JP2001231355A - ユーカリ属植物及びアカシア属植物の挿し穂、及び該挿し穂によって育成された挿し木苗 - Google Patents

ユーカリ属植物及びアカシア属植物の挿し穂、及び該挿し穂によって育成された挿し木苗

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JP2001231355A
JP2001231355A JP2000049013A JP2000049013A JP2001231355A JP 2001231355 A JP2001231355 A JP 2001231355A JP 2000049013 A JP2000049013 A JP 2000049013A JP 2000049013 A JP2000049013 A JP 2000049013A JP 2001231355 A JP2001231355 A JP 2001231355A
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隆之 浅田
Yoshiyasu Tatemichi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発根させるのが難しいユーカリ属植物及びア
カシア属植物の樹種・系統のクローン苗を効率的に生産
する技術を提供する。 【解決手段】 ユーカリ属植物又はアカシア属植物の挿
し木苗用の挿し穂を採取する採穂母樹を、予め植物成長
調節剤であるパクロブトラゾール或いはそれに類縁する
ジベレリン生合成経路の阻害剤により処理して発根能力
を促した後に採取した挿し穂。この挿し穂を挿し木培土
に挿し付け、育成して生産した挿し木苗。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーカリ属植物又
はアカシア属植物の挿し穂、及び該挿し穂によって育成
された挿し木苗に関し、詳しくは、ユーカリ属植物又は
アカシア属植物の挿し木苗を生産するための挿し穂を採
取する採穂母樹を、予め植物成長調節剤により処理して
発根能力を促してから採取した挿し穂と、該挿し穂から
高い成功率で発根させて育成された挿し木苗に関する。
【0002】
【従来の技術】一般名パクロブトラゾール、化合物名
(R* ,R* )−(±)−β−〔(4−クロロフェニ
ル)メチル〕−α−(1,1−ジメチル)−1H−1,
2,4−トリアゾール−1−エタノール;(2RS,3
RS)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチ
ル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)ペンタン−3−オールは、「THE MERCK
INDEX 12版」(Merck &Co.,Inc.,1996) の12
00ページに記載されているように、分子量293.8
0、融点165−166°、比重1.22の白色結晶で
ある。本化合物は水溶性で、成分の水溶解度は35pp
mである。
【0003】海外では、商品名PP−333(IC
I)、Bonzi(Zeneka) など、日本では、商
品名バウンティフロアブル(ゼネカ社)、ボンザイフロ
アブル(武田薬品工業)(以上水和剤)、スマレクト粒
剤(日本農薬社)、バウンティ粒剤(ゼネカ社)(以上
粒剤)、エムマイティ9号(三菱化学社)、エムマイテ
ィ6号(三菱化学社)(以上複合肥料)などが市販され
ており、いずれも主成分はパクロブトラゾールである。
他にパクロブトラゾール混合剤として、イネビタン粒剤
(日本農薬社)、トリミッドフロアブル(日産化学社)
がある。
【0004】農薬としてのパクロブトラゾール剤の特徴
は、例えば「農薬便覧・第8版」(社団法人農山漁村文
化協会1995年発行)900−903ページに詳しく
説明されている。それによるとパクロブトラゾールは、
殺菌活性を有する植物成長調節剤の一種であり、植物体
内のジベレリン生合成を阻害して、ジベレリンの主要な
作用である細胞の伸長すなわち草丈の伸長を抑制する作
用を有するために、稲、果樹、園芸作物の矮化、倒伏軽
減などに用いられている。
【0005】詳しくは、ジベレリン生合成過程のカウレ
ンからカウレン酸への酸化を本剤が阻害して、ジベレリ
ンが生産されなくなる。このジベレリン生合成経路を阻
害する作用は、他の類縁する植物成長調節剤であるアン
シミゾール(例えば商品名スリトーン、ダウ・ケミカル
日本)、ウニコナゾール(例えば商品名スミセブンP液
剤、アグロス)、ウニコナゾール・P(例えば商品名ロ
ミカ粒剤、クミアイ化学)、イナベンフィド(例えば商
品名セリタード粒剤、北興化学)などにも共通である。
【0006】これらの植物成長調節剤は、植物の茎葉及
び根から吸収され、体内移行は上方先端部方向(求頂
的)のみで、下方移行性はほとんどないため、根から作
用させる方が有利であり、茎葉処理では処理部位より上
位の茎葉のみの分布となる。これらの植物成長調節剤の
適用作物と使用目的には、水稲の節間短縮による倒伏軽
減、芝や緑化樹木の伸長成長抑制による刈込軽減、花卉
類の節間の伸長抑制(矮化)による草姿改良と着蕾数増
加などがある。
【0007】また、花芽の形成促進、雌花の誘導作用な
どがあり、実際にユーカリ属植物にパクロブトラゾール
を作用させると花芽誘導に効果があることが知られるよ
うになり、ユーカリ属植物の交雑育種に用いられている
(Hetheington,S. and Moncur,M. Proceedings of the
Australian Forest Growers Conference,Launceston,Ma
y 1994. p235-238) 。
【0008】一方、モモやオリーブの採穂母樹を予めパ
クロブトラゾールで処理しておいてから挿し穂を採取
し、採取した挿し穂を挿し付ける前に発根促進剤である
インドール酪酸(IBA)で処理してから挿し付けると
生存率や発根率が向上することが知られている(Wiesma
n,Z.,Riov,J.,and Epistein,E. HortScience 24(6):908
-909,1989.; Wiesman,Z.,and Lavee,S. Plant Growth R
egulation 14:83-90,1994) 。しかし、IBAを用いな
いとこの効果はなく、しかも難発根性の栽培品種に対し
ては発根率を向上させる効果は認められていなかった。
【0009】また、組織培養によって得られたバレイシ
ョの無菌植物体を、アンシミゾール、パクロブトラゾー
ル、又はウニコナゾールを含む培地で培養することによ
り、効率よく数個のバレイショ塊茎を形成させる方法が
開示されている(特公平7−24519号公報)。ま
た、発芽前の水稲やニンジン等の植物種子にパクロブト
ラゾールの有効量を処理すると発芽が促進されるうえ、
発芽した種子に処理した場合のように出芽や伸長を抑制
することがなく、初期生育促進効果があることが開示さ
れている(特開平5−286813号公報)。
【0010】また、野菜(特にトマト、ナス、キュウ
リ、スイカ、メロン等)の台木に対して穂木を接ぎ木し
て行う接ぎ木用苗生産において、穂木にする苗、台木に
する苗を、予め植物成長調節剤であるプロヘキサジオン
カルシウム塩、イナベンフィド又はパクロブトラゾール
などにより処理して成長を調節しておく方法が開示され
ている(特開平11−32576号公報)。
【0011】さらに、予めパクロブトラゾールを含む組
織培養培地で、キクなどの試験管内植物体を育成してお
いた後に、試験管外に移植することによって、生存率を
向上させるマイクロプロパゲーション(ミクロ増殖)方
法が開示されている(特開昭63−24824号公
報)。
【0012】そこで本発明者らは、パルプ材や緑化樹木
として近年世界的に植えられているユーカリ属植物及び
アカシア属植物の挿し木苗生産に植物成長調節剤の一種
であるパクロブトラゾール或いはそれに類縁するジベレ
リン生合成経路の阻害剤が用いられるかどうかを鋭意検
討した。
【0013】ユーカリ属植物(Eucalyptus spp.) 及びア
カシア属植物(Acacia spp.) は共に、オーストラリアを
中心とするオセアニア地域に自生する多種属植物であ
る。このユーカリ属植物及びアカシア属植物の多くが成
長性に優れること、様々な環境に対する適応性があるこ
と、更に産業的には木材生産、パルプ材生産、薪炭材の
生産に適していることから、世界各地で植林されてい
る。
【0014】また、ユーカリ属植物及びアカシア属植物
は共に、我が国の緑化樹や園芸樹としても注目されてい
る(例えば「緑化樹としてのユウカリ類」石川健康著;
造林緑化技術研究所1980年発行)。これらのユーカ
リ属植物及びアカシア属植物の生産性を更に高めるため
に、育種が行われており、例えばブラジルでは成長性に
加えて、紙パルプ産業においては重要な因子である容積
重やパルプ収率を指標にユーカリの育種が行なわれ、大
きな成果が出ている(千葉 茂.林木の育種No.14
5:21−24,1987)。
【0015】一般の商業苗木には実生苗と挿し木などに
よるクローン苗があり、実生苗は親木の形質をそのまま
継承せず形質に変異が大きいが、育種された親木のクロ
ーン苗を用いると親木の優れた形質をそのまま受け継ぐ
ため、生産性が向上する。クローン苗を生産する方法に
は、挿し木・接ぎ木・取り木・組織培養などの方法があ
るが、挿し木以外は操作が煩雑であるためコストが高く
て実生苗と価格の面で競合できず、特殊な事例を除き一
般の林業でクローン苗を使うことは極めてまれである。
【0016】挿し木は最も簡便なクローン苗生産技術で
あり、ブラジル・欧州・東南アジアではユーカリ属植物
及びアカシア属植物の挿し木苗が事業的に植林されてい
る。ユーカリ属植物の挿し木の従来技術は、「Eucalypt
us Domestication and Breeding 」(Oxford University
Press Inc.,New York,1993.) の237−246ページ
に詳しく記されている。すなわち、台切りなどによって
切り株から萌芽した枝から1〜4節、2〜8枚の葉を含
む穂木を切り出し、一般的には葉の一部を切除して挿し
穂を調製する。挿し穂はベンレートなどの殺菌剤溶液に
浸漬したのち、基部に発根促進剤であるインドール酪酸
などのホルモン粉剤をつけるかあるいはホルモン溶液に
基部を浸す。その後挿しつけ穴を開けた挿し木培土に挿
し穂を挿し付ける。
【0017】育苗ポット、プラグトレーなどに詰められ
る挿し木培土には、バーク、砂、木屑、ピートモス、バ
ーミキュライト、パーライト、くん炭などとその混合物
が挙げられるが、適度な透水性と保水性を有する素材で
あれば良い。通気と保湿のバランスが発根の成否を左右
する。挿し穂が腐敗することを避けるためには、有機物
は含まない方が良く、殺菌処理した培土を用いることが
好ましい。必要であれば挿し付け後の殺菌剤散布も行
う。施肥は通常行わないかあるいは緩効性の粒状のもの
を培土に混ぜておくか、液肥として灌水の時に与える。
発根のためには、適度な温度、高い湿度、空気の循環が
必要であるため、ミストスプレー、細霧、ポリエチレン
シートなどでの覆い、日覆、ボトムヒートなどの技法が
組み合わされて用いられる。日照時間は月に400時間
程度でより良い結果をもたらす。
【0018】しかし、ユーカリ属植物の中でも、発根す
る能力は樹種・産地・クローン系統間でもばらつきが大
きく、発根する能力が高い樹種・系統であっても、採穂
母樹の樹齢を経るにしたがって、発根が困難になる場合
がある。また、採穂母樹からの萌芽枝など若返りを図っ
た挿し穂を挿し木する場合も、発根が困難な樹種・系統
が存在する。アカシア属植物もこれと同様である。
【0019】このように、パルプ材や緑化樹木として使
われるユーカリ属植物及びアカシア属植物のクローン苗
を生産する場面において、発根する能力が元来低いか或
いは樹齢を経るにしたがって発根する能力が低くなるユ
ーカリ属植物及びアカシア属植物の樹種・系統が存在す
るために、従来から行われてきた挿し木方法では、特に
発根させるのが難しいユーカリ属植物及びアカシア属植
物の樹種・系統のクローン苗を効率的に生産することは
極めて難しい。
【0020】その結果、クローン苗生産を諦めざるをえ
ない樹種・系統の中には、成長や樹形などの形質に優れ
たものも多く含まれ、産業上の不利益は計り知れず、発
根させるのが難しいでユーカリ属植物及びアカシア属植
物の樹種・系統を効率良くクローン増殖する技術が世界
的に求められている。特に発根させるが難しいユーカリ
属植物及びアカシア属植物の樹種・系統のクローン苗を
効率的に生産する技術を提供するため、様々な努力が図
られてきている。
【0021】特開平8−252038号公報には、ユー
カリ属植物の各器官を無菌的に培養することにより得ら
れた多芽体から得られた茎葉、又は無菌的に育成された
茎葉を、無機塩類等を含む人工液体培地で湿潤させた多
孔性培地支持体に移植し、非無菌下で照明下、湿度及び
炭酸ガス存在下にて発根・順化を行うことを特徴とす
る、ユーカリ属植物クローン苗の大量生産方法が開示さ
れている。しかしながら、この方法は組織培養法による
クローン増殖技術であり、本発明者らが目指す安価で効
率の良い挿し木によるクローン苗生産技術とは全く異質
の発明である。関連する特許公報には、特開平6−13
3657号公報、特開平7−31309号公報、特開平
8−228621号公報、特開平9−172892号公
報があるが、これらの発明もすべて組織培養法によるク
ローン増殖技術である。
【0022】また、特開平9−285233号公報に
は、ユーカリ・グロブラス(E. Globulus)の組織培養に
よるクローン苗の生産方法が開示されている。この方法
も前記の発明と同様に組織培養法を基本技術としている
点で本発明者らが目指す安価で効率の良い挿し木による
クローン苗生産技術とは全く異る。
【0023】また、特開平6−98630号公報には、
ユーカリ属植物の挿し穂を、植物成長調節剤の一種であ
るオーキシン類含有溶液又はタルクで希釈したオーキシ
ン類含有粉体(発根促進剤)で処理した後、高湿度下で
発根させることを特徴とした挿し木方法が開示されてい
る。しかしながら、この方法は挿し穂を採取した後に植
物成長調節剤で処理して発根を促す方法であり、本発明
者らが目指す、クローン苗生産技術とは全く異る。ま
た、挿し穂を採取した後に植物成長調節剤で処理して
も、必ずしも発根率向上の効果がみられるとは限らな
い。
【0024】また、特開平8−280282号公報で、
ユーカリ属植物の挿し穂を、水を培地として挿し木する
方法が開示されている。しかしながら、この方法は挿し
木を行う培地環境に関する発明であり、本発明とは着想
点が全く異なる。さらに、以上に開示されているいずれ
の方法を用いても、発根させるのが難しいユーカリ属植
物及びアカシア属植物の樹種・系統のクローン苗を安価
に効率良く生産できるわけではない。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パルプ材や
緑化樹木として使われるユーカリ属植物及びアカシア属
植物のクローン苗を生産する技術を提供することを目的
とするものであり、特に従来から行われてきた挿し木方
法では発根させるのが難しいユーカリ属植物及びアカシ
ア属植物の樹種・系統のクローン苗を効率的に生産する
技術を提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
とができる本発明の最大の特徴は、ユーカリ属植物又は
アカシア属植物の挿し穂を採取する採穂母樹を、予め植
物成長調節剤であるパクロブトラゾール或いはそれに類
縁するジベレリン生合成経路の阻害剤により処理して発
根能力を促しておき、これから得られた挿し穂を挿し木
培土に挿し付けて育成することにより、挿し穂を採取し
た後に植物成長調節剤で処理しなくても十分発根が行わ
れるように挿し穂の生理状態を予め改変しておき、従来
の挿し木技術を用いても生産が困難とされていたユーカ
リ属植物及びアカシア属植物の樹種・系統の挿し木苗生
産を可能にし、しかもその効率を著しく改善し、安価な
クローン苗を大量に生産する技術を提供する点にある。
本発明は、以下の各発明を包含する。
【0027】(1) ユーカリ属植物及びアカシア属植物か
ら選ばれた植物の採穂母樹を、予め植物成長調節剤によ
り処理して発根能力を促してから採取した挿し穂である
ことを特徴とする、ユーカリ属植物及びアカシア属植物
から選ばれた植物の挿し穂。
【0028】(2) 前記植物成長調節剤による処理が、パ
クロブトラゾール:(R* ,R* )−(±)−β−
〔(4−クロロフェニル)メチル〕−α−(1,1−ジ
メチルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1
−エタノール;(2RS,3RS)−1−(4−クロロ
フェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール或
いはそれに類縁するジベレリン生合成経路の阻害剤を含
有する植物成長調節剤による処理であることを特徴とす
る、(1) 項記載のユーカリ属植物及びアカシア属植物か
ら選ばれた植物の挿し穂。
【0029】(3) 前記の植物成長調節剤パクロブトラゾ
ール或いはそれに類縁するジベレリン生合成経路の阻害
剤による処理が、粒剤による採穂母樹周辺土壌への処理
であることを特徴とする、(1) 項又は(2) 項に記載のユ
ーカリ属植物及びアカシア属植物から選ばれた植物の挿
し穂。
【0030】(4) 前記の植物成長調節剤パクロブトラゾ
ール或いはそれに類縁するジベレリン生合成経路の阻害
剤による処理が、水和剤による採穂母樹周辺土壌への処
理、採穂母樹への茎葉散布処理及び採穂母樹への樹幹注
入処理から選ばれた少なくとも1種の処理であることを
特徴とする、(1) 項〜(3) 項のいずれか1項に記載のユ
ーカリ属植物及びアカシア属植物から選ばれた植物の挿
し穂。
【0031】(5) 前記(1) 項〜(4) 項のいずれか1項に
記載のユーカリ属植物及びアカシア属植物から選ばれた
植物の挿し穂を挿し木培土に挿し付けて育成されたユー
カリ属植物及びアカシア属植物から選ばれた植物の挿し
木苗。
【0032】(6) ユーカリ属植物及びアカシア属植物か
ら選ばれた植物の採穂母樹を、予め植物成長調節剤によ
り処理して発根能力を促し、しかる後に挿し穂を採取す
ることを特徴とする、ユーカリ属植物及びアカシア属植
物から選ばれた植物の挿し穂の採取方法。
【0033】(7) 前記植物成長調節剤による処理が、パ
クロブトラゾール:(R* ,R* )−(±)−β−
〔(4−クロロフェニル)メチル〕−α−(1,1−ジ
メチルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1
−エタノール;(2RS,3RS)−1−(4−クロロ
フェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール或
いはそれに類縁するジベレリン生合成経路の阻害剤を含
有する植物成長調節剤による処理であることを特徴とす
る、(6) 項記載のユーカリ属植物及びアカシア属植物か
ら選ばれた植物の挿し穂の採取方法。
【0034】(8) 前記の植物成長調節剤パクロブトラゾ
ール或いはそれに類縁するジベレリン生合成経路の阻害
剤による処理が、粒剤による採穂母樹周辺土壌への処理
であることを特徴とする、(6) 項又は(7) 項に記載のユ
ーカリ属植物及びアカシア属植物から選ばれた植物の挿
し穂の採取方法。
【0035】(9) 前記の植物成長調節剤パクロブトラゾ
ール或いはそれに類縁するジベレリン生合成経路の阻害
剤による処理が、水和剤による採穂母樹周辺土壌への処
理、採穂母樹への茎葉散布処理及び採穂母樹への樹幹注
入処理から選ばれた少なくとも1種の処理であることを
特徴とする、(6) 項〜(8) 項のいずれか1項に記載のユ
ーカリ属植物及びアカシア属植物から選ばれた植物の挿
し穂の採取方法。
【0036】(10)前記(7) 項〜(9) 項の何れか1項に記
載のユーカリ属植物及びアカシア属植物から選ばれた植
物の挿し穂を、挿し木培土に挿し付けて育成することを
特徴とする、ユーカリ属植物及びアカシア属植物から選
ばれた植物の挿し木苗の生産方法。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。先ず、採穂母樹に用いるユーカリ属植物及びアカ
シア属植物の種類・形態について説明する。
【0038】ユーカリ属植物としては、製紙原料用樹種
(パルプ材)としてユーカリ・カマルドレンシス(Euca
lyptus camaldulensis)、ユーカリ・グランディス(E.
grandis)、ユーカリ・グロブラス(E. globulus)、
ユーカリ・ナイテンス(E. nitens)、ユーカリ・テル
ティコルニス(E. tereticornis)、ユーカリ・ユーロ
フィラ(E. urophylla)等及びこれらを片親とする交雑
種やこれらの亜種・変種、及び造園・緑化・観賞用樹種
としてユーカリ・グンニィ(E.gunii)、ユーカリ・ビ
ミナリス(E.viminalis)等が含まれる。
【0039】さらに詳しくは、「Environmental Manage
ment: The Role of Eucalyptus andOther Fast Growing
Species」( K.G.Eldridge, M.P.Crowe and K.M.Old e
ds.,CSIRO Publishing, 1995)や「緑化樹としてのユウ
カリ類」(石川健康著、造林緑化技術研究所、1980年発
行)に例示される。アカシア属植物としては、製紙原料
用樹種としてアカシア・アウリカリフォルミス(Acacia
auriculiformis)、アカシア・マンギウム(A. mangi
um)、アカシア・メアランシー(A. mearnsii)、アカ
シア・クラシカルパ(A. crassicarpa)、アカシア・ア
ウラコカルパ(A. aulacocarpa)等及びこれらを片親と
する交雑種やこれらの亜種・変種、及び造園・緑化・観
賞用樹種としてハナアカシア(A.baileyana)、フサア
カシア(A.dealbata)等が含まれる。
【0040】挿し穂を採取する採穂母樹の形態として
は、ポット苗・露地植栽苗のいずれでもよく、自然樹形
のもの、剪定をして萌芽枝を育成したもの、さらには実
生苗だけでなく挿し木や接ぎ木或いは組織培養などの方
法で親木を若返らせたクローン苗のいずれを用いてもよ
い。採穂母樹の樹齢は特に問わないが、若い方が挿し穂
の発根能力が高く好ましい。
【0041】次に、採穂母樹を予め植物成長調節剤によ
り処理する方法について説明する。植物成長調節剤によ
り処理する方法には、粒剤あるいは複合肥料で採穂母樹
の周辺土壌を処理する方法、水和剤で採穂母樹の周辺土
壌を処理する方法、水和剤を採穂母樹の茎葉に散布する
方法、水和剤を採穂母樹の樹幹に注入する方法がある。
処理時期としては、植物の新梢が伸長成長を開始する頃
が好ましいが、伸長成長を行っていれば特にこれに限定
されるものではない。
【0042】植物成長調節剤の種類としては、パクロブ
トラゾールが特に好ましいが、「農薬便覧・第8版」
(社団法人農山漁村文化協会1995年発行)が例示す
るように、それに類縁するジベレリン生合成経路の阻害
剤であるウニコナゾール、ウニコナゾールP、イナベン
フィドをはじめ、アンシミドール、フルルプリミドー
ル、プロヘキサジオン等を主成分とする他の伸長抑制
(矮化)剤も用いることができる。植物成長調節剤の量
としては、用いる薬剤により異なり一概に言えないが、
各薬剤の従来の使用目的である節間伸長調節による伸長
抑制(矮化)に使用される使用量に準じるとよい。
【0043】植物成長調節剤により処理されたユーカリ
属植物及びアカシア属植物の採穂母樹は、処理後1ヵ月
頃から伸長成長期が終了するまで、伸長成長が抑制され
て矮化する。さらに詳しくは、節間が短くなり葉が小さ
くなるなどの形態変化を示す。このように形態変化を起
こした挿し穂が挿し木苗生産に好適である。
【0044】次に、以上のように成長を調節された採穂
母樹から採取した挿し穂を、挿し木培土に挿し付けて育
成する方法について説明する。この過程では、ユーカリ
属植物の挿し木の従来技術である「Eucalypt Domestica
tion and Breeding 」(Oxford University Press In
c., New York, 1993. )に詳しく記されている方法に従
う。すなわち、採穂母樹から採取する枝から1〜4節、
2〜8枚の葉を含む挿し穂を切り出し、一般的には葉の
一部を切除して挿し穂を調製する。挿し穂はベンレート
などの殺菌剤溶液に浸漬したのち、挿し付け穴を開けた
挿し木培土に挿し付ける。
【0045】育苗ポット、プラグトレーなどに詰められ
る挿し木培土には、バーク、砂、木屑、ピートモス、バ
ーミキュライト、パーライト、くん炭などとその混合物
が挙げられるが、適度な透水性と保水性を有する素材で
あればよい。挿し穂が腐敗することを避けるために、定
期的に挿しつけ後の殺菌剤散布を行う。挿しつけた挿し
穂は、空気の循環があり、適度な温度(10〜30
℃)、高い相対湿度(70〜100%)が維持できる環
境、例えば、ミストスプレー、細霧、ポリエチレンシー
トなどでの覆い、日覆、ボトムヒートなどの技法を組み
合わせた環境に置く。
【0046】なお、本発明においては、挿し穂を挿し木
培土に挿しつける際に、特に発根促進のための植物成長
調節物質(発根促進剤)の使用を必要としないが、発根
促進剤の使用により発根がさらに促進され、挿し木苗を
より効率的に生産することが可能である。植物成長調節
物質としては、インドール酪酸(IBA)等のオーキシ
ン類、ベンジルアデニン等のサイトカイニン類、エスレ
ルなどのエチレン発生促進剤、アブシジン酸(ABA)
類、また、本発明で採穂母樹の成長の調節に用いている
ジベレリン生合成を阻害するパクロブトラゾール等を用
いることができる。
【0047】以下、実施例により本発明をさらに詳細に
説明する。
【実施例】実施例1 挿し木で増殖したユーカリ・カマルドレンシス(E. cam
aldulensis)のポット苗、接ぎ木で増殖したユーカリ・
グランディスとユーロフィラの雑種(E. grandis× uro
phylla)のポット苗、挿し木で増殖したアカシア・アウ
リカリフォルミス(A. auriculiformis)のポット苗
(いずれも2年生、苗高30〜50cm)、ポットサイ
ズ内径195×高さ210mm)を用いて、パクロブト
ラゾール製剤であるスマレクト粒剤(有効成分0.00
6%;日本農薬製)5g、10g、50gの各量をポッ
ト土壌表面にばらまき散布するか、あるいはパクロブト
ラゾール水和剤であるボンザイフロアブル(有効成分2
%;武田薬品工業製)50ppm、200ppmの各濃
度の水溶液を植物体の茎葉に霧状に散布することによっ
て、処理した。これらの植物体は処理後約1ヵ月で伸長
成長が抑制され、葉が小さくなるなどの変化を示した。
【0048】処理後約3ヵ月が経過した時、頂端から数
えて5〜9枚目の葉を含む挿し穂を採取し、下葉を除去
して穂先に対となる2枚の葉のみを残した長さ6〜10
cmの挿し穂を調製した。挿し穂が含む2枚の葉の先端
側約半分を切除して、挿し穂の基部をナイフで切り返し
た。挿し穂の上部を殺菌剤溶液に5秒間浸漬した後、一
昼夜水あげしてから、予めバーミキュライトをプラグト
レーに詰めて湿らせたところへ挿しつけた。プラグトレ
ーを灌水マット上に置き、アクリル製の容器を被せて、
高い湿度を保った。挿しつけ後8週間が経過した時点で
発根の状況を観察した。結果を表1に示す。表中の数字
は発根率(%)である。
【0049】
【表1】
【0050】表1に示すように、パクロブトラゾールで
処理した採穂母樹から得られた挿し穂は、処理しない
(無処理)採穂母樹から得られたものに対し、ユーカリ
・カマルドレンシス(E. camaldulensis)を除くユーカ
リ・グランディスとユーロフィラの雑種(E. grandis×
urophylla)及びアカシア・アウリカリフォルミス(A.
auriculiformis )において、いずれも高い発根率を示
した。また、表2に挿し穂あたりの平均発根本数(本)
を示す。
【0051】
【表2】
【0052】表2に示すように、無処理と比較して発根
率に変化の無かったユーカリ・カマルドレンシス(E. c
amaldulensis)においては、パクロブトラゾールで処理
した採穂母樹から得た挿し穂は、処理しない採穂母樹か
ら得られたものに対して、挿し穂あたりの平均発根数が
著しく増加した。
【0053】実施例2 ユーカリ・ナイテンス(E. nitens )のポット苗(2ヵ
月生の実生苗、苗高五〜10cm、ポットサイズ上の径
60×高さ62mm)を用いて、パクロブトラゾール製
剤であるスマレクト粒剤(有効成分0.006%;日本
農薬製)0.5gをポット土壌表面にばらまき散布する
か、パクロブトラゾール水和剤であるボンザイフロアブ
ル(有効成分2%;武田薬品工業製)2,000ppm
水溶液20mlをポット用土に灌注するか、あるいはウ
ニコナゾール水和剤であるスミセブン液剤(有効成分
0.05%;株式会社アグロス製)40ppm水溶液2
0mlをポット用土に灌注することによって処理した。
【0054】これらの植物体は処理後約1ヵ月で伸長成
長が抑制されるなどの変化を示した。処理後約2ヵ月が
経過した時、頂端から数えて4〜6枚目の葉を含む主軸
を挿し穂として採取し、下葉を除去して穂先に対となる
2枚の葉のみを残した長さ6cmの挿し穂を作成した。
挿し穂が含む2枚の葉の先端側約半分を切除して、挿し
穂の基部をハサミで斜め切りした。挿し穂の上部を殺菌
剤溶液に5秒間浸漬した後、一昼夜水あげしてから、予
めバーミキュライトをプラグトレーに詰めて湿らせたと
ころへ挿しつけた。プラグトレーを灌水マット上に置
き、プラスティック製の容器を被せて、高い湿度を保っ
た。挿しつけ後8週間が経過した時点で発根の状況を観
察した。結果を表3に示す。表中の数字は発根率(%)
である。
【0055】
【表3】
【0056】表3に示すように、パクロブトラゾール粒
剤及びウニコナゾール水和剤で処理した実生苗から得ら
れた挿し穂は、処理しないものに対し、いずれも高い発
根率を示した。
【0057】
【発明の効果】本発明により、パルプ材や緑化樹木とし
て使われるユーカリ属植物及びアカシア属植物のクロー
ン苗生産において、挿し穂を採取する採穂母樹の発根能
力を予め促しておくことにより、従来から行われてきた
挿し木方法では、発根する能力が元来低いか或いは樹齢
を経るにしたがって発根する能力が低くなるために発根
させるのが難しかったユーカリ属植物及びアカシア属植
物の樹種・系統であっても、容易に挿し木によってクロ
ーン苗を生産する技術を提供することができた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーカリ属植物及びアカシア属植物から
    選ばれた植物の採穂母樹を、予め植物成長調節剤により
    処理して発根能力を促してから採取した挿し穂であるこ
    とを特徴とする、ユーカリ属植物及びアカシア属植物か
    ら選ばれた植物の挿し穂。
  2. 【請求項2】 前記植物成長調節剤による処理が、パク
    ロブトラゾール:(R* ,R* )−(±)−β−〔(4
    −クロロフェニル)メチル〕−α−(1,1−ジメチル
    エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタ
    ノール;(2RS,3RS)−1−(4−クロロフェニ
    ル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−ト
    リアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール或いはそ
    れに類縁するジベレリン生合成経路の阻害剤を含有する
    植物成長調節剤による処理であることを特徴とする、請
    求項1記載のユーカリ属植物及びアカシア属植物から選
    ばれた植物の挿し穂。
  3. 【請求項3】 前記の植物成長調節剤パクロブトラゾー
    ル或いはそれに類縁するジベレリン生合成経路の阻害剤
    による処理が、粒剤による採穂母樹周辺土壌への処理で
    あることを特徴とする、請求項1又は2に記載のユーカ
    リ属植物及びアカシア属植物から選ばれた植物の挿し
    穂。
  4. 【請求項4】 前記の植物成長調節剤パクロブトラゾー
    ル或いはそれに類縁するジベレリン生合成経路の阻害剤
    による処理が、水和剤による採穂母樹周辺土壌への処
    理、採穂母樹への茎葉散布処理及び採穂母樹への樹幹注
    入処理から選ばれた少なくとも1種の処理であることを
    特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のユー
    カリ属植物及びアカシア属植物から選ばれた植物の挿し
    穂。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載のユー
    カリ属植物及びアカシア属植物から選ばれた植物の挿し
    穂を挿し木培土に挿し付けて育成されたユーカリ属植物
    及びアカシア属植物から選ばれた植物の挿し木苗。
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