JP2001224437A - 化粧用ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 ソフトヘアーが外部に出ることなく、汚
れや摩耗が少ない化粧用ブラシの提供。 【解決手段】 内部シリンダーの外面において慴動可能
であって、ソフトヘアーを覆うスライディングシリンダ
−、該スライディング・シリンダーの前端を覆い、スラ
イディング・シリンダーに沿って慴動してソフトヘアー
を保護する保護キャップからなる多量のソフトヘアーを
持つ化粧用ブラシ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、化粧用ブラシに関
するものである。また、本発明は、ソフトヘアーが外部
に出ることなく、汚れや摩耗が少ない化粧用ブラシに関
するものである。

【０００２】

【従来技術】従来の化粧用ブラシは、ケ−ス内にパウダ
ーが入っていて、使用中に直接出てくるため、ブラシと
パウダーを別々に持って歩く必要はない。しかしなが
ら、従来の化粧用ブラシは、一方の側に大量のソフトヘ
アーが付いており、内部シリンダーにはパウダーが入っ
ていて、ポンプで内部シリンダーに空気を送り込んで、
パウダーをソフトヘアーに向けて噴射することにより、
ソフトヘアーを通じて直接的に使用者の肌にパウダーが
供給されるようになっているので、このような従来の化
粧用ブラシのソフトヘアーは、常に外部に露出している
ため、簡単に摩耗したり、汚れたりする問題があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の化粧
用ブラシの問題点を解決した化粧用ブラシの改良にかか
るものである。すなわち、本発明では、使用中のみソフ
トヘアーが外部に出て、使用しないときにはカバーをし
て保護することによって、簡単に汚れたり、摩耗したり
することのない、化粧用ブラシを提供することを課題と
する。また、本発明では、パウダー交換の必要がなく、
簡単にフィルターの清掃・交換ができるような化粧用ブ
ラシを提供することを課題とする。

【０００４】本発明の化粧用ブラシは、多量のソフトヘ
アーを持つものであり、内部シリンダーの前端にソフト
ヘアーを取り付け、その中にパウダーを含ませたもので
あって、内部シリンダーの後端に圧力ポンプを接合さ
せ、空気を供給してパウダーをソフトヘアーに向けて噴
射させ、内部シリンダーの外面を慴動するスライディン
グ・シリンダー有している。本発明の化粧用ブラシは、
このスライディング・シリンダ−によってソフトヘアー
をカバーできるようになっている。また、保護キャップ
は、スライディング・シリンダーの前端をカバーし、ス
ライディング・シリンダーに沿ってスライドすることに
よってソフトヘアーを収納してソフトヘアーを保護する
ことができる。

【０００５】本発明の化粧用ブラシのソフトヘアーは、
内部シリンダーと一体的に形成されるのが望ましい。ソ
フトヘアーは、後端にネジ切り部のある連結部に取り付
けられており、内部シリンダーは、前端の内面にネジ切
り部がある。内部シリンダーと連結部がネジで合わさ
り、また離すことが出来る。内部シリンダーは、両端に
密閉カバーし、ユニット・パックにするのが望ましく、
外面に縦に対応するガイド溝が付いており、ガイド突起
をガイド溝に差し込んだり、はずしたりすることができ
る。

【０００６】図面によって、本発明の化粧用ブラシを説
明すると、図１は、本発明の化粧用ブラシの好適な第１
態様のものの分解斜視図、図２及び図３は、本発明の化
粧用ブラシのスライディング・シリンダ−の断面図、図
４は、本発明の化粧用ブラシの第２態様のものの斜視
図、図５は、図４の化粧用ブラシの部分斜視図、図６は
図４のブラシの断面図、図７は、シ−ルカバ−した内部
シリンダ−、図８は、シ−ルカバ−を外したときの内部
シリンダ−の分解斜視図を示す。本発明の化粧ブラシ
は、図１及び図２に示すように、大量のソフトヘアー１
０、一端にソフトヘアー１０に取り付け、もう一方の端
が開口状態の内部シリンダー１２、内部シリンダー１２
の外面に慴動可能なスライディング・シリンダー１４、
内部シリンダー１２の開口端に連結する圧力ポンプ１
６、スライディング・シリンダー１４を収納する外部シ
リンダー１８、及びソフトヘアー１０をカバーする保護
キャップ２０から構成されている。

【０００７】ソフトヘアー１０は、ユーザーの肌に直接
当たるため、十分しなやかに作ってあり、片端が内部シ
リンダー１２に一体となって構成されている。内部シリ
ンダー１２は、内部が中空で、パウダーを供給するよう
になっている。また、もう一方の端は、開いた円形チュ
ーブになっており、ネジ切り部によって、その外面上で
圧力ポンプ１６と連結している。

【０００８】内部シリンダー１２には、スライディング
・シリンダー１４の摩擦ガイド１４ａをガイドするため
に、内部シリンダーの外面に縦に沿って摩擦ガイド面１
２ａが作られている。また、スライディング・シリンダ
ー１４の各ガイド突起１４ｂをガイドするために、摩擦
ガイド面１２ａとは別にガイド溝１２ｂを作ってある。
各摩擦ガイド面は、各ガイド溝１２ｂと１８０度反対側
にあり、各ガイド溝１２ｂは、スライディング・シリン
ダー１４をブラシ１０までスライドさせ、ソフトヘアー
１０が完全に収納できるところで止まるのに十分な長さ
がある。内部シリンダー１２のソフトヘアー１０がある
部分に多数の放出口１２ｃがあり、ソフトヘアー１０を
通してパウダーが外部に噴射できるようになっている。

【０００９】内部シリンダー１２をふさぐためにフィル
ター１３が設けられており、適量のパウダーを供給する
ようになっている。フィルター１３は、できればポリエ
ステル・フォームかスポンジで作るのが望ましい。スラ
イディング・シリンダー１４は、内部シリンダーの外面
に付けるために、内部がトンネル状になっており、摩擦
ガイド１４ａは、夫々内部シリンダー１２の摩擦ガイド
面１２ａに沿って動き、ガイド突起１４ｂは、内部シリ
ンダー１２のガイド溝１２ｂに沿ってガイドする。留め
具１４ｃは、摩擦１４ａの反対側のスライディング・シ
リンダー１４の外面に沿って作られており、保護キャッ
プ２０のジョー２０ａとマッチするようになっている。

【００１０】圧力ポンプ１６には、内部シリンダー１２
の対応部分にマッチさせるために、内面２２ａの所にネ
ジ部分２２ａがあり、真ん中に長くて丸いパイプ２２ｂ
のあるチェンバー２２と、このチェンバー２２の外面の
片側をカバーするための後キャップ２４と、片側が後キ
ャップ２４に入り、その反対側が外に突き出た押ボタン
があり、チューブ２３で空気を圧縮するようになってい
る。このチューブ２３は、フィルター前まで延びてお
り、チェンバー２２のパイプ２２ｂに連結され、押ボタ
ン２６により空気を圧縮することにより、フィルター１
３へパウダーを供給する。チューブ２３には、逆とめ弁
があり、押ボタン２６を押して、元の状態に戻るまで
に、吸気の途中でチューブ２３を通って押ボタン２６ま
でパウダーが逆流するのを防ぐようになっている。チュ
ーブ２３には、ボール２８とボール２８の前にバネ３０
があり、ボール２８をはね返すようになっている。

【００１１】パイプ２２ｂの前面の前端に留め具３２が
あり、パイプ２２ｂを留めている。弾力バネ３４が、チ
ェンバー２２と押ボタンの間に挿入されており、押ボタ
ン２６を押して、元の状態に戻るようになっている。ま
たゴム・パッキン３６は、押ボタン２６と後キャップ２
４を合わせながら、後端にある後キャップ２４の内面と
密着し、空気を漏らさないようにしている。外部シリン
ダー１８は、内部が中空になっていて、スライディング
・シリンダー１４を収納できるようになっており、片端
には圧力ポンプ１６の後キャップ２４と連結しており、
もう一方の端部には突端１８ａがあり、その上で保護キ
ャップ２０の端の部分を留めるようになっている。保護
キャップ２０の片端は、閉じており、ソフトヘアー１０
をカバーし、保護するようになっており、また開いた前
部の端の内面にジョー２０ａがあり、スライディング・
シリンダー１４の留め具１４ｃのとマッチするようにな
っている。

【００１２】本発明の化粧用ブラシは、内部シリンダー
１２の内部にパウダーを供給するようになっており、内
部シリンダー１２の開いた片端を、圧力ポンプ１６のチ
ェンバー２２に連結することにより密閉する。そしてそ
れからスライディング・シリンダー１４と外部シリンダ
ー１８を内部シリンダー１２の外面に付ける。本発明の
化粧用ブラシの使用に当たっては、使用者がソフトヘア
ー１０から保護キャップ２０をはずすと、このソフトヘ
アーが外に出て、パッと開く。密閉された内部空気は、
圧力ポンプ１６の押ボタンを押すことによって圧縮さ
れ、チェンバー２２のパイプ２２ｂを通ってチューブ２
３に流れ、このようにしてボール２８を押して、内部シ
リンダー１２の中のパウダーをフィルター１３まで押し
やる。

【００１３】弾力バネ３４によって押ボタンが元の状態
に戻ると、ボール２８が、元の位置に戻り、留め具３２
が密着し、パウダーの逆流を抑える。このような方法
で、押ボタン２６を数回押すことにより、ブラシ中の適
量のパウダーが、フィルター１３を通ってソフトヘア−
１０に供給される。使用後は、ソフトヘアー上に保護キ
ャップをかぶせ、スライディング・シリンダーの前端を
引張って、開いたソフトヘアー１０をしぼめて、その中
に入れる。そしてスライディング・シリンダー１４の前
端に保護キャップ２０を乗せ、引っ張ることによって、
スライディング・シリンダー１４を元の状態にスライド
させる。この様にして保護キャップ２０をソフトヘアー
１０にかぶせる。

【００１４】本発明の化粧用ブラシの別の態様のもの
は、図４〜８に示されている。すなわち、内部シリンダ
ーの片端が取り外し可能になっている。他端の開口し
た、ソフトヘアー１０のカプリング・チェンバー４０、
ソフトヘアー１０をカバーするスライディング・シリン
ダー１４、内部シリンダー１２の開口端に連結する圧力
ポンプ１６、スライディング・シリンダー１４が収納さ
れる外部シリンダー１８、ソフトヘアー１０をカバーす
る保護キャップ２０から構成されている。

【００１５】長い円形パイプ状の内部シリンダー１２
は、その一方の側の外面にネジ切り部４２ａがあり、圧
力ポンプ１６に合わさっている。また、その反対側の内
面には、ネジ切り部４２ｂがあり、カプリング・チェン
バー４０と合わさっている。特別付属品としてパウダー
を収納する内部シリンダー１２は、両端が銀紙のような
シ−ルカバー４４で密閉されており、シ−ルカバー４４
をはずしてから、両端をそれぞれカプリング・チェンバ
ー４０と圧力ポンプ１６に接合して使用する。カプリン
グ・チェンバー４０は、一方の側の外面にネジ切り部４
０ａがあり、内部シリンダー１２のネジ切り部４２ｂと
マッチする。また、他端の中央部にシリンダー部分の前
部が位置し、多数の放出口が設けられている。シリンダ
ー部分には、ソフトヘアー１０がある。カプリング・チ
ェンバー４０の内部には、フィルター１３があり、パウ
ダーの供給をコントロールする。

【００１６】本発明の化粧用ブラシの好ましい態様を述
べると、カプリング・チェンバー４０から分離して位置
する内部シリンダー１２内のパウダーを、使い切ると、
パウダーが満たされた新しい内部シリンダーをカプリン
グ・チェンバー４０に接合する。このようにして化粧用
ブラシが再び使用できる。清掃及び交換のために、フィ
ルター１３をカプリング・チェンバー４０から取外すこ
とができる。カプリング・チェンバー４０に接合する新
しい内部シリンダーを連結するときには、内部シリンダ
−４２の端部を上方に向けた後、対応するシ−ルカバー
４４を内部シリンダー１２の端から取り外して、内部シ
リンダー１２を再びカプリング・チェンバー４０に連結
させる。内部シリンダー１２の他端を上方に向けるよう
に、再度ひっくり返して後、別のシ−ルカバー４４を外
し、内部シリンダー１２を圧力ポンプ１６に接合するよ
うにする。

【００１７】本発明の化粧用ブラシには、このようなス
ライディング・シリンダーと保護キャップがあり、ソフ
ト・ヘアーが摩耗したり、汚れたりしないようになって
いる。その上、内部シリンダーは、ソフトヘアーの付い
た連結部からスムーズに外れ、また再度接合することに
よって、内部シリンダーにパウダーを詰め替える際のト
ラブルを解決し、フイルターの清掃とフイルター交換を
容易にすることができる。

【００１８】

【発明の効果】上述するように、本発明の化粧用ブラシ
は、使用中のみソフトヘアーが外部に出て、使用しない
ときにはカバーをして保護することによって、簡単に汚
れたり、摩耗したりすることがない。また、パウダー交
換の必要がなく、簡単にフィルターの清掃・交換が出来
るので、使用者にとって利便に使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の化粧ブラシの好適な第１態様のもの
の斜視図。

【図２】 本発明の化粧用ブラシのスライディングシリ
ンダ−の断面図

【図３】 本発明の化粧用ブラシのスライディングシリ
ンダ−の断面図

【図４】 本発明の化粧用ブラシの第２態様のものの斜
視図

【図５】 図４の化粧用ブラシの部分斜視図

【図６】 図４のブラシの断面図

【図７】 シ−ルカバ−した内部シリンダ−

【図８】 シ−ルカバ−を外したときの内部シリンダ−
の分解斜視図

【符号の説明】

１０ ソフトヘアー １２ 内部シリンダー １２ａ 摩擦ガイド面 １２ｂ ガイド溝 １２ｃ 放出口 １３ フィルター １４ スライディング・シリンダー １４ａ 摩擦ガイド １４ｂ ガイド突起 １４ｃ 留め具 １６ 圧力ポンプ １８ 外部シリンダ− １８ａ 突起 ２０ 保護キャップ ２０ａ ジョー ２２ チェンバー ２２ａ ネジ切り部 ２２ｂ パイプ ２３ チューブ ２４ 後キャップ ２６ 押ボタン ２８ ボール ３０ バネ ３２ 留め具 ３４ 弾力バネ ３６ ゴム・パッキン ４０ カプリング・チェンバー ４０ａ ネジ切り部 ４２ａ ネジ切り部 ４２ｂ ネジ切り部 ４４ シール・カバー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500064063 371−１， Ｋｏｋａｎ−Ｄｏｎ， Ｏｊ ｏｎ−ｋｕ， Ｂｕｃｈｏｎ−Ｓｈｉ， Ｋｙｏｎｇｉ−Ｄｏ， Ｋｏｒｅａ (72)発明者 ビュン ユン・クワン コーリア、キョンギ−ド、プチョン−シ、 オジョン−ク、コカン−ドン、371−１ Ｆターム(参考） 3B202 AA14 AB04 AB24 BA03 CA07 DB09 FA02 FA05

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 多量のソフトヘア−、内部シリンダーの
   外面に慴動可能に配置された該ソフトヘアーを覆うスラ
   イディング・シリンダ−、及び該スライディング・シリ
   ンダーの前端を覆い、スライディング・シリンダーに沿
   って慴動して該ソフトヘアーを保護する保護キャップか
   らなる多量のソフトヘアーを持つ化粧用ブラシであっ
   て、該内部シリンダ−の前端に該ソフトヘアーを有し、
   且つ、内部にパウダーが収納されており、該パウダーを
   該ソフトヘアーに噴射するために空気を充填する圧力ポ
   ンプが後端部に接合されていることを特徴とする化粧用
   ブラシ。
2. 【請求項２】 ソフトヘアーが、内部シリンダーと一体
   となって作られていることを特徴とする請求項１に記載
   の化粧用ブラシ。
3. 【請求項３】 ソフトヘアーが、後端にネジ切り部があ
   る連結部に接合しており、内部シリンダーの前端の内面
   にネジ切り部があり、そのため内部シリンダーと連結部
   がお互いネジ込んだり、別々に離したりすることが可能
   であることを特徴とする請求項１又は２に記載の化粧用
   ブラシ。
4. 【請求項４】 内部シリンダーを有し、両端に密閉カバ
   ーが付いており、ユニット・パックになっていて、内部
   シリンダーのパウダーを使い切ったときに、ソフトヘア
   ーと連結部から内部シリンダーを取り外し、パウダーの
   入った新しい内部シリンダーの交換可能なことを特徴と
   する請求項１乃至３のいずれかに記載の化粧用ブラシ。
5. 【請求項５】 スライディング・シリンダーの内面にガ
   イド突起があり、そして内部シリンダーの外面に沿って
   縦に、ガイド突起と対応するガイド溝がある、そのため
   ガイド突起がガイド溝に挿入したり、それに沿って動い
   たりすることの可能なことを特徴とする請求項１乃至４
   のいずれかに記載の化粧用ブラシ。