JP2001234816A - 燃料供給系のモニタ装置 - Google Patents

燃料供給系のモニタ装置

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JP2001234816A JP2000047043A JP2000047043A JP2001234816A JP 2001234816 A JP2001234816 A JP 2001234816A JP 2000047043 A JP2000047043 A JP 2000047043A JP 2000047043 A JP2000047043 A JP 2000047043A JP 2001234816 A JP2001234816 A JP 2001234816A
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  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パージの影響がなく安定性の高い内燃機関の
故障診断システムを提供する。 【解決手段】 内燃機関の排気系に設けられた空燃比検
出手段の出力に基づいて空燃比のフィードバック制御を
行う空燃比制御装置を備える内燃機関の燃料供給系をモ
ニタするモニタ装置であって、空燃比検出手段の出力に
応じて空燃比フィードバック係数を算出する空燃比フィ
ードバック係数算出手段と、空燃比フィードバック係数
に基づいて異常判定パラメータを算出する異常判定パラ
メータ算出手段と、異常判定パラメータが第1の判断値
に達することに応じてパージをカットするパージカット
制御手段と、パージカット状態で異常判定パラメータが
第2の判断値に達するとき、モニタを停止させるモニタ
制御手段と、異常判定パラメータが第2の判断値に達す
ることに応じて、第1の判断値に達したときの異常判定
パラメータの値を初期値として、前記パージカットを行
わなかった場合の異常判定パラメータ推測値を算出する
算出手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関(以
下、エンジンという)の燃料供給系の異常を検出する装
置に関し、具体的にはエンジンの排気系に設けられた空
燃比センサの出力に基づいて燃料供給系の異常を検出す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人による出願に係る特開平8-1212
26号公報には、排気ガス中の空燃比を検出するO2セン
サ、および燃料タンクと吸気管との間に設けられたパー
ジ制御弁を備えたエンジンの燃料供給系の異常検出にお
いて、故障モニタを実施しているときに空燃比フィード
バック係数のなまし値との関係で設定される異常判定パ
ラメータKO2AVEが第1の判断値より低下したとき強制的
にパージを停止し、その低下がパージの影響によるもの
であったかどうかの判定を行うことが記載されている。
この技術によると、パージの影響によるものであったと
きは、その後の故障モニタを禁止する。そして所定時間
が経過し空燃比フィードバック係数が第2の判断値より
高くなるとパージの影響による誤判断のおそれはないと
して故障モニタを再開する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平8-121226号公報
に記載される手法によると所定時間経過しないとモニタ
ーが再開されないのでモニターの頻度が低下する。ま
た、変動の大きい空燃比フィードバック係数が所定の判
断値より大きくなることに応じて故障モニタを再開する
ので、パージの影響がある場合でもモニターを再開して
しまうおそれがある。したがって、この発明は、パージ
の影響がなく安定性の高い故障診断システムを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、内燃機関の排気系に設け
られた空燃比検出手段の出力に基づいて空燃比のフィー
ドバック制御を行う空燃比制御装置を備える内燃機関の
燃料供給系をモニタするモニタ装置であって、空燃比検
出手段の出力に応じて空燃比フィードバック係数を算出
する空燃比フィードバック係数算出手段と、空燃比フィ
ードバック係数に基づいて異常判定パラメータを算出す
る異常判定パラメータ算出手段と、異常判定パラメータ
が第1の判断値に達することに応じてパージをカットす
るパージカット制御手段と、パージカット状態で異常判
定パラメータが第2の判断値に達するとき、モニタを停
止させるモニタ制御手段と、異常判定パラメータが第2
の判断値に達することに応じて、第1の判断値に達した
ときの異常判定パラメータの値を初期値として、前記パ
ージカットを行わなかった場合の異常判定パラメータ推
測値を算出する算出手段と、を備え、前記モニタ制御手
段は、異常判定パラメータ推測値が第2の判断値に達す
ることに応じてモニタを再開させるという構成をとる。
【0005】この発明によると、パージカット状態で異
常判定パラメータが第2の判断値に達するとき、すなわ
ち燃料供給系は正常でありパージの影響で異常判定パラ
メータが第1の判断値より低下したと判定されるとき、
先に異常判定パラメータが第1の判断値に達したときの
異常判定パラメータの値を出発値として異常判定パラメ
ータ推測値の算出を開始する。この異常判定パラメータ
推測値は、先に異常判定パラメータが第1の判断値に達
した後、パージカットを行わないでそのまま異常判定パ
ラメータのモニタを続ける動作をシミュレートするもの
である。
【0006】こうして異常判定パラメータ推測値が第2
の判断値に達するとき、パージの影響によって異常判定
パラメータが第1の判断値より小さくなる状態を脱した
と判断し、燃料系の故障モニタを再開する。
【0007】このように、この発明は、異常判定パラメ
ータが第1の判断値より小さくなった原因がパージの影
響によるものかどうかの判定は、現実の時間の流れに従
った異常判定パラメータに基づいて行い、燃料系の故障
モニタを再開するかどうかの判定は、パージカットを行
わなかったとしたときの異常判定パラメータ推測値に基
づいて行う。現実の異常判定パラメータは、パージカッ
トを行った結果の値になっているので、パージを再開し
た後、パージカットの影響のない値に達するにはかなり
の時間を要する。この発明は、異常判定パラメータの推
測値を用いることにより、燃料系の故障モニタを再開す
ることができる状態を迅速に判定することができる。ま
た、空燃比フィードバック係数およびそのなまし値より
も安定性の高い異常判定パラメータに基づいて故障モニ
タの再開を決定するので、安定したシステム動作が得ら
れる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモニタ装置において、異常判定パラメータは、空燃比
フィードバック係数の平均値に応じて決定される値であ
り、前記パージカット後に異常判定パラメータが第2の
判断値に達しないとき、異常と判断する判断部を備える
という構成をとる。
【0009】請求項2の発明によると、異常判定パラメ
ータは空燃比フィードバック係数の平均値に応じて決定
され、空燃比フィードバック係数およびそのなまし値よ
りも安定度の高いパラメータとなる。したがって、異常
判定パラメータに基づくシステム制御の安定性が向上す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、この発明を適用する
エンジンの燃料供給系の全体的な構成を示す図である。
エンジン1は、たとえば6気筒、4サイクルのエンジン
であり、吸気管2の途中にスロットルボディ3が設けら
れ、その中にスロットル弁3’が配置されている。スロ
ットル弁3’にはスロットル弁開度(θTH)センサ4が
連結されており、スロットル弁3’の開度に応じた出力
信号を電子コントロールユニット(ECU)5に送る。
【0011】燃料噴射弁6は、エンジンの各気筒に設け
られており、それぞれ燃料ポンプ7を介して燃料タンク
8に接続されている。燃料噴射弁6の開弁はECU5か
ら送られてくる信号によって制御される。
【0012】スロットル弁3’の下流には管9を介して
吸気管圧力(PBA)センサ10が設けられており、出
力信号をECU5に送る。また、吸気管圧力センサ10
の下流に吸気温(TA)センサ11が設けられ、出力信
号をECU5に送る。
【0013】サーミスタなどのエンジン水温(TW)セ
ンサ12がエンジン1のシリンダブロックに取り付けら
れており、出力信号をECU5に送る。エンジン回転数
(NE)センサ13および気筒判別(CYL)センサ1
4は、エンジン1のカム軸またはクランク軸に取り付け
られている。エンジン回転数センサ13は、エンジン1
のクランク軸の120度回転ごとに所定のクランク角度
位置で信号パルス(TDC信号パルス)をECU5に送
り、気筒判別センサ14は、特定の気筒の所定のクラン
ク角度位置で信号パルスを発生し、ECU5に送る。
【0014】エンジン1の左右の気筒グループにそれぞ
れ設けられた排気管16L、16Rの合流部排気管17
に三元触媒15が配置され、排気ガス中のHC、CO、
NOxなどの成分の浄化を行う。空燃比検出器としての
O2センサ18Lおよび18Rが排気管16Lおよび1
6Rに設けられており、理論空燃比を境としてほぼディ
ジタル的に値を変える出力を生成する。この出力はEC
U5に送られ、空燃比のフィードバック制御に用いられ
る。
【0015】車速センサ23は、エンジン1を搭載した
車両の速度Vを検出し、その出力をECU5に送る。発
光ダイオードなどからなる表示器19は、ECU5によ
って燃料供給系の異常が検出されたときに点灯される。
【0016】密閉された燃料タンク8の上部は、2ウェ
イバルブ20、キャニスタ21、およびパージ制御弁2
2を介して吸気管2に接続されている。パージ制御弁2
2は、ECU5によって開閉が制御される。燃料タンク
8内で発生した蒸発ガスは、予め定めた圧力に達すると
2ウェイバルブ20の正圧バルブを押し開いてキャニス
タ21に流れ、活性炭に吸収され貯蔵される。ECU5
からの信号に応じてパージ制御弁22が開かれると、キ
ャニスタに蓄えられていた蒸発ガスは、吸気管の負圧に
より、キャニスタ21に設けられた外気取り込み口から
吸入される外気と共に吸気管2に吸引される。
【0017】外気の影響などで燃料タンク8が冷やされ
燃料タンク内の圧力が低くなると、2ウェイバルブの負
圧バルブが開き、キャニスタ21に蓄えられた蒸発ガス
は、タンク8に戻される。このようにして、燃料タンク
8内で発生した蒸発燃料が大気に放出されことが抑止さ
れる。
【0018】ECU5は、各種センサからの入力信号を
整形し、アナログ/ディジタル変換を行うなどの機能を
持つ入力回路5aおよび中央演算ユニット(CPU)5
bを備えている。CPU5bは、記憶手段(メモリ)5
cの読み取り専用メモリ(ROM)部分またはバックア
ップ機能付きのRAM部分に格納されているプログラム
にしたがってエンジン系統を制御するため、諸々の演算
を実行する。メモリ5cは、通常のRAM部分を備えて
おり、各種データおよび演算結果の一次記憶領域を提供
する。
【0019】出力回路5dは、CPU5bによる演算結
果に基づいて燃料噴射弁6、パージ制御弁22、表示器
19のほか点火プラグその他に制御信号を送る。
【0020】図2は、この発明の一実施例の燃料供給系
故障モニタ装置の構成を示す機能ブロック図である。こ
の図に示す機能ブロックは、具体的にはCPU5b、R
AMおよびROMからなるメモリ5c、ROMに格納さ
れるプログラムおよび各種の演算用のデータテーブルに
よって実現される。
【0021】運転状態検出部31は、エンジン系統各部
のセンサからの出力を入力回路5aを介して受け取り、
運転状態に応じて空燃比フィードバック制御運転を行う
かオープンループ制御運転を行うかを判別し、運転モー
ドを示す信号を、エンジン回転数NE、吸気管圧力PB
などの情報とともに燃料噴射量制御部33に送る。この
発明は、エンジンが空燃比フィードバック制御モードで
運転されている状態を対象とするものなので、以下の説
明は空燃比フィードバック制御モードを前提として行
う。
【0022】燃料噴射量制御部33は、次の式にしたが
って燃料噴射弁の噴射時間TOUTを計算する。
【0023】
【数1】TOUT=Ti×K1×KO2+K2
【0024】ここでTiは、噴射時間TOUTの基準値であ
り、エンジン回転数NEおよび吸気管圧力PBをパラメ
ータとするTiマップ(ECU5のROMに格納されてい
る)から読み出される。K1およびK2は、各種のエンジン
パラメータに応じて演算される補正係数および補正変数
であり、エンジン運転状態に応じた燃費特性、加速特性
などの最適化が図られるように設定される。
【0025】KO2は、空燃比フィードバック補正係数で
あり、O2センサからの出力に応じてKO2算出部32で
算出される。KO2は、図3(a)に示すような態様で変
化する。すなわち、O2センサの出力レベルが一方から
他方に、たとえばリッチからリーンに反転するとき、比
例項(P項)の加算処理によって、空燃比が逆方向に、
すなわちリッチに反転するようKO2を設定し、その後O
2センサがリッチになるまで積分項(I項)の加算処理
によって徐々にリッチになるようにKO2を設定する。ま
た、リーンからリッチに反転する時は、逆方向に動作す
る。この設定手法は、従来よりよく知られており、この
実施例では、エンジン回転数NEおよび吸気管圧力PB
をパラメータとするテーブルから比例項および積分項が
読み出される。
【0026】KAV算出部35は、空燃比フィードバッ
ク係数KO2のなまし平均値KAVを算出する。KAVは、KO2の
比例項加算が行われるごとに次の式によって算出され、
図3(a)に点線で示すような態様で変化する。
【0027】
【数2】KAV=KO2×CO2/100+KAV’ ×(1-CO2/100)
【0028】ここで、CO2は、補正係数(空燃比フィー
ドバック係数)KO2の変化に対する追従性を設定する変
数であり、1から100のうち比較的大きな値に設定され
る。KAV’は、KAVの前回値であり、その初期値は、特定
運転領域に突入する際の空燃比フィードバック係数KO2
の値に応じて設定される。
【0029】KO2AVE算出部36は、図4に示すフローに
従って異常判定パラメータKO2AVEを算出する。まず、KO
2のなまし値KAVが異常判定パラメータKO2AVEに経年変化
判定用偏差ΔKO2AVE(たとえば0.0078)を加算した値よ
り大きいか否かを判定し(401)、大きいときは次の式
によりKO2AVEの値を更新する。
【0030】
【数3】KO2AVE=KO2AVE+ΔKO2AVE/2
【0031】また、ステップ401での判定がNOのとき
は、ステップ402に移り、なまし値KAVがKO2AVEの値から
偏差ΔKO2AVEを減算した値より小さいか否かを判別し、
小さいときは次の式によりKO2AVEの値を更新する。ステ
ップ402での判定がNOのときは、処理を抜ける。
【0032】
【数4】KO2AVE=KO2AVE-ΔKO2AVE/2
【0033】この処理によると、なまし値KAVがKO2AVE
±ΔKO2AVEの範囲内にあれば、異常判定パラメータKO2A
VEの値は前回の値のまま維持され、範囲外になると上記
の数3または数4の式にしたがって更新される。図3
(b)は、KAVの値とKO2AVEの値との関係の例を示して
いる。
【0034】次に図5を参照してKO2AVEモニタ部42
(図2)の機能を説明する。KO2AVEモニタ部42は、KO
2AVEの値が第1判断値(たとえば、0.813)より小さく
なるかどうかをモニタし、小さくなると、その時のKO2A
VEの値をKO2AVEホールド用の記憶領域(メモリ5c内)
に記憶させる。図5(d)は、KO2AVEの値をホールドす
るタイミングを示している。これと同時にKO2AVEモニタ
部42は、パージカット制御部41にパージカット要求
信号を送り、パージ制御弁22を閉じてパージを中止さ
せる。図5(f)は、パージカットのタイミングを示
す。
【0035】こうしてパージが中止されると、吸気管に
供給される燃料が少なくなるので、KO2は上昇を始め
る。ここでKO2AVEモニタ部42は、パージカットとほぼ
同時にモニタ条件判断部43に信号を送り、パージカッ
トによるKO2の上昇がとまり安定するまでの安定化時
間、たとえば6秒程度の時間、モニタ許可フラグをリセ
ットして故障モニタを停止することにより、KAVおよびK
O2AVEの算出を停止する。このタイミングが図5
(a)、(g)に示される。そして安定時間が経過した
後に故障モニタを再開し、上述したKAVおよびKO2AVEの
更新手法にしたがってKO2AVEの値が更新されて上昇す
る。こうしてKO2AVEが第2の判断値(たとえば、0.82
8)より大きくなると、KO2AVEモニタ部42は、KO2AVE
が第1判断値より小さくなったのはパージによる影響で
あって燃料供給系に異常はないことを示すPGOKフラグを
セットする。このタイミングが図5(e)に示される。
【0036】一方、上記のパージカット(図5(f))
から所定時間、たとえば30秒経過後にKO2AVEが第2判
断値より大きい値に達しないときは、異常判定部45が
燃料供給系に故障があると判定し、表示器19(図1)
に故障表示を行う。
【0037】パージの影響が大きい場合、KO2AVEモニタ
部42は、PGOKフラグをセットすると同時にパージカッ
ト制御部41へのパージカット要求信号をリセットし
て、パージを再開させる(図5(f))。これとほぼ同
時にモニタ条件判断部43は、KO2AVEモニタ部42から
の信号に応答して燃料供給系の故障モニタを禁止させ
る。このタイミングが図5(a)に示される。これは、
故障モニターを継続すると、パージ再開によって再びKO
2AVEが第1判断値より小さくなり、再びパージカットが
要求されることを防止するためである。
【0038】また、KO2AVEモニタ部42は、前述した故
障モニタの禁止直後から、パージ再開によるKO2の下
降が止まり安定するまでの安定化時間、たとえば5秒程
度の時間が経過した後、故障モニタ禁止時における異常
判定パラメータ推測値KO2AVESの算出許可を示すKMCNDフ
ラグをセットする。このタイミングが図5(b)に示さ
れる。
【0039】ついで、KO2AVEモニタ部42は、KO2AVES
算出部37に信号を送り、先にホールドされたKO2AVEの
値を初期値として、推測値KO2AVESの算出を開始させ
る。KO2AVESの算出は、図4のフローに従って実行され
る。ここで、KAVの初期値として前述したパージ再開後
安定化時間経過時のKO2の値を用いる。
【0040】モニタ条件判断部部43は、こうして算出
され更新されるKO2AVESの値が第2判断値より大きくな
ると、燃料供給系の故障モニタを再開させる。このタイ
ミングが図5(a)に示される。このことは、異常判定
パラメータ推測値KO2AVESが第2判断値より大きくなれ
ば、パージの影響が小さくなったと判断することを意味
する。
【0041】一実施例では、モニタ条件判断部43は、
図5(a)のタイミングで燃料供給系の故障モニタが禁
止された後、所定時間、たとえば5分経過したときは、
異常判定パラメータ推測値KO2AVESが第2判断値より大
きくならなくても故障モニタを許可する。これによっ
て、パージの影響が比較的大きい場合でも、迅速に故障
モニタを再開することができる。
【0042】なお、図5ではKO2を直線的な波形で模型
的に示してあるが、実際には図3(a)に見られるよう
にKO2は、細かく変動する。図5でKO2の波形は、KAVお
よびKO2AVEよりも変化が速く、パージカットによって急
激に変化することが示されている。KAVは、KO2のなまし
値としてKO2に追従し、KO2AVEは上述した2つの式の関
係によってKAVにゆるやかに追従する。
【0043】次に図6を参照して、この発明の一実施例
における燃料供給系モニタの流れを説明する。図6のプ
ロセスは、たとえば10ミリ秒ごとに実行される。まず、
モニタ条件が成立しているかどうかを判定する(10
1)。このモニタ条件成立判定は、後述する図7のモニ
タ実施条件成立判定フローにおいてセットされている。
ステップ101で故障モニタが禁止されている場合にはス
テップ102に進み、KMCNDフラグがセットされているかど
うか判定する。前述のようにこのフラグは、パージ再開
後の故障モニタ禁止時による異常判定パラメータ推測値
KO2AVESの算出許可を示すフラグで、図7のステップ224
でセットされ、ステップ203、225でリセットされる。
【0044】ステップ102でKMCNDフラグがセットされて
いるとステップ103に進み、KMCNDフラグがセットされて
いなければ、KAV算出タイマーをセットして(136)、処
理を終了する。
【0045】一方、ステップ101においてモニタ許可フ
ラグがセットされていると、KO2のなまし値KAVが初期化
されているかどうかをKAVフラグによって判定し(10
3)、初期化がすんでいればそのままステップ107に進
み、初期化がすんでいなければ、ステップ106において
現時点の空燃比フィードバック係数(補正係数)KO2を
初期値としKAVフラグを1にセットしてステップ107に進
む。
【0046】ステップ107においてO2センサの出力が
反転したと判定すると前述の数2の式にしたがってKO2
のなまし値KAVを算出すると共にKAVフラグをセットする
(110)。ステップ107においてO2センサの出力が反転
していなければステップ111に進む。ステップ111は、ス
テップ136でセットされるKAV算出期間が経過したかどう
かを判定する。この期間は、たとえば2秒に設定され、
したがって2秒間にわたってなまされ更新されたKAVに
応じてステップ113以降の処理が実行される。設定され
た時間が経過していないときは、処理を終了する。
【0047】KAV算出時間が経過していると、PGOKフラ
グが1にセットされているかどうかを判定する(11
3)。このフラグは、ステップ127で1にセットされるも
ので、当初は0なので異常判定パラメータKO2AVE算出ル
ーチン115に進む。ルーチン115では、前述した数3およ
び数4の式にしたがって異常判定パラメータKO2AVEを算
出する。ついで、図5(f)に関連して説明したパージ
カット要求フラグPGREQが1にセットされているかどう
か判定し(116)、セットされていなければ、現時点のK
O2AVEの値を異常判定パラメータ推測値KO2AVESの初期値
としてメモリにホールドし(117)、ステップ118に進
む。パージカット要求フラグPGREQが1にセットされて
いれば、そのままステップ118に進む。
【0048】ステップ118では、異常判定パラメータKO2
AVEが上限値、たとえば1.190を超えているかどうかを判
定し、超えているときは燃料供給系に異常があることを
意味するので、パージカット要求フラグPGREQを0にセ
ットし、かつ強制パージカットフラグFMPGを0にセット
して(119)、フュエル系異常を示すフラグを1にセッ
トし(120)、FSDDフラグを1にセットし(121)、KAV
算出タイマーをセットして(136)処理を終了する。FSD
Dフラグは、フュエル系および失火の連続モニタを行う
場合、異常を検出した運転サイクルでは、その後に正常
が検知されても正常の故障モニタに復帰させないように
するためのフラグである。
【0049】ステップ118でKO2AVEが上限値以下である
ときは、ステップ123に進み強制パージカットフラグFMP
Gが1にセットされているかどうかを判定する。FMPG
は、後に説明する図7のフローにおいてパージ要求フラ
グPGREQが1にセットされている(227)ときに1にセッ
トされる(229)。
【0050】当初は強制パージカットが行われていない
ので、ステップ128に進み、異常判定パラメータKO2AVE
が第1判断値(図5参照)より小さいかどうかが判定さ
れる(128)。小さいときは、燃料供給系に異常がある
可能性があることを意味し、前述したFSDDフラグが1に
セットされているかどうかを判断する(129)。このフ
ラグが1にセットされていれば、すでにフュエル系の異
常が検知されていることを意味するので、ステップ119
以下のフローを経て処理を抜ける。FSDDフラグが1にセ
ットされていないときは、パージカット要求フラグPGRE
Qを1にセットし(130)、KAV算出タイマーをセットし
て(136)処理を終了する。
【0051】ステップ128でKO2AVEが第1判断値以上で
あるときは、燃料供給系正常の判断を行い、フュエル系
正常フラグをセットし(131)、KAV算出タイマーをセッ
トして(136)処理を終了する。
【0052】ステップ123で強制パージカット中である
ときは、30秒程度の予め決められた時間の経過を待つた
めのステップ124および125に進む。ステップ124でカウ
ンタをインクリメントし、ステップ125でカウント値が
たとえば30秒に相当する値に達したかどうかを判定し、
達していなければKAV算出タイマーを設定して処理を終
了し、次の処理サイクルで再びステップ124に至る。こ
うして予め設定された時間が経過すると、ステップ126
で異常判定パラメータKO2AVEが第2判断値(図5参照)
以上の値になったかどうか判定する。KO2AVEが第2判断
値以上になっていれば、図5に関連して述べたようにKO
2AVEが第1判断値より小さくなったのは、パージの影響
によるものであって、燃料供給系の故障によるものでは
なかったと判断する。
【0053】したがって、ステップ127に進み、上述の
判断を示すPGOKフラグを1にセットし、ステップ124お
よび125で使用するカウンタをリセットし、パージカッ
ト要求フラグPGREQを0にセットする。ついで、ステッ
プ131に進み、燃料供給系が正常であることを示すフュ
エル系正常フラグをセットし、KAV算出タイマーを設定
して(136)、処理を終了する。
【0054】次の処理サイクルでステップ113に至る
と、今度はPGOKフラグが1にセットされているので、異
常判定パラメータ推測値KO2AVESを算出するルーチンに
入る(114)。このルーチンでは、パージカット要求フ
ラグPGREQが1にセットされる直前の処理サイクルにお
いてステップ117でメモリにホールドされた異常判定パ
ラメータKO2AVEを初期値として上述の数3および数4の
式にしたがって推測値KO2AVESの算出を行う。
【0055】図7は、モニタ実施条件成立を判断するフ
ローである。図6の処理が10ミリ秒ごとに実行されてい
たのに対し、図7の処理は、たとえば200ミリ秒ごとに
実行される。
【0056】図7のフローにおいて、ステップ201のモ
ニタ許可フラグは、ECU5の集中管理部が諸々のプロ
セスを管理する中で燃料供給系のモニタを許可するとき
にセットするフラグである。モニタが許可されていると
きは、エンジン回転数NE、吸気管圧力PB、エンジン
水温TW、吸気温度TAなどが適正な範囲内にあるかど
うかを判断する(216)。これらのパラメータが所定の
範囲内にあり適正と判断されると、空燃比フィードバッ
ク制御モードでの運転中かどうかを空燃比フィードバッ
ク制御モードフラグにより判断する(217)。
【0057】ステップ201、216、217で判定がNOの場合
は、TMCNDタイマーに所定の時間、たとえば2秒をセッ
トする(202)。ステップ217でフィードバック制御中と
判定されると、ステップ218に進み、ステップ202で設定
された時間が経過したかどうかが判定される。この時間
は、運転モードの安定化を待つためのものである。
【0058】ステップ218で所定時間が経過したと判定
されると、PGOKフラグが1にセットされているかどうか
判定する(219)。PGOKフラグは、図6のステップ127で
1にセットされるフラグで、図5(e)にそのタイミン
グが示されている。前述のようにこのフラグは、異常判
定パラメータKO2AVEが第1判断値より小さくなったのは
パージの影響によるもので、燃料供給系自体に異常はな
いことを示す。したがって、このフラグがセットされる
と、異常判定パラメータ推測値KO2AVESが第2判断値よ
り大きくなるかどうかの判定プロセスに入る。
【0059】ステップ219においてPGOKフラグが0にセ
ットされていると、ステップ211に進み、ステップ220で
参照されるTKMCNDタイマーに前述の所定値をセットし、
ステップ223で参照される停止時間タイマーに前述の時
間、たとえば5分をセットする。次回以降の処理サイク
ルでPGOKフラグがセットされ、ステップ219からステッ
プ220のフローに入る場合に備えるためである。
【0060】ついでパージカット要求フラグPGREQが1
にセットされているかどうかを判定し(227)、1にセ
ットされていなければパージカット後安定化タイマーTF
MPGSをセットし(232)、故障モニタ条件成立フラグを
セットして(231)、処理を終了する。パージカット要
求フラグPGREQに1がセットされていると、ステップ229
に進み、強制パージカットフラグを1にセットし(22
9)、パージを停止させる。ついでステップ230でパージ
カット後の安定化時間TFMPGS、たとえば6秒間、が経過
したかどうか判定する。パージカット後安定化時間TFMP
GSが経過するまではモニタ条件を不成立とすることによ
り、パージカットにより空燃比がリーン側に移行するこ
とによって空燃比補正係数KO2が上昇し、このKO2
の上昇が終了して安定するまで各算出処理を停止させ、
誤診断を防止する。パージカット後の安定化時間TFMPGS
が経過していればモニタ条件成立とし(231)、経過し
ていないときはモニタ条件不成立とする(206)。
【0061】ステップ219でPGOKフラグが1にセットさ
れていると、ステップ220に進み、パージ再開によるKO2
の下降が止まると推定される安定化時間、たとえば5秒
間が経過したかどうかを判定する(220)。図5に見ら
れるように、PGOKフラグが1にセットされると同時にパ
ージカット要求フラグPGREQが0にセットされ、パージ
が再開されると、パージの影響によりKO2が下降するの
で、その下降が収まるまでKAV算出を中止し、誤診断を
防止する。ステップ220での判定がYESであると、KO2AVE
Sが第2判断値(図5参照)以上になったかどうかの判
定を行う(222)。この判定がYESであれば、PGOKフラグ
(図5(e))を0にセットし、前述したKMCNDフラグ
を0にセットする(225)。
【0062】ついで強制パージカットフラグFMPGを0に
セットする(205)。そして、PGOKフラグを0にセット
する(225)ことにより、次の処理サイクルにおいてス
テップ219からステップ211のフローに入り、ステップ23
1でモニタ条件が成立する。
【0063】ステップ220で所定の時間が経過していな
いときは、KAVフラグを0にセットし(221)、前述のKM
CNDフラグを0にセットする(203)。ステップ222で判
定がNOのときは、燃料供給系モニタ停止の限度として設
定された、たとえば5分間が経過したかどうか判定し
(223)、経過していればステップ225に移り、モニタ条
件が成立し(231)、燃料供給系の故障モニタが再開さ
れる。ステップ223で停止時間が経過していないとき
は、KO2AVES算出処理を示すKMCNDフラグを1にセットし
て(224)、ステップ205に進んでFMPGフラグを0にセッ
トし、モニタ条件不成立の判定をして(206)処理を終
了する。
【0064】以上にこの発明を具体的な実施例について
説明したが、この発明は、このような実施例に限定され
るものではない。
【0065】
【発明の効果】請求項1の発明によると、燃料系の故障
モニタを再開することができる状態を迅速に判定するこ
とができる。また、請求項2の発明によると、空燃比係
数およびそのなまし値よりも安定性の高い異常判定パラ
メータに基づいて故障モニタの再開を決定するので、安
定したシステム動作が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるエンジン・システムの全
体的な構成を示すブロック図。
【図2】この発明の一実施形態の燃料供給系の故障モニ
タ装置の全体的な構成を示すブロック図。
【図3】KO2、KAVおよびKO2AVEの関係を示す波形図。
【図4】異常判定パラメータKO2AVEを算出するプロセス
を示す流れ図。
【図5】この発明の一実施形態における動作のタイミン
グを示す図。
【図6】この発明の一実施形態における燃料供給系の故
障モニタのプロセスを示す流れ図。
【図7】この発明の一実施形態におけるモニタ実施条件
の成立判断をするプロセスを示す流れ図。
【符号の説明】
32 KO2算出部(空燃比フィードバック係数算
出手段) 36 KO2AVE算出部(異常判定パラメータ算出手
段) 37 KO2AVES算出部(推測値算出手段) 41 パージカット制御部 42 KO2AVEモニタ部(モニタ制御手段) 43 モニタ条件判断部(モニタ制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/14 310 F02D 41/14 310P 41/22 301 41/22 301Z 43/00 301 43/00 301E 301M (72)発明者 岩本 崇 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G044 AA02 BA21 CA12 DA02 EA03 EA23 EA29 EA33 EA57 EA62 EA63 EA64 EA67 FA05 FA13 FA20 FA22 FA27 FA29 FA32 FA39 GA02 GA22 3G084 BA09 BA13 BA27 DA25 DA27 EB12 EB22 EB25 FA02 FA10 FA11 FA20 FA30 FA33 FA38 3G301 HA01 HA14 JB09 JB10 KA00 LA00 MA01 MA13 NA01 NB02 ND01 ND17 PA07Z PA10Z PA11Z PD08A PD08Z PE01Z PE05Z PE08Z PF01Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排気系に設けられた空燃比検出
    手段の出力に基づいて空燃比のフィードバック制御を行
    う空燃比制御装置を備える内燃機関の燃料供給系をモニ
    タするモニタ装置であって、 前記空燃比検出手段の出力に応じて空燃比フィードバッ
    ク係数を算出する空燃比フィードバック係数算出手段
    と、前記空燃比フィードバック係数に基づいて異常判定
    パラメータを算出する異常 判定パラメータ算出手段と、 前記異常判定パラメータが第1の判断値に達することに
    応じてパージをカットするパージカット制御手段と、 パージカット状態で前記異常判定パラメータが第2の判
    断値に達するとき、前記モニタを停止させるモニタ制御
    手段と、 前記異常判定パラメータが前記第2の判断値に達するこ
    とに応じて、前記第1の判断値に達したときの異常判定
    パラメータの値を初期値として、前記パージカットを行
    わなかった場合の異常判定パラメータ推測値を算出する
    推測値算出手段と、を備え、 前記モニタ制御手段は、前記異常判定パラメータ推測値
    が前記第2の判断値に達することに応じてモニタを再開
    させるようにしたモニタ装置。
  2. 【請求項2】前記異常判定パラメータは、前記空燃比フ
    ィードバック係数の平均値に応じて決定される値であ
    り、前記パージカット後に前記異常判定パラメータが前
    記第2の判断値に達しないとき、異常と判断する判断部
    を備える請求項1に記載のモニタ装置。
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