JP2001227702A - 倒立型ボイラ装置 - Google Patents

倒立型ボイラ装置

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JP2001227702A JP2000039438A JP2000039438A JP2001227702A JP 2001227702 A JP2001227702 A JP 2001227702A JP 2000039438 A JP2000039438 A JP 2000039438A JP 2000039438 A JP2000039438 A JP 2000039438A JP 2001227702 A JP2001227702 A JP 2001227702A
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裕一 金巻
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学 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 倒立型ボイラ装置において、火炉内の全面に
均等に付加空気を供給可能として、火炉内における空気
の拡散を促進することにより、未燃物を完全燃焼し、燃
焼を改善するとともに有害物質の排出を防止する。 【解決手段】 ボイラ本体の上部に燃料ノズル及び主空
気ノズルを備えたバーナ風箱を配置し、その下方に付加
空気ノズルを設け、ボイラ本体の最下部に燃焼ガス出口
を設けた倒立型ボイラ装置において、前記付加空気ノズ
ルは、空気の噴出態様の異なるものを前記ボイラ本体の
高さ方向に複数段設け、該付加空気ノズルのうち、上流
段の付加空気ノズルを火炉内の炉壁寄りの部位に付加空
気を噴出するように配置し、下流段の付加空気ノズルを
上流段の付加空気ノズルよりも中央寄りの部位に付加空
気を噴出するように配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ本体の上部
に燃料ノズル及び主空気ノズルが設けられたバーナ風箱
を配置し、前記バーナ風箱の下方に付加空気供給用の付
加空気ノズルを設け、ボイラ本体の最下部に配置された
燃焼ガス出口から燃焼排ガスを排出するように構成され
た倒立型ボイラ装置における付加空気ノズルの配置構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】発電用等のボイラ装置においては、ボイ
ラ本体の上部に燃料ノズル及び主空気ノズルが設けられ
たバーナ風箱を配置し、前記バーナ風箱の下方に付加空
気供給用の付加空気ノズルを設け、ボイラ本体の最下部
に配置された燃焼ガス出口から燃焼排ガスを排出するよ
うに構成された倒立型ボイラ装置が採用されるようにな
ってきた。
【0003】かかる倒立型ボイラ装置の一つとして、特
開平6−50507号の発明がある。かかる発明におい
ては、ボイラ本体の上部に燃料ノズル及び主空気ノズル
が設けられたバーナ風箱を配置し、主燃焼用空気を前記
主空気ノズルから火炉内に吹き込み、前記燃料ノズルか
ら前記火炉内に噴射される燃料の燃焼に供して、該燃料
と主燃焼用空気とによる燃焼火炎が生成し燃焼をが継続
する。前記火炉内での燃焼においては、主燃焼用空気量
を燃料の理論燃焼空気量以下に設定して還元燃焼をせし
め、燃料の燃焼によって発生した窒素酸化物(以下NO
xという)を還元させ消滅せしめる。
【0004】前記燃焼による燃焼排ガスあるいは燃焼火
炎は下方に流動し、バーナ風箱の下方に配置された付加
空気ノズルの位置で該付加空気ノズルから付加空気が投
入され、前記還元燃焼での残存可燃物及び中間生成物の
酸化が行なわれ、最下部の燃焼ガス出口までに燃焼を完
了する。かかる倒立型ボイラ装置にあっては、火炉にお
ける燃焼ガスの流れと逆方向に浮力が生じるので、還元
域及び酸化域の双方の領域においても燃焼ガスの滞留時
間が長くなり、NOx及び未燃物の燃焼が十分になさ
れ、これらの量が低減される。また、かかる倒立型ボイ
ラ装置は、蒸気加熱器等の重量の大きい部材が下側に配
置されることから、ボイラ本体を吊り下げる装置が不要
となり、ボイラ装置の設置に要する鉄骨量が低減される
とともに設置作業も簡単となり、設置コストが低減され
るという利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
倒立型ボイラ装置にあっては、前記のような利点を備え
ている反面、次のような解決すべき問題点を有してい
る。即ち、図6〜7に示されるように、かかる倒立型ボ
イラ装置においては、付加空気ノズル2aは、火炉10
2の炉壁5の周方向に沿って等間隔に複数個(この例で
は4個)設けられ、該付加空気ノズル2aから、還元燃
焼における残存可燃物及び中間生成物等の未燃物の量が
多い炉壁5寄りの部位に付加空気120aを噴出せし
め、かかる部位における前記未燃物を燃焼せしめてい
る。
【0006】しかしながら、かかる従来技術にあって
は、前記のように、付加空気ノズル2aからの付加空気
120aは炉壁5寄りの部位に方向づけて噴出されてい
るため、火炉102内の中央寄りの部位には供給され難
く、また、図6に示されるように、同図にZにて示され
ている付加空気120aの先端部近傍の炉内温度が還元
域121よりも低く、この部分の空気の密度が大きくな
るため、該付加空気120aの先端部が下向きに垂れる
形態となって、空気の直進性が低下し、これらによって
前記中央寄りの部位に前記残存可燃物及び中間生成物等
の未燃物が残存することとなり、燃焼が悪化するととも
に前記未燃物による有害物質の排出をみる。
【0007】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、倒
立型ボイラ装置において火炉内の全面に均等に付加空気
を供給可能として、火炉内における空気の拡散を促進す
ることにより、未燃物を完全燃焼し、燃焼を改善すると
ともに有害物質の排出を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、ボイラ本体の
上部に配置されたバーナ風箱に設けられた燃料ノズル及
び主空気ノズルから、火炉内に燃料及び燃焼用空気を夫
々供給して理論空気量以下の還元雰囲気で燃焼させ、そ
の燃焼ガス中に前記バーナ風箱よりも下方に配置された
付加空気ノズルから付加空気を噴出させて残存可燃物を
燃焼せしめ、ボイラ本体の最下部に配置された燃焼ガス
出口から燃焼排ガスを排出するように構成された倒立型
ボイラ装置において、前記付加空気ノズルは、空気の噴
出態様の異なるものを前記ボイラ本体の高さ方向に複数
段設けたことを特徴とする倒立型ボイラ装置を提案す
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記複数段の付加空気ノズルのうち、少なくとも前
記バーナ風箱に最も近い上流段の付加空気ノズルは前記
火炉内の炉壁寄りの部位に付加空気を噴出するように配
置され、これに隣り合う燃焼排ガス流動方向下流段の付
加空気ノズルは前記上流段の付加空気ノズルよりも前記
火炉内の中央寄りの部位に付加空気を噴出するように配
置されてなることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1におい
て、前記複数段の付加空気ノズルは、前記火炉内の炉壁
寄りの部位に付加空気を噴出するように配置された上流
段側付加空気ノズルと、前記上流段側付加空気ノズルよ
りも前記火炉内の中央寄りの部位に付加空気を噴出する
ように配置された下流段側付加空気ノズルとを前記ボイ
ラ本体の高さ方向に交互に設置したことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1におい
て、前記複数段の付加空気ノズルは3段以上設置され、
前記バーナ風箱に最も近い上流段の付加空気ノズルが前
記火炉内の炉壁寄りの部位に付加空気を噴出するように
配置され、該上流段の付加空気ノズルから燃焼排ガス流
動方向下流段になるに従い該付加空気ノズルの付加空気
噴出方向が前記火炉内の中央寄りの部位になるように配
置されてなることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項2におい
て、前記上流段の付加空気ノズルと下流段の付加空気ノ
ズルとの、ボイラ本体の高さ方向における付加空気の噴
出方向を異ならしめたことを特徴とする。
【0013】かかる発明によれば、上流段の付加空気ノ
ズルから火炉内に噴出される付加空気は、火炉内の炉壁
寄りの部位に方向づけて噴出され、還元域に近く、かつ
炉壁寄りの部位における残存可燃物及び中間生成物等の
未燃物を酸化、燃焼せしめる。また、下流段の付加空気
ノズルからの付加空気は、火炉内の中央寄りに向けて噴
出されるため、上流段の付加空気ノズルによっては付加
空気が供給され難かった中央寄りの部位に、該下流段の
付加空気ノズルからの付加空気が供給され、中央寄りの
部位における未燃物を酸化、燃焼せしめる。
【0014】従って、かかる発明によれば、上流段の付
加空気ノズルからの付加空気によって火炉内の、還元域
に近くかつ炉壁寄りの未燃物を酸化、燃焼せしめるとと
もに、下流段の付加空気ノズルからの付加空気によっ
て、上流段の付加空気ノズルによっては付加空気が供給
され難かった中央寄りの部位の前記未燃物を酸化、燃焼
せしめることができ、火炉内の全面に均等に付加空気
が供給されることとななって、該火炉内における空気の
拡散が促進され、前記未燃物の燃焼が促進され、燃焼が
改善されるとともに有害な未燃物の排出が防止される。
【0015】また、請求項4記載の発明によれば、前記
付加空気ノズルを多段設け、該付加空気ノズルからの付
加空気の噴出方向を、バーナ風箱に近い上流側が炉壁寄
りになるようにし、下流側になるに従い徐々に中央寄り
に変向させて行くことにより、付加空気を炉壁寄りの部
位から中央部までくまなく供給することができ、均一な
燃焼が得られる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1におい
て、 前記付加空気ノズルからの付加空気の噴出流速
を、該付加空気ノズルが単段の場合における噴出流速の
1・1〜2・0倍に設定したことを特徴とする。
【0017】かかる発明によれば、前記噴出流速vを従
来技術における単段の場合の値v(v=60m/s
程度)よりも大きくし、前記範囲v/v=1・1〜2
・0のように設定することにより、火炉内における付加
空気の直進性が上昇し、該空気の貫徹力が上昇して、付
加空気の先端部が下向きに垂れる形態となるのが回避さ
れ、火炉内における空気の拡散がさらに促進される。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1におい
て、 前記付加空気の噴出流速を、前記複数段の付加空
気ノズルの段毎に異なるように設定したことを特徴とす
る。かかる発明によれば、一方側の段の付加空気ノズル
により火炉内の炉壁寄りの部位に噴出される付加空気の
噴出流速と、他方側の段の付加空気ノズルにより中央寄
りの部位に噴出される付加空気の噴出流速とを、該付加
空気の貫徹力及び拡散力が最適になるように設定でき、
さらなる付加空気の均一な拡散が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0020】図1は本発明の実施形態における、第1実
施例に係る付加空気ノズルの平面配置図で、(A)は図
2のA―A矢視図、(B)は図2のB−B矢視図であ
る。図2は本発明が適用される倒立型ボイラ装置の全体
構成図である。図3は第1実施例の作用説明用平面図
で、(A)は図2のA―A矢視該略図、(B)は図2の
B−B矢視該略図である。図4は第2実施例に係るボイ
ラ本体の要部縦断面図である。図5は第2実施例に係る
付加空気ノズルの平面配置図で、(A)は図4のE−E
矢視図、(B)は図4のD−D矢視図、Cは図4のC−
C矢視図である。また図8は、付加空気ノズルの実験結
果を示す線図である。
【0021】本発明に係る倒立型ボイラ装置の全体構成
を示す図2において、1はボイラ本体で、最上部に火炉
102が設けられ、燃焼排ガスが該火炉102から下方
に流れて、最下部に設けられた燃焼ガス出口130から
排出されるように構成された倒立型のボイラ本体となっ
ている。4は前記ボイラ本体1の火炉102に対向して
設置されたバーナ風箱、3及び3aは、該バーナ風箱4
内に縦方向に複数段かつ周方向に複数列夫々設けられた
燃料ノズル及び主空気ノズルである。
【0022】125は前記燃料ノズル3に接続されて該
燃料ノズル3に燃料を供給するための燃料供給管であ
る。116は前記バーナ風箱4の主空気ノズル3aに接
続される空気通路で、該空気通路116から分岐された
付加空気通路6が後述する付加空気ノズル2a、2bに
接続されている。107は前記ボイラ本体1下部の燃焼
ガス出口130に接続される排ガス通路、108は該排
ガス通路107に設置された蒸気加熱管、109はエコ
ノマイザ、110は脱硝装置、111は前記排ガス通路
を通る排ガス124により前記空気通路116に送られ
る燃焼用空気118を予熱する空気加熱器、112は集
塵器、114は煙突である。
【0023】以上の基本構成は従来技術と同様である。
本発明は付加空気ノズル(2a、2b)の配置態様の改
良に係るものである。
【0024】即ち、前記ボイラ本体1の、前記バーナ風
箱4の下方部位つまり燃焼排ガス下流部位には2段の付
加空気ノズル、即ち上流側の付加空気ノズル2a及び下
流側の付加空気ノズル2bが炉壁5の周方向等間隔に夫
々4個(複数個であればよい)設置されており、前記ボ
イラ本体1内は、前記火炉102と該付加空気ノズル2
a、2b設置部との間に還元燃焼を行う還元域121、
該付加空気ノズル2a、2b設置部と前記燃焼ガス出口
130との間に酸化燃焼を行う酸化域122が夫々形成
される。129は前記燃料供給管125から分岐されて
前記付加空気ノズル2a、2bに接続される温調用燃料
供給管である。尚、該温調用燃料供給管129は必要に
応じて設けるものとする。
【0025】前記付加空気ノズル2a、2bの平面配置
を示す図1において、前記バーナ風箱4に最も近い側に
ある上流段の付加空気ノズル2aは、図1(A)に示す
ように、前記火炉102内の炉壁5寄りの部位に付加空
気120を噴出するように配置され、また、これに隣り
合う燃焼排ガス流動方向下流段の付加空気ノズル2b
は、図1(B)に示すように、前記上流段の付加空気ノ
ズル2aよりも前記火炉102内の中央寄りの部位に付
加空気120を噴出するように配置されている。即ち、
図1において、前記上流段の付加空気ノズル2aは、
(A)のように、夫々の空気噴出方向線02が直径D1
の円の接線方向となり、また前記下流段の付加空気ノズ
ル2bは、(B)のように、夫々の空気噴出方向線02
が前記直径D1よりも小さい直径D2の円の接線方向と
なるように配置されている。
【0026】また、前記付加空気ノズルは、前記火炉1
02内の炉壁5寄りの部位に付加空気を噴出するように
配置された上流段の付加空気ノズル2aと、前記火炉1
02内の中央寄りの部位に付加空気を噴出するように配
置された下流段の付加空気ノズル2bとを、前記ボイラ
本体1の高さ方向に交互に設置する、つまり、図2のよ
うな、前記上流段の付加空気ノズル2aと下流段の付加
空気ノズル2bとを1組として、これをボイラ本体1の
高さ方向に複数組設けることもできる。
【0027】かかる構成からなる倒立型ボイラ装置の運
転時において、空気加熱器111にて排ガス124との
熱交換により昇温された燃焼用空気118は、主燃焼用
空気119と付加空気120とに分流され、主燃焼用空
気119はバーナ風箱4の主空気ノズル3aへ、付加空
気120は付加空気通路6を通って前記付加空気ノズル
2a、2bへ送られる。前記主燃焼用空気119は主空
気ノズル3aから前記火炉102内に吹き込まれ、前記
燃料ノズル3から火炉102内に噴射される燃料の燃焼
に供される。そして、図示しない着火源によって前記燃
料が着火し該燃料と主燃焼用空気119とによる燃焼火
炎が生成され、燃焼が継続される。
【0028】前記火炉2内における燃焼時において、前
記燃焼火炎の燃焼継続に使用される主燃焼用空気119
の量は、通常、燃料ノズル3から投入される燃料の理論
燃焼空気量以下に設定される。その結果、前記付加空気
ノズル2a、2bよりも上流側の火炉2内には還元雰囲
気の還元域121が形成される。前記還元域121で
は、前記燃料の燃焼によって発生した窒素酸化物(以下
NOxという)が還元されて消滅し、代わってシアン、
アンモニア等の中間生成物が発生する。また、理論燃焼
空気量以下での燃焼であるため、投入された燃料の完全
燃焼は不可能であり、燃焼排ガス中には可燃物が残存す
る。尚、前記還元燃焼ゾーンにおける空気比は低い程、
前記NOxの還元効果は大きいが、前記のように、燃焼
排ガス中の残存可燃物の量が増大する。
【0029】前記燃焼により燃焼排ガスあるいは燃焼火
炎は、燃焼を継続しながら下降し、前記2段の付加空気
ノズル2a、2bの位置で該付加空気ノズル2a及び2
bから付加空気120が投入され、前記残存可燃物及び
中間生成物の酸化が行なわれ、最下部の燃焼ガス出口1
30までに燃焼を完了する。前記燃焼による排ガス12
4前記は燃焼ガス出口130から蒸気加熱管108に送
られ、ここで該蒸気加熱管108の管内を流れる水と熱
交換して蒸気を発生させた後、エコノマイザ109、脱
硝装置110、空気加熱器111、集塵器112等を経
て、煙突114から大気中に放出される。
【0030】前記のように、還元域121においては、
理論空気量以下の還元雰囲気で燃焼を行い、これにより
NOxの発生量が抑制される。そして、この燃焼ガスは
燃焼を継続しながら下降し、前記2段の付加空気ノズル
2a、2bの位置で該付加空気ノズル2a及び2bから
付加空気120a及び120bが投入され、前記還元域
121での燃焼による残存可燃物及び中間生成物の酸化
が行なわれる。
【0031】かかる燃焼時において、前記バーナ風箱4
に最も近い側、つまり前記残存可燃物及び中間生成物の
量が多い還元域121寄りにある上流段の付加空気ノズ
ル2aから火炉102内に噴出される付加空気120a
は、図3(A)に示すように、火炉102内の炉壁5寄
りの部位に方向づけて噴出され、還元域121に近く、
かつ炉壁5寄りの前記残存可燃物及び中間生成物等を酸
化、燃焼せしめる。しかしながら、図3に示されるよう
に、前記上流段の付加空気ノズル2aからの付加空気1
20aは炉壁5寄りの部位に方向づけているため、火炉
102内の中央寄りの部位には供給され難く、また、図
6に示されるように、付加空気120aの先端部近傍の
炉内温度が前記還元域121よりも低くこの部分の空気
の密度が大きくなるため、該付加空気120aの先端部
が下向きに垂れる形態となって、空気の直進性が低下
し、これらによって前記中央寄りの部位に前記残存可燃
物及び中間生成物等の未燃物が残存する。
【0032】然るに,かかる実施例においては、前記上
流段の付加空気ノズル2aの下流側に配置された下流段
の付加空気ノズル2bから前記火炉102内の中央寄り
の部位に付加空気120bが噴出せしめられる。即ち図
3(B)に示すように、該下流段の付加空気ノズル2b
からの付加空気120bは火炉102内の中央寄りに向
けて噴出されるため、上流段の付加空気ノズル2aによ
っては付加空気が供給され難かった中央寄りの部位に、
該下流段の付加空気ノズル2bからの付加空気120b
が供給されることとなる。従って、前記上流段の付加空
気ノズル2aからの付加空気120aによって火炉10
2内の、還元域121に近くかつ炉壁5寄りの前記未燃
物を酸化、燃焼せしめるとともに、前記下流段の付加空
気ノズル2bからの付加空気120bによって、上流段
の付加空気ノズル2aによっては付加空気が供給され難
かった中央寄りの部位の前記未燃物を酸化、燃焼せしめ
ることができ、火炉102内の全面に均等に付加空気1
20 が供給されることとななって、火炉102内にお
ける空気の拡散が促進され、前記未燃物の燃焼が促進さ
れる。
【0033】ここで、本発明においては、前記付加空気
ノズル2a、2bからの付加空気120a、120bの
噴出流速を、該付加空気ノズル2が単段の場合における
噴出流速の1・1〜2・0倍に設定する。かかる噴出流
速の設定根拠は次のとおりである。即ち、従来技術に係
る付加空気ノズルが単段の場合における付加空気120
の噴出流速vは、60m/s程度であるが、該噴出流速
vを大きくすると付加空気120の直進性が上昇し、前
記のような直進性の低下によって、付加空気120の先
端部が下向きに垂れて該付加空気120が火炉102内
全面に行き渡らなくなるのが回避される。しかしなが
ら、その一方で、該噴出流速vを大きくすると付加空気
ノズル2a、2bの圧力損失が増大する。
【0034】そこで、発明者らは、かかるボイラー装置
を模した燃焼装置において、前記2段の付加空気ノズル
2a、2bを用いて燃焼実験を行い、前記噴出流速vを
変化させて燃焼状態及び前記付加空気ノズル2a、2b
の圧力損失を計測した。その結果を図8に示す。図8に
示すように、前記未燃物の量Qは、前記噴出流速vを前
記単段の場合の値v0=60m/sから大きくするに従
って減少してv/v=1.1〜1.3程度で最小値と
なり、その値からやや平行線になった後増大に転じ,ま
た前記付加空気ノズル2a、2bの圧力損失は、前記噴
出流速v増大とともに増大しv/v=2・0以上にな
ると圧力損失限界の許容値を超える。以上の結果より、
前記噴出流速vの許容範囲は、v/v=1・1〜2・
0であり、最適範囲はv/v=1.1〜1.3とす
る。前記噴出流速vを従来技術における単段の場合の値
v0=60m/sよりも大きくし、前記範囲v/v
1・1〜2・0のように設定することにより、火炉10
2内における付加空気120の直進性が上昇し該空気の
貫徹力が上昇して、前記のように付加空気120の先端
部が下向きに垂れる形態となるのが回避され、火炉10
2内における空気の拡散がさらに促進される。
【0035】尚、前記付加空気120の噴出流速vを前
記範囲v/v=1・1〜2・0に設定し、前記2段の
付加空気ノズル2a、2bの噴出流速vを前記範囲内に
おいて前記2つの段で異なるように設定することもでき
る。このようにすれば、前記付加空気ノズル2aにより
火炉102内の炉壁5寄りの部位に噴出される付加空気
120aの噴出流速と、付加空気ノズル2bにより中央
寄りの部位に噴出される付加空気120bの噴出流速と
を、該付加空気の貫徹力及び拡散力が最適になるように
設定できる。
【0036】図4〜5に示す第2実施例においては、図
4に示すように、前記付加空気ノズルは3段設けられて
おり、各段の付加空気ノズル2a、2c、2bは、前記
第2実施例と同様に、炉壁5の周方向等間隔に夫々4個
(複数個であればよい)設置されている。そして、前記
上流段の付加空気ノズル2aは、図5(A)のように、
夫々の空気噴出方向線02が直径D1の円の接線方向と
なり、また中間段の付加空気ノズル2cは、図5(B)
のように、夫々の空気噴出方向線02が前記直径D1よ
りも小さい直径D3の円の接線方向となり、さらに前記
下流段の付加空気ノズル2bは、図5(C)のように、
夫々の空気噴出方向線02が前記直径D3よりもさらに
小さい直径D2の円の接線方向となるように配置されて
いる。
【0037】即ち、かかる第2実施例においては、前記
3段の付加空気ノズル2a、2c、2bは、前記バーナ
風箱4に最も近い上流段の付加空気ノズル2aが前記火
炉102内の炉壁5寄りの部位に付加空気120を噴出
するように配置され、該上流段の付加空気ノズル2aか
ら燃焼排ガス流動方向下流段の付加空気ノズル2c、2
bになるに従い該付加空気ノズル2c、2bの付加空気
の空気噴出方向線02が前記火炉102内の中央寄りの
部位になるように配置されている。尚、前記付加空気ノ
ズルを4段以上設けて、最上流段の付加空気ノズル2a
の空気噴出方向線02を炉壁5寄りにし、下流段になる
に従い空気噴出方向線02が中央寄りになるように設定
することもできる。
【0038】かかる実施例によれば、前記付加空気ノズ
ルを多段設け、該付加空気ノズルからの付加空気120
の噴出方向を、前記バーナ風箱4に近い上流側が炉壁5
寄りになるようにし、下流側になるに従い徐々に中央寄
りに変向させて行くことにより、付加空気120を炉壁
5寄りの部位から中央部までくまなく供給することがで
き、均一な燃焼が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上記載の如く本発明によれば、上流段
の付加空気ノズルからの付加空気によって火炉内の、還
元域に近くかつ炉壁寄りの未燃物を酸化、燃焼せしめる
とともに、下流段の付加空気ノズルからの付加空気によ
って、上流段の付加空気ノズルによっては付加空気が供
給され難かった中央寄りの部位の前記未燃物を酸化、燃
焼せしめることができ、火炉内の全面に均等に付加空気
が供給されることとななって、該火炉内における空気の
拡散が促進され、未燃物の燃焼が促進され、燃焼が改善
されるとともに有害な未燃物の排出が防止される。
【0040】特に請求項4のように構成すれば、前記付
加空気ノズルを多段設け、該付加空気ノズルからの付加
空気の噴出方向を、バーナ風箱に近い上流側が炉壁寄り
になるようにし、下流側になるに従い徐々に中央寄りに
変向させて行くことにより、付加空気を炉壁寄りの部位
から中央部までくまなく供給することができ、さらに均
一な燃焼が得られる。
【0041】また、請求項6のように構成すれば、前記
噴出流速vを従来技術における単段の場合の値v(v
=60m/s程度)よりも大きくし、前記範囲v/v
=1・1〜2・0のように設定することにより、火炉
内における付加空気の直進性が上昇し、該空気の貫徹力
が上昇して、付加空気の先端部が下向きに垂れる形態と
なるのが回避され、火炉内における空気の拡散がさらに
促進される。
【0042】さらに請求項7のように構成すれば、一方
側の段の付加空気ノズルにより火炉内の炉壁寄りの部位
に噴出される付加空気の噴出流速と、他方側の段の付加
空気ノズルにより中央寄りの部位に噴出される付加空気
の噴出流速とを、該付加空気の貫徹力及び拡散力が最適
になるように設定でき、さらなる付加空気の均一な拡散
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における、第1実施例に係
る付加空気ノズルの平面配置図で、(A)は図2のA―
A矢視図、(B)は図2のB−B矢視図である。
【図2】 本発明が適用される倒立型ボイラ装置の全体
構成図である。
【図3】 第1実施例の作用説明用平面図で、(A)は
図2のA―A矢視該略図、(B)は図2のB−B矢視該
略図である。
【図4】 第2実施例に係るボイラ本体の要部縦断面図
である。
【図5】 第2実施例に係る付加空気ノズルの平面配置
図で、(A)は図4のE−E矢視図、(B)は図4のD
−D矢視図、Cは図4のC−C矢視図である。
【図6】 従来技術を示す図4対応図である。
【図7】 従来技術を示す図3対応図である。
【図8】 付加空気ノズルの実験結果を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1 ボイラ本体 2a、2b、2c 付加空気ノズル 3 燃料ノズル 3a 主空気ノズル 4 バーナ風箱 4a 空気ノズル 5 炉壁 6 付加空気通路 8 空気加熱器 102 火炉 107 排ガス通路 108 蒸気加熱管 111 空気加熱器 116 空気通路 118 燃焼用空気 119 主燃焼用空気 120、120a、120b 付加空気 121 還元域 122 酸化域 124 排ガス 125 燃料供給管 130 燃焼ガス出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 英明 長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 山本 健次郎 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 菅沼 博 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 金巻 裕一 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 宮本 学 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 3K065 TA04 TA06 TB01 TB02 TB08 TC01 TC10 TE04 TE08 TF02 TG02 TH01 TH02 TH12 TH17 TJ02 TJ06 TJ10 TM03 3K091 AA03 AA20 BB02 BB25 CC22 DD01 DD05 EC06 EC13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ本体の上部に配置されたバーナ風
    箱に設けられた燃料ノズル及び主空気ノズルから、火炉
    内に燃料及び燃焼用空気を夫々供給して理論空気量以下
    の還元雰囲気で燃焼させ、その燃焼ガス中に前記バーナ
    風箱よりも下方に配置された付加空気ノズルから付加空
    気を噴出させて残存可燃物を燃焼せしめ、ボイラ本体の
    最下部に配置された燃焼ガス出口から燃焼排ガスを排出
    するように構成された倒立型ボイラ装置において、前記
    付加空気ノズルは、空気の噴出態様の異なるものを前記
    ボイラ本体の高さ方向に複数段設けたことを特徴とする
    倒立型ボイラ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数段の付加空気ノズルのうち、少
    なくとも前記バーナ風箱に最も近い上流段の付加空気ノ
    ズルは前記火炉内の炉壁寄りの部位に付加空気を噴出す
    るように配置され、これに隣り合う燃焼排ガス流動方向
    下流段の付加空気ノズルは前記上流段の付加空気ノズル
    よりも前記火炉内の中央寄りの部位に付加空気を噴出す
    るように配置されてなることを特徴とする請求項1記載
    の倒立型ボイラ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数段の付加空気ノズルは、前記
    火炉内の炉壁寄りの部位に付加空気を噴出するように配
    置された上流段側付加空気ノズルと、前記上流段側付加
    空気ノズルよりも前記火炉内の中央寄りの部位に付加空
    気を噴出するように配置された下流段側付加空気ノズル
    とを前記ボイラ本体の高さ方向に交互に設置したことを
    特徴とする請求項1記載の倒立型ボイラ装置。
  4. 【請求項4】 前記複数段の付加空気ノズルは3段以
    上設置され、前記バーナ風箱に最も近い上流段の付加空
    気ノズルが前記火炉内の炉壁寄りの部位に付加空気を噴
    出するように配置され、該上流段の付加空気ノズルから
    燃焼排ガス流動方向下流段になるに従い該付加空気ノズ
    ルの付加空気噴出方向が前記火炉内の中央寄りの部位に
    なるように配置されてなることを特徴とする請求項1記
    載の倒立型ボイラ装置。
  5. 【請求項5】 前記上流段の付加空気ノズルと下流段の
    付加空気ノズルとの、ボイラ本体の高さ方向における付
    加空気の噴出方向を異ならしめたことを特徴とする請求
    項2記載の倒立型ボイラ装置。
  6. 【請求項6】 前記付加空気ノズルからの付加空気の噴
    出流速を、該付加空気ノズルが単段の場合における噴出
    流速の1・1〜2・0倍に設定したことを特徴とする請
    求項1記載の倒立型ボイラ装置。
  7. 【請求項7】 前記付加空気の噴出流速を、前記複数段
    の付加空気ノズルの段毎に異なるように設定したことを
    特徴とする請求項1記載の倒立型ボイラ装置。
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