JP2001231851A - 骨髄液採取器具 - Google Patents

骨髄液採取器具

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JP2001231851A
JP2001231851A JP2000044531A JP2000044531A JP2001231851A JP 2001231851 A JP2001231851 A JP 2001231851A JP 2000044531 A JP2000044531 A JP 2000044531A JP 2000044531 A JP2000044531 A JP 2000044531A JP 2001231851 A JP2001231851 A JP 2001231851A
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JP
Japan
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pressure suction
tube
sampling
chamber
bone marrow
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Application number
JP2000044531A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ushijima
良生 牛嶋
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SB Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】採取部と加圧吸引部の流路開閉部材の開閉を調
整し、骨髄液の吸引と加圧吸引器内の空気の吐出を繰り
返しながら貯留容器内に無菌的に連続的もしくは間歇的
に移植用骨髄液を採取することができる骨髄液採取器具
を提供すること。 【解決手段】貯留容器2と、少なくとも採液チューブ5
とチャンバー6と採液部材8を有する採取部3と、少な
くとも加圧吸引チューブ9と加圧吸引器10と通気部材
13を有する加圧吸引部4より構成され、貯留容器2の
上部に採取部3を接続するとともに採取部3に加圧吸引
部4を接続した骨髄液採取器具1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は骨髄移植に使用する
骨髄液を提供者より無菌的に採取するディスポーザブル
骨髄液採取器具に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】現在移植
骨髄の採取は次の器具並びに手段により行われていた。 (1)専用の吸引器(注射器と同等)を用いて提供者の
腰椎、胸椎等に穿刺し、骨髄液を吸引した後ステンレス
の容器等に採取する行為を繰り返す。 (2)採取目標量に達したら孔径200μ程度のフィル
ターで骨髄液に混入した骨片や肉片を濾過して他の採取
容器へ貯留する。しかしこれらの作業は容器から容器へ
の移しかえの作業が必要であり、無菌的には行われてお
らず、移植骨髄の汚染の可能性が常に存在する。そこで
本発明者は以上の課題を解決するため鋭意検討を重ねた
結果次の発明に到達した。
【0003】
【課題を解決するための手段】[1]本発明は、貯留容
器2と、少なくとも採液チューブ5とチャンバー6と採
液部材8を有する採取部3と、少なくとも加圧吸引チュ
ーブ9と加圧吸引器10と通気部材13を有する加圧吸
引部4より構成され、貯留容器2の上部に採取部3を接
続するとともに採取部3に加圧吸引部4を接続した骨髄
液採取器具1を提供する。 [2]本発明は、前記採取部3は、採液チューブ5と、
採液チューブ5の途中に装着されるチャンバー6と、採
液チューブ5の途中に着脱可能に装着されかつチャンバ
ー6の上流及び/又は下流に装着される流路開閉部材7
と、採液チューブ5の上流に装着される採液部材8とか
ら構成され、前記加圧吸引部4は、加圧吸引チューブ9
と加圧吸引チューブ9の途中に装着される流路開閉部材
11と、加圧吸引チューブ9の上流に一体または着脱可
能に装着される加圧吸引器10と、前記流路開閉部材1
1または前記加圧吸引チューブ9に直接ないし接続部材
を介して装着される通気部材13とから構成され、前記
採液チューブ5の下流に前記貯留容器2を接続し、前記
加圧吸引チューブ9の下流に前記チャンバー6を接続し
た[1]に記載の骨髄液採取器具1を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】図1は本発明の骨髄液採取器具1
の概略図で、骨髄液採取器具1は貯留容器2と採取部3
と加圧吸引部4より構成される。貯留容器2の上部に採
取部3が接続され、採取部3の途中には加圧吸引部4が
接続される。前記貯留容器2として例えば可撓性合成樹
脂よりなる偏平に潰れた袋状の容器を使用しても良い
し、硬質ないし半硬質合成樹脂よりなるボトル状の容器
(内部に空気が封入されている)を使用しても良い。ま
た貯液容器2の上部には偏平に潰れた袋状容器の場合、
必要により採液口15とこれに被冠されるプロテクタ1
6が装着される。またボトル状の容器の場合、必要によ
りゴム栓等の栓体を装着した採液口が装着される。前記
採取部3は採液チューブ5と、採液チューブ5の途中に
装着されるチャンバー6と、採液チューブ5の途中に着
脱可能に装着されかつチャンバー6の上流及び/又は下
流に装着される流路開閉部材7と、採液チューブ5の上
流に装着される採液部材8より構成され、採液チューブ
5の下流は前記貯留容器2の上部に装着される。前記加
圧吸引部4は加圧吸引チューブ9と、加圧吸引チューブ
9の途中に装着される流路開閉部材11と、加圧吸引チ
ューブ9の上流に装着される加圧吸引器10と、前記流
路開閉部材11または前記加圧吸引チューブ9に直接な
いし接続部材を介して装着される通気部材13とから構
成され、加圧吸引チューブ9の下流は前記チャンバー6
の上流に接続される。
【0005】前記チャンバー6は硬質プラスチックより
なり、その中にフィルター6Aが配置される。フィルタ
ー6Aは骨髄液中に混入した骨片や肉片を濾過するもの
で、図1では平坦な網目状のもの記載しているが同目的
が達成されれば孔径、材質、形態等は何でも良い。前記
流路開閉部材7、11は例えば図1のように三方活栓が
使用されるが、三方活栓と同様に流路の開閉をできるも
のであれば何でも良い。例えば採液チューブ5の途中に
装着した流路開閉部材7の場合、流路が二方向のみしか
ないので外付のクランプ(公知のロールクランプ、板ク
ランプ、ジュラクランプ等)または鉗子またはこれらと
同等の機能を有するものを着脱可能に装着しても良い。
また流路開閉部材7は本発明の骨髄液採取器具1の使用
方法の選択の幅を広げるため、チャンバー6の上流と下
流に二箇所または使用方法に応じてチャンバー6の下流
のみに設けても良い。前記採液部材8は骨髄ドナーから
骨髄を採液できれば採液針でもコネクタでも何でも良
い。前記加圧吸引器10は本発明の実施例ではシリンジ
10Aとプランジャー10Bを採用しているが、通気チ
ューブ12、加圧吸引チューブ9を経て一時的にエアー
をとり込み加圧吸引チューブ9を経てチャンバー6方向
にエアーを吐出できれば加圧吸引ポンプ等を、コネクタ
ー等の接続部材を介して加圧吸引チューブ9に着脱可能
に接続して使用することができる。前記通気部材13は
本発明の実施例では流路開閉部材11に通気チューブ1
2を介して接続されているが、流路開閉部材11または
加圧吸引チューブ9に直接接続しても良いし、他のチュ
ーブ及び/又はコネクター等の接続部材を介して接続し
ても良い。前記通気部材13は例えばエアーフィルター
が使用されるが、エアーを透過できるものであれば孔
径、材質、形状等は何でも良い。通気部材13と前記加
圧吸引チューブ9の加圧吸引ポンプ等の接続部材は使用
開始時までに無菌性を保持するために必要によりプロテ
クタ14(袋状のシート、キャップ等)が被冠される。
【0006】また採液チューブ5と採液部材8、採液チ
ューブ5とチャンバー6、採液チューブ5と流路開閉部
材7、採液チューブ5と貯留容器2の接続形態並びに加
圧吸引チューブ9とチャンバー6、加圧吸引チューブ9
と流路開閉部材11、流路開閉部材11と通気チューブ
12、通気チューブ12と通気部材13、加圧吸引チュ
ーブ9と加圧吸引器10の接続形態は、特に限定される
ものでなく、公知のあらゆる接続形態を採用することが
できる。例えば可撓性チューブと硬質の管状部材(チャ
ンバー6、流路開閉部材7、流路開閉部材11、通気部
材13の接続部)の溶剤、溶着、圧入等による接続、2
枚のシートまたはインフレーションチューブの間に可撓
性チューブを溶着する接続等の如くである。以上のよう
に貯留容器2と採取部3と加圧吸引部4を一体に接続し
て組み立てた後、例えば高圧蒸気滅菌処理を施すことに
より骨髄液採取器具1の無菌性を補償することができ
る。
【0007】次に骨髄液採取器具1の使用方法の一例に
ついて説明する。 (1)採液チューブ5を流路開閉部材7で閉塞し、流路
開閉部材11をチャンバー6方向と通気チューブ12方
向に交互に開閉し、シリンジ10Aとプランジャー10
Bを操作して、通気部材13を通した無菌の空気を貯留
容器2に適当量充填する(本例では貯留容器2として偏
平に潰れた袋状の容器を使用した場合で、前記ボトル状
の容器を使用する場合は内部に空気が封入されているの
で貯留容器2内に空気を充填しなくても良い)。 (2)流路開閉部材11をチャンバー6方向を開に、通
気チューブ方向を閉にして加圧吸引チューブ9、チャン
バー6、貯留容器2、採液チューブ5の流路を開放す
る。 (3)採液部材8をドナーに接続し、流路開閉部材7を
開にして採液チューブ5の流路を開放し、加圧吸引器1
0のプランジャー10Bを引いて採液チューブ5、チャ
ンバー6、貯留容器2、加圧吸引チューブ9内のエアー
をシリンジ10A内に吸い込むとドナーから骨髄液が採
液部材8、採液チューブ5、チャンバー6を経て貯留容
器2に貯留される。 (4)次に流路開閉部材11をチャンバー6方向を閉に
し、通気チューブ12方向を開にして通気部材13、通
気チューブ12、シリンジ10の流路を開放し、プラン
ジャーを加圧吸引チューブ9方向に押してシリンジ10
A内のエアーを加圧吸引チューブ9、通気チューブ1
2、通気フィルターを経て吐出する。 (5)流路開閉部材11をチャンバー6方向を開にし、
通気チューブ12方向を閉にして採液チューブ5とチャ
ンバー6と貯留容器2の流路を開放し、加圧吸引器10
のプランジャー10Bを引くと再び(2)と同様に貯留
容器2内にドナーからの骨髄液が貯留される。以下
(3)、(4)、(5)の動作を反復して行うことによ
り貯留容器2内に無菌の状態で骨髄液を採取することが
できる。以上の骨髄液採取器具1の使用方法はあくまで
も一例であり、骨髄液採取器具1に採用する貯留容器2
の形態、採液チューブ5へ装着する流路開閉部材7の位
置と数、または加圧吸引チューブ9の上流に装着する加
圧吸引器10の選択等により、どのようにも変更するこ
とができる。
【0008】
【発明の作用効果】(1)採取部3と加圧吸引部4の流
路開閉部材7、11の開閉を調整し、骨髄液の吸引と加
圧吸引器10内の空気の吐出を繰り返しながら貯留容器
2内に無菌的に連続的もしくは間歇的に移植用骨髄液を
採取することができる。 (2)移植骨髄液の採取開始から終了まで外的環境から
の汚染を回避できる。 (3)骨髄液吸収から濾過貯留までの必要な器具を一括
しているので作業効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の骨髄液採取器具1の概略図
【符号の説明】
1 骨髄液採取器具 2 貯留容器 3 採取部 4 加圧吸引部 5 採液チューブ 6 チャンバー 6A フィルター 7 流路開閉部材 8 採液部材 9 加圧吸引チューブ 10 加圧吸引器 10A シリンジ 10B プランジャー 11 流路開閉部材 12 通気チューブ 13 通気部材 14 プロテクタ 15 採液口 16 プロテクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯留容器2と、少なくとも採液チューブ5
    とチャンバー6と採液部材8を有する採取部3と、少な
    くとも加圧吸引チューブ9と加圧吸引器10と通気部材
    13を有する加圧吸引部4より構成され、 貯留容器2の上部に採取部3を接続するとともに採取部
    3に加圧吸引部4を接続したことを特徴とする骨髄液採
    取器具1。
  2. 【請求項2】前記採取部3は、採液チューブ5と、採液
    チューブ5の途中に装着されるチャンバー6と、採液チ
    ューブ5の途中に着脱可能に装着されかつチャンバー6
    の上流及び/又は下流に装着される流路開閉部材7と、
    採液チューブ5の上流に装着される採液部材8とから構
    成され、 前記加圧吸引部4は、加圧吸引チューブ9と加圧吸引チ
    ューブ9の途中に装着される流路開閉部材11と、加圧
    吸引チューブ9の上流に一体または着脱可能に装着され
    る加圧吸引器10と、前記流路開閉部材11または前記
    加圧吸引チューブ9に直接ないし接続部材を介して装着
    される通気部材13とから構成され、 前記採液チューブ5の下流に前記貯留容器2を接続し、
    前記加圧吸引チューブ9の下流に前記チャンバー6を接
    続したことを特徴とする請求項1に記載の骨髄液採取器
    具1。
JP2000044531A 2000-02-22 2000-02-22 骨髄液採取器具 Pending JP2001231851A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2782617A1 (en) * 2011-11-23 2014-10-01 Harvest Technologies Corporation System for collecting and processing bone marrow

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2782617A1 (en) * 2011-11-23 2014-10-01 Harvest Technologies Corporation System for collecting and processing bone marrow
EP2782617A4 (en) * 2011-11-23 2015-04-22 Harvest Technologies Inc SYSTEM FOR THE COLLECTION AND TREATMENT OF BONE MARROW

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