JP2001236745A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JP2001236745A JP2000044890A JP2000044890A JP2001236745A JP 2001236745 A JP2001236745 A JP 2001236745A JP 2000044890 A JP2000044890 A JP 2000044890A JP 2000044890 A JP2000044890 A JP 2000044890A JP 2001236745 A JP2001236745 A JP 2001236745A
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5552Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks using fine positioning means for track acquisition separate from the coarse (e.g. track changing) positioning means

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  • Moving Of Heads (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、磁気ヘッド粗動用の第1のアクチ
ュエータと、微動用の第2のアクチュエータを設けた構
造において可撓性配線基材に対して並列配線ができる構
造の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明は、制御装置14と第1のアクチ
ュエータの間に設けられる可撓性配線基材16上のコン
トロール素子18に、複数の第2のアクチュエータ15
に接続された複数のアクチュエータ駆動信号接続端子2
2…と、第2のアクチュエータ用駆動電圧が制御装置1
4から入力されるアクチュエータ駆動信号入力端子63
と、前記端子22…に前記端子63を接続する接続配線
75…と、接続配線75…に組み込まれた信号選択素子
80…と、信号選択素子80を選択して前記アクチュエ
ータ駆動信号入力端子63に特定のアクチュエータ駆動
信号接続端子22…を接続させるデコーダ88とが備え
られてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録体に対して
相対移動しながら磁気情報を読み書きする磁気ヘッドを
備えた磁気記録装置に関し、特に磁気記録媒体に対して
相対移動する際に用いる粗動用の第1のアクチュエータ
に加えて微動用の第2のアクチュエータを備えた構成の
磁気記録装置の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パーソナルコンピュータ用な
どの情報記録機器として、図5に示す構造の磁気記録装
置が知られている。図5に示す磁気記録装置Mは、磁性
膜が塗布された円盤状の磁気ディスク100が複数枚、
箱型のシャーシ101の内部に回転自在に収納され、こ
れら磁気ディスク100の表面側あるいは裏面側に磁気
ディスク100に対して相対移動自在に磁気ヘッド10
2が設けられ、これらの複数の磁気ヘッド102が個々
に細長い三角板状のロードビーム103とアーム104
を介してベース105に支持され、このベース105が
シャーシ101の内部で移動自在に支持されている。即
ち、図5に示す構造においてベース105が移動するこ
とで磁気ヘッド102が磁気ディスク100に対してそ
の半径方向に相対移動し、磁気ディスク100上の所望
の位置の磁気情報を読み出すか、磁気ディスク100上
の所望の位置に磁気情報を書き込むことができるように
構成されている。
【0003】なお、図5に示すベース105の支持構造
は磁気ディスク100の回転軸と平行に配置された回転
軸106を中心としてベース105が回転することによ
り磁気ヘッド102が磁気ディスク100上(あるいは
下)をその半径方向に移動することで実現されるが、ベ
ース105の支持構造は種々の構造があって、ボイスコ
イルモータを用いた駆動構造、リニアモータを用いた駆
動構造等、多種多用な構造が知られている。
【0004】ところで、図5に示す磁気ディスク装置M
において、複数の磁気ヘッド102の制御信号、磁気ヘ
ッド102の読み出した磁気情報の信号あるいは磁気ヘ
ッド102が磁気ディスク102に書き込むための信
号、複数の磁気ヘッド102の選択信号等の種々の信号
を磁気ディスク装置Mのメイン制御装置と磁気ヘッド1
02との間で送受信する必要がある。このため従来は、
シャーシ101の内部に設けられたメイン制御装置10
7とベース105との間を可撓性のプリント配線基板1
08で接続し、このプリント配線基板108上にメイン
制御装置107と磁気ヘッド102とを接続するための
配線を種々形成していた。
【0005】図6はこの種のプリント配線基板108と
メイン制御装置107のコネクタ109と磁気ヘッド1
02が接続された状態の簡略構成を示す。この例の構造
では、磁気ディスク100が上下に積層された状態で2
枚設けられ、2枚の磁気ディスク100の上面側と裏面
側にそれぞれ磁気ヘッド102が設けられ、各磁気ヘッ
ド102に2本ずつ接続配線111が接続されて、各接
続配線111がプリント配線基板108上にまで引き回
されている。これらの接続配線111…はプリント配線
基板108上に設けられたコントロール素子112の一
側の各端子に接続され、コントロール素子112の他側
の端子116は複数の接続配線113を介してメイン制
御装置107のコネクタ109に接続されている。
【0006】また、これら4つの磁気ヘッド102に接
続された接続配線111…は、図4の上側の接続配線1
11から順にコントロール素子112の一側に整列形成
された端子115…に上側から順序に接続され、上下の
接続配線111がプリント配線基板108上において交
差しないように配線されている。また、コントロール素
子112の他側に設けられている各端子116…はプリ
ント配線基板108上に交差しないように並列に形成さ
れた接続配線113…を介してメイン制御装置のコネク
タ109に接続されている。なお、図6に示す構成の端
子116…において、Vccは電源入力端子を示し、R
/Wは磁気ヘッド102のリード・ライトモード切替端
子を示し、RDはリード信号出力端子を示し、Hs0と
HsOは磁気ヘッド選択端子を示し、WDIはライトデ
ータ入力端子を示し、WUSはライト動作の不具合信号
端子を示し、GNDはグランド端子を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気ディス
ク100の高記録密度化に応じ、磁気ディスク100に
形成する磁気情報のトラック幅が年々狭く形成される傾
向にある。従来においてこのトラック幅(磁気ディスク
100の円周方向に沿って磁気ディスク上に形成された
細幅の情報書込領域)は、1インチあたり4万本前後形
成されるようになってきており、例えばトラック幅とし
て0.5×10-6m程度に微細化されてきているので、
更にトラック幅が微細化された場合に、ベース105の
回転駆動に伴う磁気ヘッド102の移動機構、ボイスコ
イルモータを用いた駆動機構あるいはリニア駆動機構に
よる移動機構では、前述の如き更なる微細化がなされた
トラックに対して磁気ヘッド102を正確に追従するこ
とが難しくなる可能性を有している。例えば、現在の磁
気ヘッド102の移動機構において制御系の安定性はベ
アリング系の構造的な限界から、更なるトラック幅の微
細化には対応できないと考えられている。
【0008】そこで、これら従来の移動機構に加え、更
なる微細移動が可能な第2のアクチュエータを別途設
け、この第2のアクチュエータを用いて磁気ヘッドの位
置を精密に微調整しようとする試みがなされいる。この
第2のアクチュエータとして従来、種々の素子が提案さ
れているが、中でも有望な駆動素子として注目されてい
るものに、圧電アクチュエータがある。
【0009】この圧電アクチュエータは通電制御するこ
とにより磁気ヘッドの微調整が可能な特徴を有するが、
図6に示す配線構造とコントロール素子112に対して
圧電アクチュエータの配線を組み込んだ場合に配線数が
増加し、プリント配線基板108上において交差するこ
となく並列配線することが難しくなる問題がある。ま
た、通常の磁気ヘッド制御用の電圧が±5Vあるいは±
3.3V程度であるのに対し、圧電アクチュエータの制
御電圧は±30V程度と高いので、仮にコントロール素
子112に圧電アクチュエータ制御用のトランジスタを
一体に組み込もうとしても、磁気ヘッド制御用のトラン
ジスタ部分の耐電圧が大きく異なる関係から、同一コン
トロール素子に両者を組み込むことは困難であると考え
られる。
【0010】更に、磁気ヘッド用の配線に加えて圧電ア
クチュエータ用の配線をプリント配線基板108に施す
と、プリント配線基板108に形成する配線数が増加
し、配線数が増加することによりプリント配線基板10
8の曲げ剛性が増大することとなる。このプリント配線
基板108の曲げ剛性が増大すると、図5に示すベース
105が回動する場合の抵抗が増加する結果、微細トラ
ックに対応させて磁気ヘッド102の微細位置調整を行
おうとした場合、曲げ剛性が増大したプリント配線基板
108が間に存在するとトラッキング精度向上の障害と
なるので、プリント配線基板108上の配線数はできる
限り少ない方が好ましいと考えられる。なお、プリント
配線基板108側にジャンパスイッチを設けるならば、
交差配線の問題を容易に解消することができるが、プリ
ント配線基板108にジャンパスイッチを設けた構造で
はプリント配線基板108の組み立て調整等に手間がか
かるようになり、組み立て性と信頼性に劣ることとな
る。
【0011】本発明は前記の事情に鑑みてなされたもの
で、磁気ディスクに対する磁気ヘッドの位置の粗動用の
第1のアクチュエータに加え、磁気ヘッドの位置の微調
整を行う微動用の第2のアクチュエータを設けた構造で
あっても、可撓性配線基材に対して配線の交差部分を生
じさせる事なく磁気ヘッド用と第2のアクチュエータ用
の並列配線ができる構造の提供を目的とする。本発明は
駆動が必要な磁気ヘッドと第2のアクチュエータにのみ
通電することができ、複数の磁気ヘッドと第2のアクチ
ュエータのうち、使用していない不要な磁気ヘッドと第
2のアクチュエータには通電しないようにできるので、
消費電流を抑制することができ、発熱を抑えることがで
きる。本発明は第1のアクチュエータに対し第2のアク
チュエータを設けた構造としても、可撓性配線基材に設
ける配線数を出来る限り少なくして可撓性配線基材の曲
げ剛性が出来る限り向上しないように構成し、磁気ヘッ
ドの駆動系に対する負荷が上昇しないようにしてトラッ
キング精度の向上を図った構造の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の磁気記録装置は、磁気記録媒体に対して相対
的に移動することにより前記磁気記録媒体から情報を読
み出すための複数の磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを前
記磁気記録媒体に対して相対移動させるための第1のア
クチュエータと、前記個々の磁気ヘッドに対応するよう
に設けられて前記磁気ヘッドの前記磁気記録媒体に対す
る位置を個々の磁気ヘッド毎に微調整するための第2の
アクチュエータと、前記第1のアクチュエータと第2の
アクチュエータの接続配線を搭載して設けられる可撓性
配線基材と、前記可撓性配線基材に搭載されて前記接続
配線に接続されたコントロール素子とを具備してなり、
前記コントロール素子に、前記第2のアクチュエータに
個々に接続された複数のアクチュエータ駆動信号接続端
子と、前記第2のアクチュエータ用の駆動電圧が前記制
御装置から入力されるアクチュエータ駆動信号入力端子
と、このアクチュエータ駆動信号入力端子に前記複数の
アクチュエータ駆動信号接続端子を接続する複数の接続
配線と、前記複数の接続配線に個々に組み込まれた信号
選択素子と、前記信号選択素子を選択して前記アクチュ
エータ駆動信号入力端子に特定の前記アクチュエータ駆
動信号接続端子を接続させるデコーダとが備えられてな
ることを特徴とする。
【0013】磁気ヘッド移動用の第1のアクチュエータ
に加え、磁気ヘッド微動用であって第1のアクチュエー
タと駆動電圧が異なる第2のアクチュエータを備えた構
成を採用し、可撓性配線基材に設ける配線数が増加する
可能性を有する構造を採用しても、第2のアクチュエー
タへの配線の切替をアクチュエータ駆動信号入力端子の
接続配線に組み込んだ信号選択素子をデコーダで切り替
える構成とすることで第2のアクチュエータ用の駆動信
号入力端子を1つで共用することができ、配線数を少な
くできるので、可撓性配線基材に施す配線数の増加をで
きる限り少なくできる。よって、可撓性配線基材上にお
いて並列配線を実現し易くなり、配線構造の簡略化を実
現できる。
【0014】本発明の磁気記録装置において、前記第2
のアクチュエータの駆動電圧が前記磁気ヘッドの駆動電
圧よりも大きな駆動電圧とされた構造を採用することが
できる。更に本発明の磁気記録装置は、前記構造におい
て、第1のアクチュエータが前記磁気記録媒体に記録さ
れた情報のトラック幅方向に前記磁気ヘッドを移動させ
るための粗動用であり、前記第2のアクチュエータが前
記トラック幅方向に前記磁気ヘッドを移動させるための
微動用であり、前記第1のアクチュエータにアームと該
アームの先端に取り付けられたロードビームと該ロード
ビームの先端に取り付けられた弾性を有するフレキシャ
とが具備され、該フレキシャの端部に磁気ヘッドを内包
するスライダが取り付けられ、前記アームとフレキシャ
との間に前記第2のアクチュエータが設けられてなるこ
とを特徴とする。
【0015】本発明の磁気記録装置は、粗動用の第1の
アクチュエータと微動用の第2のアクチュエータを備
え、スライダに内包させた磁気ヘッドをアームとロード
ビームとフレキシャとを介して支持する構成に適用する
ことができる。第2のアクチュエータをアームとフレキ
シャとの間に設けることで磁気ヘッド位置の微調整が容
易にできるようになる。
【0016】本発明の磁気記録装置は、先の構造におい
て、ヘッド駆動信号線が2本以上前記可撓性配線基材に
設けられ、これらの駆動信号線が個々に接続されるヘッ
ド駆動信号接続端子が前記コントロール素子に設けら
れ、前記ヘッド駆動信号接続端子に隣接させて前記アク
チュエータ駆動信号接続端子が前記コントロール素子に
設けられるとともに、前記磁気ヘッドとそれに対応する
第2のアクチュエータ用として設けられた複数の前記ヘ
ッド駆動信号接続端子とアクチュエータ駆動信号接続端
子とが一組にされた端子セットが、複数、前記コントロ
ール素子に一列に配列されてなることを特徴とする。
【0017】ヘッド駆動信号線に接続される複数のヘッ
ド駆動信号接続端子とアクチュエータ駆動信号線に接続
されるアクチュエータ駆動信号接続端子とが隣接して端
子セットとしてコントロール素子に整列形成されている
と、ヘッド駆動信号線とアクチュエータ駆動信号線とを
可撓性配線基材上に並列に配置することが容易にできる
ようになる。
【0018】本発明の磁気記録装置は、前記構成のヘッ
ド駆動信号接続端子に接続される前記ヘッド駆動信号線
と前記アクチュエータ駆動信号接続端子に接続されるア
クチュエータ駆動信号線とが前記可撓性基材上において
交差することなく並列配線されてなることを特徴とす
る。これらの信号線を可撓性配線基材上において交差す
ることなく、並列配線するならば、交差配線部分は生じ
ないので、交差配線に起因するノイズ混入のおそれはな
く、可撓性配線基材にジャンパを設ける必要は無くな
り、可撓性配線基材部分の配線の信頼性が向上する。
【0019】本発明の磁気記録装置は、先の構成におい
て、前記ヘッド駆動信号接続端子と前記アクチュエータ
駆動信号接続端子がコントロール素子の一側に同じ順序
で繰り返し配列されたことを特徴とする。このような配
列とされることで、更に容易に可撓性配線基材上におい
て並列配線ができる。
【0020】本発明の磁気記録装置は、先の構成におい
て、前記磁気ヘッドが前記磁気記録媒体に対して情報の
読出を行う読出ヘッドと情報の書込を行う書込ヘッドと
を有する複合型の磁気ヘッドとされてなり、前記ヘッド
駆動信号線が読出ヘッド用に複数本、書込ヘッド用に複
数本設けられたことを特徴とする。
【0021】複合型の磁気ヘッド構成とされた場合、磁
気ヘッドに対する信号線は増加するので、可撓性配線基
材上に並列配線することがより難しくなるが、先の構成
の如くコントロール素子に端子を整列形成するならば、
多くの配線であっても交差させることなく並列配線がで
きる。
【0022】本発明の磁気記録装置は、先の構成におい
て、前記磁気ヘッドが前記磁気記録媒体に対して情報の
読出を行う読出ヘッドと情報の書込を行う書込ヘッドと
を有する複合型の磁気ヘッドとされてなり、前記ヘッド
駆動信号線が読出ヘッド用に複数本、書込ヘッド用に複
数本設けられるとともに、前記コントロール素子に設け
られた前記デコーダに前記読出ヘッドからの読出情報を
前記制御装置側に送るか、前記制御装置からの書込情報
を書込ヘッド側に送るかを切り替える切替手段を備えて
なることを特徴とする。
【0023】読出ヘッドからの読出情報を制御装置に送
るか、制御装置からの書込信号を書込ヘッドに送るかを
デコーダに内蔵した切替手段により行い、第2のアクチ
ュエータの選択を先の信号選択素子とデコーダの制御に
より行うならば、デコーダによって、第2のアクチュエ
ータの駆動選択と、読出ヘッドおよび書込ヘッドの駆動
制御を一括して制御できる。そして、読出ヘッドと書込
ヘッドの信号系の電圧と第2のアクチュエータの駆動制
御電圧とが大きく異なっていても、支障なく両方を1つ
のデコーダで制御することができる。
【0024】本発明の磁気記録装置において、前記信号
選択素子をダイオードとスイッチング素子を組み合わせ
たフォトカプラから構成することができる。磁気ヘッド
駆動系の±3.3Vあるいは±5Vの低電圧に対して第
2のアクチュエータの駆動系の電圧が±30Vのような
高電圧であっても、フォトカプラを用いて電気的に分離
した回路として相互の回路に影響を与えることなく信号
選択ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】「第1実施形態」以下に本発明の
第1実施形態について図面を参照して説明するが、本発
明は以下の実施形態に限定されるものではない。図1は
本発明の第1実施形態の磁気記録装置Aを示すもので、
この第1実施形態の磁気記録装置Aは、円盤状の磁気記
録媒体(磁気ディスク)1を複数枚(図面では2枚)、
箱形のシャーシ2の内部に回転自在に収納し、磁気記録
媒体1に対してその半径方向に相対移動する磁気ヘッド
3をシャーシ2の内部に複数設けた構造とされたもので
ある。なお、実際には図1に示す磁気記録装置Aの上面
側に図示略の蓋部材を密着させて設けることでシャーシ
2を密閉構造として実際の使用に供されるが、図1はこ
の蓋部材を省略して磁気記録装置Aの内部構造を示して
いる。また、磁気記録媒体1の表面および裏面には磁性
層が設けられ、この磁性層において円周方向に微細幅の
トラックが多数形成されるように構成され、磁気ヘッド
3は磁気記録媒体1の半径方向に移動して目的のトラッ
ク間を移動できるように構成されている。
【0026】前記シャーシ2の内部には2枚の磁気記録
媒体1が上下に所定の間隔をあけた状態で積み重ねら
れ、それらの中心部を貫通する回転軸5を中心としてそ
の軸回りに回転自在に支持されている。なお、回転軸5
の下部側には図示略の扁平型のスピンドルモータが設け
られていて、このスピンドルモータにより磁気記録媒体
1が回転駆動されるようになっている。前記シャーシ2
の内部において磁気記録媒体1の側方側にはボイスコイ
ルモータ7を具備して構成される第1のアクチュエータ
8が設けられている。この第1のアクチュエータ8には
アーム9が設けられ、アーム9の先端部側には先細り状
の三角板状のロードビーム10が取り付けられ、ロード
ビーム10の先端部にばね板状のフレキシャ11を介し
て磁気ヘッド3を内包したスライダ4が取り付けられて
いる。この磁気ヘッド3は、回転駆動される磁気記録媒
体1の上面あるいは下面に対して浮上走行されるもの
で、スライダ4の磁気記録媒体側の面の一部に磁気コア
3Aを埋設して備えた構成の磁気ヘッド3が組み込まれ
た構成とされている。
【0027】前記アーム9はその基端部を貫通して設け
られた支持軸12によって磁気記録媒体1の面方向に
(半径方向に)沿って回動自在に支持されている。ま
た、ボイスコイルモータ7はアーム9の後端部に取り付
けられた図示略の環状のコイルとその下部側に設けられ
たS極とN極を有する図示略の永久磁石とを具備して構
成され、コイルへの通電量を制御することでアーム9を
磁気記録媒体1の面方向に所定の角度回動させて磁気ヘ
ッド3を磁気記録媒体1の所定の位置に移動できるよう
に構成されている。以上の構成において、ボイスコイル
モータ7と支持軸12とアーム9とロードビーム10と
によって磁気ヘッド3の位置を粗動制御する第1のアク
チュエータ8が構成されている。
【0028】次に、前記磁気ヘッド3の位置調節制御に
おいて、ボイスコイルモータ7によって制御できる制御
量よりも更に微細な位置調節を行うために、本実施形態
の構造ではロードビーム10の基端部に第2のアクチュ
エータ(圧電素子)15を設け、この第2のアクチュエ
ータ15に通電することで磁気ヘッド3の微少位置調節
ができるように構成されている。例えば第2のアクチュ
エータ15として圧電素子を用いた場合の位置制御量と
して±0.1×10-6m程度の制御を実現することがで
きる。
【0029】一方、前記磁気ヘッド3への通電制御を行
うためにアーム9の側部側には、フレキシブルプリント
基板等の可撓性配線基材16が設けられ、この可撓性配
線基材16の一側がアーム9の側部に取り付けられ、他
側がシャーシ2の隅部に設けられたメイン制御装置14
に接続されていて、アーム9の移動に追従して可撓性配
線基材16が湾曲移動できるように構成されるととも
に、この可撓性配線基材16上に前記磁気ヘッド3への
配線と第2のアクチュエータ15への配線が一括して形
成されている。
【0030】図3に前述の可撓性配線基材16における
磁気ヘッド3の配線構造と第2のアクチュエータ15の
配線構造を示す。図3において符号16で示す可撓性配
線基材上にコントロール素子(コントロールアンプ)1
8が設けられ、このコントロール素子18の一側の一列
の各端子と磁気ヘッド3あるいは第2のアクチュエータ
15が個々に電気的に接続されるとともに、コントロー
ル素子18の他側の一列の各端子とメイン制御装置14
の接続コネクタ20とが個々に電気的に接続されてい
る。なお、図3においては磁気ヘッド3の内部の磁気回
路を構成する部分のみをC型のコア3Aとして簡略記載
し、磁気ヘッド3の全体構成を簡略記載するとともに、
第2のアクチュエータ15の形状と可撓性配線基材16
の形状を簡略記載している。
【0031】前記可撓性配線基材16に取り付けられた
コントロール素子18は、磁気ヘッド3に近い一側(図
3においてコントロール素子18の左側)に図3の上側
から順に、図3において上側の基板1の上面側に位置す
る磁気ヘッド3に通電制御するための2つのヘッド駆動
信号接続端子20、21と、図3の第1番目の第2のア
クチュエータ15のためのアクチュエータ駆動信号接続
端子22と、図3において第2番目の第2のアクチュエ
ータ15のためのアクチュエータ駆動信号接続端子23
と、図3において上側の基板1の下面側に位置する磁気
ヘッド3に通電制御するための2つのヘッド駆動信号接
続端子24、25と、図3の下側の基板1の上面側に位
置する磁気ヘッド3に通電制御するための2つのヘッド
駆動信号接続端子26、27と、図3の第3番目の第2
のアクチュエータ15のためのアクチュエータ駆動信号
接続端子28と、図3の第4番目の第2のアクチュエー
タ15のためのアクチュエータ駆動信号接続端子29
と、図3において下側の基板1の下面側に位置する磁気
ヘッド3に通電制御するための2つのヘッド駆動信号接
続端子30、31とが順次形成されている。
【0032】これらの端子の内、2つのヘッド駆動信号
接続端子20、21とアクチュエータ駆動信号接続端子
22とによって第1の端子セットBが構成され、2つの
ヘッド駆動信号接続端子24、25とアクチュエータ駆
動信号接続端子23とによって第2の端子セットCが構
成され、2つのヘッド駆動信号接続端子26、27とア
クチュエータ駆動信号接続端子28とによって第3の端
子セットDが構成され、2つのヘッド駆動信号接続端子
30、31と、アクチュエータ駆動信号接続端子29と
によって第4の端子セットEが構成されている。即ち、
コントロール素子18の左側の端子列においては、2本
のヘッド駆動用接続端子と1本のアクチュエータ駆動信
号接続端子とが組になった複数の端子セットが図3の上
側から順に繰り返し配列された端子配列とされている。
【0033】次に、図3において第1番目のヘッド駆動
信号接続端子20が第1番目のヘッド駆動信号線33を
介して前記第1番目の磁気ヘッド3の磁気コア3Aのコ
イル34の一端に接続され、前記第2番目のヘッド駆動
信号接続端子21が第2番目のヘッド駆動信号線35を
介して前記コイル34の他端に接続されるとともに、前
記第1番目のアクチュエータ駆動信号接続端子22がア
クチュエータ駆動信号線36を介して第1番目の第2の
アクチュエータ15に接続されている。同様に、前記第
2番目のアクチュエータ駆動信号接続端子23が第2番
目のアクチュエータ駆動信号線37を介して第2番目の
第2のアクチュエータ15に接続されるとともに、第3
番目のヘッド駆動信号接続端子24が第3番目のヘッド
駆動信号線38を介して前記第2番目の磁気ヘッド3の
磁気コア3Aのコイル40の一端に接続され、前記第4
番目のヘッド駆動信号接続端子25が第4番目のヘッド
駆動信号線41を介して前記コイル40の他端に接続さ
れている。
【0034】更に図3において、第5番目のヘッド駆動
信号接続端子26が第5番目のヘッド駆動信号線43を
介して前記第3番目の磁気ヘッド3の磁気コア3Aのコ
イル44の一端に接続され、前記第6番目のヘッド駆動
信号接続端子27が第6番目のヘッド駆動信号線45を
介して前記コイル44の他端に接続されるとともに、前
記第3番目のアクチュエータ駆動信号接続端子28がア
クチュエータ駆動信号線46を介して第3番目の第2の
アクチュエータ15に接続されている。同様に、前記第
4番目のアクチュエータ駆動信号接続端子29が第4番
目のアクチュエータ駆動信号線47を介して第4番目の
第2のアクチュエータ15に接続されるとともに、第7
番目のヘッド駆動信号接続端子30が第7番目のヘッド
駆動信号線48を介して前記第4番目の磁気ヘッド3の
磁気コア3Aのコイル50の一端に接続され、前記第8
番目のヘッド駆動信号接続端子31が第8番目のヘッド
駆動信号線51を介して前記コイル50の他端に接続さ
れている。
【0035】一方、図3に示すコントロール素子18の
右側(コントロール素子18において磁気ヘッド3から
離れた側)には上側から順に、電源入力端子(Vcc)
55と、読み書きモード切替端子(R/W)56と、読
出信号出力端子(RD)57と、ヘッド選択端子(HS
0、HS1)58、59と書込信号入力端子(WDI)
60と、書込動作不具合信号端子(WUS)61と、グ
ランド端子(GND)62と、駆動信号入力端子(Ac
t)63と、駆動信号グランド端子(GND)64とが
設けられている。そしてこれらの各端子55〜64は個
々に配線65、66、67、68、69、70、71、
72、73を介して前述のメイン制御装置14のコネク
タ20に接続されてメイン制御基板14と電気的に接続
されている。
【0036】また、コントロール素子18の内部には、
先に説明した第1番目のアクチュエータ駆動信号接続端
子22と第2番目のアクチュエータ駆動信号接続端子2
3と第3番目のアクチュエータ駆動信号接続端子28と
第4番目のアクチュエータ駆動信号接続端子29とを駆
動信号入力端子63に個々に接続するための接続配線7
5、76、77、78が設けられ、各接続配線75、7
6、77、78には信号選択素子80、81、82、8
3が組み込まれている。そして、これらの信号選択素子
80、81、82、83には接続配線84、85、8
6、87を介してデコーダ88が接続されている。
【0037】前述の信号選択素子80、81、82、8
3は、例えば図4に示すように、ダイオード90、90
とスイッチング素子91、91を組み込んだフォトカブ
ラ92、93を備えて構成され、ダイオード側に±3.
3V程度あるいは±5V程度の切替信号をデコーダ88
から入力することで入力端子94から入力される±30
V程度の高い電圧を出力端子95側に印加するか遮断す
るかを切り替えることができるように構成されている。
この出力端子95を先の第2のアクチュエータ駆動信号
接続端子22、23、28、29のいずれかに接続する
ことで各信号選択回路80、81、82、83が回路構
成される。以上の構成により、メイン制御装置14側か
ら駆動信号入力端子63に圧電素子駆動用の±30Vの
高電圧が印加されるとともに、電源入力端子55、読み
書きモード切替端子56、ヘッド選択端子58、59、
書込信号入力端子60等に±3.3V程度あるいは±5
V程度の選択信号がデコーダ88から入力される構成の
場合に、±30Vの高電圧が印加される接続配線75、
76、77、78と±3.3V程度あるいは±5V程度
の信号が入力されるその他の配線との分離配線を行うこ
とができる。
【0038】また、デコーダ88は接続配線89A、8
9Bによりヘッド選択端子58、59に接続されてい
て、これらのヘッド選択端子58、59の信号切り替え
によって、図3に示す第1番目〜第4番目の磁気ヘッド
3のうち、いずれか1つの磁気ヘッド3を選択して駆動
できるように以下に説明の如く構成されている。
【0039】図3において、第1番目のヘッド駆動信号
接続端子20と第2番目のヘッド駆動信号接続端子21
への通電制御、第3番目のヘッド駆動信号接続端子24
と第4番目のヘッド駆動信号接続端子25への通電制
御、第5番目のヘッド駆動信号接続端子26と第6番目
のヘッド駆動信号接続端子27への通電制御、第7番目
のヘッド駆動信号接続端子30と第8番目のヘッド駆動
信号接続端子31への通電制御を個々に選択切替するた
めに、先のデコーダ88と各端子20、21、24、2
5、26、27、30、31とは、第1番目のヘッド駆
動信号接続端子20の部分に代表して記載した配線切替
構造(切替手段)により切り替えできるように構成され
ている。
【0040】即ち、第1番目のヘッド駆動信号接続端子
20と読出信号出力端子57とを接続する配線96に組
み込まれた切替素子97に接続配線98を介してデコー
ダ88が接続され、デコーダ88に内臓された選択回路
によって切替素子97により第1番目のヘッド駆動信号
接続端子20と読出信号出力端子57との接続あるいは
遮断を選択できるように構成されている。なお、これら
の配線接続構造は、第1番目のヘッド駆動信号接続端子
20と読出信号出力端子57との組み合わせの外に、4
つの磁気ヘッド3に接続された個々の端子21、24、
25、26、27、30、31が個々に読出信号出力端
子57に接続されて設けられているが、図3では説明の
簡略化のためにそれらを省略している。更に同様の配線
切替構造(切替手段)が書込信号入力端子(WDI)6
0と、書込動作不具合信号端子(WUS)61とに対し
て設けられ、各磁気ヘッド3が読み書き動作できるよう
に構成されているが、これらの配線接続構造においても
説明の簡略化のために記載を省略している。
【0041】以上説明のごとく構成された磁気記録装置
Aにあっては、磁気記録媒体1がスピンドルモータによ
って周回りに回転駆動されるとともに、ボイスコイルモ
ータ7によってアーム9を所定の角度移動させることに
より磁気記録媒体1の所望の位置に磁気ヘッド3を移動
させ、所望の位置において磁気ヘッド3のコイル3Aに
通電して磁気信号を磁気記録媒体1の磁性膜に書き込む
か、あるいは、磁性膜に記録されている磁気情報を磁気
ヘッド3のコイル3Aにより読み出すことによって使用
する。ところで、磁気記録媒体1において磁気記録のト
ラック幅が微細化されたものを使用する場合は、ボイス
コイルモータ7によってアーム9を移動して位置決めを
行う粗動操作のみでは磁気ヘッド3を磁気記録媒体1の
目的の磁気トラックに正確に移動させることができない
ので、この場合に第2のアクチュエータ15を作動させ
て磁気ヘッド3の位置決めを微調整する。
【0042】磁気ヘッド3の位置決めを微調整する場合
は、アーム9の粗動操作に加え、デコーダ88の作動に
より選択素子80、81、82、83のいずれかを選択
して作動させ、使用する目的の磁気ヘッド3の第2のア
クチュエータ15に対して駆動信号入力端子63から±
30Vの駆動信号を印加して第2のアクチュエータ15
を作動させて該当する磁気ヘッド3の位置の微調整を行
う。この信号選択時において、デコーダ88は該当する
第2のアクチュエータ15用の信号選択素子80、8
1、82、83のいずれかを選択するのみであり、選択
されたアクチュエータ駆動信号接続端子22、23、2
8、29のいずれかには、アクチュエータ駆動信号入力
端子63から接続配線75、76、77、78のいずれ
かを介して±30Vの駆動信号を印加するので、デコー
ダ88の内部スイッチング回路において電圧の高い駆動
信号を切り替え制御する必要は無い。このため、デコー
ダ88の内部回路自体(内部の半導体回路自体)は高電
圧耐用とする必要が無く、低電圧で駆動できる回路とす
れば良いので、特別な回路構成とする必要が無い。先の
高い駆動電圧の通過、遮断を行うのは、信号選択素子8
0、81、82、83のいずれかに内蔵されたフォトカ
プラ92、93が行う。
【0043】なお、図3に示す4つの磁気ヘッド3にお
いて使用に供する磁気ヘッド3を選択するには、ヘッド
選択端子(HS0、HS1)58、59における選択信
号で選択することができ、使用する磁気ヘッド3に対応
するヘッド駆動信号接続端子20、21、あるいはヘッ
ド駆動信号接続端子24、25、あるいはヘッド駆動信
号接続端子26、27、あるいはヘッド駆動信号接続端
子29、30のいずれかを選択してそれら選択した磁気
ヘッド3の磁気コイルに書込データを書込信号入力端子
60から入力するか、選択した磁気ヘッド3の磁気コイ
ルから磁気情報を読み出して読出信号出力端子57から
出力することで磁気情報の読み書きができる。
【0044】以上説明した如く本実施形態の磁気記録装
置Aにあっては、磁気ヘッド3の駆動信号制御を行うメ
イン制御装置14と磁気ヘッド3の移動を行う第1のア
クチュエータのアーム9との間に可撓性配線基材16を
設け、磁気ヘッド3の移動を第1のアクチュエータ13
のアーム9の粗動に加えて第2のアクチュエータ15に
より微細制御する構造において、図3に示すように可撓
性配線基材16に各端子20、21、22、23、2
4、25、26、27、28、29、30、31の順に
配置することで、可撓性配線基材16において、ヘッド
駆動信号線33、35、アクチュエータ駆動信号線3
6、37、ヘッド駆動信号線38、41、43、45、
アクチュエータ駆動信号線46、47、ヘッド駆動信号
線48、51をいずれも交差させることなく並列配線す
ることができる。このため可撓性配線基材16上にジャ
ンパ等を設ける必要はなくなり、仮にジャンパを設けた
構造に比べて組み立て性と、信頼性が向上する。
【0045】次に、4つの磁気ヘッド3をデコーダ88
で選択して使用し、しかも、選択して駆動する磁気ヘッ
ド3に対応する第2のアクチュエータ15のみを通電制
御するので、使用する磁気ヘッド3とそれに対応する第
2のアクチュエータ15のみを駆動し、他の磁気ヘッド
3と第2のアクチュエータ15に通電をしないようにす
ることができるので、磁気ヘッド3の微細移動を行う構
造においても駆動のための電力を抑制することができ、
磁気記録装置Aとして全体の使用電力を抑制できる。こ
れに対して記録再生動作に不要な磁気ヘッド3の駆動と
第2のアクチュエータ15への通電を行うならば、消費
電力が増加するとともに、不要な発熱を引き起こす問題
がある。
【0046】また、第2のアクチュエータ15によって
磁気ヘッド3の微細位置決めを行う構成の磁気記録装置
において、4つの磁気ヘッド3の微細移動用の第2のア
クチュエータ15を選択駆動する構成を採用し、1つの
駆動信号入力端子63から選択的に電圧印加できるよう
にすることで、各第2のアクチュエータ15に個々に駆
動信号入力端子を設ける構造よりも配線数を少なくする
ことができるので、磁気ヘッド3を移動させるためのア
ーム9とメイン制御装置14との間に設ける可撓性配線
基材16に施す配線数をできる限り少なくすることがで
き、可撓性配線基材16の曲げ剛性を必要以上に高くす
ることがなく、可撓性配線基材16の撓曲性を阻害しな
いので、磁気ヘッド3のトラッキング精度に悪影響を与
えることがない。よって第2のアクチュエータ15を利
用して磁気ヘッド3の位置の微調整を正確に行うことが
できる。
【0047】ところで、前述の第1実施形態の磁気記録
装置Aにあっては、2枚の磁気記録媒体1を設け、4つ
の磁気ヘッド3を設けた構造としたが、磁気記録媒体1
を設ける個数は1以上の任意の数で良く、設ける磁気ヘ
ッド3においても1以上の任意の個数で良い。例えば、
2枚の磁気記録媒体1に対して3個の磁気ヘッド3を設
けた構造でも良く、3枚の磁気記録媒体1に対して、3
個〜6個のいずれかの数の磁気ヘッド3を設けた構造を
採用しても良く、設ける磁気ヘッド3の数に合わせた数
の第2のアクチュエータ15を配置すれば良い。よっ
て、第2のアクチュエータ15に対応させて設けるアク
チュエータ駆動接続端子の数も第2のアクチュエータ1
5の数に合わせた数だけ設ければ良く、この数に信号選
択素子の数を合わせることとなる。更に、第2のアクチ
ュエータ15の駆動信号線は1本には限らないので、第
2のアクチュエータ15の構造に対応して2本以上設け
た構造でも良い。その場合は、第2のアクチュエータ1
5毎に必要な数の駆動信号線を設け、その駆動信号線に
合致する数のアクチュエータ駆動信号接続端子をコント
ロール素子18に設けると良い。
【0048】また、コントロール素子18に設ける各端
子の数は、用いる磁気ヘッドの構造に合わせた数に設定
される。例えば、書込用のインダクティブヘッドと読出
用の磁気抵抗効果型ヘッドを1つの磁気ヘッドスライダ
に組み込んで構成される複合型の磁気ヘッドに本発明を
適用することができる。このような複合型の構造の磁気
ヘッドにあっては、書込用のインダクティブヘッド用に
2本以上の接続配線が接続され、読出用の磁気抵抗効果
型ヘッドに2本以上の接続配線が接続される必要がある
ので、1つの磁気ヘッドを駆動するための最低4本の接
続配線が必要とされる。よってこの構造の場合は、1つ
の磁気ヘッドに対してコントロール素子18に設けるヘ
ッド駆動信号接続端子を4つ以上設ける構造とする必要
がある。
【0049】次に、ヘッド駆動信号接続端子を設ける順
序は図3に示す構造の場合は図3に示す配列順序(ヘッ
ド駆動信号接続端子20、21、アクチュエータ駆動信
号接続端子22、23、ヘッド駆動信号接続端子24、
25、26、27、アクチュエータ駆動信号接続端子2
8、29、ヘッド駆動信号接続端子30、31の順に配
置される順序)とされるが、この配列順序は以下の順序
であっても良い。第2の例の配列順序として、ヘッド駆
動信号接続端子20、21、アクチュエータ駆動信号接
続端子22、23、ヘッド駆動信号接続端子25、2
4、26、27、アクチュエータ駆動信号接続端子2
8、29、ヘッド駆動信号接続端子31、30の順に配
置される順序であっても良い。この配列順序の場合は図
3において磁気記録媒体1の上側に位置する端子配列と
下側に位置する端子配列を対称配置した例であり、この
ような配列にしても良い。このようにコントロール素子
18の一側に設ける端子を対称配置とするならば、コン
トロール素子18を製造する場合の端子配列を識別し易
くなり、コントロール素子18の製造と検査が容易とな
る。
【0050】また、可撓性配線基材16の端部に対して
ヘッド駆動信号接続配線33、35とアクチュエータ駆
動信号接続配線36を引き込み接続する位置は、磁気ヘ
ッド3から引き出すヘッド駆動信号接続配線33、35
の上下左右位置関係とアクチュエータ15から引き出す
アクチュエータ駆動信号接続配線36の上下左右関係に
よって上下逆転配置する場合も考えられるので、その場
合にヘッド駆動信号接続配線33、35の位置よりもア
クチュエータ駆動信号接続配線36を位置を低い位置と
しても良い。その場合に可撓性配線基材16における全
ての端子の上下位置関係は、上から順にアクチュエータ
駆動信号接続端子22、ヘッド駆動信号接続端子20、
21、ヘッド駆動信号接続端子24、25、アクチュエ
ータ駆動信号接続端子23、アクチュエータ駆動信号接
続端子28、ヘッド駆動信号接続端子26、27、ヘッ
ド駆動信号接続端子30、31、アクチュエータ駆動信
号接続端子29の順に配置される順序であっても良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気ヘッド移動用の第1のアクチュエータに加え、磁気ヘ
ッド微動用であって第1のアクチュエータと駆動電圧が
異なる第2のアクチュエータを備えた構成を採用し、可
撓性配線基材に設ける配線数が増加する可能性を有する
構造を採用しても、第2のアクチュエータへの配線の切
替をアクチュエータ駆動信号入力端子の接続配線に組み
込んだ信号選択素子をデコーダで切り替える構成とする
ことで第2のアクチュエータ用の駆動信号入力端子を1
つで共用することができ、配線数を少なくできるので、
可撓性配線基材に施す配線数の増加をできる限り少なく
できる。よって、可撓性配線基材上において交差配線を
生じない並列配線を実現し易くなり、配線構造の簡略化
を実現できる特徴がある。
【0052】更に本発明において、ヘッド駆動信号線に
接続される複数のヘッド駆動信号接続端子とアクチュエ
ータ駆動信号線に接続されるアクチュエータ駆動信号接
続端子とが隣接して端子セットとしてコントロール素子
に整列形成されている構造であると、ヘッド駆動信号線
とアクチュエータ駆動信号線とを可撓性配線基材上に並
列に配置することが容易にできるようになり、配線レイ
アウトの自由度が向上する。
【0053】本発明において、ヘッド駆動信号線とアク
チュエータ駆動信号線が可撓性基材上において交差する
ことなく並列配線されてなるならば、交差配線部分は生
じないので、交差配線に起因するノイズ混入のおそれは
なく、可撓性配線基材にジャンパを設ける必要は無くな
り、可撓性配線基材部分の配線の信頼性が向上する。
【0054】本発明において、磁気ヘッドが複合型の磁
気ヘッドとされ、ヘッド駆動信号線が読出ヘッド用に複
数本、書込ヘッド用に複数本設けられ、前記デコーダに
読出ヘッドからの読出情報を前記制御装置側に送るか、
制御装置からの書込情報を書込ヘッド側に送るかを切り
替える切替手段を備え、更に第2のアクチュエータの選
択を先の信号選択素子とデコーダの制御により行うこと
ができるので、デコーダによって、第2のアクチュエー
タの駆動選択と、読出ヘッドおよび書込ヘッドの駆動制
御を一括して制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明に係る第1実施形態の磁気記録
装置を備えた磁気ディスク装置の一例を示す構成図であ
る。
【図2】 図2は第1の実施形態に備えられる磁気ヘッ
ドの取り付け状態を示す斜視図である。
【図3】 図3は本発明に係る第1実施形態の磁気記録
装置の要部を示す構成図である。
【図4】 図4は本発明に係る第1実施形態の磁気記録
装置に備えられる選択素子の回路構成の一例を示す回路
図である。
【図5】 図5は従来の磁気記録装置の一例を備えた磁
気ディスク装置の構成図である。
【図6】 図6は従来の磁気記録装置の一例の要部を示
す構成図である。
【符号の説明】
A…磁気記録装置、 1…磁気記録媒体
(磁気ディスク)、3…磁気ヘッド、
4…スライダ、7…ボイスコイルモータ、
8…第1のアクチュエータ、9…アーム、
10…ロードビーム、11…フレキシャ、
14…メイン制御装置、15…第2のアク
チュエータ、16…可撓性配線基材(フレキシブルプリ
ント基板)、18…コントロール素子、22、23、2
8、29…アクチュエータ駆動信号接続端子、20、2
1、24、25、26、27、30、31…ヘッド駆動
信号接続端子 33、35、38、41、43、45、48、51…ヘ
ッド駆動信号線、36、37、46、47…アクチュエ
ータ駆動信号線、63…アクチュエータ駆動信号入力端
子、75、76、77、78…接続配線、80、81、
82、83…信号選択素子、88…デコーダ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に対して相対的に移動する
    ことにより前記磁気記録媒体から情報を読み出すための
    複数の磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを前記磁気記録媒
    体に対して相対移動させるための第1のアクチュエータ
    と、前記個々の磁気ヘッドに対応するように設けられて
    前記磁気ヘッドの前記磁気記録媒体に対する位置を個々
    の磁気ヘッド毎に微調整するための第2のアクチュエー
    タと、前記第1のアクチュエータと第2のアクチュエー
    タの接続配線を搭載して設けられる可撓性配線基材と、
    前記可撓性配線基材に搭載されて前記接続配線に接続さ
    れたコントロール素子とを具備してなり、 前記コントロール素子に、前記第2のアクチュエータに
    個々に接続された複数のアクチュエータ駆動信号接続端
    子と、前記第2のアクチュエータ用の駆動電圧が前記制
    御装置から入力されるアクチュエータ駆動信号入力端子
    と、このアクチュエータ駆動信号入力端子に前記複数の
    アクチュエータ駆動信号接続端子を接続する複数の接続
    配線と、前記複数の接続配線に個々に組み込まれた信号
    選択素子と、前記信号選択素子を選択して前記アクチュ
    エータ駆動信号入力端子に特定の前記アクチュエータ駆
    動信号接続端子を接続させるデコーダとが備えられてな
    ることを特徴とする磁気記録装置。
  2. 【請求項2】前記第2のアクチュエータの駆動電圧が前
    記磁気ヘッドの駆動電圧よりも大きな駆動電圧に設定さ
    れてなることを特徴とする請求項1記載の磁気記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1のアクチュエータが前記磁気記
    録媒体に記録された情報のトラック幅方向に前記磁気ヘ
    ッドを移動させるための粗動用であり、前記第2のアク
    チュエータが前記トラック幅方向に前記磁気ヘッドを移
    動させるための微動用であり、前記第1のアクチュエー
    タにアームと該アームの先端に取り付けられたロードビ
    ームと該ロードビームの先端に取り付けられた弾性を有
    するフレキシャとが具備され、該フレキシャの端部に磁
    気ヘッドを内包するスライダが取り付けられ、前記アー
    ムとフレキシャとの間に前記第2のアクチュエータが設
    けられてなることを特徴とする請求項1または2に記載
    の磁気記録装置。
  4. 【請求項4】 ヘッド駆動信号線が2本以上前記可撓性
    配線基材に設けられ、これらの駆動信号線が個々に接続
    されるヘッド駆動信号接続端子が前記コントロール素子
    に設けられ、前記ヘッド駆動信号接続端子に隣接させて
    前記アクチュエータ駆動信号接続端子が前記コントロー
    ル素子に設けられるとともに、前記磁気ヘッドとそれに
    対応する第2のアクチュエータ用として設けられた複数
    の前記ヘッド駆動信号接続端子とアクチュエータ駆動信
    号接続端子とが一組にされた端子セットが、複数、前記
    コントロール素子に一列に配列されてなることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の磁気記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド駆動信号接続端子に接続され
    る前記ヘッド駆動信号線と前記アクチュエータ駆動信号
    接続端子に接続されるアクチュエータ駆動信号線とが前
    記可撓性基材上において交差することなく並列配線され
    てなることを特徴とする請求項4に記載の磁気記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド駆動信号接続端子と前記アク
    チュエータ駆動信号接続端子がコントロール素子の一側
    に同じ順序で繰り返し配列されたことを特徴とする請求
    項4または5に記載の磁気記録装置。
  7. 【請求項7】 前記磁気ヘッドが前記磁気記録媒体に対
    して情報の読出を行う読出ヘッドと情報の書込を行う書
    込ヘッドとを有する複合型の磁気ヘッドとされてなり、
    前記ヘッド駆動信号線が読出ヘッド用に複数本、書込ヘ
    ッド用に複数本設けられたことを特徴とする請求項4な
    いし6のいずれかに記載の磁気記録装置。
  8. 【請求項8】 前記磁気ヘッドが前記磁気記録媒体に対
    して情報の読出を行う読出ヘッドと情報の書込を行う書
    込ヘッドとを有する複合型の磁気ヘッドとされてなり、
    前記ヘッド駆動信号線が読出ヘッド用に複数本、書込ヘ
    ッド用に複数本設けられるとともに、前記コントロール
    素子に設けられた前記デコーダに前記読出ヘッドからの
    読出情報を前記制御装置側に送るか、前記制御装置から
    の書込情報を書込ヘッド側に送るかを切り替える切替手
    段を備えてなることを特徴とする請求項4ないし6のい
    ずれかに記載の磁気記録装置。
  9. 【請求項9】 前記信号選択素子が、ダイオードとスイ
    ッチング素子を組み合わせたフォトカプラからなること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の磁気
    記録装置。
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