JP2001233136A - 自動車用ラッゲージエリアパーテーション - Google Patents

自動車用ラッゲージエリアパーテーション

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JP2001233136A
JP2001233136A JP2000050776A JP2000050776A JP2001233136A JP 2001233136 A JP2001233136 A JP 2001233136A JP 2000050776 A JP2000050776 A JP 2000050776A JP 2000050776 A JP2000050776 A JP 2000050776A JP 2001233136 A JP2001233136 A JP 2001233136A
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luggage
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area
section
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JP2000050776A
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Ichiro Takeuchi
一郎 竹内
Masayoshi Nakamura
正芳 中村
Hitoshi Ito
仁志 伊藤
Minoru Matsuda
実 松田
Atsuhito Hayashi
淳仁 林
Kazuaki Kitagawa
和明 北川
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Hayashi Telempu Corp
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Hayashi Telempu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】性質の異なる荷物に応じて形態を換えて対応可
能の自動車用ラッゲージエリアパーテーションを提供す
る。 【構成】ラッゲージエリアの一壁面に折りたたみ収納さ
れたパーテーションを前記壁面に対向するラッゲージエ
リアの壁面まで引き延ばし係止して使用する。また、ラ
ッゲージエリアの対向する壁面にいたる途中位置におい
て、ラッゲージパーテーションの引き延ばし状態を固定
する固定手段も有する。パーテーション内部が複数の区
画に区分されてあり、それぞれの区画は相互に独立に折
りたたみ可能である。また一部区画をパーテーションか
ら分離して車外に持ち出すことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のラッゲージエリ
アパーテーションに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示す一般的な乗用自動車100に
おいて、乗員座席111の後方はラッゲージエリア11
0に形成され、荷物を収容・載置する構造をとってい
る。ワゴン車等ではラッゲージエリアは不使用の座席を
倒して拡張形成されることもある。またセダン車では、
ラッゲージエリアは独立したトランクルームとして設け
られる。この種のラッゲージエリア110は、およそ平
坦な床面112の空間であり、ユーザーが自動車を購入
した初期の状態では細かな仕切り(パーテーション)等
はないのが普通である。ラッゲージエリアの使用態様は
ユーザーによって異なるため、初期的に細かな仕切り等
を設定すれば、この仕切りより大きな荷物を載置するの
に障害になる。一方でラッゲージエリアには、仕切り無
しには載置し難い荷物もある。すなわち、安定性が悪く
走行時の揺れによって転がったり倒れたりする買物袋
等、熱的な遮断を要求される冷凍食品等、汚れたりぬれ
たりしていて直にラッゲージエリアに載置できない衣
服、陶器のような割れ物、その他、仕切り無しには整理
しにくい小物や、車外からの視線を遮る必要のある貴重
品等である。このため、この種の荷物を収容する際に一
次的に使用し、不使用時にはラッゲージエリアから取り
外すことが可能なパーテーションの要求がある。要求を
満たすラッゲージエリアのパーテーションとして、従
来、図4(a)〜(d)のような構造が提案されてい
る。(a)の米国特許5392972号は、自動車トラ
ンクのパーテーション201であり、対のストラップに
よってトランクに固定され、また床面に折りたたみ可能
なものである。(b)の実開平5−548号は、自動車
用の長尺荷物収納具202であり、スキー等の長尺で濡
れた荷物を収納するもので折りたたんでトランクルーム
と乗員室の間の隔壁内に収納されるものである。(c)
の特開平7−315131号は、トランクルーム用の収
納装置203であり、トランクルームの側壁内に巻取り
装置を備えたバッグを設けて、衣服等の汚れをきらう荷
物の収納を目指している。(d)の特開平9−3280
39号は、後席の床面足溜まり部の手荷物収納ラック2
04であり、折りたたんで床下に収納し、展開して使用
する。これらの各パーテーション(収納具)は、いずれ
も非使用時には折りたたみ等が可能で、不使用時にラッ
ゲージエリアに残って他の荷物の載置収容を阻害するこ
とがないものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のラッゲー
ジエリアパーテーションについて見ると、ある性質をも
った1種の荷物を収容するのに適した構成であるが、初
期の想定と異なる性質(大きさ、形状、等)の荷物の収
容には対応できないものである。たとえば、パーテーシ
ョンの想定するより大きな荷物は収容不能であり、極端
に小さいな荷物ではパーテーション内で荷物が動いて機
能をなさない、保温を要する荷物や汚れた荷物をそれ以
外の荷物とわけて収納することはできないなど、荷物の
性質の変化に随時対応することができない。本発明では
この課題にかんがみ、性質の異なる荷物に応じて形態を
換えて対応可能の自動車用ラッゲージエリアパーテーシ
ョンを提供する。
【0004】
【課題を解決する手段】課題を解決する本発明の手段は
自動車のラッゲージエリアを仕切るパーテーションであ
って、ラッゲージエリアの一壁面に折りたたみ収納され
たパーテーションを展開し、前記壁面に対向するラッゲ
ージエリアの壁面まで引き延ばし係止して使用する自動
車用ラッゲージエリアパーテーションにより、またパー
テーション内部が複数の区画に区分されてあり、それぞ
れの区画は相互に独立に折りたたみ可能な自動車用ラッ
ゲージエリアパーテーションによる。
【0005】本発明のラッゲージエリアパーテーション
は、ラッゲージエリアの一壁面に折りたたみ収納され、
特定の性質の荷物を収容する場合に随時特定量引き伸ば
して使用することが可能な構成である。パーテーション
の内部が複数の区画に区分されてあり、性質の異なる荷
物を適した区画に収容できる。不要の区画は他の区画に
独立に折りたたみ可能であり、ラッゲージスペースを無
駄に占有することがない。パーテーションの少なくとも
一区画は他の区画と異なる素材から形成され、たとえば
保温の必要な荷物は保温性の素材からなる区画に収容す
る対応ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適の実施の形態
を説明する。図1は、本発明の実施例パーテーションを
ワゴンタイプの自動車のラッゲージエリアに設置した状
態を示す。図は自動車の斜め後方からの斜視図であり、
便宜的に自動車のバックドアを不図示に示す。また図2
には、図1のA−A線断面図を示す。ワゴンタイプの自
動車10において、乗員座席21の後方に荷物を載置し
得るラッゲージエリア20が確保されている。ラッゲー
ジエリアの床面22はラッゲージボード23が敷設さ
れ、ほぼ平坦に形成されている。ラッゲージエリアの左
側壁24には、収納部26が区画され、パーテーション
30が折りたたみ収納できる。パーテーションの一端3
1は係止具38で収納部内に係止される。収納部は開閉
式の蓋27で覆われる。収納部の蓋はラッゲージエリア
壁にヒンジ状に結合されるものや、分離の蓋を収納部の
入口にはめ込むものでもよい。また、パーテーションの
端部32を収納部の蓋に兼用する構成も可能である。収
納部の蓋27を開き、おりたたまれたパーテーション3
0を床面22に沿って引き延ばし展開する。パーテーシ
ョンの収納部内に係止された端部31に対向するパーテ
ーションの端部32にある係止具37(面ファスナ
(雌))を右側壁25の係合具28(面ファスナ
(雄))に係止することでパーテーションの展開状態を
保持する。面ファスナに替わる係合具としてフックタイ
プの係合具等も可能である。
【0007】パーテーション30は布状の柔軟なもので
あり、部分的に補強用の芯材を含むこともある。パーテ
ーション30の内部は複数の区画33、34、35、3
6に区切られてあり、それぞれの区画に適した荷物を収
容する。
【0008】図3は本発明の一実施例ラッゲージエリア
パーテーションの使用態様を示す斜視図である。図にお
いて、パーテーション40は41〜45の各区画に区分
されてある。各区画はそれぞれ収容する荷物に合う材
質、形状をもってなる。たとえば、汚れのつきやすい荷
物(冷たいペットボトル、缶など水滴のついたものな
ど)の区画は、不透水性で汚れを落としやすい素材(ビ
ニール、樹脂コートした布、樹脂など)で形成する。ま
た、安定性の悪い荷物(買い物袋、西瓜など)の区画
は、比較的厚みと腰のある素材(ナイロンクロス、エス
テルクロスなど)で形成する。また、保温する必要のあ
る荷物(鮮魚、肉、冷凍食品など)の区画は、断熱性の
素材(アルミフィルム付き布、ウレタンフォーム板な
ど)で形成する。また、割れやすい荷物(卵、ビン、鉢
植えなど)の区画は、衝撃を吸収する素材(気泡緩衝材
など)で形成する。遮蔽できたほうが好ましい区画には
覆い50、50’が付属、もしくは着脱可能に付与され
る(図では面ファスナ50(a)と対の面ファスナ50
(b)で覆いどうしを係合する)。着脱の覆いは荷物の
量に合わせて位置を調整できるものが特に好ましい。個
々の区画は図のように直列にならぶことのほかに並列に
ならべたり、分岐状にならぶことも可能である。
【0009】パーテーションの各区画は、それぞれ他の
区画に独立に折りたたみ、また展開することが可能であ
る。図では各区画は展開された状態にある。折りたたみ
の様式として好ましいのは、折りたたむ区画の他の区画
と接する壁の近くに46(a)〜46(c)の各面ファ
スナーを縫製することであり、相互の面ファスナーを合
わせ係合することで区画の折りたたみ状態を維持するこ
とができる。たとえば、面ファスナ46(a)と46
(b)を係合することで、区画44と区画45の折りた
たみ状態を維持することができる。面ファスナ46
(c)は46(b)の未使用時の保持用である。面ファ
スナ46(d)と46(e)は、パーテーションの各区
画を仕切る隔壁を係合保持または解除するするもので、
隔壁の着脱や位置変更を可能にしている。46(a)〜
46(e)の面ファスナを他の係合具に代替して用いる
ことも可能である。区画をスムーズに折りたたむために
は、あらかじめ各区画の折れ線をプリーツ加工等により
折り目47をつけておくことが好ましい。
【0010】少なくとも一つの区画はパーテーションの
他の区画から切り離して車外に持ち出すことができる
(逆に切り離された区画を車内に持ち込んでパーテーシ
ョンに連結できるようにするのが好ましい。) 切り離し可能にするための好ましい構成は、切り離し用
の区画とパーテーションの他の区画との連結部を着脱可
能の係合具48(ジッパーチャック等)で連結しておく
ことが好ましい。切り離し用の区画(44,45)には
持ち手49をつけて鞄状にすることで持ち出しの操作性
が向上する。この持ち手は着脱可能のものでもよい。図
において、持ち手49は持ち出す区画の端に比較的短く
設けられているが、別の形態としては持ち出す区画の端
から端を跨ぐ形で肩ベルト状の長い持ち手を設けること
も可能である。
【0011】パーテーションの区画の一部を折りたた
み、または切り離すことでパーテーションの長さが短く
なり、ラッゲージエリアの壁面まで届かない場合、パー
テーションの端部51を床面の途中でフロアボード60
に係合する固定手段を形成する。この固定手段として好
ましい一実施形態は、パーテーションの端部51近傍に
長さ調節可能の紐材52とフック53からなる係合具5
4をもうけ、フロアボード側には係合具54を受ける受
具61を形成する方法である。係合具54(52、5
3)に類似の係合具は、区画43と区画44の間など、
任意の切り離し可能な区画の間に設置できる。
【0012】本発明の別の実施形態として、以下が可能
である。ラッゲージエリアパーテーションを自動車の座
席(シートバック)内に収納して、対向するバックドア
向きに引き延ばす実施形態。またバックドアに収納して
座席方向に引き延ばす実施形態。天井面から床面向きに
ないし床面から天井面へ引き延ばす実施形態。セダンタ
イプの自動車のトランクルーム内の壁面やリッドに収納
し、対向する壁面へ引き延ばす実施形態。なお、乗員の
着座していない座席上も本発明のラッゲージパーテーシ
ョンを設置する対象域となり得る。
【0013】
【発明の効果】本発明は、性質の異なる荷物(汚れのつ
きやすい荷物、安定性の悪い荷物、保温する必要のある
荷物、割れやすい荷物、遮蔽を要する荷物)に応じて形
態を換えて対応可能の自動車用ラッゲージエリアパーテ
ーションである。荷物に合わせて不要の区画を折りたた
み可能で、スペースのむだを生じることがない。パーテ
ーションの少なくとも一区画は他の区画から分離して、
鞄状に車外に持ち出すことができ、また車外から持ち込
むことが可能のため、荷物の移し替え等の手間なく荷物
の積み込み、積み下ろしができる。自動車から取り外し
て、洗濯、掃除するなどメンテナンス性が高い構成であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラッゲージエリアパーテーション
の斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図を示す。
【図3】実施例を示す斜視図。
【図4】従来例を示す。
【図5】自動車のラッゲージエリアを示す。
【符号の説明】
10・・・自動車 20・・・ラッゲージエリア 30、40・・・パーテーション 41〜45・・・区画 46(a)〜46(d)・・・面ファスナ 47・・・折り目 48・・・係合具(ファスナーチャック) 49・・・持ち手 50・・・覆い 52・・・紐材 53・・・フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 実 愛知県名古屋市中区上前津1丁目4番5号 林テレンプ株式会社内 (72)発明者 林 淳仁 愛知県名古屋市中区上前津1丁目4番5号 林テレンプ株式会社内 (72)発明者 北川 和明 愛知県名古屋市中区上前津1丁目4番5号 林テレンプ株式会社内 Fターム(参考) 3D022 BA04 BA17 BA18 BB03 BC09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のラッゲージエリアを仕切るパー
    テーションであって、ラッゲージエリアの一壁面に折り
    たたみ収納されたパーテーションを展開し、前記壁面に
    対向するラッゲージエリアの壁面まで引き延ばし係止し
    て使用されることを特徴とする自動車用ラッゲージエリ
    アパーテーション。
  2. 【請求項2】 ラッゲージエリアの一壁面に折りたたみ
    収納されたパーテーションを展開し、ラッゲージエリア
    の前記壁面に対向する壁面に引き延ばす途中位置におい
    て、引き延ばし状態を固定する固定手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の自動車用ラッゲージエリアパ
    ーテーション。
  3. 【請求項3】 パーテーション内部が複数の区画に区分
    されてあり、それぞれの区画は相互に独立に折りたたみ
    可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の自動車用ラッゲージエリアパーテーション。
  4. 【請求項4】 パーテーション内部が複数の区画に区分
    されてあり、少なくともその一区画は他の区画と異なる
    素材からなることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の自動車用ラッゲージエリアパーテーション。
  5. 【請求項5】 パーテーション内部が複数の区画に区分
    されてあり、少なくともその一区画をパーテーションか
    ら分離して車外に持ち出すことが可能である請求項1ま
    たは請求項2記載のラッゲージエリアパーテーション。
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