JP2001218737A - 内視鏡用光源装置 - Google Patents

内視鏡用光源装置

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JP2001218737A JP2000364320A JP2000364320A JP2001218737A JP 2001218737 A JP2001218737 A JP 2001218737A JP 2000364320 A JP2000364320 A JP 2000364320A JP 2000364320 A JP2000364320 A JP 2000364320A JP 2001218737 A JP2001218737 A JP 2001218737A
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Hiroshi Sano
浩 佐野
Takashi Koeda
隆司 小枝
Riyuusuke Adachi
滝介 安達
Hirohisa Ueda
裕久 植田
Kunitoshi Ikeda
邦利 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内視鏡に着脱自在に装着されるようになった
内視鏡用光源装置であって、その光源ランプの点灯時で
の消費エネルギを可及的に抑えるように構成された内視
鏡用光源装置を提供する。 【解決手段】 内視鏡用光源装置26は内視鏡10の光
源装着口18に着脱自在に装着され、電源手段34と、
この電源手段から給電されて点灯させられる光源ランプ
32とを具備する。ON/OFF制御手段(44、4
6)により、電源手段から光源ランプへの給電が所定の
周期で間欠的に行われ、これにより光源ランプの消費エ
ネルギが連続給電時に比べて少なくされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバスコープ
として構成される内視鏡の分野に関し、一層詳しくは光
ファイバスコープの遠位端の前方を照明するための光源
装置であって、該内視鏡に着脱自在に装着されるように
なった光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】着脱自在の光源装置を備える内視鏡は一
般的には携帯型内視鏡と呼ばれ、この携帯型内視鏡は診
察すべき患者がいる場所まで持ち運ばれてそこで使用さ
れるように意図されたものである。このような携帯型内
視鏡では、種々のタイプの光源装置が用意され、内視鏡
の使用状況下に応じて、それら光源装置から所定のタイ
プのものが選択される。
【0003】携帯型内視鏡も通常の内視鏡と同様に光フ
ァイバスコープとして構成され、この光ファイバスコー
プは剛性構造となった操作部と、この操作部から延在し
た可撓性導管とから構成される。光ファイバスコープ内
には、内視鏡像を観察するための観察用光ファイバ束が
挿通させられ、観察用光ファイバ束の遠位端は可撓性導
管の遠位端に組み込まれた広角レンズに光学的に接続さ
れ、その近位端は操作部の頂部即ち接眼部に設けられた
接眼レンズに光学的に接続される。更に、光ファイバス
コープ内には照明用光ファイバ束も挿通させられ、その
遠位端は可撓性導管の遠位端まで延び、その近位端は操
作部に設けられた光源装着口まで延び、その光源装着口
にはハロゲンランプ等の光源ランプを持つ光源装置が着
脱自在に接続されるようになっている。
【0004】光源ランプが点灯されると、その光は照明
用光ファイバ束を通して可撓性導管の遠位端から射出さ
せられ、その射出光により可撓性導管の遠位端先方が照
明される。かくして、操作部の接眼部を覗くことによ
り、内視鏡像が観察用光ファイバ束を通して観察され得
ることになる。
【0005】光源装置としては、種々のタイプ、代表的
には4つのタイプのものが用意され、そのタイプ分けは
光源ランプの点灯をどのようなタイプの電源で点灯さる
かによって行われ、いずれのタイプの光源装置を用いる
かは内視鏡の使用状況に応じて適宜選択される。
【0006】例えば、第1のタイプの光源装置として
は、電池を内蔵したものが挙げられ、このタイプの光源
装置は商用電源を利用し得ない状況下(例えば、野外或
いは被災地)での内視鏡の使用を可能にするものである
が、しかし電池の寿命は比較的短く、内視鏡の使用時間
は電池の寿命によって制限を受ける。従って、内視鏡を
長時間にわたって使用するためには電池の交換を頻繁に
行う必要がある。
【0007】第2のタイプの光源装置としては、複数の
二次電池を収容したバッテリパックに接続し得るように
なったものが挙げられ、このタイプの光源装置も第1の
タイプのものと同様に商用電源を利用し得ない状況下で
の内視鏡の使用を可能にするものである。このようなバ
ッテリパックを使用した場合には、電源電圧を高くする
ことができるので、高ワットのランプを用いれば、大き
な照明光量がえられるが、しかし内視鏡の使用時間がバ
ッテリパックの寿命によって制限を受けるという点では
第1のタイプの光源装置と本質的には同様なものであ
る。
【0008】第3のタイプの光源装置としては、自動車
のシガレットライタのソケットに接続し得るようになっ
たものが挙げられ、このタイプの光源装置によれば、野
外や被災地で身近に自動車があればその自動車の大容量
のバッテリを光源ランプの電源として利用することが可
能である。
【0009】第4のタイプの光源装置としては、ACア
ダプタを介して商用電源に接続可能なものが挙げられ、
このタイプの光源装置は商用電源にアクセスし得る状況
下(例えば、一般病棟や往診先)では光源ランプのため
に安定した給電を受けることが可能となり、内視鏡の使
用時間については実質的に制限されることはない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上で述べ
たような光源装置で光源ランプを点灯して照明光を得る
場合、省エネルギの見地からその明るさを必要以上に明
るくする必要はない。特に、上述した第1から第3のタ
イプの光源装置にあっては、その電源は限られた容量の
ものであるだけに光源ランプの点灯時には無駄なエネル
ギ消費を可及的に抑えられるべきである。勿論、第4の
タイプの光源装置、即ち商用電源を利用する光源装置の
場合であっても、光源ランプの点灯時での無駄なエネル
ギ消費を抑えことは省エネルギ化のためには望ましい。
【0011】また、第1のタイプの光源装置(即ち、電
池を内蔵する光源装置)や第2のタイプの光源装置(即
ち、バッテリパックを使用する光源装置)の場合にあっ
ては、その電源の寿命が比較的短いために、照明光が多
少暗めでも内視鏡の使用時間を延長させることを優先す
ることが望まれることもあるが、しかし従来の光源装置
では、内視鏡の使用時間(即ち、電源の寿命)を延長さ
せるための特別の配慮はされていない。なお、第1のタ
イプの光源装置で内蔵電池としてリチウム電池(例え
ば、CR123A)が使用され、かつ電源ランプとして
1.5ないし3.0ワットのハロゲンランプが使用された場合
には、そのハロゲンランプの連続点灯時間、即ちリチウ
ム電池の寿命は60ないし90分程度でしかない。
【0012】一方、観察用光ファイバ束の遠位端に光学
的に接続された広角レンズの被写体深度は深く、このた
め該観察用光ファイバ束を通して内視鏡像として観察さ
れ得る被写体は広範囲にわたる。従って、被写体が広角
レンズから比較的離れているときには、観察用光ファイ
バ束を通して観察される内視鏡像は比較的暗いものとな
る。これとは反対に、被写体が広角レンズに接近したと
きには、観察用光ファイバ束を通して観察される内視鏡
像は比較的明るいものとなり、被写体が広角レンズに最
接近した場合には、内視鏡像が明る過ぎるということも
ある。勿論、このような場合には、照明光の明るさは必
要以上に明るくなり、その間無駄なエネルギが消費され
ることになる。なお、携帯型内視鏡にあっては、光源装
置は小型化及び省電力化が優先されるために、照明光量
を調節する可動絞り等の機械的調光機構を設けることは
困難である。
【0013】従って、本発明の目的は、内視鏡に着脱自
在に装着されるようになった内視鏡用光源装置であっ
て、その光源ランプ点灯時の消費エネルギを可及的に抑
えるように構成された内視鏡用光源装置を提供すること
である。
【0014】また、本発明の別の目的は、上述したよう
な内視鏡用光源装置であって、光源ランプの点灯時での
明るさを任意に調整し得るように構成された小型の内視
鏡用光源装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の局面によ
る内視鏡用光源装置は内視鏡の光源装着口に着脱自在に
装着されるものであって、電源手段と、この電源手段か
ら給電されて点灯させられる光源ランプとを具備して成
る。本発明の第1の局面による内視鏡用光源装置では、
電源手段から光源ランプへの給電を所定の周波数で間欠
的に行わせるON/OFF制御手段が設けられる。光源
ランプへの給電を所定の周期で間欠的に行わせることに
より、電源ランプでの消費エネルギが減少させられる。
上述の周期については少なくとも1/50秒以下とされ、こ
の場合には光源ランプから射出される間欠光は人間の目
にはフリッカーのない連続光として認識される。
【0016】ON/OFF制御手段は電源手段と光源ラ
ンプとの間に介在するON/OFFスイッチイング回路
手段と、上述の周期に対応した周波数の駆動パルスをO
N/OFFスイッチイング回路手段に対して出力する駆
動パルス発生回路手段とから構成され得るものであり、
このときON/OFFスイッチイング回路手段は駆動パ
ルス発生回路手段から出力される駆動パルスに従ってオ
ン/オフ動作を繰り返すようになっている。
【0017】ON/OFF制御手段は更に駆動パルス発
生回路手段から出力される駆動パルスのデューティ比を
変更するためのデューティ比変更手段を包含してもよ
く、この場合には、デューティ比変更手段により光源ラ
ンプの明るさを調整することが可能となる。
【0018】好適な実施形態にあっては、ON/OFF
スイッチイング回路手段はトランジスタから成り、駆動
パルス発生手段からは駆動パルスが該トランジスタのベ
ース電極に対して出力され、また駆動パルス発生回路手
段は電源手段から得られる印加電圧に基づいて上述の駆
動パルスを発振させる発振回路から成る。
【0019】好ましくは、内視鏡用光源装置には、更
に、電源手段からON/OFF制御手段を介する光源ラ
ンプへの間欠的な給電と電源手段から光源ランプへの直
接的な連続給電とを切り換える給電モード切換スイッチ
手段が設けられる。この給電モード切換スイッチ手段に
より、電源手段から光源ランプへの直接的な連続給電が
選択されると、光源ランプの点灯を最大の明るさで行う
ことが可能となる。
【0020】電源手段については、光源装置に内蔵され
た電池であってもよいし、或いは光源装置に接続されか
つ複数の電池から成るバッテリパックであってもよい。
また、電源手段は光源装置に内蔵されたDC/DCコン
バータであってもよく、この場合にはDC/CDコンバ
ータは例えば自動車のシガレットライタのソケットを介
して該自動車のバッテリに接続される。更には、電源手
段は光源装置に接続されたAC/DCコンバータであっ
てもく、この場合にはAC/DCコンバータは商用電源
に接続される。
【0021】本発明の第2の局面による内視鏡用光源装
置は内視鏡の光源装着口に着脱自在に装着されるもので
あって、略円筒形ハウジングと、この略円筒形ハウジン
グに内蔵された内部電源手段と、略円筒形ハウジング内
に設けられた光源ランプと、内部電源手段から光源ラン
プへの給電を所定の周期で間欠的に行わせるON/OF
F制御手段とを具備して成るものである。ON/OFF
制御手段は内部電源手段と光源ランプとの間に介在する
ON/OFFスイッチイング回路手段と、上述の所定の
周期に対応した周波数の駆動パルスをON/OFFスイ
ッチイング回路手段に対して出力する駆動パルス発生回
路手段とを包含し、ON/OFFスイッチイング回路手
段は駆動パルス発生回路手段から出力される駆動パルス
に従ってオン/オフ動作を繰り返すようになっている。
本発明の第2の局面によれば、略円筒形ハウジングの一
端部が内視鏡の光源装着口に着脱自在に装着されるよう
になっており、その他端部には内部電源手段のオン/オ
フ動作を行わせるスイッチ摘みが設けられ、このスイッ
チ摘みが略円筒形ハウジングの長手方向中心軸線に平行
な軸線の回りで回転自在とされ、このスイッチ摘みの回
転操作により内部電源手段のオン/オフ動作が行われる
ことが特徴とされる。好ましくは、略円筒形ハウジング
の長手方向中心軸線とスイッチ摘みの回転軸線とが互い
に一致させられる。
【0022】本発明の第2の局面による内視鏡用光源装
置の好適な実施形態にあっては、内部電源手段からON
/OFF制御手段を介する光源ランプへの間欠的な給電
と内部電源手段から光源ランプへの直接的な連続給電と
を切り換える給電モード切換スイッチ手段が設けられ、
この場合には、給電モード切換スイッチ手段を動作させ
るプッシュ釦はスイッチ摘みの中心から突出させられ、
このプッシュ釦を略円筒形ハウジングの長手方向中心軸
線に沿って押下操作することにより給電モード切換スイ
ッチ手段の動作が行われる。
【0023】また、本発明の第2の局面による内視鏡用
光源装置の好適な実施形態にあっては、ON/OFF制
御手段は更に駆動パルス発生回路手段から出力される駆
動パルスのデューティ比を変更するためのデューティ比
変更手段を包含し、このデューティ比変更手段を動作さ
せるボリューム摘みは略円筒形ハウジングの中央に配置
させられ、しかもその長手方向中心軸線に対して直角と
なった軸線の回りで回転自在とされ、ボリューム摘みの
回転操作によりデューティ比変更手段の動作が行われ
る。なお、本発明の第2の局面では、スイッチ摘みとボ
リューム摘みとの配置については互いに入れ替えること
ができる。
【0024】本発明の第3の局面による内視鏡用光源装
置は内視鏡の光源装着口に着脱自在に装着されるもので
あって、略円筒形ハウジングと、この略円筒形ハウジン
グの外部に用意される外部電源手段と、略円筒形ハウジ
ング内に設けられた光源ランプと、外部電源手段から光
源ランプへの給電を所定の周期で間欠的に行わせるON
/OFF制御手段とを具備して成るものである。ON/
OFF制御手段は外部電源手段と光源ランプとの間に介
在するON/OFFスイッチイング回路手段と、上述の
所定の周期に対応した周波数の駆動パルスをON/OF
Fスイッチイング回路手段に対して出力する駆動パルス
発生回路手段とを包含し、ON/OFFスイッチイング
回路手段が駆動パルス発生回路手段から出力される駆動
パルスに従ってオン/オフ動作を繰り返すようになって
いる。本発明の第3の局面によれば、略円筒形ハウジン
グの一端部が内視鏡の光源装着口に着脱自在に装着され
るようになっており、その他端部には外部電源からの給
電コードが接続されることが特徴とされる。
【0025】本発明の第3の局面による内視鏡用光源装
置の好適な実施形態にあっては、外部電源手段からON
/OFF制御手段を介する光源ランプへの間欠的な給電
と外部電源手段から光源ランプへの直接的な連続給電と
を切り換える給電モード切換スイッチ手段が設けられ、
この給電モード切換スイッチ手段を動作させるプッシュ
釦は略円筒形ハウジングの中央に配置させられ、このプ
ッシュ釦を略円筒形ハウジングの長手方向中心軸線に対
して直角となった軸線に沿って押下操作することにより
前記給電モード切換スイッチ手段の動作が行われる。
【0026】本発明の第2の局面の場合と同様に、ON
/OFF制御手段は更に駆動パルス発生回路手段から出
力される駆動パルスのデューティ比を変更するためのデ
ューティ比変更手段を包含してもよく、この場合にはデ
ューティ比変更手段を動作させるボリューム摘みは略円
筒形ハウジングの中央にしかもプッシュ釦の反対側に配
置され、ボリューム摘みは略円筒形ハウジングの長手方
向中心軸線に対して直角となった軸線の回りで回転自在
とされ、ボリューム摘みの回転操作によりデューティ比
変更手段の動作が行われる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明による内視鏡用光源
装置の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0028】先ず、図1を参照すると、本発明による内
視鏡用光源装置が用いられる内視鏡が参照符号10で全
体的に示され、この内視鏡10は所謂簡易型内視鏡或い
は携帯型内視鏡と呼ばれるものである。
【0029】内視鏡10は光ファイバスコープとして構
成され、この光ファイバスコープは剛性構造となった操
作部12と、この操作部12から延在した可撓性導管1
4とから構成される。内視鏡即ち光ファイバスコープ1
0内には、内視鏡像を観察するための観察用光ファイバ
束が挿通させられ、観察用光ファイバ束の遠位端は可撓
性導管14の遠位端に組み込まれた広角レンズに光学的
に接続され、その近位端は操作部12の頂部即ち接眼部
16に設けられた接眼レンズに光学的に接続される。更
に、光ファイバスコープ10内には照明用光ファイバ束
も挿通させられ、その遠位端は可撓性導管14の遠位端
まで延び、その近位端は操作部に設けられた光源装着口
18まで延びる。
【0030】なお、図1において、参照符号20は操作
部12の下方側に設けられた鉗子チャンネル挿通口を示
し、参照符号22は可撓性導管14の遠位端部の向きを
遠隔操作するための操作稈を示し、参照符号24は鉗子
チャンネルを通して吸引操作を行うための吸引操作部を
示す。
【0031】図2を参照すると、内視鏡即ち光ファイバ
スコープ10の操作部12が拡大して図示され、本発明
の第1の実施形態としての内視鏡用光源装置26が操作
部12の光源装着口18に装着された状態で示される。
内視鏡用光源装置26は略円筒形ハウジング28と、こ
の略円筒形ハウジング28の前端部から突出した継手ス
リーブ30とから成る。継手スリーブ30内には適当な
接続手段(図示されない)が設けられ、この接続手段に
より内視鏡用光源装置26は光源装着口18に着脱自在
に装着される。即ち、光源装着口18の先端部には雄ね
じが形成されると共に凹部が設けられ、一方継手スリー
ブ30内の接続手段は該凹部と嵌合するようになった凸
部を有し、これら凹部と凸部との嵌合により内視鏡用光
源装置26は所定位置(図2に示す位置)に位置決めさ
れ、この状態で装着ナット31を回転操作すると、内視
鏡用光源装置26が光源装着口18に固定されることに
なる。
【0032】内視鏡用光源装置26は、言わば小型の懐
中電灯のようなものであって、継手スリーブ30内の中
心箇所に配置された光源ランプ例えばハロゲンランプ
と、略円筒形ハウジング28内に内蔵された電源電池例
えばリチウム電池(3ボルト)とから成る。内視鏡用光
源装置26が図2に示すように光ファイバスコープ10
の光源装着口18に装着されると、ハロゲンランプはそ
の光源装着口18に位置した照明用光ファイバ束の近位
端に光学的に接続される。
【0033】図3を参照すると、内視鏡用光源装置26
の配線図が示され、同配線図では、光源ランプ即ちハロ
ゲンランプは参照符号32で示され、電池即ちリチウム
電池は参照符号34で示される。
【0034】図3の配線図において、参照符号36は電
源ON/OFFスイッチを示し、この電源ON/OFF
スイッチ36は略円筒形ハウジング28の後端部にその
長手方向中心軸線の回りで回動自在に取り付けられたス
イッチ摘み38によって操作される。詳述すると、スイ
ッチ摘み38にはその周囲縁の適当な箇所に小さな三角
形のマークMが付けられ、一方略円筒形ハウジング28
の後端部にはその周囲縁に沿って2つのマークM
びM が適当な間隔で付けられる。なお、ここでは、
マークM は小さな丸であり、マークM は太線であ
る。マークMがマークM に一致するような回動位置
にスイッチ摘み38が置かれたとき(図2)、電源ON
/OFFスイッチ36はオン状態となり、マークMがマ
ークMに一致するような回動位置にスイッチ摘み38
が置かれたとき、電源ON/OFFスイッチ36はオフ
状態となる。なお、スイッチ摘み38の回転軸線は略円
筒形ハウジング28の長手方向中心軸線に対して平行で
あればよく、その長手方向中心軸線に必ずしも一致させ
る必要はない。
【0035】図3の配線図において、参照符号40は給
電モード切換スイッチを示し、この給電モード切換スイ
ッチ40により、2つの給電モードのうちのいずれかが
選択される。2つの給電モードのうちの一方はハロゲン
ランプ32に対して連続的な給電を行ってハロゲンラン
プを点灯させる連続給電モードであり、他方の給電モー
ドはハロゲンランプ32に対して間欠的な給電を行って
ハロゲンランプ32を点灯させる間欠給電モードであ
る。給電モード切換スイッチ40の切換動作は略円筒形
ハウジング28の後端部からスイッチ摘み38を貫通し
て突出するプッシュ釦42によって行われ、このプッシ
ュ釦42は略円筒形ハウジング28の長手方向中心軸線
に対して平行な方向に押下操作されるようになってい
る。プッシュ釦42を押下操作する度毎に一方給電モー
ドから他方給電モードに移行するように給電モード切換
スイッチ40の切換動作が行われる。
【0036】給電モード切換スイッチ40が図3に示す
ような接続位置にあるとき、連続的給電モードが選択さ
れており、このとき電源ON/OFFスイッチ36がオ
ンされると、ハロゲンランプ32はリチウム電池34か
ら連続的な給電を受けることになり、このときハロゲン
ランプ32は最大発光量で点灯される。
【0037】一方、給電モード切換スイッチ40がプッ
シュ釦42の押下操作により図3に示す接続位置から他
方の接続位置に切り換えられると(電源ON/OFFス
イッチ36はオン状態)、ハロゲンランプ32はリチウ
ム電池34からON/OFFスイッチイング回路44を
介して間欠的な給電を受けることになり、このときハロ
ゲンランプ32はその最大発光量に比べて低減された発
光量で点灯される。
【0038】図3に示すように、ON/OFFスイッチ
イング回路44にはpnp型トランジスタTrが設けら
れ、このトランジスタTrを介してハロゲンランプ32
はリチウム電池34に接続される。一方、トランジスタ
Trのベース電極には発振回路46から出力される所定
の周波数、例えば50ヘルツ以上の駆動パルスが抵抗Rを
介して出力され、これによりトランジスタTrは駆動パ
ルスに従ってオン/オフ動作を繰り返し、このためハロ
ゲンランプ32は50ヘルツ以上の周波数で即ち1/50秒以
下の周期で間欠的に給電される。
【0039】勿論、ハロゲンランプ32の間欠給電時で
のリチウム電池34の電力消費はハロゲンランプ32の
連続給電時での電力消費よりも小さくなり、その分だけ
リチウム電池34の寿命を延ばすことができる。
【0040】発振回路46はいわゆる無安定マルチバイ
ブレータとして構成されるものであって、一対のnpn
型トランジスタTr 及びTr と、一対のキャパシ
タC 及びC と、抵抗R ないしR とを図3に
示すように配線することにより得られるものである。給
電モード切換スイッチ40の切換動作により、無安定マ
ルチバイブレータ46がリチウム電池34でもって電気
的に付勢されると、トランジスタTr 及びTr
はオン/オフ動作が交互に行われ、これにより無安定マ
ルチバイブレータ46から所定の周波数の駆動パルスが
トランジスタTrのベース電極に対して出力されること
になる。なお、キャパシタC 及びC 並びに抵抗R
ないしR の値を適宜設定することにより、所定の
周波数の駆動パルスを得ることができる。
【0041】本実施形態では、図3に示すように、発振
回路46には可変抵抗器VRが設けられ、この可変抵抗
器VRの抵抗値は略円筒形ハウジング28の中央箇所に
設けられたボリューム摘み48の回転操作により調節さ
れるようになっている。ボリューム摘み48は略円筒形
ハウジング28の長手方向中心軸線に対して直角となっ
た軸線の回りで回動自在とされ、また図2に示すように
内視鏡用光源装置26が光源装着口18に固定されたと
き、ボリューム摘み48は接眼部16側に向けられるよ
うになっている。ボリューム摘み48の回転操作によっ
て可変抵抗器VRの抵抗値が変えられると、発振回路4
6から出力される駆動パルスのデューティ比が変更さ
れ、これによりハロゲンランプ32の間欠給電時での発
光量即ち明るさが調整される。
【0042】本実施形態では、ON/OFFスイッチイ
ング回路44のトランジスタTrはpnp型となってい
るので、発振回路46からの駆動パルスが低レベルのと
き、トランジスタTrはオン状態となり、該駆動パルス
が高レベルのとき、トランジスタTrはオフ状態となる
ので、駆動パルスのデューティ比が小さくなるように調
整されると、ハロゲンランプ32の明るさは増大し、駆
動パルスのデューティ比が大きくなるように調整される
と、ハロゲンランプ32の明るさは減少する。例えば、
デューティ比が0.5 となるように調整が行われると、電
池の消費量は連続通電時に比べて半分となる。勿論、内
視鏡の使用時、ハロゲンランプ32の明るさを最大にす
ることが望ましいときには、給電モード切換スイッチ4
0がプッシュ釦42の押下操作により連続給電モードが
選ばれ、ハロゲンランプ32への給電が間欠給電から連
続給電に切り換えられる。
【0043】ここで注目すべき点として、上述したよう
なスイッチ摘み38、プッシュ釦42及びボリューム摘
み48の配置関係が挙げられる。即ち、内視鏡10を操
る術者は、操作部12を一方の手で握り、他方の手で略
円筒形ハウジング28を逆手で握った状態でスイッチ摘
み38、プッシュ釦42及びボリューム摘み48を個々
に操作し得るという点である。要するに、略円筒形ハウ
ジング28を逆手で握った状態では、スイッチ摘み38
の回転操作については親指と人指し指とで行うことが可
能であり、またプッシュ釦42の押下操作については親
指で行うことが可能であり、更にはボリューム摘み48
の回転操作についてはそれを人指し指と中指との間で挟
み込むことにより行うことが可能であるということであ
る。なお、スイッチ摘み38とボリューム摘み48との
配置については互いに入れ換えることができる。
【0044】図4及び図5を参照すると、本発明の第2
の実施形態としての内視鏡用光源装置が参照符号26A
で示され、この内視鏡用光源装置26Aも略円筒形ハウ
ジング28Aと、この略円筒形ハウジング28Aの前端
部から突出した継手スリーブ30Aとから成る。継手ス
リーブ30Aは第1の実施形態で述べた継手スリーブ3
0と実質的に同じ構造を有し、このため内視鏡用光源装
置26Aも光ファイバスリーブ10の光源装着口18に
着脱自在に装着され得る。
【0045】また、第1の実施形態の場合と同様に、継
手スリーブ30A内の中心箇所には光源ランプとしてハ
ロゲンランプが設けられているので、内視鏡用光源装置
26Aが光ファイバスコープ10の光源装着口18に装
着されると、ハロゲンランプはその光源装着口18に位
置した照明用光ファイバ束の近位端に光学的に接続され
る。更に、第2の実施形態においても、内視鏡用光源装
置26Aの略円筒形ハウジング28Aには上述したプッ
シュ釦42及びボリューム摘み48とそれぞれ同じ機能
を持つプッシュ釦42A及びボリューム摘み48Aが設
けられる。図4から明らかなように、第2の実施形態で
は、プッシュ釦42Aは略円筒形ハウジング28Aの中
央部にしかもボリューム摘み48Aに対して直径方向の
反対側に配置される。このような配置によれば、略円筒
形ハウジング28Aを逆手で握った状態では、プッシュ
釦42Aの押下操作については人指し指の腹或いは中指
の腹で行うことが可能であり、またボリューム摘み48
Aの回転操作については第1の実施形態の場合と同様に
それを人指し指と中指との間で挟み込むことにより行う
ことが可能であるということである。
【0046】第2の実施形態では、内視鏡用光源装置2
6Aはバッテリパック50を備え、このバッテリパック
50内には複数のリチウム電池が収容される。バッテリ
パック50からハロゲンランプへの給電は給電コード5
2及び図5に示すような給電回路を介して行われる。即
ち、図5に示すように、バッテリパック50の出力端子
は上述した給電モード切換スイッチ40と同じ機能を持
つ給電モード切換スイッチ40Aの入力端子に接続さ
れ、この給電モード切換スイッチ40Aの切換動作に応
じて、バッテリパック50からハロゲンランプへの連続
給電或いはバッテリパック50からハロゲンランプへの
間欠給電が行われる。
【0047】図4に示すように、バッテリパック50の
ハウジングの適当な箇所には電源ON/OFFスイッチ
54が設けられ、この電源ON/OFFスイッチ54に
よりバッテリパック50からハロゲンランプへの給電の
オン/オフが行われる。なお、図5から明らかなよう
に、バッテリパック50内のリチウム電池は互いに直列
に配列される。
【0048】勿論、図4及び図5に示す第2の実施形態
にあっては、複数のリチウム電池を直列に収納するバッ
テリパック50が使用されるので、高い電圧で給電を行
うことができるので、高ワットの明るいランプが使用可
能となる。
【0049】図6及び図7を参照すると、本発明の第3
の実施形態としての内視鏡用光源装置が示され、この内
視鏡用光源装置は図4及び図5に示す第2の実施形態と
以下の点を除けば実質的に同じものである。なお、図6
及び図7では、図4及び図5に示した構成要素と同様な
構成要素については同じ参照符号が用いられる。
【0050】第2の実施形態では、給電ケーブル52の
先端はバッテリパックに接続されるが、第3の実施形態
では、給電ケーブル52の先端にはコネクタ56が接続
される。コネクタ56は例えば自動車のシガレットライ
タのソケットに接続されるようになっており、ハロゲン
ランプは該ソケットを介して自動車の車載バッテリ58
(図7)から給電を受けるようになっている。一般に自
動車のシガレットライタのソケットから得られる電圧は
3ボルト以上であるので、コネクタ56内にはDC/D
Cコンバータ60が内蔵され、シガレットライタのソケ
ットからの電圧はDC/DCコンバータ60により所定
の電圧に変換される。要するに、ハロゲンランプはシガ
レットライタのソケットからDC/DCコンバータ6
0、給電ケーブル52及び図3に示すような給電回路を
介して所定の電圧の給電を受けることになる。
【0051】図8及び図9を参照すると、本発明の第4
の実施形態としての内視鏡用光源装置が示され、この内
視鏡用光源装置も第2の実施形態と以下の点を除けば実
質的に同じものである。なお、図8及び図9でも、図4
及び図5に示した構成要素と同様な構成要素については
同じ参照符号が用いられる。
【0052】第2の実施形態では、給電ケーブル52の
先端はバッテリパックに接続されるが、第4の実施形態
では、給電ケーブル52の先端にはACアダプタ即ちA
C/DCコンバータ62が接続される。AC/DCコン
バータ62は商用交流電源に接続されるようになってお
り(図9)、このAC/DCコンバータ62により商用
電源交流は所定電圧(例えば3ボルト)の直流に変換さ
れる。要するに、ハロゲンランプは商用交流電源からA
C/DCコンバータ62、給電ケーブル52及び図3に
示すような給電回路を介して3ボルトの給電を受けるこ
とになる。
【0053】上述したように、間欠給電モードが選択さ
れたとき、可変抵抗器VRの調整により電源の消費エネ
ルギを抑えることができるが、このことは十分な電源容
量が確保されている場合には光源装置を大型化すること
なく調光機能が得られるということも意味する。要する
に、機械的な絞り機構を光源装置に組み込んだ場合には
光源装置を大型化することになるが、しかし本発明によ
れば図3に示すような給電回路の可変抵抗器VRにより
ランプの光量調整即ち調光を行い得るので、光源装置を
調光のために大型化することはない。
【0054】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による内視鏡用光源装置にあっては、その光源ランプを
所定の周期で間欠的に給電されるので、光源ランプの消
費電力を低く抑えることができる。特に、光源ランプを
内蔵電池やバッテリパック等の電源で点灯する際には、
その電源寿命即ち内視鏡の使用可能時間を延ばすことが
可能となる。光源ランプの明るさを調整し得るようにし
た場合には、光源ランプを必要以上に明るく点灯する必
要が無くなるので、省エネルギ化を一層高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内視鏡用光源装置を装着し得るよ
うになった簡易型内視鏡の平面図である。
【図2】図1に示した簡易型内視鏡の操作部を拡大して
示す部分拡大図であって、本発明の第1の実施形態とし
ての内視鏡用光源装置を該操作部の光源装着口に装着さ
せた状態で示す図である。
【図3】図2に示した内視鏡用光源装置に配線図であ
る。
【図4】本発明による内視鏡用光源装置の第2の実施形
態を示す平面図である。
【図5】図3に示す配線図の一部を第2の実施形態に対
応させて改変した部分配線図である。
【図6】本発明による内視鏡用光源装置の第3の実施形
態を示す平面図である。
【図7】図3に示す配線図の一部を第3の実施形態に対
応させて改変した部分配線図である。
【図8】本発明による内視鏡用光源装置の第4の実施形
態を示す平面図である。
【図9】図3に示す配線図の一部を第4の実施形態に対
応させて改変した部分配線図である。
【符号の説明】
10 内視鏡(光ファイバスコープ) 12 操作部 14 可撓性導管 16 接眼部 18 光源装着口 26 光源装置 28 略円筒形ハウジング 30 継手スリーブ 32 ハロゲンランプ 34 リチウム電池 36 電源ON/OFFスイッチ 38 スイッチ摘み 40 給電モード切換スイッチ 42 プッシュ釦 44 ON/OFFスイッチイング回路 46 発振回路(無安定マルチバイブレータ) 48 ボリューム摘み
フロントページの続き (72)発明者 小枝 隆司 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 安達 滝介 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 植田 裕久 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 池田 邦利 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の光源装着口に着脱自在に装着さ
    れる内視鏡用光源装置であって、電源手段と、この電源
    手段から給電されて点灯させられる光源ランプとを具備
    して成る内視鏡用光源装置において、 前記電源手段から前記光源ランプへの給電を所定の周期
    で間欠的に行わせるON/OFF制御手段が設けられる
    ことを特徴とする内視鏡用光源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内視鏡用光源装置にお
    いて、前記周期が少なくとも1/50秒以下であることを特
    徴とする内視鏡用光源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の内視鏡用光源
    装置において、前記ON/OFF制御手段が前記電源手
    段と前記光源ランプとの間に介在するON/OFFスイ
    ッチイング回路手段と、前記所定の周期に対応した周波
    数の駆動パルスを前記ON/OFFスイッチイング回路
    手段に対して出力する駆動パルス発生回路手段とを包含
    し、前記ON/OFFスイッチイング回路手段が前記駆
    動パルス発生回路手段から出力される駆動パルスに従っ
    てオン/オフ動作を繰り返すようになっていることを特
    徴とする内視鏡用光源装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の内視鏡用光源装置にお
    いて、前記ON/OFF制御手段が更に前記駆動パルス
    発生回路手段から出力される駆動パルスのデューティ比
    を変更するためのデューティ比変更手段を包含すること
    を特徴とする内視鏡用光源装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の内視鏡用光源
    装置において、前記ON/OFFスイッチイング回路手
    段がトランジスタとして構成され、前記駆動パルスが前
    記駆動パルス発生手段から前記トランジスタのベース電
    極に対して出力されることを特徴とする内視鏡用光源装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3から5までのいずれか1項に記
    載の内視鏡用光源装置において、前記駆動パルス発生回
    路手段が前記電源手段から得られる印加電圧に基づいて
    前記駆動パルスを発振させる発振回路として構成される
    ことを特徴とする内視鏡用光源装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか1項に記
    載の内視鏡用光源装置において、前記電源手段から前記
    ON/OFF制御手段を介する前記光源ランプへの間欠
    的な給電と前記電源手段から前記光源ランプへの直接的
    な連続給電とを切り換える給電モード切換スイッチ手段
    が設けられることを特徴とする内視鏡用光源装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれか1項に記
    載の内視鏡用光源装置において、前記電源手段が光源装
    置に内蔵された電池であることを特徴とする内視鏡用光
    源装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から7までのいずれか1項に記
    載の内視鏡用光源装置において、前記電源手段が光源装
    置に接続された複数の電池から成るバッテリパックであ
    ることを特徴とする内視鏡用光源装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から7までのいずれか1項に
    記載の内視鏡用光源装置において、前記電源手段が光源
    装置に内蔵されたDC/DCコンバータであり、このD
    C/CDコンバータが適当な直流電源に接続されること
    を特徴とする内視鏡用光源装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から7までのいずれか1項に
    記載の内視鏡用光源装置において、前記電源手段が光源
    装置に接続されたAC/DCコンバータであり、このA
    C/DCコンバータが適当な交流電源に接続されること
    を特徴とする内視鏡用光源装置。
  12. 【請求項12】 内視鏡の光源装着口に着脱自在に装着
    される内視鏡用光源装置であって、略円筒形ハウジング
    と、この略円筒形ハウジングに内蔵された内部電源手段
    と、前記略円筒形ハウジング内に設けられた光源ランプ
    と、前記内部電源手段から前記光源ランプへの給電を所
    定の周期で間欠的に行わせるON/OFF制御手段とか
    ら成り、このON/OFF制御手段が前記内部電源手段
    と前記光源ランプとの間に介在するON/OFFスイッ
    チイング回路手段と、前記所定の周期に対応した周波数
    の駆動パルスを前記ON/OFFスイッチイング回路手
    段に対して出力する駆動パルス発生回路手段とを包含
    し、前記ON/OFFスイッチイング回路手段が前記駆
    動パルス発生回路手段から出力される駆動パルスに従っ
    てオン/オフ動作を繰り返すようになっており、前記略
    円筒形ハウジングの一端部が前記内視鏡の光源装着口に
    着脱自在に装着されるようになっており、その他端部に
    は前記内部電源手段のオン/オフ動作を行わせるスイッ
    チ摘みが設けられ、このスイッチ摘みが前記略円筒形ハ
    ウジングの長手方向中心軸線に平行な軸線の回りで回転
    自在とされ、このスイッチ摘みの回転操作により前記内
    部電源手段のオン/オフ動作が行われることを特徴とす
    る内視鏡用光源装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の内視鏡用光源装置
    において、前記略円筒形ハウジングの長手方向中心軸線
    と前記スイッチ摘みの回転軸線とが互いに一致させられ
    ることを特徴とする内視鏡用光源装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または13に記載の内視鏡
    用光源装置において、前記内部電源手段から前記ON/
    OFF制御手段を介する前記光源ランプへの間欠的な給
    電と前記内部電源手段から前記光源ランプへの直接的な
    連続給電とを切り換える給電モード切換スイッチ手段が
    設けられ、この給電モード切換スイッチ手段を動作させ
    るプッシュ釦が前記スイッチ摘みの中心から突出させら
    れ、このプッシュ釦を前記略円筒形ハウジングの長手方
    向中心軸線に沿って押下操作することにより前記給電モ
    ード切換スイッチ手段の動作が行われることを特徴とす
    る内視鏡用光源装置。
  15. 【請求項15】 請求項12から14までのいずれか1
    項に記載の内視鏡用光源装置において、前記ON/OF
    F制御手段が更に前記駆動パルス発生回路手段から出力
    される駆動パルスのデューティ比を変更するためのデュ
    ーティ比変更手段を包含し、このデューティ比変更手段
    を動作させるボリューム摘みが前記略円筒形ハウジング
    の中央に配置させられ、しかもその長手方向中心軸線に
    対して直角となった軸線の回りで回転自在とされ、前記
    ボリューム摘みの回転操作により前記デューティ比変更
    手段の動作が行われることを特徴とする内視鏡用光源装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の内視鏡用光源装置
    において、前記スイッチ摘みと前記ボリューム摘みとの
    配置が互いに入れ替わっていることを特徴とする内視鏡
    用光源装置。
  17. 【請求項17】 内視鏡の光源装着口に着脱自在に装着
    される内視鏡用光源装置であって、略円筒形ハウジング
    と、この略円筒形ハウジングの外部に用意される外部電
    源手段と、前記略円筒形ハウジング内に設けられた光源
    ランプと、前記外部電源手段から前記光源ランプへの給
    電を所定の周期で間欠的に行わせるON/OFF制御手
    段とから成り、このON/OFF制御手段が前記外部電
    源手段と前記光源ランプとの間に介在するON/OFF
    スイッチイング回路手段と、前記所定の周期に対応した
    周波数の駆動パルスを前記ON/OFFスイッチイング
    回路手段に対して出力する駆動パルス発生回路手段とを
    包含し、前記ON/OFFスイッチイング回路手段が前
    記駆動パルス発生回路手段から出力される駆動パルスに
    従ってオン/オフ動作を繰り返すようになっており、 前記略円筒形ハウジングの一端部が前記内視鏡の光源装
    着口に着脱自在に装着されるようになっており、その他
    端部には前記外部電源からの給電コードが接続されるこ
    とを特徴とする内視鏡用光源装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の内視鏡用光源装置
    において、前記外部電源手段から前記ON/OFF制御
    手段を介する前記光源ランプへの間欠的な給電と前記外
    部電源手段から前記光源ランプへの直接的な連続給電と
    を切り換える給電モード切換スイッチ手段が設けられ、
    この給電モード切換スイッチ手段を動作させるプッシュ
    釦が前記略円筒形ハウジングの中央に配置させられ、こ
    のプッシュ釦を前記略円筒形ハウジングの長手方向中心
    軸線に対して直角となった軸線に沿って押下操作するこ
    とにより前記給電モード切換スイッチ手段の動作が行わ
    れることを特徴とする内視鏡用光源装置。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の内視鏡用光源装置
    において、前記ON/OFF制御手段が更に前記駆動パ
    ルス発生回路手段から出力される駆動パルスのデューテ
    ィ比を変更するためのデューティ比変更手段を包含し、
    このデューティ比変更手段を動作させるボリューム摘み
    が前記略円筒形ハウジングの中央にしかも前記プッシュ
    釦の反対側に配置され、前記ボリューム摘みが前記略円
    筒形ハウジングの長手方向中心軸線に対して直角となっ
    た軸線の回りで回転自在とされ、前記ボリューム摘みの
    回転操作により前記デューティ比変更手段の動作が行わ
    れることを特徴とする内視鏡用光源装置。
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