JP2001223649A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JP2001223649A JP2000332628A JP2000332628A JP2001223649A JP 2001223649 A JP2001223649 A JP 2001223649A JP 2000332628 A JP2000332628 A JP 2000332628A JP 2000332628 A JP2000332628 A JP 2000332628A JP 2001223649 A JP2001223649 A JP 2001223649A
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勝 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型かつ低コストな装置を用いて容易にデー
タの送受信が可能になるとともに、データ送信装置の取
付位置の制約やデータ受信装置とデータ送信装置との距
離の制約を受けることなく安定したデータ通信が可能と
なるデータ通信装置を提供する。 【解決手段】 人体が触れることのできるように配置さ
れた電極10と、交流信号を発生する発振部20と、送
信するデータに基づいて発振部20が発生する信号を変
調する変調部30と、変調部30が変調した変調信号に
対応した電圧を電極10と回路グランドとの間に印加す
る電圧印加部40とを備えたデータ送信装置1と、人体
に面するように配置された2つの電極50、60と、2
つの電極50、60間の電圧を検出する電圧検出部70
と、電圧検出部70により検出された前記変調信号に基
づく電圧変動を復調する復調部80とを備えたデータ受
信装置2と、を有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信装置に
係り、具体的には、人体に取着されたデータ受信装置と
人体の接触が予定されているデータ送信装置との間でデ
ータの授受を行うデータ通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人が携帯するデータ受信装置とそ
の近くに設置されるデータ送信装置との間のデータ通信
の方法としては、ケーブル接続による有線通信を用いる
方法や、光、電波等による無線通信を用いる方法があ
る。
【0003】データ送信装置からデータ受信装置に対し
てデータを送信する場合を考える。この場合、有線通信
を用いる方法にあっては、装置自身は比較的安価かつ小
型に構成することができる。しかしながら、データの送
受信を開始する前にデータ送信装置とデータ受信装置と
をケーブルで接続したり、データの送受信が終わったと
ころでケーブルを外したりしなければならず、使用者に
とって必ずしも利便性に優れるものではないという問題
点を有していた。これに対し、無線通信を用いる方法に
あっては、ケーブルを接続するという動作が不要である
ため容易にデータ通信を行うことができるものの、デー
タ通信装置としては高価且つ大型になってしまうという
問題点を有していた。
【0004】このような従来の問題点を解決する手段と
して、例えば、特開平10−228524号公報や特開
平10−229357号公報に記載のものがある。これ
らのものにあっては、人体に取着したデータ送信装置か
ら人体を伝送路としてデータ受信装置に対してデータを
送信するデータ通信装置が提案されており、これにより
無線通信を用いたものに比して安価かつ小型な装置を用
いることが可能になるとともに、ケーブルの接続等が不
要なため容易にデータの送受信が可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平10
−228524号公報に開示されているデータ通信装置
にあっては、データ送信装置及びデータ受信装置間の基
準電位の伝達を、データ送信装置の外向電極とデータ受
信装置の外向電極とをそれぞれ大地アースと静電電場結
合させることにより行っているため、例えば、データ送
信装置を人体の比較的高い位置(例えば、腕や頭等)に
取り付けた場合、静電電場結合が安定せず、通信が不安
定になるという問題点を有していた。これを解決するた
めには、データ送信装置の外向電極の面積を大きくすれ
ば良いが、そうするとデータ送信装置が必然的に大型化
してしまうことになる。
【0006】また、特開平10−229357号公報に
開示されているデータ通信装置にあっては、データ送信
装置及びデータ受信装置間の基準電位の伝達を、データ
送信装置の外向電極とデータ受信装置の外向電極とを直
接静電場結合させることにより行っているため、人体へ
の取り付け位置にかかわらず安定したデータ通信が可能
になっているが、データ受信装置とデータ送信装置の距
離を広くすることができないという問題点を有してい
た。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであり、その目的とするところは、小型かつ低コス
トな装置を用いて容易にデータの送受信が可能になると
ともに、データ受信装置の取付位置の制約やデータ受信
装置とデータ送信装置との距離の制約を受けることなく
安定したデータ通信が可能となるデータ通信装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明におけるデータ送
信装置は、人体が触れることのできるように配置された
電極と、交流信号を発生する発振部と、送信するデータ
に基づいて発振部が発生する信号を変調する変調部と、
大地アースと電気的に結合される回路グランドと、変調
部が変調した変調信号に対応した電圧を電極と回路グラ
ンドとの間に印加する電圧印加部とを備える。また、デ
ータ受信装置は、人体に面するように配置された2つの
電極と、2つの電極間の電圧を検出する電圧検出部と、
電圧検出部により検出された変調信号に基づく電圧変動
を復調する復調部とを備える。
【0009】これにより、人体を介してデータ伝送が行
われるため無線送受信装置に比して小型かつ低コストな
装置により容易にデータの送受信が可能になるととも
に、データ受信装置の取り付け位置の制約やデータ受信
装置とデータ送信装置との距離の制約を受けることなく
安定したデータ通信が可能となるデータ通信装置を提供
することが可能になる。
【0010】データ受信装置は、2つの電極間のインピ
ーダンスを測定するインピーダンス測定部と、インピー
ダンス測定部により測定されたインピーダンスの値に基
づき、電圧検出部における検出信号の増幅率を変動させ
る増幅率調整手段とを有するようにすることは望まし
い。これにより、装置の取り付け部位や利用者の個人特
性、利用者のその日の状態等により伝送路となる人体の
インピーダンスが変化したとしても、その影響を受ける
ことなく安定的に所定の電圧が印加できるようにするこ
とが可能になる。なお、増幅率調整手段は、間欠的に増
幅率の調整を行うようにしてもよい。また、データ受信
時に増幅率の調整を行うようにしてもよい。
【0011】人体が触れることのできるように配置され
た電極と、交流信号を発生する発振部と、送信するデー
タに基づいて発振部が発生する信号を変調する変調部
と、大地アースと電気的に結合される第1の回路グラン
ドと、変調部が変調した変調信号に対応した電圧を電極
と第1の回路グランドとの間に印加する電圧印加部とを
備えたデータ送信装置と、人体に面するように配置され
た1つの電極と、大地アースと電気的に結合される第2
の回路グランドと、1つの電極と第2の回路グランド間
の電圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部により検出
された変調信号に基づく電圧変動を復調する復調部とを
備えたデータ受信装置と、を有するデータ通信装置であ
ればなお好ましい。
【0012】送信電極及び受信電極の少なくとも1つを
絶縁材料により構成するようにすれば、分極電圧に基づ
くノイズを防ぐことが可能になるため、通信エラーを低
減することが可能になる。
【0013】なお、データ伝送を安定かつ確実に行うた
め、データ送信装置の回路グランドと大地アースとを導
電性のグランド線にて直接結合するようにすることが好
ましい。また、データ送信装置が導電性の筐体を備え、
この筐体と回路グランドとを接続するようにしてもよ
い。さらに、データ受信装置を装着した利用者が立つこ
とができる導電性シートと回路グランドとを接続するよ
うにすれば、データ送信装置とデータ受信装置との電気
的結合を強めることができ好ましい。
【0014】データ受信装置に、受信したデータを表示
するための表示部を備えるようにすれば、データ受信時
にどのようなデータを受信したのかを確認できて至便で
ある。また、データ受信装置に受信状態を示す表示計を
備えるようにすれば、データの送受信を行おうとする際
に安定した受信が可能かどうかを利用者が確認できて至
便である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
るデータ通信装置について図1乃至図10に基づき詳細
に説明する。
【0016】本実施の形態に係るデータ通信装置は、デ
ータ送信装置1と、データ受信装置2とを備えてなる。
データ送信装置1は、図1(a)に示すように、人体が
触れることができるように配置された送信用電極10
と、交流信号を生成する発振部20と、送信するデータ
に基づいて交流信号を変調する変調部30と、変調信号
に対応した電圧を送信用電極10と大地グランドに電気
的に結合される回路グランドとの間に印加する電圧印加
部40とを備えてなる。送信するデータはID等の固定
データでもよいし、他の機器からデータ送信装置1に送
られてきたデータでもよいし、あるいは検知したセンサ
データでもよく、その種類や内容に特に制限はない。
【0017】データ受信装置2は、図1(b)に示すよ
うに、人体に面するように配置された受信用電極50及
び基準電位用電極60の2つの送信電極と、送信電極間
の電圧を検出する電圧検出部70と、電圧検出部70に
より検出された変調信号に基づく電圧変動を復調し、デ
ータを取り出す復調部80とを備えてなる。データを取
りだした後の構成については特に制限はなく、受信した
データの種類や内容により異なる。
【0018】上述したデータ通信装置におけるデータ送
受信の方法について以下に説明する。図2はデータ受信
装置2を上腕部に取り付けた人がデータ送信装置1の送
信用電極10に触れた状態を示す説明図であり、図3は
その等価回路である。なお、データ送信装置1は、大地
アースに接地されているものとする。
【0019】この状態において、Z1はデータ送信装置
1の送信用電極10とデータ受信装置2を装着した人体
との界面のインピーダンス成分であり、Z2はデータ送
信装置1の送信用電極10とデータ受信装置2の受信用
電極50との間の人体のインピーダンス成分であり、Z
3はデータ受信装置2の受信用電極50と基準電位用電
極60との間の人体のインピーダンス成分であり、Z4
はデータ受信用装置2の基準電位用電極60と大地アー
ス間との人体のインピーダンス成分である。また、交流
信号に対しては大地アースと人体との間及び大地アース
間はそれぞれ容量成分で結合されているため、その成分
をそれぞれZ5及びZ6としている。
【0020】図3に示す等価回路において、データ送信
装置1が発する変調信号は、ポイントA・B間に印加さ
れる電圧信号Vである。この電圧信号Vは、単純に各イ
ンピーダンス成分Z1〜Z6に電圧分配されて印加され
ることになる。したがって、データ受信装置2の受信用
電極50と基準電位用電極60との間の人体のインピー
ダンス成分Z3部分には、[数1]のV3に示す電圧信
号が印加されることになる。
【0021】
【数1】 この電圧信号V3をデータ受信装置2の電圧検出部70
及び復調部80を通してデータとして取り出すことによ
り、データ送信装置1からデータ受信装置2へのデータ
通信が達成される。
【0022】このような原理に基づく人体を伝送路とす
るデータ通信装置にあっては、基本的には、データ受信
装置2を携帯する人体がデータ送信装置1の送信用電極
10に触れる通信時に図3に示す回路を形成する有線通
信を用いた通信装置であるので、安価且つ小型なものに
することが可能になる。さらには、データ受信装置2が
基準電位の結合を基準電位用電極60と大地アース間の
人体のインピーダンス成分Z4を介して大地アースとと
るようにしているため、データ受信装置2の人体への取
り付け位置やデータ送信装置1との距離に関係なく、安
定した通信を達成することが可能になる。
【0023】なお、図4に示すように、データ受信装置
2に、受信用電極50と基準電位用電極60との間のイ
ンピーダンスを測定するインピーダンス測定部90を付
加し、インピーダンス測定部90により測定されたイン
ピーダンスの値に基づき、電圧検出部70における検出
信号増幅率を変動させる増幅率調整手段100を設ける
ようにしてもよい。
【0024】受信信号V3の大きさは、[数1]に示す
ように、受信用電極50と基準電位用電極60との間に
おける人体のインピーダンスZ3の大きさに比例してい
る。このインピーダンスZ3の大きさは、個人差がある
ため、必然的に受信信号V3の大きさにも個人差が生
じ、使用する人によっては正確にデータを受信できない
可能性がある。そこで、使用する人体のインピーダンス
Z3をインピーダンス測定部90により測定し、その値
に基づき電圧検出部70における検出信号の増幅率を増
幅率調整手段100により変動させるのである。具体的
には、使用する人のインピーダンスZ3が予め設定され
ている標準のインピーダンスZ3よりも小さい場合は増
幅率を上げるようにし、逆に使用する人のインピーダン
スZ3が予め設定されている標準のインピーダンスZ3
より大きい場合は、増幅率を下げるようにするのであ
る。
【0025】このような信号増幅率の調整は、使用者が
データ受信装置2を装着した時に、専用ボタンを押して
行わせるようにしてもよいし、データ受信装置2の稼働
中に間欠的に自動で行わせるようにしてもよいし、使用
者がデータ送信装置1の送信用電極10に触れたことを
検知した時、すなわちデータ受信開始時に自動で行わせ
るようにしてもよい。
【0026】また、図5に示すように、データ受信装置
2を、人体に面するように配置された受信用電極52
と、受信用電極52と大地アースと電気的に結合される
回路グランドとの間の電圧を検出する電圧検出部72
と、電圧検出部72により検出された変調信号に基づく
電圧変動を復調し、データを取り出す復調部82とを備
えたものとしてもよい。
【0027】図6は、図5に示すデータ受信装置2を装
着した人体が、データ送信装置1の送信用電極10に触
れている状態を示しており、図7はこの状態の等価回路
を示す。
【0028】図6及び図7において、Z1はデータ送信
装置1の送信用電極10と人体との界面のインピーダン
ス成分であり、Z2はデータ送信装置1の送信用電極1
0とデータ受信装置2の受信用電極52との間の人体の
インピーダンス成分であり、Z3’はデータ受信装置2
の受信用電極52とデータ受信装置2の回路グランドが
人体と静電場結合しているポイント間のインピーダンス
成分であり、Z4はデータ受信装置2の基準電位用電極
60と大地アースとの間の人体のインピーダンス成分で
ある。また、交流信号に対しては、大地アースと人体と
の間及び大地アース間はそれぞれ容量成分で結合されて
いるため、その成分をそれぞれZ5及びZ6としてい
る。
【0029】上述した構成にあっては、前述した基準電
位用電極60に代えて、データ受信装置2の回路グラン
ドの回路パターンを用いているのである。この回路パタ
ーンが人体と静電電場結合することによって、基準電位
用電極60が人体と結合するのと同様の状態を作り出す
ようにしている。
【0030】図7に示す等価回路において、データ送信
装置1が発する変調信号は、ポイントA・B間に印加さ
れる電圧信号Vである。この電圧信号Vは、単純に各イ
ンピーダンス成分Z1〜Z6に電圧分配されて印加され
ることになる。したがって、データ受信装置2の受信用
電極52とデータ受信装置2の回路グランドが人体と静
電結合しているポイント間のインピーダンス成分Z3’
部分には、[数2]のV3’に示す電圧信号が印加され
ていることになる。
【0031】
【数2】 この電圧信号V3’をデータ受信装置2の電圧検出部7
2及び復調部82を通してデータとして取り出すことに
より、データ送信装置1からデータ受信装置2へのデー
タ通信が達成されるのである。本実施の形態にあって
は、データ受信装置2に必要とする電極は1つであるた
め、より小型化及び低コスト化を図ることが可能にな
る。
【0032】なお、上述したデータ送信装置1は、大地
アースに接地されているものであったが、必ずしも接地
されている必要はなく、同じ機能(基準電位の伝達)を
果たすもので置き換えるようにしてもよい。例えば、床
に金属や導電性フィルム等からなる導電性のシートを敷
いて、そのシートとデータ送信装置1のグランドを接続
するようにしても良い。このような状態を、図8及び図
9に示す。この場合、通信の原理的には、上述したもの
と同様であるが、大地アースを用いた場合に比べて基準
電位の伝達をより安定して行うことができるため、通信
の信頼性を高めることが可能になる。
【0033】また、前述した各々の実施の形態における
データ受信装置2の電極50、52、60の表面を絶縁
物皮膜でコーティングするようにしてもよい。一般に金
属と電解質の境界面を電流が横切る場合、電気二重層の
形成により分極電圧が発生する。人体との生体組織も電
解質であるため、データ受信装置2の電極50、52、
60と人体との界面では、分極電圧が発生し、これがノ
イズの原因となる場合がある。そこで、電極の表面を絶
縁物皮膜でコーティングすることにより、このノイズを
防ぐことが可能になる。このような電極を絶縁物電極と
いう。絶縁物電極は、生体組織と容量結合のみで結ばれ
るため分極電位の影響を受けにくくなり、通信エラーを
低減することができるようになる。
【0034】上述した装置を用いた通信の安定性は、基
準電位の結合状態によって変化するが、人体に装着され
たデータ受信装置2にこの結合状態を検出してその結果
を表示する表示計(図示せず)を設けるようにしてもよ
い。これにより、安定した通信が行える状態にあるか否
かを利用者が容易に判断することが可能になる。また、
データ受信装置2に受信したデータを表示する表示部
(図示せず)を設けるようにすれば、受信後にデータの
内容を確認することができ至便である。
【0035】次に、本発明の具体的な実施の形態につい
て説明する。図10はコイン型に構成したデータ受信装
置2である。図10に示すように、データ受信装置2の
各ブロックは、IC化されて(図10のIC110参
照)コイン内に埋め込まれており、ボタン電池120で
駆動させることができるようになっている。受信用電極
50と基準電位用電極60は、それぞれコインの一方の
面に互いに隔てられて形成されている。このコイン型の
データ受信装置2は、腕時計の裏に張り付けて使用する
ようになっている。その際、電極のある面を人体に面す
るように取り付けることはいうまでもない。
【0036】このようなデータ受信装置2を用いた人体
を伝送路とするデータ通信装置は、ガスや水道メータの
データ収集装置に用いることができる。すなわち、デー
タ送信装置1は、各メータに内蔵させておき、データ受
信装置2を装着した人がメータ上に設けられた送信用電
極10に触れたとき、メータが示す数値データを送信す
るようにしておく。このようにすることにより、従来の
数値を黙視で読み取り、用紙に記入する、あるいは専用
端末に入力するといった面倒な作業がいらなくなり、メ
ータの送信用電極10に触れるという作業だけで検収が
終了することになる。受信したデータはデータ受信装置
2内のメモリー130に蓄積され、後にパソコン等を用
いて蓄積されたデータを読み出せるようになっている。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、小型か
つ低コストな装置を用いて容易にデータの送受信が可能
になるとともに、データ送信装置の取り付け位置の制約
やデータ受信装置とデータ送信装置との距離の制約を受
けることなく安定したデータ通信が可能となるデータ通
信装置を提供することが可能になるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ通信装置のブロック図であり、(a)は
データ送信装置を示し、(b)はデータ受信装置を示
す。
【図2】データ通信装置の模式図である。
【図3】データ通信装置の等価回路である。
【図4】他のデータ送信装置のブロック図である。
【図5】他のデータ送信装置のブロック図である。
【図6】他のデータ通信装置の模式図である。
【図7】他のデータ通信装置の等価回路である。
【図8】他のデータ通信装置の模式図である。
【図9】他のデータ通信装置の等価回路である。
【図10】データ送信装置の外観図であり、(a)は表
面を示し、(b)は裏面を示す。
【符号の説明】
1 データ送信装置 2 データ受信装置 10 送信用電極 20 発振部 30 変調部 40 電圧印加部 50 受信用電極 60 基準電位用電極 70 電圧検出部 80 復調部 90 インピーダンス測定部 100 増幅率調整手段 110 IC 120 ボタン電池 130 メモリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 正樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 鈴木 佳子 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西村 篤久 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA07 AA08 AA34 AB02 AB03 BB20 BC01 CC12 CC14 CD01 DD01 EE11 EF09 FF06 FG02 FG14 GG01 GG02 GG04 5K012 AB04 AB08 AB19 AC09 AC11 BA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体が触れることのできるように配置さ
    れた電極と、交流信号を発生する発振部と、送信するデ
    ータに基づいて前記発振部が発生する信号を変調する変
    調部と、大地アースと電気的に結合される回路グランド
    と、前記変調部が変調した変調信号に対応した電圧を前
    記電極と前記回路グランドとの間に印加する電圧印加部
    とを備えたデータ送信装置と、 人体に面するように配置された2つの電極と、前記2つ
    の電極間の電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出
    部により検出された前記変調信号に基づく電圧変動を復
    調する復調部とを備えたデータ受信装置と、を有するよ
    うにしたことを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 前記データ受信装置は、前記2つの電極
    間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定部
    と、前記インピーダンス測定部により測定されたインピ
    ーダンスの値に基づき、前記電圧検出部における検出信
    号の増幅率を変動させる増幅率調整手段とを有するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のデータ通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記増幅率調整手段は、間欠的に増幅率
    の調整を行うようにしたことを特徴とする請求項2記載
    のデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 前記増幅率調整手段は、データ受信時に
    増幅率の調整を行うようにしたことを特徴とする請求項
    2又は請求項3記載のデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 人体が触れることのできるように配置さ
    れた電極と、交流信号を発生する発振部と、送信するデ
    ータに基づいて前記発振部が発生する信号を変調する変
    調部と、大地アースと電気的に結合される第1の回路グ
    ランドと、前記変調部が変調した変調信号に対応した電
    圧を前記電極と第1の回路グランドとの間に印加する電
    圧印加部とを備えたデータ送信装置と、 人体に面するように配置された1つの電極と、大地アー
    スと電気的に結合される第2の回路グランドと、前記1
    つの電極と前記第2の回路グランド間の電圧を検出する
    電圧検出部と、前記電圧検出部により検出された前記変
    調信号に基づく電圧変動を復調する復調部とを備えたデ
    ータ受信装置と、を有するようにしたことを特徴とする
    データ通信装置。
  6. 【請求項6】 前記電極は、絶縁材料により構成するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の
    データ通信装置。
  7. 【請求項7】 前記データ送信装置の前記回路グランド
    は、前記大地アースに直接接続されるグランド線に結合
    されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    6記載のデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 前記データ送信装置は、導電性の筐体を
    備え、ここに前記データ送信装置の前記回路グランドを
    接続するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項6記載のデータ通信装置。
  9. 【請求項9】 前記データ送信装置の前記回路グランド
    は、前記データ送信装置を取着した人体が載る導電性の
    シートに接続されるようにしたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項6記載のデータ通信装置。
  10. 【請求項10】 前記データ受信装置は、受信したデー
    タを表示するための表示部を備えるようにしたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項9記載のデータ通信装置。
  11. 【請求項11】 前記データ受信装置は、受信状態の良
    否を示す表示計を備えるようにしたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項10記載のデータ通信装置。
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