JP2001224431A - ヘアケア商品推奨方法およびそれに用いるツール - Google Patents

ヘアケア商品推奨方法およびそれに用いるツール

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JP2001224431A
JP2001224431A JP2000037022A JP2000037022A JP2001224431A JP 2001224431 A JP2001224431 A JP 2001224431A JP 2000037022 A JP2000037022 A JP 2000037022A JP 2000037022 A JP2000037022 A JP 2000037022A JP 2001224431 A JP2001224431 A JP 2001224431A
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hair
scalp
hair care
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JP2000037022A
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Mieko Ozeki
三枝子 大関
Tomoko Ogino
智子 荻野
Hazue Hashimoto
葉末 橋本
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】日々のヘアケア施術と、周期的なヘアケア施術
とを組み合わせた2段階ヘアケア施術に用いるヘアケア
商品を推奨する方法およびそれに用いるツールを提供す
る。 【解決手段】ヘアケア商品として、髪と頭皮の状態に応
じて選択することのできる複数のシャンプーと、トリー
トメントと、クレンジング剤と、毛髪化粧料とを準備
し、第1の推奨ツール1と、第2の推奨ツール3とを用
い、日々のヘアケアとして、上記複数のシャンプーのう
ち顧客の髪と頭皮の状態に適したシャンプーと、トリー
トメントとを組み合わせて用いることを推奨し、周期的
に行う集中的なヘアケアとして、上記シャンプーとトリ
ートメントの組み合わせに加えて、クレンジング剤およ
び毛髪化粧料の少なくとも一方を用いることを推奨する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアケア商品の推
奨方法およびそれに用いるツールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、シャンプーやリンス,ヘアパ
ック等、ヘアケア用の化粧品は、セルフサービス用の陳
列棚に陳列され、顧客自身が選択して購入する形態で販
売されるのが一般的であるが、ヘアケアに強い関心を持
つ顧客に対しては、専門の販売員(もしくはカウンセラ
ー)が、店頭あるいは訪問販売先で、メーカーから配布
された化粧品販売用情報シートにもとづいてカウンセリ
ングを行い、顧客の髪の質に応じたヘアケア化粧品を推
奨することが行われている。そして、上記カウンセリン
グの延長として、頭皮をもむ、叩く等のヘアケアマッサ
ージを、実際に顧客に対して行う場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不定期
的に、このようなヘアケアマッサージを行っても、その
とき限りの効果が得られるにすぎず、長期にわたって維
持される効果は小さい。そこで、最近、このように独立
したヘアケアマッサージとは別に、日々行う洗髪時の指
使いを効果的な指使いにして、日常的に頭皮・毛髪にヘ
アケア施術を行い、日々のヘアケア施術ではゆきとどか
ない場合には、これを補うために、周期的に特殊なヘア
ケア施術を行うことが検討されている。また、上記2段
階で行うヘアケア施術に適したヘアケア商品の開発が検
討されている。そこで、このようなヘアケア商品の推奨
方法のマニュアルを確立することも強く望まれている。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、日々のヘアケア施術と、周期的なヘアケア施術
とを組み合わせた2段階ヘアケア施術に用いるヘアケア
商品を推奨する方法およびそれに用いるツールの提供を
その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ヘアケア商品として、髪と頭皮の状態に
応じて選択することのできる複数のシャンプーと、クレ
ンジング剤と、毛髪化粧料とを準備し、日々のヘアケア
として、上記複数のシャンプーのうち顧客の髪と頭皮の
状態に適したシャンプーを用いることを推奨し、周期的
に行う集中的なヘアケアとして、上記シャンプーに加え
て、クレンジング剤および毛髪化粧料の少なくとも一方
を用いることを推奨するようにしたヘアケア商品推奨方
法を第1の要旨とし、ヘアケア商品として、髪と頭皮の
状態に応じて選択することのできる複数のシャンプー
と、トリートメントと、クレンジング剤と、毛髪化粧料
とを準備し、日々のヘアケアとして、上記複数のシャン
プーのうち顧客の髪と頭皮の状態に適したシャンプー
と、トリートメントとを組み合わせて用いることを推奨
し、周期的に行う集中的なヘアケアとして、上記シャン
プーとトリートメントの組み合わせに加えて、クレンジ
ング剤および毛髪化粧料の少なくとも一方を用いること
を推奨するようにしたヘアケア商品推奨方法を第2の要
旨とする。
【0006】また、上記ヘアケア商品推奨方法に用いる
ツールであって、髪と頭皮の状態に応じて選択すること
のできる複数のシャンプーと、クレンジング剤と、毛髪
化粧料とを表示するヘアケア商品表示部と、少なくとも
髪の状態と頭皮の状態の2項目においてそれぞれ複数の
チェック項目が列挙され、これらのチェック項目のうち
該当項目をチェックすることにより、髪と頭皮の状態を
評価することができるよう構成された問診表とが設けら
れた第1の推奨ツールと、髪の成長期と休止期と脱毛期
を順に模式的に示すヘアサイクル表示部と、髪と頭皮の
さまざまな状態を示すヘアケア診断用情報表示部と、上
記ヘアケア商品を用いた施術方法の説明表示部とが設け
られた第2の推奨ツールとが組み合わせられているヘア
ケア商品推奨ツールを第3の要旨とし、上記と同様のヘ
アケア商品推奨ツールであって、第1の推奨ツールにお
けるヘアケア商品表示部に、髪と頭皮の状態に応じて選
択することのできる複数のシャンプーと、クレンジング
剤と、トリートメントと、毛髪化粧料とが表示されてい
るヘアケア商品推奨ツールを第4の要旨とする。
【0007】なお、本発明において、「日々のヘアケ
ア」とは、ヘアケアを毎日行う場合に限らず、少なくと
も2日に1度の頻度で行うヘアケアのことをいい、「周
期的に行う集中的なヘアケア」とは、3日に1度とか1
週間に1度といった一定の間隔ごとに、上記日々のヘア
ケアに加えて行われる付加的なヘアケアのことをいうの
であり、その周期は、なか2日以上の間隔があけば、特
に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0009】図1は、本発明におけるヘアケア商品推奨
ツール(以下、単に「推奨ツール」という)の一実施の
形態を示している。この推奨ツールは、一連の新しいヘ
アケア商品とそれを用いた新しいヘアケア施術の方法を
提案し推奨するためのもので、B4サイズの紙製シート
を横長の状態で左右に二つ折りして形成された第1の推
奨ツール1と、A4サイズの剛性シートを縦長の状態で
2枚重ね、左上端部を綴じ合わせ用リング2で綴じ合わ
せた第2の推奨ツール3とで構成されている。
【0010】上記第1の推奨ツール1は、今回推奨する
新しいヘアケア商品とヘアケア施術の全般についての提
案と推奨を行うためのもので、表紙1aの上部に、「S
pecial esthetique」という見出し4
が表示されており、下部に、「毛髪の修復と頭皮のケア
のために、コラーゲンに着目したヘアエステティック」
という、このヘアケアのキャッチフレーズ5が表示され
ている。
【0011】上記第1の推奨ツール1の表紙1aをめく
って左右に開いた見開きページ1b,1cは、図2に示
すように構成されている。すなわち、その上部には、
「髪と頭皮の状態に合わせた3つのシャンプーと1つの
トリートメントを組み合わせるデイリーケア。そして、
週に1度の集中ケア。」という、このヘアケアの特徴を
説明する文6が表示されている。また、その下には、
「DAILY CARE」の小見出し7が付された3種
類のシャンプーのカラー写真8と、同じく「DAILY
CARE」の小見出し9が付された1種類のトリート
メントのカラー写真10と、「SPECIAL CAR
E」の小見出し11が付されたクレンジング剤のカラー
写真12と毛髪化粧料のカラー写真13と、「PRE
STYLING」の小見出し14が付された2種類のス
タイリング剤のカラー写真15とが、並んで表示されて
いる。そして、それぞれのカラー写真8等の下には、そ
の商品名や値段、効能等の説明書き16が付記されてい
る。
【0012】そして、上記商品群の表示の下には、上下
を仕切る仕切り線17が引かれておおり、その下の、向
かって左側のスペースには、髪と頭皮の健康状態を評価
するための問診表18が表示されている。
【0013】上記問診表18の詳細を図3に示す。すな
わち、この問診表18の上部には、「髪と頭皮の健康状
態を確かめてみましょう。」という問診を促す文19が
表示されており、その下に、「髪の状態」に関するチェ
ック項目20と、「頭皮の状態」に関するチェック項目
21と、「生活環境」に関するチェック項目22が、左
右に並べて表示されている。そして、各項目20〜22
の右側には、該当した場合にチェックするための四角枠
23が設けられている。
【0014】ちなみに、「髪の状態」に関するチェック
項目20としては、「パーマやカラーリングをしてい
る」、「枝毛や切れ毛が多い」、「最近、髪にツヤがな
くなってきた」、「髪がパサつきがち」の4項目があげ
られている。また、「頭皮の状態」に関するチェック項
目21としては、「頭皮の赤みが気になる」、「頭皮が
脂っぽい」、「頭皮がかたく張っている感じ」、「頭皮
がかゆくなる」の4項目があげられている。さらに、
「生活環境」に関するチェック項目22としては、「食
事が不規則で偏食がち」、「肩こりや冷え症に悩んでい
る」、「ストレスを感じることが多い」、「紫外線に当
たる機会が多い」の4項目があげられている。
【0015】そして、上記チェック項目20〜22の下
には、「アドバイス」の小見出し24と、「チェックが
多いほど、髪のダメージと老化が進みやすくなっていま
す。」の文25が表示されており、その下に、上記チェ
ック項目20〜22による問診結果に対するアドバイス
25aが表示されている。具体的には、「髪の状態にチ
ェックの多い方−傷みの進行を防ぎ、美しい髪に整える
お手入れを。」、「頭皮の状態にチェックの多い方−頭
皮の脂っぽさや乾燥を防ぎ、毛根をすこやかに保つお手
入れを。」、「髪の状態、頭皮の状態ともにチェックの
多い方−デイリーケアーと週に1度の集中ケアを組み合
わせたお手入れをおすすめします。」というアドバイス
25aである。
【0016】また、仕切り線17の下の、向かって右側
のスペースには、上記「DAILYCARE」(毎日の
ヘアケア)で用いるシャンプーによる洗髪のテクニック
を示す説明26が表示されている。
【0017】上記説明26の詳細を図4に示す。すなわ
ち、この部分の上部には、「〔スペシャルシャンプーテ
ク〕は、“手で泡立てる”“ジグザグマッサージ”がポ
イント。」という、このヘアケアにおけるポイントを示
す説明文27が表示されており、その下に、「まず頭皮
と髪を十分ぬらして素洗いします。」の文28が表示さ
れている。そして、その下に、シャンプーによる洗髪の
手順29が箇条書きで表示されている。この手順29の
箇条書きをより詳しく説明すると、「(1)シャンプー
を手のひらに適量取り、両手のひらで軽く泡立て、ぬら
した髪と頭皮にムラなくなじませます。」、「(2)指
の腹をスライドさせるようにジグザグと動かし、生え際
から後頭部に向かって、頭皮全体をマッサージするよう
に洗います。」、「(3)シャンプーの泡を手ぐしで取
ってから、ぬるま湯で十分にすすぎます。」となってい
る。
【0018】そして、その右側には、左側で示した洗髪
の手順29において、特に重要なポイントがイラスト入
りで表示されている。すなわち、上段に、シャンプーを
手で泡立てている状態を示すイラスト30と、「手で泡
立ててから洗うと髪にやさしい。」という文31が表示
されており、下段に、シャンプー時の指の動かし方を矢
印で示す3枚のイラスト32〜34と、「ジグザグマッ
サージなら地肌がしっかり洗えて、髪1本1本の根元が
きれいになる。」という文35が表示されている。
【0019】また、上記第1の推奨ツール1の裏面(頁
1cの裏側の頁)1dは、図5に示すような構成になっ
ている。すなわち、最上部に、横に延びる帯状枠36が
設けられており、その内側に、「プロフィール」という
見出し37が表示されている。そして、その下に、「こ
のエステは、しなやかな毛髪とすこやかな頭皮を育むた
めに、ヘアサイクルにおける成長期のコラーゲンの新陳
代謝に着目しました。」という、このヘアケアの特徴を
示す文38が表示されており、その下に、長方形枠が設
けられている。そして、その内側の上部に、「毛髪の8
5%は成長期」の小見出し39が表示されており、その
下に、毛髪のヘアサイクルについての説明文40が表示
されている。また、その右側に、成長期初期→成長期→
退行期→休止期→脱毛という5段階のヘアサイクルを示
す、模式的なイラスト41が表示されている。
【0020】また、その下には、「成長期の毛髪や頭皮
は、本来、健康でしなやかです。」という文42が表示
され、その下の長方形枠43内に、「加齢、ストレス、
紫外線、パーマ、カラーリングなどによりダメージを受
けると」という提示文43が表示されている。そして、
左右に矢印44,45が設けられ、その下の長方形枠4
6,47内に、ダメージを受けたときの頭皮の状態と、
ダメージを受けたときの毛髪の状態とが、それぞれ文章
で表示されている。そして、左右の矢印48,49と、
中央の、「だから、このエステでは」の小見出し50を
介して、その下の長方形枠51,52内に、このエステ
による頭皮への効果と、このエステによる毛髪への効果
とが、それぞれ文章で表示されている。
【0021】さらに、その下には、「とくに毛髪や頭皮
のトラブルでお悩みの方は、アナライザーを活用したス
ペシャルカウンセリングを受けてみませんか?」という
案内文53が表示されており、その下に、アナライザー
(頭皮や毛髪の拡大画像を撮像して表示する装置)を用
いて得られた健康な頭皮の拡大画像54と疲れた頭皮の
拡大画像55が表示されている。なお、その下の長方形
枠56内には、この第1の推奨ツール1に表示されたヘ
アケア商品を取り扱う店舗名や住所、担当者名等を記入
することができるようになっている。
【0022】一方、第2の推奨ツール3(図1参照)
は、今回提案し推奨するヘアケア商品とヘアケア施術の
なかでも、特に、週に1度の集中ケアを推奨するために
用いるもので、その上側のシート表面3aは、図6に示
すような構成になっている。すなわち、まず、最上部
に、「Special esthetique」の見出
し60と、「毛髪の修復と頭皮のケアのためにコラーゲ
ンに着目したヘアエステティック」という、このヘアケ
アのキャッチフレーズ61が表示されている。そして、
その右側に、「コンセプトシート」の文字62が表示さ
れており、この面3aの役割が、今回推奨するヘアケア
商品とヘアケア施術のコンセプトを示すものであること
がわかるようになっている。
【0023】また、その下には、「しなやかな毛髪とす
こやかな頭皮を育むために、ヘアサイクルにおけるコラ
ーゲンの新陳代謝に着目。」という、このヘアケアの特
徴を示す文63が表示されており、その下に、長方形枠
64が設けられている。そして、その内側の上部に、
「毛髪の85%は成長期」の小見出し65が表示されて
おり、その下に、毛髪のヘアサイクルについての説明文
66が表示されている。また、その右側に、成長期初期
→成長期→退行期→休止期→脱毛という5段階のヘアサ
イクルを示す、模式的なイラスト67が表示されてい
る。
【0024】上記長方形枠64の下の左側には、「〔成
長期の頭皮〕」という小見出し68とともに、アナライ
ザーで得られた健康な頭皮の拡大画像69と、成長期の
頭皮と毛髪の構造を模式的に示すイラスト70と、説明
文71とが表示されている。また、その右側には、
「〔成長期の毛髪〕」という小見出し72とともに、顕
微鏡で得られた健康な毛髪の拡大画像73と、健康な毛
髪の断面構造を模式的に示すイラスト74と、説明文7
5とが表示されている。
【0025】そして、その下の長方形枠76内に、「加
齢、ストレス、紫外線、パーマ・カラーリングなどによ
りダメージを受けると」という提示文77が表示されて
おり、「加齢」、「ストレス」、「紫外線」、「パーマ
・カラーリング」の各文字が、それぞれ円形枠78で囲
われて強調されている。そして、左右に矢印79,80
が設けられ、その下の長方形枠81,82内に、ダメー
ジを受けたときの頭皮の説明と、ダメージを受けたとき
の毛髪の説明が、アナライザーによる頭皮の拡大画像8
3と、顕微鏡による毛髪の拡大画像84とともに、それ
ぞれ表示されている。そして、左右の矢印85,86
と、中央の、「だから、このエステでは」の小見出し8
7を介して、その下の長方形枠88,89内に、このエ
ステによる頭皮への効果と、このエステによる毛髪への
効果とが、それぞれ文章で表示されている。
【0026】つぎに、上記シート表面3aを裏返して現
れる裏面3bの構成を説明する。この裏面3bには、図
7に示すように、最上部に、表面3aと同様、「Spe
cial esthetique」の見出し60と、
「毛髪の修復と頭皮のケアのためにコラーゲンに着目し
たヘアエステティック」という、このヘアケアのキャッ
チフレーズ61が表示されている。そして、その右側
に、「診断シート」の文字90が表示されており、この
面3bの役割が、ヘアケア商品とヘアケア施術の推奨に
先立って、毛髪と頭皮の状態を診断する際に用いられる
ものであることがわかるようになっている。
【0027】また、その下には、「毛髪と頭皮の診断」
という見出し91が表示されており、その下の上段に、
毛髪の状態を診断するための情報が表示され、中段に、
頭皮の分泌状態を診断するための情報が表示され、下段
に、頭皮の健康状態を診断するための情報が表示されて
いる。
【0028】これらの情報を、より詳しく説明すると、
まず、上段には、「毛髪の状態」という小見出し92が
表示されており、その下に、顕微鏡による健康な毛髪の
拡大画像93と、同じく傷み始めた毛髪の拡大画像94
と、同じく傷みが進んだ毛髪の拡大画像95とが、左右
に並べて表示されている。そして、各拡大画像93〜9
5の下には、それぞれの画像についての説明文96〜9
8と、毛髪を触診した場合のチェックポイント99〜1
01が表示されている。ちなみに、健康な毛髪について
の説明文96は、「キューティクルがひきしまり、きれ
いに整っています。その先端もなめらかです。」となっ
ており、その触診ポイント99は、「つるつるとしてい
て、なめらかな手触りです。」となっている。
【0029】また、中段には、「頭皮の分泌」という小
見出し102が表示されており、その下の左側に、「お
肌のコンディションと頭皮の分泌は相関関係にありま
す。」という文103が表示されている。そして、その
右側には、典型的な4種類の肌タイプと、頭皮の分泌状
態との関係を示す説明文104が表示されている。ちな
みに、上記4種類の肌タイプと頭皮の分泌状態との関係
は、「O肌」(脂っぽい肌)の人、「OD肌」(脂っぽ
く乾燥しやすい肌)の人は、頭皮もオイリーになりやす
い傾向にあり、「N肌」(ノーマルな肌)の人は、頭皮
も環境によって変化しやすい傾向にあり、「D肌」(乾
燥しやすい肌)の人は、頭皮も乾燥しやすい傾向にあ
る、と説明されている。
【0030】そして、その下の左側には、皮脂が適度に
分泌されている普通の頭皮を示すアナライザーによる拡
大画像105が表示されており、その右側の上段に、脂
っぽい頭皮の拡大画像106と、乾燥した頭皮の拡大画
像107が表示され、下段に、脂っぽい頭皮が汚れた状
態を示す拡大画像108と、乾燥した頭皮が汚れた状態
を示す拡大画像109が表示されている。
【0031】さらに、下段には、「頭皮の健康状態」と
いう小見出し110が表示されており、その下の左側に
は、アナライザーによって得られた健康な頭皮の拡大画
像111が表示され、その右側には、同じく疲れた頭皮
の拡大画像112が表示されている。そして、上記各拡
大画像111,112には、それぞれ説明文113,1
14が付記されている。
【0032】また、第2の推奨ツール3の下側のシート
表面3cは、図8に示すような構成になっている。すな
わち、この表面3cには、最上部に、上側のシートの表
裏面3a,3bと同様、「Special esthe
tique」の見出し60と、「毛髪の修復と頭皮のケ
アのためにコラーゲンに着目したヘアエステティック」
という、このヘアケアのキャッチフレーズ61が表示さ
れている。そして、その右側に、「ヘアケアテクニック
シート」の文字115が表示されており、この面3cの
役割が、今回推奨するヘアケア商品を用いたヘアケア施
術のテクニックを示すものであることがわかるようにな
っている。
【0033】また、その下には、「ヘアケアテクニッ
ク」という見出し116が表示され、その下に、「シャ
ンプーテクニック」という小見出し117が表示されて
いる。そして、その下の帯状枠118内に、「まず頭皮
と髪を十分ぬらして素洗いします。」の文119が表示
されており、その下に、逆三角の矢印120を介して、
シャンプーによる洗髪の手順121が箇条書きで表示さ
れている。この手順121の箇条書きをより詳しく説明
すると、「(1)シャンプーを手のひらに適量取り、両
手のひらで軽く泡立てて、ぬらした髪と頭皮にムラなく
なじませます。」、「(2)指の腹をスライドさせるよ
うにジグザグと動かし、生え際から後頭部に向かって、
頭皮全体をマッサージするように洗います。髪はこすり
合わさず、泡でやさしく洗います。」、「(3)シャン
プーの泡を手ぐしで取ってから、ぬるま湯で十分にすす
ぎます。」となっている。
【0034】そして、その右側には、アナライザーによ
る洗髪前の頭皮の拡大写真122と洗髪後の頭皮の拡大
写真123が上下に並べて表示されており、洗髪によっ
ていかに頭皮が清浄になるかが一目でわかるようになっ
ている。また、その右側には、左側で示した洗髪の手順
121において、特に重要なポイントがイラスト入りで
表示されている。すなわち、上段に、シャンプーを手で
泡立てている状態を示すイラスト124と、「手で泡立
ててから洗うと髪にやさしい」という文125が表示さ
れており、下段に、シャンプー時の指の動かし方を矢印
で示す2枚のイラスト126,127と、「ジグザグマ
ッサージなら、地肌がしっかり洗えて、髪1本1本の根
元がきれいになる」という文128が表示されている。
【0035】また、その下には、「傷んだ髪のダメージ
防止に」の見出し129が表示されており、その下に、
髪の状態を改善するための2つの提案が表示されてい
る。すなわち、左側に、「タオルドライ」の小見出し1
30と、「シャンプー後、軽く水気をきり、髪をタオル
でやさしくはさみ、軽くたたくようにして髪の水分を吸
い取るのがポイント。」という説明文131と、タオル
ドライをしている状態を示すイラスト132とが表示さ
れている。また、右側には、「低温ドライヤー」の小見
出し133と、「ドライヤーは低温で、風を地肌に当て
て乾かし、一ケ所に熱を与えすぎないように。」という
説明文134と、ドライヤーで髪を乾かしている状態を
示すイラスト135とが表示されている。
【0036】また、その右側には、四角枠136が設け
られており、その内側の上部に、「傷んだ髪のためのヘ
アリペアマスク」という見出し137が表示されてい
る。なお、「ヘアリペアマスク」とは、この施術に用い
る毛髪化粧料の商品名である。そして、その下に、「毛
髪内部から流出したたんぱく質を補うように、毛髪1本
1本にていねいになじませ、しなやかな髪を保ちましょ
う。」という説明文138と、ヘアリペアマスクによる
マッサージの手順139が箇条書きで表示されている。
この手順139の箇条書きをより詳しく説明すると、
「(1)シャンプー後、髪を6つに小分けしながら、両
手で包むようにヘアリペアマスクをゆきわたらせま
す。」、「(2)蒸しタオルやビニールキャップで頭全
体を包み、5〜10分くらいおくと、血行がいちだんと
よくなり、栄養がゆきわたります。」、「(3)最後に
洗い流します。」となっている。そして、上記四角枠1
36内の余白には、ヘアリペアマスクをゆきわたらせる
ために髪を小分けした状態を示すイラスト140が表示
されている。
【0037】さらに、その下には、「疲れた頭皮のダメ
ージ防止に」の見出し141が表示されており、その下
に、頭皮の状態を改善するための2つの提案が表示され
ている。すなわち、左側に、「スカルプマッサージ」の
小見出し142と、「3本指で、頭頂部に向かって指の
腹で頭皮を動かすように、ゆっくりと全体をマッサージ
します。」という説明文143と、指の動きを示すイラ
スト144とが表示されている。また、右側には、「シ
ャンプー前のブラッシング」の小見出し145と、「ブ
ラッシングの際は、血行をより促すとともに、髪の間に
入り込んだ汚れを落とすためにも、一方向だけでなく、
いろいろな方向から行うのがポイント。」という説明文
146と、ブラッシングをしている状態を示すイラスト
147とが表示されている。
【0038】そして、その右側には、四角枠148が設
けられており、その内側の上部に、「頭皮の皮脂や汚れ
が気になるときはスカルプクレンジング」という見出し
149が表示されている。そして、その下に、「頭皮を
マッサージすることで、ストレスや加齢などで滞った血
行を促進。頭皮をリフレッシュさせ、すこやかに保ちま
しょう。」という説明文150と、クレンジング剤によ
るマッサージの手順151が箇条書きで表示されてい
る。この手順151の箇条書きをより詳しく説明する
と、「(1)シャンプー前の乾いた頭皮に、5〜6回に
分けて塗布し、生え際から頭頂部に向かって小さく円を
描くようにマッサージします。」、「(2)蒸しタオル
やビニールキャップで頭全体を包み、3〜5分くらいお
くと、頭皮の疲れがいやされます。」、「(3)最後に
洗い流します。」となっている。そして、上記四角枠1
48内の余白には、クレンジング剤によるマッサージを
行う際の指の動かし方を矢印で示すイラスト152が表
示されている。
【0039】つぎに、上記下側のシート表面3cを裏返
して現れる裏面3dの構成を説明する。この裏面3dに
は、図9に示すように、最上部に、表面3cと同様、
「Special esthetique」の見出し6
0と、「毛髪の修復と頭皮のケアのためにコラーゲンに
着目したヘアエステティック」という、このヘアケアの
キャッチフレーズ61が表示されている。そして、その
右側に、「アドバイスシート」の文字153が表示され
ており、この面3dの役割が、ヘアケア商品の推奨に加
えて、推奨に先立って、毛髪と頭皮の状態を診断する際
に用いられるものであることがわかるようになってい
る。
【0040】また、その下には、「毛髪と頭皮をすこや
かに保つ生活情報」という見出し154が表示されてお
り、その下の上段に、健康な毛髪と頭皮を育む食生活に
関する情報が表示され、中段に、ストレスによるダメー
ジを回復するための情報が表示され、下段に、睡眠に関
する情報が表示されている。
【0041】これらの情報を、より詳しく説明すると、
まず、上段には、「健康な毛髪と頭皮を育む食生活」と
いう見出し155が表示されており、その下の左側に、
「食事の影響」という小見出し156と、食事と毛髪,
頭皮との関係についての説明文157と、食事をしてい
る女性のイラスト158とが表示されている。また、そ
の右側には、「食事の秘訣」という小見出し159と、
毛髪と頭皮をすこやかに育む食事の秘訣についての説明
文160と、秘訣となる食品(肉,魚,チーズ)のイラ
スト161とが表示されている。
【0042】また、中段には、「ストレスによるダメー
ジの回復」という見出し162が表示されており、その
下の左側に、「ストレスの影響」という小見出し163
と、肉体的・精神的ストレスと毛髪,頭皮との関係につ
いての説明文164と、ストレスに悩む女性のイラスト
165とが表示されている。また、その右側には、「リ
ラックスする秘訣」という小見出し166と、その秘訣
についての説明文167と、秘訣となるストレス解消グ
ッズ(アロマテラピーに用いる香や花等)のイラスト1
68とが表示されている。
【0043】さらに、下段には、「睡眠はすこやかなリ
ズムを取り戻す」という見出し169が表示されてお
り、その下の左側に、「睡眠の効果」という小見出し1
70と、睡眠が毛髪,頭皮に与える効果についての説明
文171と、眠っている女性のイラスト172とが表示
されている。また、その右側には、「心地よく睡る秘
訣」という小見出し173と、その秘訣についての説明
文174と、秘訣となる飲み物(牛乳,ホットミルク)
のイラスト175とが表示されている。
【0044】このように構成された第1の推奨ツール1
と第2の推奨ツール3を用い、化粧品販売員(もしくは
ヘアケア施術者等)は、顧客に対し、例えばつぎのよう
にして、ヘアケア商品とそれを用いたヘアケア施術の推
奨を行うことができる。すなわち、まず、第1の推奨ツ
ール1(図1参照)を顧客に見せ、その表紙1aの見出
し4とキャッチフレーズ5を示す。そして、頁をめくっ
て、図2に示すように、左右の見開き頁1b,1cを開
いて、日々のヘアケア(デイリーケア)と週に1度の集
中ケアを組み合わせる、という今回のヘアケアの特徴を
説明する。そして、上記デイリーケアに用いる3種類の
シャンプーと1種類のトリートメントがあること、上記
集中ケアに用いる特殊なクレンジング剤と毛髪化粧料が
あることを、それぞれの商品のカラー写真8等と説明書
き16を示しながら説明する。なお、デイリーケアと集
中ケアの区別に関係なく、2種類のスタイリング剤を組
み合わせることが好適である旨を、カラー写真15を示
しながら説明する。
【0045】そして、上記デイリーケアと集中ケアを、
どの商品を用いてどのように組み合わせるかについて
は、その顧客の髪と頭皮の状態を客観的に評価し、その
評価結果に応じて決めることが望ましいため、この推奨
ツール1の下段に設けられた問診表18(図3参照)を
用いて、顧客の髪と頭皮の状態について評価する。な
お、上記問診表18へのチェックは、顧客自身が行って
もよいし、チェック項目をヘアケア施術者が読み上げ、
顧客に該当するかしないかを尋ねて記入するようにして
もよい。
【0046】そして、上記問診表18を用いた問診の結
果に従い、顧客の髪と頭皮の状態に最も適したヘアケア
商品とそれを用いたヘアケア施術方法の推奨を行う。ま
ず、問診の結果、該当項目に特に偏りがなく、チェック
数も少ない顧客に対しては、その顧客に合ったシャンプ
ーを選択した上で、これとトリートメントとを組み合わ
せて、現状維持もしくは髪と毛髪の状態をさらによくす
るために、デイリーケアとして、特殊な指使いによる洗
髪を毎日行うことを推奨する。この洗髪テクニックにつ
いては、問診表18の右側に表示されている説明26
(図4参照)を提示して説明する。そして、顧客には、
自宅で、上記特殊な洗髪テクニックによる洗髪を、日々
実施してもらうために、この第1の推奨ツール1を手渡
す。
【0047】また、問診の結果、「頭皮の状態」の項目
に比べて「髪の状態」の項目にチェックの多い顧客は、
髪にトラブルを抱えていることがわかる。したがって、
この顧客に対しては、上記特殊な指使いによる洗髪を毎
日行うだけでなく、週に1度、上記洗髪による施術の後
に、濡れた髪に、毛髪化粧料をゆきわたらせて髪の傷み
を修復する集中ケアを行うことを提案する。そして、顧
客に合ったシャンプーを選択するとともに、これと組み
合わせるトリートメント、集中ケア用の毛髪化粧料を推
奨する。また、集中ケアを行うためには、より詳細なヘ
アケアカウンセリングと集中ケア用のテクニックの習得
が必要であることを顧客に理解してもらい、第2の推奨
ツール3を提示する。そして、その内容にしたがって、
ヘアケアカウンセリングを行うとともに、シャンプーに
よる洗髪と、毛髪化粧料による集中ケアを実際に行う。
この集中ケアについては、1週間ごとに来店して施術を
受けてもらうようにしてもよいし、自宅で、顧客自身
に、同様の間隔で実行してもらってもよい。なお、この
顧客にも、第1の推奨ツール1を手渡して、自宅でのヘ
アケアに役立ててもらう。
【0048】さらに、「髪の状態」の項目に比べて「頭
皮の状態」の項目にチェックの多い顧客は、頭皮にトラ
ブルを抱えていることがわかる。したがって、この顧客
に対しては、前記特殊な指使いによる洗髪を毎日行うだ
けでなく、週に1度、これを改善するためのヘアケア施
術として、上記洗髪による施術に先立って、頭皮にクレ
ンジング剤を塗布してマッサージを行う集中ケアを行う
ことを提案する。そして、顧客に合ったシャンプーを選
択するとともに、これと組み合わせるトリートメント、
集中ケア用のクレンジング剤を推奨する。また、上記の
場合と同様、集中ケアを行うためには、より詳細なヘア
ケアカウンセリングと集中ケア用のテクニックの習得が
必要であることを顧客に理解してもらい、第2の推奨ツ
ール3を提示する。そして、その内容にしたがって、ヘ
アケアカウンセリングを行うとともに、クレンジング剤
による集中ケアと、シャンプーによる洗髪を実際に行
う。この集中ケアについても、上記の場合と同様、1週
間ごとに来店して施術を受けてもらうようにしてもよい
し、自宅で、顧客自身に、同様の間隔で実行してもらっ
てもよい。なお、この顧客にも、第1の推奨ツール1を
手渡して、自宅でのヘアケアに役立ててもらう。
【0049】また、問診の結果、「髪の状態」の項目に
も「頭皮の状態」の項目にもチェックの多い顧客は、髪
と頭皮の両方にトラブルを抱えていることがわかる。し
たがって、この顧客に対しては、前記特殊な指使いによ
る洗髪を毎日行うだけでなく、週に1度、これを改善す
るためのヘアケア施術として、まず、頭皮にクレンジン
グ剤を塗布してマッサージを行い、つぎに、洗髪を行
い、最後に、髪に毛髪化粧料をゆきわたらせるヘアケア
を行うことを提案する。そして、顧客に合ったシャンプ
ーを選択するとともに、これと組み合わせるトリートメ
ント、集中ケア用のクレンジング剤,毛髪化粧料を推奨
する。そして、上記の場合と同様にして、第2の推奨ツ
ール3を提示し、ヘアケアカウンセリングを行うととも
に、クレンジング剤による集中ケアと、シャンプーによ
る洗髪と、毛髪化粧料による集中ケアを実際に行う。こ
の集中ケアについても、上記の場合と同様、1週間ごと
に来店して施術を受けてもらうようにしてもよいし、自
宅で、顧客自身に、同様の間隔で実行してもらってもよ
い。なお、この顧客にも、第1の推奨ツール1を手渡し
て、自宅でのヘアケアに役立ててもらう。
【0050】このように、上記第1の推奨ツール1と第
2の推奨ツール3とを組み合わせた推奨方法によれば、
デイリーケアによるヘアケアと、週1度の集中ケアによ
るヘアケアとを、顧客に明確に意識させることができ、
それぞれに適したヘアケア商品を、顧客の髪と頭皮の状
態に応じて選択した上で、推奨することができる。した
がって、顧客一人一人に応じた適正なヘアケア商品とヘ
アケア施術を、短時間で効果的に推奨することができ、
顧客も納得してその商品を購入し、ヘアケア施術を自ら
実行することができるという利点を有する。
【0051】また、ヘアケア商品を取り扱う化粧品販売
員等が、ヘアケア商品の販売,推奨の熟練者である必要
がなく、だれもが、問診→髪と頭皮の状態の評価→ヘア
ケア商品の選択・ヘアケア施術の選択という複雑な流れ
の推奨を的確に行うことができるという利点を有する。
したがって、化粧品販売員等への教育の負担が軽減され
るという利点を有する。
【0052】なお、上記の例に限らず、第1の推奨ツー
ル1には、ヘアケア商品に関する表示と、少なくとも髪
と頭皮の状態を評価するための問診表18が設けられて
いればよく、他の表示を設けることは任意である。
【0053】また、第2の推奨ツール3についても、ヘ
アケア施術の重要性を顧客が納得でき、一定の施術テク
ニックが把握できるような構成になっていれば、上記の
例に限らず、どのようなものであってもよい。ただし、
そのためには、少なくとも、ヘアサイクル表示部と、ヘ
アケア診断用情報表示部と、推奨するヘアケア商品を用
いたヘアケア施術方法の説明表示部とが設けられている
ことが望ましい。
【0054】さらに、上記の例では、第1の推奨ツール
1を、顧客全員に配布することを前提にして、紙製の簡
易なシートで形成し、第2の推奨ツール3を、店頭に常
備しておく情報シートとして、2枚組の剛性シートで形
成しているが、それぞれの形態は、これらに限定するも
のではなく、どのようなものであっても差し支えはな
い。
【0055】また、上記の例では、シャンプーとともに
トリートメントを推奨するようにしているが、上記トリ
ートメントには、「リンス剤」や「ヘアパック」等、従
来からシャンプー後に仕上げ剤として用いられる各種の
仕上げ剤が含まれる。また、リンスやトリートメントの
仕上げ機能を兼ね備えたシャンプーを推奨する場合は、
トリートメントの推奨は、特に必要ない。
【0056】そして、ヘアケア商品の推奨を行う場合
に、第1の推奨ツール1および第2の推奨ツール3によ
らず、顧客とのやりとりのなかで、顧客の髪や頭皮の状
態を把握し、その顧客に適したヘアケア商品とヘアケア
施術方法を提案し推奨するようにしても差し支えない。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明のヘアケア商品推
奨方法によれば、日々のヘアケアと、周期的に行う集中
ケアによるヘアケアとを、顧客に明確に意識させること
ができ、顧客に応じたヘアケア商品を、顧客に応じたヘ
アケア施術方法を提案しながら推奨することができる。
したがって、顧客一人一人に応じた適正なヘアケア商品
とヘアケア施術を、短時間で効果的に推奨することがで
き、顧客も納得してその商品を購入し、ヘアケア施術を
自ら実行することができるという利点を有する。また、
ヘアケア商品を取り扱う化粧品販売員等が、ヘアケア商
品の販売,推奨の熟練者である必要がなく、だれもが、
一定水準以上のヘアケア商品推奨を的確に行うことがで
きるという利点を有する。したがって、化粧品販売員等
への教育の負担が軽減されるという利点を有する。
【0058】そして、本発明のヘアケア商品推奨ツール
によれば、上記ヘアケア商品推奨方法を、適切に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる推奨ツールの一実施例の構成を
示す説明図である。
【図2】上記実施例における第1の推奨ツールの説明図
である。
【図3】上記第1の推奨ツールの説明図である。
【図4】上記第1の推奨ツールの説明図である。
【図5】上記第1の推奨ツールの説明図である。
【図6】上記実施例における第2の推奨ツールの説明図
である。
【図7】上記第2の推奨ツールの説明図である。
【図8】上記第2の推奨ツールの説明図である。
【図9】上記第2の推奨ツールの説明図である。
【符号の説明】
1 第1の推奨ツール 3 第2の推奨ツール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘアケア商品として、髪と頭皮の状態に
    応じて選択することのできる複数のシャンプーと、クレ
    ンジング剤と、毛髪化粧料とを準備し、日々のヘアケア
    として、上記複数のシャンプーのうち顧客の髪と頭皮の
    状態に適したシャンプーを用いることを推奨し、周期的
    に行う集中的なヘアケアとして、上記シャンプーに加え
    て、クレンジング剤および毛髪化粧料の少なくとも一方
    を用いることを推奨するようにしたことを特徴とするヘ
    アケア商品推奨方法。
  2. 【請求項2】 ヘアケア商品として、髪と頭皮の状態に
    応じて選択することのできる複数のシャンプーと、トリ
    ートメントと、クレンジング剤と、毛髪化粧料とを準備
    し、日々のヘアケアとして、上記複数のシャンプーのう
    ち顧客の髪と頭皮の状態に適したシャンプーと、トリー
    トメントとを組み合わせて用いることを推奨し、周期的
    に行う集中的なヘアケアとして、上記シャンプーとトリ
    ートメントの組み合わせに加えて、クレンジング剤およ
    び毛髪化粧料の少なくとも一方を用いることを推奨する
    ようにしたことを特徴とするヘアケア商品推奨方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のヘアケア商品推奨方法に
    用いるツールであって、髪と頭皮の状態に応じて選択す
    ることのできる複数のシャンプーと、クレンジング剤
    と、毛髪化粧料とを表示するヘアケア商品表示部と、少
    なくとも髪の状態と頭皮の状態の2項目においてそれぞ
    れ複数のチェック項目が列挙され、これらのチェック項
    目のうち該当項目をチェックすることにより、髪と頭皮
    の状態を評価することができるよう構成された問診表と
    が設けられた第1の推奨ツールと、髪の成長期と休止期
    と脱毛期を順に模式的に示すヘアサイクル表示部と、髪
    と頭皮のさまざまな状態を示すヘアケア診断用情報表示
    部と、上記ヘアケア商品を用いた施術方法の説明表示部
    とが設けられた第2の推奨用ツールとが組み合わせられ
    ていることを特徴とするヘアケア商品推奨ツール。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のヘアケア商品推奨方法に
    用いるツールであって、髪と頭皮の状態に応じて選択す
    ることのできる複数のシャンプーと、クレンジング剤
    と、トリートメントと、毛髪化粧料とを表示するヘアケ
    ア商品表示部と、少なくとも髪の状態と頭皮の状態の2
    項目においてそれぞれ複数のチェック項目が列挙され、
    これらのチェック項目のうち該当項目をチェックするこ
    とにより、髪と頭皮の状態を評価することができるよう
    構成された問診表とが設けられた第1の推奨ツールと、
    髪の成長期と休止期と脱毛期を順に模式的に示すヘアサ
    イクル表示部と、髪と頭皮のさまざまな状態を示すヘア
    ケア診断用情報表示部と、上記ヘアケア商品を用いた施
    術方法の説明表示部とが設けられた第2の推奨用ツール
    とが組み合わせられていることを特徴とするヘアケア商
    品推奨ツール。
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