JP2001221613A - 高さ測定装置 - Google Patents

高さ測定装置

Info

Publication number
JP2001221613A
JP2001221613A JP2000365048A JP2000365048A JP2001221613A JP 2001221613 A JP2001221613 A JP 2001221613A JP 2000365048 A JP2000365048 A JP 2000365048A JP 2000365048 A JP2000365048 A JP 2000365048A JP 2001221613 A JP2001221613 A JP 2001221613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
height
angle
signal
measuring
projection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000365048A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Watanabe
伸之 渡辺
Masahiro Aoki
雅弘 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000365048A priority Critical patent/JP2001221613A/ja
Publication of JP2001221613A publication Critical patent/JP2001221613A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】突起物が球面のような曲面で構成されている場
合であってもXY面分解能を細かくする必要がなく、ま
た検査速度が低下することなしに高い精度で高さ測定を
行うことができる高さ測定装置を提供する。 【解決手段】検査対象に照射された照明光の反射光から
検査対象表面上の突起物の高さを測定する高さ測定装置
であって、照明光を検査対象に関して走査する走査光学
系と、検査対象からの反射光に基づいて、突起物の高さ
に関する信号を検出する高さ信号測定手段400を含む
高さ測定光学系と、高さ測定光学系の瞳面あるいは瞳面
と共役な位置に配置されて、突起物反射面の角度に関す
る信号を検出する角度信号測定手段401と、検出され
た高さ信号と角度信号とに基づいて、高さ信号を補正す
る高さ信号補正手段403とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高さ測定装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば測定対象としての基板上に配置さ
れた複数の突起物に関して光線を走査して突起物の高さ
を測定する方法、装置が従来より知られており、その測
定方法として三角法の原理を用いているものがある。
【0003】図12は三角法の原理を用いて測定を行う
場合に用いられる構成を示しており、照明光学系とし
て、投光側光源14、投光側レンズ15を有し、測定光
学系として、受光側レンズ13、ビーム位置検出手段
(高さ検出手段)10を有している。12は投光側光
軸、11は受光側光軸である。
【0004】三角法の原理では検査対象16に照射され
る光線と、検査対象16で反射する光線はすべて共通の
対称軸をもっており、図12に示すように照射光学系お
よび測定光学系が同軸の光学系を持つ場合、光軸に対し
て照射光と反射光は同じ角度で対称になる。
【0005】このような三角法に基づく測定法では検査
対象16の反射面に傾斜がある場合には高さ測定に誤差
を生じる。従って、三角法に基づく光学的な測定方式
で、バンプのような鏡面反射を持つ突起物の高さを測定
するにあたって、対象となるバンプが球体のような曲面
を有している場合には、鏡面反射面が光軸に対して垂直
になるあるいは垂直と近似できる範囲はごく僅かであ
る。
【0006】このとき光軸に対して垂直な反射面の分解
能(XY面分解能)が大きい場合にはこの僅かな範囲を
見逃してしまうことが起こる。逆にこのような垂直な反
射面からの信号を確実にとらえようとすれば、XY面分
解能を細かくしなければならず、そのため、走査速度が
低下し、測定・検査時間が長くなるという問題が発生す
る。
【0007】特公平1−39041号公報は、上述のよ
うな検査対象16の反射面の傾斜により起こる誤差の問
題に対処するために、三角測量による位置決め装置にお
いて、測定光学系の一部に対象となる検査対象反射面の
傾き(平行度)を検出する手段を設けて、検出された反
射面の傾きに応じて検査対象の距離を補正する方法を開
示している。ただし、この公報に記載の装置は、光源か
らの照明光を走査する走査光学系を有していない。
【0008】また、対象物の高さ情報を光学的な手段で
測定する方法には、干渉法により光の伝搬距離の差か
ら、対象物の光軸方向凹凸を求める方法や、対象物の凹
凸により光路が変わることを利用する三角法、光切断法
に基づく方式が従来より知られている。これらの方式を
利用する場合、形状測定機としては、突起物のすべての
高さ情報を得る事が重要視されている。
【0009】これに対して、たとえば、基板上に形成さ
れた接点となる半田バンプの良否を判断する目的では、
対象物上の形成された突起物のうち、検査において、重
要と思われる部位の高さ情報のみを取り出して、それぞ
れの突起物が規格値に入っているかどうかを判断する。
具体的には、バンプの頂点付近の高さの情報が得られれ
ば、基板に別の電子部品を実装した場合に接点不良を起
こすかどうかが判断でき、検査対象の良否判定ができ
る。
【0010】特開平10−227618号公報では照射
する光を変調して、半田バンプの頂点付近、およびその
周りの領域のみを測定する様にして、検査上、重要な領
域の情報のみを得るようにしている。さらに、当該先行
技術では、球状バンプの頂点付近で反射角度が様々な場
合に、三角法による測定に誤差が生じる事を考慮して、
バンプ頂点付近のみ最も光の反射が強くなるように、照
射光を変調してデータの選択を行っている。
【0011】三角法の原理に基づいて対象物までの距離
を測定し、対象物の高さ情報を得る場合に、対象物の反
射面の傾きに起因する誤差についてさらに詳しく説明す
る。三角法では光を照射する光学系と測定する光学系
が、対象物の反射面をなす面に垂直な軸に対して対称に
配置されていることを前提としている。図20はこのよ
うな光学系の配置の例を示している。図中6は前出の光
学系の対称軸を示している。投光側の対物レンズ1を通
過した光は、対象物2で反射され、測定光学系の対物レ
ンズ3を通過した後、結像レンズ4により位置検出器5
の撮影面5aにスポットを形成する。このスポットの撮
像面5a上の位置を位置検出器5で検出する。スポット
の位置は対象物2の対称軸6方向の位置を表している。
したがってこの位置が図に示すように対象物2’の位置
まで変化した場合には、この変化に対応して撮像面5a
上のスポットの位置が変化することになる。
【0012】ところで対象物2が、図21に示すよう
に、前述の対称軸6に対して垂直な面から傾きを持って
いる場合(対象物2”)には、前述のように撮像面5a
上のスポットの位置が対象物2の傾きの影響を受ける。
そこで特公平1−39041号公報では、平板の検査対
象までの距離を三角法で測定する場合に、この傾きの影
響を除くため、測定光学系の瞳位置、または瞳に共役な
位置に位置検出器7を設けて対象物2の傾きを測定して
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記した特公平1−3
9041号公報を含む従来の技術は、走査光学系を有
し、三角法に基づく原理で、バンプの高さを測定する装
置を対象として上記の誤差の問題を解決しようとしたも
のではない。
【0014】また、基板の上に形成された半田バンプの
ように、測定対象上に形成された突起物の、頂点付近の
高さを計測する場合、前述のように、突起物の反射面の
傾きを考慮しなければならない。特開平10−2276
18号公報もそのようなことを考慮して、照射する光を
変調することによって、データの選択を行うことを目的
としている。しかしながら、このような変調方式を用い
る場合、あらかじめ測定対象上に形成された突起物の位
置を知っておく必要がある。あるいは、単純に、高さ測
定手段の受光器によって得られる突起物頂点付近での反
射の輝度分布だけでは、反射面の角度による有効領域の
選別は難しい。
【0015】一方、特公平1−39041号公報におい
ては、平板の対象物の傾きを測定して補正を行ってい
る。この方式では、対象物が投光する光のスポットに対
して十分に大きな平面度を持ち、測定される角度が一定
で有れば、データの平均化によって精度の高い補正が期
待できる。しかしながら、対象物が投光しているビーム
のスポット径と同程度の大きさを持っている場合には、
反射光には様々な傾斜面からの光線が含まれていること
から、角度情報の信頼性が低く、高さデータに対して、
角度の依存性が一定であるような式を仮定した補正では
突起物の正確な高さは得られない。また、測定光学系の
レンズによる誤差の影響も無視できない。
【0016】また、突起物の頂点では、反射面の角度
が、前出の光学系の対称軸を法線とする面との平行を保
っているが、反射面が突起物の側面にずれて行くにつれ
反射面と、対称軸を法線とする面の角度(以後この角度
は単に「傾斜角度」とする)は大きくなり、特公平1−
39041号公報における角度測定デバイスが大口径で
ないと、正確な角度は得られない。一般に、受光デバイ
スの口径が大きくなると、デバイスの静電容量が大きく
なるので、高速動作が困難になる。
【0017】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、走査光学系を
有し、突起物の高さを測定する装置において、突起物が
例えば球面のような曲面で構成されている場合であって
もXY面分解能を細かくする必要がなく、また検査速度
が低下することなしに高い精度で高さ測定を行うことが
できる高さ測定装置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、三角法に基づき、検
査対象上に形成された突起物の高さ、特に突起物の頂点
付近の高さ情報を、突起物の反射角度を考慮して測定す
る高さ測定装置において、角度測定の精度に大きく影響
されることなく、高さ測定に有効なデータ領域を選択し
て高精度な高さ測定を行なうことができる高さ測定装置
を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る高さ測定装置は、検査対象に照
射された照明光の反射光から検査対象表面上の突起物の
高さを測定する高さ測定装置であって、前記照明光を前
記検査対象に関して走査する走査光学系と、前記検査対
象からの反射光に基づいて、前記突起物の高さに関する
信号を検出する高さ測定手段を含む高さ測定光学系と、
前記高さ測定光学系の瞳面あるいは瞳面と共役な位置に
配置されて、突起物反射面の角度に関する信号を検出す
る角度測定手段と、前記高さ測定手段により検出された
高さ信号と、前記角度測定手段により検出された角度信
号とに基づいて、前記高さ信号を補正する高さ信号補正
手段とを具備する。
【0020】また、第2の発明に係る高さ測定装置で
は、第1の発明において、前記高さ信号補正手段は、前
記高さ測定手段により検出された高さ信号と、前記角度
測定手段により検出された角度信号とに基づいて、相関
解析により回帰直線群の式を導出し、反射角度が0度の
ときの高さ信号を推定する。
【0021】また、第3の発明に係る高さ測定装置は、
第1の発明において、前記高さ信号補正手段は、前記高
さ測定手段により検出された高さ信号と、前記角度測定
手段により検出された角度信号との相関関係に基づい
て、反射角度が0度のときの高さ信号を補間により推定
する。
【0022】また、第4の発明に係る高さ測定装置は、
検査対象に照射された照射光の反射光から検査対象表面
上の突起物の高さを測定する装置であって、検査対象か
らの反射光に基づいて、前記突起物の高さに関する信号
を検出する受光器を備えた高さ測定手段を含む高さ測定
光学系と、前記高さ測定光学系の瞳面あるいは瞳面に共
役な位置に配置されて、突起物の反射面の角度に関する
信号を検出する角度測定手段と、前記高さ測定手段によ
り検出された前記検査対象の反射光の強度に基づいて、
前記突起物の存在する位置を特定し、特定した各突起部
の重心付近の関心領域を設定する関心領域設定手段と、
前記検査対象の反射光の輝度分布と、前記角度測定手段
により検出された突起物の反射面の角度に関する情報と
に基いて、前記関心領域の中から突起物の高さの算出に
有効な画素領域を算出する画素領域算出手段とを具備す
る。
【0023】また、第5の発明に係る高さ測定装置は、
第4の発明において、前記有効な画素領域に含まれる有
効画素をもとに突起物の高さを算出する高さ算出手段を
さらに有し、この高さ算出手段は、各有効画素データの
角度情報と、前記高さ測定手段の受光器から得られる輝
度情報のうち少なくとも一方の情報に基づいて、前記有
効画素の高さデータの順位付けを行い、所定の画素数の
高さデータの平均値をもって、検査対象上の突起物の高
さとする。
【0024】また、第6の発明に係る高さ測定装置は、
第4の発明において、前記有効な画素領域に含まれる有
効画素をもとに突起物の高さを算出する高さ算出手段を
さらに有し、この高さ算出手段は、各有効画素データの
角度情報と、前記高さ測定手段の受光器から得られる輝
度情報のうち少なくとも一方の情報に基づいて、前記有
効画素の高さデータの重み付け平均処理を行なって、検
査対象上の突起物の高さとする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施形態を適
用した高さ測定装置の概略構成を示している。
【0026】図1において、101は検査対象であり本
実施形態では突起物としての複数のバンプが二次元的に
配置されたバンプ付き基板である。検査対象101はス
テージ102上に載置される。このステージ102上の
検査対象101に対応する位置に対物レンズ103が配
置されている。この対物レンズ103には、無限遠設計
の物体側テレセントリックレンズを用いている。そし
て、対物レンズ103の瞳面103′には、ガルバノミ
ラー104が配置されている。このガルバノミラー10
4は、図示しない制御回路からの指令により瞳面10
3′の瞳中心付近を軸として揺動可能であり、X方向
(紙面に沿った方向)に振られた場合には照射光が検査
対象101表面のX方向に、Y方向(紙面に垂直方向)
に振られた場合には照射光が検査対象101表面のY方
向にそれぞれ走査される。図面では、ガルバノミラー1
04がX方向に振られる場合を示している。
【0027】105は検査対象101への照射光となる
レーザ光を発生するレーザダイオードであり、このレー
ザダイオード105の前方には、コリメートレンズ10
6、偏光ビームスプリッタ107、1/4波長板(λ/
4板)108を介して上述したガルバノミラー104が
配置されている。
【0028】また、上記偏光ビームスプリッタ107の
反射光路上に結像レンズ109が配置され、この結像レ
ンズ109の一次像面110近傍にフィールドレンズ1
11が配置されている。さらに、対物レンズ103の瞳
面を瞳投影面112に投影するための瞳リレーレンズ1
19が配置されている。
【0029】瞳投影面112には、セパレータレンズ1
13が配置され、このセパレータレンズ113によりデ
ィテクタ115上に反射光のスポットが形成される。デ
ィテクタ115はバンプの高さに関する信号を検出する
ものであり、位置検出素子(Position Sensitive Devic
e:PSD)などが用いられる。
【0030】さらに瞳リレーレンズ119を介して、も
う一つの瞳と共役な位置に、バンプ反射面の角度(反射
面の傾斜)に関する信号を検出するためのディテクタ1
21が配置されている。
【0031】しかして、このような構成において、レー
ザダイオード105よりレーザ光が出力されるとコリメ
ートレンズ106により平行光とされた後、偏光ビーム
スプリッタ107、1/4波長板108を透過してガル
バノミラー104で反射される。反射されたレーザ光は
対物レンズ103を通り、対物レンズ103の瞳径と焦
点距離で決まるNAの収束光として検査対象101表面
にテレセントリックに集光される。この状態から、ガル
バノミラー104が回転されると、この回転角に応じて
検査対象101表面に対して照射光が走査されることに
なる。
【0032】一方、検査対象101表面からの反射光
は、対物レンズ103を通って、ガルバノミラー104
で反射され、1/4波長板108を通過した後、偏光ビ
ームスプリッタ107で反射され、結像レンズ109に
より一次像面110に集光される。この場合、ガルバノ
ミラー104は、対物レンズ103の瞳面103′の瞳
中心を軸にして回転するようになっているので、ガルバ
ノミラー104の回転角に応じて検査対象101表面に
照射される照射光の全ての反射光は、ガルバノミラー1
04に戻され、1/4波長板108、偏光ビームスプリ
ッタ107を通って、結像レンズ109の一次像面11
0の光軸上に結像される。
【0033】一次像面110での光像は、瞳リレーレン
ズ119を介してハーフミラー120により分岐され、
光像の一部は瞳投影面112に配置されたセパレータレ
ンズ113を介してディテクタ115上にスポットとし
て形成され、バンプの高さ信号が検出される。この場
合、三角測量の原理により、検査対象101表面の凹凸
によってディテクタ115上でのスポット位置は、光軸
200に直交する方向(ディテクタ115の面方向)に
変化する。
【0034】そして、ガルバノミラー104の回転角度
に応じた検査対象101表面での測定位置座標x、y
と、ディテクタ115上でのスポット位置により、検査
対象101表面での高さzが測定される。
【0035】また、ハーフミラー120により分岐され
た光像の他方の一部はディテクタ121に入射されてバ
ンプ反射面の角度に関する信号が検出される。
【0036】(第1実施形態)以下に本発明の第1実施
形態について説明する。まず、突起物の反射面に傾斜が
あるために発生する誤差について説明する。
【0037】図1に示すような光学系では、サンプル面
と一次像面が共役な関係にあるので、一次像面以降を三
角法による1つの測定光学系と見なしてよい。従って、
1個の仮想的なレンズ(単レンズ)で構成される物体−
像の関係で斜め反射に起因する高さ信号の誤差を考察す
ることができる。
【0038】図2は、高さ信号の誤差について説明する
ための図である。図2において、単レンズで物体側焦点
面(物体面)Z=−fから投光された光がレンズを通過
して像側fの位置でアパーチャを通過する状況を考え
る。簡単のためにレンズの厚みは小さいものとした。ま
た、図では主光線のみを示している。
【0039】物体側光線の角度u、像の高さyを、像側
光線の角度u′、像の高さy′に変換する行列は以下の
ようになる。
【0040】
【数1】
【0041】主光線のNAが小さい場合はu=NAと近
似しても差し支えないので、物体面がZ=−f+Hの位
置であれば、光源は物体側焦点面でy1=−2H*NA
(*は乗算を表わす)の高さで角度NAとなる光線と考
えてよく、像側一次焦点面での光線の高さは主光線に平
行なものである限りy′=f*NAとなる。
【0042】ここで、Z=−f+Hの位置で、反射面が
角度δだけ傾いた場合の反射光に対応する物体側焦点面
Z=−fにおける光源の位置は、y2=−2H*(NA
+δ)で、角度はNA+2δであるので像側一次焦点面
での光線の高さは、y′+δy=f*(NA+2δ)と
なる。
【0043】従って、光軸に対してNAの角度で到来し
た光線との差はf*2δとなる。物体側焦点面から像側
一次焦点面までの変換を行列で表すと以下のようにな
る。
【0044】
【数2】
【0045】次に、図3に示すように、像側一次焦点面
にディテクタ(PSD)115上に結像するようなセパ
レータレンズ(焦点距離f′)113を置く。このとき
簡単のためにセパレータレンズ113の光軸はy′=f
*NAの線と一致させておき、セパレータレンズ113
の物体側主平面からPSD115までの変換を行列で表
すと以下のようになる。
【0046】
【数3】
【0047】ここでy″=y′−f*NAの変換をして
いる。ここではセパレータレンズ113を通過したとき
でセパレータレンズ113の光軸をy″=0としてい
る。先ほどと同じようにそれぞれの反射について変換を
表すと、
【0048】
【数4】
【0049】となり、PSD115上に主光線が当たる
位置は、式(4.2)と式(4.3)とを比較すると角
度ずれδに対して、
【0050】
【数5】
【0051】だけずれることになる。ここで、Hはデフ
ォーカス量と同じであるので、測定値は、 測定値=真値+誤差 =真値+デフォーカス量*角度*比例定数 (6) で表わすことができる。
【0052】ここで、式(6)の測定値、真値は、実際
の測定ではデフォーカス量に相当し、測定値→測定値−
フォーカス面、真値→真値−フォーカス面と置き換える
ことができる。また、真値−フォーカス面=デフォーカ
ス量である。このような置き換えにより、式(6)は、 (測定値−フォーカス面) =(真値−フォーカス面)+(真値−フォーカス面)*角度*比例定数 =(真値−フォーカス面)(1+角度*比例定数) となる。( )内は置き換えられた部分を示す。また、
ここでは式を見やすくするために、ΔZ=−fにおける
PSD115の出力をフォーカス面として記述してい
る。
【0053】式(6)を変形すると、 真値= フォーカス面+(測定値−フォーカス面)÷(1+比例定数×角度) (7) となる。
【0054】従って、既知のデフォーカス量と角度を持
つバンプサンプル(ここでは球面バンプ)を用いてあら
かじめ比例定数(式(6)より、比例定数=誤差÷(デ
フォーカス量*角度))を求めておけば、図1のディテ
クタ115で得られた高さ信号の測定値に対して上記式
(6)の誤差に対応する補正を施すことにより、球面バ
ンプの真の高さを求めることができる。
【0055】図4は、本発明の第1実施形態に係る高さ
信号の補正を行うための構成図であり、図1のディテク
タ115により実現される高さ信号測定手段400と、
図1のディテクタ121により実現される角度信号測定
手段401と、これら2つの測定手段で検出した信号を
記憶するための高さ・角度信号記憶手段402と、高さ
信号に対して後述するような方法により補正を行う高さ
信号補正手段403とから構成される。
【0056】第1実施形態における高さ信号補正手段4
03は、あらかじめ測定対象としているバンプサンプル
のZ位置をずらして測定しておき、上記した式(7)に
相当する補正式を実験的に求めるものである。球面バン
プの曲率がほぼ一定であるとすれば、式(7)における
係数の変化は少ないものと考えられる。
【0057】図5は同一のバンプサンプルでデフォーカ
ス量を変更したときの高さの測定値と高さの真値との関
係を表したものである。図5において、点線で示される
特性は測定値を示し、実線で示される特性は真の高さを
示している。球面バンプの頂点付近の狭い角度範囲(−
10°〜+10°)では、面方向の位置変化に対して角
度変化はほぼ直線と近似できる(tanθ≒θ)。従っ
て式(6)において角度を表す項は一次的に増加、減少
することがわかる。上述の説明から角度の測定値はデフ
ォーカス量に不変であるので、図5のように角度信号−
高さ信号の相関で表すことができる。
【0058】次に、角度信号−高さ信号(測定値)の一
次相関の回帰解析を行う。図5から高さ信号の0°切片
(0次の係数)と傾斜(1次係数)の間に1次の相関が
あることに着目して、0次係数−1次係数の相関の回帰
分析を行う。図6はこのような回帰分析の結果を示す図
である。図6におけるY=0のX切片は高さ信号が角度
に依存しない高さ、すなわち式(6)においてデフォー
カス量0の高さ信号を表している。
【0059】図6の回帰関数が、 Y=aX+b=a(X+b/a)、Y(1次の係数)、
X(0次の係数) で表されるとき、b/aはY=0のX切片を表わし、a
は式(7)の「比例定数」を表している。
【0060】このようにして式(7)に相当する補正式
が実験的に求まるので、高さ信号補正手段403はこの
補正式を用いて高さ信号を補正して真の高さ情報を得る
ことができる。図7は上記した方法により補正された高
さ信号を示す図である。図7において高さ信号の補正値
は一点鎖線で示されている。
【0061】上記したように、第1実施形態では、あら
かじめ検査対象と同じ曲率を持つような反射面からの反
射光を検出し、検出した反射面の高さ信号と角度信号の
相関解析から、回帰直線群の係数を算出し、その係数に
基づいた補正式を採用するようにしている。従って、突
起物が例えば球面のような曲面で構成されている場合で
あってもXY面分解能を細かくする必要がなく、また検
査速度が低下することなしに高い精度で高さ測定を行う
ことができるようになる。
【0062】また、本実施形態によれば、図8に示すよ
うに、バンプサンプルの角度変化に対して高さ測定のX
Y面分解能Δが粗い場合でも、真の高さを推定すること
ができる。
【0063】(第2実施形態)図9は、本発明の第2実
施形態に係る高さ信号の補正を行うための構成図であ
り、図1のディテクタ115により実現される高さ信号
測定手段600と、図1のディテクタ121により実現
される角度信号測定手段601と、検出した高さ信号と
角度信号を記憶するとともに、角度0°のときの高さ信
号を補間によって求める高さ・角度信号の記憶・補間手
段602と、補間された高さ信号に対して後述する方法
で補正を行う高さ信号補正手段603とから構成され
る。
【0064】ここで高さ・角度信号の記憶・補間手段6
02は、高さ信号と角度信号とを記憶しておき、球面バ
ンプの頂点付近の隣接する画素位置(XY面の位置)で
の高さ信号と角度信号の一次相関関数から傾斜角度0°
のときの高さ信号を補間により求め、補間により求めた
結果を真の高さの信号とするものである。
【0065】図10は補間によって求めた結果を示す図
である。したがって、図10に示すように、バンプサン
プルの角度変化に対してXY面分解能Δが粗い場合で
も、真の高さを推定することができる。
【0066】また、2次元的に走査する方式により高さ
信号の測定を行う場合には、1次相関関数は最小自乗誤
差平面の関数として求めることもできる。図11に示す
ように角度データの2次元分布から角度0°を示す位置
の直線を最小自乗平面から近似的に求め、高さデータの
2次元分布をその直線が通るXY位置に補間することに
よって、高さデータから傾斜角0°の高さを推定するこ
とが出来る。このように、高さ信号及び角度信号をXY
平面の配列として記憶しておけば、最小自乗誤差平面を
用いて傾斜角度0°の高さを面の補間により求めること
が可能である。上記した第2実施形態によれば、第1実
施形態と同様の効果が得られる。
【0067】(第3実施形態)本発明の第3実施形態の
構成は図1と同様であるので説明を省略する。以下に第
3実施形態に関わる高さ測定の方法について説明する。
高さ測定領域として各突起物の有効領域を抽出するに当
たって、ディテクタ115上で検出される輝度(明る
さ)情報を用いて、各バンプの存在位置を特定する。各
バンプの位置を特定するにあたっては、 1.ディテクタ115によって得られる検査対象の反射
輝度のデータを用いてバンプの頂点付近の輝度が周辺に
比べて高いことを利用する方法、 2.バンプの側面の輝度がその周囲の基板の反射輝度に
比べて低いことと、バンプの頂点付近の輝度が周辺に比
べて高いことを利用する方法、 3.バンプの側面の輝度がその周囲の基板の反射輝度に
比べて低いことを利用する方法、のうち、少なくとも1
つ以上の方法を用いて行なう。
【0068】このようにして、各バンプの存在位置を抽
出したら、図13のAに示すように、各バンプの重心位
置(図では+で示す位置)を算出する。次に図13のB
に示すように、算出した重心位置の周辺の領域を、有効
な画素を探索するための関心領域(ROI)として設定
する。
【0069】各画素のデータは、ディテクタ115によ
って得られる、検査対象の高さデータと、反射輝度のデ
ータと、ディテクタ121によって得られる検査対象の
反射角度のデータを含んでいる。これより、反射輝度の
データを用いて、関心領域(ROI)の中で条件に合う
画素(図13のCにおいてROI内部の50で示される
閉領域)を抽出するとともに、反射角度のデータを用い
て、関心領域(ROI)の中で条件に合う画素(図13
のDにおいてROI内部の51で示される閉領域)を抽
出する。角度のデータに関しては、例えば−1°〜1°
のように範囲を限定する。このようにして抽出した画素
に基づいて突起物の高さの算出に有効な画素領域(図1
3のEにおいて52で示す閉領域)を特定して突起物の
高さを算出する。
【0070】図14は図13を用いて説明した高さ測定
方法の手順を示すフローチャートである。ステップS1
0でフローを開始した後、ステップS11に進んで、各
画素位置に割り当てられた画像信号(高さ画像、輝度画
像、角度画像)として、図1のディテクタ115で得ら
れた高さ信号およびその輝度信号のデータ及びディテク
タ121で得られた角度信号のデータをそれぞれ入力す
る。次のステップS12では輝度画像に対して所定の閾
値1を用いて単純2値化を行う。ステップS13ではモ
ホロジ処理(膨張収縮)によって関連のある領域を結合
させ、また必要のない小領域を排除する処理を行なって
バンプの存在位置を表す画像を取得してバンプの存在位
置を特定する。ステップS14では特定した各バンプの
領域の重心位置を算出し、重心の周りの所定の大きさの
領域を関心領域(ROI)とする。ステップS15では
関心領域(ROI)の中で、各画素の輝度が所定の範囲
にあるもの、また角度のデータが所定の範囲にあるもの
をそれぞれ算出し、両方のデータを参照して有効画素領
域を算出する。ステップS110では算出した有効画素
領域の高さデータを用いて各バンプを代表する高さを算
出する。後述の図15ではステップS110の処理の内
容を詳述している。
【0071】ところで球面のバンプの場合に関心がある
のは、輝度が高く、傾斜角度が少ない画素位置の高さデ
ータである。したがって、図13に示したように、単純
に、輝度データ、角度データの閾値を設けて、有効画素
の抽出を行ってもよい。
【0072】(第4実施形態)第4実施形態では閾値を
用いないで高さを測定する方法について説明する。図1
5に示すような手続きで、関心領域内の画素データに順
位付けを行う。まずステップS111では図14の処理
で示されたように輝度データ、角度データを参照して得
られた各バンプの重心付近のROIに含まれている高さ
データ、輝度データ、角度データをXi ,Yi ,Zi と
する。ステップS112では輝度データYi の値の高い
順にデータをソーティング(S1)する。ステップS1
13では角度データZi の絶対値の小さい順に画素デー
タをソーティング(S2)する。
【0073】ステップS114では例えば図16に示す
ように、ソーティングされた輝度データ(S1)と、ソ
ーティングされた角度データ(S2)とを統合したソー
ティング順位で採用する画素を決める。画素Aは輝度デ
ータの優先順位が2位かつ角度データの優先順位が1位
であることを示している。この他に順位に重み付けをす
る方法もある。
【0074】ステップS115では採用した画素データ
からの単純平均で高さの代表値を算出する。前述のよう
に、球面のバンプの場合に関心があるのは、輝度が高
く、傾斜角度が少ない画素位置の高さデータであるの
で、輝度データの優先順位および角度データの優先順位
による画素の分布は例えば図16のようになる。ここ
で、図示したように合計の順位が低いものから採用する
ようにする。
【0075】このようにして採用した有効画素領域の高
さデータの算術平均をとって各バンプの高さデータとす
る。図16の場合、境界の直線Lは単に、輝度、角度の
順位の合計を表しているが、この境界の直線Lの傾斜を
変えることによって、輝度、角度の順位のどちらを優先
するかを調節することができる。あるいは、この境界線
を曲線としてもよい。このようにして、境界で弁別し
て、採用した画素の個数で各画素の高さデータの合計を
除算することによって平均値を求める。
【0076】上記した第4実施形態によれば、輝度、角
度によって高さデータの順位付けを行い、所定数の画素
数の算術平均により、各バンプの頂点付近の関心領域で
の高さを求めることによって、 (1)角度測定の誤差に影響されない。
【0077】(2)各バンプで一定の輝度、角度の閾値
を用いていないので、データの取りこぼしがない、など
の効果が得られる。
【0078】(第5実施形態)輝度データ及び角度デー
タを用いて有効画素を抽出し各バンプの高さを算出する
場合に、上述のように単純に、2値化あるいは順位付け
によってデータの採用の可否を決めるのではなく、重み
付けの配分を行うことによって高さデータを求めるよう
にしてもよい。図17は第5実施形態による高さ測定方
法の全体のフローチャートを示している。まずステップ
S20でフローを開始した後、ステップS21に進ん
で、各画素位置に割り当てられた画像信号(高さ画像、
輝度画像、角度画像)として、図1のディテクタ115
で得られた高さ信号およびその輝度信号のデータ及びデ
ィテクタ121で得られた角度信号のデータをそれぞれ
入力する。
【0079】ステップS22では輝度画像データに対し
て所定の閾値1を用いて単純2値化を行う。ステップS
23ではモホロジ処理(膨張収縮)によって関連のある
領域を結合させ、また必要のない小領域を排除する処理
を行いバンプの位置を特定する。ステップS24では特
定したバンプの領域の重心位置を算出し、重心位置付近
の所定の大きさの領域を関心領域(ROI)とする。ス
テップS210では関心領域(ROI)の中で、各画素
の輝度および角度のデータを参照して、高さデータの重
み付け配分を行い、平均化処理により各バンプの代表高
さデータを取得する。後述の図19ではステップS21
0の処理の内容を詳述している。
【0080】これらを算術平均、あるいは、傾斜角度の
小さい画素の高さデータが優先するような、重み付け平
均化処理を行う。図18に示すように角度データZiに
対して以下の式で決まる重み付け係数Wi を用いると、
上述のように角度データの絶対値が小さい画素が優先さ
れる。
【0081】
【数6】
【0082】ここで、各バンプの高さは
【数7】
【0083】となる。Xiは各画素の高さデータであ
る。このような方法を用いると、バンプのような突起物
の頂点付近で傾斜角度が小さい部分に対応する画素の高
さデータが優先された重み付け平均値となる。
【0084】さらに明るさのデータを用いた重み付けを
考慮すると各バンプの高さは
【数8】 となる。
【0085】以下に図19を用いて図17のフローチャ
ートのステップS210の詳細を説明する。まずS21
1では図14の処理で示されたように輝度データ、角度
データを参照して得られた各バンプの重心付近のROI
内に含まれている高さデータ、輝度データ、角度データ
をXi ,Yi ,Zi とする。ステップS212では角度
データに関して重み付けの係数を算出して重み付け配分
を行なう。式からわかるように、角度が0度に近いほど
大きな重み付け係数Wi が得られる。なお式中dは重み
付け配分の係数を表しており、係数dが大きいほど角度
の小さい値に大きな重み付けが付くようになっている。
【0086】ステップS222ではこのようにして計算
した重み付け係数Wi を考慮し、さらに輝度のデータの
重み付けを考慮した各バンプの代表高さの算出式を用い
て高さの代表値を算出する。ステップS222の算出式
においてnは採用したデータ数を示す。
【0087】なお、角度データ、明るさデータでの重み
付けを行い平均化する思想から逸脱しない方法であれ
ば、上記(6)、(7)、(8)の式に限定されること
はない。また、輝度データの低い画素のデータを採用し
ないように、閾値を設けて、その画素の配分を0とする
こともできる。
【0088】上記した第5実施形態によれば、頂点付近
の角度データ及び輝度データに基づき、高さデータの順
位付け、重み付けをするので、単純に輝度、角度によっ
て、高さデータの採用の可否を判断する方法よりもデー
タを無駄にしないで済む。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、突起物が例えば球面の
ような曲面で構成されている場合であってもXY面分解
能を細かくする必要がなく、また検査速度が低下するこ
となしに高い精度で高さ測定を行うことができるように
なる。
【0090】さらに、三角法に基づき、検査対象上に形
成された突起物の高さ情報、特に突起物の頂点付近の高
さ情報を、突起物の反射角度を考慮して測定する装置に
おいて、角度測定の精度に大きく影響されることなく、
高さ測定に有効なデータ領域を選択して高精度な高さの
測定を行う装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を適用した高さ測定装置の概
略構成を示す図である。
【図2】物体−像の関係で斜め反射に起因する高さ信号
の誤差について説明するための図である。
【図3】物体−像の関係で斜め反射に起因する高さ信号
の誤差についてさらに説明するための図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る高さ信号の補正を
行うための構成図である。
【図5】同一のバンプサンプルでデフォーカス量を変更
したときの高さの測定値と高さの真値との関係を表した
図である。
【図6】0次係数−1次係数の相関の回帰分析を行った
結果を示す図である。
【図7】第1実施形態の方法により補正された高さ信号
を示す図である。
【図8】高さ測定のXY面分解能Δが粗い場合でも真の
高さを推定できることを説明するための図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る高さ信号の補正を
行うための構成図である。
【図10】補間によって求めた真の高さの信号を示す図
である。
【図11】他の補間方法について説明するための図であ
る。
【図12】三角法の原理を用いて測定を行う場合に用い
られる従来の構成を示す図である。
【図13】本発明の第3実施形態による高さ測定の手順
を模式的に示す図である。
【図14】本発明の第3実施形態による高さ測定の手順
を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の第4実施形態による高さ測定の手順
を説明するためのフローチャートである。
【図16】輝度データのソート順位と角度データのソー
ト順位とに基づく画素データの分布を示す図である。
【図17】本発明の第5実施形態による高さ測定の手順
を説明するためのフローチャートである。
【図18】角度データに関して重み付け係数を算出する
ための特性曲線を示す図である。
【図19】図17に示すフローチャートのステップS2
10の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図20】三角法において、光を照射する光学系と測定
する光学系が対象物の反射面をなす面に垂直な軸に対し
て対称配置された構成を示す図である。
【図21】対象物が対称軸に対して垂直な面から傾きを
持っている場合に、撮像面上のスポットの位置が影響を
受ける様子を示す図である。
【符号の説明】
101 検査対象 102 ステージ 103 対物レンズ 103′ 瞳面 104 ガルバノミラー 105 レーザ 106 コリメートレンズ 107 偏光ビームスプリッタ 108 λ/4板 109 結像レンズ 110 一次像面 111 フィールドレンズ 112 瞳投影面 113 セパレータレンズ 115 ディテクタ(高さ信号測定用) 119 瞳リレーレンズ 120 ハーフミラー 121 ディテクタ(角度信号測定用) 122 瞳投影面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA24 BB05 DD03 EE07 FF09 FF25 GG06 HH04 JJ16 LL00 LL36 LL37 LL59 LL62 MM16 MM26 MM28 QQ17 QQ18 QQ23 QQ28 QQ32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象に照射された照明光の反射光か
    ら検査対象表面上の突起物の高さを測定する高さ測定装
    置であって、 前記照明光を前記検査対象に関して走査する走査光学系
    と、 前記検査対象からの反射光に基づいて、前記突起物の高
    さに関する信号を検出する高さ測定手段を含む高さ測定
    光学系と、 前記高さ測定光学系の瞳面あるいは瞳面と共役な位置に
    配置されて、突起物の反射面の角度に関する信号を検出
    する角度測定手段と、 前記高さ測定手段により検出された高さ信号と、前記角
    度測定手段により検出された角度信号とに基づいて、前
    記高さ信号を補正する高さ信号補正手段と、 を具備することを特徴とする高さ測定装置。
  2. 【請求項2】 前記高さ信号補正手段は、前記高さ測定
    手段により検出された高さ信号と、前記角度測定手段に
    より検出された角度信号とに基づいて、相関解析により
    回帰直線群の式を導出し、反射角度が0度のときの高さ
    信号を推定することを特徴とする請求項1記載の高さ測
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記高さ信号補正手段は、前記高さ測定
    手段により検出された高さ信号と、前記角度測定手段に
    より検出された角度信号との相関関係に基づいて、反射
    角度が0度のときの高さ信号を補間により推定すること
    を特徴とする請求項1記載の高さ測定装置。
  4. 【請求項4】 検査対象に照射された照射光の反射光か
    ら検査対象表面上の突起物の高さを測定する装置であっ
    て、 検査対象からの反射光に基づいて、前記突起物の高さに
    関する信号を検出する受光器を備えた高さ測定手段を含
    む高さ測定光学系と、 前記高さ測定光学系の瞳面あるいは瞳面に共役な位置に
    配置されて、突起物の反射面の角度に関する信号を検出
    する角度測定手段と、 前記高さ測定手段により検出された前記検査対象の反射
    光の強度に基づいて、前記突起物の存在する位置を特定
    し、特定した各突起部の重心付近の関心領域を設定する
    関心領域設定手段と、 前記検査対象の反射光の輝度分布と、前記角度測定手段
    により検出された突起物の反射面の角度に関する情報と
    に基いて、前記関心領域の中から突起物の高さの算出に
    有効な画素領域を算出する画素領域算出手段と、 を具備することを特徴とする高さ測定装置。
  5. 【請求項5】 前記有効な画素領域に含まれる有効画素
    をもとに突起物の高さを算出する高さ算出手段をさらに
    有し、この高さ算出手段は、各有効画素データの角度情
    報と、前記高さ測定手段の受光器から得られる輝度情報
    のうち少なくとも一方の情報に基づいて、前記有効画素
    の高さデータの順位付けを行い、所定の画素数の高さデ
    ータの平均値をもって、検査対象上の突起物の高さとす
    ることを特徴とする請求項4記載の高さ測定装置。
  6. 【請求項6】 前記有効な画素領域に含まれる有効画素
    をもとに突起物の高さを算出する高さ算出手段をさらに
    有し、この高さ算出手段は、各有効画素データの角度情
    報と、前記高さ測定手段の受光器から得られる輝度情報
    のうち少なくとも一方の情報に基づいて、前記有効画素
    の高さデータの重み付け平均処理を行なって、検査対象
    上の突起物の高さとすることを特徴とする請求項4記載
    の高さ測定装置。
JP2000365048A 1999-11-30 2000-11-30 高さ測定装置 Withdrawn JP2001221613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000365048A JP2001221613A (ja) 1999-11-30 2000-11-30 高さ測定装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-340754 1999-11-30
JP34075499 1999-11-30
JP2000365048A JP2001221613A (ja) 1999-11-30 2000-11-30 高さ測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001221613A true JP2001221613A (ja) 2001-08-17

Family

ID=26576788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000365048A Withdrawn JP2001221613A (ja) 1999-11-30 2000-11-30 高さ測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001221613A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011033451A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Mitsubishi Materials Corp 突出形状測定装置および突出形状測定方法およびプログラム
JP2022550631A (ja) * 2019-12-03 2022-12-02 ダマエ メディカル ライン走査マイクロスコピー用の装置および方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011033451A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Mitsubishi Materials Corp 突出形状測定装置および突出形状測定方法およびプログラム
JP2022550631A (ja) * 2019-12-03 2022-12-02 ダマエ メディカル ライン走査マイクロスコピー用の装置および方法
US11609412B2 (en) 2019-12-03 2023-03-21 Damae Medical Devices and methods for line-scanning microscopy
JP7339447B2 (ja) 2019-12-03 2023-09-05 ダマエ メディカル ライン走査マイクロスコピー用の装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5633721A (en) Surface position detection apparatus
US6428171B1 (en) Height measuring apparatus
US6538751B2 (en) Image capturing apparatus and distance measuring method
JPS5999304A (ja) 顕微鏡系のレーザ光による比較測長装置
JPH0650720A (ja) 高さ測定方法および装置
JPH10325711A (ja) 検査方法およびその装置並びに半導体基板の製造方法
JP2014163895A (ja) シャック・ハルトマンセンサーを用いた状計測装置、形状計測方法
JPH11257917A (ja) 反射型光式センサ
US20040114792A1 (en) Mark position detecting apparatus and mark position detecting method
CN103676487A (zh) 一种工件高度测量装置及其校正方法
JPH0772093A (ja) 異物等の欠陥検出方法および検査装置
JPH04319615A (ja) 光学式高さ測定装置
JP2010145468A (ja) 高さ検出装置、及びそれを用いたトナー高さ検出装置
JPH09329422A (ja) 高さ測定方法及び装置
US11175129B2 (en) Sample shape measuring method and sample shape measuring apparatus
JP2001221613A (ja) 高さ測定装置
JP4382315B2 (ja) ウェーハバンプの外観検査方法及びウェーハバンプの外観検査装置
JP5240980B2 (ja) 3次元測定装置及び検査装置
US7760928B2 (en) Focus error correction system and method
CN101320218B (zh) 三扫描式硅片调焦调平测量装置、系统以及方法
CN111220095A (zh) 一种用于高精度检测发散光束光轴垂直度的方法及装置
JP4826326B2 (ja) 照明光学系の評価方法および調整方法
KR100367058B1 (ko) 결함검출장치
US5631738A (en) Laser ranging system having reduced sensitivity to surface defects
JP3222214B2 (ja) 対象面の位置検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080205