JP2001225077A - ダイオキシン除去方法 - Google Patents

ダイオキシン除去方法

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JP2001225077A
JP2001225077A JP2000043500A JP2000043500A JP2001225077A JP 2001225077 A JP2001225077 A JP 2001225077A JP 2000043500 A JP2000043500 A JP 2000043500A JP 2000043500 A JP2000043500 A JP 2000043500A JP 2001225077 A JP2001225077 A JP 2001225077A
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hydroxide
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Masaaki Nagakura
正昭 長倉
Hiroshi Haijima
比呂志 はい島
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/463Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrocoagulation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2101/00Nature of the contaminant
    • C02F2101/30Organic compounds

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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】可燃性廃棄物の焼却炉処理等により発生する気
体中、水中のダイオキシンの除去方法を提供する。 【解決手段】 水中のダイオキシン除去のために、電気
分解凝集法を用いる。特に酸性水中のダイオキシンの除
去のために水酸化アルミニュームもしくは水酸化鉄を水
中に溶解せしめた後、PHを高くすることにより、前記
溶解した水酸化アルミニュームもしくは水酸化鉄をダイ
オキシンと共に凝集させる方法を用いる。このようなダ
イオキシン除去処理の結果発生する水酸化アルミニュー
ムもしくは水酸化鉄の凝集物はダイオキシンを分解する
ために加熱し、再び水酸化アルミニュームもしくは水酸
化鉄として再利用する。又排気中のダイオキシン除去の
ために湿式洗浄装置と上記の水中ダイオキシン除去方法
を組み合わせた方法を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、可燃性廃棄物の焼
却処理等により発生する気体中、水中のダイオキシンの
除去方法に関る。
【0002】
【従来の技術】焼却炉による可燃性廃棄物の焼却処理に
おいてダイオキシンの抑制のために、可燃性廃棄物の炉
内での燃焼温度を800℃以上に保持し、滞留時間を2
秒以上とし、且つ炉の出口で200℃程度に急冷する手
段が採られている。
【0003】また、焼却炉で発生する煤塵はダイオキシ
ンを含むために焼却炉の排気中の煤塵を電気集塵器、バ
グフィルタ、サイクロン等を通過させて除去している。
更に活性炭により排気中のダイオキシンを除去する方法
もある。
【0004】尚、上記の他、排気湿式排ガス洗浄装置が
排気中の塩酸やSOXの除去を目的に設置される場合があ
る。湿式排ガス処理装置は本来ダイオキシンを除去する
ために設置されるものではないが、本装置によりダイオ
キシンの一部も水中に移行する。
【0005】排ガス洗浄装置は苛性ソーダ等を溶解した
溶解した水の中に排気中の酸性ガスを吸収させて除去す
る装置であり、シャワー式、サイクロンスクラバー式、
トレイ式、充填塔式などの方式がある。
【0006】一般的に湿式排ガス処理装置は水を循環し
て使用するが、使用中に水中の塩化ナトリウム、硫酸ナ
トリウム等の濃度が増大するために、水の一部を連続的
にあるいは間欠的に放出し、新たな水と入れかえる。と
ころでその水中にはダイオキシンも濃縮されているため
に、そのダイオキシンの除去が必要になる。
【0007】湿式排ガス処理装置で使用される水中のダ
イオキシンを除去するために、水中に活性炭の粉末を加
える方法が採用されている例があるが、高価な活性炭を
一定期間毎に交換する必要がある、という問題点を有す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は焼却炉の湿式
排ガス処理装置で使用される水等のダイオキシン含有水
中のダイオキシンを低コスト、高効率で除去するための
水中ダイオキシン除去方法を見出すことをひとつの課題
とする。
【0009】本発明は更に、排気中のダイオキシンを除
去するために適切な湿式排ガス処理法と水中のダイオキ
シン除去方法を組み合わせた気体中のダイオキシン除去
方法を見出すことをもうひとつの課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、水槽(1)内
にチタン、グラファイト等電気分解により水に溶解しな
い導電性材質で作られた陽極(3,21,26)及び導
電性材料で作られた陰極(2、22、27)が配置さ
れ、且前記陽極及び陰極の間にアルミニュームもしくは
鉄を主成分とする金属板(23)もしくは金属片(1
0、28)が前記陰極と電気的に絶縁された状態で配置
された構造の電解凝集装置を用いることにより水中のダ
イオキシンを除去する。(請求項1)
【0011】特に処理対象水が酸性である場合、凝集効
率を高めるために、処理対象水のPHを水酸化ナトリウ
ムの添加等の手段により3〜7の範囲に調整した後、電
気分解凝集装置に送り、更に電気分解凝集装置により処
理された水のPHを電気分解凝集装置の電流の調節、電
気分解凝集処理装置内における処理対象水の滞留時間の
調節もしくは水酸化ナトリチウム等の薬品の添加のいず
れかの方法により、7〜10の範囲に調整する。(請求
項2)
【0012】特に処理対象水が塩基性である場合、除去
効率を高めるために、処理対象水のPHを硫酸等の添加
により6〜10の範囲に調節した後、電気分解凝集装置
に送り、更に電気分解凝集装置により処理された水のP
Hを電気分解凝集装置の電流の調節、電気分解凝集処理
装置内における処理対象水の滞留時間の調節もしくは水
酸化ナトリチウム等の薬品の添加のいずれかの方法によ
り、電気分解凝集装置の入り口のPHに1を加えたPH
かそれ以上のPHの範囲に制御する。(請求項3)
【0013】特に焼却炉の排気処理用の湿式排ガス処理
装置に使用される水のダイオキシンを除去するために上
記の方法が使用できる。(請求項4)
【0014】気体中のダイオキシンの除去方法として、
気体を水と接触させることにより気体中のダイオキシン
を水中に移行させる機能を有する湿式排ガス処理装置に
より気体中のダイオキシンを除去しつつ、上記の電気分
解凝集法により湿式排ガス処理装置の水中に移行したダ
イオキシンを除去する方法を採用する。(請求項5)
【0015】特に焼却炉の排気中のダイオキシンの除去
方法としても、気体を水と接触させることにより気体中
のダイオキシンを水中に移行させる機能を有する湿式排
ガス処理装置により気体中のダイオキシンを除去しつ
つ、上記の電気分解凝集法により湿式排ガス処理装置の
水中に移行したダイオキシンを除去する方法を採用す
る。(請求項6)
【0016】以上はいづれも電気分解凝集法を用いた方
法であるが、特に酸性水に対しては電気分解をしなくて
も、アルミニューム、鉄、水酸化アルミニューム、水酸
化鉄等を溶解することが可能である。
【0017】そこで本発明は酸性水に対してはそれらの
材質を主成分とする充填塔に酸性水を通過させ、それら
の材質を水中に溶解させた後、水酸化ナトリウムの添加
等の方法でPHを塩基性にすることにより水酸化アルミニ
ュームもしくは水酸化鉄をダイオキシン等の有機物とと
もに凝集する方法も又採用している。(請求項7)以下
ではこの方法を充填塔方式と呼ぶ。
【0018】特に水が焼却炉の排気に接触して生成され
るダイオキシン含有水は酸性水であるために、その中の
ダイオキシンの除去のために充填塔方式が採用できる。
(請求項8、9))
【0019】充填塔方式の場合も電解凝集法の場合と同
様にダイオキシンは水酸化アルミニュームや水酸化鉄と
共に凝集した形で回収されるが、本発明はそのダイオキ
シンの無害化のために凝集物を400℃以上の高温で加
熱し、その結果残存した水酸化アルミニュームや水酸化
鉄を前記の充填塔に充填して再利用する方法を採用す
る。(請求項11,12)
【0020】また、特に水が焼却炉の排気に接触して生
成されるダイオキシン含有水中のダイオキシンを凝集し
て除去する結果発生したダイオキシン含有凝集物は中空
糸膜等の多孔質膜を用いた膜分離装置により分離し、焼
却炉で燃焼させる方法も採用する。(請求項13)
【0021】この方法を採用する場合、水を膜分離装置
に送る前に冷却するプロセスを加えることにより、塩化
ナトリウム、硫酸ナトリウム等を微粒子状物質として析
出させ、膜分離装置においてダイオキシン含有凝集物と
共にスラリー状物質として回収し、焼却炉において焼却
する方法も可能である。(請求項14)
【0022】以上は充填塔方式に関してであったが、ダ
イオキシン含有水中のダイオキシンを除去する目的で水
中にアルミニューム、鉄、水酸化アルミニューム、水酸
化鉄等の粉末を加えてそれらを溶出せしめた後、PHを
調節してダイオキシンを水酸化アルミニュームや水酸化
鉄と共に凝集し、除去する方法も可能である。(請求項
15、16)
【0023】尚、電解凝集法を用いる場合において電気
分解凝集装置の陽極にアルミニュームもしくは鉄を主成
分とするものであるものを用いることも本発明の手段に
含める。(請求項17)
【0024】又、電解凝集法を用いる場合において電気
分解凝集装置の電源に交番電圧もしくは交流電圧を用い
ることも本発明の手段に含める。(請求項18)
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を実施例
にもとづき図面を参照して説明する。
【0026】
【実施例】図1は、本発明の請求項1、2、3、4に関
わる実施例を示す。
【0027】図1において処理対象水入り口部(4)よ
り流入させた処理対象水を電気分解凝槽(1)に導いて
凝集させ凝集沈殿槽(13)にて凝集物を沈殿除去し、
処理済み水を処理済み水出口部(14)よりとりだす。
【0028】同図に表す電気分解凝集装置はチタンの陽
極(2)とステンレスの陰極(3)が水槽中に垂直に配
置され、その間にアルミニューム金属片が充填された構
造としている。アルミニューム金属片はアルミニューム
板を矩形状に裁断したものであり、両面にアルマイト加
工が施されて相互に電気的に絶縁している。
【0029】直流電源(8)により陽極及び陰極間に直
流電圧が負荷されると、電流が水とアルミニューム金属
片を交互に伝わって陽極より陰極に向かって流れ、その
際アルミニューム片のアルミニュームが水中に溶出し、
水酸化アルミウムとなってダイオキシンを伴って凝集す
る。
【0030】図1において電気分解凝集槽(1)の入口
及び出口においてPH計測器(5、6)によりPHを計
測し、水酸化ナトリウムの添加、直流電源(8)の電圧
調節などにより電気分解凝集槽の入口及び出口のPHを
調節している。
【0031】本発明の請求項1、2、3、4に関る電気
分解凝集装置の別の実施例を図2に示す。本実施例は水
槽(1)の中央に垂直に置かれた1枚のチタン陽極(2
1)と両側におかれた2枚のステンレス電極の間に鉄板
(23)を6枚等間隔に配列している。
【0032】図3は本発明の請求項18に関る電気分解
凝集装置の実施例を示す。本実施例では水槽(1)の底
部に黒鉛電極(26)を配置し、上部にチタンの網状電
極(27)を配置し、その間にアルミニューム及び鉄の
混合充填物(28)を充填し、電極間には交番電圧電源
(33)により交番電圧を負荷する構造としている。
【0033】図4は本発明の請求項5、6に関る実施例
である。
【0034】同図において焼却炉(34)の排気(3
5)は湿式洗浄装置(36)によりSOX、HCl等と
ともにダイオキシンを除去され、一方湿式洗浄装置から
排出されるダイオキシンを含有した水(37)の中のダ
イオキシンは電気分解凝集装置(38)により除去さ
れ、湿式洗浄装置に還流される。
【0035】図5は本発明の請求項7、8、9,10,
11,12に関る実施例である。
【0036】図5において焼却炉(34)の排気(3
5)は湿式洗浄装置(36)によりSOX、HCl等と
ともにダイオキシンを除去され、一方湿式洗浄装置から
排出されるダイオキシンを含有した酸性水(37)は水
酸化アルミニューム充填塔(43)において水酸化アル
ミニュームを溶出し、水酸化ナトリウムを添加されてP
Hが高くなることにより水酸化アルミニュームをダイオ
キシンと共に凝集し、沈殿槽(46)で凝集物を沈殿除
去した後、湿式洗浄装置(36)に還流される。
【0037】又、図5において沈殿槽(46)より排出
したダイオキシンを含む水酸化アルミニューム(49)
は燒結炉(47)により400℃以上で燒結し、ダイオ
キシンを分解して、充填塔(43)で再利用する。
【0038】図6は本発明の請求項13、14に関る実
施例である。
【0039】図6において焼却炉(34)の排気(3
5)は湿式洗浄装置(36)によりSOX、HCl等と
ともにダイオキシンを除去され、一方湿式洗浄装置から
排出されるダイオキシンを含有した酸性水(37)は水
酸化アルミニューム充填塔(43)において水酸化アル
ミニュームを溶出し、水酸化ナトリウムを添加されてP
Hが高くなることにより水酸化アルミニュームをダイオ
キシンと共に凝集し、中空糸膜式水分分離器(50)に
通じて透過した水(51)を湿式洗浄装置(36)に還
流し、透過しない水(52)を焼却炉(34)にて燃焼
させる。で凝集物を沈殿除去した後、湿式洗浄装置(3
6)に還流される。
【0040】図6において特に充填塔(43)から排出
された水を冷却器(53)を通じることにより、硫酸ア
ルミニューム、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化
アルミニューム等が過飽和となり水中で凝縮して微粒子
状になり、中空糸膜の非透過水(52)と共に焼却炉に
導かれる。
【0041】図7は本発明の請求項16に関る実施例で
ある。
【0042】図7において湿式洗浄装置(36)に供給
される水(58)には水酸化アルミニウム粉末貯槽(5
4)からの水酸化アルミニウム粉末が添加される。その
供給水(58)は湿式洗浄装置内で焼却炉排気中のSO
X等をダイオキシンと共にに吸収し、その際水中の水酸
化アルミニウム粉末より、水酸化アルミニウムも溶出し
た状態で湿式洗浄装置より排出される。
【0043】図7で湿式洗浄装置排水(37)は、水酸
化ナトリウムを添加されてPHが高くなることにより水
酸化アルミニュームをダイオキシンと共に凝集し、沈殿
槽(56)で凝集物を水酸化アルミニウム粉末と共に沈
殿除去した後、湿式洗浄装置(36)に還流される。
【0044】
【発明の効果】本発明の効果を各請求項に関して説明す
る。
【0045】請求項1に記載する構造の電気分解装置に
よる電気分解凝集法はアルミニュームもしくは鉄が電気
分解により水に溶解して水酸化アルミニュームもしくは
水酸化鉄となり、凝集するときに水中浮遊物を共に凝集
する効果がある。
【0046】申請者等はダイオキシン擬似物質を用いた
試験によって請求項1に記載する構造の電気分解凝集装
置がダイオキシンンに対しても除去効果を持つと判断し
ている。
【0047】その試験においてはダイオキシン擬似物質
としてジベンゾフランを用い、ナノンに溶解して1リッ
トルの水中に攪拌混合せしめ、図-1に示す電気分解凝集
装置を用い、電気分解凝集処理を実施した。処理前のジ
ベンゾフラン濃度18ppmに対して30分処理後は0.07ppm
に低下した。除去率は約99.5%であった。
【0048】また請求項1に記載する構造の電気分解装
置による電気分解凝集法は電極は消耗せず、一方電気分
解で消耗するアルミニュームもしくは鉄はアルミニュー
ム缶や鉄の廃材等を用いることが出来るの電極にアルミ
ニュームや鉄を用いる従来の電気分解凝集法に比して安
価な運転コストにて運転が可能である。
【0049】請求項2、請求項3に記載するところの処
理対象水のPHを電解凝集処理槽の前後で調節する方法
は請求項1に記載する電気分解凝集法によるダイオキシ
ン除去率を一層向上させる。
【0050】請求項4は請求項1に記載するところの電
気分解凝集法を焼却炉の廃水に対して適用したものであ
り、焼却炉の排気を処理する湿式洗浄装置より発生する
ダイオキシン含有水中のダイオキシン除去を可能とす
る。
【0051】請求項5に記載するところのダイオキシン
含有気体を水と接触させ、且つ水中に移行したダイオキ
シンを、電気分解凝集装置により凝集し、除去する方法
はダイオキシン含有気体中のダイオキシン除去を可能と
する。
【0052】請求項6は請求項5に記載する方法の焼却
炉の排気に対する適応であり、ダイオキシンを含む焼却
炉の排気中のダイオキシン除去を可能とする。
【0053】請求項7に記載の方法は酸性水が水酸化ア
ルミニュームや水酸化鉄を溶解する性質のあることを利
用し、電気分解凝集法において必要とされる電力を用い
ず酸性水中の水中の水酸化鉄や水酸化アルミニュームを
溶解し、ダイオキシンとともに凝集させる方法であり、
上記の電気分解凝集法に比して電力コストを低減可能と
する。
【0054】請求項8は請求項7に記載の方法の焼却炉
の廃水に対する適用であり、電気分解凝集法において必
要とされる電力を用いずに焼却炉の湿式洗浄装置の排水
中のダイオキシン除去を可能にする。
【0055】請求項9は焼却炉の排気の処理に湿式洗浄
装置と請求項8による湿式洗浄装置排水中のダイオキシ
ン除去方法を組み合わせたものであり、焼却炉の排気中
のダイオキシン除去を可能にする。
【0056】請求項10は請求項8による方法の実施に
より発生する水酸化鉄、水酸化アルミニューム等を主成
分とする凝集物中のダイオキシンを高温で分解し、水酸
化鉄、水酸化アルミニュームを請求項8に記載の充填物
として再利用することにより、ダイオキシン含有排水中
のダイオキシン除去、ダイオキシンの無害化ならびにダ
イオキシン除去による2次廃棄物の発生低減を可能にす
る。
【0057】請求項11は請求項10に記載する方法の
焼却炉の排水に対する適用であり、焼却炉の排水からの
ダイオキシン除去、ダイオキシンの無害化ならびにダイ
オキシン除去による2次廃棄物の発生低減を可能にす
る。
【0058】請求項12は焼却炉の排気の処理に湿式洗
浄装置と請求項11による湿式洗浄装置排水中のダイオ
キシン除去方法を組み合わせたものであり、焼却炉の排
気中のダイオキシン除去、ダイオキシンの無害化ならび
にダイオキシン除去による2次廃棄物の発生低減を可能
にする。
【0059】請求項13は請求項9に記載の方法であっ
て、処理対象水中の凝集物を除去し、処理するために中
空糸膜等の膜分離により凝集物の濃縮された水を取り出
し、それを焼却炉にて燃焼させるプロセスを加えたもの
であって上記の請求項12と同様に焼却炉の排気中のダ
イオキシン除去、ダイオキシンの無害化ならびにダイオ
キシン除去による2次廃棄物の発生低減を可能にする。
【0060】請求項14は請求項13に記載の方法であ
って、焼却炉の湿式処理装置の排水中に濃縮されてくる
塩類を除去するために膜分離装置の前で処理対象水を冷
却するプロセスを加えることにより水中の飽和濃度に近
い濃度の塩類を微粒子状に凝結させ、凝集物の濃縮され
た水と共に取り出し、焼却炉にて燃焼させるようにした
ものであり、上記の請求項13の効果に加えて湿式洗浄
装置の排水中からの塩類の除去も可能にし、廃水の発生
量を低減させる。
【0061】請求項15は請求項7における水酸化アル
ミニュームや水酸化鉄の充填物の替わりに水酸化アルミ
ニュームや水酸化鉄の粉末を処理対象水中に混入させる
ものであり、請求項7と同様に電気分解凝集法に比して
低い電力コストで酸性水中のダイオキシンの除去を可能
とし、かつ請求項7に必要な充填塔も不要になり、建設
コスト低減する。
【0062】請求項16は請求項15と同様の方法を湿
式洗浄装置と組み合わせて焼却炉排気中のダイオキシン
除去に応用したものであり、低運転コスト、低建設コス
トの焼却炉排気中のダイオキシン除去を可能にする。
【0063】請求項17は電気分解凝集装置として、請
求項1に記載されたものと異なり、電極にアルミニュー
ムや鉄を用いた電気分解凝集装置を用いたものである。
この方法もダイオキシン除去を可能とする。
【0064】請求項18は請求項1と同様の構造の電気
分解凝集装置により、ダイオキシンを除去する方法に関
わるものであるが、請求項1が電源として直流電源を想
定し、電気分解凝集槽の中に陽極、陰極をおいたのにた
いして1対の電極を置いて交番電圧もしくは交流電圧を
負荷する方法を採用したものである。この方法のダイオ
キシン除去効果も請求項1におけると同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2、3、4に関わる電気分解凝集装
置による水中のダイオキシン除去方法を示す。
【図2】請求項1、2、3、4に関わる電気分解凝集装
置の別の実施例を示す。
【図3】請求項18に関わる電気分解凝集装置の実施例
を示す。
【図4】請求項5、6に関わる気体中のダイオキシン除
去方法の実施例を示す。
【図5】請求項7、8、9,10,11,12に関る水
酸化アルミニューム等の充填塔を用いたダイオキシン除
去方法の実施例である。
【図6】請求項13、14に関る水酸化アルミニューム
等の充填塔を用い且つ膜分離により凝集物濃縮水を分離
する方法の実施例である。
【図7】請求項16に記載の湿式洗浄装置供給水に水酸
化アルミニューム等の粉末を混合供給する方法に関する
方法の実施例である。
【符号の説明】
1 電気分解凝集槽 2 チタン陽極 3 ステンレス陰極 4 処理対象水入り口部 5 PH計測器 6 PH計測器 7 PH計測器信号 8 直流電源 9 水酸化ナトリウム水添加部 10 アルミニューム金属片 11 流量調節弁 12 水酸化ナトリウム貯槽 13 凝集沈殿槽 14 処理済み水出口部 15 PH計測器 16 PH計測器信号 17 流量調節弁 18 水酸化ナトリウム水貯槽 19 水酸化ナトリウム水添加部 20 PH計測器信号 21 黒鉛陽極 22 ステンレス陰極 23 鉄板 24 処理対象水入口 25 処理対象水出口 26 黒鉛電極 27 チタン電極 28 アルミニューム、鉄混合充填物 29 電解で発生する気泡 30 凝集浮遊物 31 水面 32 アース線 33 交番電圧電源 34 焼却炉 35 焼却炉排気(ダイオキシン含有) 36 湿式洗浄装置 37 湿式洗浄装置排水(ダイオキシン含有) 38 電気分解凝集装置 39 電気分解凝集装置処理済み水(ダイオキシン除去
水) 40 湿式洗浄装置排気(ダイオキシン除去済み気体) 41 焼却設備煙突 42 焼却設備排気 43 水酸化アルミニューム充填塔 44 水酸化ナトリウム槽 45 水酸化ナトリウム添加部 46 沈殿槽 47 燒結炉 48 燒結された水酸化ナトリウム(ダイオキシン分解
済み) 49 凝集沈殿した水酸化ナトリウム(ダイオキシン含
有) 50 中空糸膜式水分分離機 51 中空糸膜透過水 52 中空糸膜非透過水 53 冷却器 54 水酸化アルミニューム粉末貯槽 55 水酸化アルミニューム粉末添加部 56 沈殿槽 57 水酸化アルミニューム粉末及び凝集物(ダイオキ
シン含有) 58 湿式スクラバー供給水(水酸化アルミニューム粉
末含有)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/58 ZAB Fターム(参考) 4D002 AA02 AA19 AA21 BA02 BA08 BA20 CA07 CA13 DA02 DA08 DA12 DA22 DA35 EA02 EA05 EA13 EA14 GA01 GA03 GB09 4D006 GA06 KB13 MA01 PB08 4D038 AA08 AB14 BA04 BB10 BB13 BB18 4D061 DA08 DB18 EA06 EA07 EA08 EB04 EB09 EB20 EB24 EB28 EB29 EB30 EB37 EB39 ED10 ED12 ED20 FA09 FA11 FA14 GA07 GA22 GC05 GC19

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイオキシンを含有する水を電気分解凝
    集装置に通じることにより、ダイオキシンを凝集し、除
    去する方法であって、前記電気分解凝集装置は水槽
    (1)内にチタン、グラファイト等電気分解により水に
    溶解しない導電性材質で作られた陽極(3、21)及び
    導電性材料で作られた陰極(2、22)が配置され、且
    前記陽極及び陰極の間にアルミニュームもしくは鉄を主
    成分とする金属板(23)もしくは金属片(10)が前
    記陰極と電気的に絶縁された状態で配置された構造であ
    ることを特徴とする水中のダイオキシン除去方法。
  2. 【請求項2】ダイオキシンを含有する酸性水のPHを水
    酸化ナトリウムの添加等の手段により3〜7の範囲に調
    整した後、電気分解凝集装置に送り、更に電気分解凝集
    装置により処理された水のPHを電気分解凝集装置の電
    流の調節、電気分解凝集処理装置内における処理対象水
    の滞留時間の調節もしくは水酸化ナトリチウム等の薬品
    の添加のいずれかの方法により、7〜10の範囲に調整
    することによりダイオキシンを凝集し、除去する方法で
    あって、前記電気分解凝集装置は水槽(1)内にチタ
    ン、グラファイト等電気分解により水に溶解しない導電
    性材質で作られた陽極(3、21)及び導電性材料で作
    られた陰極(2、22)が配置され、且前記陽極及び陰
    極の間にアルミニュームもしくは鉄を主成分とする金属
    板(23)もしくは金属片(10)が前記陰極と電気的
    に絶縁された状態で配置された構造であることを特徴と
    する酸性水中のダイオキシン除去方法。
  3. 【請求項3】ダイオキシンを含有する塩基性水のPHを
    硫酸等の添加により6〜10の範囲に調整した後、電気
    分解凝集装置に送り、更に電気分解凝集装置により処理
    された水のPHを電気分解凝集装置の電流の調節、電気
    分解凝集処理装置内における処理対象水の滞留時間の調
    節もしくは水酸化ナトリチウム等の薬品の添加のいずれ
    かの方法により、電気分解凝集装置の入り口のPHに1
    を加えたPHかそれ以上のPHの範囲に調整することに
    よりダイオキシンを凝集し、除去する方法であって、前
    記電気分解凝集装置は水槽(1)内にチタン、グラファ
    イト等電気分解により水に溶解しない導電性材質で作ら
    れた陽極(3、21)及び導電性材料で作られた陰極
    (2、22)が配置され、且前記陽極及び陰極の間にア
    ルミニュームもしくは鉄を主成分とする金属板(23)
    もしくは金属片(10)が前記陰極と電気的に絶縁され
    た状態で配置された構造であることを特徴とする塩基性
    水中のダイオキシン除去方法。
  4. 【請求項4】 焼却炉の排気と接触した水に含まれるダ
    イオキシンの除去を目的として、前記の水を電気分解凝
    集装置に通じることにより、その水中のダイオキシンを
    凝集し、除去する方法であって、前記電気分解凝集装置
    は水槽(1)内にチタン、グラファイト等電気分解によ
    り水に溶解しない導電性材質で作られた陽極(3、2
    1)及び導電性材料で作られた陰極(2、22)が配置
    され、且前記陽極及び陰極の間にアルミニュームもしく
    は鉄を主成分とする金属板(23)もしくは金属片(1
    0)が前記陰極と電気的に絶縁された状態で配置された
    構造であることを特徴とする焼却炉排水中のダイオキシ
    ン除去方法。
  5. 【請求項5】ダイオキシンを含有する気体を水と接触さ
    せることにより気体中のダイオキシンを水中に移行さ
    せ、水中に移行したダイオキシンを、電気分解凝集装置
    により凝集し、除去する気体中のダイオキシン除去方法
    であって、前記電気分解凝集装置は水槽(1)内にチタ
    ン、グラファイト等電気分解により水に溶解しない導電
    性材質で作られた陽極(3、21)及び導電性材料で作
    られた陰極(2、22)が配置され、且前記陽極及び陰
    極の間にアルミニュームもしくは鉄を主成分とする金属
    板(23)もしくは金属片(10)が前記陰極と電気的
    に絶縁された状態で配置された構造であることを特徴と
    する気体中のダイオキシン除去方法。
  6. 【請求項6】ダイオキシンを含む焼却炉の排気を水と接
    触させることによりその排気中のダイオキシンを水中に
    移行させ、水中に移行したダイオキシンを、電気分解凝
    集装置により凝集し、除去するダイオキシン除去方法で
    あって、前記電気分解凝集装置は水槽(1)内にチタ
    ン、グラファイト等電気分解により水に溶解しない導電
    性材質で作られた陽極(3、21)及び導電性材料で作
    られた陰極(2、22)が配置され、且前記陽極及び陰
    極の間にアルミニュームもしくは鉄を主成分とする金属
    板(23)もしくは金属片(10)が前記陰極と電気的
    に絶縁された状態で配置された構造であることを特徴と
    する焼却炉排気中のダイオキシン除去方法。
  7. 【請求項7】ダイオキシンを含有する酸性水をアルミニ
    ューム、鉄、水酸化アルミニューム、水酸化鉄のいずれ
    かの材質を主成分とする充填物を充填した充填塔に導
    き、前記充填物の材質を前記酸性水中に溶出させ、その
    ようにして生成した水のPHを水酸化ナトリウムの添加
    等の手段により7〜10の範囲に調整し、ダイオキシン
    を水酸化アルミニュームもしくは水酸化鉄と共に凝集さ
    せ、除去することを特徴とする酸性水中のダイオキシン
    除去方法。
  8. 【請求項8】焼却炉の排気に水を接触させる事により生
    成した酸性水中のダイオキシンを除去する事を目的とし
    て前記酸性水をアルミニューム、鉄、水酸化アルミニュ
    ーム、水酸化鉄のいずれかの材質を主成分とする充填物
    を充填した充填塔に導き、前記充填物の材質を前記酸性
    水中に溶出させ、そのようにして生成した水のPHを水
    酸化ナトリウムの添加等の手段により7〜10の範囲に
    調整し、水中のダイオキシンを水酸化アルミニュームも
    しくは水酸化鉄と共に凝集させ、除去することを特徴と
    する焼却炉排水中のダイオキシン除去方法。
  9. 【請求項9】ダイオキシンを含む焼却炉の排気に水を接
    触させて、排気中のダイオキシンを排気中の塩酸及びSO
    Xと共に水中に移行させ、生成したダイオキシン含有酸
    性水をアルミニューム、鉄、水酸化アルミニューム、水
    酸化鉄のいずれかの材質を主成分とする充填物を充填し
    た充填塔に導き、前記充填物の材質を前記酸性水中に溶
    出させ、そのようにして生成した水のPHを水酸化ナト
    リウムの添加等の手段により7〜10の範囲に調整し、
    水中のダイオキシンを水酸化アルミニュームもしくは水
    酸化鉄と共に凝集させ、除去することを特徴とする焼却
    炉排気中のダイオキシン除去方法。
  10. 【請求項10】ダイオキシンを含有する酸性水をアルミ
    ニューム、鉄、水酸化アルミニューム、水酸化鉄のいず
    れかの材質を主成分とする充填物を充填した充填塔に導
    き、前記充填物の材質を前記酸性水中に溶出させ、その
    ようにして生成した水のPHを水酸化ナトリウムの添加
    等の手段により7〜10の範囲に調整し、ダイオキシン
    を水酸化アルミニュームもしくは水酸化鉄と共に凝集さ
    せ、その際生成されるダイオキシンを含有する水酸化ア
    ルミニュームもしくは水酸化鉄を400℃以上の高温にて
    加熱した後、充填塔の充填物として再利用することを特
    徴とする酸性水中のダイオキシン除去方法。
  11. 【請求項11】焼却炉の排気に水を接触させる事により
    生成した酸性水中のダイオキシンを除去する事を目的と
    して前記酸性水をアルミニューム、鉄、水酸化アルミニ
    ューム、水酸化鉄のいずれかの材質を主成分とする充填
    物を充填した充填塔に導き、前記充填物の材質を前記酸
    性水中に溶出させ、そのようにして生成した水のPHを
    水酸化ナトリウムの添加等の手段により7〜10の範囲
    に調整し、水中のダイオキシンを水酸化アルミニューム
    もしくは水酸化鉄と共に凝集させ、その際生成されるダ
    イオキシンを含有する水酸化アルミニュームもしくは水
    酸化鉄を400℃以上の高温にて加熱した後、充填塔の充
    填物として再利用することを特徴とする焼却炉排水中の
    ダイオキシン除去方法。
  12. 【請求項12】ダイオキシンを含む焼却炉の排気に水を
    接触させて、排気中のダイオキシンを塩酸、SOXと共に
    水中に移行させ、生成したダイオキシン含有酸性水をア
    ルミニューム、鉄、水酸化アルミニューム、水酸化鉄の
    いずれかの材質を主成分とする充填物を充填した充填塔
    に導き、前記充填物の材質を前記酸性水中に溶出させ、
    そのようにして生成した水のPHを水酸化ナトリウムの
    添加等の手段により7〜10の範囲に調整し、水中のダ
    イオキシンを水酸化アルミニュームもしくは水酸化鉄と
    共に凝集させ、その際生成されるダイオキシンを含有す
    る水酸化アルミニュームもしくは水酸化鉄を400℃以上
    の高温にて加熱した後、充填塔の充填物として再利用す
    ることを特徴とする焼却炉排気中のダイオキシン除去方
    法。
  13. 【請求項13】ダイオキシンを含む焼却炉の排気に水を
    接触させて、排気中のダイオキシンを塩酸、SOXと共に
    水中に移行させ、生成したダイオキシン含有酸性水をア
    ルミニューム、鉄、水酸化アルミニューム、水酸化鉄の
    いずれかの材質を主成分とする充填物を充填した充填塔
    に導き、前記充填物の材質を前記酸性水中に溶出させ、
    そのようにして生成した水のPHを水酸化ナトリウムの
    添加等の手段により7〜10の範囲に調整した後、中空
    糸膜等の多孔質膜を用いた水分分離装置に導き多孔質膜
    膜を透過した水を前記の焼却炉の排気と接触させるため
    に再利用し、多孔質膜を透過しなかった水を前記焼却炉
    にて可燃物と共に燃焼することを特徴とする焼却炉排気
    中のダイオキシン除去方法。
  14. 【請求項14】ダイオキシンを含む焼却炉の排気に水を
    接触させて、排気中のダイオキシンを塩酸、SOXと共に
    水中に移行させ、生成したダイオキシン含有酸性水をア
    ルミニューム、鉄、水酸化アルミニューム、水酸化鉄の
    いずれかの材質を主成分とする充填物を充填した充填塔
    に導き、前記充填物の材質を前記酸性水中に溶出させ、
    そのようにして生成した水のPHを水酸化ナトリウムの
    添加等の手段により7〜10の範囲に調整し、温度差で
    5℃以上冷却した後、中空糸膜等の多孔質膜を用いた水
    分分離装置に導き多孔質膜膜を透過した水を前記の焼却
    炉の排気と接触させるために再利用し、多孔質膜を透過
    しなかった水を前記焼却炉にて可燃物と共に燃焼するこ
    とを特徴とする焼却炉排気中のダイオキシン除去方法。
  15. 【請求項15】ダイオキシンを含む酸性水にアルミニュ
    ーム、鉄、水酸化アルミニューム、水酸化鉄のいずれか
    の材質を主成分とする粉末を混入し、そのようにして生
    成した粉末混入酸性水のPHを水酸化ナトリウムの添加
    等の手段により7〜10の範囲に調整し、ダイオキシン
    を水酸化アルミニュームもしくは水酸化鉄と共に凝集さ
    せ、除去することを特徴とする酸性水中のダイオキシン
    除去方法。
  16. 【請求項16】ダイオキシンを含む焼却炉の排気にアル
    ミニューム、鉄、水酸化アルミニューム、水酸化鉄のい
    ずれかの材質を主成分とする粉末を含む水を接触させ
    て、排気中のダイオキシンを塩酸、SOXと共に水中に移
    行させ、生成したダイオキシン含有酸性水のPHを水酸
    化ナトリウムの添加等の手段により7〜10の範囲に調
    整し、水中のダイオキシンを水酸化アルミニュームもし
    くは水酸化鉄と共に凝集させ、除去することを特徴とす
    る焼却炉排気中のダイオキシン除去方法。
  17. 【請求項17】請求項2,3,4,5,6に該当するダ
    イオキシン除去方法であって、ただし各請求項記載の電
    気分解凝集装置は水槽内に直流電圧、交番電圧もしくは
    交流電圧の負荷された少なくも1対の電極が配置され、
    前記1対の電極の少なくも一方がアルミニュームもしく
    は鉄を主成分とする金属により作られたものであること
    を特徴とするダイオキシン除去方法。
  18. 【請求項18】請求項2,3,4,5,6に該当するダ
    イオキシン除去方法であって、ただし各請求項記載の電
    気分解凝集装置は水槽内にチタン、グラファイト等電気
    分解により水に溶解しない導電性材質で作られ、交番電
    圧もしくは交流電圧の負荷された少なくも1対の電極が
    配置され、且前記1対の電極の間にアルミニュームもし
    くは鉄を主成分とする金属板もしくは金属片が前記1対
    の電極と電気的に絶縁された状態で配置された構造であ
    ることを特徴とするダイオキシン除去方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544837A (ja) * 2005-07-05 2008-12-11 リサーチ ウォーター ピーティ−ワイ リミテッド 水処理装置
KR101966013B1 (ko) * 2018-08-14 2019-04-04 김석이 다이옥신 제거장치

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