JP2001224744A - ゲーム機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 市場の規制解除が増大するとともに、ゲーム
機を楽しむ機会を顧客に与える施設が徐々に増えてい
る。顧客にとどめ、かつ新たな顧客を獲得することが当
該施設の業者にとって重要な問題となっている。 【解決手段】 ゲーム機１０は、ゲーム機で行われるゲ
ームの動作を制御する制御器を含んでいる。表示器１６
には、制御器の制御下で行われているゲームが表示され
る。表示器上に示されたゲームは、複数の多面体で構成
され、各多面体のそれぞれの面の少なくとも一つに所定
のしるしが付けられている。この素子は、ゲーム中少な
くとも一軸の周りで回転可能であり、ある面を見せるよ
うにすることができる。面の残りのものあるいは多面体
の可視面上に担持されるしるしが、賞が得られたか否か
のさまざまな判断条件を与える。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の分野】

【０００１】本発明は、ゲーム機に関する。特に、スロ
ットマシンやポーカーゲーム機などで良く知られるゲー
ム機に関する。本発明によるゲーム機は、異なる複数の
ゲーム用しるしを有する。

【０００２】

【発明の背景】ゲーム機をいじりまくるプレーヤは、同
じゲームに直ぐ飽きてしまう。よって、ゲーム機で行わ
れるゲームを定期的に更新して顧客の愛着心を維持し、
かつ新たな顧客を獲得することがゲーム機メーカにとっ
て重要である。

【０００３】

【発明が解決しようとしている課題】市場の規制解除が
増大するとともに、ゲーム機を楽しむ機会を顧客に与え
る施設が徐々に増えている。顧客にとどめ、かつ新たな
顧客を獲得することが当該施設の業者にとって重要な問
題となっている。

【０００４】

【課題を解決する手段】本発明によれば、ゲーム機で行
われるゲーム動作を制御する制御手段と、この制御手段
の制御のもとで行われるゲームを表示する表示手段とを
有し、表示されるゲームが複数の多面素子で構成され、
各多面素子の多数の面の中の少なくとも一つに所定のし
るしを担持しており、多面素子は、ゲームの実行時に少
なくとも軸の周りに回転可能であり、ある面を観察可能
とし、この面の停止位置と多面素子の観察可能の面上に
担持されたしるしでこのゲームの得賞条件か達成したか
否かの決定条件の一つが得られるようにしたゲーム機が
提供される。本発明の好適実施例においては、表示手段
は、ビデオ表示ユニットである。よって、各多面素子
は、このような多面素子のビデオシミュレーションで得
られるようにしても良い。また多面素子は、少なくとも
形状が立方体であるいは、所望によれば、６面体以上の
ものでもよい。

【０００５】説明の簡略化のため、本発明は、立方体素
子として説明する。各多面素子は、少なくと二軸の周り
に回転可能であり、これにより素子の面の各々が観察可
能とされる。また、各多面素子は、３次元形式で表示さ
れ、よって少なくとも３面が観察可能となっている。例
えば、各素子がこれらの２軸の周りの自転を停止すると
その正面、頂面および側面が観察可能となる。それで、
制御手段の形態により、多面素子の正面のしるしの得賞
組合せに与える賞に加えて、賞が多面素子の頂面上のし
るしの得賞組合せと、多面素子の側面のしるしの得賞組
合せの少なくとも一つとに与えられるようになってい
る。多面素子は、マトリックス状に配置され、賞が回転
リールゲーム機と同様な実際の支払い線に依存して与え
らるようになっている。またこの支払い線は、垂直線、
水平線およびジクザク線である。また各多面素子が、サ
イコロであり、しるしは、サイコロの表面に設けた１か
ら６までの数を表す点であり、例えば素子の正面上にの
み見える数の和に関して支払い線に賞が与えるようにな
っている。賞は、例えば、ある数の積あるいはある乗算
器により乗算されたしるしの積などの、しるしの積に関
して与えられるようになっている。本発明のさらに具体
的な構成では、所定の事象で、少なくとも一つの多面素
子が素子に含まれるボーナス賞を示すべく素子の開きで
ボーナス条件を発生せしめるようになっている。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の好適実施例を添付図を参
照して説明する。添付図において、本発明のゲーム機が
総称して参照番号１０で示されている。ゲーム機１０
は、頂部箱１４が装着されたコンソール１２を有してい
る。ビデオ表示ユニットすなわちスクリーン１６がコン
ソール１２に装着されている。細工１８が頂部箱１４に
施されている。細工１８は、支払い表や関連情報を備え
ており、プレヤーに得賞組合せなどについての情報を与
える。

【０００７】使用されるゲーム２０が、スクリーン１６
に表示される。ゲーム２０は、以下に詳細に説明する。
ゲーム２０を行うために、ボタン２４の列がゲーム機１
０の中間棚２６に配置されている。様々な動作がボタン
２４により展開される。例えば、ボタン２４．１やボタ
ン２４．２などによる賭けを行う列の数、賭けのための
クレジットの数など。数々の計器２８もスクリーン１６
上に表示される。第１計器２８．１は、前回までの得賞
の結果としてプレーヤに与えられるクレジットを示す。
計器２８．２は、得賞の一つあるいは複数のゲームに対
してプレーヤによりなされる賭けを示し、計器２８．３
は、ゲーム２０中のシンボルやしるしの得賞組合せの結
果でプレーヤが得られた得賞値を示している。

【０００８】添付図の図２には、ゲーム機１０の制御系
３０が示されている。ゲーム２０を実行する制御系３０
のプロセッサ３２で走らされる。プロセッサ３２は、ス
クリーン１６を駆動する制御器３４の一部であり、セン
サ３６から入力信号を受取るようになっている。センサ
３６は、スクリーン１６に組み込んだ複数のゲームタッ
チセンサを含んでいる。センサ３６は、ボタン２４との
協調動作でゲーム２０の実行中でスクリーン１６上に表
示されるシンボルを以下に詳細に説明するようにスピン
させる。制御器３４は、ゲーム機３８から入力パルスを
受取り、プレーヤがゲームをするのに充分なクレジット
を得ていることを示すようになっている。ゲーム機３８
は、コイン投入機、集金機、クレジットカードリーダな
どのような適当なる機械であって良い。最終的に制御器
３４は、コイントレイ４２にコインを入れるコイン出口
４０などのような支払い機構を駆動する。ゲーム２０
は、多面体素子４４、具体的には立方体素子の形式のシ
ンボルにより構成され、各立方体素子４４は、６面を有
している。

【０００９】ゲーム２０の種々の実施例を図５から図６
を参照して以下に説明する。回転リールの代わりに、多
面体素子４４が使用される。各素子４４は、水平軸と垂
直軸の周りにスピン可能であり、面４６の一つを表示す
るようにする。加えて、素子４４は、３次元すなわち斜
視図的に配置され、一つ以上の面を見ることが出来るよ
うにしている。よって、添付図の図３から図５に図示の
ように、各素子４４の前面、頂面ならびに側面の面４６
を見ることができる。添付図の図３に示すように、各素
子４４は、サイコロの表示となっている。あるいは、図
４と図５に図示のように各素子４４は、その面４６上に
色々なその他のしるしを担持している。

【００１０】一つあるいはそれ以上の素子４４のスピン
の結果の組み合わせによりプレヤーに賞が与えられる。
得賞の組み合わせは、回転リールゲームと同様に数やシ
ンボルのパターンとすることができ、あるいは数の関数
ゃポーか形式の持ち札の手などの結果とすることができ
る。得賞組合せの決定は、従来の回転リールゲーム、ポ
ーカゲーム、キーノやビンゴゲームなどの場合に比べて
多数で種々雑多である。例えば、得賞パターンは、支払
いテーブルに表示でき、このパターンがスクリーンある
いは特定支払いラインのどこにでも現れたら適用できる
ようにしても良い。

【００１１】その他の実施例においても、特に添付図の
図３を参照して、サイコロの全数あるいはある組合せで
の数の和に関したものとすることもできる。例えば、列
の和が２０以上であれば、５００クレジットの賞が与え
られ、和が１６から１９であれば、１００クレジットが
払われる。図３において、ゲーム２０は、サイコロゲー
ムに適用される回転リールゲームで良く見られる典型的
な３ｘ５の配列である。よって、素子４４は、サイコロ
である。支払いラインは、従来のように素子４４を通っ
ている。この場合ジグザグ線も含めることもできる。賞
は、支払いライン上に表示される得賞組合わせに依存し
て与えられる。

【００１２】加えるに、このゲームは、素子４４の前面
４６の点の和で賞が与えられる。よって、支払いライン
をなす５個のサイコロの面上の点の総和は、所定の賞が
与えられ。すなわち、 総和 賞／クレジット ３０ １００００ ２５から２９ １００ ２０から２４ ５０ １５から１９ １０ １０から１４ ５ ５ ５０００

【００１３】添付図の図４は、さらに別の実施例を図示
する。この場合、素子４４の面４６上のしるしは、標準
回転リール形式のものである。水平、垂直ならびにジグ
ザグの支払いラインがこのゲーム２０で適応可能であ
る。加えるに、側面ならびに頂面のしるしは、関連の支
払いライン上に現れれば、得賞の組合せを与えることと
なる。なおさらに、散乱形式の組合せでも得賞が得られ
るようにしても良い。最後に添付図の図４を参照してゲ
ームの別の実施例をせつめいする。この実施例では、結
果が如何に解釈され支払いがなされるかに関して多数の
可能性があり、多段階処理方法が用いられる。この処理
方では、得賞は、シンボルと数とで決定するようにして
良い。第１列のＡなるしるしが素子４４の面４６上に現
れている。これに隣接して第２列には５なるしるしが見
られる。これら２つの積は、５ｘＡについての賞が与え
らる。第４列の黒い表面は、ワイルドカードとなり、も
し右から左への支払いも適用し得るなら、再び支払い線
４８上の３ｘＫについての賞が支払い可能となる。

【００１４】加えるに、第４列と第５列の垂直パターン
は、賞の支払いが可能である。第５列に関しては、全可
視可能の面を含めることにより３ｘ５，３ｘＱおよび３
ｘＪに対して３つの賞が支払可能である。実施例の素子
４４は、３次元対象のものを表示したが、箱体として素
子４４の開きを見せるアニメ表示としても良い。よっ
て、所定の起動条件や得賞組合せが決定されて、これが
現れると、素子４４の一つあるいはそれ以上が開かれて
与えられ賞が表示される。この代わりに、ボーナスのシ
ンボルを一つあるいはそれ以上の素子４４の一つあるい
はそれ以上の面上に示すようにしても良い。加えるに、
標準の支払いに加えて、ボーナスシンボルが現れたら、
面４６が開いて即時のボーナス賞が示されるようしても
良い。よって添付図の図５に図示の表示における第２列
の星は、１００クレジットの賞のボーナスの自動支払い
としても良い。この賞は、開放なるシンボル４６により
プレーヤに示される。

【００１５】

【発明の効果】以上により、回転リールの代わりに多面
素子すなわち素子４４を設けることにより、ゲーム機の
ゲームに多種の可能性を与えて、かなり多くのプレーヤ
に多種のゲームを楽しませることができるとともに、プ
レーヤの興味を維持することができる。

【００１６】本発明の概念ならびに範囲を広義に解釈し
て、これから逸脱することなく、具体的実施例で示した
発明を種々に変更することができる。しかして上記実施
例は、あらゆる観点でも例示的なもののであり、限定的
なものでない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるゲーム機の斜視図。

【図２】図１に図示のゲーム機の制御手段の構成図。

【図３】ゲーム機の表示の第１実施例を示す概略図。

【図４】ゲーム機の表示の第２実施例を示す該略図。

【図５】ゲーム機の表示のそのた実施例を示す該略図。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニコラス ルーク、ベネット オーストラリア国 ニューサウスウェール ズ、 レーン コウブ、ピーオー ボック ス 808 (72)発明者 ナタリー、ブライヤント オーストラリア国 ニューサウスウェール ズ、 レーン コウブ、ピーオー ボック ス 808

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゲーム機において、 ゲーム機で行われるゲーム動作を制御する制御手段と、 前記制御手段の制御のもとで行われるゲームを表示する
   表示手段とを有し、表示される前記ゲームが複数の多面
   素子で構成され、各該多面素子の多数の面の中の少なく
   とも一つに所定のしるしを担持しており、該素子は、ゲ
   ームの実行時に少なくとも軸の周りに回転可能であり、
   ある面を観察可能とし、該面の停止位置と該多面素子の
   観察可能の面上に担持されたしるしで該ゲームの得賞条
   件か達成したか否かの決定条件の一つが得られるように
   したゲーム機。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のゲーム機において、前
   記表示手段は、ビデオ表示ユニットであるゲーム機
3. 【請求項３】 請求項２に記載のゲーム機において、各
   多面素子は、このような多面素子のビデオシミュレーシ
   ョンであるゲーム機。
4. 【請求項４】 請求項１から３のいずれか１項に記載の
   ゲーム機において、各多面素子は、少なくとも形状が立
   方体であるゲーム機。
5. 【請求項５】 請求項４に記載のゲーム機において、各
   多面素子は、少なくと二軸の周りに回転可能であり、こ
   れにより該素子の面の各々が観察可能としているゲーム
   機。
6. 【請求項６】 クレーム４又は５に記載のゲーム機にお
   いて、各多面素子は、３次元形式で表示され、よって少
   なくとも３面が観察可能となったゲーム機。
7. 【請求項７】 請求項６に記載のゲーム機において、前
   記多面素子の正面のしるしの得賞組合せに与える賞に加
   えて、賞が前記多面素子の頂面上のしるしの得賞組合せ
   と、該多面素子の側面のしるしの得賞組合せの少なくと
   も一つとに与えられるようになっているゲーム機。
8. 【請求項８】 請求項１から７のいずれか１項に記載の
   ゲーム機において、前記多面素子は、マトリックス状に
   配置され、賞が回転リールゲーム機と同様な実際の支払
   い線に依存して与えらるようになっているゲーム機。
9. 【請求項９】 請求項８に記載のゲーム機において、前
   記多面素子を通る前記支払い線は、垂直線、水平線およ
   びジクザク線であるゲーム機。
10. 【請求項１０】 請求項１から９のいずれか１項に記載
    のゲーム機において、各多面素子は、サイコロであり、
    しるしは、該サイコロの表面に設けた１から６までの数
    を表す点であり、該素子のそれぞれの表面上に見える数
    の和に関して支払い線に賞が与えるようになっているゲ
    ーム機。
11. 【請求項１１】 請求項１から１０にいずれか１項に記
    載のゲーム機において、賞は、所定のしるしの積に関し
    て与えられるようになっているゲーム機。
12. 【請求項１２】 請求項１から１２のいずれか１項に記
    載のゲーム機において、所定の事象で、少なくとも一つ
    の多面素子が該素子に含まれるボーナス賞を示すべく開
    放されるボーナス条件を発生せしめるようになったゲー
    ム機。