JP2001236214A - 監視制御システム作成支援装置 - Google Patents

監視制御システム作成支援装置

Info

Publication number
JP2001236214A
JP2001236214A JP2000046520A JP2000046520A JP2001236214A JP 2001236214 A JP2001236214 A JP 2001236214A JP 2000046520 A JP2000046520 A JP 2000046520A JP 2000046520 A JP2000046520 A JP 2000046520A JP 2001236214 A JP2001236214 A JP 2001236214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
equipment
input
skeleton
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000046520A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3896752B2 (ja
Inventor
Shuji Takada
秀志 高田
Satoshi Horiike
聡 堀池
Akira Sugimoto
明 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000046520A priority Critical patent/JP3896752B2/ja
Publication of JP2001236214A publication Critical patent/JP2001236214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3896752B2 publication Critical patent/JP3896752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備プログラムと設備本体とを効率よく対応
付けることができる監視制御システム作成支援装置を得
る。 【解決手段】 設備プログラム、および設備プログラム
の入出力先と設備の入出力先とを関連付ける入出力点を
用いて行う処理を一体化したものとし、かつ設備の情報
を記録したものをオブジェクト化した第1の制御オブジ
ェクト部品と、第1のオブジェクト部品が必要とする情
報を演算する制御プログラムをオブジェクト化した第2
の制御オブジェクト部品と、類似する機能を有する制御
オブジェクト部品をグループ化した制御スケルトン部品
とを格納する制御オブジェクト部品データベース、並び
に監視制御システムの機能構成を制御スケルトン部品を
組み合わせて表現した制御スケルトン図を格納する制御
スケルトン図データベースを備え、制御スケルトン図中
の制御スケルトン部品に対して制御オブジェクト部品を
適宜選択して埋め込むことにより、監視制御システムに
おける制御装置の動作を定義し、監視制御システムを作
成できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、監視制御システ
ム作成支援装置に関するものであり、例えばプラント監
視制御システムの構築において、設備プログラム、入出
力点、設備情報などにより制御装置の動作を定義し、監
視制御システムの作成を支援するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、特開平11−238188号
公報に示された、従来の設備の制御論理設定システムを
示す構成図である。図10において、制御対象設備デー
タベース10には、制御対象設備の入出力先に関する情
報(機器名称、ポイント番号、入出力コントローラ番
号、入出力スロット番号、入出力端子番号等)が格納さ
れており、個々の入出力先に対してオブジェクト名、オ
ブジェクト識別子、プロパティ・メソッド識別子がユー
ザにより指定された後、データベース変換処理20によ
りオブジェクト化され、オブジェクトデータベース30
に格納される。オブジェクトデータベース30から各制
御対象設備のコントローラにはデータベース転送処理4
0により必要な情報のみが転送される。また、制御論理
50はプログラム変換処理60により上記各コントロー
ラが解釈可能なプログラムに変換され、プログラム転送
処理70により各コントローラに転送される。
【0003】なお、制御論理50を記述する際には、プ
ログラムからの入出力先を、オブジェクトデータベース
に格納されているオブジェクト名で指定する。これによ
り、プログラムで入出力先を物理アドレスで指定する必
要が無く、物理アドレスを調べる作業や設備改修時の変
更作業を無くすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の設備の制御論理
設定システムは以上のように構成されており、設備への
出力に制御プログラムからの出力を対応付けるには、設
備の物理アドレスとオブジェクトの対応、および、制御
プログラムの出力とオブジェクトの対応の両方を指定す
る必要があり、定義が二重に必要であった。また、設備
が正しく動作しないなどの不具合が発生した時には、こ
の両方について割り当ての間違いが無いか、チェックを
行う必要があった。
【0005】また、上記従来のシステムにおいて、各設
備に対するオブジェクトには、設備に関する管理的情報
(例えば、用途や定格)を含むことができず、これらの
設備情報を管理する設備データベースが別に必要となっ
た。また、データベースが別になると、制御プログラム
と設備情報との連携性が悪いといった問題もあった。
【0006】また、上記従来のシステムにおけるオブジ
ェクトは、あるシステムの個々の制御対象の入出力先に
対して割り当てられたものであり、オブジェクトを他の
システムに対して再利用することはできなかった。
【0007】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたものであり、制御プログラムからの出力を設
備の出力に関連付ける時の定義を一回で行え、また、設
備の動作不具合に対して、その原因の切り分けにかかる
時間を短縮することが可能な監視制御システム作成支援
装置を提供するものである。
【0008】また、設備データベースと制御データベー
スが統合され、制御プログラムと設備情報との連携が容
易に行える監視制御システム作成支援装置を提供するも
のである。
【0009】さらに、オブジェクトを他のシステムに対
して再利用することが可能な監視制御システム作成支援
装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の監視制御シス
テム作成支援装置は、対象となる各設備に対して各々作
成され、設備プログラム、およびこの設備プログラムの
入出力先と上記設備の入出力先とを関連付ける入出力点
を用いて行う処理を一体化したものとし、かつ上記設備
の情報を記録したものをオブジェクト化した第1の制御
オブジェクト部品と、上記第1のオブジェクト部品が必
要とする情報を演算する制御プログラムをオブジェクト
化した第2の制御オブジェクト部品と、上記各制御オブ
ジェクト部品に対して、類似する機能を有する制御オブ
ジェクト部品毎にグループ化し、かつ各グループに属す
る各制御オブジェクト部品の入出力端子の特徴を表現す
る抽象入出力端子を有するものであって、そのグループ
に属する制御オブジェクト部品の特徴を表現した制御ス
ケルトン部品とを格納する制御オブジェクト部品データ
ベース、並びに対象となる監視制御システムの機能構成
を、その機能の達成に必要な制御スケルトン部品を組み
合わせて表現した制御スケルトン図を格納する制御スケ
ルトン図データベースを備え、上記制御スケルトン図で
表現された制御スケルトン部品に対して上記制御スケル
トン部品に対応するグループに属する制御オブジェクト
部品の中から適宜選択して埋め込むことにより、監視制
御システムにおける制御装置の動作を定義し、上記監視
制御システムを作成できるように構成したものである。
【0011】この発明の監視制御システム作成支援装置
は、制御スケルトン部品の組み合わせにより構成された
制御スケルトン図に対して、制御オブジェクト部品を埋
め込む際に、上記制御スケルトン部品の結線状態に基づ
いて、埋め込まれた第1の制御オブジェクト部品および
第2のオブジェクト部品間の入出力端子間の情報に応じ
て上記制御スケルトン部品間の結線を行う結線手段を備
えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を図を用いて説明する。図1は、この発明の
実施の形態1による監視制御システム作成支援装置を示
すブロック構成図である。図1において、1は制御オブ
ジェクト部品編集部、2は制御オブジェクト部品データ
ベース、3は制御スケルトン図編集部、4は制御スケル
トン図データベース、5は制御オブジェクト部品インス
タンス化部、6はシステム定義情報データベース、7は
プログラム転送部である。
【0013】後述する制御オブジェクト部品および制御
スケルトン部品は、制御オブジェクト部品編集部1で作
成され、制御オブジェクト部品データベース2に格納さ
れる。制御スケルトン図編集部3では、制御オブジェク
ト部品データベース2から制御スケルトン部品を取り出
し、それらを結線することにより、制御スケルトン図を
作成し、制御スケルトン図データベース4に格納する。
制御オブジェクト部品インスタンス化部5では、制御オ
ブジェクト部品データベース2から制御オブジェクト部
品を、制御スケルトン図データベース4から制御スケル
トン図を取り出し、上記制御オブジェクト部品中に存在
する入出力点への入出力アドレスの割り付け、制御プロ
グラムの制御装置への割り付け、および制御スケルトン
図面中への埋め込みが行われ、それらの情報は、システ
ム定義情報データベース6に格納される。このシステム
制御情報データベース6中に格納された情報に基づき、
各制御装置へ設定情報とプログラムが送信される。
【0014】図2は本発明の実施の形態1における第1
の制御オブジェクト部品の一例であり、対象となる各設
備に対して各々作成される。第1の制御オブジェクト部
品は、設備本体を制御するための制御プログラムである
設備プログラム、この設備プログラムの出力先と設備の
入力先とを関連付ける入出力点、および設備の情報をひ
とまとめにしたものであり、具体的には設備プログラム
および入出力点を用いて行なう処理を一体化したものと
し、かつ設備の情報(設備本体の情報(型番、製造年月
日等)、管理履歴(故障履歴等)等)があればこれを管
理情報とし、これらをひとまとめにするとともにコンピ
ュータにより実行可能な状態とした(オブジェクト化す
る)ものである。図2に示す制御オブジェクト部品は、
ある目的を達成する設備(例えばポンプ)に関して、A
型のものに対しては、端子名が「制御値1」であるワー
ド(W)型の入力をとり、設備A型プログラム1により
演算が施されて、ワード型の入出力点「出力1」を介し
て設備A型に出力されるような機能を持ち、設備の管理
的情報として設備A型設備情報1を持つような部品であ
る。また、B型のものに対しては、ワード(W)型の入
力端子「制御値1」およびビット(B)型の入力端子
「制御値2」の2つの入力をとり、設備B型プログラム
1および設備B型プログラム2で演算を施した後、ワー
ド型の入出力点「出力1」とビット型の入出力点「出力
2」を介して設備B型に出力されるような機能を持ち、
設備の管理的情報として設備B型設備情報1を持つよう
な部品である。
【0015】図3は、図2で示した制御オブジェクト部
品が必要とする入力信号を決定するために作成した第2
の制御オブジェクト部品の一例である。第2のオブジェ
クト部品は第1のオブジェクト部品が必要とする情報
(入力情報)を演算する制御プログラムのみをコンピュ
ータにより実行可能な状態とした(オブジェクト化し
た)ものである。制御A型の制御オブジェクト部品で
は、ワード型の入力「制御値」をとり、制御A型プログ
ラム1で演算を施した後、ワード型の出力端子「制御値
1.設備#1」および「制御値1.設備#2」に出力す
る。制御B型の制御オブジェクト部品では、ワード型の
入力「制御値」をとり、制御B型プログラム1で演算を
施した後、ワード型の出力端子「制御値1.設備#
1」、「制御値1.設備#2」、および、ビット型の出
力端子「制御値2.設備#1」、「制御値2.設備#
2」に出力する。
【0016】図2、図3で示した制御オブジェクト部品
は、図1の制御オブジェクト部品編集部1で作成され、
制御オブジェクト部品データベース2に格納される。
【0017】また、上記第1、第2の制御オブジェクト
部品は、同種の設備、または同種もしくは類似する機能
を有するオブジェクト部品毎に機能等の観点でグループ
化し、その一つのグループ毎に制御スケルトン部品とし
て管理される。制御スケルトン部品は、対応する部品の
グループに属する各部品の違いを吸収するため、各部品
の入出力端子を抽象化することにより、そのグループに
属する入出力端子の特徴を表現した抽象入出力端子を持
つものであり、対応するグループに属する制御オブジェ
クト部品の特徴を示すものである。図4は、図2で示し
た2つの制御オブジェクト部品「設備A型」「設備B
型」をグループ化し、制御スケルトン部品「設備」とし
て抽象化したものの一例である。制御スケルトン部品
は、グループ化する制御オブジェクト部品の入出力端子
を抽象化した抽象入出力端子を持つ。図4で示した制御
スケルトン部品においては、図2の制御オブジェクト部
品「設備A型」の入力端子「制御値1」と、制御オブジ
ェクト部品「設備B型」の入力端子「制御値1」「制御
値2」が、図4の制御スケルトン部品「設備」の抽象入
力端子「設備REF」に抽象化されている。
【0018】図5は、図3で示した2つの制御オブジェ
クト部品「制御A型」「制御B型」をグループ化し、制
御スケルトン部品「制御」として抽象化したものの一例
である。図4の場合と同様に、制御オブジェクト部品
「制御A型」の入力端子「制御値」と、制御オブジェク
ト部品「制御B型」の入力端子「制御値」が、図5の制
御スケルトン部品「制御」の抽象入力端子「制御値」に
抽象化されている。また、制御オブジェクト部品「制御
A型」の出力端子「制御値1.設備#1」と、制御オブ
ジェクト部品「制御B型」の2つの出力端子「制御値
1.設備#1」「制御値2.設備#1」が、図5の制御
スケルトン部品「制御」の抽象出力端子「設備#1RE
F」に抽象化され、制御オブジェクト部品「制御A型」
の出力端子「制御値1.設備#2」と、制御オブジェク
ト部品「制御B型」の2つの出力端子「制御値1.設備
#2」「制御値2.設備#2」が、図5の制御スケルト
ン部品「制御」の抽象出力端子「設備#2REF」に抽
象化されている。
【0019】図4、図5で示した制御スケルトン部品
は、図1の制御オブジェクト部品編集部1で作成され、
制御オブジェクト部品データベース2に格納される。
【0020】監視制御システムの機能構成は、その機能
の達成に必要な制御スケルトン部品をインスタンス化し
て制御スケルトン部品インスタンスを作成し、制御スケ
ルトン部品インスタンスの抽象入出力端子間を結線した
制御スケルトン図を作成して表現する。図6は、図4お
よび図5で例示した制御スケルトン部品を用いて、制御
システムの制御スケルトン図「2台設備制御」を作成し
た一例の一部を示したものである。制御スケルトン部品
「設備」は、制御スケルトン部品インスタンス「設備#
1」「設備#2」として2つ用いられ、制御スケルトン
部品「制御」は、制御スケルトン部品インスタンス「設
備制御」として1つ用いられている。制御スケルトン部
品インスタンス「設備制御」の抽象出力端子「設備#1
REF」は制御スケルトン部品インスタンス「設備#
1」の抽象入力端子「設備REF」に接続され、制御ス
ケルトン部品インスタンス「設備制御」の抽象出力端子
「設備#2REF」は制御スケルトン部品インスタンス
「設備#2」の抽象入力端子「設備REF」に接続され
ている。
【0021】図6で例示した制御スケルトン図は、図1
の制御スケルトン図編集部3で作成され、制御スケルト
ン図データベース4に格納される。
【0022】個々の監視制御システムは、制御オブジェ
クト部品インスタンス化部5において、制御スケルトン
図中の各制御スケルトン部品インスタンスに、対応する
制御スケルトン部品のグループに属する制御オブジェク
ト部品から選択したものを埋め込むことにより実現す
る。制御オブジェクト部品インスタンス化部5は、制御
スケルトン部品の組み合わせにより構成された制御スケ
ルトン図に対して、制御スケルトン部品に対応するグル
ープに属する制御オブジェクト部品の中から制御オブジ
ェクト部品を適宜選択して埋め込む手段、制御スケルト
ン部品の結線状態に基づいて、埋め込まれた制御オブジ
ェクト部品間の入出力端子間を比較し、比較の結果に応
じて制御スケルトン部品間の結線を行う結線手段、及び
入出力点へ物理アドレスを割り付ける手段を有し、得ら
れた結果は、システム定義情報データベース6に格納さ
れる。制御スケルトン図に制御オブジェクト部品を埋め
込む際の処理について、以下に説明する。
【0023】制御スケルトン図に制御オブジェクト部品
を埋め込むには、まず、制御スケルトン図データベース
4から制御スケルトン図を取り出し、インスタンス化す
る。インスタンス化された制御スケルトン図を制御スケ
ルトン図インスタンスと呼ぶ。
【0024】図7は、図6の制御スケルトン図をインス
タンス化した制御スケルトン図インスタンス「2台設備
制御.1号給水設備」の例である。この制御スケルトン
図インスタンスでは、制御スケルトン部品インスタンス
「設備制御」に対しては、図3に示す制御オブジェクト
部品「制御B型」を、制御スケルトン部品インスタンス
「設備#1」および制御スケルトン部品インスタンス
「設備#2」に対しては、図2に示す制御オブジェクト
部品「設備B型」が選択され埋め込まれている。制御オ
ブジェクト部品を制御スケルトン部品の中から適宜選択
し制御スケルトン図に埋め込むことにより、制御オブジ
ェクト部品中に含まれる入出力端子、入出力点、設備情
報がインスタンス化される。制御スケルトン図の「設備
#1」に埋め込まれた制御オブジェクト部品「設備B
型」は、2つの入力端子「制御値1.設備#1」「制御
値2.設備#1」、出力点「出力1.設備#1」「出力
2.設備#1」、設備情報「設備B型設備情報.設備#
1」がインスタンス化され、インスタンス名として「設
備B型2.設備#1」を持っている。インスタンス化さ
れた入出力端子、入出力点、設備情報の名称は、制御オ
ブジェクト部品の作成時に付けられた名称に「.」と制
御スケルトン図を作成する時に付けられた制御スケルト
ン部品インスタンスの名称を付加することで自動生成で
きる。図7の制御スケルトン部品インスタンス「設備#
2」に埋め込まれた制御オブジェクト部品「設備B
型」、制御スケルトン部品インスタンス「設備制御」に
埋め込まれた制御オブジェクト部品「制御B型」も同様
にしてインスタンス化される。
【0025】図8は、図7で埋め込んだ制御オブジェク
ト部品のインスタンス化された入出力端子間を結線し、
監視制御システムの構成を決定した例の一部である。制
御スケルトン部品間の結線処理について、以下に説明す
る。インスタンス化された入出力端子は、制御スケルト
ン図における制御スケルトン部品間の抽象入出力端子の
結線情報と埋め込まれた制御オブジェクト部品間の入出
力端子に付された情報を調べ結線される。例えば、制御
スケルトン部品インスタンス「設備制御」の抽象出力端
子「設備#1REF」には、2つの出力端子「制御値
1.設備#1.設備制御」「制御値2.設備#1.設備
制御」がインスタンス化されている。この抽象出力端子
と結線されている制御スケルトン部品インスタンス「設
備#1」の抽象入力端子「設備REF」には、2つの入
力端子「制御値1.設備#1」「制御値2.設備#1」
がインスタンス化されている。抽象出力端子と抽象入力
端子にインスタンス化されている端子の名称を前方一致
検索によりマッチングさせることにより、出力端子「制
御値1.設備#1.設備制御」と入力端子「制御値1.
設備#1」、出力端子「制御値2.設備#1.設備制
御」と入力端子「制御値2.設備#1」が自動結線され
る。前方一致検索により対応する端子のペアが見付から
ない場合には、人手により結線する。
【0026】図9は、図7における制御オブジェクト部
品の埋め込みによりインスタンス化された入出力点に対
して、実際の物理アドレスを割り付けた入出力アドレス
表の一例である。制御スケルトン図インスタンス「2台
設備制御.1号給水設備」の制御オブジェクト部品「設
備B型」のインスタンス「設備B型.設備#1」の出力
点インスタンス「出力1.設備#1」に対しては、アド
レス「AOW0001」が割り付けられている。アドレ
スの割り付けは、順に自動で行うか、人手で入力する。
【0027】図7、図8、図9で示した制御オブジェク
ト部品の埋め込み、インスタンス化された入出力端子間
の結線、インスタンス化された入出力点への物理アドレ
スの割り付けは、前述したように、図1の制御オブジェ
クト部品インスタンス化部5で実施され、システム定義
情報データベース6に格納される。
【0028】設備に対応する管理的情報が必要な場合に
は、システム定義情報データベース6中に格納されてい
る制御オブジェクト部品のインスタンスに含まれる設備
情報を取得する。
【0029】以上のように、本実施の形態によれば、設
備プログラム、入出力点、設備に関する管理的情報が第
1の制御オブジェクト部品内としてひとまとめにされて
いるので、設備プログラムからの出力を設備への出力に
対応付けるには、制御オブジェクト部品をインスタンス
化する時に入出力点に入出力アドレスを割り付けるだけ
でよい。また、設備が正しく動作しないなどの不具合発
生時には、その設備に対応する制御オブジェクト部品の
インスタンスに正しく入出力アドレスが割り当てられて
いるかを調べるだけで良く、不具合の原因の切り分けに
かかる時間を短縮することができる。また、設備に関す
る管理情報が、設備プログラムや入出力点とひとまとめ
にされて管理されており、設備データベースを別に設け
る必要がない。また、設備プログラムと設備情報の連携
性が向上する。また、設備や制御プログラムは、オブジ
ェクトとして部品化されており、部品をインスタンス化
する時点で入出力点や入出力端子を実体化する機構を備
えているので、同種の機能や設備を持つ監視制御システ
ムに対して部品の流用が可能である。
【0030】なお、本実施の形態では入出力点は、設備
プログラムの出力先と設備への入力先とを関連付けるも
のについて述べたが、設備の出力先と設備プログラムへ
の入力先とを関連付けたものを入出力点としても同様で
ある。
【0031】
【発明の効果】この発明の監視制御システム作成支援装
置によれば、対象となる各設備に対して各々作成され、
設備プログラム、およびこの設備プログラムの入出力先
と上記設備の入出力先とを関連付ける入出力点を用いて
行う処理を一体化したものとし、かつ上記設備の情報を
記録したものをオブジェクト化した第1の制御オブジェ
クト部品と、上記第1のオブジェクト部品が必要とする
情報を演算する制御プログラムをオブジェクト化した第
2の制御オブジェクト部品と、上記各制御オブジェクト
部品に対して、類似する機能を有する制御オブジェクト
部品毎にグループ化し、かつ各グループに属する各制御
オブジェクト部品の入出力端子の特徴を表現する抽象入
出力端子を有するものであって、そのグループに属する
制御オブジェクト部品の特徴を表現した制御スケルトン
部品とを格納する制御オブジェクト部品データベース、
並びに対象となる監視制御システムの機能構成を、その
機能の達成に必要な制御スケルトン部品を組み合わせて
表現した制御スケルトン図を格納する制御スケルトン図
データベースを備え、上記制御スケルトン図で表現され
た制御スケルトン部品に対して上記制御スケルトン部品
に対応するグループに属する制御オブジェクト部品の中
から適宜選択して埋め込むことにより、監視制御システ
ムにおける制御装置の動作を定義し、上記監視制御シス
テムを作成できるように構成したので、設備プログラム
と設備本体とを効率よく対応付けることができ、障害時
には、設備プログラムと入出力情報との関連を追跡する
必要がない。また、設備プログラムと設備情報との連携
が容易に行える効果がある。また、定義された制御オブ
ジェクト部品を他のシステムに対して再利用することが
可能となる。
【0032】この発明の監視制御システム作成支援装置
は、制御スケルトン部品の組み合わせにより構成された
制御スケルトン図に対して、制御オブジェクト部品を埋
め込む際に、上記制御スケルトン部品の結線状態に基づ
いて、埋め込まれた第1の制御オブジェクト部品および
第2のオブジェクト部品間の入出力端子間の情報に応じ
て上記制御スケルトン部品間の結線を行う結線手段を備
えたので、監視制御システムにおける制御装置の動作を
容易に定義することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による監視制御システ
ム作成支援装置を示すブロック構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係わる制御オブジェ
クト部品データベースに格納される制御オブジェクト部
品の一例を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係わる制御オブジェ
クト部品データベースに格納される制御オブジェクト部
品の他の例を示す図である。
【図4】 図2の2つの制御オブジェクト部品をグルー
プ化し、制御スケルトン部品とした一例を示す図であ
る。
【図5】 図3の2つの制御オブジェクト部品をグルー
プ化し、制御スケルトン部品とした一例を示す図であ
る。
【図6】 図4、図5の制御スケルトン部品を用いて作
成した制御スケルトン図の一例を示す図である。
【図7】 図6の制御スケルトン図に図2、図3の制御
スケルトン部品を埋め込み、インスタンス化した一例を
示す図である。
【図8】 図7のインスタンス化された入出力端子が結
線された状態を示す図である。
【図9】 図7のインスタンス化された入出力点に物理
アドレスを割り付けた入出力アドレス表を示す図であ
る。
【図10】 従来の設備の制御論理設定システムの全体
構成を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 制御オブジェクト部品編集部、2 制御オブジェク
ト部品データベース、3 制御スケルトン図編集部、4
制御スケルトン図データベース、5 制御オブジェク
ト部品インスタンス化部、6 システム定義情報データ
ベース、7 プログラム転送部、10 制御対象設備デ
ータベース、20 データベース変換処理、30 オブ
ジェクトデータベース、40 データベース転送処理、
50 制御論理、60 プログラム変換処理、70 プ
ログラム転送処理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B076 DD05 DD06 DD07 DD10 DF09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象となる各設備に対して各々作成さ
    れ、設備プログラム、およびこの設備プログラムの入出
    力先と上記設備の入出力先とを関連付ける入出力点を用
    いて行う処理を一体化したものとし、かつ上記設備の情
    報を記録したものをオブジェクト化した第1の制御オブ
    ジェクト部品と、 上記第1のオブジェクト部品が必要とする情報を演算す
    る制御プログラムをオブジェクト化した第2の制御オブ
    ジェクト部品と、 上記各制御オブジェクト部品に対して、類似する機能を
    有する制御オブジェクト部品毎にグループ化し、かつ各
    グループに属する各制御オブジェクト部品の入出力端子
    の特徴を表現する抽象入出力端子を有するものであっ
    て、そのグループに属する制御オブジェクト部品の特徴
    を表現した制御スケルトン部品とを格納する制御オブジ
    ェクト部品データベース、並びに対象となる監視制御シ
    ステムの機能構成を、その機能の達成に必要な制御スケ
    ルトン部品を組み合わせて表現した制御スケルトン図を
    格納する制御スケルトン図データベースを備え、 上記制御スケルトン図で表現された制御スケルトン部品
    に対して上記制御スケルトン部品に対応するグループに
    属する制御オブジェクト部品の中から適宜選択して埋め
    込むことにより、監視制御システムにおける制御装置の
    動作を定義し、上記監視制御システムを作成できるよう
    に構成したことを特徴とする監視制御システム作成支援
    装置。
  2. 【請求項2】 制御スケルトン部品の組み合わせにより
    構成された制御スケルトン図に対して、制御オブジェク
    ト部品を埋め込む際に、上記制御スケルトン部品の結線
    状態に基づいて、埋め込まれた第1の制御オブジェクト
    部品および第2のオブジェクト部品間の入出力端子間の
    情報に応じて上記制御スケルトン部品間の結線を行う結
    線手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の監視制
    御システム作成支援装置。
JP2000046520A 2000-02-23 2000-02-23 監視制御システム作成支援装置 Expired - Fee Related JP3896752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000046520A JP3896752B2 (ja) 2000-02-23 2000-02-23 監視制御システム作成支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000046520A JP3896752B2 (ja) 2000-02-23 2000-02-23 監視制御システム作成支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001236214A true JP2001236214A (ja) 2001-08-31
JP3896752B2 JP3896752B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=18568915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000046520A Expired - Fee Related JP3896752B2 (ja) 2000-02-23 2000-02-23 監視制御システム作成支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3896752B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140774A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Hitachi Ltd 電子帳票部品開発装置、電子帳票部品開発方法、電子帳票部品開発プログラム及び電子帳票部品開発プログラムを格納した記録媒体
US7308677B2 (en) 2002-05-10 2007-12-11 Fujitsu Limited Program generating apparatus, program generating method and program generator
JP2010282466A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Hitachi Ltd プラント情報制御システムおよび紐付けプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7308677B2 (en) 2002-05-10 2007-12-11 Fujitsu Limited Program generating apparatus, program generating method and program generator
JP2007140774A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Hitachi Ltd 電子帳票部品開発装置、電子帳票部品開発方法、電子帳票部品開発プログラム及び電子帳票部品開発プログラムを格納した記録媒体
JP4559955B2 (ja) * 2005-11-16 2010-10-13 株式会社日立製作所 電子帳票部品開発装置、電子帳票部品開発方法、電子帳票部品開発プログラム及び電子帳票部品開発プログラムを格納した記録媒体
JP2010282466A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Hitachi Ltd プラント情報制御システムおよび紐付けプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3896752B2 (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101365994B (zh) 可编程控制器的外围装置、置换方法和程序
JP3729251B2 (ja) コントローラ及びシステム
CN103020089A (zh) 一种将excel文件中的数据导入数据库的方法及装置
US8682459B2 (en) Device information setting apparatus and device information setting method
US7757025B2 (en) Programmable logic controller peripheral device and program creation method thereof
CN106873974A (zh) 智能代码生成引擎系统及方法
CN105893509A (zh) 一种大数据分析模型的标记与解释系统及方法
CN112215581A (zh) 一种基于工作流引擎的自定义审批流管理系统
US9269113B2 (en) Energy management system and a screen generation method thereof
CN103123660A (zh) 一种对软硬件系统cad图形化建模的方法
CN113157336A (zh) 一种基于c#语言的抓具配置系统、方法、装置和存储介质
US5564053A (en) Method for generating specific program systems and tools to facilitate in generating the specific program systems
JP2001236214A (ja) 監視制御システム作成支援装置
CN103400050A (zh) 一种多人协同的核反应堆风险确定方法及系统
CN109343835A (zh) 一种基于模板的快速构建业务脚手架代码工具
US20080281844A1 (en) Interactive Data Access Method and Interactive Data Access System
JP2006059108A (ja) 情報システム開発試験支援システム
JP2000284815A (ja) プログラム作成装置
CN108876963A (zh) 一种汽车日志的存储方法、装置、微处理器及存储介质
CN114116467A (zh) 一种数据服务接口可视化管理的处理方法及系统
JP2007242051A (ja) ビジネスロジックプログラムを実装・実行するための装置
CN109634606A (zh) 一种定义功能菜单的方法及装置
JP2009080536A (ja) 部品表編集装置、編集プログラム、編集システムおよび編集方法
JP2000066889A (ja) ソースコードと設計情報の差分供給方法及びその装置
CN116662213A (zh) 一种摩托车的下线电检系统

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061211

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees