JP2001219023A - フィルター用吸着板とフィルター及び吸着板の製造方法 - Google Patents

フィルター用吸着板とフィルター及び吸着板の製造方法

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JP2001219023A
JP2001219023A JP2000030709A JP2000030709A JP2001219023A JP 2001219023 A JP2001219023 A JP 2001219023A JP 2000030709 A JP2000030709 A JP 2000030709A JP 2000030709 A JP2000030709 A JP 2000030709A JP 2001219023 A JP2001219023 A JP 2001219023A
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plate
suction
filter
adsorbent
adsorbing
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English (en)
Inventor
Yasunori Hotta
靖則 堀田
Masayuki Hasegawa
雅之 長谷川
Fumio Karibe
文夫 苅部
Nobufumi Kato
宣文 加藤
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Futamura Chemical Industries Co Ltd
Nippon Puretec Co Ltd
Original Assignee
Futamura Chemical Industries Co Ltd
Nippon Puretec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少量生産に適し、コスト的にも有利で、吸着
性能が高いフィルター用吸着板とフィルター及び吸着板
の製造方法を提供する。 【解決手段】 吸着剤と繊維バインダーを含むスラリー
を、網状体が内部に配置された濾過用型で吸引濾過して
抄紙構造とした吸着板10であって、前記吸引濾過時の
網状体表面によって形成された複数の突部11を、前記
吸着板の一方の面から突出させ、反対面で窪んだ形状で
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気清浄機やク
リーンルームにおける被処理ガス流通部に用いられるフ
ィルター用吸着板とフィルター及び吸着板の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】空気清浄機やクリーンルームの天井部等
における被処理ガス流通部に取り付けられるフィルター
としては、コルゲートタイプの吸着体を複数積層したも
の(第1従来例とする。)が一般的である。このコルゲ
ートタイプの吸着体は、活性炭素等の吸着剤を含むコル
ゲート紙の製造、カット、コルゲート紙と平面シートと
の積層接着、寸法カットという多くの工程を経て製造さ
れる。
【0003】しかし、前記コルゲートタイプの吸着体
は、コルゲート紙と平面シート間に接着剤が介在し、こ
の接着剤によってコルゲート紙の繊維間が塞がれ、被処
理ガスとコルゲート紙との接触面積が減少し吸着性能が
低下するという問題がある。また、前記接着剤に含まれ
る有機物が蒸発して半導体製造に用いられるクリーンル
ームの環境を損なう問題もある。さらに、コルゲートタ
イプの吸着体は、その製造に多くの工程を要し、また材
料ロスも多く、少量生産に適さない問題がある。特にコ
ルゲート紙の製造時における抄紙工程は、少量生産の場
合にロスが多いため、フィルターの用途に応じて少量の
吸着体を生産しようとしても、大量に吸着体を生産しな
ければならなかった。
【0004】また、コルゲートタイプとは異なる構成の
フィルターとして、特開平3−86209号公報には、
複数の突起が形成された第1部材と平板状の第2部材と
の一方を不織布又は紙、他方を活性炭素繊維含有紙で形
成し、前記第1部材と第2部材を重ねた吸着体を複数積
層したフィルター(第2従来例とする。)が記載され、
特公昭63−55971号公報には、片面又は両面に突
起物が形成された吸着板を複数積層したフィルター(第
3従来例とする。)が記載されている。
【0005】前記第2従来例及び第3従来例のフィルタ
ーは、空気清浄機等における被処理ガス流通部に該ガス
の流入方向と平行に取り付けられ、前記突起によって形
成される吸着板(体)間の隙間を被処理ガスが流動して
吸着板(体)と接触することにより有害ガス等の吸着を
行う。その際、第2従来例にあっては、被処理ガスが吸
着板(体)間の突起表面と衝突し、また第3従来例にあ
っては被処理ガスが突起表面と衝突するのみならず突起
裏面の窪みに入り込んで乱流を形成しながら流動するた
め、被処理ガスと吸着板との接触面積が大きくなってガ
スの清浄化が効率良く行われる。
【0006】しかし、第2従来例のフィルターにおいて
は、第1部材と第2部材の積層によって、突起裏側の窪
みが第2部材で塞がれるため、被処理ガスが突起裏面の
窪みに入ることができず、被処理ガスと吸着板(体)と
の接触性が悪くなり、吸着性の向上がそれほど期待でき
ない問題がある。
【0007】また、第3従来例のフィルターにおいて
は、第2従来例よりも被処理ガスと吸着体(板)との接
触効率が良いものの、それでも充分な吸着性能を有する
とは言い難く、さらなる吸着性向上が望まれている。
【0008】さらに、前記第1ないし第3従来例のフィ
ルターのいずれも、アンモニアの吸着除去に対して充分
な効果が得られない問題がある。また、粉末あるいは粒
状の活性炭は、吸着板(体)の形成原料における混合量
を多くしても、成形後の吸着板から脱落し易く、吸着性
の向上に限度がある。なお、繊維状活性炭については、
吸着板(体)の形成原料における混合比率を高くするこ
とができるが、原料費が高く、フィルターの製品価格が
上昇する問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記の点
に鑑みなされたもので、少量生産に適し、コスト的にも
有利で、吸着性能が高いフィルター用吸着板とフィルタ
ー及び吸着板の製造方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】吸着板に関する発明は、
吸着剤と繊維バインダーよりなる混合物を含むスラリー
を、網状体が内部に配置された濾過用型で吸引濾過して
抄紙構造に成形した吸着板であって、前記吸引濾過時の
網状体表面によって形成された複数の突部を、前記吸着
板の一方の面から突出させ、反対面で窪んだ形状で有す
ることを特徴とする。
【0011】前記突部は少なくとも2つが吸着板の中心
点に関して非点対称位置に形成されているのが好まし
く、繊維バインダーはフィブリル化した繊維を含むのが
好ましい。さらに、トルエンなどの溶剤を除去する場合
とは異なり、アンモニアや硫化水素などの極性物質を除
去したい場合には、前記吸着板に薬剤が付着されている
のが好ましい。また、前記吸着剤に代えてイオン交換樹
脂を用いてもよい。
【0012】フィルターに関する発明は、本発明の吸着
板が複数枚重ねられ、重なり合う吸着板同士については
突部の位置が重ならないようにして配置されていること
を特徴とする。
【0013】前記フィルターの発明においては、前記吸
着板が他部材を介することなく直接重ねられるのが好ま
しく、また、前記重ねられた吸着板が、両側の開口した
フレーム内に収容されるのが好ましい。さらに、前記吸
着板がフィルターの被処理ガス流入方向に対し傾斜して
フレーム内に収容されているのが好ましい。
【0014】吸着板の製造方法の発明は、凹部又は突出
部が複数形成された網状体を内部に配置した濾過用型内
に、吸着剤又はイオン交換樹脂の何れかと繊維バインダ
ーとよりなる混合物を含むスラリーを注入し、吸引濾過
して前記網状体表面に付着物を形成する工程と、前記網
状体表面の付着物をプレス型でプレスし、前記付着物の
密度を高める工程と、前記網状体表面の付着物を乾燥さ
せて板状体とする工程と、前記板状体を網状体表面から
剥がして吸着板を得る工程とを含むことを特徴とする。
【0015】前記吸着板の製造方法の発明において、前
記スラリーに含まれる混合物が吸着剤と繊維バインダー
からなる場合、前記乾燥により網状体表面に板状体を形
成する工程と、前記板状体を網状体から剥がして吸着板
を得る工程との間に、前記網状体表面の板状体に薬剤を
含浸させる工程と、その後に乾燥させる工程とを行うの
が好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について図
を用いて説明する。図1はこの発明のフィルター用吸着
板の一実施例の斜視図、図2は図1の2−2拡大断面
図、図3はフィルターの一実施例の断面図、図4はフィ
ルターの他の実施例の一部切り欠き斜視図、図5は図4
の5−5拡大断面図である。また、図6は吸着板の製造
時におけるスラリー注入時を示す概略断面図、図7は網
状体の一実施例の斜視図、図8はプレス時を示す概略断
面図、図9は乾燥時を示す断面図、図10は剥離時を示
す断面図、図11は薬剤の含浸時を示す断面図、図12
はその後の乾燥時を示す断面図である。
【0017】図1及び図2に示すこの発明の一実施例に
係る吸着板10は、空気清浄機やクリーンルーム等にお
けるフィルターに用いられ、被処理ガス中の有機ガス等
を吸着除去するものである。この吸着板10は、吸着剤
と繊維バインダーよりなる混合物を含むスラリーを、網
状体が内部に配置された濾過用型内に注入し、吸引濾過
して抄紙構造に成形したもので、網状体表面によって形
成された複数の突部11を、該吸着板10の一方の面1
2から突出させ、反対面13で窪んだ形状で有するもの
である。吸着板10の表面は、網状体と接触して形成さ
れた片面に、網状体の網目が転写された微細な凹凸形状
(格子模様等)が明確にあるいは僅かながら形成されて
おり、被処理ガスに対する表面接触面積の増大及び接触
性向上が図られている。なお、抄紙構造とは、繊維が複
雑に絡み合って所要厚みの板状に形状固定されている構
造をいう。
【0018】混合物中の吸着剤は、吸着性能を有する公
知のものが用いられ、例として活性炭(粉末、粒状、繊
維状)等が挙げられる。活性炭の場合、粒径は20〜5
00μmが好ましい。また、この吸着剤に代えてイオン
交換樹脂を用い、該イオン交換樹脂を吸着板10に保持
させてもよい。このイオン交換樹脂は、活性炭等の吸着
剤では吸着除去し難いアンモニア等を効果的に除去する
ためのものである。イオン交換樹脂としては、カチオン
型、アニオン型のいずれでもよく、また、粉末状、粒
状、繊維状等、抄紙構造の吸着板10内に保持可能な形
状であればよい。粒状のイオン交換樹脂の場合、粉砕等
によって粒径を20〜500μmとするのが好ましい。
【0019】前記混合物に吸着剤を含み、イオン交換樹
脂を含まない場合、また、除去対象がアンモニアや硫化
水素などの極性物質である場合、吸着板10には、薬剤
が付着されているのが好ましい。この薬剤は、燐酸など
の酸性中和剤や、苛性ソーダや炭酸カリウムなどのアル
カリ性中和剤が一般的である。
【0020】繊維バインダーは、繊維の絡み合いによっ
て吸着板を抄紙構造とし、形状保持するとともに、前記
吸着剤やイオン交換樹脂及び薬剤を保持するためもので
あり、パルプ、木綿等の天然繊維、アクリル繊維、アラ
ミド繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリ
プロピレン繊維等の合成繊維、ガラス繊維、金属繊維等
の無機繊維などが、一種類あるいは複数種類混合して用
いられる。特に、微細な枝状構造のフィブリル化された
繊維は、抄紙構造を確実に維持でき、しかも通気抵抗が
低く、加えて吸着剤やイオン交換樹脂等の保持性に優
れ、好ましいものである。繊維バインダー中におけるフ
ィブリル化した繊維の量は20〜50重量%が好まし
い。なお、前記吸着板10に燐酸等の酸性薬剤が保持さ
れる場合は、繊維バインダーとして耐酸性に優れるアラ
ミド繊維やアクリル繊維などが適し、吸着板10に苛性
ソーダ等のアルカリ性薬剤が保持される場合は、耐アル
カリ性に優れるアラミド繊維などが適する。
【0021】前記吸着板10は、適宜の形状及びサイズ
とされるが、この実施例では平面視長方形となってい
る。また突部11については、その数、サイズ及び形状
が適宜とされ、少なくとも2つの突部11,11につい
ては、吸着板10の中心点C(長方形では対角線の交
点)に対し、非点対称位置に形成されるのが好ましい。
【0022】図3は、この発明の一実施例のフィルター
20を示すものであって、前記吸着板10が複数枚重ね
られ、かつ重なり合う2つの吸着板10A,10B同士
については全部または一部の突部11,11の位置が重
ならないように配置され、それによって、吸着板10間
に非処理ガスの流通路用隙間Sが形成されている。この
フィルター20は、被処理ガスが吸着板10間の隙間S
を通ることができるようにして空気清浄機等の被処理ガ
ス流路に配置される。そして、前記隙間Sを通る被処理
ガスが、突起11に衝突しながら、あるいは該突起11
裏面の窪みに沿って蛇行しながら吸着板10間を流れる
ことにより、吸着板10との接触効率が高まり、優れた
吸着性を発揮する。
【0023】また、この実施例のフィルター20にあっ
ては、各吸着板10は前記のように少なくとも2つの突
部11,11が吸着板10の中心点Cに対して非点対象
位置にあるため、重なり合う(この図では上下)2つの
吸着板10A,10Bの一方を他方に対し180度回転
させて重ねるだけで、両吸着板10A,10Bの突部1
1同士の位置が完全に重なるのを防ぐことができる。し
たがって、所要枚数の吸着板10を重ねてフィルター2
0とする際には、吸着板10を一枚置きに180度回転
させて重ねるだけで、重なり合う吸着板10A,10B
における一方の吸着板10Aの突部11が他方の吸着板
10Bの突部11裏側の窪みに嵌まって吸着板10A,
10Bが密着するという不具合を確実に防ぐことがで
き、前記吸着板10間に被処理ガス流通用の隙間Sを簡
単かつ確実に形成することができる。
【0024】前記フィルター20における複数の吸着板
10は、接着剤や他の部材を介することなく、直接重ね
られるのが好ましい。そのようにすれば、接着剤や他の
部材によって、吸着板10の表面や窪みが塞がれず、被
処理ガスと吸着板10との接触性を損なうことなく、優
れた吸着性を得ることができる。
【0025】図4及びその5−5断面図である図5は、
他の実施例に係るフィルター30を示すものである。こ
のフィルター30は、前記吸着板10を複数枚重ね、か
つ重なり合う吸着板10A,10Bを互いの突部11,
11位置が重ならないようにして配置したものを、フレ
ーム35内に収容した構成からなり、フレーム35によ
り吸着板10が保護されるため、フィルター30の交換
等の際における取り扱いが容易になる。
【0026】前記フレーム35は、アルミニウム等の金
属性あるいはプラスチック製の枠状体からなり、両側に
開口部36,37が形成されている。この開口部36,
37には金網等の通気性部材38が設けられ、一方の開
口部36が被処理ガスの流入側、他方の開口部37が被
処理ガスの出口側とされる。
【0027】また、前記吸着板10は、このフィルター
30における被処理ガスの流入方向Gに対し傾斜して配
置されるのが好ましい。これによって、フィルター30
内に流入した被処理ガスが、傾斜した吸着板10表面と
確実に接触するため、その接触効率が向上し、吸着性が
高くなる。前記吸着板10の傾斜角度、すなわち被処理
ガスの流入方向Gと吸着板10間の角度kは、10度〜
45度、特には25度〜35度が、被処理ガスの流通抵
抗の増大がそれ程高くならず、しかも良好な接触効率が
得られるために好ましい。また、前記吸着板10は傾斜
させることによって、ケース35内での長さ(被処理ガ
スの流入側と出口側間における吸着板10表面の両端間
距離)を長くすることができ、それによって、ケース3
5を大きくすることなく、被処理ガスに対する吸着板1
0の接触面積を高めることができ、より吸着性が向上す
る。
【0028】次に、この発明の吸着板の製造方法につい
て説明する。吸着板の製造方法は、吸引濾過工程と、プ
レス工程と、乾燥工程と、剥離工程とを含む。吸引濾過
工程では、図6のように、前記吸着剤又はイオン交換樹
脂のいずれか一方と繊維バインダーとよりなる混合物を
含む水性スラリー41を、網状体42を内部に配置した
濾過用型44内に所要量注入し、図示しないポンプで吸
引濾過して、網状体42表面に図8に示す付着物45を
形成する。この際の手順は公知の湿式抄紙の場合と同様
である。また、吸着剤と繊維バインダーとの混合物を1
00重量%とした場合、吸着剤の量は50〜80重量
%、繊維バインダーの量は20〜50重量%が好まし
い。一方、イオン交換樹脂と繊維バインダーとの混合物
を100重量%とした場合、イオン交換樹脂の量は50
〜70重量%、繊維バインダーの量は50〜30重量%
が好ましい。
【0029】網状体42は、図7からよりよく理解され
るように、製造する前記吸着板10の複数の突起11と
対応する凹部43(網状体42を裏返して用いる場合は
突出部)を複数有するもので、所要サイズの金網等が用
いられる。この例の網状体42は、凹部43が半球状に
湾曲して反対側面に膨出した形状からなり、また、網目
としては、スラリー中の吸着剤や繊維バインダー等が網
状体42表面に付着物45として残存する網目サイズと
する必要があり、40〜100メッシュが好適である。
さらに、網状体42は、付着物45に網目による微細な
凹凸が形成されるようにするため、線径が0.2〜0.
5mmのものが好適である。付着物45の厚みは、目的
とする吸着板10の厚みより大とされる。
【0030】プレス工程では、図8に示すように、網状
体42表面の付着物45をプレス型46でプレスし、付
着物45の密度を高め、最終的に得られる吸着板10の
強度が高くなるようにする。前記プレス型46は、前記
網状体42の凹部(又は突出部)43で付着物45の厚
みが極端に変化するのを防止し、ほぼ均一になるように
するため、網状体42の凹部43と対応する部分が突部
47とされた形状、すなわち前記網状体42の表面形状
をほぼ反転させた凹凸形状からなる型面48を有するも
のが好ましい。なお、このプレス工程においても前記濾
過用型44下方への吸引を続けてもよい。
【0031】乾燥工程では、前記網状体42表面の付着
物45を加熱し、乾燥させて板状体とする。図示の例で
は、図9に示すように、前記プレス型46を予め加熱し
ておき、前記プレス後、プレス型46の型面を付着物4
5に接触させたまま所定時間放置することにより加熱を
行ない、板状体51を形成している。これによれば、乾
燥作業が簡単に行える。勿論、前記網状体42表面の付
着物45をヒーターや加熱炉等の加熱装置で加熱しても
よい。乾燥工程における加熱温度は、スラリー中に含ま
れる繊維バインダー等が溶融等の不具合を生じない温度
とされ、前記繊維バインダー等の種類によって異なる。
通常、100〜150℃とされる。
【0032】剥離工程では、図10に示すように、前記
板状体51を網状体42から剥がし、所望の吸着板10
を得る。なお、得られた吸着板10は、適宜所要サイ
ズ、形状に切断されることもある。
【0033】また、前記燐酸等の酸性薬剤あるいは仮性
ソーダ等のアルカリ性薬剤が含浸付着した吸着板を得る
には、前記図9に示した乾燥工程と、図10に示した剥
離工程間に、含浸工程と、乾燥工程を行う。
【0034】含浸工程では、図11に示すように、前記
網状体42表面の板状体51を、前記酸性薬剤又はアル
カリ薬剤等が溶解した薬剤液53に浸し、あるいは吸着
板51にスプレー等で薬剤液を吹き付け(図示せず)、
薬剤液を板状体51に含浸させる。また、続く乾燥工程
では、図12に示すように、前記薬剤液の含浸した板状
体55を電熱ヒータや乾燥炉等の加熱装置57で加熱
し、乾燥させる。その後、板状体55を網状体42から
剥がせば、薬剤が含浸付着した吸着板が得られる。
【0035】
【実施例】以下具体的製造実施例について示す。 ・第1実施例 平均粒径35μm、比表面積(吸着面積)1800m
の粉末活性炭70重量%と、フィブリル化したパルプ3
0重量%とよりなる混合物を水に均一に混合して混合物
濃度が2重量%の水性スラリーを調製した。この水性ス
ラリー600gを、図6に示したような内側寸法:縦3
20mm、横70mmの濾過用型内に注入し、該濾過用
型内に配置されている線径0.232mm、網目70メ
ッシュからなる網状体(金網)を介してスラリーをポン
プで吸引濾過し、網状体上に付着物を形成した。網状体
は、図7に示したように、直径8mmの半球状をした複
数の凹部が、14mm間隔で形成されている。その後、
図8に示したような凹凸型面を有し、200℃に加熱さ
れたプレス型で、網状体上の付着物を厚み2mmになる
までプレスした。次いで、前記プレス型を付着物に接触
させたまま30秒放置して乾燥し、板状体を形成した。
その後板状体を網状体から剥がして厚み2mm、突部高
さ4mm、突部間隔14mmの吸着板を得た。
【0036】そのようにして得られた吸着板を、平面寸
法300×50mmにカットし、所望寸法の吸着板とし
た。その際、吸着板は、相対する両端部において、一側
の端部とその端部に対して最短距離に位置する突部との
距離が、反対側の端部と該端部に対して最短距離に位置
する突部との距離とは異なるようにしてカットされ、そ
れによって、少なくとも2つの突部が吸着板の中心点に
対して非点対称位置となるようにした。
【0037】前記寸法にカットした吸着板を一枚置きに
180度回転させ、突部の位置が一致しないようにして
55段重ね、アルミ製フレームに収容し、フィルターを
形成した。フレームは、幅300mm、高さ300m
m、奥行き50mm、両側の開口部寸法280×280
mmからなり、両側開口部には対角線寸法が8mm×2
0mmの菱形網目からなるラス網が設けられている。ま
た、前記吸着板をフレームに収容する際、図5に示した
ように、被処理ガス流入方向に対して吸着板を30度傾
斜させるために、被処理ガス流入方向と平行なフレーム
の一内面と吸着板間の角度が30度となるようにした。
なお、図5に示すように、フレームの内面と衝突する吸
着板の部分については、カットして除去し、フレーム内
面形状に合うようにした。
【0038】このようにして得た第1実施例のフィルタ
ーと、従来例として、セルサイズ120/インチ、奥
行き50mmからなるコルゲートタイプのフィルターと
を各々ダクトに装着し、空気を流して圧力損失(通気抵
抗)をマスターゲージで測定した。その結果、流速0.
4m/秒では第1実施例が3Pa、従来例が8Pa、流
速1m/秒では、第1実施例が20Pa、従来例が30
Paであり、第1実施例の方が通気抵抗は小さかった。
【0039】また、第1実施例と従来例に対し、100
ppmのトルエンを、相対湿度50%、空間速度204
00(1/時間)、ガス通気量5L/分で通気して、被
処理ガスの出口側におけるトルエン濃度をガステック製
検知管で測定し、トルエンの除去率を計算したところ、
測定開始から2時間後では第1実施例が95%、従来例
が96%、6時間後では第1実施例が83%、従来例が
85%、10時間後では第1実施例が56%、従来例が
60%であり、第1実施例もコルゲートタイプとほぼ同
程度の優れた吸着性を発揮した。
【0040】さらに、第1実施例に対し、NOxの吸着
性を測定した。測定条件は、大気を線速度0.5m/秒
で流し、NOx計を用いる化学発光法により、被処理ガ
スの入口側と出口側でNOx濃度を測定し、初期性能を
測定した。結果は、入口側で7.0ppb、出口側で
3.0ppbであり、良好なNOx除去結果であった。
また、フィルターを通過したガスは、酢酸や蟻酸の濃度
が0.5ppbと非常に少なく、クリーンルームで問題
となるおそれはなかった。
【0041】・第2実施例 平均粒径35μm、比表面積(吸着面積)1800m
の粉末活性炭70重量%と、フィブリル化したアラミド
繊維30重量%とよりなる混合物を水に均一に混合して
混合物濃度2重量%の水性スラリーを調製した。この水
性スラリー600gを用いて、第1実施例と同様に吸引
濾過、プレス、乾燥を行い、次いで、網状体表面の乾燥
付着物からなる板状体を、図11に示したように、燐酸
濃度20重量%の水溶液中に浸漬し、引き出して水切り
した後、乾燥炉に収容し、200℃で30秒乾燥して板
状体を形成し、その後板状体を網状体から剥がして厚み
2mm、突部高さ4mm、突部間隔14mmの吸着板を
得た。さらに、その吸着板を第1実施例と同様にして、
所要寸法にカットし、1枚置きに55段重ね、傾斜させ
てフレームに収容し、第2実施例のフィルターを形成し
た。
【0042】第2実施例と、前記従来例のコルゲートタ
イプに燐酸を付着させたもの(燐酸付着従来例)とに対
し、濃度100ppmのNHガスを、線速度0.5m
/秒で流し、被処理ガス入口側の温度21〜23℃、相
対湿度40%として、出口側でNHガスの濃度を測定
し、NHガスの除去率を計算した。測定装置として、
ガステック検知管3M、3L、北側式検知管SDを用い
た。その結果、測定開始2時間後では第2実施例が99
%、燐酸含有従来例が100%、6時間後では第2実施
例が93%、燐酸付着従来例が96%、10時間後では
第2実施例が58%、燐酸付着従来例が70%であり、
第2実施例もコルゲートタイプの燐酸付着従来例と同程
度の優れたNH除去性を発揮した。
【0043】・第3実施例 カチオン型の粉末イオン交換樹脂(住友化学製のC20
H)を60重量%、フィブリル化したアラミド繊維40
重量%からなる混合物を水に均一に混合して混合物濃度
2重量%の水性スラリーを調製した。この水性スラリー
750gを用いて、第1実施例と同様に吸引濾過、プレ
ス、乾燥、脱型及びカットを行って吸着板を形成し、さ
らにケースに収容して第3実施例のフィルターを形成し
た。
【0044】この第3実施例に対し、第2実施例と同様
にNHの除去率を測定した。その結果は測定開始2時
間後で100%、6時間後で98%、10時間後で90
%であり、第2実施例におけるNHの除去性と同程度
又はそれ以上であった。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の吸着板によれば、吸着剤と繊維バインダーを含むス
ラリーを、網状体が内部に配置された濾過用型で吸引濾
過して抄紙構造としたものからなるため、少量生産に好
適である。さらに、この発明の吸着板は、前記吸引濾過
時の網状体表面によって形成された複数の突部を、前記
吸着板の一方の面から突出させ、反対面で窪んだ形状で
有するため、被処理ガスと吸着板との接触面積が大き
く、しかも吸着板表面の突部及び窪みにより被処理ガス
の流れが乱され、吸着板表面との接触効率が高まるの
で、吸着性能に優れる効果がある。
【0046】請求項2の発明によれば、吸着板を複数枚
重ねてフィルターとする際に、吸着板を180度回転さ
せるだけで吸着板が密着して重なるのを防ぐことがで
き、吸着板間における被処理ガスの通路確保及び被処理
ガスと吸着板の接触効率の増大を簡単に行うことができ
る。
【0047】請求項3の発明によれば、繊維バインダー
がフィブリル化した繊維を含むため、該フィブリル化し
た繊維による絡み合いによって、吸着剤が確実に吸着板
に保持されることになり、吸着板及びフィルターの取り
扱い等の際に吸着剤の脱落を生じ難く、優れた吸着性を
得ることができる。しかも前記フィブリル化した繊維の
絡み合いによって、吸着板における吸着剤の保持性が向
上するため、従来よりも吸着剤の含有量を多くすること
ができ、吸着性を向上させることができる。
【0048】請求項4の発明によれば、吸着板に薬剤が
含浸付着されているため、吸着剤では除去できない物
質、あるいは吸着性の低い物質についても効率よく除去
できるようになる。さらに請求項5の発明によれば、イ
オン交換樹脂が吸着板に保持されているため、活性炭等
の吸着剤では除去できない物質まで除去できる効果があ
る。
【0049】また、請求項6の発明に係るフィルターに
よれば、本発明の複数の吸着板が、突部の位置が重なる
ことなく複数枚重ねられているため、網状体によって形
成された吸着板の表面及び該表面の突部、その裏面の窪
みによって、被処理ガスと吸着板との接触効率が高ま
り、優れた吸着性を得ることができる。
【0050】請求項7の発明によれば、吸着板同士が他
部材を介することなく直接重ねられているため、吸着板
表面が塞がれず、被処理ガスとの接触が妨げられず、優
れた吸着性を得ることができる。請求項8の発明によれ
ば、吸着板がフレーム内に収容されているため、取り扱
いが容易である。
【0051】さらに、請求項9の発明によれば、吸着板
が被処理ガス流入方向に対し傾斜しているため、被処理
ガスと吸着板との接触効率がより高まり、優れた吸着性
が得られる。
【0052】また、請求項10及び11の吸着板の製造
方法によれば、吸着性の優れた吸着板を容易に得ること
ができる。しかも少量の吸着板についても効率よく生産
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフィルター用吸着板の一実施例の斜
視図である。
【図2】図1の2−2拡大断面図である。
【図3】フィルターの一実施例の断面図である。
【図4】フィルターの他の実施例の一部切り欠き斜視図
である。
【図5】図4の5−5拡大断面図である。
【図6】吸着板の製造時におけるスラリー注入時を示す
概略断面図である。
【図7】網状体の一実施例の斜視図である。
【図8】プレス時を示す概略断面図である。
【図9】乾燥時を示す断面図である。
【図10】剥離時を示す断面図である。
【図11】薬剤の含浸時を示す断面図である。
【図12】その後の乾燥時を示す断面図である。
【符号の説明】
10 吸着板 11 突部 20,30 フィルター 35 フレーム 36,37 開口部 38 通気性部材 41 スラリー 42 網状体 43 凹部 44 濾過用型 45 付着物 46 プレス型 51 板状体 G 被処理ガスの流入方向 S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 雅之 岐阜県美濃加茂市御門町2−2−62 二村 化学工業株式会社岐阜工場内 (72)発明者 苅部 文夫 東京都江東区亀戸9−15−1 日本ピュア テック株式会社内 (72)発明者 加藤 宣文 東京都江東区亀戸9−15−1 日本ピュア テック株式会社内 Fターム(参考) 4D012 CA09 CA10 CA11 CA15 CB02 CE02 CF02 CF05 CG01 CG03 CG06 CK06 CK07 4G066 AA05B AA13B AA17B AA43B AA50B AA71C AC02C AC13C AC23C AC26C AC27C AE10B BA07 BA16 CA24 CA28 CA29 CA51 DA03 FA03 FA28 FA35 FA37 4L055 AF09 AF35 AF44 AG02 AG56 BF07 BF09 FA20 GA31

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着剤と繊維バインダーよりなる混合物
    を含むスラリーを、網状体が内部に配置された濾過用型
    で吸引濾過して抄紙構造に成形した吸着板であって、前
    記吸引濾過時の網状体表面によって形成された複数の突
    部を、前記吸着板の一方の面から突出させ、反対面で窪
    んだ形状で有することを特徴とするフィルター用吸着
    板。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つの突部が吸着板の中心点
    に関して非点対称位置に形成されていることを特徴とす
    る請求項1のフィルター用吸着板。
  3. 【請求項3】 繊維バインダーがフィブリル化した繊維
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のフィル
    ター用吸着板。
  4. 【請求項4】 吸着板に薬剤が付着されていることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフィ
    ルター用吸着板。
  5. 【請求項5】 混合物中の吸着剤に代えてイオン交換樹
    脂を含むことを特徴とする請求項1ない3のいずれか1
    項に記載のフィルター用吸着板。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    された吸着板が複数枚重ねられ、重なり合う吸着板同士
    については突部の位置が重ならないようにして配置され
    ていることを特徴とするフィルター。
  7. 【請求項7】 吸着板同士が他部材を介することなく直
    接重ねられていることを特徴とする請求項6に記載され
    たフィルター。
  8. 【請求項8】 重ねられた複数の吸着板が、両側の開口
    したフレーム内に収容されていることを特徴とする請求
    項6又は7に記載されたフィルター。
  9. 【請求項9】 吸着板がフィルターにおける被処理ガス
    流入方向に対し傾斜してフレーム内に収容されているこ
    とを特徴とする請求項8のフィルター。
  10. 【請求項10】 凹部又は突出部が複数形成された網状
    体を内部に配置した濾過用型内に、吸着剤又はイオン交
    換樹脂の何れかと繊維バインダーとよりなる混合物を含
    むスラリーを注入し、吸引濾過して前記網状体表面に付
    着物を形成する工程と、 前記網状体表面の付着物をプレス型でプレスし、前記付
    着物の密度を高める工程と、 前記網状体表面の付着物を乾燥させて板状体とする工程
    と、 前記板状体を網状体表面から剥がして吸着板を得る工程
    とを含むことを特徴とする吸着板の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記スラリーに含まれる混合物が吸着
    剤と繊維バインダーからなる場合、前記乾燥により網状
    体表面に板状体を形成する工程と、前記板状体を網状体
    から剥がして吸着板を得る工程との間に、前記網状体表
    面の板状体に薬剤を含浸させる工程と、その後に乾燥さ
    せる工程とを行うことを特徴とする請求項10に記載さ
    れた吸着板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101204456B1 (ko) * 2010-08-23 2012-11-27 충남대학교산학협력단 클린룸 미량가스 제거용 판상형 엠보싱 화학필터 및 이에 대한 제조 방법
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