JP2001222097A - 位相シフトマスク及びその製造方法 - Google Patents

位相シフトマスク及びその製造方法

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JP2001222097A
JP2001222097A JP2000031943A JP2000031943A JP2001222097A JP 2001222097 A JP2001222097 A JP 2001222097A JP 2000031943 A JP2000031943 A JP 2000031943A JP 2000031943 A JP2000031943 A JP 2000031943A JP 2001222097 A JP2001222097 A JP 2001222097A
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Hideyuki Kanemitsu
英之 金光
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    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/32Attenuating PSM [att-PSM], e.g. halftone PSM or PSM having semi-transparent phase shift portion; Preparation thereof
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アテニュエイティド(attenuated)型の位相シ
フトマスクに関し、露光時のフレアが原因で発生するレ
ジストパターンの疎密部分間でのクリティカルディメン
ジョン差を極力抑えること。 【解決手段】透明基板3に形成され、遮光膜非形成部分
に対して光を逆位相で透過させる遮光膜形成部分からな
るパターンを有する位相シフトマスクであって、透明基
板3上の第1領域Aに形成された遮光膜からなる第1パ
ターン2aと、前記透明基板3上の前記第1領域Aより
も遮光膜被覆率が小さい第2領域Bに形成された遮光膜
からなる第2パターン2bとを有し、第1領域A内の第
1パターン2aの光透過率を第2領域B内の第2パター
ン2bの光透過率よりも大きくしたことを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相シフトマスク
及びその製造方法に関し、より詳しくは、アテニュエイ
ティド(attenuated)型の位相シフトマスク及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程においては、絶縁
体、半導体、金属などの膜をパターニングするためにフ
ォトリソグラフィー法が用いられている。フォトリソグ
ラフィー工程での解像力を向上する手段として、投影露
光装置等の従来のフォトリソグラフィ工程の環境を流用
し、マスク上に透過光の位相をずらす位相変化膜を形成
してなる位相シフトマスクと呼ばれるフォトマスクを用
いる方法があり、従来の遮光膜に対して位相変化膜を適
用するときの形状および配置方法の違いにより幾種類の
方式が存在する。
【0003】位相シフトマスクの中で、本来不透明であ
るはずの露光光遮光膜の透過率をある程度高め、かつ、
開口部分を通過する光との位相を逆位相に保つことによ
りパターンの解像力を向上させる方法にアテニュエイテ
ィド型位相シフトマスク(以下、APSMと略す。)が
ある。尚、APSM型位相シフトマスクは、ハーフトー
ンマスクを含む概念である。
【0004】このタイプの位相シフトマスクによる解像
力改善の効果は、レベンソン(Levenson)型の位相シフト
マスクよりも少し劣るが、レベンソン型の位相シフトマ
スクよりも製造方法が非常に簡単であるため、半導体メ
ーカーでは広く一般に使用されている。フォトマスクの
マスクパターンの発生方法としては、設計パターンを拡
大した設計図面を作製し、その設計図面からマスクパタ
ーン発生装置に設計パターンを入力し、その設計パター
ンと同一形状のマスクパターンのみを発生する手段しか
有さず、また、マスクパターン発生装置に関しても同様
に、設計パターンと同一形状のマスクパターンのみを発
せする手段しか有していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】デバイスの微細化が進
み、デバイスのクリティカルディメンジョン(CD)、
即ちパターンの最小寸法が半導体ウェハ上で0.15μ
m以下になると、ステッパ、スキャナなどの露光装置に
起因する迷光(フレア(flare))の問題が以前よりも顕著
になり、また、透明基板上のクロム(Cr)膜やモリブデ
ンシリコン(MoSi)膜の被覆率の低いレチクルほどフレ
アの影響が大きくなる。
【0006】フレアは、露光装置内のレンズの微細な凹
凸やウェハ表面で反射した散乱光が原因であり、膜のパ
ターンに重要な役割をもたらす露光光のコントラストを
劣化させ、結果的には、微細パターンの露光マージンを
低下させたり、形状劣化をもたらす。従来のAPSM型
の位相シフトマスクを使用するレジスト露光方法によれ
ば、遮光部分の露光光透過率が面内で同一のため、投影
露光装置がもつフレアの悪影響により、同一寸法のパタ
ーンを露光しても、パターン疎密により、同一の寸法を
得ることが非常に困難であった。即ち、パターンの疎密
の違いにより、位相シフト効果の効き具合が微妙に異な
り、パターン粗密部分間での寸法差を発生させる。
【0007】それらの問題は、レチクル上のパターン疎
密の差が大きいシステムLSI向けのデバイス開発等で
今後さらに大きくなる可能性が非常に高いが、従来のマ
スクパターン発生装置では設計パターンと同一形状のマ
スクパターンを発生するのみである。なお、以上のよう
なパターンの疎密領域間のフレアによる問題は、いっさ
い手が付けられておらず、本願発明者が実験により確認
したことである。
【0008】本発明の目的は、露光時のフレアが原因で
発生するレジストパターンの疎密部分間でのクリティカ
ルディメンジョン差を極力抑えることができる位相シフ
トマスク及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、透明基
板上に形成され、遮光膜非形成部分に対して光を逆位相
で透過させる遮光膜形成部分からなるパターンを有する
位相シフトマスクであって、前記透明基板上の第1領域
に形成された遮光膜からなる第1パターンと、前記透明
基板上の前記第1領域よりも遮光膜被覆率が小さい第2
領域に形成された遮光膜からなる第2パターンとを有
し、前記第1領域内の前記第1パターンの光透過率を前
記第2領域内の前記第2パターンの光透過率よりも大き
くしたことを特徴とする位相シフトマスクによって解決
される。
【0010】この場合、前記第1領域内の前記第1パタ
ーンの光透過率は、前記第1領域内の周辺部分よりも中
央部分の光透過率を大きくしてもよい。また、遮光膜が
モリブデンシリコンの場合に、第1パターンの酸素含有
量を第2パターンの酸素含有量よりも多くしてもよい。
また、上記した課題は、透明基板の上に遮光膜を形成
する工程と、遮光膜をパターニングして第1領域に第1
パターンを形成し、且つ、第2領域に第2パターンを形
成する工程と、第2領域よりもパターン密度が高い第1
領域内に存在する第1パターンをプラズマ照射、エッチ
ングして透過率を高くするか、或いは、第2領域内に存
在する第2パターン上に膜を形成して透過率を低くする
工程とを有することを特徴とする位相シフトマスクの製
造方法によって解決される。この場合、遮光膜はモリブ
デンシリコン膜であり、プラズマ照射は酸素含有雰囲気
中で行われるようにしてもよい。
【0011】次に、本発明の作用について説明する。本
発明によれば、アテニュウエイティド型位相シフトマス
クにおいて、パターンの疎密に応じて露光光の遮光部分
の光の透過率を異ならせるようにしたので、フレアの影
響の大小によるパターン寸法差が小さくなり、露光マー
ジを大きくすることが可能になる。
【0012】この場合、パターンの遮光部分での露光光
の透過率を複数の段階に異ならせる方法としては、遮光
膜の組成や膜厚を変化させて遮光部分の光吸収量を変化
させることが例にあげられる。また、遮光部分の透過率
を非常に細かく調整することにより、露光装置が有する
グローバルな各種収差もある程度抑制できることにな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に使用す
るレチクルの機能に応じて形成された複数のパターン領
域を示す平面図である。図1(a) に示すレチクル1は例
えばAPSM型位相シフトマスクであり、そこには例え
ば同図(b) に示すように少なくとも数%の露光光を透過
するモリブデンシリコン(MoSi)膜のような遮光膜(光
減衰膜)からなるパターン2がガラス基板3の上に複数
の領域に形成されている。それらのパターン2は、ガラ
ス基板3の第1領域Aでは例えば80%のMoSi被覆率を
有し、第2領域Bでは例えば20%のMoSi被覆率を有し
ている。そのようなMoSi被覆率のレチクルを本実施形態
のTEGとして用いることにする。
【0014】ここで、被覆率は、各領域A,Bにおいて
MoSiのような遮光膜が占める面積の割合である。例えば
図1(b) に示すように、幅130nm×長さ710nm
の大きさのデバイス評価用のパターン2がガラス基板3
上に複数形成されている場合に、第1領域Aと第2領域
Bのそれぞれにおいてパターン2を構成するMoSi膜の合
計の面積を各領域A,Bの面積で割った百分率で示され
る。
【0015】ここで、従来のハーフトーン型のレチクル
は、各領域A,Bでは同じ光透過率のMoSi膜からパター
ン2が形成されている。そして、第1領域Aのパターン
密度(MoSi被覆率)を高く、第2領域Bのパターン密度
(MoSi被覆率)を低くして、そのレチクルをスキャナ露
光装置に装着してポジ型レジストを露光すると、そのレ
チクルのパターン2とその間を透過した光のウェハ上で
の強度は、第1領域Aでは図2(a) に示すようになって
フレアの影響が小さく、また、第2領域Bでは図2(b)
に示すようになってフレアの影響が大きくなる。
【0016】例えば、MoSi膜の光透過率を6.0%に面
内均一となし、開口率が0.68のKrF (波長248μ
m)スキャナーを使用して半導体ウェハ4上のレジスト
を露光し、ついで現像したところ、同じ幅のパターンに
ついて、フレアの影響が小さな第1領域Aとフレアの影
響が大きな第2領域Bとでは各領域間の差が観て取れ
た。即ち、フレアの影響が小さなA領域ではレジストの
露光が不足傾向になって、現像後のレジストパターン5
aの断面形状は図3(a) のようになる一方、フレアの影
響が大きな第2領域Bではレジストの露光がオーバー傾
向になって現像後のレジストパターン5bの断面形状は
図3(b) のようになった。
【0017】そのようなレジストパターンの形状劣化の
問題を解決する方法として、光学的近接効果補正(OP
C(optical proximity correction)のような手法もある
が、これは、数μmの範囲の近接領域にあるレジストパ
ターン形状の補正方法あり、フレアのようなグローバル
な領域での補正に適用することはできない。そこで、本
実施形態では、グローバル領域でのフレアによるレジス
トパターンの寸法バラツキを防止するために、以下のよ
うな方法を採用する。
【0018】半導体ウェハ上に形成しようとする微細パ
ターンの配置部分に対応する複数の領域ではレチクルの
光遮蔽率が高いか低いかによって、露光後のレジストパ
ターン形状は大きく変化する。即ち、レチクルにおける
MoSi被覆率の低い領域では光のドーズが最適量よりも過
剰になり、MoSi被覆率の高い領域では光のドーズが最適
量よりも不足する。
【0019】この理由としては、図2(a),(b) に示した
ように、フレアの影響により光ドーズ量がMoSi被覆率の
低い領域ではMoSi被覆率の高い領域よりも僅かながら高
くなっている。これにより、露光の際の光ドーズ量をMo
Si被覆率の低い部分に合わせてしまうと、図3(a),(b)
に示したように、MoSi被覆率の高い領域では露光光ドー
ズ量が低めになってしまい、MoSi被覆率の高い部分に合
わせるとMoSi被覆率の低い領域では露光光ドーズ量が高
めになってしまう。
【0020】レジストパターン形状に与えるフレアの影
響の程度は、クリティカルディメンジョンに換算した場
合に、パターン、露光条件により多少異なるが、上記し
たTEGについて、最適ドーズ量の約1〜4%である。
そして、本願発明者の実験によれば、MoSi被覆率とクリ
ティカルディメンジョン(CD)の関係は図4に示すよ
うに一定の比例関係があることがわかった。図4におい
て、クリティカルディメンジョンは、図1(b) に示した
パターン2の幅に関するものであり、また、2つの特性
線AA、PAの違いは、各種パターンのサイズ、露光条
件等によって異なってくることを示している。なお、フ
レアの発生具合は、スパッタのメーカーや機種により異
なる。
【0021】以上の結果に基づいて、本願発明者は、ハ
ーフトーンマスク(レチクル)上の被覆率からフレアの
影響度合いを調査し、異なるパターン密度領域毎にハー
フトーンマスクの光透過率を調整する手法を開発し、フ
レアによるパターン間のクリティカルディメンジョン差
や形状不良を大幅に改善することに成功した。ハーフト
ーンマスクの光透過率調整方法を例にあげて説明する。
【0022】まず、遮光膜の被覆率の高い第1領域Aの
光透過量を多くするために、第1領域Aのパターンの光
透過率を高くする方法としてその領域でのMoSiパターン
を局所的にMoSiONパターンに変化させるようにした。こ
れは、図4に示すように、MoSiONの被覆率を大きくする
ほどクリティカルディメンジョンが小さくなることに特
性に基づくものである。
【0023】次に、図5に示すように、レチクル1にお
ける第1領域A、第2領域Bのそれぞれの所定の点を中
心にして所定半径内での遮光膜の被覆率を設計データか
ら算出して、その結果を一旦結合する。或いは、図6に
示すように、レチクル1を例えば1mm×1mmの大き
さの矩形ユニットUに区画し、そのユニットU毎のMoSi
被覆率を設計データから算出して、その結果を一旦結合
する。
【0024】そして、最もクリティカルディメンジョン
制御が必要な部分のフレア、又は、MoSi被覆率の差が最
も大きい部分のフレアを緩和するのに必要なAPSM透
過率補正量を図4に示す特性に基づいて算出する。即
ち、図4において、遮光膜の光透過率を大きくすること
によって、見かけ上のMoSi被覆率を小さくするように調
整する。この場合、図6に示したように必要に応じて多
段階的にAPSMの透過率を制御するようにしてもよ
い。
【0025】その結果に合わせて遮光パターンの透過率
を補正すべき領域を特定し、次に例示するような方法で
透過率の補正を行う。まず、図7(a) に示すように、レ
チクルのガラス基板3の上にMoSi膜7を形成し、さらに
MoSi膜7上に第1レジストパターン8を形成する。そし
て、第1レジストパターン8に覆われない部分をエッチ
ングして第1領域A、第2領域B等にパターン2を形成
した後に、図7(b) に示すように第1レジストパターン
8を除去する。
【0026】ついで、図7(c) に示すように、フォトレ
ジストをガラス基板3の上に塗布した後に、これを露
光、現像して第2レジストパターン9を形成する。第2
レジストパターン9は、MoSi被覆率の低い第2領域Bを
選択的に覆う形状にする。その後に、ドライエッチング
装置を用いて、第2レジストパターン9から露出した第
1領域Aのパターン2の表面を酸素(O2)と窒素(N2
の混合ガス雰囲気中でプラズマ処理することにより、そ
のMoSiパターン2の少なくとも表面をMoSiONに変える。
なお、プラズマ処理されたパターン2の膜厚は殆ど変化
せず、その位相はプラズマ処理されないパターン2と実
質的に同じであって、ガラス基板3を透過した光と逆位
相で光を透過する。また、プラズマ処理の代わりにエッ
チングを行って透過率を調整するようにしてもよいし、
第2領域Bのパターン2上にCVD等により膜を積層し
て透過率を低く調整するようにしてもよいが、その膜厚
の増加量又は減少量は、透過光の位相が許容範囲から外
れない程度にする。
【0027】これにより、図7(d) に示すように、第1
領域Aのパターン2の光透過率が高くなるように微妙に
調整されることになる。これによって図7(d) に示した
ようなレチクル(ハーフトーンマスク(HT))の第1領
域Aと第2領域Bを透過した光の半導体ウェハ上での強
度と位相は図8(a),(b) のようになり、パターン疎領域
とパターン密領域で生じていたフレアの相違によるCD
への悪影響を大幅に抑制することが可能になった。そし
て、そのような透過率が調整された遮光膜パターン2を
使用して半導体ウェハ上のレジストを露光し、ついで現
像したところ、第1領域Aのレジストパターンは図9
(a)に示すような断面形状となり、また第2領域Bでは
図9(b) に示すような断面形状が得られ、それらの領域
A,Bにおける同一設計幅のレジストパターンには寸法
形状差は殆ど観られなかった。
【0028】ところで、上記したパターンの光透過率の
調整は、領域間のパターン疎密の違いに基づいて各領域
毎に行うだけでなく、少なくとも1つの領域内の1カ所
だけパターンの透過率を異ならせる場合もあり、あるい
は、1つの領域内で部分毎に変化させてもよい。例え
ば、図10に示すように、第1領域A内で、MoSi又はMo
SiONの透過率を2%のステップで6〜10%の範囲で高
くする。その第1領域Aにおいて、周囲にパターンが存
在しない周辺部分ではフレアによる影響が大きいので、
その周辺部分の遮光膜パターンの光透過率を6%と小さ
くし、中央部分の遮光膜パターンの光透過率を10%と
大きくし、周辺部分と中央部分の間の中間部分の遮光膜
パターンの光透過率を8%とする。さらに、フレアの影
響が大きい第2領域B内の全体の遮光膜パターンの透過
率を6%にする。
【0029】また、投影露光装置に用いるフォトマスク
のマスクパターンの発生方法では、投影露光装置が有し
ている収差の影響とフレアとの影響を合わせ込み、マス
ク内の最適透過率を計算するようにしてもよい。さら
に、レチクル上のターゲットパターンに着目して、その
着目したパターンが含まれる領域のみを選択して被覆率
を計算する機能を設計装置内に組み込んでもよい。
【0030】上記したフォトマスク(位相シフトマス
ク)は、半導体装置の製造方法に対して以下のように適
用することができる。即ち、その半導体装置の製法は、
半導体基板上に絶縁体、半導体又は導電体の第一膜を形
成する工程と、 前記第一膜上にレジストを形成する工
程と、透明基板上に形成され且つ遮光膜非形成部分に対
して光を逆位相で透過させる遮光膜形成部分からなるパ
ターンを有する位相シフトマスクであって、前記透明基
板上の第1領域に形成された遮光膜からなる第1パター
ンと、前記透明基板上の前記第1領域よりも遮光膜被覆
率が小さい第2領域に形成された遮光膜からなる第2パ
ターンとを有し、前記第1領域内の前記第1パターンの
光透過率を前記第2領域内の前記第2パターンの光透過
率よりも大きくした位相シフトマスクを用いて前記レジ
ストを露光する工程と、前記レジストを現像して所望の
レジストパターンを形成する工程と、前記レジストパタ
ーンを用いて前記第一膜をパターニングする工程とを有
する。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、アテ
ニュウエイティド型の位相シフトマスクにおいて、密の
領域のパターンの光透過率を、疎の領域のパターンの光
透過率よりも高くしたので、フレアによるレジストへの
光ドーズ量のバラツキを小さくして疎密パターン間のC
D差やパターン形状を大幅に改善することができ、加え
て露光マージの大幅な改善が可能になり、130nmレ
ベルの半導体素子開発に大変有効な技術となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る位相シフトマスクのパ
ターン形成領域とその領域内の遮光パターンを示す平面
図である。
【図2】従来の位相シフトマスクによる露光光強度分布
を示す図である。
【図3】従来の位相シフトマスクを用いて形成されるレ
ジストパターンの断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る位相シフトマスクのMo
SiON被覆率とCDの関係を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る位相シフトマスクの面
内遮光膜被覆率分布の比較の第1例を示す平面図であ
る。
【図6】本発明の実施形態に係る位相シフトマスクの面
内遮光膜被覆率分布の比較の第2例を示す平面図であ
る。
【図7】本発明の実施形態に係る位相シフトマスクの形
成工程を示す断面図である。
【図8】本発明の実施形態の位相シフトマスクによる露
光光強度分布を示す図である。
【図9】本発明の実施形態の位相シフトマスクを用いて
形成されるレジストパターンの断面図である。
【図10】本発明の実施形態の位相シフトマスクを用い
て形成されるレジストパターンの断面図である。
【符号の説明】
1…レチクル(位相シフトマスク)、2…遮光パター
ン、3…ガラス基板(透明基板)、4…半導体ウェハ、
5a、5b…レジストパターン、7…MoSi膜(遮光
膜)、8,9…レジストパターン、A…第1領域、B…
第2領域。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上に形成され、遮光膜非形成部分
    に対して光を逆位相で透過させる遮光膜形成部分からな
    るパターンを有する位相シフトマスクであって、 前記透明基板上の第1領域に形成された遮光膜からなる
    第1パターンと、 前記透明基板上の前記第1領域よりも遮光膜被覆率が小
    さい第2領域に形成された遮光膜からなる第2パターン
    とを有し、 前記第1領域内の前記第1パターンの光透過率を前記第
    2領域内の前記第2パターンの光透過率よりも大きくし
    たことを特徴とする位相シフトマスク。
  2. 【請求項2】前記第1領域内の前記第1パターンの光透
    過率は、前記第1領域内の周辺部分よりも中央部分の光
    透過率を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の
    位相シフトマスク。
  3. 【請求項3】前記遮光膜はモリブデンシリコンであり、
    前記第1パターンの酸素含有量は前記第2パターンの酸
    素含有量よりも多いことを特徴とする請求項1に記載の
    位相シフトマスク。
  4. 【請求項4】透明基板の上に遮光膜を形成する工程と、 前記遮光膜をパターニングして第1領域に第1パターン
    を形成し、且つ、第2領域に第2パターンを形成する工
    程と、 前記第2領域よりもパターン密度が高い前記第1領域内
    に存在する前記第1パターンをプラズマ照射、エッチン
    グして透過率を高くするか、或いは、前記第2領域内に
    存在する前記第2パターン上に膜を形成して透過率を低
    くする工程とを有することを特徴とする位相シフトマス
    クの製造方法。
  5. 【請求項5】前記遮光膜はモリブデンシリコン膜であ
    り、前記プラズマ照射は酸素含有雰囲気中で行われるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の位相シフトマスクの製
    造方法。
JP2000031943A 2000-02-09 2000-02-09 位相シフトマスク及びその製造方法 Withdrawn JP2001222097A (ja)

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