JP2001222416A - キャラクタ・ストリングを表示する方法 - Google Patents
キャラクタ・ストリングを表示する方法Info
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- Stored Programmes (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
- Debugging And Monitoring (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】プログラムの実行に伴うＧＵＩに表示するキャ
ラクタ・ストリングを他国語に翻訳して表示する方法を
提供する。 【解決手段】コンピュータ・プログラムが提供するＧＵ
Ｉ環境にキャラクタ・ストリングを表示する方法であっ
て、（ａ）実行可能プログラムを提供するステップと、
（ｂ）前記キャラクタ・ストリングを含み前記実行可能
プログラムから参照することが可能なテキスト・ファイ
ルを提供するステップと、（ｃ）前記実行可能プログラ
ムを実行するステップ（３０１）と（ｄ）前記実行可能
プログラムから前記テキスト・ファイルを参照するステ
ップ（３０７）と、（ｅ）前記参照したテキスト・ファ
イルに含まれるキャラクタ・ストリングを表示するステ
ップ（３１５）とを有する。
ラクタ・ストリングを他国語に翻訳して表示する方法を
提供する。 【解決手段】コンピュータ・プログラムが提供するＧＵ
Ｉ環境にキャラクタ・ストリングを表示する方法であっ
て、（ａ）実行可能プログラムを提供するステップと、
（ｂ）前記キャラクタ・ストリングを含み前記実行可能
プログラムから参照することが可能なテキスト・ファイ
ルを提供するステップと、（ｃ）前記実行可能プログラ
ムを実行するステップ（３０１）と（ｄ）前記実行可能
プログラムから前記テキスト・ファイルを参照するステ
ップ（３０７）と、（ｅ）前記参照したテキスト・ファ
イルに含まれるキャラクタ・ストリングを表示するステ
ップ（３１５）とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、修正の容易なコン
ピュータ・プログラムの作成方法等に関する。さらに、
本発明はコンピュータ・プログラムが提供するＧＵＩ環
境に表示するキャラクタ・ストリングやコンピュータの
動作に関連するキャラクタ・ストリングを修正し易いプ
ログラムの作成方法等に関する。さらに、本発明は多国
言語をサポートし易いプログラムの作成方法等に関す
る。
ピュータ・プログラムの作成方法等に関する。さらに、
本発明はコンピュータ・プログラムが提供するＧＵＩ環
境に表示するキャラクタ・ストリングやコンピュータの
動作に関連するキャラクタ・ストリングを修正し易いプ
ログラムの作成方法等に関する。さらに、本発明は多国
言語をサポートし易いプログラムの作成方法等に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】ユーザの特定の利用目的に向けて開発さ
れるアプリケーション・プログラム（以後アプリケーシ
ョンという。）は、ユーザに様々なメッセージを提供し
てユーザと対話しながら実行される。パーソナル・コン
ピュータにおいてはＧＵＩ（グラフィック・ユーザ・イ
ンターフェース）というヒューマン・インターフェース
を採用し、コンピュータに対する処理の実行指令(コマ
ンド)や機能を表すアイコン、文字、および図形などを
使って、直観的にそれらの意味や機能を理解できるよう
にしている。
れるアプリケーション・プログラム（以後アプリケーシ
ョンという。）は、ユーザに様々なメッセージを提供し
てユーザと対話しながら実行される。パーソナル・コン
ピュータにおいてはＧＵＩ（グラフィック・ユーザ・イ
ンターフェース）というヒューマン・インターフェース
を採用し、コンピュータに対する処理の実行指令(コマ
ンド)や機能を表すアイコン、文字、および図形などを
使って、直観的にそれらの意味や機能を理解できるよう
にしている。
【０００３】Ｗｉｎｄｏｗｓ（マイクロソフト社の商
標）やＯＳ／２（ＩＢＭ社の商標）などのＧＵＩ環境を
提供するＯＳ（オペレーティング・システム）のもとで
動作するアプリケーションは、ＯＳのライブラリに含ま
れるＡＰＩ（アプリケーション・プログラム・インター
フェース）を利用してユーザに対するコマンドやデータ
の入力環境、入力方法、および結果等をウインドウ上に
文字や図形で表示できる。アプリケーションの世界的な
流通の拡大に伴い、ある国の言語により開発されたアプ
リケーションであっても、他の言語を使用する国で利用
する機会が急速に増えてきており、文字を多くの国の言
語に対応させるニーズが高まってきている。
標）やＯＳ／２（ＩＢＭ社の商標）などのＧＵＩ環境を
提供するＯＳ（オペレーティング・システム）のもとで
動作するアプリケーションは、ＯＳのライブラリに含ま
れるＡＰＩ（アプリケーション・プログラム・インター
フェース）を利用してユーザに対するコマンドやデータ
の入力環境、入力方法、および結果等をウインドウ上に
文字や図形で表示できる。アプリケーションの世界的な
流通の拡大に伴い、ある国の言語により開発されたアプ
リケーションであっても、他の言語を使用する国で利用
する機会が急速に増えてきており、文字を多くの国の言
語に対応させるニーズが高まってきている。
【０００４】通常アプリケーションはそれが動作するＯ
Ｓ環境の言語と同一になるように作成する。例えば英語
のＯＳは、そのＧＵＩにおけるメッセージを英語で表示
しており、したがってそのＯＳ上で動作するアプリケー
ションはメッセージを英語で表示するように開発する。
さらに、アプリケーションがＯＳをコールするときは、
アプリケーションからＯＳにキャラクタ・ストリングの
メッセージを送り、ＯＳはキャラクタ・ストリングの文
字列、英語、日本語等の言語の種類、全角、半角等の文
字形式等を判断して、所定の定義に合致した場合のみ正
しいメッセージとして受け取り後の処理を実行する場合
もある。
Ｓ環境の言語と同一になるように作成する。例えば英語
のＯＳは、そのＧＵＩにおけるメッセージを英語で表示
しており、したがってそのＯＳ上で動作するアプリケー
ションはメッセージを英語で表示するように開発する。
さらに、アプリケーションがＯＳをコールするときは、
アプリケーションからＯＳにキャラクタ・ストリングの
メッセージを送り、ＯＳはキャラクタ・ストリングの文
字列、英語、日本語等の言語の種類、全角、半角等の文
字形式等を判断して、所定の定義に合致した場合のみ正
しいメッセージとして受け取り後の処理を実行する場合
もある。
【０００５】いま、英語のＯＳ環境で開発された英語の
アプリケーションをフランス人が利用する場合、アプリ
ケーションのキャラクタ・ストリングはフランス語に翻
訳することが好ましい。これはフランス人にとってたと
えＯＳは英語であったとしてもアプリケーションのＧＵ
Ｉに表示されるメッセージはフランス語のほうが使いや
すいからである。
アプリケーションをフランス人が利用する場合、アプリ
ケーションのキャラクタ・ストリングはフランス語に翻
訳することが好ましい。これはフランス人にとってたと
えＯＳは英語であったとしてもアプリケーションのＧＵ
Ｉに表示されるメッセージはフランス語のほうが使いや
すいからである。
【０００６】アプリケーションは、通常、ＣＰＵが実行
する命令を記述したコード部分とそのパラメータとして
のデータ部分の両方を含む。アプリケーションが含んで
いるデータのひとつのタイプをリソースと称する。リソ
ースには、アイコン、カーソル、メニュー、ダイアログ
・ボックス、および特定の言語の文字等を含んでいる。
リソースはＧＵＩおよびマルチメディア・プログラム等
で広範囲に使用される。
する命令を記述したコード部分とそのパラメータとして
のデータ部分の両方を含む。アプリケーションが含んで
いるデータのひとつのタイプをリソースと称する。リソ
ースには、アイコン、カーソル、メニュー、ダイアログ
・ボックス、および特定の言語の文字等を含んでいる。
リソースはＧＵＩおよびマルチメディア・プログラム等
で広範囲に使用される。
【０００７】いま、多くの国の言語に対応できるアプリ
ケーションを開発するとき、メイン・ファイルとそのサ
ブルーチンすなわちリソース・ファイルとに分割して作
成すると都合がよい。アプリケーションはアセンブラ、
ＣＯＢＯＬ、ＦＯＲＴＲＡＮ、Ｃ／Ｃ＋＋、ＰＬ１等の
人間が理解できるプログラム言語によってソース・コー
ド形式で記述される。
ケーションを開発するとき、メイン・ファイルとそのサ
ブルーチンすなわちリソース・ファイルとに分割して作
成すると都合がよい。アプリケーションはアセンブラ、
ＣＯＢＯＬ、ＦＯＲＴＲＡＮ、Ｃ／Ｃ＋＋、ＰＬ１等の
人間が理解できるプログラム言語によってソース・コー
ド形式で記述される。
【０００８】リソース・ファイルには、ＧＵＩやＯＳに
提供するメッセージとして特定の言語および形式で作成
されたキャラクタ・ストリングが含まれる。ある国の言
語に基づいてソース・プログラムを作成した後にそれを
他の国向けに書き換えるときは、メイン・ファイルのソ
ース・コードは変更しないで、リソース・ファイルのソ
ース・コードのメッセージに相当するキャラクタ・スト
リングを翻訳して行う。ソース・コードはコンピュータ
が理解できないので、つぎに両者をそれぞれコンパイル
してオブジェクト・コードに変換し、適宜ＯＳが提供す
るライブラリを組み込んで実行可能プログラムを作成す
る。オブジェクト・コードは機械語ともいい「０」と
「１」で表現される。
提供するメッセージとして特定の言語および形式で作成
されたキャラクタ・ストリングが含まれる。ある国の言
語に基づいてソース・プログラムを作成した後にそれを
他の国向けに書き換えるときは、メイン・ファイルのソ
ース・コードは変更しないで、リソース・ファイルのソ
ース・コードのメッセージに相当するキャラクタ・スト
リングを翻訳して行う。ソース・コードはコンピュータ
が理解できないので、つぎに両者をそれぞれコンパイル
してオブジェクト・コードに変換し、適宜ＯＳが提供す
るライブラリを組み込んで実行可能プログラムを作成す
る。オブジェクト・コードは機械語ともいい「０」と
「１」で表現される。
【０００９】メイン・ファイルは実行の過程でリソース
・ファイルを参照し、リソース・ファイルに含まれたメ
ッセージを示すキャラクタ・ストリングをＧＵＩを通じ
てユーザに提供したり、直接ＯＳに提供する。したがっ
てアプリケーションのメッセージを他の国の言語に翻訳
して動作させようとする場合には、ソース・コードで記
述されたリソース・ファイルのなかのキャラクタ・スト
リングを翻訳して、各国ごとのリソース・ファイルを用
意し、再度コンパイルして実行可能プログラムを作成す
る必要がある。
・ファイルを参照し、リソース・ファイルに含まれたメ
ッセージを示すキャラクタ・ストリングをＧＵＩを通じ
てユーザに提供したり、直接ＯＳに提供する。したがっ
てアプリケーションのメッセージを他の国の言語に翻訳
して動作させようとする場合には、ソース・コードで記
述されたリソース・ファイルのなかのキャラクタ・スト
リングを翻訳して、各国ごとのリソース・ファイルを用
意し、再度コンパイルして実行可能プログラムを作成す
る必要がある。
【００１０】特開平１０−１１６１８５号公報には、こ
のようなリソース・ファイルを作成する技術が開示され
ている。また、米国特許５６４４７７５号公報には、ア
プリケーションのテキスト部分をプログラム本体から分
割してライブラリに登録し、メッセージを多くの国の言
語に翻訳することを容易にする技術が開示されている。
ライブラリは複数のアプリケーションに関連したテキス
トを表示するキャラクタ・ストリングと、特定の１つの
アプリケーションに関連したキャラクタ・ストリングを
含む。
のようなリソース・ファイルを作成する技術が開示され
ている。また、米国特許５６４４７７５号公報には、ア
プリケーションのテキスト部分をプログラム本体から分
割してライブラリに登録し、メッセージを多くの国の言
語に翻訳することを容易にする技術が開示されている。
ライブラリは複数のアプリケーションに関連したテキス
トを表示するキャラクタ・ストリングと、特定の１つの
アプリケーションに関連したキャラクタ・ストリングを
含む。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】アプリケーションが多
数の国の言語をサポートしようとするとき、従来の方法
ではソース・コードで記述されたリソース・ファイルの
メッセージに相当するキャラクタ・ストリングを翻訳し
たのち、リソース・ファイルをコンパイルしてメイン・
ファイルとともに実行可能プログラムを作成し、その動
作を確認する必要があった。開発元では、あらかじめソ
ース・コードで記述したアプリケーションをサポートす
る言語の数だけ作成し、それぞれコンパイルしてオブジ
ェクト・コードからなる実行可能プログラムに変換して
出荷していた。したがって、一旦出荷した後に、サポー
トしていない言語の必要性が出現した場合は、開発元に
おいてソース・コードの書き換えを行うしかなかった。
数の国の言語をサポートしようとするとき、従来の方法
ではソース・コードで記述されたリソース・ファイルの
メッセージに相当するキャラクタ・ストリングを翻訳し
たのち、リソース・ファイルをコンパイルしてメイン・
ファイルとともに実行可能プログラムを作成し、その動
作を確認する必要があった。開発元では、あらかじめソ
ース・コードで記述したアプリケーションをサポートす
る言語の数だけ作成し、それぞれコンパイルしてオブジ
ェクト・コードからなる実行可能プログラムに変換して
出荷していた。したがって、一旦出荷した後に、サポー
トしていない言語の必要性が出現した場合は、開発元に
おいてソース・コードの書き換えを行うしかなかった。
【００１２】また、日本で、日本語フォントをサポート
する英語のＯＳ環境下で英語のアプリケーション・プロ
グラムを動作させる場合には、重要なメッセージだけで
も日本語で表示したいという要望もあった。たとえば、
ポータブル・コンピュータのバッテリィ残量を測定し、
ロー・レベルに達したときにはＡＣアダプタを挿入する
ようにユーザに促すメッセージは、作業データの喪失を
防止する観点から重要であり、翻訳することがプログラ
ムの動作に影響がない限りこの部分だけでも日本語にし
ておきたい場合があった。
する英語のＯＳ環境下で英語のアプリケーション・プロ
グラムを動作させる場合には、重要なメッセージだけで
も日本語で表示したいという要望もあった。たとえば、
ポータブル・コンピュータのバッテリィ残量を測定し、
ロー・レベルに達したときにはＡＣアダプタを挿入する
ようにユーザに促すメッセージは、作業データの喪失を
防止する観点から重要であり、翻訳することがプログラ
ムの動作に影響がない限りこの部分だけでも日本語にし
ておきたい場合があった。
【００１３】さらにまた、ＯＳの言語環境が同一であっ
ても、そのバージョンがアップしたときに、それまでの
アプリケーションが動作しないという問題もあった。リ
ソース・ファイルのキャラクタ・ストリングはＯＳに対
するメッセージとして利用される。日本語ＯＳの環境下
で開発されたアプリケーションでも、ＯＳのバージョン
がアップしたときに、当初は全角のメッセージだけをＯ
Ｓが受付ており、バージョン・アップ後は半角のメッセ
ージだけを受け付けるように変更されている場合があ
る。このときは、ソース・コードで記述されたリソース
・ファイルのキャラクタ・ストリングを半角で記述し直
す必要がある。これらの種々の問題から、メイン・ファ
イルやリソース・ファイルのソース・コードを修正しな
いでキャラクタ・ストリングを簡易に変更できる手法が
待望されていたのである。
ても、そのバージョンがアップしたときに、それまでの
アプリケーションが動作しないという問題もあった。リ
ソース・ファイルのキャラクタ・ストリングはＯＳに対
するメッセージとして利用される。日本語ＯＳの環境下
で開発されたアプリケーションでも、ＯＳのバージョン
がアップしたときに、当初は全角のメッセージだけをＯ
Ｓが受付ており、バージョン・アップ後は半角のメッセ
ージだけを受け付けるように変更されている場合があ
る。このときは、ソース・コードで記述されたリソース
・ファイルのキャラクタ・ストリングを半角で記述し直
す必要がある。これらの種々の問題から、メイン・ファ
イルやリソース・ファイルのソース・コードを修正しな
いでキャラクタ・ストリングを簡易に変更できる手法が
待望されていたのである。
【００１４】したがって、本発明の目的は修正の容易な
コンピュータ・プログラムの作成方法、プログラム構
造、および記憶媒体を提供することになる。さらにま
た、本発明の目的は、ソース・プログラムを修正しない
で、キャラクタ・ストリングを修正できるコンピュータ
・プログラムの作成方法、プログラム構造、および記憶
媒体を提供することにある。
コンピュータ・プログラムの作成方法、プログラム構
造、および記憶媒体を提供することになる。さらにま
た、本発明の目的は、ソース・プログラムを修正しない
で、キャラクタ・ストリングを修正できるコンピュータ
・プログラムの作成方法、プログラム構造、および記憶
媒体を提供することにある。
【００１５】本発明のさらに詳細な目的は、キャラクタ
・ストリングの表示を含むＧＵＩ環境を提供するコンピ
ュータ・プログラムにおいて、言語環境の変更またはプ
ログラムの動作環境の変化に対応するために、キャラク
タ・ストリングの修正を容易に行えるコンピュータ・プ
ログラムの作成方法、プログラム構造、記憶媒体を提供
することにある。
・ストリングの表示を含むＧＵＩ環境を提供するコンピ
ュータ・プログラムにおいて、言語環境の変更またはプ
ログラムの動作環境の変化に対応するために、キャラク
タ・ストリングの修正を容易に行えるコンピュータ・プ
ログラムの作成方法、プログラム構造、記憶媒体を提供
することにある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明の原理は、ＧＵＩ
に提供するメッセージや、プログラムの動作に関連して
他のプログラムと交換するメッセージに相当するキャラ
クタ・ストリングを含むコンピュータ・プログラムの当
該キャラクタ・ストリングを、テキスト・ファイルとし
て独立して作成したことにある。テキスト・ファイルは
プログラムから参照されてキャラクタ・ストリングをプ
ログラムに提供する。テキスト・ファイルはプログラム
から参照される形式を備えているためメッセージを修正
してもプログラム自体を変更する必要はない。テキスト
・ファイルの変更はテキスト・エディタを利用して極め
て容易に行える。
に提供するメッセージや、プログラムの動作に関連して
他のプログラムと交換するメッセージに相当するキャラ
クタ・ストリングを含むコンピュータ・プログラムの当
該キャラクタ・ストリングを、テキスト・ファイルとし
て独立して作成したことにある。テキスト・ファイルは
プログラムから参照されてキャラクタ・ストリングをプ
ログラムに提供する。テキスト・ファイルはプログラム
から参照される形式を備えているためメッセージを修正
してもプログラム自体を変更する必要はない。テキスト
・ファイルの変更はテキスト・エディタを利用して極め
て容易に行える。
【００１７】本発明の一の側面は、コンピュータ・プロ
グラムが提供するＧＵＩ環境にキャラクタ・ストリング
を表示する方法であって、（ａ）実行可能プログラムを
提供するステップと、（ｂ）前記キャラクタ・ストリン
グを含み前記実行可能プログラムから参照することが可
能なテキスト・ファイルを提供するステップと、（ｃ）
前記実行可能プログラムを実行するステップと （ｄ）
前記実行可能プログラムから前記テキスト・ファイルを
参照するステップと、（ｅ）前記参照したテキスト・フ
ァイルに含まれるキャラクタ・ストリングを表示するス
テップとを有する。
グラムが提供するＧＵＩ環境にキャラクタ・ストリング
を表示する方法であって、（ａ）実行可能プログラムを
提供するステップと、（ｂ）前記キャラクタ・ストリン
グを含み前記実行可能プログラムから参照することが可
能なテキスト・ファイルを提供するステップと、（ｃ）
前記実行可能プログラムを実行するステップと （ｄ）
前記実行可能プログラムから前記テキスト・ファイルを
参照するステップと、（ｅ）前記参照したテキスト・フ
ァイルに含まれるキャラクタ・ストリングを表示するス
テップとを有する。
【００１８】テキスト・ファイルはキャラクタ・ストリ
ングを含み、実行可能プログラムから参照できるように
構成されている。したがって、実行可能プログラムはテ
キスト・ファイルのキャラクタ・ストリングを参照して
ＧＵＩに表示することができ、表示すべきキャラクタ・
ストリングを変更するときは、変更したテキスト・ファ
イルを提供するだけでよい。ここに、キャラクタ・スト
リングはＧＵＩ環境に表示すると同時に、他のプログラ
ムのメッセージとしても利用されるものであってもよ
い。また、本発明のプログラムは、アプリケーションに
限定されるものではなく、他のサービス・プログラム、
デバイス・ドライバ等のプログラムであっても、ＧＵＩ
のメッセージや他のプログラムとの間で交換するメッセ
ージに相当するキャラクタ・ストリングを含むプログラ
ムであればよい。
ングを含み、実行可能プログラムから参照できるように
構成されている。したがって、実行可能プログラムはテ
キスト・ファイルのキャラクタ・ストリングを参照して
ＧＵＩに表示することができ、表示すべきキャラクタ・
ストリングを変更するときは、変更したテキスト・ファ
イルを提供するだけでよい。ここに、キャラクタ・スト
リングはＧＵＩ環境に表示すると同時に、他のプログラ
ムのメッセージとしても利用されるものであってもよ
い。また、本発明のプログラムは、アプリケーションに
限定されるものではなく、他のサービス・プログラム、
デバイス・ドライバ等のプログラムであっても、ＧＵＩ
のメッセージや他のプログラムとの間で交換するメッセ
ージに相当するキャラクタ・ストリングを含むプログラ
ムであればよい。
【００１９】本発明の他の側面は、コンピュータ・プロ
グラムが提供するＧＵＩ環境にキャラクタ・ストリング
を表示する方法であって、（ａ）実行可能プログラムを
提供するステップと、（ｂ）前記キャラクタ・ストリン
グと検索キーを含み前記実行可能プログラムから参照す
ることが可能なテキスト・ファイルを提供するステップ
と、（ｃ）前記実行可能プログラムを実行するステップ
と（ｄ）前記検索キーを検索するステップと、（ｅ）ス
テップ（ｄ）で、前記検索キーがイネーブルであること
を検出したときは前記テキスト・ファイルが含むキャラ
クタ・ストリングを参照するステップと、（ｆ）前記参
照したキャラクタ・ストリングを表示するステップと、
（ｇ）ステップ（ｄ）で、前記検索キーがディスエーブ
ルであることを検出したときは前記実行可能プログラム
に組み込まれたキャラクタ・ストリングを表示するステ
ップとを有する。
グラムが提供するＧＵＩ環境にキャラクタ・ストリング
を表示する方法であって、（ａ）実行可能プログラムを
提供するステップと、（ｂ）前記キャラクタ・ストリン
グと検索キーを含み前記実行可能プログラムから参照す
ることが可能なテキスト・ファイルを提供するステップ
と、（ｃ）前記実行可能プログラムを実行するステップ
と（ｄ）前記検索キーを検索するステップと、（ｅ）ス
テップ（ｄ）で、前記検索キーがイネーブルであること
を検出したときは前記テキスト・ファイルが含むキャラ
クタ・ストリングを参照するステップと、（ｆ）前記参
照したキャラクタ・ストリングを表示するステップと、
（ｇ）ステップ（ｄ）で、前記検索キーがディスエーブ
ルであることを検出したときは前記実行可能プログラム
に組み込まれたキャラクタ・ストリングを表示するステ
ップとを有する。
【００２０】この構成を備える結果、テキスト・ファイ
ルの検索キーがイネーブルのときは、テキスト・ファイ
ルのキャラクタ・ストリングを参照し、ディスエーブル
のときは実行可能プログラムに当初から含んでいたキャ
ラクタ・ストリングを利用する。よって、実行可能プロ
グラムのＧＵＩ環境の言語を翻訳したいときや、ＯＳの
動作環境に変更があった場合のみテキスト・ファイルを
作成して対応できる。いいかえると、プログラム中のキ
ャラクタ・ストリングをテキスト・ファイルを編集する
だけで制御できるということである。
ルの検索キーがイネーブルのときは、テキスト・ファイ
ルのキャラクタ・ストリングを参照し、ディスエーブル
のときは実行可能プログラムに当初から含んでいたキャ
ラクタ・ストリングを利用する。よって、実行可能プロ
グラムのＧＵＩ環境の言語を翻訳したいときや、ＯＳの
動作環境に変更があった場合のみテキスト・ファイルを
作成して対応できる。いいかえると、プログラム中のキ
ャラクタ・ストリングをテキスト・ファイルを編集する
だけで制御できるということである。
【００２１】本発明の他の側面は、このようなコンピュ
ータ・プログラムの構造、作成方法、記録媒体に向けら
れる。さらにまた、本発明の他の側面は、制御に関連す
るキャラクタ・ストリングを含むコンピュータ・プログ
ラムの作成方法に関する。この側面においては、当該キ
ャラクタ・ストリングをテキスト・ファイルによりプロ
グラムに提供することができるため、テキスト・ファイ
ルの書き換えだけでキャラクタ・ストリングがＯＳ環境
と一致しない不都合を容易に解消できる。
ータ・プログラムの構造、作成方法、記録媒体に向けら
れる。さらにまた、本発明の他の側面は、制御に関連す
るキャラクタ・ストリングを含むコンピュータ・プログ
ラムの作成方法に関する。この側面においては、当該キ
ャラクタ・ストリングをテキスト・ファイルによりプロ
グラムに提供することができるため、テキスト・ファイ
ルの書き換えだけでキャラクタ・ストリングがＯＳ環境
と一致しない不都合を容易に解消できる。
【００２２】
【発明の実施の形態】[コンピュータの構成]図１は本発
明に係るアプリケーションを実行するコンピュータの概
略ブロック図である。ＣＰＵ（中央演算処理装置）１０
１は、コンピュータ１００の心臓部に当たり、コンピュ
ータの入出力、命令の実行などすべての処理を行う。メ
イン・メモリ１０３はプログラムやデータを一時的に記
憶する装置で、コンピュータ内部でＣＰＵ１０１がプロ
グラムの実行やデータ処理を行う際、当該プログラムを
ＣＰＵに転送するために記憶したり作業結果を記憶した
りする領域を提供する。ＨＤＤ１０５は、ＯＳ、ＢＩＯ
Ｓ、デバイス・ドライバ、アプリケーション・プログラ
ム等のコンピュータ１００で実行するための各種プログ
ラムやデータを格納しておき、必要に応じてメイン・メ
モリ１０３や他のコンポーネントに転送される。メイン
・メモリ１０３に記憶されたプログラムやデータは、コ
ンピュータの電源を停止すると消失するが、ＨＤＤ１０
５に格納されたプログラムやデータは電源を停止しても
維持することができる。
明に係るアプリケーションを実行するコンピュータの概
略ブロック図である。ＣＰＵ（中央演算処理装置）１０
１は、コンピュータ１００の心臓部に当たり、コンピュ
ータの入出力、命令の実行などすべての処理を行う。メ
イン・メモリ１０３はプログラムやデータを一時的に記
憶する装置で、コンピュータ内部でＣＰＵ１０１がプロ
グラムの実行やデータ処理を行う際、当該プログラムを
ＣＰＵに転送するために記憶したり作業結果を記憶した
りする領域を提供する。ＨＤＤ１０５は、ＯＳ、ＢＩＯ
Ｓ、デバイス・ドライバ、アプリケーション・プログラ
ム等のコンピュータ１００で実行するための各種プログ
ラムやデータを格納しておき、必要に応じてメイン・メ
モリ１０３や他のコンポーネントに転送される。メイン
・メモリ１０３に記憶されたプログラムやデータは、コ
ンピュータの電源を停止すると消失するが、ＨＤＤ１０
５に格納されたプログラムやデータは電源を停止しても
維持することができる。
【００２３】ディスプレイ１０７は、キーボード１１３
やマウス１１５と共にヒューマン・インターフェースを
実現するための装置で、ＧＵＩの環境下ではユーザにグ
ラフィカルな出力情報を提供したり、コンピュータの操
作やプログラムの実行のための入力環境を提供する。キ
ーボード１１３はユーザが数字、文字、記号等でコンピ
ュータに指示を与える機能を提供する。マウス１１５
は、ＧＵＩ環境のもとでディスプレイに表示されたカー
ソルを移動し、ディスプレイ上のアイコンにアクセスし
てコマンドを実行したり、プログラムに各種指示を与え
る働きをする。ＦＤＤ（フロッピー・ディスク・ドライ
ブ）１０９はフロッピー・ディスク駆動用の装置で、Ｃ
Ｄ−ＲＯＭドライブ１１１はＣＤ−ＲＯＭの読み取り専
用装置である。通信コネクタ１１７は、インターネット
やイントラネット等のネット・ワークをコンピュータに
接続するためのインターフェースである。
やマウス１１５と共にヒューマン・インターフェースを
実現するための装置で、ＧＵＩの環境下ではユーザにグ
ラフィカルな出力情報を提供したり、コンピュータの操
作やプログラムの実行のための入力環境を提供する。キ
ーボード１１３はユーザが数字、文字、記号等でコンピ
ュータに指示を与える機能を提供する。マウス１１５
は、ＧＵＩ環境のもとでディスプレイに表示されたカー
ソルを移動し、ディスプレイ上のアイコンにアクセスし
てコマンドを実行したり、プログラムに各種指示を与え
る働きをする。ＦＤＤ（フロッピー・ディスク・ドライ
ブ）１０９はフロッピー・ディスク駆動用の装置で、Ｃ
Ｄ−ＲＯＭドライブ１１１はＣＤ−ＲＯＭの読み取り専
用装置である。通信コネクタ１１７は、インターネット
やイントラネット等のネット・ワークをコンピュータに
接続するためのインターフェースである。
【００２４】ＨＤＤ１０５には、ＧＵＩ環境をサポート
するＷｉｎｄｏｗｓやＯＳ／２などのＯＳが格納されて
おり、起動時にメモりに読み出される。ＯＳはアプリケ
ーションがＧＵＩを実現するために必要な基本的な機能
をライブラリに格納したＡＰＩとして提供する。ライブ
ラリにはコンパイル時に実行ファイルに組み込まれるス
タティック・リンク・ライブラリや、実行ファイルが動
的に参照するダイナミック・リンク・ライブラリ(ＤＬ
Ｌ)などが含まれる。
するＷｉｎｄｏｗｓやＯＳ／２などのＯＳが格納されて
おり、起動時にメモりに読み出される。ＯＳはアプリケ
ーションがＧＵＩを実現するために必要な基本的な機能
をライブラリに格納したＡＰＩとして提供する。ライブ
ラリにはコンパイル時に実行ファイルに組み込まれるス
タティック・リンク・ライブラリや、実行ファイルが動
的に参照するダイナミック・リンク・ライブラリ(ＤＬ
Ｌ)などが含まれる。
【００２５】図１は本発明の実施例を説明する上で必要
な範囲で概略的に記載したものであり、実際のコンピュ
ータにはさらに多くのコンポーネントが搭載され、その
接続関係も異なったもので実現されることは当業者にと
って明らかである。したがって、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲でこれと異なるいかなる態様のコンピュータに
おいても本発明のプログラムは実行できる。
な範囲で概略的に記載したものであり、実際のコンピュ
ータにはさらに多くのコンポーネントが搭載され、その
接続関係も異なったもので実現されることは当業者にと
って明らかである。したがって、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲でこれと異なるいかなる態様のコンピュータに
おいても本発明のプログラムは実行できる。
【００２６】図２に本発明の実施例に係るアプリケーシ
ョンの作成方法を描いたフローチャートを示す。図３に
は、アプリケーションがディスプレイ上で提供するＧＵ
Ｉに相当するウインドウを示す。いま、コンピュータ１
００で動作するＯＳは日本語、英語およびフランス語の
フォントをサポートしており、アプリケーションは英語
で作成されており、ウインドウのキャラクタ・ストリン
グだけ日本語またはフランス語に翻訳したい場合を考え
る。図３は、本実施例においてアプリケーションが提供
するウインドウ内におけるキャラクタ・ストリングがリ
リース時は英語（Ａ）で表示され、その後日本語（Ｂ）
またはフランス語（Ｃ）に翻訳して表示する場合のウイ
ンドウのイメージを示している。
ョンの作成方法を描いたフローチャートを示す。図３に
は、アプリケーションがディスプレイ上で提供するＧＵ
Ｉに相当するウインドウを示す。いま、コンピュータ１
００で動作するＯＳは日本語、英語およびフランス語の
フォントをサポートしており、アプリケーションは英語
で作成されており、ウインドウのキャラクタ・ストリン
グだけ日本語またはフランス語に翻訳したい場合を考え
る。図３は、本実施例においてアプリケーションが提供
するウインドウ内におけるキャラクタ・ストリングがリ
リース時は英語（Ａ）で表示され、その後日本語（Ｂ）
またはフランス語（Ｃ）に翻訳して表示する場合のウイ
ンドウのイメージを示している。
【００２７】本実施例のアプリケーションはソース・コ
ードで記述したメイン・ファイル（ブロック２０１）、
ソース・コードで記述したリソース・ファイル（ブロッ
ク２０３）からなる。しかし、本発明の趣旨は、アプリ
ケーションがいかなるモジュール単位に分割されている
かを問題にしないことは、後の説明で明らかになるであ
ろう。また、これらのコードは任意のプログラム言語で
記述することができる。
ードで記述したメイン・ファイル（ブロック２０１）、
ソース・コードで記述したリソース・ファイル（ブロッ
ク２０３）からなる。しかし、本発明の趣旨は、アプリ
ケーションがいかなるモジュール単位に分割されている
かを問題にしないことは、後の説明で明らかになるであ
ろう。また、これらのコードは任意のプログラム言語で
記述することができる。
【００２８】[メイン・ファイルの構造]メイン・ファイ
ルは当該プログラムの主たる機能を規定する部分であ
り、一般的にＯＳの言語環境に合致したキャラクタ・ス
トリングをウインドウに提供するように作成されてい
る。メイン・ファイルのソース・コードの一部を図４に
示す。メイン・ファイルを実行する過程において、ウイ
ンドウ上にキャラクタ・ストリングのメッセージを提供
する場合にはメイン・ファイルからリソース・ファイル
（ソース・コードは図示せず。）をコールしてリソース
・ファイルに用意されたメッセージを表示するようにな
っている。また、メイン・ファイルは実行時にテキスト
・ファイル（後に説明する。）中の検索キーの状態を検
索するコードを含む。検索キーはアプリケーションがウ
インドウに提供すべきメッセージを示すキャラクタ・ス
トリングが、リソース・ファイルではなくてテキスト・
ファイル中で定義されていることを示す。
ルは当該プログラムの主たる機能を規定する部分であ
り、一般的にＯＳの言語環境に合致したキャラクタ・ス
トリングをウインドウに提供するように作成されてい
る。メイン・ファイルのソース・コードの一部を図４に
示す。メイン・ファイルを実行する過程において、ウイ
ンドウ上にキャラクタ・ストリングのメッセージを提供
する場合にはメイン・ファイルからリソース・ファイル
（ソース・コードは図示せず。）をコールしてリソース
・ファイルに用意されたメッセージを表示するようにな
っている。また、メイン・ファイルは実行時にテキスト
・ファイル（後に説明する。）中の検索キーの状態を検
索するコードを含む。検索キーはアプリケーションがウ
インドウに提供すべきメッセージを示すキャラクタ・ス
トリングが、リソース・ファイルではなくてテキスト・
ファイル中で定義されていることを示す。
【００２９】メイン・ファイルを実行して、検索キーが
イネーブルであることを発見したときは、テキスト・フ
ァイル中のキャラクタ・ストリングを表示できるように
なっている。検索キーがディスエーブルであることを発
見したときは、リソース・ファイル中にディフォルトと
して記述されたキャラクタ・ストリングを表示できるよ
うになっている。すなわち、メイン・ファイルはテキス
ト・ファイルのキャラクタ・ストリングを表示するよう
に検索キーが設定されていればテキスト・ファイルのキ
ャラクタ・ストリングを表示し、検索キーが設定されて
いなければリソース・ファイルのメッセージをデフォル
トとして表示することができる。
イネーブルであることを発見したときは、テキスト・フ
ァイル中のキャラクタ・ストリングを表示できるように
なっている。検索キーがディスエーブルであることを発
見したときは、リソース・ファイル中にディフォルトと
して記述されたキャラクタ・ストリングを表示できるよ
うになっている。すなわち、メイン・ファイルはテキス
ト・ファイルのキャラクタ・ストリングを表示するよう
に検索キーが設定されていればテキスト・ファイルのキ
ャラクタ・ストリングを表示し、検索キーが設定されて
いなければリソース・ファイルのメッセージをデフォル
トとして表示することができる。
【００３０】[リソース・ファイルの構造]リソース・フ
ァイルはメイン・ファイルに関するグラフィックス・オ
ブジェクトを定義する部分で、アイコン、カーソル、メ
ニュー、ダイアログ・ボックス、および特定の言語の文
字等のデータからなり、ディスプレイ上で当該プログラ
ム専用のヒューマン・インターフェースを提供する。リ
ソース・ファイルは主としてユーザにメッセージを提供
する文字を他くの国の言語に翻訳する際の利便性を考慮
して考え出されたファイルである。
ァイルはメイン・ファイルに関するグラフィックス・オ
ブジェクトを定義する部分で、アイコン、カーソル、メ
ニュー、ダイアログ・ボックス、および特定の言語の文
字等のデータからなり、ディスプレイ上で当該プログラ
ム専用のヒューマン・インターフェースを提供する。リ
ソース・ファイルは主としてユーザにメッセージを提供
する文字を他くの国の言語に翻訳する際の利便性を考慮
して考え出されたファイルである。
【００３１】リソース・ファイルは、プログラム言語で
記述され、命令に相当するコード部分とメッセージに相
当するキャラクタ・ストリング部分を含む。従来、メッ
セージを示すキャラクタ・ストリングを翻訳するとき
は、リソース・ファイルのソース・コードのうちキャラ
クタ・ストリングに関する部分だけを翻訳して実現する
ことができたが、本発明ではリソース・ファイルを変更
する必要はない。リソース・ファイルはメイン・ファイ
ルからの指示を受けてディフォルトのキャラクタ・スト
リングをディスプレイに表示する。
記述され、命令に相当するコード部分とメッセージに相
当するキャラクタ・ストリング部分を含む。従来、メッ
セージを示すキャラクタ・ストリングを翻訳するとき
は、リソース・ファイルのソース・コードのうちキャラ
クタ・ストリングに関する部分だけを翻訳して実現する
ことができたが、本発明ではリソース・ファイルを変更
する必要はない。リソース・ファイルはメイン・ファイ
ルからの指示を受けてディフォルトのキャラクタ・スト
リングをディスプレイに表示する。
【００３２】[実行可能ファイル]つぎに、メイン・ファ
イルおよびリソース・ファイルのソース・コードをコン
パイルして実行可能プログラム２１１を作成する。本実
施例に係るアプリケーションは、ＧＵＩをサポートする
特定のＯＳ環境下で開発されている。メイン・ファイル
およびリソース・ファイルはアプリケーションの本質的
な部分だけを記述している。したがって、この二つのフ
ァイルのオブジェクト・コードだけではＧＵＩを提供し
ながら特定の機能を発揮するように、コンピュータ上で
動作することができず、ＯＳが提供するサービスを利用
する必要がある。
イルおよびリソース・ファイルのソース・コードをコン
パイルして実行可能プログラム２１１を作成する。本実
施例に係るアプリケーションは、ＧＵＩをサポートする
特定のＯＳ環境下で開発されている。メイン・ファイル
およびリソース・ファイルはアプリケーションの本質的
な部分だけを記述している。したがって、この二つのフ
ァイルのオブジェクト・コードだけではＧＵＩを提供し
ながら特定の機能を発揮するように、コンピュータ上で
動作することができず、ＯＳが提供するサービスを利用
する必要がある。
【００３３】したがって、メイン・ファイルおよびリソ
ース・ファイルのソース・コードをそれぞれコンパイル
してオブジェクト・コードを作成した後は、連係編集プ
ログラム（リンカ）を利用して、それぞれのオブジェク
ト・コードを結合したり、ＯＳのライブラリ（ブロック
２０５）に含まれているスタティック・リンク・ライブ
ラリをオブジェクト・コードに組み込んだり、ダイナミ
ック・リンク・ライブラリとリンクが可能なようにオブ
ジェクト・コードに関連づけを行う。このようにして開
発された実行可能プログラムは、開発時のＯＳ環境と同
一の環境下に導入されたとき動作できるようになる。
ース・ファイルのソース・コードをそれぞれコンパイル
してオブジェクト・コードを作成した後は、連係編集プ
ログラム（リンカ）を利用して、それぞれのオブジェク
ト・コードを結合したり、ＯＳのライブラリ（ブロック
２０５）に含まれているスタティック・リンク・ライブ
ラリをオブジェクト・コードに組み込んだり、ダイナミ
ック・リンク・ライブラリとリンクが可能なようにオブ
ジェクト・コードに関連づけを行う。このようにして開
発された実行可能プログラムは、開発時のＯＳ環境と同
一の環境下に導入されたとき動作できるようになる。
【００３４】ここまでの段階で特徴的なことは、このア
プリケーションの実行可能プログラムはテキスト・ファ
イルを利用するか否かにかかわらず、ディフォルトとし
てリソース・ファイルに記述したキャラクタ・ストリン
グを利用して実行できるということである。開発段階が
終了すると、アプリケーション・プログラムはＦＤＤや
ＣＤ−ＲＯＭの記録媒体に記録されてパッケージとして
配布されたり、コンピュータ１００の通信コネクタ１１
７を利用してネットワーク経由で導入されたりする。
プリケーションの実行可能プログラムはテキスト・ファ
イルを利用するか否かにかかわらず、ディフォルトとし
てリソース・ファイルに記述したキャラクタ・ストリン
グを利用して実行できるということである。開発段階が
終了すると、アプリケーション・プログラムはＦＤＤや
ＣＤ−ＲＯＭの記録媒体に記録されてパッケージとして
配布されたり、コンピュータ１００の通信コネクタ１１
７を利用してネットワーク経由で導入されたりする。
【００３５】[テキスト・ファイルの構成]本発明の特徴
として、キャラクタ・ストリングをプログラムの利用段
階でも容易に記述できることが挙げられる。実行可能フ
ァイルは、ウインドウへのメッセージの表示も含めて当
初のＯＳ環境のもとで完全に動作するように作成されて
いる。しかし、リリースした後にウインドウのメッセー
ジ部分だけを他の国の言語に翻訳する必要性が生ずる場
合がある。また、リソース・ファイルに記述されている
キャラクタ・ストリングは、アプリケーションの実行時
にＯＳに対するメッセージとして送られる。ＯＳがアプ
リケーションの開発段階からバージョン・アップした場
合に、たとえＯＳの言語は同一であったとしても、全角
と半角の違いなどでバージョン・アップ後のＯＳ環境で
はアプリケーションが正常に動作しないため、リソース
・ファイルのキャラクタ・ストリングとは異なるキャラ
クタ・ストリングをメイン・ファイルに参照させるよう
にしたい場合がある。
として、キャラクタ・ストリングをプログラムの利用段
階でも容易に記述できることが挙げられる。実行可能フ
ァイルは、ウインドウへのメッセージの表示も含めて当
初のＯＳ環境のもとで完全に動作するように作成されて
いる。しかし、リリースした後にウインドウのメッセー
ジ部分だけを他の国の言語に翻訳する必要性が生ずる場
合がある。また、リソース・ファイルに記述されている
キャラクタ・ストリングは、アプリケーションの実行時
にＯＳに対するメッセージとして送られる。ＯＳがアプ
リケーションの開発段階からバージョン・アップした場
合に、たとえＯＳの言語は同一であったとしても、全角
と半角の違いなどでバージョン・アップ後のＯＳ環境で
はアプリケーションが正常に動作しないため、リソース
・ファイルのキャラクタ・ストリングとは異なるキャラ
クタ・ストリングをメイン・ファイルに参照させるよう
にしたい場合がある。
【００３６】テキスト・ファイルはブロック２１９で提
供される。ブロック２１９は開発段階でなく、リリース
後の利用段階であることは重要な意義を有する。テキス
ト・ファイルはプログラム・コードとは異なり、アセン
ブラー、コンパイラー、およびインタープリター使って
オブジェクト・コードに変換してコンピュータに実行さ
せるものではなく、ＧＵＩへの表示またはプログラム間
のメッセージとして使用するためのキャラクタ・ストリ
ングを提供するためにテキスト・エディタで編集できる
ファイルである。テキスト・ファイルはＯＳの環境が許
容すれば、ＡＮＳＩ(米国規格協会)が制定したＡＳＣＩ
Ｉ(American Standard Code for Information Intercha
nge)、ＪＩＳ(日本工業規格)で規格化されたＪＩＳコー
ド(JIS X0208)、シフトＪＩＳやＥＵＣ(extended unix
code)などのいかなる文字コードセットを利用してもよ
い。ＯＳがＷｉｎｄｏｗｓならはマイクロ・ソフト社に
より規定されたＩＮＩ形式のファイルを使用することが
できる。ＩＮＩ形式のファイルは検索に優れているから
である。
供される。ブロック２１９は開発段階でなく、リリース
後の利用段階であることは重要な意義を有する。テキス
ト・ファイルはプログラム・コードとは異なり、アセン
ブラー、コンパイラー、およびインタープリター使って
オブジェクト・コードに変換してコンピュータに実行さ
せるものではなく、ＧＵＩへの表示またはプログラム間
のメッセージとして使用するためのキャラクタ・ストリ
ングを提供するためにテキスト・エディタで編集できる
ファイルである。テキスト・ファイルはＯＳの環境が許
容すれば、ＡＮＳＩ(米国規格協会)が制定したＡＳＣＩ
Ｉ(American Standard Code for Information Intercha
nge)、ＪＩＳ(日本工業規格)で規格化されたＪＩＳコー
ド(JIS X0208)、シフトＪＩＳやＥＵＣ(extended unix
code)などのいかなる文字コードセットを利用してもよ
い。ＯＳがＷｉｎｄｏｗｓならはマイクロ・ソフト社に
より規定されたＩＮＩ形式のファイルを使用することが
できる。ＩＮＩ形式のファイルは検索に優れているから
である。
【００３７】図５は日本語（Ａ）、フランス語（Ｂ）の
２種類の言語に対応したテキスト・ファイルの実施例を
示す。本発明の実施例において提供するテキスト・ファ
イル２１９は、実行可能プログラムから検索できる検索
キーを含んでいる。図５において、”ＬＤ”が検索キー
で、”ＬＤ＝ＹＥＳ”は検索キーがイネーブルであるこ
とを示す。図４に示すメイン・ファイルのBOOL CSample
Dlg::OnInitDialogを実行すると、GetINIString関数を
呼び出し、GetINIString関数はテキスト・ファイルの検
索キーを検索してイネーブルであることを検出すると、
テキスト・ファイルで"IDS_STR_・・・"と表示された各
識別子がついたキャラクタ・ストリングをテキスト・フ
ァイルから読み出してくる。
２種類の言語に対応したテキスト・ファイルの実施例を
示す。本発明の実施例において提供するテキスト・ファ
イル２１９は、実行可能プログラムから検索できる検索
キーを含んでいる。図５において、”ＬＤ”が検索キー
で、”ＬＤ＝ＹＥＳ”は検索キーがイネーブルであるこ
とを示す。図４に示すメイン・ファイルのBOOL CSample
Dlg::OnInitDialogを実行すると、GetINIString関数を
呼び出し、GetINIString関数はテキスト・ファイルの検
索キーを検索してイネーブルであることを検出すると、
テキスト・ファイルで"IDS_STR_・・・"と表示された各
識別子がついたキャラクタ・ストリングをテキスト・フ
ァイルから読み出してくる。
【００３８】いま、図５（Ａ）のテキスト・ファイルの
識別子をイネーブルにしておけば、アプリケーションの
実行により図３（Ｂ）の日本語のキャラクタ・ストリン
グを含むウインドウが提供される。図５の（Ｂ）のテキ
スト・ファイルの識別子をイネーブルにしておけば、図
３（Ｃ）に示すフランス語のキャラクタ・ストリングを
含むウインドウが提供される。テキスト・ファイル２１
９はプログラムの販売またはサービスに係わる技術員等
（以後プログラムの最終使用者も含めてユーザとい
う。）が作成することができる。
識別子をイネーブルにしておけば、アプリケーションの
実行により図３（Ｂ）の日本語のキャラクタ・ストリン
グを含むウインドウが提供される。図５の（Ｂ）のテキ
スト・ファイルの識別子をイネーブルにしておけば、図
３（Ｃ）に示すフランス語のキャラクタ・ストリングを
含むウインドウが提供される。テキスト・ファイル２１
９はプログラムの販売またはサービスに係わる技術員等
（以後プログラムの最終使用者も含めてユーザとい
う。）が作成することができる。
【００３９】[セット・アップ]作成されたテキスト・フ
ァイルは実行可能プログラムから検索できるようにＨＤ
Ｄ１０５内の共通のディレクトリ領域内に格納する。さ
らに、好ましくは、実行可能プログラム２１１のパッケ
ージの中にディレクトリの関連付けを行った何も記述し
ていないテキスト・ファイルを用意しておく。実行可能
プログラムのパッケージには通常コンピュータへのプロ
グラムの導入を補助するセット・アップ・プログラム
（ブロック２１７）を含んでいる。
ァイルは実行可能プログラムから検索できるようにＨＤ
Ｄ１０５内の共通のディレクトリ領域内に格納する。さ
らに、好ましくは、実行可能プログラム２１１のパッケ
ージの中にディレクトリの関連付けを行った何も記述し
ていないテキスト・ファイルを用意しておく。実行可能
プログラムのパッケージには通常コンピュータへのプロ
グラムの導入を補助するセット・アップ・プログラム
（ブロック２１７）を含んでいる。
【００４０】セット・アップ・プログラムを使ってプロ
グラムの導入をする際、セット・アップ・プログラムか
らメッセージ部分を他の国の言語へ翻訳する必要がある
かどうか、バージョン・アップしたＯＳ対応のために変
更する必要があるかどうかの問い合わせをし、ユーザは
その指示にしたがって、翻訳または変更したメッセージ
をテキスト・ファイルに書き込んでいく。この結果、ユ
ーザはテキスト・ファイルのディレクトリを選択する作
業や、不必要な部分まで翻訳してプログラムの動作に影
響を与えるトラブルから解放される。
グラムの導入をする際、セット・アップ・プログラムか
らメッセージ部分を他の国の言語へ翻訳する必要がある
かどうか、バージョン・アップしたＯＳ対応のために変
更する必要があるかどうかの問い合わせをし、ユーザは
その指示にしたがって、翻訳または変更したメッセージ
をテキスト・ファイルに書き込んでいく。この結果、ユ
ーザはテキスト・ファイルのディレクトリを選択する作
業や、不必要な部分まで翻訳してプログラムの動作に影
響を与えるトラブルから解放される。
【００４１】ここまでの説明で明らかになったことは、
アプリケーションのＧＵＩに対するメッセージや動作に
関連するキャラクタ・ストリングを翻訳、変更する作業
が、開発者のもとで行われるソース・コードの修正を伴
わないことである。テキスト・ファイルの編集者は、検
索キーと識別子とキャラクタ・ストリングを記述するの
みで実行可能ファイルもソース・プログラムも何ら変更
する必要がない。
アプリケーションのＧＵＩに対するメッセージや動作に
関連するキャラクタ・ストリングを翻訳、変更する作業
が、開発者のもとで行われるソース・コードの修正を伴
わないことである。テキスト・ファイルの編集者は、検
索キーと識別子とキャラクタ・ストリングを記述するの
みで実行可能ファイルもソース・プログラムも何ら変更
する必要がない。
【００４２】[ＨＤＤへの格納]実行可能プログラム２１
５をコンピュータで動作できるようにするために、セッ
ト・アップ・プログラムはアプリケーションをＨＤＤ１
０５に格納する（ブロック２２１）際に、格納場所の確
定、起動条件の設定、作業ファイルがある場合はそのメ
モリ領域の確定、リンクするライブラリがある場合はリ
ンク条件の設定などを行う。以上までの手順により、ア
プリケーションをコンピュータ１００において実行する
準備が完了した。
５をコンピュータで動作できるようにするために、セッ
ト・アップ・プログラムはアプリケーションをＨＤＤ１
０５に格納する（ブロック２２１）際に、格納場所の確
定、起動条件の設定、作業ファイルがある場合はそのメ
モリ領域の確定、リンクするライブラリがある場合はリ
ンク条件の設定などを行う。以上までの手順により、ア
プリケーションをコンピュータ１００において実行する
準備が完了した。
【００４３】図６は、アプリケーションを実行するとき
の手順を記述したフローチャートの実施例である。ＧＵ
Ｉ環境では、プログラムの起動を示すコマンドはアイコ
ン形式でディスプレイ１０７上に提供され、ユーザは、
マウス１１５を操作して起動コマンドを実行する（ブロ
ック３０１）。プログラムが起動されると実行可能プロ
グラムはメイン・メモリに読み込まれる（ブロック３０
３）。このとき実行可能プログラムの一部だけメイン・
メモリに読み込んでもよい。たとえば、リソース・ファ
イル部分はＨＤＤに残しておき、メイン・ファイル部分
からのコールがあったときだけメイン・メモリに必要な
部分だけを転送し実行されるようにしてもよい。ダイナ
ミック・リンク・ライブラリは実行可能プログラムから
コールされたときだけメイン・メモリに読み込まれて実
行される。
の手順を記述したフローチャートの実施例である。ＧＵ
Ｉ環境では、プログラムの起動を示すコマンドはアイコ
ン形式でディスプレイ１０７上に提供され、ユーザは、
マウス１１５を操作して起動コマンドを実行する（ブロ
ック３０１）。プログラムが起動されると実行可能プロ
グラムはメイン・メモリに読み込まれる（ブロック３０
３）。このとき実行可能プログラムの一部だけメイン・
メモリに読み込んでもよい。たとえば、リソース・ファ
イル部分はＨＤＤに残しておき、メイン・ファイル部分
からのコールがあったときだけメイン・メモリに必要な
部分だけを転送し実行されるようにしてもよい。ダイナ
ミック・リンク・ライブラリは実行可能プログラムから
コールされたときだけメイン・メモリに読み込まれて実
行される。
【００４４】実行可能プログラムのメイン・ファイル部
分は適宜リソース・ファイル部分を呼び出してＧＵＩ環
境を提供しながら、所定の機能を実行していく。リソー
ス・ファイル部分は主としてディスプレイの表示に係わ
る部分を定義している。さらにメイン・ファイル部分は
テキスト・ファイルに記述された検索キーを検索する
（ブロック３０７）。検索キーは、リソース・ファイル
に当初から埋め込んであるキャラクタ・ストリングを利
用するか、テキスト・ファイルに記述したキャラクタ・
ストリングで置き換えるかを制御する。
分は適宜リソース・ファイル部分を呼び出してＧＵＩ環
境を提供しながら、所定の機能を実行していく。リソー
ス・ファイル部分は主としてディスプレイの表示に係わ
る部分を定義している。さらにメイン・ファイル部分は
テキスト・ファイルに記述された検索キーを検索する
（ブロック３０７）。検索キーは、リソース・ファイル
に当初から埋め込んであるキャラクタ・ストリングを利
用するか、テキスト・ファイルに記述したキャラクタ・
ストリングで置き換えるかを制御する。
【００４５】ブロック３０７で検索キーがイネーブルの
ときは、当該テキスト・ファイルのキャラクタ・ストリ
ングをメイン・メモリに読み出して、ディスプレイ１０
７に表示したり、ＯＳへメッセージとして送る。ブロッ
ク３０９で検索キーがディスエーブルのときは、メイン
・ファイルはリソース・ファイルのキャラクタ・ストリ
ングをメイン・メモリに読み出してディスプレイ１０７
に表示したり、ＯＳへメッセージとして送る。テキスト
・ファイルから読み出したキャラクタ・ストリングは、
メイン・ファイルからみたときリソース・ファイルのキ
ャラクタ・ストリングを置き換えたのと同様の機能を発
揮する。したがって、テキスト・ファイルのキャラクタ
・ストリングは、単にメッセージとして翻訳された言語
で表示されるという側面だけでなく、メイン・ファイル
とＯＳとの間でメッセージ交換するときのキャラクタ・
ストリングの形式上の整合を図って動作上の支障を生じ
させないという側面も兼ね備える。
ときは、当該テキスト・ファイルのキャラクタ・ストリ
ングをメイン・メモリに読み出して、ディスプレイ１０
７に表示したり、ＯＳへメッセージとして送る。ブロッ
ク３０９で検索キーがディスエーブルのときは、メイン
・ファイルはリソース・ファイルのキャラクタ・ストリ
ングをメイン・メモリに読み出してディスプレイ１０７
に表示したり、ＯＳへメッセージとして送る。テキスト
・ファイルから読み出したキャラクタ・ストリングは、
メイン・ファイルからみたときリソース・ファイルのキ
ャラクタ・ストリングを置き換えたのと同様の機能を発
揮する。したがって、テキスト・ファイルのキャラクタ
・ストリングは、単にメッセージとして翻訳された言語
で表示されるという側面だけでなく、メイン・ファイル
とＯＳとの間でメッセージ交換するときのキャラクタ・
ストリングの形式上の整合を図って動作上の支障を生じ
させないという側面も兼ね備える。
【００４６】本実施例では、アプリケーションをメイン
・ファイルとリソース・ファイルとに分けているが、Ｇ
ＵＩの定義もすべてメイン・ファイル内に記述してリソ
ース・ファイルを使用しない場合でも同様の手法でテキ
スト・ファイルを作成することができる。また、テキス
ト・ファイルはテキスト・エディタでキャラクタ・スト
リングを表示できるすべてのファイルを含む。
・ファイルとリソース・ファイルとに分けているが、Ｇ
ＵＩの定義もすべてメイン・ファイル内に記述してリソ
ース・ファイルを使用しない場合でも同様の手法でテキ
スト・ファイルを作成することができる。また、テキス
ト・ファイルはテキスト・エディタでキャラクタ・スト
リングを表示できるすべてのファイルを含む。
【００４７】
【発明の効果】本発明により、リリース後に修正の容易
なコンピュータ・プログラムの作成方法、プログラム構
造、および記憶媒体を提供することができた。さらにま
た、本発明により、ソース・プログラムを修正しない
で、ＧＵＩのメッセージや動作に関連するキャラクタ・
ストリングを修正できるコンピュータ・プログラムの作
成方法、プログラム構造、および記憶媒体を提供するこ
とができた。
なコンピュータ・プログラムの作成方法、プログラム構
造、および記憶媒体を提供することができた。さらにま
た、本発明により、ソース・プログラムを修正しない
で、ＧＵＩのメッセージや動作に関連するキャラクタ・
ストリングを修正できるコンピュータ・プログラムの作
成方法、プログラム構造、および記憶媒体を提供するこ
とができた。
【００４８】さらに本発明により、キャラクタ・ストリ
ングの表示を含むＧＵＩ環境を提供するコンピュータ・
プログラムにおいて、言語環境の変更またはプログラム
の動作環境の変化に対応するために、キャラクタ・スト
リングの修正を容易に行えるコンピュータ・プログラム
の作成方法、プログラム構造、記憶媒体を提供できた。
このことは、プログラムをリリースした後にアプリケー
ションのＧＵＩがサポートしなければならない言語が増
加した場合であっても、翻訳したメッセージを含むソー
ス・コードを追加しなくてもよいという面でも有益であ
る。
ングの表示を含むＧＵＩ環境を提供するコンピュータ・
プログラムにおいて、言語環境の変更またはプログラム
の動作環境の変化に対応するために、キャラクタ・スト
リングの修正を容易に行えるコンピュータ・プログラム
の作成方法、プログラム構造、記憶媒体を提供できた。
このことは、プログラムをリリースした後にアプリケー
ションのＧＵＩがサポートしなければならない言語が増
加した場合であっても、翻訳したメッセージを含むソー
ス・コードを追加しなくてもよいという面でも有益であ
る。
【図１】本発明の実施例に係るアプリケーションを実行
するコンピュータの概略ブロック図である。
するコンピュータの概略ブロック図である。
【図２】本発明の実施例に係るアプリケーションの作成
方法を示すフローチャートである。
方法を示すフローチャートである。
【図３】本発明の実施例に係るアプリケーションがディ
スプレイに提供するＧＵＩを示す図である。
スプレイに提供するＧＵＩを示す図である。
【図４】本発明の実施例に係るアプリケーションのソー
ス・コードを示す図である。
ス・コードを示す図である。
【図５】本発明の実施例に係るテキスト・ファイルを示
す図である。
す図である。
【図６】本発明の実施例に係るアプリケーションを実行
するときの手順を示したフローチャートである。
するときの手順を示したフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 尚 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 月澤 一也 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Ｆターム(参考） 5B069 BB16 CA02 CA19 5B076 DB04 5E501 AC10 BA03 BA05 CA02 CB02 CB09 EA05 EA11 FA04 FA06 FA13 FA45
Claims (12)
- 【請求項１】 コンピュータ・プログラムが提供するＧ
ＵＩ環境にキャラクタ・ストリングを表示する方法であ
って、 （ａ）実行可能プログラムを提供するステップと、 （ｂ）前記キャラクタ・ストリングを含み前記実行可能
プログラムから参照することが可能なテキスト・ファイ
ルを提供するステップと、 （ｃ）前記実行可能プログラムを実行するステップと （ｄ）前記実行可能プログラムから前記テキスト・ファ
イルを参照するステップと、 （ｅ）前記参照したテキスト・ファイルに含まれるキャ
ラクタ・ストリングを表示するステップとを有する表示
方法。 - 【請求項２】 コンピュータ・プログラムが提供するＧ
ＵＩ環境にキャラクタ・ストリングを表示する方法であ
って、 （ａ）実行可能プログラムを提供するステップと、 （ｂ）前記キャラクタ・ストリングと検索キーを含み前
記実行可能プログラムから参照することが可能なテキス
ト・ファイルを提供するステップと、 （ｃ）前記実行可能プログラムを実行するステップと （ｄ）前記検索キーを検索するステップと、 （ｅ）ステップ（ｄ）で、前記検索キーがイネーブルで
あることを検出したときは前記テキスト・ファイルが含
むキャラクタ・ストリングを参照するステップと、 （ｆ）前記参照したキャラクタ・ストリングを表示する
ステップと、 （ｇ）ステップ（ｄ）で、前記検索キーがディスエーブ
ルであることを検出したときは前記実行可能プログラム
に組み込まれたキャラクタ・ストリングを表示するステ
ップとを有する表示方法。 - 【請求項３】 ＧＵＩ環境にキャラクタ・ストリングを
表示することができるコンピュータ・プログラムの構造
であって、 ＧＵＩ環境を定義するコードと、 前記キャラクタ・ストリングを含むテキスト・ファイル
を参照するコードと、 前記参照したテキスト・ファイルに記述されたキャラク
タ・ストリングを表示させるコードとを含むコンピュー
タ・プログラムの構造。 - 【請求項４】 ＧＵＩ環境にキャラクタ・ストリングを
表示することができるコンピュータ・プログラムの構造
であって、 ＧＵＩ環境を定義するコードと、 ディフォルト・キャラクタ・ストリングと、 選択キャラクタ・ストリングを含むテキスト・ファイル
の検索キーを検索するコードと、 前記検索キーがイネーブルであることを検出したとき、
前記選択キャラクタ・ストリングを表示させるコード
と、 前記検索キーがディスエーブルであることを検出したと
き、前記ディフォルト・キャラクタ・ストリングを表示
させるコードとを含むコンピュータ・プログラムの構
造。 - 【請求項５】 ＧＵＩ環境にキャラクタ・ストリングを
表示することができるコンピュータ・プログラムの作成
方法であって、 ＧＵＩ環境を提供するコードを記述するステップと、 前記キャラクタ・ストリングを含むテキスト・ファイル
を参照するコードを記述するステップと、 前記参照したテキスト・ファイルに記述されたキャラク
タ・ストリングを表示させるコードを記述するステップ
とを含むコンピュータ・プログラムの作成方法。 - 【請求項６】 ＧＵＩ環境にキャラクタ・ストリングを
表示することができるコンピュータ・プログラムの作成
方法であって、 ＧＵＩ環境を提供するコードを記述するステップと、 ディフォルト・キャラクタ・ストリングを記述するステ
ップと、 選択キャラクタ・ストリングを含むテキスト・ファイル
の検索キーを検索するコードを記述するステップと、 前記検索キーがイネーブルであることを検出したとき、
前記選択キャラクタ・ストリングを表示させるコードを
記述するステップと、 前記テキスト・ファイルの検索キーがディスエーブルで
あることを検出したとき、前記ディフォルト・キャラク
タ・ストリングを表示させるステップとを含むコンピュ
ータ・プログラムの作成方法。 - 【請求項７】 ＧＵＩ環境にキャラクタ・ストリングを
表示させることができるコンピュータ・プログラムを記
録したコンピュータによる読み取り可能な記録媒体であ
って、 ＧＵＩ環境を提供するコードと、 前記キャラクタ・ストリングを含むテキスト・ファイル
を参照するコードと、 前記参照したテキスト・ファイルに記述されたキャラク
タ・ストリングを表示させるコードとを含むコンピュー
タによる読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項８】 ＧＵＩ環境にキャラクタ・ストリングを
表示させることができるコンピュータ・プログラムを記
録したコンピュータによる読み取り可能な記録媒体であ
って、 ＧＵＩ環境を提供するコードと、 ディフォルト・キャラクタ・ストリングを提供するコー
ドと、 選択キャラクタ・ストリングを含むテキスト・ファイル
の検索キーを検索するコードと、 前記検索キーがイネーブルであることを検出したとき、
前記選択キャラクタ・ストリングを表示させるコード
と、 前記検索キーがディスエーブルであることを検出したと
き、前記ディフォルト・キャラクタ・ストリングを表示
させるコードとを含むコンピュータによる読み取り可能
な記録媒体。 - 【請求項９】 制御に関連するキャラクタ・ストリング
を含むコンピュータ・プログラムの作成方法であって、 （ａ）前記キャラクタ・ストリングを記述したテキスト
・ファイルを作成するステップと、 （ｂ）前記テキスト・ファイルを参照するコードを記述
したプログラム・ファイルを作成するステップとを含む
コンピュータ・プログラムの作成方法。 - 【請求項１０】 制御に関連するキャラクタ・ストリン
グを含むコンピュータ・プログラムの作成方法であっ
て、 （ａ）選択キャラクタ・ストリングおよび検索キーを含
むテキスト・ファイルを作成するステップと、 （ｂ）ディフォルト・キャラクタ・ストリングと、前記
検索キーがイネーブルであることを検出したとき前記選
択キャラクタ・ストリングに制御を移し前記検索キーが
ディスエーブルであることを検出したとき前記ディフォ
ルト・キャラクタ・ストリングに制御を移すコードとを
含むプログラム・ファイルを作成するステップとを含む
コンピュータ・プログラムの作成方法。 - 【請求項１１】 コンピュータの制御に関連するキャラ
クタ・ストリングを含むコンピュータ・プログラムの構
造であって、 前記キャラクタ・ストリングを含むテキスト・ファイル
を参照するコードと、 前記参照したテキスト・ファイルに記述されたキャラク
タ・ストリングを前記コンピュータの制御に利用するコ
ードとを含むコンピュータ・プログラムの構造。 - 【請求項１２】 コンピュータの制御に関連するキャラ
クタ・ストリングを含むコンピュータ・プログラムの構
造であって、 ディフォルト・キャラクタ・ストリングと、 選択キャラクタ・ストリングを含むテキスト・ファイル
の検索キーを検索するコードと、 前記検索キーがイネーブルであることを検出したとき、
前記選択キャラクタ・ストリングを前記コンピュータの
制御に利用するコードと、 前記検索キーがディスエーブルであることを検出したと
き、前記ディフォルト・キャラクタ・ストリングを前記
コンピュータの制御に利用するコードとを含むコンピュ
ータ・プログラムの構造。
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