チャネル2は奇数番号よりなる。これらのブロ
ック(一つおきのバースト四つよりなるブロック)に関
しては、EGPRSフェーズ1変調及び符号化方式(M
SC1−MCS9)が用いられる。USFはクリアされ
る。
【0077】フルレート音声向けアップリンクトラフィ
ックチャネル(UTCH/FS)。このチャネルは、8
バーストチェーンインターリーブに関するタイムスロッ
ト全体を構成する。このチャネルは、GMSK変調及び
不等エラー保護を利用する。
【0078】ハーフレート音声向けアップリンクトラフ
ィックチャネル(UTCH/HS)。このチャネルは、
4バーストチェーンインターリーブに関する一つおきの
バースト上の半分のタイムスロットを構成する。当該タ
イムスロット上のチャネル1は偶数番号バーストよりな
り、チャネル2は奇数番号よりなる。変調及び符号化方
式は後に規定される。
【0079】フルレートデータ向けアップリンクトラフ
ィックチャネル(UTCH/FD)。このチャネルは、
4バーストチェーンインターリーブに関するタイムスロ
ット全体を構成する。これらのブロックに関しては、E
GPRSフェーズ1変調及び符号化方式(MSC1−M
CS9)が用いられる。
【0080】ハーフレートデータ向けアップリンクトラ
フィックチャネル(UTCH/HD)。このチャネル
は、4バーストチェーンインターリーブに関する一つお
きのバースト上の半分のタイムスロットを構成する。当
該タイムスロット上のチャネル1は偶数番号バーストよ
りなり、チャネル2は奇数番号よりなる。これらのブロ
ック(一つおきのバースト四つよりなるブロック)に関
しては、EGPRSフェーズ1変調及び符号化方式(M
SC1−MCS9)が用いられる。
【0081】ハーフレートトラフィック構造 ハーフレートトラフィックチャネルは、タイムスロット
中の偶数番号バースト(チャネル1)あるいは奇数番号
バースト(チャネル2)より構成される。この、ハーフ
レートトラフィックチャネルの偶数あるいは奇数バース
ト割り当ては、多数フレームにおいて変更されない。現
在のGSMトラフィックチャネルに関しては、マルチフ
レーム内で奇数バーストから偶数バーストにバースト割
り当てが変更されることは無意味である。このバースト
割り当て変更は、ハーフデュプレクス移動局とのコンパ
チビリティを最大にするために必要である。
【0082】データトラフィックチャネルに関しては、
MSACCHが存在せず、タイムスロット内の割り当て
られたバースト全てがトラフィックに関して利用可能で
ある。
【0083】音声及びデータトラフィックの多重化 二つの相異なったハーフレートトラフィックチャネル
(音声あるいはデータ)は、一つのタイムスロットのう
ちの二つの相異なったフェーズ、すなわち奇数番号バー
ストあるいは偶数番号バーストに対して割り当てられう
る。音声トラフィックチャネル(ハーフレートあるいは
フルレート)は、音声発話の持続時間中は音声ユーザに
割り当てられる。単純化された固定割り当てて続きによ
り、データ発話の期間中、データトラフィックチャネル
全体(フルレートあるいはハーフレート)が連続的にT
BFに割り当てられる。
【0084】音声発話の期間中のフルレート音声ユー
ザ、あるいはデータ発話の期間中のフルレートデータユ
ーザに関しては、多重化は行なわれない。フルレート音
声あるいはデータ発話が終了した後、対応するタイムス
ロットは、フルレートあるいはハーフレート音声あるい
はデータTBFに対する割り当てに関して利用可能にな
る。
【0085】リアルタイム制御チャネル設計 新たなRT制御チャネルは、音声及びリアルタイムデー
タサービスの統計的多重化を実行するために必要とされ
る高速リソース割り当てを実現する。バーストベースコ
ンテンションアクセス手続きにより、RT制御チャネル
上の移動局が、アップリンクトラフィックフローが非ア
クティブからアクティブに遷移する場合(例えば、音声
ユーザの場合は、次の音声発話が開始された場合)には
いつでもアップリンクリソースに係るシグナリングを行
なうことが可能になる。移動局のアクセス要求識別子、
ARI、がアクセスバーストにおいて送信され、このこ
とによってネットワークがコンテンション解決を即時実
行することが可能になる。ネットワークは、ダウンリン
クにおける単一バースト高速割り当てメッセージ中にも
ARIを含む。5ミリ秒の粒度を有する高速リトライに
より、単一バーストアクセス高速割り当て方式の堅固さ
が増大する。高速再割り当て/終了により、ネットワー
クが、リソース割り当て及び再割り当てを行なってRT
TBFのQoSを満足させることが可能になる。
【0086】制御チャネルの機能 既存のBCCHあるいはPBCCHは、移動局がGER
ANにアクセスするために必要とするブロードキャスト
情報を供給する。既存のCCCHあるいはPCCCH
は、初期のTBFの属性を協議し、かつ、RT制御チャ
ネルへのアクセスに必要とされるパラメータを通信する
機能を実現する。音声、RTデータあるいはNRTデー
タTBFにおいては、(例外が表示されていない限り)
以下の機能が必要とされる。
【0087】アクセス要求 移動局は、TBFに関連してアップリンクリソース要求
を行なう能力を有していなければならない。
【0088】トラフィック及び制御チャネル割り当て ネットワークは、移動局に対して(アップリンク及びダ
ウンリンクリソースの双方に関する)トラフィック及び
制御チャネル割り当てを実現する能力を有していなけれ
ばならない。
【0089】TBF終了制御 移動局は、特定のTBFを終了させることをネットワー
クに要求する能力を有していなければならない。ネット
ワークは、移動局に対してTBFを即時終了させること
を指示する能力を有していなければならない。
【0090】ネットワークディレクティブのアクノレッ
ジ 移動局は、高速リソース割り当てを保証するために必要
とされるあらゆるリトライ手続きに対するトリガーを行
なう目的で、トラフィック及び制御チャネル割り当て及
びTBF終了をアクノレッジする能力を有していなけれ
ばならない。
【0091】タイミングアドバンス及び電力制御 ネットワークは、移動局に対して、タイミングアドバン
ス及び電力制御に係る、必要とされるあらゆる調節を伝
達することが可能でなければならない。
【0092】ハンドオーバーシグナリング 移動局が音声あるいはRTデータに関して設定されたT
BFを有する場合には、ハンドオーバー手続きを行なう
資格を有している。この場合には、移動局は、周期的な
隣接セル測定報告をネットワークに対して供給すること
が要求される。ネットワークは、サービス中断を最小に
する目的で、ハンドオーバーの間及びその後に移動局を
RT制御チャネルの制御下に維持するために、移動局に
対して必要なハンドオーバーディレクティブを適切に送
出する。
【0093】付加TBFに関する協議 RT制御チャネルの制御下で付加的なTBFの協議を移
動局あるいはネットワークが開始することが可能で無け
ればならない(但し、移動局のマルチスロット能力に従
う)。特に、RT制御チャネルの制御下で制御シグナリ
ングのためのデフォールトデータTBFを設定すること
が可能でなければならない。
【0094】AMRシグナリング 音声TBFの間、ネットワークが移動局に対して周期的
AMRモードコマンドを送出することが可能でなければ
ならない。ダウンリンク音声発話外の音声TBFの間
は、ネットワークが移動局に対して周期的SID情報を
送出することが可能でなければならない。
【0095】音声TBFの間、移動局がネットワークに
対して周期的AMRモード要求を送出することが可能で
なければならない。アップリンク音声発話外の音声TB
Fの間、移動局がネットワークに対して周期的SID情
報を送出することが可能でなければならない。
【0096】RLCシグナリング RLCシグナリングは、例えば、ack/nackメッ
セージ、及びBEP測定を含む。
【0097】ダウンリンク方向の通信の処理におけるデ
ータTBFの間、移動局が周期的RLC制御メッセージ
をネットワークに対して送出することが可能でなければ
ならない。
【0098】アップリンク方向の通信の処理におけるデ
ータTBFの間、ネットワークが周期的RLC制御メッ
セージを移動局に対して送出することが可能でなければ
ならない。
【0099】データトラフィックチャネルがRLC制御
メッセージの送信を必要とする方向のTBFに既に割り
当てられている場合には、既存のRLC手続きが、既
に、RLC制御メッセージがRLCデータフレームと自
由に多重化されることを可能にする。
【0100】制御チャネル設計の原理 統計的多重化を可能にするRT制御チャネルの重要な機
能は、高速アクセス、割り当て、及びアクノレッジであ
る。以下の原理は、これら機能の高速性能を保証する。
【0101】バーストベースチャネル 高速アクセス、割り当て、及びアクノレッジチャネルの
全ては、単一バーストメッセージを利用する。このこと
により、ビームステアリング及び電力制御手続きとコン
パチブルな、5ミリ秒毎の送信機会という時間的に細か
い粒度を有する、高容量なポイント−ツー−ポイント送
信が保証される。
【0102】アクセス要求識別子 各移動局には、RT制御チャネル上のアクセス及び割り
当て手続きの間、独自の識別子としてARIが割り当て
られる。アクセスバースト中にARIを含ませることに
よって、ネットワークは、GPRS及びEGPRSの場
合のようにトラフィックチャネル上のコンテンション解
決を待機することなく、コンテンション解決を即時実行
する。ネットワークは、ARIを含む単一バースト割り
当てメッセージをもって即時応答する。
【0103】ハーフレート及びフルレートチャネル 高速アクセス、割り当て、及びアクノレッジチャネル
は、通常、与えられたタイムスロット中の全バーストに
係るフルレートチャネルとして割り当てられる。あるい
は、これらのチャネルは、スロット中の全奇数番号ある
いは全偶数番号バーストを用いて、ハーフレートチャネ
ルとして割り当てられる。
【0104】特に、高速アクセスチャネルは、コンテン
ションアクセスに完全に割り当てられることに留意され
たい。ネットワークは、コンテンション機会を通知する
目的でUSFをブロードキャストしない。USFをモニ
タする必要がないため、このことによってある種の状況
においてはアクセス試行を実行するための待機時間が最
大40ミリ秒節約される。
【0105】高速リトライ フルレートアクセス、割り当て、及びアクノレッジチャ
ネルの全てが5ミリ秒の粒度を有しているため、5ミリ
秒毎にこれらの手続きの高速リトライが可能となる。ハ
ーフレートチャネルは10ミリ秒の粒度である。これら
のチャネルに高いエラーレートが存在する場合でも、ア
クセス及び割り当て手続きは迅速かつ効率的に実行され
る。これらのチャネルに関しては、バースト間フェージ
ング相関を低減あるいは除去する目的で、周波数ホッピ
ングがなされることが望ましいことに留意されたい。
【0106】高速制御チャネル割り当て 高速アクセス、割り当て、及びアクノレッジチャネル
は、TBFの設定時に割り当てられ、それらが再割り当
てされるまで当該TBFの期間を通じて継続して利用さ
れる。
【0107】関連制御チャネルの定義 いくつかの新たに関連された制御チャネルが、移動局が
制御シグナリングを必要とする方向のトラフィックチャ
ネル上でアクティブである場合に、必要とされる制御チ
ャネル機能をサポートする目的で定義される。
【0108】高速関連制御チャネル(FACCH) FACCHは、0.において定義された各々のトラフィ
ックチャネルに関連している。よって、DTCH/FS
に関連付けられたFACCHはFACCH/DFSと呼
称される。なぜなら、ダウンリンクフルレート音声チャ
ネル上のFACCHであるからである。他のFACCH
チャネルも同様に名前付けがなされる。GSM AMR
ベアアーの場合と同様に標準的なFACCH符号化が用
いられる。
【0109】Dim&burstFACCH(DFACCH) DFACCHは、0.において定義された各々のトラフ
ィックチャネルに関連している。よって、UTCH/F
Sに関連付けられたDFACCHはDFACCH/UF
Sと呼称される。他のDFACCHチャネルも同様に名
前付けがなされる。
【0110】DFACCH符号化は本発明の範疇外であ
り、さらなる研究が必要である。
【0111】バーストベースFACCH(BFACC
H) BFACCHは、0.において定義された各々のトラフ
ィックチャネルに関連している。よって、DTCH/F
Sに関連付けられたBFACCHはBFACCH/DF
Sと呼称される。他のBFACCHチャネルも同様に名
前付けがなされる。
【0112】バースト制御メッセージは、トラフィック
チャネル上で、高速アクセス、割り当て、及びアクノレ
ッジに係る単一バースト音声あるいはデータを置換し
て、BFACCHを介して送信される。BFACCH
は、新たなトレーニングシーケンスあるいはスチールビ
ットを用いて、音声あるいはデータから区別される。B
FACCHチャネル符号化には、さらなる研究が必要で
ある。
【0113】修正低速関連制御チャネル(MSACC
H) MSACCHは、0.において定義された各々のトラフ
ィックチャネルに関連している。よって、DTCH/F
Sに関連付けられたMSACCHはMSACCH/DF
Sと呼称される。他のMSACCHチャネルも同様に名
前付けがなされる。
【0114】MSACCHは、周期的な予約ビットの組
であり、GSM音声トラフィックチャネルに関して定義
されたSACCHと同一の構造を有している。
【0115】隣接測定レポートなどのブロックベースシ
グナリングメッセージがMSACCHを介して送信され
る。
【0116】共通アップリンク制御チャネルの定義 高速ランダムアクセスチャネル(FRACH) FRACHは、単一バースト高速コンテンションアクセ
スメッセージを送信するように設計されている。FRA
CH上のトラフィックは、RACH及びPRACHから
分離されている。FRACH上でアクセスする移動局は
時間軸に対してアラインメントされていることが仮定さ
れているため、FRACHバースト上のガード期間はよ
り短く、メッセージサイズはより大きくなりうる。FR
ACH上の最大メッセージ長はTBDである。
【0117】FRACHは、全バースト上のタイムスロ
ット全体(フルレート)か、一つおきのバースト上のハ
ーフタイムスロットかのいずれかを構成する。
【0118】高速アクノレッジチャネル(FACKC
H) FACKCHは、ネットワークからの割り当て及び終了
ディレクティブに対してアクノレッジするための単一バ
ーストメッセージを送信するように設計されている。F
ACKCH送信は、予約されたバーストにおいて行なわ
れる。
【0119】単一バーストアクノレッジメッセージは、
RRBP方式を用いて、ポーリングベースでFACKC
H上で送信される。このことにより、多重バーストベー
ス割り当て/アクノレッジシーケンスが20ミリ秒ブロ
ック期間内に完了することが可能になり、リアルタイム
統計的多重化の速度及び信頼性が改善される。
【0120】FRACHは、全バースト上のタイムスロ
ット全体(フルレート)か、一つおきのバースト上のハ
ーフタイムスロットかのいずれかを構成する。
【0121】アップリンク周期的予約チャネル(UPR
CH) UPRCHは、周期的に更新される必要があるシグナリ
ングメッセージ、例えば、SID_更新及び隣接測定報
告など、を送信するために用いられる。MSACCH上
で(例えば、480ミリ秒の間継続する)シグナリング
メッセージが送出される前に、トラフィックチャネルが
破棄されること(例えば、音声発話が終了した場合な
ど)は可能である。UPRCHは、アップリンクトラフ
ィックチャネルが解放された場合にMSACCHシグナ
リングの連続性を維持するように設計される。
【0122】UPRCHは、アップリンクトラフィック
チャネルの割り当て時に解放され、アップリンクトラフ
ィックチャネルが解放される時に再び割り当てられる。
【0123】UPRCHは、全バースト上のタイムスロ
ット全体(フルレート)か、一つおきのバースト上のハ
ーフタイムスロットかのいずれかを構成する。ネットワ
ークは、アップリンク音声発話内に存在しない各音声T
BFに関して、フルレートUPRCHの26バースト毎
に1バーストを予約する。26音声TBFは、フルレー
トUPRCHを同時に共用することが可能である。
【0124】アップリンクブロックメッセージチャネル
(UBMCH) UBMCHは、RRBP様方式におけるポーリング予約
バーストを用いて、RLCシグナリングなどのブロック
(4バースト)メッセージに関して設計されている。
【0125】共通ダウンリンク制御チャネルの定義 高速割り当てチャネル(FASSCH) FASSCHは、ダウンリンクトラフィックがMSに対
して割り当てられていない状況において、単一バースト
割り当て/終了メッセージを送信するように設計されて
いる。相異なったメッセージが、ダウンリンクトラフィ
ックチャネル、ダウンリンク制御チャネル、アップリン
クトラフィックチャネル、及びアップリンク制御チャネ
ルを割り当てるために用いられる。
【0126】FASSCHは、全バースト上のタイムス
ロット全体(フルレート)か、一つおきのバースト上の
ハーフタイムスロットかのいずれかを構成する。
【0127】ダウンリンク周期的予約チャネル(DPR
CH) DPRCHは、周期的に更新される必要があるシグナリ
ングメッセージ、例えば、SID_更新、タイミングア
ドバンス、及び電力制御など、を送信するために用いら
れる。MSACCH上で(例えば、480ミリ秒の間継
続する)シグナリングメッセージが送出される前に、ト
ラフィックチャネルが破棄されること(例えば、音声発
話が終了した場合など)は可能である。DPRCHは、
ダウンリンクトラフィックチャネルが解放された場合に
MSACCHシグナリングの連続性を維持するように設
計される。
【0128】DPRCHは、ダウンリンクトラフィック
チャネルの割り当て時に解放され、ダウンリンクトラフ
ィックチャネルが解放される時に再び割り当てられる。
【0129】DPRCHは、全バースト上のタイムスロ
ット全体(フルレート)か、一つおきのバースト上のハ
ーフタイムスロットかのいずれかを構成する。ネットワ
ークは、ダウンリンク音声発話内に存在しない各音声T
BFに関して、フルレートUPRCHの26バースト毎
に1バーストを予約する。26音声TBFは、フルレー
トDPRCHを同時に共用することが可能である。
【0130】ダウンリンクブロックメッセージチャネル
(DBMCH) DMBCHは、RLCシグナリング、ハンドオーバーデ
ィレクティブなどのブロック(4バースト)メッセージ
に関して設計されている。
【0131】共通制御チャネルの多重化 FRACH、FACKCH、UPRCH、FASSC
H、及びDPRCHは、フルレートあるいはハーフレー
ト制御チャネルである。フルレート制御チャネルは、各
マルチフレームにおける全バーストを利用する。ハーフ
レート制御チャネルは、各マルチフレームにおける全奇
数番号あるいは全偶数番号バーストを利用する。
【0132】これらのチャネルは、同一フルレートある
いはハーフレートチャネルとは多重化されない。
【0133】二つのハーフレート制御あるいはトラフィ
ックチャネルは、あるスロットの二つの相異なったフェ
ーズ(全奇数番号あるいは全偶数番号)に割り当てられ
ることが可能である。ハーフレート制御チャネルに係る
バースト割り当ては、ハーフレートトラフィックチャネ
ルに係るバースト割り当てとコンパチブルであって同一
のものである。
【0134】DBMCH及びUBMCHと他の共通制御
チャネルとの多重化はFFSである。
【0135】リアルタイムTBF動作の概観 TBF(GPRSフェーズ1)の定義は、RTサービス
をサポートするように強化される。各RT TBFは、
双方向(例えば音声)か、あるいは単一方向(例えばベ
ストエフォートデータ)かのいずれかである。RT T
BFの最初の設定は、PCCCHあるいはCCCH上で
実行される。各RT TBFは、関連するTBFプロフ
ァイルを有している。TBF設定の間のRT TBFプ
ロファイルの協議には、QoS要求及びRABによって
サポートされているプロトコルスタックが含まれる。
【0136】最初のTBF設定の間に交換されるさらな
る情報には、以下のものが含まれる:
【0137】テンポラリMSアクセス要求識別子、AR
I、が、ネットワークによって割り当てられてMS宛に
送出される。
【0138】(周波数ホッピングシーケンスを含む)キ
ャリア情報が、PBCCH/BCCHを介したブロード
キャストメッセージあるいは明示的なシグナリングのい
ずれかによってMS宛に通信される。詳細はFFSであ
る。
【0139】TBF識別子(TBFI)は、要求された
TBF毎にMSに割り当てられる。
【0140】TBFインアクティビティタイマは、RT
及びNRTデータTBFに関して協議される。RT音声
TBFに関してはオプションである(FFS)。
【0141】ひとたびRT TBFが設定されると、M
SにはRT制御チャネルの組、すなわち、アップリンク
シグナリング向けのFRACH、FACKCH、UMB
CH及びUPRCH、及び、ダウンリンクシグナリング
及び制御向けのFASSCH、DBMCH及びDRPC
H、が割り当てられる。UPRCH(あるいはDPRC
H)は、UTCH(あるいはDTCH)が再割り当てさ
れるたびに解放される。残りの制御チャネル、すなわ
ち、アップリンク向けFRACH、FACKCH及びU
BMCH、及びダウンリンク向けFASSCH及びDB
MCHは、TBFの持続時間の間に再割り当てされる必
要はない。
【0142】RT TBFに関連するアップリンク及び
/あるいはダウンリンクトラフィックは、高速アクセス
及び高速割り当てて続きを用いて独立にアクティベート
される。付加的なRT及びNRT TBFは、RT制御
チャネル上で協議されて設定されうる。
【0143】設定された双方向TBFは、以下の四つの
状態を有している: TBFインアクティブ、DLアク
ティブ、ULアクティブ、及び、DL及びULアクティ
ブ。単一の双方向RT TBFに係る状態遷移図が図6
に示されている。(EGPRSフェーズ1に定義されて
いるように)単一方向RT TBF及びNRT TBF
は、双方向RT TBFに関連する状態及び許容されて
いる遷移からなるサブセットである。
【0144】RT TBF状態の定義 設定された双方向RT TBFは、図7に示されている
ように、四つの状態を有している。チャネル割り当て
は、図6に示されている(表1)。
【0145】RT TBF状態: DLインアクティブ この状態においては、当該TBFに関してMSに割り当
てられたアップリンクあるいはダウンリンクトラフィッ
クチャネルは存在しない。MS及びネットワークは、独
立に、アップリンク及びダウンリンクトラフィックを開
始し、新たなTBFを設定し、現在のTBFを終了し、
あるいは、MSに係る全てのTBFを終了する。ネット
ワークは、MSに対して共通制御チャネルを再割り当て
することも可能である。
【0146】この状態ではRT TBF毎にタイマが割
り当てられており、このことによって、ダウンリンク及
びアップリンクトラフィックが終了した後の設定可能な
時刻にMSがTBF設定状態にあることが可能になる。
このため、ダウンリンクあるいはアップリンクトラフィ
ックフローが短時間のうちに再開された場合において
も、RT TBFプロファイルの再協議が回避される。
【0147】RT TBF状態: DLアクティブ この状態では、MSにはRT TBFに係るダウンリン
クトラフィックチャネルが割り当てられている。ダウン
リンク単一バーストメッセージが BFACCHを用い
て送信される。他のダウンリンクシグナリング及び制御
メッセージは、FACCH及び/あるいはMSACCH
を用いて送信される。
【0148】アップリンクシグナリング及び制御メッセ
ージは、MSに対して割り当てられたアップリンク共通
チャネル上で伝達され、MSが設定したパラレルTBF
間で共用される。
【0149】新たなTBFは、RT制御チャネルにおい
て開始される。
【0150】RT TBF状態: ULアクティブ この状態では、MSにはRT TBFに係るアップリン
クトラフィックチャネルが割り当てられている。
【0151】アップリンク単一バーストメッセージはB
FACCHを用いて送信される。他のアップリンクシグ
ナリング及び制御メッセージは、FACCH及び/ある
いはMSACCHを用いて送信される。
【0152】ダウンリンクシグナリング及び制御メッセ
ージはMSに割り当てられたダウンリンク共通制御チャ
ネルで伝達され、これらはMSが設定したパラレルTB
F間で共用される。
【0153】新たなTBFは、RF制御チャネルにおい
て開始される。
【0154】 RT TBF状態: DL及びULアクティブ この状態では、MSには、RT TBFに係るアップリ
ンクトラフィックチャネル及びダウンリンクトラフィッ
クチャネルが割り当てられている。
【0155】ダウンリンク及びアップリンク単一バース
トメッセージの双方は、BFACCHを用いて送出され
る。他のシグナリング及び制御メッセージは、FACC
H及び/あるいはMSACCHを用いて送出される。
【0156】新たなTBFは、RT制御チャネルにおい
て開始される。
【0157】 単一RT TBF状態遷移に関連する手続き RT TBFに係る状態遷移を実行する一組の手続きが
規定される。図7(表2)は、単一のRT TBF状態
遷移の各々に係る手続き及び関連する適用可能な状態を
示している。これらの手続きに係る定義及びメッセージ
フローは以下に記述される。
【0158】制御メッセージ アップリンクシグナリング及び制御メッセージ 図8(表3)は、アップリンクシグナリング及び制御メ
ッセージ及び利用される制御チャネルのまとめを示して
いる。
【0159】アクセス要求 この単一バーストメッセージは、UTCHが割り当てら
れている場合にはBFACCHを介して送出される。そ
れ以外の場合には、FRACHを介して送出される。そ
の利用法及び内容に関しては節0.においてさらに記述
されている。
【0160】割り当てへのアクノレッジ この単一バーストメッセージの組は、UTCHが割り当
てられている場合にはBFACCHを介して送出され
る。それ以外の場合には、FACKCHを介して送出さ
れる。その利用法及び内容は、その発行に関する節にお
いてさらに記述される。
【0161】AMRモード要求 AMRモード要求(2ビット)は、UTCHが割り当て
られている場合にはバンド内で送出される。それ以外の
場合には、UPRCHを介して、他の周期的シグナリン
グメッセージ、例えばSID更新及び隣接測定報告など
と多重化されて送出される。これらのメッセージの多重
化の詳細はFFSである。
【0162】SID更新 SID更新は、AMRモード要求及び隣接測定報告と多
重化されてUPRCHを介して送出される。
【0163】隣接測定報告 これは、UTCHが割り当てられている場合にはMSA
CCHを介して送出される。それ以外の場合には、他の
周期的シグナリングメッセージ、例えばSID更新及び
AMRモード要求などと多重化されてUPRCHを介し
て送出される。
【0164】RLCシグナリング RLCシグナリングは、EGPRSフェーズ1RLC手
続きに従って、UTCHあるいはUBMCHを介して送
出される。
【0165】TBF終了要求 この単一バーストメッセージは、BFACCHあるいは
FRACHで送出される。その使用法及び内容は、以下
に記述される。
【0166】ダウンリンクシグナリング及び制御メッセ
ージ 図9(表4)は、ダウンリンクシグナリング及び制御メ
ッセージ、及び用いられるRT制御チャネルのまとめを
示している。
【0167】割り当て 全ての割り当てメッセージはバーストベースである。そ
れらは、DTCHが割り当てられている場合には、BF
ACCHを介して送出される。それ以外の場合には、F
ASSCHを介して送出される。その利用法及び内容
は、以下に記述される。
【0168】AMRモードコマンド AMRモードコマンド(2ビット)は、DTCHが割り
当てられている場合にはバンド内で送出される。それ以
外の場合には、他の周期的シグナリングメッセージ、例
えばSID更新及びタイミングアドバンスなどと多重化
されたDPRCHを介して送出される。これらのメッセ
ージの多重化の詳細はFFSである。
【0169】SID更新 SID_更新は、AMRモードコマンド及びタイミング
アドバンスと多重化されてDPRCHを介して送出され
る。
【0170】ハンドオーバーディレクティブ ハンドオーバーディレクティブは、DTCHが割り当て
られている場合には、FACCHを介して送出される。
それ以外の場合には、DMBCHを介して送出される。
【0171】RLCシグナリング RLCシグナリングは、EGPRSフェーズ1RLC手
続きに従って、DTCHあるいはDBMCHを介して送
出される。
【0172】タイミングアドバンス タイミングアドバンスは、MSにDTCHが割り当てら
れている場合には、MSACCHを介して送出される。
それ以外の場合には、DPRCHを介して送出される。
【0173】電力制御 電力制御は、MSにDTCHが割り当てられている場合
には、MSACCHを介して送出される。それ以外の場
合には、DPRCHを介して送出される。
【0174】TBF終了コマンド この単一バーストメッセージは、MSによって設定され
た単一のTBFあるいは全TBFを終了する目的で、ネ
ットワークによってBFACCHあるいはFASSCH
を介して送出される。その内容は以下に記述される。
【0175】ダウンリンクバーストメッセージの内容 図10(表5)は、ダウンリンクバーストメッセージ及
びその内容のまとめである。
【0176】UTCH割り当て このメッセージは、(TBFIによって識別された)規
定されたTBFgotoにUTCHを割り当てる目的で
用いられる。ARIフィールドが、高速コンテンション
解決目的で含められる。
【0177】UTCH遅延割り当て このメッセージは、(TBFIによって識別された)特
定のTBFにUTCHを遅延割り当てするために用いら
れる。遅延フィールドは、移動局がリトライ前にアップ
リンクリソース割り当てを待機しなければならない時間
期間を示している。
【0178】DTCH割り当て このメッセージは、(TBFIによって識別された)特
定のTBFにDTCHを割り当てるために用いられる。
RRBPフィールドが、アクノレッジ送出に関して予約
されたバーストを示す目的で用いられる。
【0179】UPRCH割り当て このメッセージは、MSに対してUTCHが割り当てら
れていない場合に、周期的シグナリングをアップリンク
する目的でUPRCHをMSに対して割り当てるために
用いられる。UPRCHはUTCHが解放された時点で
再割り当てされ、MSACCH上の周期的アップリンク
シグナリングがUPRCH上で継続される必要がある。
【0180】DPRCH割り当て このメッセージは、MSに対してDTCHが割り当てら
れていない場合に、周期的シグナリングをダウンリンク
する目的でDPRCHをMSに対して割り当てるために
用いられる。DPRCHはDTCHが解放された時点で
再割り当てされ、MSACCH上の周期的アップリンク
シグナリングがDPRCH上で継続される必要がある。
【0181】FRACH割り当て このメッセージは、高速コンテンションアクセス目的で
FRACHをMSに割り当てるために用いられる。FR
ACHはTBFの初期設定の際にMSに割り当てられ、
設定されたTBFの持続期間は通常変更されない。
【0182】FACKCH割り当て このメッセージは、ポーリングされた場合に逆バースト
上でアクノレッジを送出する目的で、MSにアップリン
クFACKCHを割り当てるために用いられる。FAC
KCHはTBFの初期設定の際にMSに割り当てられ、
設定されたTBFの持続期間は通常変更されない。
【0183】FASSCH割り当て このメッセージは、割り当てメッセージをモニタする目
的でダウンリンクFASSCHをMSに割り当てるため
に用いられる。FASSCHはTBFの初期設定の際に
MSに割り当てられ、設定されたTBFの持続期間は通
常変更されない。
【0184】TBF終了コマンド このメッセージは、MSによって設定された(TBFI
によって識別された)一つのTBFあるいは全てのTB
F(TBFI=0の場合)を終了する目的でネットワー
クによって用いられる。
【0185】アップリンクバーストメッセージ内容 図11(表6)は、アップリンクバーストメッセージ及
びその内容のまとめである。
【0186】アクセス要求 このメッセージは、(TBFIによって識別された)特
定のTBF毎にUTCHを要求する目的でMSによって
用いられる。
【0187】UTCH/DTCH/UPRCH/DPR
CH/FRACH/FACKCH/FASSCHアクノ
レッジ MSは、トラフィック及び制御チャネル割り当てに対し
てアクノレッジする目的でこれらのメッセージの組を利
用する。
【0188】TBF終了アクノレッジ MSは、TBF終了コマンドに対してアクノレッジする
目的でこのメッセージを利用する。
【0189】TBF終了要求 MSは、このメッセージを、MSによって設定された
(TBFIによって識別された)一つのTBFあるいは
全てのTBF(TBFI=0の場合)の終了を要求する
ために用いる。
【0190】 情報要素(IE)の定義 IE 名称 ビット長 記述 ARI アクセス要求識別子 9 RT制御チャネル上のMSを 個々に独立に識別 DMT ダウンリンクメッセージタイプ 4 ダウンリンクバースト メッセージタイプを識別 UMT アップリンクメッセージタイプ 4 アップリンクバースト メッセージタイプを識別 TBFI TBF識別子 2 MSによって用いられている 可能なTBF(1〜3)を識別 。 0はMSの全てのTBF。 RRBP 相対予約バースト期間 2 割り当てアクノレッジのための 予約済みアップリンクバースト へのオフセット CID キャリア識別子 4 現在のセルにおける最大16の キャリアを識別。キャリア記述 はPBCCHあるいは PCCCHで与えられる。 CTS キャリアタイムスロット 3 割り当てられたキャリア上の タイムスロット番号 PH フェーズ 2 フルレートかハーフレートか、 及び奇数番号バーストか偶数 番号バーストかを示す SD 遅延開始 1 無線ブロックの1番目あるいは 2番目の適格ブロックの開始を 示す OFF オフセット 5 周期的割り当てに係る26の マルチフレームの各々での フレーム番号 遅延 遅延 6 移動局がアップリンク トラフィックチャネル要求を リトライするまでに待機しなけ ればならない40ミリ秒間隔 の個数 理由 理由コード2 TBF終了コマンド/要求に 係るさらなるステータス
【0191】上述のBBAA方式が、GERANにおけ
るリアルタイム及び非リアルタイムサービスに対するア
クセス及び割り当てを行なうシステムに対して以下のよ
うに適用された。以下の四つのサブセクションは、音
声、リアルタイムデータ、及び非リアルタイムデータの
統計的多重化を行なうシステムにおけるアップリンク及
びダウンリンクトラフィックチャネルリソース(それぞ
れUTCH及びDTCH)に係るリアルタイムスケジュ
ーリングを実行するために必要とされる四つの重要な手
続きを記述している。各データフローはTBF(テンポ
ラリブロックフロー)と呼称される。アクセス要求は、
高速ランダムアクセスチャネル(FRACH)上で発生
する。トラフィックチャネル割り当ては、移動局がダウ
ンリンクトラフィックチャネルに存在していない場合に
は共通高速割り当てチャネル(FASSCH)におい
て、あるいは、発信ダウンリンクトラフィックから単一
バーストを借用するバーストベース高速関連制御チャネ
ル(BFACCH)において実行される。トラフィック
チャネルブロックに係る四つのバーストの内の一つがブ
ランクとされ、バーストベース制御メッセージで置換さ
れる。割り当てに対するアクノレッジは、移動局がアッ
プリンクトラフィックチャネルに存在していない場合に
は共通高速アクノレッジチャネル(FACKCH)にお
いて、あるいは、BFACCHにおいて実行される。ア
ップリンク(ダウンリンク)音声発話あるいはデータ発
話が終了した時点で、ネットワークはアップリンク(ダ
ウンリンク)周期的予約チャネル[UPRCH(DPR
CH)]を再割り当てし、移動局とネットワークとの間
の低速関連制御シグナリングの連続性を可能にする。
【0192】アップリンクトラフィック開始(SUT) 図12に示されているように、移動局(MS)は、TB
Fに関連しているアップリンクトラフィックフローを開
始する目的でSUT手続きを利用する。アップリンクト
ラフィックフローは、GERAN法を用いるネットワー
クの一部である基地局宛に導かれる。
【0193】アップリンクトラフィック終了(EUT) 図13に示されているように、ネットワーク及びMS
は、TBFに関連しているアップリンクトラフィックフ
ローを終了する目的でEUT手続きを利用する。
【0194】ダウンリンクトラフィック開始(SDT) 図14に示されているように、ネットワークは、TBF
に関連しているダウンリンクトラフィックフローを開始
する目的でSDT手続きを利用する。
【0195】ダウンリンクトラフィック終了(EDT) 図15に示されているように、ネットワークは、TBF
に関連しているダウンリンクトラフィックフローを終了
する目的でEDT手続きを利用する。
【0196】アップリンクトラフィック再割り当て(R
UT) 図16に示されているように、ネットワークは、TBF
に係る新たなアップリンクトラフィックチャネルをMS
に割り当てる目的でRUT手続きを利用する。
【0197】ダウンリンクトラフィック再割り当て(R
DT) 図17に示されているように、ネットワークは、TBF
に係る新たなダウンリンクトラフィックチャネルをMS
に割り当てる目的でRDT手続きを利用する。
【0198】アップリンク制御再割り当て(RUC) 図18に示されているように、ネットワークは、新たな
アップリンク制御チャネルをMSに割り当てる目的でR
UC手続きを利用する。
【0199】ダウンリンク制御再割り当て(RDC) 図19に示されているように、ネットワークは、新たな
ダウンリンク制御チャネルをMSに割り当てる目的でR
DC手続きを利用する。
【0200】TBF終了(ET) 図20に示されているように、ET手続きは、あるTB
Fあるいは全TBFを終了する目的で用いられる。TB
F終了手続きは、他の全てのシナリオにおけるエラーの
場合にも用いられる。割り当て中にエラーが発生した場
合には、MSあるいはネットワークがTBF終了メッセ
ージを用いて現在実行されつつある手続きを打ち切るこ
とができる。
【0201】音声ハーフブロックシステムの性能 ハーフレートチャネルに係る以下の音声フルブロック設
計を有する音声フルブロックシステムが、シミュレーシ
ョンにおいて考察された: 7.4kbpsAMRボコ
ーダモード(クラス1aビット=48、クラス1bビッ
ト=48、クラス2ビット=52)、クラス1aビット
及び1/3パンクチャーレート畳み込み符号化を仮定し
た場合のCRCを含む等エラー保護(EEP)、及びQ
PSK変調。
【0202】ハーフレートチャネルに係る以下の音声ハ
ーフブロック設計を有する本発明の実施例に従う音声ハ
ーフブロックシステムも、シミュレーションにおいて考
察された: 4.75kbpsAMRボコーダモード、
クラス1aビット及び1/3パンクチャーレート畳み込
み符号化を仮定した場合のCRCを含む等エラー保護
(EEP)、及びQPSK変調。
【0203】シミュレーションは、以下の場合に関して
実行され、その結果が図21に示されている。図21に
関してシミュレートされたケースは、代表的な都市状況
を有しており、理想的な周波数ホッピングが仮定されて
いる。図21より、同一の信号対干渉比に関して、音声
ハーフブロックシステムは音声フルブロックシステムよ
りおよそ4倍高いブロックエラーレートを有しているこ
とが明らかである。音声ハーフブロックの送信電力を増
大させることによって、この増大したエラーレートを補
償することが可能である。送信強度を4−6dB程度増
大させることによって、符号化における損失を補償する
ことができる。この送信電力増大による全体としての干
渉及びチャネル品質に対する影響は、増大させられた送
信電力での送信がまれになされるのみであるため、わず
かである。さらに、音声発話の最初の音声ブロックにお
けるブロックエラーレートの1%から4%への増大は、
音声品質に対してはほとんど知覚不可能な程度の影響し
か与えない。本発明に係るdim&burstシグナリングは、
実際に、音声フルシステムにおいて用いられている現在
のblank&burstFACCHに比べて、音声品質の改善を
実現する。
【0204】以上、無線通信システムにおいて音声ハー
フブロックを用いることによる音声遅延の低減と音声品
質の改善を実現するための新しい有効なシステム及び方
法が記載された。以上の記述においては、本発明はその
望ましい実施例を参照して例示されているが、その形
態、詳細及びアプリケーションにおける変更がなされう
ることは当業者には明らかである。それらの変形例は、
いずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0205】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、高
品質な自然な会話を実現する目的で音声遅延を非常に短
く保つことが可能な無線音声システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 移動局レシーバ−トランスミッタ及び基地局
レシーバ−トランスミッタを有するGERANシステム
を模式的に示す図。
【図2】 音声ハーフブロックを用いない8バーストチ
ェーンインターリーブ技法を仮定した場合の、フルレー
ト音声の音声発話の開始部における音声フルレートチャ
ネルを模式的に示す図。
【図3】 音声ハーフブロックを用いる8バーストチェ
ーンインターリーブ技法を仮定した場合の、フルレート
音声の音声発話の開始部における音声フルレートチャネ
ルを模式的に示す図。
【図4】 ハーフレートチャネルがフルレートチャネル
の別のバーストより構成されている場合に音声ハーフブ
ロックを用いる4バーストチェーンインターリーブ技法
を仮定した場合の、ハーフレート音声の音声発話の開始
部における音声ハーフレートチャネルを模式的に示す
図。
【図5】 プレGERAN及びGERANシステムにお
けるユーザプレーンプロトコルスタックを模式的に示す
図。
【図6】 本発明に従った制御システムにおける状態テ
ーブルを示す図。
【図7】 RT TBF状態ダイアグラムをテーブル形
式で示す図。
【図8】 メッセージ及びアップリンク相互作用をテー
ブル形式で示す図。
【図9】 ダウンリンクシグナリング及び制御メッセー
ジのサマリーをテーブル形式で示す図。
【図10】 ダウンリンクバーストメッセージ内容をテ
ーブル形式で示す図。
【図11】 アップリンクバーストメッセージ内容をテ
ーブル形式で示す図。
【図12】 GERAN技法を用いるネットワークにお
ける移動局と基地局との間の、アップリンクトラフィッ
ク手続き開始時における一時的なメッセージブロックフ
ローを模式的に示す図。
【図13】 GERAN技法を用いるネットワークにお
ける移動局と基地局との間の、アップリンクトラフィッ
ク手続き終了時における一時的なメッセージブロックフ
ローを模式的に示す図。
【図14】 GERAN技法を用いるネットワークにお
ける移動局と基地局との間の、ダウンリンクトラフィッ
ク手続き開始時における一時的なメッセージブロックフ
ローを模式的に示す図。
【図15】 GERAN技法を用いるネットワークにお
ける移動局と基地局との間の、ダウンリンクトラフィッ
ク手続き終了時における一時的なメッセージブロックフ
ローを模式的に示す図。
【図16】 本発明及び従来技術に従った単一バースト
ベース伝送通信の回線性能をシミュレートした結果を示
すグラフ。
【図17】 本発明に従った、捕捉なしの場合に関する
シミュレート結果を示すグラフ。
【図18】 本発明に従った、電力捕捉を行なった場合
に関するシミュレート結果を示すグラフ。
【図19】 本発明及び従来技術に従った、捕捉なしの
場合に関する(3,8)アルゴリズムにおけるシミュレ
ート結果を示すグラフ。
【図20】 本発明に従った、電力捕捉を行なった場合
に関する(3,8)アルゴリズムにおけるシミュレート
結果を示すグラフ。
【図21】 音声ハーフブロック及び音声フルブロック
に係るブロックエラーレートを比較するシミュレート結
果を示すグラフ。
【符号の説明】
1 無線通信システム 12 基地局 20、30 移動局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A.

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声無線通信システムにおいて、複数個
    の音声フルフレームをチェーンインターリーブする手段
    と、前記複数個の音声フルフレームのうちの少なくとも
    一つを、符号化されて前記音声フルフレームのうちの一
    つのフレームの半分に関してインターリーブされた対応
    する音声ハーフフレームによって置換する手段と、を有
    することを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記システムにおいて、音声が多重レー
    ト音声コーデックを用いて符号化されており、前記音声
    ハーフフレームが当該音声ハーフフレームによって置換
    される音声フルフレームとは異なったチャネル符号化を
    用いることを特徴とする請求項1に記載の無線通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記システムにおいて、前記音声ハーフ
    フレームに対して、情報ビット数及びインターリーブ深
    さを半分にすることに起因する音声品質の損失を緩和す
    る目的で異なった符号化がなされることを特徴とする請
    求項2に記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記音声ハーフフレームが、当該音声ハ
    ーフフレームが置換する音声フルフレームと同一の音声
    持続時間を表現することを特徴とする請求項1に記載の
    無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記音声ハーフフレームが、符号化さ
    れ、前記置換される音声フレームのインターリーブ期間
    の半分に亘ってインターリーブされることを特徴とする
    請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記音声ハーフフレームが音声発話の開
    始部に対応しており、元の音声フレームに係るインター
    リーブ期間の最初の半分の間に何も送信されないことを
    特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記音声ハーフフレームが音声発話の終
    了部に対応しており、元の音声フレームに係るインター
    リーブ期間の後半の半分の間に何も送信されないことを
    特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 前記音声ハーフフレームが音声発話の開
    始部に対応しており、各音声発話の開始部における音声
    の送信に対してチャネルリソースが割り当てられ、リソ
    ース割り当てが完了して送信が開始される以前に二つ分
    の音声フレームが利用可能になることを特徴とする請求
    項5に記載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 前記システムが、インターリーブ深さの
    半分までのリソース割り当て遅延の回復を可能にしてい
    ることを特徴とする請求項8に記載の無線通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記音声ハーフフレームが、符号化さ
    れ、前記置換される音声フレームのインターリーブ期間
    のうちの最初の半分に亘ってインターリーブされること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  11. 【請求項11】 前記音声ハーフフレームが、当該音声
    ハーフフレームが置換する音声フレームよりもより低い
    レートの音声コーデックを用いて実現されることを特徴
    とする請求項1に記載の無線通信システム。
  12. 【請求項12】 前記音声ハーフフレームが音声発話の
    中間において実現され、前記音声ハーフフレームによっ
    て用いられない元の音声フレームのインターリーブ期間
    の一部がシグナリング情報を通信する目的で用いられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  13. 【請求項13】 前記システムが、さらに、前記音声ハ
    ーフブロックをより低い音声レートモードで符号化する
    適応多重レートボコーダを有することを特徴とする請求
    項1に記載の無線通信システム。
  14. 【請求項14】 前記適応レートボコーダが基地局に配
    置されていることを特徴とする請求項13に記載の無線
    通信システム。
  15. 【請求項15】 前記適応レートボコーダが移動局に配
    置されていることを特徴とする請求項13に記載の無線
    通信システム。
  16. 【請求項16】 前記適応レートボコーダが基地局に配
    置されており、第二の適応レートボコーダが前記基地局
    と通信する移動局に配置されていることを特徴とする請
    求項13に記載の無線通信システム。
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