JP2001224700A - 防災システム - Google Patents

防災システム

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JP2001224700A
JP2001224700A JP2000036865A JP2000036865A JP2001224700A JP 2001224700 A JP2001224700 A JP 2001224700A JP 2000036865 A JP2000036865 A JP 2000036865A JP 2000036865 A JP2000036865 A JP 2000036865A JP 2001224700 A JP2001224700 A JP 2001224700A
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management device
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Tadashi Sakamaki
坂巻正
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DOGE KATSUO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば大地震が発生した場合であっても影響
を受けないバックアップ機能を有するサーバを提供する
こと。また安価かつ容易にデータ倉庫、発電室、治療
室、備蓄倉庫などを形成することができること。 【解決手段】 通信端末機器を備えた陸上の防災関連シ
ステムと、この防災関連システムと通信手段を介して接
続しかつ緊急時の防災関連情報をバックアップ的に伝送
することができる浮体とから成り、前記浮体内には、情
報管理装置を設置したデータ倉庫が形成されていること
を特徴とする防災システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防災システムに関
し、例えば地震が発生した場合において、陸上の防災情
報提供センターが十分な機能を発揮することができなく
なった場合に適合する防災システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防災システムと称される多数の発
明が提案されている。しかし、これらの発明はもっぱら
陸上に設置された防災センターを中心とするシステムで
あるから、例えば陸上の防災情報提供センターが機能し
なくなった場合には、当然、バックアップ機能を有する
サーバを必要とする。
【0003】ところで、バックアップ機能を有するサー
バに関しては、特開平11−203583号公報に一例
が開示されている。この公報に開示された複数個の防災
センターサーバは、ループ状に配設された基幹伝送路に
それぞれ接続している。そして、1つのサーバが大地震
で機能をしなくなった場合において、他のサーバにバッ
クアップ機能を持たせようとする考えである。
【0004】確かに、このような防災システムは、1つ
のサーバが異常な状態となった場合に他のサーバがその
バックアップ機能を発揮することができるならば問題は
ない。しかし、大地震の場合にはバックアップ機能を有
するサーバも共倒れする可能性がある。また陸上にバッ
クアップ機能を有する防災センターサーバを建物内に設
置することは非常に費用がかかるという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点に鑑み、第1の目的は、例えば大地震が発生した
場合であっても影響を受けない(地震に対して安全であ
る)バックアップ機能を有するサーバを提供することで
ある。第2の目的は、安価かつ容易にデータ倉庫、発電
室、治療室、備蓄倉庫などを形成することができること
である。第3の目的は、一つの通信手段が機能しなくな
っても、他の通信系統で所望する防災関連システムに防
災関連情報を伝送することができることである。第4の
目的は、陸地の防災拠点と連動し、医薬品などをヘリコ
プターを介して被災地に迅速に供給することができるこ
とである。その他負傷者を迅速に治療することができる
と共に、被災地の救援活動がスムースに流れるような情
報を常時管理しかつ緊急時に提供することができること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の防災システム
は、通信端末機器を備えた陸上の防災関連システムと、
この防災関連システムと通信手段を介して接続しかつ緊
急時の防災関連情報をバックアップ的に伝送することが
できる浮体とから成り、前記浮体内には、情報管理装置
を設置したデータ倉庫が形成されていることを特徴とす
る。
【0007】上記構成において、浮体内には発電機が設
置された電源室が設けられ、データ倉庫の情報管理装置
は、前記発電機を電源として駆動することを特徴とす
る。また、通信端末機器と接続する通信手段は、少なく
とも通信ケーブルと無線基地或いは衛星通信を含む2系
統以上であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、防災システムの実施形態
の一例を概略的に示す。まず1は通信端末機器2を備え
た陸上の防災関連システムである。この陸上の防災関連
システム1は、国,都,市などの行政機関、地域の防災
拠点(例えば備蓄倉庫がある小学校)の防災委員会、医
療機関、民間のビルディングに設置された防災センター
等の通信可能なシステムを意味する。
【0009】したがって、前記通信端末機器2は、後述
する浮体の情報管理装置から通信手段を介して防災関連
情報を得ることができるFAX、電話機、無線機、パー
ソナルコンピュータなどを意味する。なお、防災関連シ
ステム1は、特に図示しないが、例えば防災担当地域と
専用回線で接続する基幹伝送路、該基幹伝送路と接続す
る監視卓(CRT)やグラフィックパネル盤(GP)な
どを有するが、本発明の特定要件てはないので、説明を
省略する。
【0010】次に3は防災関連システム1と通信手段4
を介して接続し、かつ、緊急時の防災関連情報をバック
アップ的に伝送することができる浮体である。
【0011】ここで通信手段4について説明する。図1
で示すように防災関連システム1の通信端末機器2と接
続する本発明の通信手段4は、少なくとも通信ケーブル
4a(4b)と無線又は通信衛星を意味する他の通信手
段4c(4d)を組み合わせた2系統以上で構成されて
いる。例えば、 (1)回線制御装置5に陸上ケーブル4aと人工衛星4
cとをそれぞれ併用的にジョイントした場合。 (2)回線制御装置5に海底ケーブル4bと無線基地の
一例としての送受信機4dとをそれぞれ併用的にジョイ
ントした場合。 (3)陸上ケーブル4a、送受信機4dとをそれぞれ併
用的にジョイントした場合など。
【0012】前記回線制御装置5は海上の浮体3に適宜
に配設されているので、浮体3内には陸上ケーブル4
a、海底ケーブル4b、人工衛星4c、無線基地4dと
それぞれジョイントするオペレーションセンターを設け
ることが可能である。
【0013】そこで、浮体3内には、回線制御装置5と
電気的に接続する情報管理装置6を設置したデータ倉庫
7が形成されている。このデータ倉庫7は、本実施例で
は浮体3に形成された他の空間、例えば電源室8、治療
室9等とそれぞれ区画されている。
【0014】さて、浮体3の形態などを説明する前に、
図2及び図3に基づいて、前記情報管理装置6と、この
情報管理装置6の記憶手段に格納(管理)されている管
理情報について説明する。
【0015】図2は情報管理装置6の一例を示す。11
は情報管理装置6に電気的に接続する記憶手段で、この
記憶手段11には、図3に示すように管理情報12の一
例として防災関連情報が格納されている。13は情報管
理装置6に電気的に接続する表示装置で、この表示装置
13は、監視卓(CRT)13aやグラフィックパネル
盤(GP)13bなどを有する。14は情報管理装置6
に電気的に接続する複数個のデータ倉庫端末、15はオ
ペレータが操作する入力手段である。
【0016】図3を参照にデータ倉庫7の管理情報12
について説明する。本発明は、例えば地震が発生した場
合において、図示しない陸上の防災情報提供センターが
十分な機能を発揮することができなくなった場合に適合
する防災システムであるから、管理情報12は、画像な
どの管理情報が多いことに鑑み、本実施例では複数個の
メタデータベース20で管理されている。これらのメタ
データベース20は、陸上の防災関連システム1側から
アクセス可能なメタデータ21をそれぞれ有する。各メ
タデータ21は空間データセット(ファイル)22を備
え、空間データセット(ファイル)22は、複数個の加
工された空間データ23a〜23nを有している。
【0017】また各空間データセット(ファイル)22
は、浮体3の情報管理装置6側から所望している防災関
連システム1側へと、少なくとも地震が発生した被災地
域の空間データ23a〜23nをダイレクト的に送信す
ることができる(双方向)。
【0018】ここでメタデータ21の中身を説明する。
メタデータ21は、空間データ23a〜23nの内容を
記述した「データ辞書(索引のようなもの)」を意味す
る。やや専門的な言い方をすれば、「データに関するデ
ータ」、或いは情報を索引化にしたデータカタログのよ
うなものである。このメタデータ21は、本実施例では
複数個存在し、各メタデータ21には、空間データの所
在、内容、利用条件、特徴等が記述されている。
【0019】ところで、メタデータ21は、例えば関東
・東京湾岸地域の大地震を想定した防災救援システム整
備構想、東海地震を想定した防災救援システム整備構想
などに基づいて策定されている。またメタデータ21
は、複数個のメタデータベース20にそれぞれ格納さ
れ、各メタデータベース20にはそれぞれ複数個の空間
データセット21が関連付けられている。
【0020】前述したようにメタデータベース20は、
データ辞書の内容を索引或いはカタログ的に格納したも
のであるから、防災関連システム1側の通信端末機器2
の表示画面には、例えば「関東地域の地図情報データベ
ース」、「関東地域の行政情報ベータベース」「東海地
域の環境情報データベース」、「関東地域の埋設物情報
データベース」、「東京23区の各施設情報データベー
ス」、「水源に関する工作物データベース」、「広域避
難場所データベース」などのように現れる。
【0021】前記大地震を想定した防災救援システム整
備構想を前提としてメタデータベース20を策定する場
合には、サーバとしてのデータ倉庫7側の救援活動機能
は、例えば指揮統制機能、情報収集・分析・通信による
空間データ配布機能、被災者や物資を運ぶためのヘリコ
プター発着機能、被災者に対する救急医療機能、被災者
に物資を供給するための備蓄倉庫機能などが考えられ
る。
【0022】したがって、各メタデータ21の各空間デ
ータ23a〜23nは、(1)各区域の防災拠点、
(2)クライアントとしての通信施設、(3)情報を通
信配布するべき場所、(4)ヘリコフプターの発着可能
な場所、(5)救急医療施設のある場所、(6)エネル
ギー資源に関する補給場所、(7)機材や物資の備蓄倉
庫、(8)被災者・避難民の宿泊可能な場所、(9)水
源を確保してある場所、(10)消防署の場所、(1
1)救護活動が可能な場所、(12)印刷機能を有する
場所など救援活動に必要な場所情報を中心として設定さ
れている。
【0023】ここで「空間データ」は、行政区画、建
物、道路、橋、避難場所など主に人造物に関する地理的
位置並びに性質、各境界を識別するデータを意味する。
また空間データ23a〜23nは、このような地理的空
間データだけではなく、位置情報に関連づけられた公
的、私的な台帳や統計・観測、音声・動画データも含ま
れている。 また空間データ23a〜23nには、救援
活動に特に必要な避難建物、緊急時に有効活用できる道
路や線路、広域避難場所、ゴルフ場、山、畑、湖などに
関する複数の地図(画像も含む)ファイルが集合されて
いる。
【0024】さらに、前記に列挙した広域避難場所など
の空間的特性を示す識別子には、形状、位置情報、属
性、機能、位置関係、時間的特性が含められていると共
に、それらの属性の項目を示す識別子として、高さ、図
形種別、施設種別、施設名、電話番号、FAX番号、住
所、郵便番号なども含まれている。
【0025】図4は浮体3の形態と区画された倉庫(空
間)を概略的に示している。浮体3は、本実施例では、
退役した空母、積載船、旅客船などの大型船を改造して
いる。浮体3は、例えば東京湾の適当な所に地震の影響
を受けないように常時浮いている。
【0026】しかして、8は発電機25が設置されてい
る電源室、7は前述した情報管理装置6が設置されてい
るデータ倉庫、9はデータ倉庫7と複数枚の仕切板Pで
区画形成されかつ医療機器26が設置された治療室、1
0はヘリコプターで運搬可能な多数のコンテナー27を
収納する備蓄倉庫、28は浮体3の上壁面3aに形成さ
れた複数個のヘリポート28である。本実施例のコンテ
ナー27は、図4に示すように、少なくとも空からの消
火活動に役立つ消火剤或いは薬品を貯蔵した第1コンテ
ナー27a、負傷した被災者を被災地で治療するための
医療品を貯蔵した第2コンテナー27b、それに天然ガ
ス、プロパンガス、電池などのエネルギー資源を貯蔵し
た第3コンテナー27cから成る。
【0027】またヘリポート28の少なくとも一つは、
前記備蓄倉庫10内のコンテナー27を図示しない救援
用ヘリコプターに搭載するために水平方向へ摺動可能に
構成されている。29は監視室である。なお、データ倉
庫7の情報管理装置6や治療室9の医療機器6は、浮体
3内の発電機25を電源として駆動する。
【0028】上記構成において、今仮に関東・東京湾岸
地域に大地震が発生し、その結果、防災関連情報を管理
していた陸上のサーバが十分な機能を発揮することがで
きなくなったと仮定する。そのような場合には防災関連
システム1の通信端末機器2と浮体3の情報管理装置6
は、少なくとも通信ケーブル4a(4b)を含む2系統
以上の通信手段4でダイレクト的に接続し、いわゆる双
方向通信が可能であるから、1つ以上の防災関連システ
ム1から防災関連情報の要求があった場合には、バック
アップ機能を有する浮体3のデータ倉庫7に存するオペ
レータは、情報管理装置6の入力手段15を操作し、記
憶手段11に格納されている管理情報12を検索し、か
つ、現場の指揮監督に基づき所望の管理情報を伝送す
る。この場合情報提供を要求するクライアントに契約な
どで予め権限(例えば割り当てられた範囲において管理
情報にアクセスできる権限)が与えられている場合に
は、クライアントは所望するメタデータの空間データセ
ット22の各情報を直ちに得ることができる。
【0029】また浮体3は、指揮統制機能や情報収集・
分析・通信による空間データの配布機能のみならず、被
災者や物資を運ぶためのヘリコプター発着機能、救急医
療機能なども有しているので、仮にヘリコプターが治療
を要する被災者を浮体3まで運んで来た場合には、ヘリ
ポート28を活用し、かつ、治療室9で被災者を治療す
る。そして、治療した被災者は適宜に安全な場所へと運
搬する。さらに、被災地域から医療品などの物資の要求
があった場合には、コンテナー27に収納されている物
資を図示しないリフト装置を利用し、ヘリコプターで被
災地へと運搬する。このように浮体3は緊急時における
サーバとしての機能を発揮すると共に、被災者に対して
可能な範囲で迅速なる救援活動をする。
【0030】
【実施例】ここでは、浮体に形態についての他の実施例
について説明する。実施の形態で説明した浮体3は、退
役した空母、積載船、旅客船などの大型船を改造したタ
イプであるが、図5に示すように浮体は、同一形態の複
数個の第1多角形浮体3Aと、これらの第1多角形浮体
3Aと形状が異なる少なくとも一つ以上の第2多角形浮
体3Bとを、ロープなどの連結手段35で一体的に構成
しても良い。この場合各多角形浮体3A、3Bは全体と
して一つのヘリポート28Aを形成している。
【0031】しかして、図5で示す浮体も第1実施例の
浮体3と同様に指揮統制機能、情報収集・分析・通信に
よる空間データ配布機能、被災者や物資を運ぶためのヘ
リコプター発着機能、被災者に対する救急医療機能、被
災者に物資を供給するための備蓄倉庫機能などの機能を
有する必要があるので、例えば第1多角形浮体3A側に
は、電源室8A、データ倉庫7A、治療室9Aなど単数
又は複数個形成し、一方、第1多角形浮体3Aよりも体
積(収納空間)が大きい第2多角形浮体3Bには備蓄倉
庫10Aを形成する。なお、第1多角形浮体3A及び第
2多角形浮体3Bは、上壁面が連設するように(作業員
が海に落ちないように)望ましくは縁部が対向する角柱
形状に形成すべきである。また、符号36は備蓄倉庫1
0A内に収納されたコンテナーを取り出すためのスライ
ド開閉板である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては、次に列挙するような作用・効果がある。 (1)請求項1に記載の発明では、浮体内には、情報管
理装置を設置したデータ倉庫が形成されているので、例
えば大地震が発生した緊急時には、防災関連情報を要求
する陸上の防災関連システムに所望の防災関連情報を迅
速に送信し、或いは権限を有するクライアントは浮体の
管理情報に迅速にアクセスすることができる。したがっ
て、浮体は、いわば緊急時のバックアップ機能を有する
サーバであり、このサーバは常時海上或いは湖上に浮遊
しているから、大地震の影響を受けず、サーバとしての
機能を充分に発揮することができる。また、陸上にこの
ようなデータ倉庫を設置する場合には、土地購入費、建
築費などが必要であるが、浮体であるからこのような費
用もかからない。さらに、情報収集・分析・通信による
空間データ配布機能、被災者や物資を運ぶためのヘリコ
プター発着機能、被災者に対する救急医療機能、被災者
に物資を供給するための備蓄倉庫機能などの防災の際に
必要な各種機能を容易に区画設定(形成)することがで
きる。 (2)請求項2に記載の発明は、浮体内には発電機が設
置された電源室が設けられているので、陸地で電源の供
給がアウトになった場合でも全く影響を受けず、データ
倉庫の情報管理装置を駆動することができる。 (3)請求項3に記載の発明は、通信端末機器と接続す
る通信手段が、少なくとも通信ケーブルを含む2系統以
上であるので、万一通信ケーブルを使用することができ
ない情況となっても大丈夫である。 (4)請求項4に記載の発明は、ヘリポートを有する浮
体内に被災者を治療するための医療機器が設置された治
療室が設けられているので、治療を要する被災者がヘリ
コプターを介して浮体3まで運ばれて来た場合には、治
療室で適切な処置を施すことができる。 (5)請求項7に記載の発明は、浮体内にヘリコプター
で運搬可能な複数個のコンテナーが備蓄倉庫に収納され
ているので、ヘリコプターによる空からの消火活動のみ
ならず、被災者に対して医療品、衣料品、燃料資源など
救援物資を迅速に供給することができる。 (6)請求項8及び請求項9に記載の発明は、情報管理
装置に管理されている管理情報は空間データセットであ
りから、情報を貰った防災関連システムは、行政区画、
建物、道路、橋、避難場所などの空間データをフルに活
用し、被災者に対して適切な対策を講じることができ
る。 (7)浮体を地上の建物のように耐震構造(鉄骨、鉄骨
に被りを付けるコンクリートなど)にする必要がない反
面、例えば請求項5に記載の発明のように、浮体の空間
の一部を安価な仕切板で区画し、データ倉庫と治療室な
どを容易に形成できるというような利点もある。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図4は本発明の一実施例を示す各説明図。
【図1】発明の実施形態の一例を示す概略説明図。
【図2】浮体に設けられたデータ倉庫内の情報管理装置
を中心とするブロック図。
【図3】図2において、情報管理装置の記憶手段に格納
された管理情報のデータ構造を示す説明図。
【図4】浮体に第1実施例を示す概略説明図。
【図5】浮体の第2実施例を示す概略説明図。
【図6】第2実施例の平面から見た説明図。
【図7】図6の7−7線概略断面説明図。
【符号の説明】
1…防災関連システム、2…通信端末機器、3,3A,
3B…浮体、4…通信手段、5…回線制御装置、6…情
報管理装置、7,7A…データ倉庫、8,8A…電源
室、9,9A…治療室、10,10A…備蓄倉庫、11
…記憶手段、12…管理情報、13…表示装置、14…
データ倉庫端末、15…入力手段、20…メタデータベ
ース、21…メタデータ、22…空間データセット、2
3a〜23n…空間データ、27…コンテナー、28…
ヘリポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E184 JA01 KA04 KA11 LC01 LC10 5C087 AA02 AA03 AA08 AA19 AA24 BB18 CC46 DD02 DD03 DD08 DD20 DD29 EE08 EE18 FF11 GG07 GG12 GG19 GG21 GG32 GG62

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末機器を備えた陸上の防災関連シ
    ステムと、この防災関連システムと通信手段を介して接
    続しかつ緊急時の防災関連情報をバックアップ的に伝送
    することができる浮体とから成り、前記浮体内には、情
    報管理装置を設置したデータ倉庫が形成されていること
    を特徴とする防災システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、浮体内には発電機が
    設置された電源室が設けられ、データ倉庫の情報管理装
    置は、前記発電機を電源として駆動することを特徴とす
    る防災システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、通信端末機器と接続
    する通信手段は、少なくとも通信ケーブルと無線基地或
    いは衛星通信を含む2系統以上であることを特徴とする
    防災システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、浮体内には、被災者
    を治療するための医療機器が設置された治療室が設けら
    れていることを特徴とする防災システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に於いて、浮体内には、データ
    倉庫と複数枚の仕切板で区画された治療室が形成されて
    いることを特徴とする防災システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に於いて、浮体の上壁面には、
    ヘリポートが形成されていることを特徴とする防災シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項1に於いて、浮体内には、ヘリコ
    プターで運搬可能な複数個のコンテナーを収納する備蓄
    倉庫が形成され、前記コンテーナには医療品が貯蔵され
    ていることを特徴とする防災システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に於いて、浮体は複数個であ
    り、各浮体は連結手段を介して一体的に連結されている
    ことを特徴とする防災システム。
  9. 【請求項9】 請求項1に於いて、情報管理装置に管理
    されている管理情報は空間データセットであり、浮体の
    情報管理装置側からは少なくとも被災地域の空間データ
    を送信することができることを特徴とする防災システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項9に於いて、空間データセット
    の情報は、少なくとも救急医療の場所、防災拠点の備蓄
    倉庫の場所など救援活動に必要な場所情報であることを
    特徴とする防災システム。
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Cited By (3)

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