JP2001228829A - 液晶駆動方法及び駆動回路 - Google Patents

液晶駆動方法及び駆動回路

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JP2001228829A
JP2001228829A JP2000039746A JP2000039746A JP2001228829A JP 2001228829 A JP2001228829 A JP 2001228829A JP 2000039746 A JP2000039746 A JP 2000039746A JP 2000039746 A JP2000039746 A JP 2000039746A JP 2001228829 A JP2001228829 A JP 2001228829A
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Kazuyoshi Kawabe
和佳 川辺
Hiroyuki Nitta
博幸 新田
Satoru Tsunekawa
悟 恒川
Hirobumi Koshi
博文 輿
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】近年、情報化社会の飛躍的な発展、その一方
で、環境意識が定着してきたため、大画面、高精細でか
つ、低消費電力、低コストな液晶表示装置の要求が拡大
している。従来のようなボルテージフォロアアンプで駆
動する出力駆動方法で、前要求に応えるためには、アン
プそのものの駆動力を増強すべく、動作電流を増やす
か、あるいは大型に構成する必要がある。しかし、前記
いずれの方法でも消費電力、チップサイズ(コスト)双
方を増大させるといった問題があった。 【解決手段】表示データに対応した液晶表示電圧と液晶
パネルに接続された出力端子の現出力電圧を比較し、そ
の比較結果に応じて、一出力端子につき備えられた単数
もしくは複数の出力駆動部を切り替え、前記液晶パネル
に接続された出力端子電圧が前記液晶表示電圧と一致す
るように駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画素がマトリ
クス状に配列された液晶表示パネルを駆動する液晶ドラ
イバの駆動方法及び駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ドライバは表示データを、前記表示
データに対応した表示電圧に変換し、前記液晶ドライバ
の出力端子に出力することで液晶パネルを駆動する。前
記液晶ドライバの出力駆動回路は、例えば、F.Kato, et
al, SID'96“An 8-bit Digital Data Driver for Colo
r TFT-LCDs”にもあるような、液晶表示電圧をバッファ
リングして出力するボルテージフォロアアンプが広く採
用されている。ボルテージフォロアアンプとは、液晶表
示電圧(アンプ入力)を出力端子電圧(アンプ出力)と
比較し、フィードバックをかけて出力端子電圧を液晶表
示電圧に一致させるよう駆動する回路構成のことを言
う。ボルテージフォロアを用いた場合における、液晶表
示パネル遠端部の駆動波形を図11、図12に示す。図11の0
31は初期値0からVlcdへ、図12の033は初期値Vlcdから0
へ変化する駆動波形である。出力端子電圧Vout+、Vout-
が液晶表示電圧Vin+、Vin-に到達するまでの時間は、図
11の031と032、また図12の033と034を比較することで、
液晶表示電圧Vin+、Vin-にほとんど依存しないことが言
え、液晶表示電圧が低い場合でも0からVlcdまで、もしく
はVlcdから0まで駆動するだけの時間を要していること
が分かる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、情報化の加速、
さらにはユーザーの環境意識の高まりなどから、より高
精細かつ大画面、低コストかつ低消費電力型の液晶表示
装置が望まれるようになってきている。現状の駆動方法
及び駆動回路(ボルテージフォロアアンプ)でこれらの
要求に応えるためには、次のような点で困難となる。高
精細かつ大画面化を実現するにあたり、水平周波数の高
速化が必要となると同時に、液晶表示パネルの駆動負荷
が増大するため、液晶ドライバの駆動力をこれまで以上
に必要とする。しかし、従来型の駆動方法並びに駆動回
路(ボルテージフォロアアンプ)で駆動力を向上させる
には、少なくとも、アンプ内部の動作電流を増加させる
か、アンプ自体を大型化する必要があり、いずれにして
も消費電力及びチップサイズを増大させる結果となって
しまうということである。
【0004】本発明は、このような相反する要求を同時
に満たすべく考案したものである。つまり、高精細かつ
大画面の液晶表示パネルであっても、高速に駆動可能で
あり、なおかつ、低消費電力で、小チップサイズ(低コ
スト)となる液晶駆動を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にて考案した駆動
回路は、一出力端子につき単数もしくは複数の出力駆動
部を装備している。前記出力駆動部には、液晶ドライバ
内の最大もしくは最小電圧を出力可能な手段を有する出
力駆動部を少なくとも一つは導入している。以降、前記
特徴を持つ出力駆動部を第一出力駆動部と称す。また複
数の出力駆動部を装備している場合には、現出力電圧を
液晶表示電圧に一致させるよう制御可能な出力駆動部を
少なくとも一つは導入している。以降、前記特徴を持つ
出力駆動部を第二出力駆動部と称す。本発明にて考案し
た駆動回路は、液晶表示電圧と現出力電圧とを比較する
コンパレータによって、単数の出力駆動部のみを装備し
ている場合には、第一出力駆動部を出力端子から切断す
る手段、また複数の出力駆動部を装備している場合に
は、第一出力駆動部と第二出力駆動部を切り替える手段
を有している。ただし、前記切り替え手段には、コンパ
レータが第一出力駆動部から第二出力駆動部へ、また第
二出力駆動部から第一出力駆動部へという切り替えを可
能とする可逆切り替え手段と、第一出力駆動部から第二
出力駆動部への切り替えのみという不可逆切り替え手段
とがある。前記可逆切り替え手段は、前記コンパレータ
により液晶表示電圧と現出力電圧とを比較し、その結果
に応じて、複数の出力駆動部を双方向に切り替えるとい
うことを行う。前記不可逆切り替え手段は、前記の比較
結果を保持する記憶手段を介し、複数の出力駆動部を一
方向に切り替えるということを行う。
【0006】このように、単数の出力駆動部を有する場
合では、コンパレータは、第一出力駆動部と出力端子と
を連結・切断する、また複数の出力駆動部を有する場合
では、第一、第二出力駆動部を切り替えるためだけの駆
動力でよいため、小規模に構成することができる。さら
に第一の出力駆動部で主に駆動を行うため、液晶表示パ
ネルを高速に駆動することができる。複数の出力駆動部
を有している回路で、可逆切り替え手段を採用した場
合、第二の出力駆動部は現出力端子電圧を液晶表示電圧
と一致するよう補助的に制御することになり、第二の出
力駆動部をも小規模に構成可能となる。他方、不可逆切
り替え手段を採用した場合には、前記コンパレータが第
二の出力駆動部を兼ねることができ、回路構成を簡素に
できるという効果がある。したがって、駆動力を増強し
たとしても、低消費電力化、小チップサイズ(低コス
ト)に駆動回路を構成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1、図2、図3、
図4を用いて、本発明にて考案した駆動方法に基づく実
施例1を説明する。図1は実施例1における駆動回路構成
図、図2は動作説明図、図3は正極性で駆動(充電)す
る場合、図4は負極性で駆動(放電)する場合の液晶表
示パネル遠端部の駆動波形図である。実施例1に示した
駆動回路は、単数の出力駆動部のみを有した最もシンプ
ルな構成を特徴としている。041、042が第一出力駆動部
として、それぞれ最大電圧Vlcdと最小電圧Vgndを供給す
る。051は正極性出力回路、052は負極性出力回路を示し
ており、043、044はそれぞれ、第一出力駆動部041、042
と、液晶表示パネル040内の抵抗035と容量036でモデル
化した1出力分負荷049、050それぞれに接続された液晶
ドライバ出力端子047、048を連結・切断するスイッチで
ある。045は正極側コンパレータで、Vout+<Vin+のとき
出力ノード053(図2)をLowレベル、Vout+>Vin+のとき
はHighレベルで動作させるものとする。また046は負極
側コンパレータで、Vout->Vin-のとき出力ノード054
(図2)をHighレベル、Vout-<Vin-のときはLowレベル
で動作させるものとする。コンパレータ045、046は、液
晶ドライバ出力電圧Vout+、Vout-と液晶表示電圧Vin+、
Vin-をそれぞれ比較することでスイッチ043、044をON/
OFFする。スイッチ043、044がOFFの場合、液晶ドライバ
出力部047、048はハイインピーダンス状態となるため、
理論上、液晶表示パネルの被駆動部は一定の電圧を保持
しているものと考えられる。
【0008】次に実施例1に示す駆動方法及び駆動回路
の動作を図1、図2、図3、図4を用いて説明する。液
晶表示パネル040内の1出力分負荷049を正極性で駆動
(充電)する場合、Vout+<Vin+であるため、コンパレー
タ045の出力ノード053はLowレベルとなっており、スイ
ッチ043をONするものとする。スイッチ043がONになる
と、図2に示すように第一出力駆動部041からパネル1出
力分負荷049に充電電流が流れ、図3中の061に示すよう
な経路で、Vout+が初期値0からVlcdに向って高速に増加
し続ける。負極性で駆動(放電)する場合も同様に、Vo
ut->Vin-であるため、コンパレータ046の出力ノード054
はHighレベルとなっており、スイッチ044をONするもの
とする。スイッチ044がONになると、図2に示すよう
に、パネル1出力分負荷050から第一出力駆動部042へ放
電電流が流れ、図4中の063に示すような経路で、Vout+
が初期値Vlcdから0に向って高速に減少し続ける。液晶
ドライバ出力電圧Vout+、Vout-が液晶表示電圧Vin+、Vi
n-に対して、Vout+>Vin+、Vout-<Vin-になると、コンパ
レータ045、046の出力ノード053、054の電圧レベルは反
転、つまりそれぞれHigh、Lowとなり、スイッチ043、04
4がOFFされる。その時点で、図3の062、図4の064に示
すように、Vout+、Vout-はほぼVin+、Vin-と等しい電圧
値に保持される。
【0009】このように実施例1に示す駆動は、コンパ
レータ045、046が、液晶ドライバ出力電圧Vout+、Vout-
と液晶表示電圧Vin+、Vin-とをそれぞれ比較し、第一出
力駆動部041、042と液晶ドライバ出力端子047、048を連
結・切断するスイッチ043、044を切り替え、液晶表示パ
ネル040を高速に駆動する。ただし、以上述べた実施例1
の構成に関して、スイッチ043、044とコンパレータ04
5、046の切り替え論理は実施例1に示したものに限定し
なくてもよい。
【0010】(実施例2)図5、図6、図7、図8を用
いて、本発明にて考案した駆動方法に基づく実施例2を
説明する。図5は実施例2における駆動回路構成図、図
6は動作説明図、図7は正極性で駆動(充電)する場
合、図7は負極性で駆動(放電)する場合の液晶表示パ
ネル遠端部の駆動波形図である。040〜050は実施例1と
同様であるため説明は省略する。071は正極性出力回
路、072は負極性出力回路を示す。実施例1で説明した
ように、スイッチ043、044をOFFすることで液晶表示パ
ネル040の入力をハイインピーダンス状態にし、前記パ
ネル内に電圧値を保持できるが、実際には隣接するドレ
イン線やゲート線との寄生容量の影響で、前記パネルに
保持されているはずの電圧値が変動する。実施例2は、
実施例1の駆動方法及び駆動回路を改良したもので、図
1の構成に、第二出力駆動部として小規模なアンプ07
5、076と、前記アンプの出力ノード079、080(図6)と
液晶ドライバ出力047、048とを連結・切断するスイッチ
073、074を追加することで、液晶表示パネル040内に保
持されている電圧値が変動することを抑制できる回路に
再構成したものとなっている。
【0011】次に実施例2に示す駆動方法及び駆動回路
の動作を図5、図6、図7、図8を用いて説明する。液
晶表示パネル040内の1出力負荷049を正極性で駆動(充
電)する場合、Vout+<Vin+であるため、正極側コンパレ
ータ045の出力ノード077はLowレベルとなっており、ス
イッチ043をON、073をOFFするものとする。スイッチ043
をON、スイッチ073をOFFすることで、図6に示すように
第一出力駆動部041からパネル負荷049に充電電流が流
れ、図7中の091に示すような経路で、Vout+が初期値0
からVlcdに向って高速に増加し続ける。1出力負荷050を
負極性で駆動(放電)する場合も同様に、Vout->Vin-で
あるため、負極側コンパレータ046の出力ノード078はHi
ghレベルとなっており、スイッチ044をON、スイッチ074
をOFFするものとする。スイッチ044をON、スイッチ074
をOFFすることで、図6に示すように、パネル負荷050か
ら第一出力駆動部042へ放電電流が流れ、図8中の093に
示すような経路で、Vout+が初期値Vlcdから0に向って高
速に減少し続ける。液晶ドライバ出力電圧Vout+、Vout-
が液晶表示電圧Vin+、Vin-に到達すると、コンパレータ
045、046の出力ノード077、078の電圧レベルが反転し、
それぞれHighレベル、Lowレベルとなる。その時点でス
イッチ043、044はOFF、スイッチ073、074がONとなり、
小規模アンプ075、076はそれぞれ出力端子047、048に対
して、ボルテージフォロアを形成し、図7中の092、図
8中の094に示すように、図3中の062、図8中の064で
生じていた寄生容量等に起因する液晶表示電圧Vin+、Vi
n-とVout+、Vout-との偏差や変動を最小限にとどめるこ
とが可能となる。
【0012】このように、実施例2に示す駆動は、コン
パレータ045、046が、第一出力駆動部である041、042と
第二出力駆動部である075、076との2種の出力駆動部を
切り替えることで、高速かつ出力変動を抑制した駆動を
行う。ただし、以上述べた実施例2の構成に関して、ス
イッチ043、073並びに044、074は各種セレクタで構成す
ることもでき、コンパレータ045、046、前記スイッチ、
セレクタの接続、並びに切り替え論理は実施例2に示し
たものに限定しなくてもよい。
【0013】(実施例3)図9、図10に本発明にて考
案した駆動方法に基づく実施例3を示す。図9は実施例
3における駆動回路構成図、図10は動作説明図であ
る。040〜050は実施例1と同様であるため説明は省略す
る。101は正極性出力回路、102は負極性出力回路を示し
ている。109、110はコンパレータで、アンプとしても動
作可能なものとする。103、104はインバータをトグルさ
せて、電圧レベルを保持する記憶回路で、リセット端子
117、プリセット端子118を介して、reset、preset信号
と、コンパレータ109、110により、保持している電圧レ
ベルを再設定できる。105、106はそれぞれコンパレータ
109、110の出力ノード115、116(図10)と前記記憶回
路103、104のノード111、112(図10)を連結・切断す
るスイッチ、また107、108はそれぞれコンパレータ10
9、110の出力ノード115、116(図10)を液晶ドライバ
出力端子047、048に連結・切断するスイッチである。実
施例2においては、各極性出力回路にはそれぞれコンパ
レータとアンプ2つが共存していたため、回路構成が複
雑となっていた。実施例3においては、スイッチ043、0
44の切り替えを記憶回路103、104を介して行うため、ス
イッチ105、107がコンパレータ109を、またスイッチ10
6、108がコンパレータ110を、コンパレータから、出力
端子047、048に対してのボルテージフォロアアンプに切
り替えるスイッチとなり、コンパレータがアンプを兼ね
ることが可能となるよう再構成したものとなっている。
【0014】次に実施例3に示す駆動方法及び駆動回路
の動作を図9、図10、図7、図8を用いて説明する。
液晶表示パネル040内の1出力負荷049を正極性で駆動
(充電)する場合、記憶回路103を、リセット端子117を
介し、リセット(ノード111をLowレベル、ノード113をH
ighレベル)することで、スイッチ043、105がON、スイ
ッチ107がOFFとなるものとする。この時点で第一出力駆
動部041と出力端子047が、またコンパレータ109の出力
ノード115と記憶回路103のノード111が接続される。コ
ンパレータ109は、Vout+<Vin+である間、Lowレベルを出
力するものとすると、記憶回路103のノード111はLowレ
ベル、ノード113はHighレベルを維持し続ける。したが
って、Vout+<Vin+である間、Vout+は初期値0から図7の
091に示すような経路で高速に増加し続ける。負極性で
駆動(放電)する場合も同様に、記憶回路104を、プリ
セット端子118を介し、プリセット(ノード112をHighレ
ベル、ノード114をLowレベル)することで、スイッチ04
4、106がON、スイッチ108がOFFとなるものとする。この
時点で第一出力駆動部042と出力端子048が、またコンパ
レータ110の出力ノード116と記憶回路104のノード112が
接続される。コンパレータ110は、Vout->Vin-である
間、Highレベルを出力するものとすると、記憶回路104
のノード112はHighレベル、ノード114はLowレベルを維
持し続ける。したがって、Vout->Vin-である間、Vout-
は初期値Vlcdから図8の093に示すような経路で高速に
減少し続ける。
【0015】液晶ドライバ出力電圧Vout+、Vout-が液晶
表示電圧Vin+、Vin-に到達すると、コンパレータ109、1
10の出力ノード115、116の電圧レベルは反転し、それぞ
れHighレベル、Lowレベルへと変化する。その時点で記
憶回路103のノード111がLowからHighに再設定され、同
時にノード113がHighからLowへ電圧レベルが変化する。
同様に記憶回路104のノード112がHighからLowに再設定
され、同時にノード114がLowからHighへ電圧レベルが変
化する。その結果、スイッチ043、105及び、044、106は
OFFとなり、スイッチ107、108がONとなる。記憶回路10
3、104のノード111、112はそれぞれHighレベル、Lowレ
ベルを維持し続け、スイッチ043、044をOFF状態に保
つ。一方で、コンパレータ109、110の出力ノード115、1
16は液晶ドライバ出力端子047、048とそれぞれ接続さ
れ、ボルテージフォロアを形成する。そのため、コンパ
レータ109、110はアンプとして、図7の092、図8の094
に示すような駆動波形で、液晶表示パネル040の1出力分
負荷049、050それぞれを液晶表示電圧Vin+、Vin-に一致
するように駆動する。このように実施例3に示す駆動
は、記憶回路103、104を導入し、スイッチ043、044をON
からOFFへという一方向切り替えのみに限定すること
で、コンパレータ111、112が、ボルテージフォロアアン
プを兼ねることができ、実施例2に示した駆動方法及び
駆動回路より簡素な構成で同様な駆動特性を得ることが
できる。ただし、以上述べた実施例3の構成に関して、
記憶回路103、104はスタティック回路で構成するのでは
なく、容量を介したダイナミック回路で構成することも
可能である。また、スイッチ043、105、107並びに044、1
04、108は各種セレクタで構成することもでき、記憶回
路103、104、コンパレータ109、110、前記スイッチ、セ
レクタの接続、並びに切り替え論理は実施例3に示した
ものに限定しなくてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の液晶駆動方
法及び駆動回路は、主として液晶ドライバ内の最大、最
小電圧で駆動を行い、コンパレータが液晶表示電圧と現
出力端子電圧とを比較後、スイッチもしくはセレクタを
切り替えることで、出力端子から出力駆動部を切断した
り、アンプを搭載している場合には、そのアンプに接続
して出力変動の抑制を図るような駆動が行える。また記
憶回路を導入することで、コンパレータがアンプを兼ね
ることができ、しかもアンプ自体は補助的に駆動を行う
ため、小規模な構成で高速に液晶表示パネルを駆動でき
るという特徴を有している。そのため、大画面、高精細
な液晶表示パネルを高速に駆動することができ、なおか
つ、低消費電力かつ低コストとなる液晶表示装置を構成
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にて考案した液晶駆動方法及び駆動回路
実施例1の回路構成図。
【図2】本発明にて考案した液晶駆動方法及び駆動回路
実施例1の動作原理図。
【図3】本発明にて考案した液晶駆動方法及び駆動回路
実施例1の正極性駆動波形図。
【図4】本発明にて考案した液晶駆動方法及び駆動回路
実施例1の負極性駆動波形図。
【図5】本発明にて考案した液晶駆動方法及び駆動回路
実施例2の回路構成図。
【図6】本発明にて考案した液晶駆動方法及び駆動回路
実施例2の動作原理図。
【図7】本発明にて考案した液晶駆動方法及び駆動回路
実施例2、3の正極性駆動特性図。
【図8】本発明にて考案した液晶駆動方法及び駆動回路
実施例2、3の負極性駆動特性図。
【図9】本発明にて考案した液晶駆動方法及び駆動回路
実施例3の回路構成図。
【図10】本発明にて考案した液晶駆動方法及び駆動回
路実施例3の動作原理図。
【図11】従来の液晶駆動方法及び駆動回路における正
極性駆動特性図。
【図12】従来の液晶駆動方法及び駆動回路における負
極性駆動特性図。
【符号の説明】
041…最大正極性駆動源、042…最大負極性駆動源、043
…スイッチ、044…スイッチ、045…正極側コンパレー
タ、046…負極側コンパレータ、073…スイッチ、074…
スイッチ、075…正極性アンプ、076…負極性アンプ、10
3…正極側記憶回路、104…負極側記憶回路、105…スイ
ッチ、106…スイッチ、107…スイッチ、108…スイッ
チ、109…正極側コンパレータ兼アンプ、110…負極側コ
ンパレータ兼アンプ、111…リセット端子、112…プリセ
ット端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恒川 悟 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 輿 博文 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 Fターム(参考) 2H093 NA07 NC12 NC15 NC21 NC25 ND39 ND42 ND54 5C006 BB11 BC12 BF14 BF24 BF25 FA01 FA37 FA41 FA47 FA51 5C080 AA10 BB05 CC06 DD22 DD27 JJ03 JJ05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の出力端子を有し、前記出力端子に
    対応した表示データを受け取り、前記表示データを表示
    電圧に変換し、前記出力端子に出力することで、表示画
    素がマトリクス状に構成された液晶表示パネルを駆動す
    る液晶ドライバの、前記表示電圧を出力する出力回路に
    おいて、前記表示データに対応した液晶表示電圧と前記
    液晶パネルに接続された出力端子の現出力電圧を比較
    し、その比較結果に応じて、一出力端子につき備えられ
    た単数もしくは複数の出力駆動部を切り替え、前記液晶
    パネルに接続された出力端子電圧が前記液晶表示電圧と
    一致するように駆動することを特徴とする液晶駆動方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記一出力端子につ
    き備えられる単数もしくは複数の出力駆動部に、前記液
    晶ドライバ内で最大もしくは最小の駆動電圧を出力可能
    である出力駆動部を少なくとも一つ導入していることを
    特徴とする液晶駆動方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記一出力端子につ
    き単数の出力駆動部のみを有している場合、前記表示電
    圧と前記現出力端子電圧とを比較し、その比較結果によ
    り、前記出力駆動部と前記出力端子との接続を断つこと
    で表示データに対応した前記液晶表示電圧を前記出力端
    子に出力することを特徴とする液晶駆動方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、一出力端子につき複
    数の出力駆動部を有している場合、複数の出力駆動部
    に、前記現出力端子電圧を前記表示電圧に一致させるよ
    う制御可能なように構成された出力駆動部を少なくとも
    一つ導入していることを特徴とする液晶駆動方法。
  5. 【請求項5】 一出力端子につき、単数の出力駆動部の
    みを有している場合、出力駆動部において前記液晶ドラ
    イバ内で最大もしくは最小の駆動電圧を出力する手段
    と、前記液晶表示電圧と前記現出力端子電圧とを比較
    し、その比較結果により、前記出力駆動部と前記出力端
    子とを連結・切断する手段を有することを特徴とする液
    晶駆動回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の前記液晶表示電圧と前記
    現出力端子電圧とを比較後、連結・切断する手段は、前
    記液晶表示電圧と前記現出力端子電圧とを比較するコン
    パレータと、前記出力駆動部と前記出力端子とを連結・
    切断するスイッチとから構成されており、前記コンパレ
    ータで前記液晶表示電圧と前記現出力端子電圧とを比較
    し、その比較結果から、前記スイッチをON/OFFすること
    を特徴とする液晶駆動回路。
  7. 【請求項7】 一出力端子につき、複数の出力駆動部を
    有している場合、第一の出力駆動部において前記液晶ド
    ライバ内で最大もしくは最小の駆動電圧を出力する手段
    と、第二の出力駆動部で前記現出力端子電圧を前記表示
    電圧に一致するよう制御する手段と前記液晶表示電圧と
    前記現出力端子電圧とを比較し、その比較結果により、
    前記第一出力駆動部と前記第二出力駆動部とを切り替え
    る手段を有することを特徴とする液晶駆動回路。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の、前記液晶表示電圧と前
    記現出力端子電圧とを比較し、その比較結果により、コ
    ンパレータが前記第一出力駆動部と前記第二出力駆動部
    とを切り替える手段は、前記第一出力駆動部から前記第
    二出力駆動部への切り替え、及び前記第二出力駆動部か
    ら前記第一出力駆動部への切り替えという可逆切り替え
    を可能とする手段か、もしくは、前記第一の出力駆動部
    から前記第二の出力駆動部への切り替えのみ可能とする
    不可逆切り替え手段であることを特徴とする液晶駆動回
    路。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の可逆切り替え手段は、前
    記現出力端子電圧と前記液晶表示電圧とを比較するコン
    パレータと、前記第一の出力駆動部もしくは前記第二の
    出力駆動部を前記出力端子と連結・切断するスイッチと
    から構成され、前記コンパレータの出力電圧レベルによ
    り、前記スイッチを切り替えることを特徴とする液晶駆
    動回路。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の不可逆切り替え手段
    は、前記現出力端子電圧と前記液晶表示電圧とを比較す
    るコンパレータと、前記コンパレータによる比較結果を
    記憶保持する記憶手段と、前記第一の出力駆動部もしく
    は前記第二の出力駆動部を前記出力端子と連結・切断す
    るスイッチと、前記記憶手段とコンパレータの出力を連
    結・切断するスイッチとから構成され、前記記憶手段に
    保持された比較結果に応じて前記スイッチを前記第一の
    出力駆動部から前記第二の出力駆動部へ切り替える方向
    のみ可能なように制御することを特徴とする液晶駆動回
    路。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の記憶保持手段はリセ
    ットもしくはプリセット可能であることを特徴とする液
    晶駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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