JP2001232071A - 電動コマ - Google Patents
電動コマInfo
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- JP2001232071A JP2001232071A JP2000047077A JP2000047077A JP2001232071A JP 2001232071 A JP2001232071 A JP 2001232071A JP 2000047077 A JP2000047077 A JP 2000047077A JP 2000047077 A JP2000047077 A JP 2000047077A JP 2001232071 A JP2001232071 A JP 2001232071A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コマ遊びの流れの中で別途スイッチのON・
OFF動作が不必要で、幼児などコマ回しの技能を有し
ない者も楽しく遊ぶことができる電動コマを提供する。 【解決手段】 心棒を中心にして回転可能に周設された
胴体に、摘みを有する回転軸が上方に突出しているモー
タが中央上部に固着されていると共に、電池及び該電池
と該モータを電気的に接続するスイッチが内設されてお
り、該心棒の軸線方向に荷重が負荷されることで該心棒
は該胴体に圧入され、該圧入に連動して該スイッチが接
続されることを特徴とする電動コマ。スイッチの電気的
接続は、スイッチの一方の接続部が心棒の軸受に押動さ
れて行われるようにすると好適である。
OFF動作が不必要で、幼児などコマ回しの技能を有し
ない者も楽しく遊ぶことができる電動コマを提供する。 【解決手段】 心棒を中心にして回転可能に周設された
胴体に、摘みを有する回転軸が上方に突出しているモー
タが中央上部に固着されていると共に、電池及び該電池
と該モータを電気的に接続するスイッチが内設されてお
り、該心棒の軸線方向に荷重が負荷されることで該心棒
は該胴体に圧入され、該圧入に連動して該スイッチが接
続されることを特徴とする電動コマ。スイッチの電気的
接続は、スイッチの一方の接続部が心棒の軸受に押動さ
れて行われるようにすると好適である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内蔵するモータの動力
によって長時間回転することができる電動コマに関す
る。
によって長時間回転することができる電動コマに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、人力で回転して遊ぶコマを幼児な
ど技能を有しない者も遊ぶことができるように、或いは
コマの長時間の回転を可能にしたものとして電動コマが
ある。かかる電動コマは、胴体内にモータや電池を内蔵
され、そのモータの回転軸が回転してコマの回転が持続
されるようになっているものであり、例えば特開昭54
−114344号、特開昭60−48773号、特開昭
62−261383号の電動コマが提案されている。
ど技能を有しない者も遊ぶことができるように、或いは
コマの長時間の回転を可能にしたものとして電動コマが
ある。かかる電動コマは、胴体内にモータや電池を内蔵
され、そのモータの回転軸が回転してコマの回転が持続
されるようになっているものであり、例えば特開昭54
−114344号、特開昭60−48773号、特開昭
62−261383号の電動コマが提案されている。
【0003】特開昭54−114344号の電動コマ
は、動力源を内蔵し、はずみ車とはずみ車でない部分が
動力で互いに回転する構造で、はずみ車でない部分の回
転を空気抵抗や摩擦で抑制することにより、はずみ車を
強く回転させるものである。前記電動コマでは、コマを
正立させ、胴体であるはずみ車上部のつまみを手で回し
てはずみ車を回転させ、その際に発生する遠心力を利用
してスイッチがONになり、逆にスイッチのOFFは回
転しているはずみ車を手で掴む等によって行われる。
は、動力源を内蔵し、はずみ車とはずみ車でない部分が
動力で互いに回転する構造で、はずみ車でない部分の回
転を空気抵抗や摩擦で抑制することにより、はずみ車を
強く回転させるものである。前記電動コマでは、コマを
正立させ、胴体であるはずみ車上部のつまみを手で回し
てはずみ車を回転させ、その際に発生する遠心力を利用
してスイッチがONになり、逆にスイッチのOFFは回
転しているはずみ車を手で掴む等によって行われる。
【0004】特開昭60−48773号の電動コマは、
支点となる突起を有し、この支点の周りを自由に回転し
うる胴体に回転モータ及び電池と、電池からモータへの
通電を制御するためのスイッチとが内装され、モータの
回転力が胴体に伝動される構成である。前記電動コマの
スイッチは、正立させたコマの胴体上部のつまみを掴み
ながら別の指先でONされ、逆にOFFされる際には回
転している胴体を掴んだ後にOFFされる。
支点となる突起を有し、この支点の周りを自由に回転し
うる胴体に回転モータ及び電池と、電池からモータへの
通電を制御するためのスイッチとが内装され、モータの
回転力が胴体に伝動される構成である。前記電動コマの
スイッチは、正立させたコマの胴体上部のつまみを掴み
ながら別の指先でONされ、逆にOFFされる際には回
転している胴体を掴んだ後にOFFされる。
【0005】特開昭62−261383号の電動コマ
は、相対する一対の回転体が設け、且つその一方の回転
体に電動機と電池とを搭載し、他方の回転体に前記電動
機の具備する回転軸を連結しているものである。前記電
動コマも、正立したコマの胴体上部のつまみを掴みなが
ら、つまみの上にあるスイッチを押してONされ、逆に
スイッチがOFFされる際には回転している胴体を掴ん
だ後にOFFされる。
は、相対する一対の回転体が設け、且つその一方の回転
体に電動機と電池とを搭載し、他方の回転体に前記電動
機の具備する回転軸を連結しているものである。前記電
動コマも、正立したコマの胴体上部のつまみを掴みなが
ら、つまみの上にあるスイッチを押してONされ、逆に
スイッチがOFFされる際には回転している胴体を掴ん
だ後にOFFされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記電動コマ
に於いて、コマを回転して発生する遠心力を利用してス
イッチをONするものでは、少なくとも電動コマを回す
ことが必要であり、これには一定の技能が要求され、幼
児などその技能を有しない者が遊ぶのに適するものとは
いえない。また、正立させたコマの胴体上部のつまみを
掴みながら別の指先でスイッチをONにし、回転してい
る胴体を掴んでスイッチをOFFするものでは、別途ス
イッチのON・OFF動作が必要となって煩雑であり、
コマ遊びの楽しさを減じることにもなる。
に於いて、コマを回転して発生する遠心力を利用してス
イッチをONするものでは、少なくとも電動コマを回す
ことが必要であり、これには一定の技能が要求され、幼
児などその技能を有しない者が遊ぶのに適するものとは
いえない。また、正立させたコマの胴体上部のつまみを
掴みながら別の指先でスイッチをONにし、回転してい
る胴体を掴んでスイッチをOFFするものでは、別途ス
イッチのON・OFF動作が必要となって煩雑であり、
コマ遊びの楽しさを減じることにもなる。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、コマ遊びの流れの中で別途分離したスイッチの
ON・OFF動作を必要とせず、幼児などコマ回しの技
能を有しない者も楽しく遊ぶことができる電動コマを提
供することを目的とする。
あって、コマ遊びの流れの中で別途分離したスイッチの
ON・OFF動作を必要とせず、幼児などコマ回しの技
能を有しない者も楽しく遊ぶことができる電動コマを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電動コマは、心
棒を中心にして回転可能に周設された胴体に、摘みを有
する回転軸が上方に突出しているモータが中央上部に固
着されていると共に、電池及び該電池と該モータを電気
的に接続するスイッチが内設されており、該心棒の軸線
方向に荷重が負荷されることで該心棒は該胴体に圧入さ
れ、該圧入に連動して該スイッチが接続されることを特
徴とする。
棒を中心にして回転可能に周設された胴体に、摘みを有
する回転軸が上方に突出しているモータが中央上部に固
着されていると共に、電池及び該電池と該モータを電気
的に接続するスイッチが内設されており、該心棒の軸線
方向に荷重が負荷されることで該心棒は該胴体に圧入さ
れ、該圧入に連動して該スイッチが接続されることを特
徴とする。
【0009】さらに上記電動コマに於いて、前記スイッ
チの一方の接続部が前記心棒の軸受に押動されて電気的
に接続されることを特徴とする。心棒の圧入に伴う軸受
の圧入でスイッチの一方の接続部が押動される構成によ
り、コマの回転時に心棒に荷重が負荷された際に確実な
電気的な接続を行うことが可能となる。
チの一方の接続部が前記心棒の軸受に押動されて電気的
に接続されることを特徴とする。心棒の圧入に伴う軸受
の圧入でスイッチの一方の接続部が押動される構成によ
り、コマの回転時に心棒に荷重が負荷された際に確実な
電気的な接続を行うことが可能となる。
【0010】さらに上記電動コマに於いて、前記スイッ
チが板ばねを対向させたものであることを特徴とする。
スイッチを板ばねとすることで、接点に可撓性、追従性
を持たせ、より確実な電気的接続が可能となる。
チが板ばねを対向させたものであることを特徴とする。
スイッチを板ばねとすることで、接点に可撓性、追従性
を持たせ、より確実な電気的接続が可能となる。
【0011】さらに上記電動コマに於いて、前記胴体が
電気絶縁材料で形成されていることを特徴とする。胴体
を電気絶縁材料にすることで、スイッチの接続部相互間
に別途の絶縁処理を施す必要がなくなり、容易に製造す
ることが可能となる。
電気絶縁材料で形成されていることを特徴とする。胴体
を電気絶縁材料にすることで、スイッチの接続部相互間
に別途の絶縁処理を施す必要がなくなり、容易に製造す
ることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電動コマを図に於
ける具体的な実施形態に基づいて説明する。図1は本発
明の電動コマを示す断面図、図2は回転時に於ける図1
の電動コマの部分断面図である。
ける具体的な実施形態に基づいて説明する。図1は本発
明の電動コマを示す断面図、図2は回転時に於ける図1
の電動コマの部分断面図である。
【0013】図1及び図2に於いて電動コマ1には、心
棒2を中心にして上部蓋3a及び下部蓋3bが添装され
ている胴体3が周設され、心棒2は胴体3の中心を貫通
して下方に飛び出して伸びている。心棒2の上端及び真
ん中より若干下部分にはストッパー4a、4bが押しネ
ジで固定されている。胴体3内で前記上端のストッパー
4aの下方には心棒2が軸通された軸受5aが設けら
れ、前記下部分のストッパー4bの上には心棒2が軸通
された軸受5bが配設され、軸受5bは下部蓋3bに遊
嵌されている。
棒2を中心にして上部蓋3a及び下部蓋3bが添装され
ている胴体3が周設され、心棒2は胴体3の中心を貫通
して下方に飛び出して伸びている。心棒2の上端及び真
ん中より若干下部分にはストッパー4a、4bが押しネ
ジで固定されている。胴体3内で前記上端のストッパー
4aの下方には心棒2が軸通された軸受5aが設けら
れ、前記下部分のストッパー4bの上には心棒2が軸通
された軸受5bが配設され、軸受5bは下部蓋3bに遊
嵌されている。
【0014】軸受5a及び軸受5bに軸通された心棒2
は回転し、或いは心棒2の周りを胴体3が回転する構成
であり、且つ心棒2は軸受5aに対して上下に滑動し、
胴体3内を軸方向で上下に滑動する構成であって、心棒
2は胴体3に固着されていない。そして、心棒2の上下
移動の際には、図1及び図2に示すように胴体3内部の
空間部3cと、胴体3と軸受5b感の空間部3d内を、
それぞれストッパー4aと軸受5bが上下に移動するよ
うになっている。
は回転し、或いは心棒2の周りを胴体3が回転する構成
であり、且つ心棒2は軸受5aに対して上下に滑動し、
胴体3内を軸方向で上下に滑動する構成であって、心棒
2は胴体3に固着されていない。そして、心棒2の上下
移動の際には、図1及び図2に示すように胴体3内部の
空間部3cと、胴体3と軸受5b感の空間部3d内を、
それぞれストッパー4aと軸受5bが上下に移動するよ
うになっている。
【0015】また胴体3の上部中央で空間部3cの上方
には、モータ6の固定子(ハウジング)6aが上部蓋3
aを貫通して固着され、モータ6の回転軸6bは上方に
突出し、回転軸6bには段付円筒形の摘み7が押しネジ
で固着されている。前記モータ6の軸心は心棒2の軸心
と合致している。モータ6の一方の端子6cは、左右一
対で配設された電池8・8の一方の電池8のマイナス側
に接続され、他方の端子6dは後述する接続部である板
ばねスイッチ9aの一方(プラス側)に接続されてい
る。
には、モータ6の固定子(ハウジング)6aが上部蓋3
aを貫通して固着され、モータ6の回転軸6bは上方に
突出し、回転軸6bには段付円筒形の摘み7が押しネジ
で固着されている。前記モータ6の軸心は心棒2の軸心
と合致している。モータ6の一方の端子6cは、左右一
対で配設された電池8・8の一方の電池8のマイナス側
に接続され、他方の端子6dは後述する接続部である板
ばねスイッチ9aの一方(プラス側)に接続されてい
る。
【0016】前記一方の電池8のプラス側は、上部蓋3
aに内設された接続リング10に接触し、接続リング1
0を介して他方の電池8のマイナス側に接続されてい
る。前記他方の電池8のプラス側は、接続部である板ば
ねスイッチ9bの他方(マイナス側)に接続されてい
る。そして、板ばねスイッチ9bの接点90bが板ばね
スイッチ9aに接触することにより、モータ6が駆動し
て回転軸6bが回転するようになっている。
aに内設された接続リング10に接触し、接続リング1
0を介して他方の電池8のマイナス側に接続されてい
る。前記他方の電池8のプラス側は、接続部である板ば
ねスイッチ9bの他方(マイナス側)に接続されてい
る。そして、板ばねスイッチ9bの接点90bが板ばね
スイッチ9aに接触することにより、モータ6が駆動し
て回転軸6bが回転するようになっている。
【0017】圧力スイッチである板ばねスイッチ9a、
9bは、共に胴体3の空間部3dに心棒2の軸方向に並
んで配設され、上方に板ばねスイッチ9aが、下方に板
ばねスイッチ9bの接点90bが位置して互いに対向し
ている。なお板ばねスイッチ9a、9bは一組若しくは
数組の板ばねを対向したものとする。そして、図2の如
く電動コマ1の回転時に胴体3、モータ6、摘み7等の
荷重が心棒2へ軸線方向に負荷された際、心棒2が胴体
3内に圧入され、ストッパー4bで担持された軸受5b
で板ばねスイッチ9bが上方に押され、接点90bが板
ばねスイッチ9aと接触してモータ6が駆動するように
なっている。
9bは、共に胴体3の空間部3dに心棒2の軸方向に並
んで配設され、上方に板ばねスイッチ9aが、下方に板
ばねスイッチ9bの接点90bが位置して互いに対向し
ている。なお板ばねスイッチ9a、9bは一組若しくは
数組の板ばねを対向したものとする。そして、図2の如
く電動コマ1の回転時に胴体3、モータ6、摘み7等の
荷重が心棒2へ軸線方向に負荷された際、心棒2が胴体
3内に圧入され、ストッパー4bで担持された軸受5b
で板ばねスイッチ9bが上方に押され、接点90bが板
ばねスイッチ9aと接触してモータ6が駆動するように
なっている。
【0018】上記電動コマ1を回転するには、回転軸6
bに固着された摘み7を指先で掴んで電動コマ1を真っ
直ぐに正立する。電動コマ1を正立時には鉛直の心棒2
に電動コマ1の自重や摘み7による押付力が負荷され、
電動コマ1などの荷重によるスラストは心棒2で支えら
れる。前記スラストを支えることで心棒2及び軸受5b
は圧入され、前記圧入で板ばねスイッチ9bが上方に押
され、板ばねスイッチ9bは変形する。変形した板ばね
スイッチ9bの接点90bは板ばねスイッチ9aと電気
的に接触し、自動的に通電される。即ち、所要荷重を感
圧することでスイッチ9a・9b間が通電され、これに
よりモータ6が駆動する。
bに固着された摘み7を指先で掴んで電動コマ1を真っ
直ぐに正立する。電動コマ1を正立時には鉛直の心棒2
に電動コマ1の自重や摘み7による押付力が負荷され、
電動コマ1などの荷重によるスラストは心棒2で支えら
れる。前記スラストを支えることで心棒2及び軸受5b
は圧入され、前記圧入で板ばねスイッチ9bが上方に押
され、板ばねスイッチ9bは変形する。変形した板ばね
スイッチ9bの接点90bは板ばねスイッチ9aと電気
的に接触し、自動的に通電される。即ち、所要荷重を感
圧することでスイッチ9a・9b間が通電され、これに
よりモータ6が駆動する。
【0019】前記駆動時には摘み7が指先で固定された
状態にあるので、モータ6の固定子6aに回転トルクが
加わり、固定子6aの外側に固着された胴体3が回転軸
6bと逆方向に回転し始める。そして、胴体3が所要回
転に達した時に摘み7から指先を離すと、電動コマ1は
正立して回転し自由に自走する。胴体3は付与された回
転トルクの慣性で回転を続け、長時間回転を持続するこ
とになる。
状態にあるので、モータ6の固定子6aに回転トルクが
加わり、固定子6aの外側に固着された胴体3が回転軸
6bと逆方向に回転し始める。そして、胴体3が所要回
転に達した時に摘み7から指先を離すと、電動コマ1は
正立して回転し自由に自走する。胴体3は付与された回
転トルクの慣性で回転を続け、長時間回転を持続するこ
とになる。
【0020】その後、電動コマ1を自走させた状態で
は、モータ6の回転軸6b及び摘み7は胴体3の回転方
向と逆方向に回転するが、胴体3は回転軸6b及び摘み
7に比べて空気抵抗が大きく、胴体3の回転で生ずる空
気抵抗や心棒2の摩擦等による損失トルクはモータ6の
回転軸6bの損失トルクよりも大きい。そのため、胴体
3の回転数は時間の経過と共に低下し、逆にモータ6の
回転軸6bの回転数は高くなっていく。
は、モータ6の回転軸6b及び摘み7は胴体3の回転方
向と逆方向に回転するが、胴体3は回転軸6b及び摘み
7に比べて空気抵抗が大きく、胴体3の回転で生ずる空
気抵抗や心棒2の摩擦等による損失トルクはモータ6の
回転軸6bの損失トルクよりも大きい。そのため、胴体
3の回転数は時間の経過と共に低下し、逆にモータ6の
回転軸6bの回転数は高くなっていく。
【0021】そして、モータ6の回転軸6bによる損失
トルクと胴体3の回転による損失トルクが同じになるま
で胴体3の回転数は低下し、前記回転数で正立できなけ
れば電動コマ1は自然に倒れ、胴体3等の荷重が心棒2
に負荷されなくなる。これにより板ばねスイッチ9a、
9bが非接触となって通電しなくなり、モータ6は駆動
を停止する。また自然に倒れない場合には心棒2を指で
摘んで胴体3を倒せばスイッチOFFとなる。指で心棒
を掴む際、心棒2には慣性モーメントと摩擦トルクが殆
ど無いので、安心してスイッチOFFの動作ができる。
トルクと胴体3の回転による損失トルクが同じになるま
で胴体3の回転数は低下し、前記回転数で正立できなけ
れば電動コマ1は自然に倒れ、胴体3等の荷重が心棒2
に負荷されなくなる。これにより板ばねスイッチ9a、
9bが非接触となって通電しなくなり、モータ6は駆動
を停止する。また自然に倒れない場合には心棒2を指で
摘んで胴体3を倒せばスイッチOFFとなる。指で心棒
を掴む際、心棒2には慣性モーメントと摩擦トルクが殆
ど無いので、安心してスイッチOFFの動作ができる。
【0022】なお胴体3は確実な通電制御のためにプラ
スチックなど電気絶縁性材料とすると好適であり、又軸
受5a、5bにはオイルスメタル軸受やボールベアリン
グ等を用いると好適であり、軸受5a、5bは遊嵌する
他、ガイドを介して取り付ける等の構成でもよい。また
モータ6の回転軸6bに固着する摘み7は上記段付円筒
形に限らず、円筒形、太鼓形など適宜であり、更に摘み
7の外面全体或いはその一部面を波面や荒い仕上げ面に
すると、確実な摘み7の保持が可能となって好適であ
る。
スチックなど電気絶縁性材料とすると好適であり、又軸
受5a、5bにはオイルスメタル軸受やボールベアリン
グ等を用いると好適であり、軸受5a、5bは遊嵌する
他、ガイドを介して取り付ける等の構成でもよい。また
モータ6の回転軸6bに固着する摘み7は上記段付円筒
形に限らず、円筒形、太鼓形など適宜であり、更に摘み
7の外面全体或いはその一部面を波面や荒い仕上げ面に
すると、確実な摘み7の保持が可能となって好適であ
る。
【0023】また板ばねスイッチ9a、9bなど電気的
接続部は、通電可能なものであれば適宜であるが、燐、
青銅、洋白、ステンレス等の材料に金、パラジウムなど
の貴金属やニッケルなど接触性や耐アーク性に優れた材
料をメッキ或いはクラッドしたものとすると良好であ
る。さらに板ばね先端の接触部分である接点90b等は
ディスク形、蒲鉾形、リベット形等の形状を、貴金属や
銀、カーボン等をカシメることで形成し、或いは導電性
接着剤やスポット溶接等で固着して形成し、或いはリベ
ット等を取り付けて形成するなど適宜である。更に接点
90bなど前記接触部分のみを貴金属で形成し、又前記
接触部分は板ばねスイッチ9a、9bの先端の片方或い
は両方に設けてよい。
接続部は、通電可能なものであれば適宜であるが、燐、
青銅、洋白、ステンレス等の材料に金、パラジウムなど
の貴金属やニッケルなど接触性や耐アーク性に優れた材
料をメッキ或いはクラッドしたものとすると良好であ
る。さらに板ばね先端の接触部分である接点90b等は
ディスク形、蒲鉾形、リベット形等の形状を、貴金属や
銀、カーボン等をカシメることで形成し、或いは導電性
接着剤やスポット溶接等で固着して形成し、或いはリベ
ット等を取り付けて形成するなど適宜である。更に接点
90bなど前記接触部分のみを貴金属で形成し、又前記
接触部分は板ばねスイッチ9a、9bの先端の片方或い
は両方に設けてよい。
【0024】またスイッチは板ばねスイッチ9a、9b
に限定されず、一方の接続部のみ接点を有する板ばねと
して他方は板ばねでない接続部としたもの、或いは板ば
ねでない接続部が接触するものなど、胴体3等による荷
重が心棒2に負荷されることで通電される圧力スイッチ
であれば適宜である。
に限定されず、一方の接続部のみ接点を有する板ばねと
して他方は板ばねでない接続部としたもの、或いは板ば
ねでない接続部が接触するものなど、胴体3等による荷
重が心棒2に負荷されることで通電される圧力スイッチ
であれば適宜である。
【0025】また心棒2の接地面と接する先端は、鋭角
に形成或いは球面など鋭角でなく形成してもよいが、鋭
角でなく形成すれば取り扱いの不注意による事故やケガ
などを防ぐことができる。又前記先端にスリットを形成
しておくことで、例えば刃の上で回転させることも可能
となる。
に形成或いは球面など鋭角でなく形成してもよいが、鋭
角でなく形成すれば取り扱いの不注意による事故やケガ
などを防ぐことができる。又前記先端にスリットを形成
しておくことで、例えば刃の上で回転させることも可能
となる。
【0026】また電池8からの電気のリークを防ぐため
に、胴体3のいずれかの場所に手動式のスイッチを備え
てもよい。また電動コマ1の静的バランスと動的バラン
スをとるため、必要に応じてバランシングマシーンを用
い、例えば胴体3の外周部分や底面部分の一部を削りと
ることもある。また圧力スイッチにより通電する荷重が
胴体3等の自重より高くし、摘み7を強く押して胴体3
を回転させた後に摘み7を離し、胴体3の慣性のみでコ
マを正立回転させる構成とすることも可能である。
に、胴体3のいずれかの場所に手動式のスイッチを備え
てもよい。また電動コマ1の静的バランスと動的バラン
スをとるため、必要に応じてバランシングマシーンを用
い、例えば胴体3の外周部分や底面部分の一部を削りと
ることもある。また圧力スイッチにより通電する荷重が
胴体3等の自重より高くし、摘み7を強く押して胴体3
を回転させた後に摘み7を離し、胴体3の慣性のみでコ
マを正立回転させる構成とすることも可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明の電動コマは正立時に自動的にス
イッチが入って所要回転に達し、これにより回転状態で
のコマの安定性を保持するものであるから、コマ遊びの
流れの中で別途分離したスイッチのON・OFF動作が
不必要で、電源のON・OFFに対する複雑な操作を必
要としないと共に、幼児などコマ回しの技能を有しない
者も楽しく遊ぶことが可能となるという効果がある。
イッチが入って所要回転に達し、これにより回転状態で
のコマの安定性を保持するものであるから、コマ遊びの
流れの中で別途分離したスイッチのON・OFF動作が
不必要で、電源のON・OFFに対する複雑な操作を必
要としないと共に、幼児などコマ回しの技能を有しない
者も楽しく遊ぶことが可能となるという効果がある。
【0028】また、上記電動コマは心棒の回転を規制或
いは自由にしても胴体の回転に殆ど影響がないことか
ら、回転している電動コマを所望の場所へ自由に移動す
ることが可能であり、土の上で回転させることもでき
る。
いは自由にしても胴体の回転に殆ど影響がないことか
ら、回転している電動コマを所望の場所へ自由に移動す
ることが可能であり、土の上で回転させることもでき
る。
【図1】本発明の電動コマを示す断面図。
【図2】回転時に於ける図1の電動コマの部分断面図。
1 電動コマ 2 心棒 3 胴体 4a、4b ストッパー 5a、5b 軸受 6 モータ 6a 固定子 6b 回転軸 7 摘み 8 電池 9a、9b 板ばねスイッチ 90b 接点 10 接続リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西河 秀司 神奈川県大和市深見東1−3−6 オーパ ック株式会 社内 Fターム(参考) 2C150 DA39 DJ06 DJ08 EB01 EB37 EB41 EC18 EH08 FA04 FA42 FB27 FB43
Claims (4)
- 【請求項1】 心棒を中心にして回転可能に周設された
胴体に、摘みを有する回転軸が上方に突出しているモー
タが中央上部に固着されていると共に、電池及び該電池
と該モータを電気的に接続するスイッチが内設されてお
り、該心棒の軸線方向に荷重が負荷されることで該心棒
は該胴体に圧入され、該圧入に連動して該スイッチが接
続されることを特徴とする電動コマ。 - 【請求項2】 前記スイッチの一方の接続部が前記心棒
の軸受に押動されて電気的に接続されることを特徴とす
る請求項1記載の電動コマ。 - 【請求項3】 前記スイッチが板ばねを対向させたもの
であることを特徴とする請求項1又は2記載の電動コ
マ。 - 【請求項4】 前記胴体が電気絶縁材料で形成されてい
ることを特徴とする請求項1、2又は3記載の電動コ
マ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000047077A JP2001232071A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 電動コマ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000047077A JP2001232071A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 電動コマ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001232071A true JP2001232071A (ja) | 2001-08-28 |
Family
ID=18569385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000047077A Withdrawn JP2001232071A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 電動コマ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001232071A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103457432A (zh) * | 2013-09-03 | 2013-12-18 | 任孝忠 | 一种陀螺式电动机 |
CN112218694A (zh) * | 2018-03-29 | 2021-01-12 | 斯特瑞特蒙斯特尔有限公司 | 游戏环 |
-
2000
- 2000-02-24 JP JP2000047077A patent/JP2001232071A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103457432A (zh) * | 2013-09-03 | 2013-12-18 | 任孝忠 | 一种陀螺式电动机 |
CN112218694A (zh) * | 2018-03-29 | 2021-01-12 | 斯特瑞特蒙斯特尔有限公司 | 游戏环 |
CN112218694B (zh) * | 2018-03-29 | 2022-09-27 | 斯特瑞特蒙斯特尔有限公司 | 游戏环 |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070501 |