JP2001224649A - ヘアケア施術方法 - Google Patents

ヘアケア施術方法

Info

Publication number
JP2001224649A
JP2001224649A JP2000037023A JP2000037023A JP2001224649A JP 2001224649 A JP2001224649 A JP 2001224649A JP 2000037023 A JP2000037023 A JP 2000037023A JP 2000037023 A JP2000037023 A JP 2000037023A JP 2001224649 A JP2001224649 A JP 2001224649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
scalp
hair care
condition
care treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000037023A
Other languages
English (en)
Inventor
Hazue Hashimoto
葉末 橋本
Tomoko Ogino
智子 荻野
Mieko Ozeki
三枝子 大関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP2000037023A priority Critical patent/JP2001224649A/ja
Publication of JP2001224649A publication Critical patent/JP2001224649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】洗髪という日常的な動作時に優れたヘアケア効
果を得ることのできるヘアケア施術方法を提供する。 【解決手段】シャンプーを用いて洗髪する際、指先を上
下にスライドさせながら髪の生え際から後頭部に向かっ
てジグザグに動かすことを、場所を移して頭皮全体に行
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品販売員等が
顧客に対して行う、ヘアケア施術方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、シャンプーやリンス,ヘアパ
ック等、ヘアケア用の化粧品は、セルフサービス用の陳
列棚に陳列され、顧客自身が選択して購入する形態で販
売されるのが一般的であるが、ヘアケアに強い関心を持
つ顧客に対しては、専門の販売員(もしくはカウンセラ
ー)が、店頭あるいは訪問販売先で、メーカーから配布
された化粧品販売用情報シートにもとづいてカウンセリ
ングを行い、顧客の髪の質に応じたヘアケア化粧品を推
奨することが行われている。そして、上記カウンセリン
グの延長として、頭皮をもむ、叩く等のヘアケアマッサ
ージを、実際に顧客に対して行う場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不定期
的に、このようなヘアケアマッサージを行っても、その
とき限りの効果が得られるにすぎず、長期にわたって維
持される効果は小さい。そこで、最近、このように独立
したヘアケアマッサージとは別に、日々行う洗髪時の指
使いを、マッサージを兼ねるような効果的な指使いにし
て、日常的に顧客自身がヘアケア施術を行えるよう支援
することが検討されているが、そのような施術方法は、
いまだ実用化されていないのが実情である。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、洗髪という日常的な動作時に優れたヘアケア効
果を得ることのできるヘアケア施術方法の提供をその目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、シャンプーを用いて洗髪する際、指先を
上下にスライドさせながら髪の生え際から後頭部に向か
ってジグザグに動かすことを、場所を移して頭皮全体に
行うようにしたヘアケア施術方法を第1の要旨とし、上
記洗髪に先立って、乾いた頭皮に、複数回に分けてクレ
ンジング剤を塗布し、指先を小さな円を描くようにスラ
イドさせながら髪の生え際から頭頂部に向かってらせん
状に動かすことを、場所を移して頭皮全体に行った後、
洗い流すようにしたヘアケア施術方法を第2の要旨とす
る。
【0006】また、本発明は、上記洗髪後、濡れた髪を
複数に小分けし、小分けされた髪の束ごとに根元から毛
先に毛髪化粧料をゆきわたらせることを順次行ったのち
洗い流すようにしたヘアケア施術方法を第3の要旨と
し、上記クレンジング剤によるヘアケア施術を行ったの
ち、上記シャンプーによるヘアケア施術を行い、つい
で、上記毛髪化粧料によるヘアケア施術を行うようにし
たヘアケア施術方法を第4の要旨とする。
【0007】さらに、本発明は、少なくとも髪の状態と
頭皮の状態の2項目においてそれぞれ複数のチェック項
目が列挙され、これらのチェック項目のうち該当項目を
チェックすることにより、髪と頭皮の状態を評価するこ
とができるよう構成された問診表を被施術者に提示し、
問診表の該当項目をチェックさせることにより、被施術
者の髪と頭皮の状態を評価し、その評価結果に応じて、
上記4通りのヘアケア施術から最適なへアケア施術を選
択して施術を行うようにしたヘアケア施術方法を第5の
要旨とし、同じく問診表を用いて被施術者の髪と頭皮の
状態を評価し、その評価結果に応じて、上記4通りのヘ
アケア施術から少なくとも2つの最適なヘアケア施術の
組み合わせを選択し、上記選択されたヘアケア施術を、
互いに異なる周期で行うようにしたヘアケア施術方法を
第6の要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0009】本発明は、化粧品販売員やヘアケア施術者
が、顧客に対して行うヘアケアカウンセリングの一環と
して、もしくはヘアケアカウンセリングとは別個に行わ
れるヘアケア施術方法で、例えばつぎのような手順でヘ
アケア施術が行われる。
【0010】まず、来店した顧客に対し、ヘアケア施術
者(化粧品販売員等も含む)が、図1に示すような問診
表1を提示して問診を行うことにより、顧客の髪と頭皮
の状態を評価する。問診表1へのチェックは、顧客自身
が行ってもよいし、チェック項目をヘアケア施術者が読
み上げ、顧客に該当するかしないかを尋ねて記入するよ
うにしてもよい。
【0011】上記問診表1の構成を詳細に説明する。ま
ず、問診表1の上部には、「Special esth
etique」という見出し2と、「毛髪の修復と頭皮
のケアのために、コラーゲンに着目したヘアエステティ
ック」という、このヘアケア施術のキャッチフレーズ3
が表示されている。そして、その下には、「髪と頭皮の
健康状態を確かめてみましょう。」という問診を促す文
4が表示されており、さらにその下に、「髪の状態」に
関するチェック項目5と、「頭皮の状態」に関するチェ
ック項目6と、「生活環境」に関するチェック項目7
が、左右に並べて表示されている。そして、各項目5〜
7の右側には、該当した場合にチェックするための四角
枠8が設けられている。
【0012】ちなみに、「髪の状態」に関するチェック
項目5としては、「パーマやカラーリングをしてい
る」、「枝毛や切れ毛が多い」、「最近、髪にツヤがな
くなってきた」、「髪がパサつきがち」の4項目があげ
られている。また、「頭皮の状態」に関するチェック項
目6としては、「頭皮の赤みが気になる」、「頭皮が脂
っぽい」、「頭皮がかたく張っている感じ」、「頭皮が
かゆくなる」の4項目があげられている。さらに、「生
活環境」に関するチェック項目7としては、「食事が不
規則で偏食がち」、「肩こりや冷え症に悩んでいる」、
「ストレスを感じることが多い」、「紫外線に当たる機
会が多い」の4項目があげられている。
【0013】そして、上記チェック項目5〜7の下に
は、「アドバイス」の小見出し9と、「チェックが多い
ほど、髪のダメージと老化が進みやすくなっていま
す。」の文10が表示されており、その下に、上記チェ
ック項目5〜7による問診結果に対するアドバイス11
が表示されている。具体的には、「髪の状態にチェック
の多い方−傷みの進行を防ぎ、美しい髪に整えるお手入
れを。」、「頭皮の状態にチェックの多い方−頭皮の脂
っぽさや乾燥を防ぎ、毛根をすこやかに保つお手入れ
を。」、「髪の状態、頭皮の状態ともにチェックの多い
方−デイリーケアーと週に1度の集中ケアを組み合わせ
たお手入れをおすすめします。」というアドバイス11
である。
【0014】つぎに、上記問診表1を用いた問診の結果
に従い、顧客の髪と頭皮の状態に最も適したヘアケア施
術を行う。まず、問診の結果、該当項目に特に偏りがな
く、チェック数も少ない顧客に対しては、現状維持もし
くは髪と毛髪の状態をさらによくするためのヘアケア施
術として、特殊な指使いによって洗髪を行う施術を行
う。この施術は、予めヘアケア施術をまとめた3枚組の
ヘアケアテクニックシート12の一枚目のシート12a
(図2参照)に記載された内容にもとづいて行われる。
【0015】上記シート12aの左側には、「シャンプ
ーテクニック」の見出し13が表示されており、その下
に、帯状枠14が設けられている。そして、その中に、
「まず頭皮と髪を十分ぬらして素洗いします。」の文1
5が表示されており、その下に、逆三角の矢印16を介
して、シャンプーによる洗髪の手順17が箇条書きで表
示されている。この手順17の箇条書きをより詳しく説
明すると、「(1)シャンプーを手のひらに適量取り、
両手のひらで軽く泡立て、ぬらした髪と頭皮にムラなく
なじませます。」、「(2)指の腹をスライドさせるよ
うにジグザグと動かし、生え際から後頭部に向かって、
頭皮全体をマッサージするように洗います。髪はこすり
合わさず、泡でやさしく洗います。」、「(3)シャン
プーの泡を手ぐしで取ってから、ぬるま湯で十分にすす
ぎます。」となっている。
【0016】そして、その下には、洗髪前の頭皮の拡大
写真18と、洗髪後の頭皮の拡大写真19が並べて表示
されており、洗髪によっていかに頭皮が清浄になるかが
一目でわかるようになっている。
【0017】また、このシート12aの右側には、左側
で示した洗髪の手順17において、特に重要なポイント
がイラスト入りで表示されている。すなわち、上段に、
シャンプーを手で泡立てている状態を示すイラスト20
と、「手で泡立ててから洗うと髪にやさしい」という文
21が表示されており、下段に、シャンプー時の指の動
かし方を矢印で示す2枚のイラスト22,23と、「ジ
グザグマッサージなら、地肌がしっかり洗えて、髪1本
1本の根元がきれいになる。」という文24が表示され
ている。
【0018】したがって、ヘアケア施術者は、顧客に対
し、上記シート12aに表示されたシャンプーテクニッ
クに従って洗髪によるヘアケア施術を行う。これによ
り、地肌の、髪1本1本の根元まできれいにすることが
でき、毛根をすこやかに保つことができる。
【0019】また、問診の結果、「髪の状態」の項目に
比べて「頭皮の状態」の項目にチェックの多い顧客は、
頭皮にトラブルを抱えていることがわかる。したがっ
て、これを改善するためのヘアケア施術として、上記洗
髪による施術に先立って、頭皮にクレンジング剤を塗布
してマッサージを行う施術を行う。上記クレンジング剤
を用いた施術は、上記ヘアケアテクニックシート12の
二枚目のシート12b(図3参照)に記載された内容に
もとづいて行われる。
【0020】上記シート12bの左側には、「疲れた頭
皮のダメージ防止に」の見出し25が表示されており、
その下に、頭皮の状態を改善するための2つの提案が表
示されている。すなわち、上段に、「スカルプマッサー
ジ」の小見出し26と、「3本指で、頭頂部に向かって
指の腹で頭皮を動かすように、ゆっくりと全体をマッサ
ージします。」という説明文27と、指の動きを示すイ
ラスト28とが表示されている。また、下段には、「シ
ャンプー前のブラッシング」の小見出し29と、「ブラ
ッシングの際は、血行をより促すとともに、髪の間に入
り込んだ汚れを落とすためにも、一方向だけでなく、い
ろいろな方向から行うのがポイント。」という説明文3
0と、ブラッシングをしている状態を示すイラスト31
とが表示されている。
【0021】また、このシート12bの右側には、四角
枠32が設けられており、その内側の上部に、「頭皮の
皮脂や汚れが気になるときはスカルプクレンジング」と
いう見出し33が表示されている。そして、その下に、
「頭皮をマッサージすることで、ストレスや加齢などで
滞った血行を促進。頭皮をリフレッシュさせ、すこやか
に保ちましょう。」という説明文34が表示されてお
り、さらにその下に、クレンジング剤によるマッサージ
の手順35が箇条書きで表示されている。この手順35
の箇条書きをより詳しく説明すると、「(1)シャンプ
ー前の乾いた頭皮に、5〜6回に分けて塗布し、生え際
から頭頂部に向かって小さく円を描くようにマッサージ
します。」、「(2)蒸しタオルやビニールキャップで
頭全体を包み、3〜5分くらいおくと、頭皮の疲れがい
やされます。」、「(3)最後に洗い流します。」とな
っている。そして、上記四角枠32内の余白には、クレ
ンジング剤によるマッサージを行う際の指の動かし方を
矢印で示すイラスト36が表示されている。
【0022】したがって、ヘアケア施術者は、頭皮にト
ラブルのある顧客に対し、上記シート12bに表示され
たスカルプクレンジングマッサージによるヘアケア施術
を行い、ついで前述の洗髪によるヘアケア施術を行う。
これにより、頭皮をリフレッシュさせ、トラブルを改善
することができる。なお、頭皮のトラブルの程度によっ
ては、上記スカルプクレンジングマッサージを行わず、
シート12bの左側に表示されている、「スカルプマッ
サージ」もしくは「シャンプー前のブラッシング」を行
うだけにしても差し支えない。もちろん、上記「スカル
プマッサージ」,「シャンプー前のブラッシング」と、
スカルプクレンジングマッサージとを組み合わせて行う
ようにすれば、より効果的である。
【0023】さらに、問診の結果、「頭皮の状態」の項
目に比べて「髪の状態」の項目にチェックの多い顧客
は、髪にトラブルを抱えていることがわかる。したがっ
て、これを改善するためのヘアケア施術として、前記洗
髪による施術の後に、濡れた髪に毛髪化粧料をゆきわた
らせる施術を行う。上記毛髪化粧料を用いた施術は、上
記ヘアケアテクニックシート12の三枚目のシート12
c(図4参照)に記載された内容にもとづいて行われ
る。
【0024】上記シート12cの左側には、「傷んだ髪
のダメージ防止に」の見出し37が表示されており、そ
の下に、髪の状態を改善するための2つの提案が表示さ
れている。すなわち、上段に、「タオルドライ」の小見
出し38と、「シャンプー後、軽く水気をきり、髪をタ
オルでやさしくはさみ、軽くたたくようにして髪の水分
を吸い取るのがポイント。」という説明文39と、タオ
ルドライをしている状態を示すイラスト40とが表示さ
れている。また、下段には、「低温ドライヤー」の小見
出し41と、「ドライヤーは低温で、風を地肌に当てて
乾かし、一ケ所に熱を与えすぎないように。」という説
明文42と、ドライヤーで髪を乾かしている状態を示す
イラスト43とが表示されている。
【0025】また、このシート12cの右側には、四角
枠44が設けられており、その内側の上部に、「傷んだ
髪のためのヘアリペアマスク」という見出し45が表示
されている。なお、「ヘアリペアマスク」とは、この施
術に用いる毛髪化粧料の商品名である。そして、その下
に、「毛髪内部から流出したたんぱく質を補うように、
毛髪1本1本にていねいになじませ、しなやかな髪を保
ちましょう。」という説明文46が表示されており、さ
らにその下に、ヘアリペアマスクによるマッサージの手
順47が箇条書きで表示されている。この手順47の箇
条書きをより詳しく説明すると、「(1)シャンプー
後、髪を6つに小分けしながら、両手で包むようにヘア
リペアマスクをゆきわたらせます。」、「(2)蒸しタ
オルやビニールキャップで頭全体を包み、5〜10分く
らいおくと血行がいちだんとよくなり、栄養がゆきわた
ります。」、「(3)最後に洗い流します。」となって
いる。そして、上記四角枠44内の余白には、ヘアリペ
アマスクをゆきわたらせるために髪を小分けした状態を
示すイラスト48が表示されている。
【0026】したがって、ヘアケア施術者は、髪にトラ
ブルのある顧客に対し、前述の洗髪によるヘアケア施術
を行ったのち、上記シート12cに表示されたヘアリペ
アマスクを用いたヘアケア施術を行う。これにより、髪
に栄養が補給され、髪のトラブルを改善することができ
る。なお、髪のトラブルの程度によっては、上記ヘアリ
ペアマスクによる施術を行わず、シート12cの左側に
表示されている、「タオルドライ」もしくは「低温ドラ
イヤー」を行うだけにしても差し支えない。もちろん、
上記「タオルドライ」,「低温ドライヤー」と、ヘアリ
ペアマスクによる施術とを組み合わせて行うようにすれ
ば、より効果的である。
【0027】また、問診の結果、「髪の状態」の項目に
も「頭皮の状態」の項目にもチェックの多い顧客は、髪
と頭皮の両方にトラブルを抱えていることがわかる。し
たがって、これを改善するためのヘアケア施術として、
まず、シート12bに記載された手順で、頭皮にクレン
ジング剤を塗布してマッサージを行い、つぎに、シート
12aに記載された手順で、シャンプーによる洗髪を行
う。そして、最後に、シート12cに記載された手順
で、髪に毛髪化粧料をゆきわたらせる施術を行う。これ
により、頭皮のリフレッシュと髪への栄養付与を行うこ
とができ、両者の状態を同時に改善することができる。
【0028】なお、上記洗髪による施術は、日々の洗髪
に適用することで、優れた効果を継続して得ることがで
きる。したがって、顧客は、上記洗髪による施術の手順
を習得すれば、いちいち来店する必要がなく、これを自
宅で日常的に行うことができる。また、クレンジング剤
による施術および毛髪化粧料による施術は、日々の洗髪
ごとに行う必要はなく、例えば1週間ごと、とか10日
ごとといった適宜の間隔で実行すれば、充分に優れた効
果が得られるため、周期的に来店して集中的に施術を受
けるようにしてもよいが、どちらの施術も、洗髪時に組
み合わせて行うことができるものであるから、やはり顧
客自身が、これらの施術の手順を習得して、自宅で適宜
の間隔で行うことが好適である。
【0029】このように、上記ヘアケア施術方法によれ
ば、顧客の髪と頭皮の状態を問診によって評価し、その
評価結果によって、その顧客の髪と頭皮の状態に応じた
ヘアケア施術を、特殊な指使いの洗髪を中心とした、適
宜の組み合わせで行うことができるため、顧客の抱えた
トラブルに対応した、効果的なヘアケア施術を効率よく
行うことができる。しかも、上記ヘアケア施術は、顧客
が、その手順を習得すれば、自宅で日常的に行うことが
できるため、わざわざ来店する必要がなく、顧客の負担
が小さい。また、クレンジング剤による施術を行う間隔
や、毛髪化粧料による施術を行う間隔を適宜に設定し、
洗髪とこれらの施術とを適宜に組み合わせることによ
り、最も自分に適した施術サイクルを、自分の髪と頭皮
の状態を見ながら設定することができるため、優れた施
術効果を得ることができる。
【0030】なお、上記の例では、顧客の髪と頭皮の状
態を評価するための問診表1(図1参照)として、「髪
の状態」、「頭皮の状態」、「生活環境」の3項目につ
いてチェック項目5〜7を設けたものを用いたが、項目
の種類は、少なくとも「髪の状態」、「頭皮の状態」の
2種類があれば差し支えない。
【0031】また、上記の例では、ヘアケア施術方法に
関する情報を1枚の問診表1と3枚のシート12a〜1
2cという形にまとめておき、施術者がこれを見ながら
問診および施術を進めるようにしているが、必ずしもこ
のような印刷物を用いる必要はなく、TVモニターや、
CRT,液晶モニター等の画像装置を利用したり、コン
ピュータを利用したりすることができる。また、問診表
1については、ヘアケア商品の宣伝も兼ねて、予め店頭
や街頭で無料配布するかダイレクトメールで顧客に送付
し、「該当する項目のある方は、ぜひこのヘアケア施術
をお試し下さい。」というような文言を付記して来店を
促すようにすることができる。
【0032】また、髪と頭皮の状態を評価するのに、問
診表1を用いるだけでなく、髪や頭皮の拡大画像を観察
することのできる機器(例えばビューティアナライザ
ー、鐘紡社製)を用いた評価を組み合わせたり、触診に
よる評価を組み合わせたりすることができる。もちろ
ん、問診表1や機器を用いず、口頭で顧客とやりとりし
た結果にもとづいて、適宜のヘアケア施術を選択するよ
うにしても差し支えはない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明は、特殊な指使い
の洗髪方法による施術を提案するものであり、洗髪時
に、優れた洗浄効果、頭皮へのリフレッシュ効果を得る
ことができる。また、本発明は、上記洗髪による施術だ
けでなく、顧客の髪と頭皮の状態に応じたヘアケア施術
を、適宜の組み合わせで行うことを提案するものである
ため、顧客の抱えたトラブルに対応した、効果的なヘア
ケア施術を効率よく行うことができる。しかも、上記ヘ
アケア施術は、顧客が、その手順を習得すれば、自宅で
日常的に行うことができるため、わざわざ来店する必要
がなく、顧客の負担が小さい。また、クレンジング剤に
よる施術を行う間隔や、毛髪化粧料による施術を行う間
隔を適宜に設定し、洗髪とこれらの施術とを適宜に組み
合わせることにより、最も自分に適した施術サイクル
を、自分の髪と頭皮の状態を見ながら設定することがで
きるため、施術の効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる問診表の説明図であ
る。
【図2】上記実施例に用いるヘアケアテクニックシート
の説明図である。
【図3】上記実施例に用いるヘアケアテクニックシート
の説明図である。
【図4】上記実施例に用いるヘアケアテクニックシート
の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大関 三枝子 東京都港区海岸3丁目20番20号 株式会社 リサージ内 Fターム(参考) 4C074 AA05 BB01 CC11 CC17 DD06 FF10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャンプーを用いて洗髪する際、指先を
    上下にスライドさせながら髪の生え際から後頭部に向か
    ってジグザグに動かすことを、場所を移して頭皮全体に
    行うようにしたことを特徴とするヘアケア施術方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗髪に先立って、乾いた
    頭皮に、複数回に分けてクレンジング剤を塗布し、指先
    を小さな円を描くようにスライドさせながら髪の生え際
    から頭頂部に向かってらせん状に動かすことを、場所を
    移して頭皮全体に行った後、洗い流すようにしたことを
    特徴とするヘアケア施術方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の洗髪後、濡れた髪を複数
    に小分けし、小分けされた髪の束ごとに根元から毛先に
    毛髪化粧料をゆきわたらせることを順次行ったのち洗い
    流すようにしたことを特徴とするヘアケア施術方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のクレンジング剤によるヘ
    アケア施術を行ったのち、請求項1記載のシャンプーに
    よるヘアケア施術を行い、ついで、請求項3記載の毛髪
    化粧料によるヘアケア施術を行うようにしたことを特徴
    とするヘアケア施術方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも髪の状態と頭皮の状態の2項
    目においてそれぞれ複数のチェック項目が列挙され、こ
    れらのチェック項目のうち該当項目をチェックすること
    により、髪と頭皮の状態を評価することができるよう構
    成された問診表を被施術者に提示し、問診表の該当項目
    をチェックさせることにより、被施術者の髪と頭皮の状
    態を評価し、その評価結果に応じて、請求項1〜4に記
    載されたヘアケア施術から最適なへアケア施術を選択し
    て施術を行うようにしたことを特徴とするヘアケア施術
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の問診表を用いて被施術者
    の髪と頭皮の状態を評価し、その評価結果に応じて、請
    求項1〜4に記載されたヘアケア施術から少なくとも2
    つの最適なヘアケア施術の組み合わせを選択し、上記選
    択されたヘアケア施術を、互いに異なる周期で行うよう
    にしたことを特徴とするヘアケア施術方法。
JP2000037023A 2000-02-15 2000-02-15 ヘアケア施術方法 Pending JP2001224649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000037023A JP2001224649A (ja) 2000-02-15 2000-02-15 ヘアケア施術方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000037023A JP2001224649A (ja) 2000-02-15 2000-02-15 ヘアケア施術方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001224649A true JP2001224649A (ja) 2001-08-21

Family

ID=18560975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000037023A Pending JP2001224649A (ja) 2000-02-15 2000-02-15 ヘアケア施術方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001224649A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054027A1 (ja) * 2007-10-24 2009-04-30 Kao Corporation 頭髪染色方法
KR101516954B1 (ko) 2012-12-12 2015-05-04 방서진 모발의 단백질 손상을 최소화하는 펌 시술방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054027A1 (ja) * 2007-10-24 2009-04-30 Kao Corporation 頭髪染色方法
US8394151B2 (en) 2007-10-24 2013-03-12 Kao Corporation Head hair dyeing method
US8529638B2 (en) 2007-10-24 2013-09-10 Kao Corporation Head hair dyeing composition
KR101516954B1 (ko) 2012-12-12 2015-05-04 방서진 모발의 단백질 손상을 최소화하는 펌 시술방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Callender et al. Medical and surgical therapies for alopecias in black women
KR20170095650A (ko) 미용융합관리 시스템 및 그를 이용한 미용융합관리 방법
JP2001224649A (ja) ヘアケア施術方法
JP2001224431A (ja) ヘアケア商品推奨方法およびそれに用いるツール
Mohamed et al. Nursing guidelines on hair dandruff symptoms for adult patients
Dreyfuss Cosmetic products
Rammanhor An analysis of the Somatology programme offered at South African Universities of Technology to determine whether it meets the needs of industry
JP2003205039A (ja) 発毛・育毛エステティックシステム
Brown Bobbi Brown makeup manual: For everyone from beginner to pro
Akbari Black Woman's Guide to Beautiful Hair: A Positive Approach to Managing Any Hair and Style
Ayanlowo et al. A community-based study of hair care practices, scalp disorders and psychological effects on women in a Suburban town in Southwest Nigeria
Labro Enhancing Quality of Life of People With Visual Impairments Through Aesthetic Techniques
Eneh et al. Receding hairlines: Prevalence, importance, causes, prevention and remediations among Nigerian city women
Ganchy A Career as a Cosmetologist
US20140360522A1 (en) Hair management process
Gregory et al. V-TECS Guide for Cosmetology (Cosmetologists).
Dickey Hair Rules!: The Ultimate Hair-care Guide for Women with Kinky, Curly, Or Wavy Hair
Kenet et al. How to Wash Your Face: America's Leading Dermatologist Reveals the Essential Secrets for Youthful, Radiant Skin
Shimada et al. Effects of scalp massage on physiological and psychological indices
Persadsingh The hair in black women
Gallant et al. Principles and Techniques for the Beauty Specialist
Carter Waxing Lyrical
US20210369580A1 (en) Antiaging micromolecular method
Lazar Salon testing
SHIN Trends and Sustainable Development of the Hair Care Market

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040823

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050606

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060519

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060919