JP2001219027A - 排ガスの生物処理方法及び装置 - Google Patents

排ガスの生物処理方法及び装置

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JP2001219027A JP2000033518A JP2000033518A JP2001219027A JP 2001219027 A JP2001219027 A JP 2001219027A JP 2000033518 A JP2000033518 A JP 2000033518A JP 2000033518 A JP2000033518 A JP 2000033518A JP 2001219027 A JP2001219027 A JP 2001219027A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理性能の一時的な低下を防止して、半永久
的に安定した処理性能を維持することができる排ガスの
生物処理方法を提供する。 【解決手段】 直列多段に配備された充填塔の充填層
5、6に、悪臭物質、揮発性有機化合物を含む排ガス1
を通して、散水下に生物学的に酸化処理する排ガスの生
物処理方法において、前記最上流の充填層5における圧
損が、1000Paを越えない時点で、上流側2段の充
填塔3、4の充填層の通気順序及び通気方向を逆転させ
て通気し、最上流となった充填塔4の指標値が所定値B
となった後に、前記逆転して下流側となった充填塔3の
充填層5に薬液17を散水して、該充填層中の余剰微生
物を除去することとしたものであり、前記所定値Bは、
排ガス中の悪臭物質及び/又は揮発性有機化合物の除去
率が80%以上の値とでき、指標値には最上流の充填塔
に設けたマノメータ、pH計等の値を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、悪臭物質及び/又
は揮発性有機化合物を含む排ガスの生物学的処理方法に
係り、特に下水処理場、し尿処理場、各種工場等から発
生する悪臭物質及び/又は揮発性有機化合物を含む排ガ
スを生物学的に処理する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】微生物を付着させた充填層に、悪臭ガス
を通気して生物学的に脱臭する方法は、充填塔式生物脱
臭法として公知である。この方法の脱臭原理は、微生物
による悪臭物質の分解であるから、脱臭処理の結果とし
て、微生物が増殖して余剰汚泥が発生する。生物学的処
理方法が広く適用されている水処理においては、このよ
うな余剰汚泥を排出する工程が設けられているのが普通
である。しかし、従来の充填塔式生物脱臭装置は、悪臭
物質の負荷が低い条件で運転される場合が主であり、し
かも、充填層内の汚泥の一部は、散水により剥離・排出
されることから、余剰汚泥の排出機能・排出工程を設け
ていないのが一般的であった。本来、充填塔式の生物処
理装置は、充填層内に微生物を多量に保持することがで
きるため、これらの微生物活性に見合った高負荷処理が
可能である。また、硫化水素に限らず、種々の揮発性有
機化合物の除去も可能である。ところが、このような条
件では、余剰汚泥の発生量がきわめて多く、また、高濃
度の硫化水素を対象とした場合には、硫化水素の酸化反
応の中間体である元素状硫黄の析出も顕著となるため、
これらの汚泥が充填層内に蓄積し、その結果、長期間の
連続処理を行うと充填層が目詰まりを起こして、運転不
能になるといった問題が生じる。
【0003】従来の装置で、充填層が目詰まりした場
合、充填材を装置から取り出して新品と交換するか、あ
るいは取り出して洗浄する必要が生ずるが、この作業
は、多大な時間と労力を要する。また、余剰汚泥と共に
処理に必要な微生物も除去してしまうため、洗浄後は処
理性能が低下する。充填層を取り出さずに余剰汚泥を排
出する方法としては、充填層を冠水して空気逆洗する方
法が挙げられる。この方法では、充填材からの汚泥の剥
離性能は極めて高いものの、次の問題点がある。 充填層を冠水させるために、充填塔の強度を上げる必
要がある。 冠水用に大量の水が必要。 洗浄中はガス処理を一時的に停止しなければならな
い。 洗浄後に処理性能が低下する。
【0004】このような問題点をかかえる空気逆洗法に
代わる方法として、散水方法の調節で余剰汚泥を剥離・
排出する方法が提案されている。例えば、散水量を調節
して、意図的に充填層内でフラッディングを起こして、
充填材から余剰汚泥を剥離する。また、充填層の上から
の散水のみでなく、下部層にも散水を行って、充填層下
部に蓄積する元素状硫黄を除去する。また、一時的に大
量の水を散水して、充填材からの汚泥を剥離する等の方
法が提案されている。これらの散水量を調整する方式
は、上記の逆洗方式の問題点を解決又は緩和できるもの
の、逆洗方式と同等以上の余剰汚泥排出性能を得るのは
難しい。
【0005】逆洗方式と同等以上の余剰汚泥排出性能を
得られる方法としては、充填材と薬品を含む水とを接触
させる方法がある。しかしながら、充填材に付着した汚
泥の剥離・分解除去性能が高い薬品は、概して反応性の
高い薬品であるため、微生物の活性に悪影響を与える。
例えば、薬品の中でも比較的残留性の低い過酸化水素を
用いることで、洗浄後の性能低下を抑えることはでき
る。上記の洗浄方法はいずれも、余剰汚泥を活性の高い
微生物と共に強制的に剥離・排出するので、洗浄直後の
処理性能の低下を抑えるのが難しい。
【0006】強制的な汚泥排出を行わずに、充填材に析
出する元素状硫黄を効率良く除去する方法としては、複
数の処理区を設け、いずれかの処理区を一定期間休止す
ることにより、停止期間中に硫黄を微生物分解させる。
この方法では、付着物の主体が元素状硫黄である場合
は、除去効果は高いものの、付着物の主体が微生物由来
の汚泥である場合は、硫黄の微生物分解速度よりも、汚
泥の自己消化速度が遅いために除去が困難である。以上
に示すとおり、排ガスの充填塔式生物処理装置には、処
理性能を低下させることなく、充填層内に蓄積する余剰
汚泥の排出を行うことができる実用的な手段がなかっ
た。したがって、本来、高負荷脱臭処理や揮発性有機化
合物処理に対しても、対象とする物質の高効率除去は可
能であるにもかかわらず、長期間の運転の結果生ずる充
填層の閉塞が障害となるために、このような条件への適
用は困難と考えられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の問題点を解決し、効率良く余剰汚泥の排出・除去
を行うと共に、余剰汚泥の排出・除去操作の結果として
生じる処理性能の一時的な低下を防止し、半永久的に安
定した処理性能を維持することができる排ガスの生物処
理方法と装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、直列多段に配備された充填塔の充填
層に、悪臭物質及び/又は揮発性有機化合物を含む排ガ
スを通して、散水下に生物学的に酸化処理する排ガスの
生物処理方法において、前記最上流の充填層における圧
損が、1000Paを越えない時点で、少なくとも上流
側2段の充填塔の充填層の通気順序及び通気方向を逆転
させて通気し、最上流となった充填塔における指標値が
所定値Bとなった後に、前記逆転通気において下流側と
なった充填塔の充填層に薬液を散水して、該充填層中の
余剰微生物を除去することを特徴とする排ガスの生物処
理方法としたものである。また、本発明では、直列多段
に配備された充填塔と、該充填塔に悪臭物質及び/又は
揮発性有機化合物を含む排ガスを通す通路と、該充填塔
の充填層に散水する散水手段とを有する排ガスの生物処
理装置において、前記充填塔の少なくとも上流側の2段
には、排ガスの通気順序及び通気方向を逆転可能にする
手段を有すると共に、これらの充填塔には、圧力損失の
検出手段と、処理能力検出手段と、循環水の水質測定手
段と、薬品供給手段とを有することを特徴とする排ガス
の生物処理装置としたものである。
【0009】前記本発明において、前記最上流の充填塔
における圧損(以下、所定値A)は、1000Paを超
えなく、好ましくは500Pa前後とするのがよく、ま
た、前記所定値Bは、排ガス中の悪臭物質及び/又は揮
発性有機化合物の除去率が80%以上、好ましくは90
%以上とするのがよく、さらに指標値は、最上流の充填
塔に設置されたマノメータにおける圧損であるか、又は
最上流の充填塔の循環水槽に設置されたpH計又は導電
率計における測定値とすることができる。また、前記本
発明の排ガスの生物処理装置において、前記充填塔の少
なくとも上流側の2段には、前記圧力損失の検出手段が
所定値Aを検出すると、通気順序及び通気方向を逆転可
能にする手段が作動して逆転通気し、前記処理能力検出
手段又は圧損又は水質測定手段による指標値が所定値B
を検出すると、前記逆転通気で下流側となった充填塔の
薬品供給手段が作動して散水中に薬品が導入されるよう
に制御する制御手段を有することとすることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の充填塔式の排ガスの生物
処理方法は、直列に接続された複数の充填塔を設けて、
少なくとも上流側の2塔を排ガスダクトの切り替えによ
り、ガスの通気方向を定期的に逆転させるとともに、該
逆転操作により上流側となった充填塔における処理性能
が向上したのちに、下流側充填塔の充填層内の余剰汚泥
の除去を、充填層と薬品を含む水とを接触させて行うこ
ととした。本発明で用いる充填塔において、充填層内の
微生物分布は、悪臭物質や揮発性有機化合物の負荷に見
合って、排ガスの流入部に近い部分では微生物量が多
く、ガスの出口側に向かって微生物量が少なくなる。す
なわち、被処理ガスの流入部に近い部分は、対象物質の
大部分が酸化除去される極めて酸化分解活性の高い場所
である。したがって、微生物の増殖がもっとも顕著であ
り、そのために余剰汚泥の蓄積による充填層の目詰まり
が生じ易い場所でもある。
【0011】また、高濃度の硫化水素含有臭気を処理す
る場合は、充填層の被処理ガスの流入部に近い部分は、
微生物の増殖に加えて、硫化水素の酸化反応の中間体で
ある元素状硫黄も析出しやすいので、極めて付着物の増
加が顕著となる。以上のように、充填塔式生物処理装置
においては、対象物質の酸化分解除去を担う部分と、充
填材付着物汚泥の増加が顕著な部分はほぼ一致している
ので、この部分の余剰汚泥を除去することは、処理性能
を低下させることにつながる。本発明の方法によれば、
上流側の少なくとも2塔の間で、ガスの通気方向を定期
的に逆転させる。この環境の変化に追随して、微生物活
性が高い部分が徐々に移行し、最終的に、ガスの流れ方
向に対する微生物分布は、ガスの通気方向を逆転する前
の分布に対して逆相となる。このように、ガスの通気方
向の逆転操作により、微生物分布を移行させることがで
きる。なお、この移行期においても、排ガスは必ず酸化
分解活性の高い部分を通過するために、該逆転操作によ
り処理性能が顕著に低下することはない。
【0012】逆転操作前に排ガスの流入部に近い部分
は、逆転操作によりガスの流れに対して下流側となる。
したがって、より低負荷の条件となるため、例えば硫化
水素の酸化で生じた元素状硫黄は、微生物により酸化分
解される。また、微生物に由来する汚泥の一部は、自己
消化する。しかし、微生物由来の汚泥は、分解性が悪い
ため、長期間にわたって充填層内に残留する。そこで、
このような難分解性の汚泥の分解及び排出は、充填材と
薬品を含む水とを接触させて行う。以上のように、本発
明では、排ガスの通気方向の逆転操作によって、充填層
の微生物分布を意図的に移動させ、上流側充填塔におけ
る対象物質の酸化分解活性が向上した結果、下流側充填
塔の充填層が、対象物質の酸化分解反応に寄与しなくな
ったのを見計らって、下流側の充填塔に対してのみ、充
填層の薬液洗浄を実施するものである。したがって、複
数の充填塔のうち、いずれかの充填塔の充填層内には常
に活性の高い微生物が存在しているため、余剰汚泥排出
工程後の処理性能の顕著な低下がない。また、余剰汚泥
排出工程時も、継続してガス処理を行うことができる。
さらに、従来の複数塔方式の装置に対しては、ダクト部
分の改造を行うことで、本発明の方法が適用可能であ
る。
【0013】ガスの通気方向を逆転させるための排ガス
ダクトの切り替えは、充填層の圧力損失測定用に付設さ
れているマノメーターの測定値を基にしてに行う。充填
層の圧力損失が1000Pa以上まで上昇すると、排ガ
スの偏流や通気量の低下を招く場合が多いので、上流側
の充填層の圧力損失が、1000Paを上回らないよう
に運転するのが好ましい。本発明では、ガスの流れ方向
を逆転させた後、上流側充填塔の処理性能が向上するま
で、例えば除去率で80%以上、好ましくは90%以
上、下流側充填塔の汚泥を排出しないまま、一定期間運
転を継続するため、この期間にも下流側充填塔の圧力損
失は上昇する。したがって、通気方向の逆転は、充填層
の圧力損失が1000Paまで上昇する前に、好ましく
は500Pa前後に余裕をもって実施するのが好まし
い。
【0014】通気方向の逆転の結果、通気方向に対して
下流側になった充填層の洗浄は、上流側の充填塔の出口
に付設された処理能力を検出する対象物質濃度の連続モ
ニターの指示値を基にして行うとよい。また、ガス通気
方向の逆転に伴う被処理物質の除去特性の変化は、最上
流の充填塔に設置されたマノメーターにおける圧損に現
れるから、これを指標値として用いることができる。こ
の場合、所定値Bの値は、50Pa以上500Pa以下
とすることができる。その理由は、最上流の充填塔にお
いて悪臭物質及び/又は揮発性有機化合物が除去されは
じめると、充填層内で微生物が増えて圧損が上昇してく
るので、この時の圧損を50Pa以上とした。一方、5
00Pa以上となるまで放置しておくと、次の逆転通気
までの時間が短くなるため好ましくない。ガス通気方向
の逆転に伴なう被処理物質の除去特性の変化が、循環水
質の変化となって現れる場合は、循環水質の測定値、例
えば、循環水槽に設置されたpH計又は導電率計を基に
して、充填層の洗浄時期を判断することもできので、こ
れらを指標値として用いることもできる。例えば、低p
H条件で硫化水素の除去を行う場合、酸化反応の結果生
じる硫酸イオンは、循環水のpHを低下させ、導電率を
上昇させる。
【0015】したがって、通気方向の逆転による複数塔
間の硫化水素除去特性の変化は、循環水のpHあるいは
導電率の変化となって現れるから、これらの値をもって
洗浄時期を判断すれば良い。この場合、所定値Bの値
は、pHの場合は3以下、導電率の場合は5mS/cm
以上とすることができる。循環水質は、特に硫化水素
(現状、主流の対象物質)除去の場合に重要な指標とな
り、最上流の充填塔において、硫化水素が酸化除去され
はじめると、酸化生成物である硫酸が循環水に蓄積して
くるため、pHが低下し導電率が上昇する。硫化水素に
限りpH3以下、導電率5mS/cm以上の条件でも、
十分除去が可能であることから、このような低pH条件
で定常運転する。それにより、循環水のpHを中和する
ためのアルカリ剤の使用量や、pH中性の水の供給量を
節約できるし、また、低pHのほうがpHが安定性が良
い、つまり微生物にとっての環境が安定し易いといった
利点がある。
【0016】以上に示したように、本発明の方法は、従
来装置に条件確認のために付設されていたマノメータ
ー、排ガス連続モニター、pH計、導電率計といった指
示計器を、運転制御用に有効に活用できる。また、これ
らの計器を利用して、本発明の方法を自動制御で行うこ
とも可能である。充填層の洗浄のための薬液としては、
硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、過酸化水
素、次亜塩素酸ナトリウム、オゾン等といった薬剤を含
んだ水が挙げられる。オゾンを利用する場合はオゾンガ
スを直接導入してもよい。また、洗浄効率を上げるため
に、薬剤を組み合わせたり、異なる薬液による複数回の
洗浄を実施しても良い。ただし、充填層洗浄を行う充填
塔よりも、さらに下流側に充填塔が接続されている場合
は、下流側充填塔に与える影響を考慮して、不揮発性の
薬剤や、反応性の高いガスを発生しない薬剤を用いるの
が良い。薬液の濃度は、汚泥の剥離・分解性能をビーカ
ーテスト等で事前に確認して決定しても良いし、実際に
充填層を洗浄しながら調整しても良いが、洗浄酸性水溶
液はpH2以下になる酸濃度、アルカリ水溶液は、pH
10以上になる濃度、次亜塩素酸ナトリウムは有効塩素
濃度で300mg/L以上、過酸化水素水は300mg
/L以上で用いるのが洗浄効率が高い。また、洗浄時間
は、充填層からの汚泥の剥離状況、充填層の圧力損失の
低下を基に決めればよい。
【0017】上記の薬剤のうち、アルカリ剤と酸化剤を
組み合わせると、汚泥の剥離・分解性能が高くなる場合
が多い。また、これらの薬品の場合、初期濃度が上記の
濃度となるように、循環水槽に投入して充填層に連続散
水すると、汚泥の分解等によって、薬液中のアルカリ分
や酸化剤の大部分は消費される。また、洗浄後も引き続
き排ガスを導入しながらこの薬液を散布することによっ
て、薬液中の残留アルカリ分は、ガス中の二酸化炭素等
の酸性ガスによって中和され、また、残留酸化剤は、排
ガス中に含まれる還元性物質等によって除去される。さ
らに、ガス処理の生物処理装置では、不溶性の無機成分
の流入量が極めて少ないため、余剰汚泥に占める有機性
成分の割合が高い。したがって、酸化剤による汚泥の可
溶化率が高く、洗浄廃液中に残留する不溶性成分が極め
て少ない。以上のことから、洗浄廃液を付設の水処理工
程に排出しても、水処理に与える負荷は低く、また、排
水を排出できない場合は、そのまま循環水として利用す
ることもできる。以上のことから、本発明の方法に酸化
剤、又はアルカリ剤と酸化剤とを組み合わせた薬液を利
用する価値は大きい。
【0018】本発明の方法では、充填層の洗浄のための
条件は、現在一般的に行われている薬液洗浄脱臭法の条
件に近い。従来の充填塔式生物脱臭装置は、この薬液洗
浄脱臭装置の仕様を基に設計されている場合が多いた
め、装置の薬品に対する耐性は十分であることから、従
来の装置についても、そのまま本発明の方法を適用でき
る。また、充填材として、薬品耐性のものを使用する必
要があるが、現在充填塔式生物脱臭装置に適用されてい
る充填材は、薬品耐性のものも多いため、本発明の方法
を採用するために、充填材の種類が大幅に限定されるこ
とはない。
【0019】次に、本発明を図面を参照して詳細に説明
する。図1は、本発明の方法に用いる装置の概略構成図
である。充填塔3、4は、微生物を担持させるための充
填材を充填した充填層5、6と、充填層5、6に散水す
るための散水部11、12と、散水するための循環ポン
プ9、10と、循環水を貯留するための循環水槽7、8
と、循環水槽に洗浄用薬液を導入する配管17、18と
を備える。また、充填塔3、4には充填層5、6をはさ
んでマノメータ22、23が設けられ、循環水槽7、8
にはpH計24、25が備えられ、排ガスの導入路、連
通路には濃度計26、27が設置されている。充填塔3
と充填塔4とは、連通ダクト19で接続され、各塔ごと
に排ガス1が導入するダクトと、処理ガス2を排出する
ダクトが並列に接続されている。排ガス1を導入するダ
クトには、充填塔3側にダンパ13が、充填塔4側にダ
ンパ14がそれぞれ設置され、処理ガス2を排出するダ
クトには、充填塔3側にダンパ15が、充填塔4側には
ダンパ16がそれぞれ設置されている。
【0020】充填塔3から充填塔4の順に直列にガスを
流す場合は、ダンパ13、16を開いてダンパ14、1
5を閉じる。充填塔4から充填塔3の順に直列にガスを
流す場合は、ダンパ14、15を開けてダンパ13、1
6を閉じる。運転開始時には、循環水槽7、8に微生物
を含む活性汚泥等の種汚泥を添加し、循環水ポンプ9、
10で散水部11、12から充填層5、6に対して循環
散水する。同時に排ガス1を充填塔3から充填塔4の順
に直列に導入し、対象物質を除去するための運転を行
う。長期間の処理運転後、充填層5内の微生物が増殖し
て充填層5の圧力損失が上昇した時、上記ダンパの開閉
操作により、排ガス1を充填塔4から充填塔3の順に直
列に導入し、処理運転を行う。充填塔4の処理性能が向
上した後、薬液導入配管17より洗浄用薬液を循環水槽
7に導入して充填層5内の余剰汚泥を剥離・分解除去す
る。必要に応じて、循環水槽内の洗浄廃液を排出して、
新しい水と入れ替え、処理運転を継続する。長期間の処
理運転後、充填層6内の微生物が増殖して充填層6の圧
力損失が上昇した時、上記工程を繰り返す。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこの実施例に限定されない。実施例1図
1に示す構造の実験装置を用いて実験した。実験条件は
次のとおりである。 排ガスの種類 :し尿処理場から発生する高濃度臭気 排ガス中の硫化水素濃度 :100〜200ppm 排ガス温度 :15〜25℃ 処理風量 :4.8m3/min 空塔速度 :720h-1 空塔線速度 :0.4m/s 散水量(単位処理ガス量あたりの散水量):3リットル/m3 循環水のpH :1〜2 充填材の種類 :直径2cmのポリプロピレン製充填材 充填層高さ :1m 充填層洗浄用の薬液 :アルカリ性次亜塩素酸ナトリウム (初期pH11、初期有効塩素濃度0.5%)
【0022】循環水槽に汚泥濃度約12000mg/L
の硝化槽汚泥10Lを投入後、循環水を連続的に散水し
ながら、排ガスを連続的に通気した。通気開始時の充填
層の圧力損失は、上流側充填塔50Pa以下、下流側充
填塔50Pa以下であった。通気開始7目目から、上流
側充填塔の硫化水素除去率は90%以上となった。以後
安定した除去率を示したものの、上流側充填塔のみ、充
填層の圧力損失が徐々に上昇し、実験開始から120日
目に、上流側充填塔の圧力損失が500Paとなった。
この時点で、排ガスの流れ方向を逆転した。逆転直後の
硫化水素除去率は、上流側充填塔3%、下流側充填塔9
0%であった。ガスの流れ方向逆転から6日後、上流側
充填塔の硫化水素除去率は90%以上となり、充填層の
圧力損失は、上流側充填塔50Pa以下、下流側充填塔
450Paであった。
【0023】ここで、下流側充填塔の循環水槽に、初期
のpHが11となるように25%水酸化ナトリウム水溶
液を導入し、次いで、初期の有効塩素濃度が0.5%と
なるように、有効塩素濃度12%の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液を導入して、充填層に散水した。この薬液洗浄
を12時間継続した結果、下流側充填層の圧力損失が5
0Paまで低下した。引き続き薬液を充填層に散水した
結果、2日間経過時の循環水質はpH6.7、有効塩素
濃度1mg/L以下、SS濃度30mg/Lとなった。
また、洗浄時及び洗浄直後の上流側+下流側充填塔の硫
化水素除去率は90%以上であった。以後、充填層の圧
力損失の上昇時に同様の工程を繰り返した。
【0024】比較例1 比較例に用いる実験装置を図2に示す。図2は、従来法
に用いる装置の概略構成図である。充填塔3、4は、微
生物を担持させるための充填材を充填した充填層5、6
と、充填層5、6に散水するための散水部11、12
と、散水するための循環ポンプ9、10と、循環水を貯
留するための循環水槽7、8を備える。循環水槽7、8
に微生物を含む活性汚泥等の種汚泥を添加し、循環水ポ
ンプ9、10で散水部11、12から充填層5、6に対
して循環散水する。同時に排ガス1を脱臭塔3から脱臭
塔4の順に直列に導入し、被処理物質を除去するための
運転を行う。
【0025】図2に示す構造の実験装置を用いて実験し
た。実験条件は次のとおりである。 排ガスの種類 :し尿処理場から発生する高濃度臭気 排ガス中の硫化水素濃度 :100〜200ppm 排ガス温度 :15〜25℃ 処理風量 :4.8m3/min 空塔速度 :720h-1 空塔線速度 :0.4m/s 散水量(単位処理ガス量あたりの散水量):3リットル/m3 循環水のpH :1〜2 充填材の種類 :直径2cmのポリプロピレン製充填材 充填層高さ :1m
【0026】循環水槽に汚泥濃度約12000mg/L
の硝化槽汚泥10Lを投入後、循環水を連続的に散水し
ながら、排ガスを連続的に通気した。通気開始時の充填
層の圧力損失は、上流側充填塔50Pa以下、下流側充
填塔50Pa以下であった。通気開始7目目から、上流
側充填塔の硫化水素除去率は90%以上となった。以後
安定した除去率を示したものの、上流側充填塔のみ充填
層の圧力損失が徐々に上昇し、実験開始から120日目
に500Pa、200目目に1000Paとなった。こ
の時の処理風量は4m3/min(設定条件の83%)
であり、圧力損失の上昇にともなう処理風量の低下が見
られた。
【0027】比較例2 図2に示す構造の実験装置を用いて、ガス通気方向の逆
転を行わずに、充填層洗浄を実施した。実験条件は次の
とおりである。 排ガスの種類 :し尿処理場から発生する高濃度臭気 排ガス中の硫化水素濃度 :100〜200ppm 排ガス温度 :15〜25℃ 処理風量 :4.8m3/min 空塔速度 :720h-1 空塔線速度 :0.4m/s 散水量(単位処理ガス量あたりの散水量):3リットル/m3 循環水のpH :1〜2 充填材の種類 :直径2cmのポリプロピレン製充填材 充填層高さ :1m 充填層洗浄用の薬液 :アルカリ性次亜塩素酸ナトリウム (初期pH11、初期有効塩素濃度0.5%)
【0028】循環水槽に汚泥濃度約12000mg/L
の硝化槽汚泥10Lを投入後、循環水を連続的に散水し
ながら、排ガスを連続的に通気した。通気開始時の充填
層の圧力損失は、上流側充填塔50Pa以下、下流側充
填塔50Pa以下であった。通気開始7目目から、上流
側充填塔の硫化水素除去率は90%以上となった。以後
安定した除去率を示したものの、上流側充填塔のみ、充
填層の圧力損失が徐々に上昇し、実験開始から120日
目に上流側充填塔500Paとなった。この時点で上流
側充填塔の循環水槽に、初期のpHが11となるよう
に、25%水酸化ナトリウム水溶液を導入し、次いで初
期の有効塩素濃度が0.5%となるように、有効塩素濃
度12%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を導入して、充
填層に散水した。この薬液洗浄を12時間継続した結
果、上流側充填層の圧力損失50Paまで低下した。引
き続き薬液を充填層に散水した結果、4日間経過時の循
環水質はpH6.7、有効塩素濃度1mg/L以下、S
S濃度30mg/Lとなった。また、洗浄時及び洗浄直
後の上流側+下流側の硫化水素除去率は90%以上であ
ったものの、洗浄から4日間経過時の硫化水素除去率は
2%であった。以後処理運転を継続し、硫化水素除去性
能が90%以上に回復するまでに、洗浄から9日間を要
した。
【0029】
【発明の効果】本発明の排ガスの生物処理方法及び装置
は、直列に接続された複数の充填塔において、少なくと
も上流側の2塔を排ガスダクトの切り替えにより、ガス
の通気方向を定期的に逆転させるとともに、該逆転操作
により、ガスの通気方向に対して、上流側となった充填
塔における対象物質の除去性能が向上したのちに、下流
側充填塔の充填層内に残留する余剰汚泥の除去を、充填
層と薬品を含む水とを接触させて行うことにより、処理
に必要な微生物を排出することなく、充填層内の余剰汚
泥のみを効率良く排出できるため、半永久的に、充填層
の圧力損失を低く維持し、安定した処理性能を得ること
ができる。したがって、充填塔式の生物処理装置を余剰
汚泥生成量の多い、高負荷処理や揮発性有機化合物の処
理まで適用拡大することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生物処理装置の一例を示す概略構成
図。
【図2】比較例に用いた従来の一般的な生物処理装置の
概略構成図。
【符号の説明】
1:排ガス、2:処理ガス、3、4:充填塔、5、6:
充填層、7、8:循環水槽、9、10:循環ポンプ、1
1、12:散水部、13、14、15、16:ダンパ、
17、18:洗浄用薬液注入管、19:連通ダクト、2
0、21:排泥管、22、23:マノメータ、24、2
5:pH計、26、27:悪臭物質及び/又は揮発性有
機化合物濃度計
フロントページの続き Fターム(参考) 4D002 AA03 AB02 AB03 AC10 BA02 BA05 BA17 CA01 CA07 CA13 DA59 EA04 EA07 GA01 GA02 GA03 GB01 GB02 GB03 GB04 GB05 GB08 GB09 GB20 HA06 HA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列多段に配備された充填塔の充填層
    に、悪臭物質及び/又は揮発性有機化合物を含む排ガス
    を通して、散水下に生物学的に酸化処理する排ガスの生
    物処理方法において、前記最上流の充填層における圧損
    が、1000Paを越えない時点で、少なくとも上流側
    2段の充填塔の充填層の通気順序及び通気方向を逆転さ
    せて通気し、最上流となった充填塔における指標値が所
    定値Bとなった後に、前記逆転通気において下流側とな
    った充填塔の充填層に薬液を散水して、該充填層中の余
    剰微生物を除去することを特徴とする排ガスの生物処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記所定値Bが、排ガス中の悪臭物質及
    び/又は揮発性有機化合物の除去率が80%以上である
    ことを特徴とする請求項1記載の排ガスの生物処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記指標値が、最上流の充填塔に設置さ
    れたマノメータにおける圧損であるか、又は最上流の充
    填塔の循環水槽に設置されたpH計又は導電率計におけ
    る測定値であることを特徴とする請求項1記載の排ガス
    の生物処理方法。
  4. 【請求項4】 直列多段に配備された充填塔と、該充填
    塔に悪臭物質及び/又は揮発性有機化合物を含む排ガス
    を通す通路と、該充填塔の充填層に散水する散水手段と
    を有する排ガスの生物処理装置において、前記充填塔の
    少なくとも上流側の2段には、排ガスの通気順序及び通
    気方向を逆転可能にする手段を有すると共に、これらの
    充填塔には、圧力損失の検出手段と、処理能力検出手段
    と、循環水の水質測定手段と、薬品供給手段とを有する
    ことを特徴とする排ガスの生物処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の排ガスの生物処理装置に
    おいて、前記充填塔の少なくとも上流側の2段には、前
    記圧力損失検出手段が所定値Aを検出すると、通気順序
    及び通気方向を逆転可能にする手段が作動して逆転通気
    し、前記処理能力検出手段又は圧損又は水質測定手段に
    よる指標値が所定値Bを検出すると、前記逆転通気で下
    流側となった充填塔の薬品供給手段が作動して散水中に
    薬品が導入されるように制御する制御手段を有すること
    を特徴とする排ガスの生物処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009006290A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Hitachi Plant Technologies Ltd Vocガスの処理方法
KR100949745B1 (ko) * 2008-07-21 2010-03-25 (주)현보산업 다단 습식집진장치
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CN115253596A (zh) * 2022-08-30 2022-11-01 萍乡市石化填料有限责任公司 一种高温烟气节能环保处理用分子筛浓缩转轮

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