JP2001229011A - オペレーティングシステムのアップグレード支援システムおよびアップグレード支援方法 - Google Patents

オペレーティングシステムのアップグレード支援システムおよびアップグレード支援方法

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JP2001229011A
JP2001229011A JP2000036697A JP2000036697A JP2001229011A JP 2001229011 A JP2001229011 A JP 2001229011A JP 2000036697 A JP2000036697 A JP 2000036697A JP 2000036697 A JP2000036697 A JP 2000036697A JP 2001229011 A JP2001229011 A JP 2001229011A
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computer
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Noriaki Kitada
典昭 北田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オペレーティングシステムのアップグレードに
伴うソフトウェア管理を効率的に行うことを支援するア
ップグレード支援システムを提供する。 【解決手段】アップグレード支援プログラム102は、
アップグレード用の新オペレーティングシステムやこの
オペレーティングシステムをセットアップするためのオ
ペレーティングシステムバージョンアッププログラム1
02とともに光ディスク等に記憶されて提供される。そ
して、このアップグレード支援プログラム102は、起
動されると、アップグレード後のオペレーティングシス
テム上では動作しないソフトウェアを自動的に削除する
とともに、オペレーティングシステムのアップグレード
後、このアップグレード後のオペレーティングシステム
に対応した新ソフトウェアを自動的にセットアップす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばデスク
トップタイプやノートブックタイプ等のコンピュータの
動作を統合的に管理するオペレーティングシステムのア
ップグレードに伴うソフトウェア管理を効率的に行うこ
とを支援するアップグレード支援システムおよびアップ
グレード支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、たとえばデスクトップタイプやノ
ートブックタイプ等と称されるコンピュータが種々開発
されている。また、最近では、このコンピュータ上で基
幹システムとして動作するオペレーティングシステムの
アップグレードも比較的短期間のうちに進められてい
る。
【0003】このオペレーティングシステムのアップグ
レードは、たとえば頒布用の光ディスク上に新オペレー
ティングシステムとともに記録されたオペレーティング
システムバージョンアッププログラムを現行のオペレー
ティングシステム上で起動することにより行う。そし
て、このオペレーティングシステムバージョンアッププ
ログラムの起動後、ユーザは、ディスプレイ表示される
指示にしたがって操作するのみで、多くの場合は、ほぼ
自動的にこのアップグレード操作を完了させることが可
能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近のコン
ピュータは、製造・販売元から出荷される際に、既にい
くつかのソフトウェアがインストールされている場合が
多い。そして、これらのソフトウェアの中には、アップ
グレード後のオペレーティングシステム上では動作しな
いものも存在する。
【0005】しかしながら、従来のセットアップでは、
インストール済みのソフトウェアの環境を一律に引き継
ぐべく処理を進行させるのみで、アップグレード後のオ
ペレーティングシステム上での動作有無についての考慮
がなされていないため、この動作不能なソフトウェアが
依然としてシステム資源を無駄に消費し続けてしまうと
いった問題があった。
【0006】また、アップグレード後のオペレーティン
グシステムに対応した新ソフトウェアが提供されていた
としても、旧ソフトウェアから新ソフトウェアへのアッ
プグレードは、ユーザ自らがソフトウェアごとに個別に
行わなければならないといった問題があった。
【0007】この発明はこのような事情を考慮してなさ
れたものであり、オペレーティングシステムのアップグ
レードに伴うソフトウェア管理を効率的に行うことを支
援するアップグレード支援システムおよびアップグレー
ド支援方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明は、オペレーティングシステムをアッ
プグレードしようとするコンピュータの機種ごとに、そ
の機種のコンピュータにプレインストールされたソフト
ウェアの内、アップグレード後のオペレーティングシス
テム上では動作しないソフトウェアを自動的に削除する
ようにしたものであり、そのために、コンピュータの動
作を統合的に制御するオペレーティングシステムのアッ
プグレードを支援するアップグレード支援システムであ
って、アップグレード後のオペレーティングシステム上
で動作しないソフトウェアの一覧と、それらの各ソフト
ウェアの削除手順とをコンピュータの機種ごとに保持す
るアップグレード支援データベースと、前記コンピュー
タの機種を判別する機種判別手段と、前記機種判別手段
の判別結果と前記アップグレード支援データベースの内
容とに基づき、アップグレード後のオペレーティングシ
ステム上で動作しないソフトウェアを前記コンピュータ
から自動的に削除するソフトウェア管理手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0009】この発明においては、コンピュータの機種
ごとに、アップグレード後のオペレーティングシステム
上では動作しないソフトウェアが適切かつ自動的に削除
されるため、従来のように、動作不能なソフトウェアが
依然としてシステム資源を無駄に消費し続けてしまうと
いったことを防止する。
【0010】また、この発明は、オペレーティングシス
テムをアップグレードしようとするコンピュータにプレ
インストールされたソフトウェアの内、アップグレード
後のオペレーティングシステム上では動作しないソフト
ウェアを自動的に削除するとともに、オペレーティング
システムのアップグレード後に、このアップグレード後
のオペレーティングシステムに対応した新ソフトウェア
を自動的にセットアップするようにしたものであり、そ
のために、コンピュータの動作を統合的に制御するオペ
レーティングシステムのアップグレードを支援するアッ
プグレード支援システムであって、アップグレード後の
オペレーティングシステム上で動作しないソフトウェア
の一覧と、それらの各ソフトウェアの削除手順と、アッ
プグレード後のオペレーティングシステムに対応した新
ソフトウェアおよびそのセットアッププログラムとを保
持するアップグレード支援データベースと、前記アップ
グレード支援データベースの内容に基づき、アップグレ
ード後のオペレーティングシステム上で動作しないソフ
トウェアを前記コンピュータから自動的に削除し、か
つ、オペレーティングシステムのアップグレード後に前
記新ソフトウェアを自動的にセットアップするソフトウ
ェア管理手段とを具備することを特徴とする。
【0011】この発明においては、アップグレード後の
オペレーティングシステム上では動作しないソフトウェ
アが適切かつ自動的に削除されるため、従来のように、
動作不能なソフトウェアが依然としてシステム資源を無
駄に消費し続けてしまうといったことを防止することに
加え、アップグレード後のオペレーティングシステムに
対応した新オペレーティングシステムが自動的にセット
アップされるため、従来のように、このセットアップを
ユーザ自らにソフトウェアごとに個別に行わせるといっ
たことを不要にする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態
に係るコンピュータシステムのハードウェア構成を示す
図である。
【0013】このコンピュータシステムは、たとえばデ
スクトップタイプやノートブックタイプ等のコンピュー
タであり、図1に示すように、たとえばPCIバス等の
システムバス1に、CPU11、システムメモリ12、
ディスプレイコントローラ13、HDD14、CD−R
OM15、フラッシュROM16、モデム17およびキ
ーボードコントローラ18が接続されている。
【0014】CPU11は、このコンピュータシステム
全体の制御を司るものであり、システムメモリ12に格
納されたオペレーティングシステムや、後述するアップ
グレード支援プログラム、オペレーティングシステムバ
ージョンアッププログラム等を含む各種アプリケーショ
ンプログラムの記述に基づいて動作する。
【0015】システムメモリ12は、このコンピュータ
システムの主記憶となるメモリデバイスであり、CPU
11の動作を記述したオペレーティングシステムや、後
述するアップグレード支援プログラム、オペレーティン
グシステムバージョンアッププログラム等を含む各種ア
プリケーションプログラムを格納する。
【0016】ディスプレイコントローラ13は、このコ
ンピュータシステムのユーザインタフェースのアウトプ
ットを司るものであり、CPU11により描画されたビ
デオRAM内の表示データをCRTやLCD等の表示装
置に表示制御する。
【0017】HDD14、CD−ROM15およびフラ
ッシュROM16は、このコンピュータシステムの外部
記憶となるメモリデバイスであり、システム起動時、現
行のオペレーティングシステムは、このHDD14から
システムメモリ12にロードされる。一方、後述するア
ップグレード支援プログラムおよびオペレーティングシ
ステムバージョンアッププログラムは、CD−ROM1
5からシステムメモリ12にロードされ、また、このオ
ペレーティングシステムバージョンアッププログラムに
よりセットアップされる新たなオペレーティングシステ
ムも、このCD−ROM15により読み出されてHDD
14に格納される。さらに、フラッシュROM16に
は、BIOS(Basic Input/Output
System)のほか、このコンピュータの機種情報
等を含むDMI(DesktopManagement
Interface)情報が格納されている。
【0018】モデム17は、他のコンピュータとの間の
通信を司るものであり、このコンピュータシステムは、
このモデム17を介してLANやインターネットなどと
ネットワーク接続される。
【0019】そして、キーボードコントローラ18は、
このコンピュータシステムのユーザインタフェースのイ
ンプットを司るものであり、キーボードやマウス等の入
力装置の操作をデータ化してCPU11に引き渡す。
【0020】図2は、このコンピュータシステムにおけ
るオペレーティングシステムのアップグレードおよびそ
れに伴うソフトウェア管理に関するソフトウェア構成を
示す図である。
【0021】このコンピュータシステムの動作は、オペ
レーティングシステム100によって統合的に制御され
ており、オペレーティングシステム100は、この制御
のために必要な各種情報を、HDD14上に確保したレ
ジストリファイル103に格納する。
【0022】また、このオペレーティングシステム10
0をアップグレードする場合には、このオペレーティン
グシステム100の制御下で、オペレーティングシステ
ムバージョンアッププログラム102を起動する。この
オペレーティングシステムバージョンアッププログラム
102は、通常、セットアップされる新オペレーティン
グシステムとともに、光ディスク等に記録されて頒布さ
れるものである。そして、この発明の特徴は、このオペ
レーティングシステムバージョンアッププログラム10
2によるオペレーティングシステム100のアップグレ
ードに伴うソフトウェア管理を、ユーザがより効率的に
行えるようにするために、さらに、アップグレード支援
プログラム101を設けて提供するようにした点にあ
り、以下、この点について詳述する。
【0023】いま、図3に示すように、アップグレード
前の旧オペレーティングシステム上でソフトウェア1〜
ソフトウェア3が動作しており、このうち、ソフトウェ
ア2〜ソフトウェア3はアップグレード後の新オペレー
ティングシステム上では動作しないが、ソフトウェア3
については、アップグレード後の新オペレーティングシ
ステムに対応した新ソフトウェア3が提供されているも
のとする。この場合、従来であれば、ユーザ自らが、ア
ップグレード時にソフトウェア2を削除するとともに、
ソフトウェア3を新ソフトウェア3へとアップグレード
する。一方、この発明では、アップグレード支援プログ
ラム101が、同じく光ディスク上に記録されたアップ
グレードデータベース104を用いて、このソフトウェ
ア2の削除とソフトウェア3の新ソフトウェア3へのア
ップグレードとを自動的に実行する。
【0024】このアップグレードデータベース104
は、アップグレードポリシー1041、ソフトウェア削
除手順1042、新バージョンのオペレーティングシス
テムに対応したソフトウェアのセットアップイメージ1
043を格納しており、この例では、それぞれ図4に示
すような内容を保持している。
【0025】アップグレードポリシー1041は、サポ
ート対象の機種ごとに、プレインストールされたソフト
ウェアの内、アップグレード後のオペレーティングシス
テム上では動作しないソフトウェアの一覧を保持する。
したがって、ここでは、「ソフトウェア2」と「ソフト
ウェア3」とを含む一覧が保持される。さらに、このア
ップグレードポリシー1041には、各ソフトウェアを
アップグレード後のオペレーティングシステム上で動作
させた場合に、致命的なエラーを起こす蓋然性が高いか
どうかを区別するためのデータも保持される。
【0026】また、ソフトウェア削除手順1042は、
アップグレードポリシー1041で示された各ソフトウ
ェアの削除手順を保持する。したがって、ここでは、
「ソフトウェア2」と「ソフトウェア3」との削除手順
が保持される。なお、ここで保持される削除手順として
は、ソフトウェアを削除するためのアンインストールプ
ログラム名を示すテキストデータや、アンインストール
プログラムそのものであっても良いし、ディスク上から
削除すべきファイル名等を列挙したテキストデータであ
っても良い。さらに、このソフトウェア削除手順104
2には、各ソフトウェアの存在有無の判定方法(たとえ
ばレジストリファイル103を参照してソフトウェアの
存在有無を判定する、所定のファイルの存在有無により
ソフトウェアの存在有無を判定する、等)を示すデータ
も保持される。
【0027】そして、新バージョンのオペレーティング
システムに対応したソフトウェアのセットアップイメー
ジ1043は、アップグレード後のオペレーティングシ
ステムに対応した新ソフトウェアおよびそのセットアッ
ププログラムを保持する。したがって、ここでは、「新
ソフトウェア3」の実行モジュールおよびそのセットア
ッププログラムが保持される。
【0028】アップグレード支援プログラム101は、
起動されると、まず、図5に示すような画面をユーザに
提示する。
【0029】この画面は、オペレーティングシステム1
00のアップグレードに伴うソフトウェア管理を手引き
するための総合メニュー画面であり、この画面表示に対
し、ユーザは、マウスを操作して、画面上の任意の位置
を指し示すためのマウスカーソルを「アップグレードを
行う」の文字列(図5のa)の上に合わせ、かつ、その
状態でマウスボタンを押下することにより、オペレーテ
ィングシステム100のアップグレードを開始させる。
【0030】一方、この「アップグレードを行う」の文
字列(図5のa)上にマウスカーソルが合わされた状態
でマウスボタンを押下されると、アップグレード支援プ
ログラム101は、このコンピュータの機種を判別し、
その判別結果を図6に示すような画面上の所定のエリア
(図6のb1)に提示する。
【0031】このコンピュータの機種の判別は、API
(Application Program Inte
rface)と称される関数をオペレーティングシステ
ム100に向けて発行することによって実行する。な
お、オペレーティングシステム100は、このAPIを
受け取ると、フラッシュROM16に格納されたDMI
情報を参照し、このDMI情報から機種情報を知得して
アップグレード支援プログラム101に返送する。
【0032】この判別結果が正しいとき、ユーザは、ア
ップグレードの続行を示すアイコン(図6のb2)上に
マウスカーソルを合わせ、かつ、その状態でマウスボタ
ンを押下することにより、オペレーティングシステム1
00のアップグレードを続行させる。一方、アップグレ
ードの続行を指示されたアップグレード支援プログラム
101は、先に判別した機種に対応するアップグレード
ポリシー1041を参照し、そこで示されるソフトウェ
アの一覧を図7に示すように表示する。
【0033】ここで、アップグレード支援プログラム1
01は、アップグレード後のオペレーティングシステム
とは互換性がないが致命的なエラーを起こすには至らな
いソフトウェアの一覧(図7のc1)と、アップグレー
ド後のオペレーティングシステムとは互換性がなく、か
つ、致命的なエラーを起こす蓋然性が高いソフトウェア
の一覧(図7のc2)とに分けて表示する。この区分け
は、アップグレードポリシー1041が保持するデータ
に基づいて行う。そして、アップグレード支援プログラ
ム101は、アップグレード後のオペレーティングシス
テムとは互換性がないが致命的なエラーを起こすには至
らないソフトウェアについては、削除回避の選択肢をユ
ーザに与える(原則はすべて削除とする)。
【0034】次に、ユーザは、アップグレードの続行を
示すアイコン(図7のc3)上にマウスカーソルを合わ
せ、かつ、その状態でマウスボタンを押下することによ
り、オペレーティングシステム100のアップグレード
を続行させる。一方、アップグレードの続行を指示され
たアップグレード支援プログラム101は、まず、新バ
ージョンのオペレーティングシステムに対応したソフト
ウェアのセットアップイメージ1043に保持された、
アップグレード後のオペレーティングシステムに対応し
た新ソフトウェアおよびそのセットアッププログラムを
すべてHDD14に取り込み、次に、アップグレードポ
リシー1041で列挙されたソフトウェアすべてをソフ
トウェア削除手順1042にしたがって削除し、オペレ
ーティングシステムバージョンアッププログラム102
を起動する。そして、オペレーティングシステムバージ
ョンアッププログラム102によるオペレーティングシ
ステムのアップグレード後、今度は、先に取り込んでお
いたセットアッププログラムを順次実行し、新ソフトウ
ェアをセットアップした後、HDD14に取り込んだ新
ソフトウェアおよびそのセットアッププログラムをすべ
て削除する。
【0035】なお、アップグレード支援プログラム10
1は、オペレーティングシステムのアップグレードが、
旧環境を引き継ぐべく処理を進行させる点を利用して、
オペレーティングシステムバージョンアッププログラム
102を起動する直前に、現行のオペレーティングシス
テムの初期処理の1つとして自身を登録することによ
り、アップグレード後の新オペレーティングシステムの
起動直後に自身が再起動されるようにし、前述の新ソフ
トウェアのセットアップを実行する。また、再起動時の
最後に、新オペレーティングシステムの初期処理から自
身を除外する。
【0036】以上により、アップグレード後のオペレー
ティングシステム上では動作しないソフトウェアの自動
削除とアップグレード後のオペレーティングシステムに
対応した新ソフトウェアの自動セットアップが実現され
る。
【0037】図8は、このアップグレード支援プログラ
ム101の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0038】アップグレード支援プログラム101は、
まず、このコンピュータの機種を判別し(ステップS
1)、アップグレードデータベース104からその機種
に対応したアップグレードポリシー1041を取得する
(ステップS2)。
【0039】次に、アップグレード支援プログラム10
1は、アップグレード後のオペレーティングシステムに
対応した新ソフトウェアおよびそのセットアッププログ
ラムを取得する(ステップS3)。
【0040】そして、アップグレード支援プログラム1
01は、取得したアップグレードポリシー1041で列
挙される、アップグレード後のオペレーティングシステ
ム上では動作しないソフトウェアをすべて削除し(ステ
ップS4)、オペレーティングシステムバージョンアッ
ププログラム102を起動する(ステップS5)。
【0041】オペレーティングシステムバージョンアッ
ププログラム102によるオペレーティングシステムの
アップグレードが実行されると、アップグレード後のオ
ペレーティングシステムが起動され(ステップS6)、
次いで、このアップグレード後のオペレーティングシス
テム上でアップグレード支援プログラム101が再起動
される。そして、再起動されたアップグレード支援プロ
グラム101は、先に取得したアップグレード後のオペ
レーティングシステムに対応した新ソフトウェアのセッ
トアッププログラムを起動して、その新ソフトウェアを
セットアップする(ステップS7)。
【0042】このように、このアップグレード支援プロ
グラム101を設けて提供することにより、オペレーテ
ィングシステムバージョンアッププログラム102によ
るオペレーティングシステム100のアップグレードに
伴うソフトウェア管理を、ユーザがより効率的に行える
ようになる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、オペレーティングシステムをアップグレードしよう
とするコンピュータの機種ごとに、その機種のコンピュ
ータにプレインストールされたソフトウェアの内、アッ
プグレード後のオペレーティングシステム上では動作し
ないソフトウェアを自動的に削除するようにしたため、
従来のように、動作不能なソフトウェアが依然としてシ
ステム資源を無駄に消費し続けてしまうといったことを
防止する。
【0044】また、オペレーティングシステムをアップ
グレードしようとするコンピュータにプレインストール
されたソフトウェアの内、アップグレード後のオペレー
ティングシステム上では動作しないソフトウェアを自動
的に削除するとともに、オペレーティングシステムのア
ップグレード後に、このアップグレード後のオペレーテ
ィングシステムに対応した新ソフトウェアを自動的にセ
ットアップするようにしたため、従来のように、動作不
能なソフトウェアが依然としてシステム資源を無駄に消
費し続けてしまうといったことを防止することに加え、
従来のように、このセットアップをユーザ自らにソフト
ウェアごとに個別に行わせるといったことを不要にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るコンピュータシス
テムのハードウェア構成を示す図。
【図2】同実施形態のコンピュータシステムにおけるオ
ペレーティングシステムのアップグレードおよびそれに
伴うソフトウェア管理に関するソフトウェア構成を示す
図。
【図3】同実施形態のアップグレード支援プログラムに
よるオペレーティングシステムのアップグレードおよび
それに伴うソフトウェア管理の動作を説明するための概
念図。
【図4】同実施形態のアップグレードデータベースに格
納されるアップグレードポリシー、ソフトウェア削除手
順、新バージョンのオペレーティングシステムに対応し
たソフトウェアのセットアップイメージ示す概念図。
【図5】同実施形態のアップグレード支援プログラムが
起動された際に表示する総合メニュー画面を例示する
図。
【図6】同実施形態のアップグレード支援プログラムが
判別したコンピュータの機種をユーザに提示する画面を
例示する図。
【図7】同実施形態のアップグレード支援プログラムが
削除対象とするソフトウェアの一覧表示例を示す図。
【図8】同実施形態のアップグレード支援プログラムの
動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…システムバス 11…CPU 12…システムメモリ 13…ディスプレイコントローラ 14…HDD 15…CD−ROM 16…フラッシュROM 17…モデム 18…キーボードコントローラ 100…オペレーティングシステム 101…アップグレード支援システム 102…オペレーティングシステムバージョンアッププ
ログラム 103…レジストリファイル 104…アップグレードデータベース

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータの動作を統合的に制御する
    オペレーティングシステムのアップグレードを支援する
    アップグレード支援システムであって、 アップグレード後のオペレーティングシステム上で動作
    しないソフトウェアの一覧と、それらの各ソフトウェア
    の削除手順とをコンピュータの機種ごとに保持するアッ
    プグレード支援データベースと、 前記コンピュータの機種を判別する機種判別手段と、 前記機種判別手段の判別結果と前記アップグレード支援
    データベースの内容とに基づき、アップグレード後のオ
    ペレーティングシステム上で動作しないソフトウェアを
    前記コンピュータから自動的に削除するソフトウェア管
    理手段とを具備することを特徴とするアップグレード支
    援システム。
  2. 【請求項2】 コンピュータの動作を統合的に制御する
    オペレーティングシステムのアップグレードを支援する
    アップグレード支援システムであって、 アップグレード後のオペレーティングシステム上で動作
    しないソフトウェアの一覧と、それらの各ソフトウェア
    の削除手順と、アップグレード後のオペレーティングシ
    ステムに対応した新ソフトウェアおよびそのセットアッ
    ププログラムとを保持するアップグレード支援データベ
    ースと、 前記アップグレード支援データベースの内容に基づき、
    アップグレード後のオペレーティングシステム上で動作
    しないソフトウェアを前記コンピュータから自動的に削
    除し、かつ、オペレーティングシステムのアップグレー
    ド後に前記新ソフトウェアを自動的にセットアップする
    ソフトウェア管理手段とを具備することを特徴とするア
    ップグレード支援システム。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータの機種を判別する機種
    判別手段をさらに具備し、 前記ソフトウェア管理手段は、前記機種判別手段の判別
    結果とコンピュータの機種ごとに情報を保持する前記ア
    ップグレード支援データベースの内容とに基づき、前記
    ソフトウェアの自動削除および自動セットアップを実行
    することを特徴とする請求項2記載のアップグレード支
    援システム。
  4. 【請求項4】 アップグレード後のオペレーティングシ
    ステム上で動作しないソフトウェアの一覧と、それらの
    各ソフトウェアの削除手順とをコンピュータの機種ごと
    に保持するアップグレード支援データベースを用いて、
    コンピュータの動作を統合的に制御するオペレーティン
    グシステムのアップグレードを支援するアップグレード
    支援方法であって、 前記コンピュータの機種を判別し、 この判別結果と前記アップグレード支援データベースの
    内容とに基づき、アップグレード後のオペレーティング
    システム上で動作しないソフトウェアを前記コンピュー
    タから自動的に削除することを特徴とするアップグレー
    ド支援方法。
  5. 【請求項5】 アップグレード後のオペレーティングシ
    ステム上で動作しないソフトウェアの一覧と、それらの
    各ソフトウェアの削除手順と、アップグレード後のオペ
    レーティングシステムに対応した新ソフトウェアおよび
    そのセットアッププログラムとを保持するアップグレー
    ド支援データベースを用いて、コンピュータの動作を統
    合的に制御するオペレーティングシステムのアップグレ
    ードを支援するアップグレード支援方法であって、 前記アップグレード支援データベースの内容に基づき、
    アップグレード後のオペレーティングシステム上で動作
    しないソフトウェアを前記コンピュータから自動的に削
    除し、かつ、オペレーティングシステムのアップグレー
    ド後に前記新ソフトウェアを自動的にセットアップする
    ことを特徴とするアップグレード支援方法。
  6. 【請求項6】 さらに前記コンピュータの機種を判別
    し、 この判別結果とコンピュータの機種ごとに情報を保持す
    る前記アップグレード支援データベースの内容とに基づ
    き、前記ソフトウェアの自動削除および自動セットアッ
    プを実行することを特徴とする請求項5記載のアップグ
    レード支援方法。
  7. 【請求項7】 アップグレード後のオペレーティングシ
    ステム上で動作しないソフトウェアの一覧と、それらの
    各ソフトウェアの削除手順とをコンピュータの機種ごと
    に保持するアップグレード支援データベースを用いて、
    コンピュータの動作を統合的に制御するオペレーティン
    グシステムのアップグレードを支援するためのプログラ
    ムであって、 前記コンピュータの機種を判別し、 この判別結果と前記アップグレード支援データベースの
    内容とに基づき、アップグレード後のオペレーティング
    システム上で動作しないソフトウェアを前記コンピュー
    タから自動的に削除するように前記コンピュータを動作
    制御するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可
    能な記憶媒体。
  8. 【請求項8】 アップグレード後のオペレーティングシ
    ステム上で動作しないソフトウェアの一覧と、それらの
    各ソフトウェアの削除手順と、アップグレード後のオペ
    レーティングシステムに対応した新ソフトウェアおよび
    そのセットアッププログラムとを保持するアップグレー
    ド支援データベースを用いて、コンピュータの動作を統
    合的に制御するオペレーティングシステムのアップグレ
    ードを支援するためのプログラムであって、 前記アップグレード支援データベースの内容に基づき、
    アップグレード後のオペレーティングシステム上で動作
    しないソフトウェアを前記コンピュータから自動的に削
    除し、かつ、オペレーティングシステムのアップグレー
    ド後に前記新ソフトウェアを自動的にセットアップする
    ように前記コンピュータを動作制御するプログラムを記
    憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記プログラムは、 さらに前記コンピュータの機種を判別し、 この判別結果とコンピュータの機種ごとに情報を保持す
    る前記アップグレード支援データベースの内容とに基づ
    き、前記ソフトウェアの自動削除および自動セットアッ
    プを実行するように前記コンピュータを動作制御するこ
    とを特徴とする請求項8記載のコンピュータ読み取り可
    能な記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004280839A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Microsoft Corp オペレーティングシステム展開の方法およびシステム
JP2015072704A (ja) * 2003-09-30 2015-04-16 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ プログラム,情報処理方法及び情報処理装置

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