JP2001230805A - 情報中継方法および装置 - Google Patents

情報中継方法および装置

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JP2001230805A
JP2001230805A JP2000041374A JP2000041374A JP2001230805A JP 2001230805 A JP2001230805 A JP 2001230805A JP 2000041374 A JP2000041374 A JP 2000041374A JP 2000041374 A JP2000041374 A JP 2000041374A JP 2001230805 A JP2001230805 A JP 2001230805A
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Toru Setoyama
徹 瀬戸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の情報中継装置は、固定的な設定しかでき
ないためネットワーク利用状況が変化してもすぐに対応
できない。動作を変更するためには専門のオペレータが
操作しなければならない。 【解決手段】統計情報を収集する手段と、収集した統計
情報を一括管理する手段を設け、統計情報に変化が生じ
たら統計情報利用手段にイベントとして通知する。統計
情報利用手段はイベントを受信するとネットワーク利用
状況に応じて自動的に動作を変更する。 【効果】ネットワーク利用状況の変化に応じてダイナミ
ックに情報中継方法を変更することができるため、リン
クごとの利用率のばらつきをなくすなど、ネットワーク
リソースを有効活用することができる。プログラムによ
って自動的に動作を変更するためオペレータ操作が不要
になりネットワーク運用コストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
に接続されてデータパケットの転送を行うための情報中
継装置およびその情報中継方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IP(Internet Protoc
ol)ネットワークでは、ルータと呼ばれる情報中継装
置を使用する。ネットワークには通信を行う端末や複数
の情報中継装置が接続されている。
【0003】端末がある宛先アドレスに対してパケット
を送信すると、ネットワークを構成する各情報中継装置
がパケットを次々と中継し、最終的に宛先アドレスにパ
ケットが配送される。
【0004】情報中継装置にはパケットを送受信するた
めのネットワークインタフェースが装備されている。ネ
ットワークインタフェースはネットワークに直接接続さ
れ、パケットをネットワークから受信したり、ネットワ
ークにパケットを送信したりする。ネットワークインタ
フェースは、送受信したパケットの個数、バイト数など
の統計情報を記録することができるようになっているこ
とが多い。
【0005】統計情報にはネットワークの利用状況に関
する有用な情報が含まれている。たとえば、あるリンク
の利用率が高い(帯域が不足している)のに、別のリン
クでは利用率が低い(帯域が余っている)場合がある。
この場合はネットワークを流れるトラフィックの分布に
ばらつきがあり、結果的にネットワークリソースが無駄
になっていると考えられる。もし統計情報を常に監視
し、その変化に応じて情報中継装置がパケットを転送す
る経路を変更することができれば、ネットワークを流れ
るトラフィックのばらつきが解消され、ネットワークを
有効利用できるようになると考えられる。
【0006】しかし、従来の情報中継装置では、統計情
報を収集したり、収集した統計情報をネットワーク管理
のために参照することはできるが、統計情報やその変化
を利用して情報中継装置の動作をダイナミックに変更し
たりすることはできなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にネットワークの
リソースは有限であり、少ないコストでより多くのトラ
フィックを処理するためにはできるだけネットワークリ
ソースを有効に利用しなければならない。ネットワーク
の利用状況は常に変化しているため、固定的な方法でパ
ケットを転送するだけではネットワークの利用効率を最
適化することは困難である。
【0008】ところが、従来の情報中継装置(ルータ)
はコンフィグファイルによる静的な設定しかできないよ
うになっており、刻々と変化するネットワークの利用状
況を検知してダイナミックに動作を変える仕組みが提供
されていない。このため、統計情報を任意のプログラム
モジュールが利用できなかったり、利用状況に応じて情
報中継装置の動作を動的に変更することができないなど
の問題がある。
【0009】もちろん従来のルータでも、手作業でルー
タ設定を変更すればある程度ルータの動作を変えること
は可能である。しかし、そのためには熟練したネットワ
ークオペレータが常にネットワークの利用状況を監視
し、利用状況に変化が生じたら手動でルータ設定を変更
するという操作を行わなければならない。一般に熟練オ
ペレータを常駐させるコストは大きいため、この方法に
よる管理ではネットワークの運用コストが大きくなって
しまうという問題がある。
【0010】そこで本発明では、ルータなどの情報中継
装置が統計情報を収集・管理し、必要に応じて情報中継
装置の動作を変化させることができるようにする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、送受信パケ
ット数やリンク利用率などの統計情報を収集する統計情
報収集手段を各ネットワークインタフェースに設置す
る。統計情報を収集する機能はパケット転送用ハードウ
ェアに組込まれているため、パケット転送の性能を損な
うことなく必要な情報を収集することができる。
【0012】統計情報収集手段が収集した統計情報は統
計情報管理手段に集められる。統計情報管理手段は複数
のネットワークインタフェース上にあるそれぞれの統計
情報収集手段から集めた統計情報を記録し管理する。ま
た、統計情報管理手段は統計情報がある一定の条件を満
たしているかどうかを判定し、もし条件を満たしている
場合にはイベントを発生させることもできる。イベント
の定義はユーザがあらかじめ設定しておくことが可能で
ある。
【0013】本発明では、統計情報管理手段が持つ統計
情報を統計情報利用手段が利用する。
【0014】たとえば経路制御プログラムを統計情報利
用手段として組込むことができる。この場合には、経路
制御プログラムが統計情報管理手段から統計情報や統計
情報が変化したことを示すイベントを受取ることができ
る。これにより経路制御プログラムは統計情報に応じて
経路制御プロトコルで使用するネットワークパラメータ
を変化させることができるようになる。
【0015】たとえば、情報中継装置が接続されている
複数のネットワークリンクのうち、あるリンクの利用率
が一定の値を下回ったときには経路制御プログラムは当
該リンクのリンクコストが下がったことを経路制御プロ
トコルによって隣接する情報中継装置に知らせることが
できる。一般に経路制御プロトコルではリンクコストが
低い経路が優先的に使用されるようになっているためリ
ンク利用率が低いリンクにトラフィックが誘導されるよ
うになる。
【0016】このように収集した統計情報を任意の統計
情報利用手段が利用できる仕組みを設けているため、本
発明の情報中継装置はネットワーク利用状況に応じて最
適な動作を行うことができるようになる。その結果、本
発明を実施する情報中継装置だけではなく、その他の情
報中継装置も含んだネットワーク全体においてネットワ
ークリソース利用効率を向上させることができる。
【0017】本発明では、上記で例示したような統計情
報利用手段を必要な個数だけ統計情報管理手段に登録し
ておくことができる。統計情報管理手段は登録された統
計情報利用手段に対して適切な統計情報または統計情報
の変化を示すイベントを通知する。
【0018】統計情報管理手段は収集した統計情報をフ
ァイル装置に記録しておいて参照する機能も提供する。
記録されている統計情報を利用すれば、過去のネットワ
ーク利用状況の変化を分析したり、ネットワーク利用状
況変化を予測して情報中継装置の動作を変化させたりす
ることも可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の一実
施例である情報中継装置について説明する。
【0020】図1は本発明の実施例のネットワーク構成
を示す図である。
【0021】ネットワーク100には情報中継装置11
0−A〜110−Dおよび端末120−A、120−B
が接続されている。情報中継装置110および端末12
0はネットワークリンク130によって相互に接続され
ている。
【0022】図中の点線の矢印140はパケットが送信
される場合の経路の例を示している。
【0023】この例では、端末120−Aが端末120
−Bに向かってパケットを送信している。端末120−
Aが送信したパケットはまず情報中継装置110−Cが
受信する。情報中継装置110−Cは受信したパケット
の宛先アドレスをもとにして転送先情報中継装置を検索
する。ここでは情報中継装置110−Cは情報中継装置
110−Aに向かってパケットを転送している。以後、
同様にして情報中継装置110−B、情報中継装置11
0−Dの順にパケットが転送される。情報中継装置11
0−Dはパケットの宛先である端末120−Bにパケッ
トを送信する。
【0024】また、図中の実線の矢印150は各情報中
継装置110がパケット転送経路を決定するために使用
する経路制御プロトコルのためのパケットの流れを示し
ている。本実施例では経路制御プロトコルとしてOSP
F(Open Shortest Path Firs
t)を用いている。もちろん他の経路制御プロトコル、
たとえばBGP(Border Gateway Pr
otocol)などを用いることも可能である。経路制
御プロトコルを使用すると、ネットワークリンクによっ
て相互に接続されている隣接情報中継装置のあいだで経
路情報を交換するための経路制御パケットが送受信され
る。矢印150はこの経路制御パケットが送受信される
ことを示している。経路制御パケットには情報中継装置
のアドレスや情報中継装置に接続されているリンクのリ
ンクコストなどの情報が含まれている。情報中継装置は
経路制御プロトコルによって得られた情報に基づいてパ
ケットの転送先を変更する。
【0025】ネットワーク100は経路制御プロトコル
が使用される範囲を示している。すなわち、ある情報中
継装置110が新しい経路情報を通知すると、その情報
はネットワーク100の範囲内の情報中継装置に伝達さ
れる。通常のネットワークでは、同一のフロア内、同一
のビル内、同一の企業内などで経路制御プロトコルが使
われることが多い。
【0026】図2は本発明の情報中継装置110のハー
ドウェア構成を示す図である。
【0027】制御部200と入出力部210−A〜21
0−Cとがスイッチ部220によって接続されており、
スイッチ部220を経由して制御部200と入出力部2
10とが相互に通信できるようになっている。入出力部
210は本図の例では3個装備されているが、情報中継
装置の使用目的に応じて入出力部の個数を変更してもよ
い。また、装置の信頼性向上のために制御部200を2
個装備することも可能である。
【0028】電源部230は外部の電源と接続され、制
御部200、入出力部210、スイッチ部220に対し
て電力を供給する。
【0029】入出力部210は外部のネットワークリン
クと接続され、パケットを受信したり、送信したりする
ことができるようになっている。本図では各入出力部2
10が1本のネットワークリンクと接続される場合を示
しているが、入出力部210が複数のネットワークリン
クと接続される場合もある。
【0030】制御部200は外部から接続するためのイ
ンタフェースをそなえており、このインタフェースを介
して情報中継装置の設定を行ったり情報中継装置の状態
をモニタすることができるようになっている。
【0031】図3は情報中継装置110の制御部200
の内部構成を示す図である。プログラムやデータを格納
するためのメインメモリ300、プログラムを実行する
CPU(Central Processing Un
it)310、外部接続のためのインタフェースを提供
するシリアルコントローラ320、二次記憶装置である
ハードディスク340への入出力を制御するディスクコ
ントローラ330、スイッチ部220とのインタフェー
スを提供するスイッチインタフェース350が内部バス
360によって接続されている。
【0032】制御部200はスイッチインタフェース3
50を通じて入出力部210にデータを送受信すること
ができる。また、シリアルコントローラ320にはオペ
レータが情報中継装置を設定したり状態を確認するため
に使用する端末を接続することができる。
【0033】図4は情報中継装置110の入出力部21
0の内部構成を示す図である。プログラムやデータを格
納するためのメインメモリ400、プログラムを実行す
るCPU410、データパケットをハードウェアで高速
に処理するためのパケット処理部420、スイッチ部2
20とのインタフェースを提供するスイッチインタフェ
ース430、ネットワークリンクに接続されてパケット
を入出力するためのネットワークインタフェース440
が内部バス450によって接続されている。
【0034】入出力部210はスイッチインタフェース
部430を通じて制御部200にデータを送受信するこ
とができる。また、パケット処理部420はパケットヘ
ッダ解析や経路表検索などのパケット転送処理を専用の
LSIによって実行する。このためCPUを使ったソフ
トウェア処理と比較すると高速にデータパケットを転送
することができる。
【0035】図5は制御部200のメインメモリ300
に格納されている制御部ソフトウェアの構成図である。
【0036】入出力部通信部510はスイッチインタフ
ェース部350を制御して入出力部210との間の通信
を実行する。
【0037】統計情報管理部520は入出力部210に
実装されている統計情報収集部(後述)から統計情報を
取得し、必要に応じて他のプログラムへの通知を行う。
【0038】経路制御プロトコル処理部530はOSP
Fなどの経路制御プロトコルを管理し、パケットの転送
に必要な経路情報を更新する。
【0039】装置管理制御部540は情報中継装置11
0の装置構成定義情報を管理する。
【0040】ユーザインタフェース部500はオペレー
タに対して情報中継装置110を操作するためのユーザ
インタフェースを提供する。オペレータの操作はユーザ
インタフェース部500を経由して適切なプログラムに
伝達される。制御部内の各プログラムがオペレータに情
報を通知する必要があるときにはユーザインタフェース
部500を通じて出力が行われる。
【0041】オペレーティングシステム550は各種シ
ステムコールを受付け、制御部内の各プログラムに対し
てサービスを提供する。
【0042】制御部内の各プログラムは動作のために必
要なデータをメインメモリ300内に保持し、管理す
る。必要があればディスクコントローラ330を通じて
二次記憶340への入出力も行う。
【0043】本実施例では本図に示した経路制御プロト
コル処理部530が統計情報管理部520のクライアン
ト(統計情報利用手段)になっている。すなわち、経路
情報プロトコル処理部530は統計情報管理部520に
対して統計情報を利用するクライアントであることを登
録し、統計情報管理部520が統計情報収集部から取得
した統計情報を経路情報プロトコル処理部530に通知
するように依頼する。
【0044】本実施例では、統計情報管理部520のク
ライアント(統計情報利用手段)の一例として経路制御
プロトコル処理部530を使用する場合について説明す
るが、本発明の情報中継方法を用いれば他にもさまざま
な応用が可能である。
【0045】経路制御プロトコル処理部以外の応用例と
して別の実施例の制御部200のソフトウェア構成図を
図6に示す。この実施例では、統計情報管理部520の
クライアント(統計情報利用手段)としてSNMP(S
imple NetworkManagement P
rotocol)処理部610、メッセージ処理部62
0を使用している。SNMP処理部610はネットワー
ク管理のためのプロトコルであるSNMPの処理を行う
プログラムである。SNMPでは、ネットワーク上に設
置されているネットワーク管理装置からの問合せに対し
て情報を提供したり、装置に異常が発生したらトラップ
と呼ばれるメッセージをネットワーク管理装置に送信し
たりする。本実施例では、統計情報に変化が生じたとき
に統計情報管理部520がSNMP処理部610に統計
情報が変化したことを示すイベントを通知し、それを受
信したSNMP処理部610がSNMPトラップをネッ
トワーク管理装置に送信するようにしている。
【0046】本発明では統計情報管理部520が通知す
るイベントをユーザが自由に定義することができるた
め、ユーザの必要に応じて木目細かい統計情報変化をS
NMPによって管理することが可能になる。
【0047】さらに、図6に示す例では、メッセージ処
理部620も提供される。メッセージ処理部620は電
子メールを送受信するためのインタフェースを提供す
る。本実施例では、統計情報に変化が生じたときに統計
情報管理部520がメッセージ処理部620に統計情報
が変化したことを示すイベントを通知し、それを受信し
たメッセージ処理部620が変化を通知するための電子
メールをオペレータに送信するようにしている。
【0048】SNMPの場合と同様に、統計情報を通知
するイベントを自由に定義することができ、また電子メ
ールのような簡便な手段によってオペレータへの通知を
行うことができるため、装置を管理するための運用コス
トを低減することが可能である。
【0049】図6で示したように、本発明の統計情報管
理手段(統計情報管理部520)には複数のクライアン
トを登録することも可能である。クライアントは統計情
報を利用するために装置に依存する特別なプログラムを
実装する必要はなく、統計情報管理部520に登録する
だけで必要とする統計情報を得ることができる。
【0050】このため、統計情報やその変化を利用して
新しいサービスを提供する必要が生じたときには、新サ
ービス用のプログラムを作成して統計情報管理部520
のクライアントとして登録するだけで迅速に新サービス
を提供し始めることができるという効果が得られる。
【0051】別の実施例として、経路制御プロトコル処
理部530にかわって宛先アドレスに到達可能な複数の
ネットワークリンクの中から適当な1個のネットワーク
リンクを選択するための複数経路選択手段を実装するこ
とも可能である。この場合には、情報中継装置が持つ統
計情報、およびその変化の情報を利用して、利用率が低
いネットワークリンクが優先的に選択されるように制御
することが可能である。
【0052】さらに別の実施例として、経路制御プロト
コル処理部530にかわってMPLS(Multipr
otocol Label Switching)処理
部を実装することも可能である。この場合には、情報中
継装置が持つ統計情報、およびその変化の情報を利用し
て最適なパス設定を行うようにすることができる。ま
た、ネットワークの利用状況が変化したら、一度設定し
たパスをより効率のよい別のパスに切替えるように動作
させることも可能である。
【0053】以下では、統計情報処理部520のクライ
アントとして経路制御プロトコル処理部530を利用し
た例について詳細に説明する。
【0054】図7は入出力部210のメインメモリ40
0に格納されている入出力部ソフトウェアの構成図であ
る。
【0055】制御部通信部700はスイッチインタフェ
ース部350を制御して制御部200との間の通信を実
行する。
【0056】統計情報収集部710は入出力部210が
送受信したパケットの個数やバイト数などの統計情報を
収集する。また、収集した統計情報を制御部200に実
装されている統計情報管理部520に通知する。
【0057】パケット受信処理部740は入出力部21
0のネットワークインタフェース440からデータパケ
ットを受信し、パケット転送処理部720に転送する。
【0058】パケット送信処理部730はパケット転送
処理部720から受信したパケットを入出力部210の
ネットワークインタフェース440を通じてネットワー
クに送信する。
【0059】パケット転送処理部720は制御部通信部
700やパケット受信部740から受信したパケットを
解析し、その内容や宛先アドレスに応じてパケット送信
処理部730や制御部通信部700に転送する。また、
パケット転送処理部入出力部720は入出力部210の
パケット処理部420に指示を出し、ハードウェアによ
るパケット転送を制御する。
【0060】オペレーティングシステム750は各種シ
ステムコールを受付け、入出力部内の各プログラムに対
してサービスを提供する。
【0061】入出力部内の各プログラムは動作のために
必要なデータをメインメモリ300内に保持し、管理す
る。
【0062】本発明の情報中継装置の特長は、制御部2
00に実装されている統計情報管理部520が入出力部
210に実装されている統計情報収集部710から統計
情報を集めて一括管理し、集めた統計情報やその変化を
示すイベントをクライアント(統計情報利用手段)に通
知するようになっていることである。そこで、以下で
は、統計情報管理部の動作について説明する。
【0063】統計情報管理部520は使用する情報を管
理するためのいくつかのテーブルを保持している。
【0064】図8は統計情報管理部520が保持するリ
ンク管理テーブル800の形式を示す図である。リンク
管理テーブル800は、情報中継装置が持つすべてのネ
ットワークリンクに関する構成定義情報を保持してい
る。統計情報管理部520は後で説明するリンク情報収
集処理を行うことによってリンク管理テーブル800を
作成し、管理する。
【0065】リンクID810はネットワークリンクを
装置内で一意に識別するための識別番号である。リンク
種別820はイーサネット、ATMなどネットワークリ
ンクの種別を示す。リンク名称830はネットワークリ
ンクの名称を表す文字列である。帯域840は当該ネッ
トワークリンクの帯域を表す数値である。アドレス85
0はネットワークリンクに割当てられているネットワー
クアドレスである。状態860はネットワークリンクが
利用可能であるかどうか、などの状態を示す値である。
【0066】図9は統計情報管理部520が保持するク
ライアント管理テーブル900の形式を示す図である。
クライアント管理テーブル900は、統計情報管理部5
20に登録されているクライアントに関する情報を保持
している。統計情報管理部520は後で説明するクライ
アント登録処理行うことによってクライアント管理テー
ブルを作成し、管理する。
【0067】クライアントID910は複数のクライア
ント(統計情報利用手段)を一意に識別するための識別
番号である。クライアント種別920はクライアントの
種別を表すコード番号である。本実施例ではクライアン
トの種別は統計情報通知タイプとイベント通知タイプの
2種類が定義されている。統計情報通知タイプのクライ
アントには統計情報がそのまま通知される。イベント通
知タイプのクライアントには統計情報やその変化によっ
て定義されるイベントが通知される。クライアント名称
はクライアントの名称を表す文字列である。
【0068】統計情報管理部520はクライアント管理
テーブル900を持つことによって複数のクライアント
を管理することができる。
【0069】図10は統計情報管理部520が保持する
統計情報テーブル1000の形式を示す図である。統計
情報テーブル1000は、統計情報管理部520が収集
した統計情報を保持している。
【0070】リンクID1010はリンク管理テーブル
800におけるリンクIDとの対応をとるためのIDで
ある。更新時刻1020は当該統計情報が更新された時
刻を示す。最大利用率1030は当該ネットワークリン
クの最大利用率を示す。平均利用率1040は当該ネッ
トワークリンクの平均利用率を示す。エラー率1050
は当該ネットワークリンクのエラー発生率を示す。
【0071】図11は統計情報管理部520が保持する
イベント割当テーブル1100の形式を示す図である。
イベント割当テーブル1100は、ネットワークリンク
に関連付けられたイベントが定義されているかどうかを
管理するためのテーブルである。
【0072】リンクID1110はリンク管理テーブル
800におけるリンクIDとの対応をとるためのIDで
ある。イベントID1120は後述するイベント定義テ
ーブルにおけるイベントIDとの対応をとるためのID
である。状態1130は当該イベント割当情報が有効な
状態にあるかどうかを示す値である。統計情報管理部5
20はイベント割当テーブルの中で有効状態にあるイベ
ント割当情報だけを検索する。
【0073】図12は統計情報管理部520が保持する
イベント定義テーブル1200の形式を示す図である。
イベント定義テーブル1200は、統計情報管理部52
0が通知するイベントの発生条件を定義するために使用
する。
【0074】イベントID1210はイベントを一意に
識別するための識別番号である。イベント名1220は
イベントの名称を表す文字列である。イベント定義12
30は統計情報がどのような条件を満たしたらイベント
発生とみなすかを定義するための情報である。
【0075】本発明では、ユーザが自由にイベントを定
義することができるようになっている。たとえば、ある
リンクの利用率が一定値を超えたら当該リンクのリンク
コストを減少させるような経路情報を隣接情報中継装置
に送信するようにしたい場合には、条件にあうようなイ
ベントを定義し、そのイベントが経路制御プロトコル処
理部に通知されるようにする。イベント通知を受けた経
路制御プロトコル処理部は経路制御プロトコルで定義さ
れた方法によって隣接情報中継装置にリンクコストの変
更を通知すればよい。
【0076】図13は統計情報管理部520が保持する
イベント配送テーブル1300の形式を示す図である。
イベント配送テーブル1300は、統計情報管理部52
0がどのクライアントにどのイベントを通知するかを管
理するために使用する。
【0077】イベントID1310はイベント定義テー
ブル1200におけるイベントID1210との対応を
とるためのIDである。クライアントID1320はク
ライアント管理テーブル900におけるクライアントI
D910との対応をとるためのIDである。配送種別1
330は、当該イベントを当該クライアントに配送する
方法を示す値である。本実施例では即時通知と要求時通
知の2種類の配送方法を指定することが可能である。即
時通知の場合には、イベントが発生した時点ですぐに当
該イベントが当該クライアントに配送される。要求時通
知の場合にはクライアントから統計情報管理部へのイベ
ント要求があったときにイベントが通知される。
【0078】本実施例では、統計情報の変化に応じて経
路制御プロトコル処理部530が適切な経路制御を行う
ようになっている。さらに、ユーザが統計情報を利用し
た経路制御を行うかどうかを設定できるようにしてい
る。また、リンクコストを変更するとネットワーク全体
に影響がおよぶため、必要以上に頻繁にリンクコストを
変更しないようにする必要がある。本実施例では、統計
情報変化イベントによりリンクコストを更新した場合に
は、ある一定時間の間は次のリンクコスト変更を行わな
いようになっている。
【0079】図14は上で述べたような経路制御プロト
コルに関する設定を行うための経路制御設定ウィンドウ
1400の表示内容を示す図である。
【0080】リンク利用率を経路制御に反映したい場合
にはスイッチ1410をオンにする。
【0081】リンクコストの更新を抑制する時間を指定
するには入力フィールド1420に分単位の時間を入力
する。必要な入力を行った後、OKボタン1430を押
すと設定した情報が経路制御プロトコル処理部530の
動作に反映される。なお、キャンセルボタン1440を
押した場合には設定情報は破棄される。
【0082】次に、本実施例における主な処理シーケン
スについて説明する。
【0083】図15はリンク情報収集処理シーケンスを
示す図である。
【0084】統計情報管理部520は装置が起動したと
きに統計情報収集部710に対してネットワークリンク
の構成定義情報を問合せる(1510)。これに対し、
統計情報収集部710は管理しているネットワークリン
クに関する情報を統計情報管理部に回答する(152
0)。この処理をすべての入出力部210に実装されて
いる統計情報収集部710に対して行い、リンク管理テ
ーブル800を作成する。
【0085】図16はクライアント登録およびイベント
登録処理シーケンスを示す図である。
【0086】統計情報管理部520のクライアントであ
る経路制御プロトコル処理部530は起動時に統計情報
管理部520へクライアント登録メッセージを送信する
(1610)。これに対し、統計情報管理部520は当
該クライアント(経路制御プロトコル処理部530)を
クライアント管理テーブル900に登録し、クライアン
ト登録完了メッセージを経路制御プロトコル処理部53
0に送信する(1620)。
【0087】次に経路制御プロトコル処理部530は、
使用するイベントを登録するためにイベント登録メッセ
ージを統計情報管理部520に送信する(1630)。
これに対し、統計情報管理部520は当該イベントをイ
ベント割当テーブル1100およびイベント配送テーブ
ル1300に登録し、イベント登録完了メッセージを経
路制御プロトコル処理部530に送信する(164
0)。図16に示すように1個のクライアントが複数の
イベント登録を行ってもよい。
【0088】図17はイベント通知処理シーケンスを示
す図である。
【0089】統計情報収集部710は収集した統計情報
を統計情報通知メッセージとして統計情報管理部520
に送信する(1710)。複数の入出力部210に実装
されたそれぞれの統計情報収集部710が統計情報を通
知する。統計情報管理部520は、統計情報を受信した
らその情報がイベントの発生条件を満たしているかどう
かを調べ、もしイベント発生条件を満たしてたら当該イ
ベントを登録しているクライアント、本図の例では経路
制御プロトコル処理部530に通知する。(1720)
以下、図18から図25までに上記のシーケンスで使わ
れるメッセージの形式を示す。
【0090】図18は図15のリンク情報収集処理にお
いて統計情報管理部520が統計情報収集部710に送
信するリンク情報要求メッセージ1800の形式を示す
図である。
【0091】バージョン1810には本システムのバー
ジョン番号を設定する。
【0092】メッセージタイプ1820にはリンク情報
要求メッセージであることを示すコード番号を設定す
る。
【0093】メッセージ長1820には本メッセージ全
体の長さを設定する。
【0094】なお、バージョンおよびメッセージ長に設
定する情報の内容は以下で説明するすべてのメッセージ
に共通である。
【0095】図19は図15のリンク情報収集処理にお
いて統計情報収集部710が統計情報管理部520に送
信するリンク情報通知メッセージ1900の形式を示す
図である。メッセージタイプ1920にはリンク情報通
知メッセージであることを示すコード番号を設定する。
リンク情報データ1940にはリンク種別や帯域など当
該ネットワークリンクに関する構成定義情報を設定す
る。
【0096】図20は図16のクライアント登録処理に
おいてクライアントである経路制御プロトコル処理部5
30が統計情報管理部520に送信するクライアント登
録メッセージ2000の形式を示す図である。メッセー
ジタイプ2020にはクライアント登録メッセージであ
ることを示すコード番号を設定する。クライアント登録
データ2040にはクライアントの種別、名称などクラ
イアント登録に必要な情報を設定する。
【0097】図21は図16のクライアント登録処理に
おいて統計情報管理部520がクライアントである経路
制御プロトコル処理部530に送信するクライアント登
録完了メッセージ2100の形式を示す図である。メッ
セージタイプ2120にはクライアント登録完了メッセ
ージであることを示すコード番号を設定する。クライア
ントID2140には統計情報管理部520が割当てた
クライアントIDを設定する。
【0098】図22は図16のイベント登録処理におい
てクライアントである経路制御プロトコル処理部530
が統計情報管理部520に送信するイベント登録メッセ
ージ2200の形式を示す図である。メッセージタイプ
2220にはイベント登録メッセージであることを示す
コード番号を設定する。イベント登録データ2240に
はイベントID、配送種別などイベント登録に必要な情
報を設定する。
【0099】図23は図16のイベント登録処理におい
て統計情報管理部520がクライアントである経路制御
プロトコル処理部530に送信するイベント登録完了メ
ッセージ2300の形式を示す図である。メッセージタ
イプ2320にはイベント登録完了メッセージであるこ
とを示すコード番号を設定する。イベントID2340
には登録が完了したイベントIDを設定する。
【0100】図24は図17のイベント通知シーケンス
において統計情報収集部710が統計情報管理部520
に送信する統計情報通知メッセージ2400の形式を示
す図である。メッセージタイプ2420には統計情報通
知メッセージであることを示すコード番号を設定する。
統計情報2440にはリンクを識別するリンクIDや当
該リンクの統計情報などを設定する。
【0101】図25は図17のイベント通知シーケンス
において統計情報管理部520がクライアントである経
路制御プロトコル処理部530に送信するイベント通知
メッセージ2500の形式を示す図である。メッセージ
タイプ2520にはイベント通知メッセージであること
を示すコード番号を設定する。イベントデータ2540
にはイベントIDやイベントパラメータなどのイベント
に関する情報を設定する。
【0102】次に、図26から図30を用いて本発明の
統計情報管理部およびそのクライアントの処理フローを
説明する。
【0103】図26は統計情報管理部520の初期化処
理フローを示す図である。
【0104】統計情報管理部520が起動すると、まず
イベント定義ファイルを読み込んでイベント定義テーブ
ル1200を設定する(ステップ2605)。次にリン
ク管理テーブル800を初期化し(ステップ261
0)、統計情報テーブル1000を初期化し(ステップ
2615)、イベント割当テーブル1100を初期化し
(ステップ2620)、クライアント管理テーブル90
0を初期化し(ステップ2625)、イベント配送テー
ブル1300を初期化する(ステップ2630)。
【0105】図27は統計情報管理部520のリンク情
報収集処理フローを示す図である。
【0106】図15に示すように、統計情報管理部52
0は統計情報収集部710に対してリンク情報要求メッ
セージ1800を送信し、リンク情報を問合せる(ステ
ップ2705)。メッセージの受信を待ち(ステップ2
710)、統計情報収集部710からリンク情報通知メ
ッセージ1900を受信したら当該ネットワークリンク
に関する情報をリンク管理テーブル800に登録する
(ステップ2715)。
【0107】さらに問合せを行うべきリンクがあるかど
うかを判定し(ステップ2720)、もしあれば次のリ
ンクについて同様の処理を行う。
【0108】図28は統計情報管理部520のクライア
ント登録処理フローを示す図である。
【0109】図16に示すように、統計情報管理部52
0がクライアントである経路制御プロトコル処理部53
0からクライアント登録メッセージ2000を受信する
とこの処理が実行される。まず受信したクライアント登
録メッセージ2000に含まれるクライアント登録デー
タ2040に基づいて当該クライアントをクライアント
管理テーブル900に登録する(ステップ2805)。
このとき新しいクライアントIDを割当てて使用する。
次に、クライアント登録完了メッセージ2100を送信
し、割当てたクライアントIDをクライアントに通知す
る(ステップ2810)。
【0110】続いて、登録したクライアントからイベン
ト登録メッセージ2200を受信したかどうかを判定し
(ステップ2815)、受信しなければ処理を終了す
る。もしステップ2815でイベント登録メッセージ2
200を受信していたら、当該メッセージに含まれてい
るイベント登録データ2240に基づいて当該イベント
をイベント割当テーブル1100に登録し(ステップ2
820)、イベント配送テーブル1300に登録する
(ステップ2825)。次に、イベント登録完了メッセ
ージ2300を送信し、割当てたイベントIDをクライ
アントに通知する(ステップ2830)。
【0111】図29は統計情報管理部520の統計情報
受信処理フローを示す図である。
【0112】統計情報管理部520が統計情報収集部7
10から統計情報通知メッセージ2400を受信すると
この処理が実行される。まず受信した統計情報通知メッ
セージの統計情報2440に含まれるリンクIDをキー
にしてイベント割当テーブルを検索し(ステップ290
5)、リンクIDが一致するテーブルエントリがあるか
どうかを判定し(ステップ2910)、一致するものが
なければ処理を終了する。もしステップ2910で一致
するエントリがあれば当該イベントのイベントIDをキ
ーにしてイベント定義テーブルを検索する(ステップ2
915)。もし一致するエントリがなければ(ステップ
2920)、ステップ2905に戻る。
【0113】もし一致するエントリがあれば、イベント
発生と判断し、当該イベントのイベントIDをキーにし
てイベント配送テーブル1300を検索し(ステップ2
925)、クライアントにイベント通知メッセージ25
00を送信し(ステップ2930)、ステップ2905
に戻る。
【0114】図30はクライアントである経路制御プロ
トコル処理部530のイベント受信処理フローを示す図
である。
【0115】経路制御プロトコル処理部530が統計情
報管理部520からイベント通知メッセージ2500を
受信するとこの処理が実行される。まず受信したイベン
ト通知メッセージ2500のイベントデータ2540の
内容がリンク利用率増加イベントであるかどうかを判定
する(ステップ3005)。もしそうであればリンクコ
ストを大きくするような経路制御パケットを作成し(ス
テップ3010)、経路更新情報を隣接情報中継装置に
送信する(ステップ3015)。ステップ3005で受
信したイベントデータ2540の内容がリンク利用率増
加イベントでなければ、リンク利用率減少イベントかど
うかを判定する(ステップ3020)。
【0116】もしそうであればリンクコストを小さくす
るような経路制御パケットを作成し(ステップ302
5)、経路更新情報を隣接情報中継装置に送信する(ス
テップ3030)。もしステップ3020でそれ以外の
イベントの場合には処理を終了する。
【0117】このように本発明の情報中継装置を用いる
と、ネットワーク利用状況の変化を統計情報を通じて把
握し、任意の統計情報利用手段が状況に応じた動作を行
うことができるようになる。このため、ネットワークリ
ソースをより木目細かく管理し、有効利用することがで
きるようになる。
【0118】上記の実施例では、主に制御部ソフトウェ
アの動作を変えることによってパケット転送方法を変更
する例を示したが、統計情報利用手段としてはさまざま
なものが考えられる。例えば、オペレータがネットワー
クリンクの利用状況を視覚的に把握できるようにするた
め情報中継装置に適切な表示用のインジケータを設置
し、統計情報の変化に応じてその表示内容を変えること
も可能である。図31はそのようなインジケータの一例
を示している。図31は入出力部210の外観を示して
いる。前面の表示パネル3110には複数のネットワー
クリンク接続ポート3120があり、各ポートには一般
的なネットワーク機器と同様に接続状況を示すランプ3
130が付属している。本実施例では、さらに各ポート
の統計情報の変化を示すインジケータ3140、315
0が設置されている。たとえば、下側のインジケータ3
140はリンクの利用率変化を色の変化で示し、上側の
インジケータ3150はリンクのエラー率が一定値を超
えた場合に点灯して警告する、といった応用が考えられ
る。本実施例を実現するためには、表示パネルの制御を
行うプログラムに統計情報利用手段としての機能を追加
すればよい。
【0119】
【発明の効果】このように、本発明の統計情報収集手
段、統計情報管理手段およびそのクライアントである統
計情報利用手段が連携することにより、ネットワーク利
用状況を経路制御などの情報中継装置動作に反映するこ
とができるようになる。利用率の低いネットワークリン
クにトラフィックを誘導することによりネットワークリ
ソースを有効に利用することができる。また、既存の経
路制御プロトコルを変更することなく導入することがで
きるため、他の装置との相互接続性に優れており、ネッ
トワークの部分的なアップグレードにも対応可能であ
る。
【0120】本発明の方式はプログラムによって自動的
に動作させることができるため、利用状況監視・設定変
更などのために専門のオペレータを常駐させる必要がな
く、運用管理コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークシステムの構成図であ
る。
【図2】情報中継装置のハードウェア構成図である。
【図3】制御部の内部構成図である。
【図4】入出力部の内部構成図である。
【図5】制御部のソフトウェア構成図である。
【図6】制御部のソフトウェア構成図である。
【図7】入出力部のソフトウェア構成図である。
【図8】リンク管理テーブルのフォーマットを示す図で
ある。
【図9】クライアント管理テーブルのフォーマットを示
す図である。
【図10】統計情報テーブルのフォーマットを示す図で
ある。
【図11】イベント割当テーブルのフォーマットを示す
図である。
【図12】イベント定義テーブルのフォーマットを示す
図である。
【図13】イベント配送テーブルのフォーマットを示す
図である。
【図14】経路制御設定ウィンドウの表示内容を示す図
である。
【図15】統計情報管理部によるリンク情報収集処理の
シーケンスを示す図である。
【図16】統計情報管理部に対するクライアント登録お
よびイベント登録のシーケンスを示す図である。
【図17】統計情報管理部によるイベント通知のシーケ
ンスを示す図である。
【図18】リンク情報要求メッセージのメッセージ形式
を示す図である。
【図19】リンク情報通知メッセージのメッセージ形式
を示す図である。
【図20】クライアント登録メッセージのメッセージ形
式を示す図である。
【図21】クライアント登録完了メッセージのメッセー
ジ形式を示す図である。
【図22】イベント登録メッセージのメッセージ形式を
示す図である。
【図23】イベント登録完了メッセージのメッセージ形
式を示す図である。
【図24】統計情報通知メッセージのメッセージ形式を
示す図である。
【図25】イベント通知メッセージのメッセージ形式を
示す図である。
【図26】統計情報管理部の初期化処理の処理フローを
示す図である。
【図27】統計情報管理部のリンク情報収集処理の処理
フローを示す図である。
【図28】統計情報管理部のクライアント登録処理の処
理フローを示す図である。
【図29】統計情報管理部の統計情報受信処理の処理フ
ローを示す図である。
【図30】統計情報利用クライアントのイベント受信処
理の処理フローを示す図である。
【図31】本発明の情報中継装置におけるリンク利用状
況表示の例を示す図である。
【符号の説明】
100…ネットワーク、110…情報中継装置(ルー
タ)、120…端末、130…ネットワークリンク、2
00…制御部、210…入出力部、220…スイッチ
部、230…電源部、300…制御部メインメモリ、3
10…制御部CPU、320…シリアルコントローラ、
330…ディスクコントローラ、340…二次記憶、3
50…制御部スイッチインタフェース、400…入出力
部メインメモリ、410…入出力部CPU、420…パ
ケット処理部、430…制御部スイッチインタフェー
ス、440…ネットワークインタフェース、500…ユ
ーザインタフェース部、510…入出力部通信部、52
0…統計情報管理部、530…経路制御プロトコル処理
部、540…装置管理制御部、550…オペレーティン
グシステム、610…SNMP処理部、620…メッセ
ージ処理部、700…制御部通信部、710…統計情報
収集部、720…パケット転送処理部、730…パケッ
ト送信処理部、740…パケット受信処理部、800…
リンク管理テーブル、900…クライアント管理テーブ
ル、1000…統計情報テーブル、1100…イベント
割当テーブル、1200…イベント定義テーブル、13
00…イベント配送テーブル、1400…経路制御設定
ウィンドウ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA08 GA17 HA08 HB29 HD03 JA10 JT02 KA07 LB05 MA01 MB09 MD07 9A001 CC02 CZ06 JJ14 JJ18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置全体を管理し、パケットの転送方法
    を設定するための装置管理手段、 通信ネットワークに接続され、該通信ネットワークとの
    間でデータパケットを送受信するためのパケット送受信
    手段、 装置内にある装置管理手段および1個以上のパケット送
    受信手段とを相互に接続し、パケットを転送できるよう
    にするパケット交換手段、をそなえた情報中継装置にお
    いて、 パケット送受信手段が送受信するパケットに関する統計
    情報を収集する統計情報収集手段、 該統計情報収集手段が収集した統計情報を取得して蓄積
    ・管理し、統計情報に特定の変化があったときには通知
    イベントを発生させる統計情報管理手段、 該統計情報管理手段から呼び出され、統計情報、または
    統計情報の変化を表す通知イベント、またはその両方を
    あらかじめ登録された統計情報利用手段に通知する統計
    情報通知手段、 該統計情報通知手段からの通知を受信するとあらかじめ
    設定された条件により動作を変化させる統計情報利用手
    段、とをそなえたことを特徴とする情報中継装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された情報中継装置であ
    って、 統計情報に変化があった場合にあらかじめ設定されたネ
    ットワーク管理装置に対してネットワーク管理用トラッ
    プを送信するネットワーク管理エージェント手段をそな
    えたことを特徴とする情報中継装置(SNMPトラップ
    通知機能つき)。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された情報中継装置であ
    って、 統計情報に変化があった場合にあらかじめ設定された管
    理者宛に電子メールを送信する電子メール送信手段をそ
    なえたことを特徴とする情報中継装置(Eメール通知機
    能つき)。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された情報中継装置であ
    って、 統計情報に変化があった場合にあらかじめ設定された条
    件にしたがって経路制御プロトコルで使用するネットワ
    ークパラメータを変化させる経路制御プロトコル処理手
    段、をそなえたことを特徴とする情報中継装置(統計情
    報をOSPFの経路コストに利用する場合)。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された情報中継装置であ
    って、 統計情報に変化があった場合にあらかじめ設定された条
    件にしたがって複数の経路から特定の経路を選択する際
    の選択方法を変化させる複数経路選択手段、をそなえた
    ことを特徴とする情報中継装置(統計情報をマルチパス
    選択に利用する場合)。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載された情報中継装置であ
    って、 統計情報に変化があった場合にあらかじめ設定された条
    件にしたがって隣接する情報中継装置と連携して特定の
    パケット中継用の経路を設定する経路設定手段をそなえ
    たことを特徴とする情報中継装置(統計情報をMPLS
    のLSP設定に利用する場合)。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載された情報中継装置であ
    って、 装置外部の制御パネルに統計情報、または統計情報の変
    化を表すイベント、またはその両方を視覚的に表示する
    統計情報表示手段、 統計情報に変化があった場合にあらかじめ設定された条
    件にしたがって該統計情報表示手段の表示内容を変化さ
    せる統計情報表示制御手段とをそなえたことを特徴とす
    る情報中継装置(統計情報インジケータを持つ場合)。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載された情報中継装置であ
    って、 統計情報管理手段が統計情報からイベントを生成するた
    めの条件をあらかじめ装置利用者が定義し、設定し、変
    更するためのユーザインタフェース手段をそなえたこと
    を特徴とする情報中継装置(統計情報変化イベントをユ
    ーザが定義できる)。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載された情報中継装置であ
    って、 統計管理手段が収集した統計情報をファイル装置に記録
    したり、ファイル装置に記録された統計情報を取り出し
    て統計情報利用手段が利用できるようにする統計情報記
    録手段をそなえたことを特徴とする情報中継装置(統計
    情報の履歴を管理する)。
  10. 【請求項10】 装置全体を管理し、パケットの転送方
    法を設定するための装置管理手段、 通信ネットワークに接続され、該通信ネットワークとの
    間でデータパケットを送受信するためのパケット送受信
    手段、 装置内にある装置管理手段および1個以上のパケット送
    受信手段とを相互に接続し、パケットを転送できるよう
    にするパケット交換手段、を用いる情報中継方法であっ
    て、 パケット送受信手段が送受信するパケットに関する統計
    情報を収集する統計情報収集手段、 該統計情報収集手段が収集した統計情報を取得して蓄積
    ・管理する統計情報管理手段、 該統計情報管理手段から呼び出され、統計情報、または
    統計情報の変化を表すイベント情報、またはその両方を
    あらかじめ登録された統計情報利用手段に通知する統計
    情報通知手段、 該統計情報通知手段からの通知を受信するとあらかじめ
    設定された条件により動作を変化させる統計情報利用手
    段、とを用いることを特徴とする情報中継方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011108205A1 (ja) * 2010-03-05 2011-09-09 日本電気株式会社 通信システム、経路制御装置、パケット転送装置および経路制御方法

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