JP2001218454A - 電源装置およびその出力制御方法 - Google Patents

電源装置およびその出力制御方法

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JP2001218454A
JP2001218454A JP2000023765A JP2000023765A JP2001218454A JP 2001218454 A JP2001218454 A JP 2001218454A JP 2000023765 A JP2000023765 A JP 2000023765A JP 2000023765 A JP2000023765 A JP 2000023765A JP 2001218454 A JP2001218454 A JP 2001218454A
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Satoshi Ogawara
敏 小河原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧出力に対して環境変動を考慮した高精
度な過電流検知を行うことができる電源装置を提供す
る。 【解決手段】 高圧電源装置で定電圧制御を行う場合、
比較回路11は電流検出回路6の検出値と所定値Vre
f2とを比較する。過電流検知回路13は、比較回路1
1の出力から過電流の信号が入力された場合、内蔵のラ
ッチ回路によりその信号を保持すると同時に、入力SW
1の入力を遮断するための信号を出力する。比較回路1
5は、複写機あるいはプリンタ装置内に設けられた湿度
センサ14からの出力信号と所定値Vref4とを比較
する。過電流検知レベル切替回路16は、比較回路15
からの出力信号にしたがって、湿度H3のときに比較回
路11に入力される所定値Vref2のレベル値を切り
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
装置などに使用される高圧電源装置などに適用される電
源装置およびその出力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧電源装置を使用する複写機や
プリンタ装置などでは、高電圧を使用した画像形成プロ
セスが採用されており、帯電プロセスでは帯電器が使用
されている。この帯電器には、帯電ワイヤが張られてお
り、この帯電ワイヤに高電圧を印加してコロナ放電動作
が行われる。
【0003】また、帯電器には、複写動作中に記録紙の
紙片などが入り込み、これによって帯電ワイヤが断線す
る場合があり、この場合、高電圧による異常出力を停止
させる必要があった。
【0004】このため、従来の高圧電源装置では、帯電
ワイヤが断線した場合、出力を一時的に停止させる間欠
動作などの技術により、高電圧の出力が異常な状態であ
っても、異常な動作が起きないようになっている。
【0005】図5は従来の高圧電源装置の構成を示す回
路図である。図において、T1はトランスであり、その
入力(一次)側巻線の一端には、抵抗R1およびコンデ
ンサC1を介して入力スイッチ(SW)1の一方の端子
が接続されている。入力SW1は電源のオン・オフ動作
を行うものであり、その他方の端子には、外部電源(V
DD)が接続されている。
【0006】また、トランスT1の入力側巻線の他端に
は、トランス駆動回路2が接続されている。このトラン
ス駆動回路2は、コンデンサC2、ダイオードD1およ
びトランジスタQ1から構成されている。
【0007】トランスT1の一方の二次側巻線には、整
流回路3が接続されている。整流回路3は、ダイオード
D2およびコンデンサC3から構成されている。トラン
スT1で電圧変換された巻線出力は整流回路3に入力す
る。整流回路3の出力側には、複写機などに備わる帯電
器4が接続されており、感光ドラム5に電荷を付与す
る。この二次側高圧出力巻線の低電圧側には、抵抗RS
などから構成される電流検出回路6が接続されている。
【0008】また、トランスT1の他方の二次側巻線に
は、整流回路8が接続されている。この整流回路8はダ
イオードD3およびコンデンサC4から構成されてい
る。整流回路8の出力側には、電圧検出回路9が接続さ
れている。この電圧検出回路9は、パルス幅変調制御回
路(PWM制御回路)7の一方の入力端子に接続されて
いる。このPWM制御回路7は、主に発振回路(OSC
回路)7aおよび誤差増幅回路7bから構成されてい
る。PWM制御回路7の他方の入力端子には、制御電圧
Vref1が入力する。PWM制御回路7の出力端子は
トランス駆動回路2の入力端子に接続されている。
【0009】また、電圧検出回路9の出力は、比較回路
10の一方の入力端子に入力し、この比較回路10の他
方の入力端子には所定値Vref3が入力する。電流検
出回路6の出力は、比較回路11の一方の入力端子に入
力し、比較回路11の他方の入力端子には、所定値Vr
ef2が入力する。
【0010】比較回路10の出力端子は過電圧検知回路
12に接続されている。過電圧検知回路12はラッチ回
路から構成されており、その出力端子は入力SW1に接
続されており、過電圧検知回路12からの出力信号は入
力SW1の切換信号となっている。また、比較回路11
の出力端子は過電流検知回路13に接続されている。こ
の過電流検知回路13はラッチ回路から構成されてお
り、その出力端子は入力SW1に接続されており、過電
流検知回路13の出力信号は入力SW1の切換信号とな
っている。
【0011】本実施形態の高圧電源装置では、トランス
T1、整流回路8、トランス駆動回路2、PWM制御回
路7および電圧検出回路9による高圧出力の定電圧制御
が行われている。
【0012】トランスT1の一方の出力巻線および整流
回路3によって出力される高圧出力は、トランスT1の
他方の出力巻線および整流回路8で出力される電圧に比
例して出力される。電圧検出回路9は、整流回路8によ
って検出される電圧を所定値に変換するレベル変換回路
などから構成される。
【0013】PWM制御回路7は、外部から高圧出力値
に相当する制御電圧Vref1が与えられ、誤差増幅回
路7bによりこの制御電圧Vref1と電圧検出回路9
からの出力値とを比較し、その比較結果をトランスT1
を駆動回路2により駆動するためのOSC回路(発振器
を含む)7aに入力し、パルス幅制御を行う。
【0014】このような構成を有する高圧電源装置の動
作、特に通常モードとは異なる動作モードの動作につい
て示す。帯電器4では、前述したように、複写動作中に
記録紙の紙片などが入り込み、これによって帯電ワイヤ
が断線する場合があり、このような場合、以下の動作が
行われる。
【0015】すなわち、高圧電源装置で定電圧制御を行
う場合、比較回路10は、電圧検出回路9の検出値と所
定値Vref3とを比較する。ここで、所定値Vref
3は、通常動作時の出力電圧より高い値に相当する値に
設定されている。また同時に、比較回路11は電流検出
回路6の検出値と所定値Vref2とを比較する。ここ
で、所定値Vref2は、通常動作時の出力電流より高
い値に相当する値に設定されている。
【0016】また、過電圧検知回路12および過電流検
知回路13は、比較回路10、11から過電圧、過電流
の信号がそれぞれ入力された場合、内蔵のラッチ回路に
より信号を保持すると同時に、入力SW1の入力を一時
的に遮断するための信号を出力する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の高圧電源装置に対し、以下に掲げるような改善が要
望されていた。すなわち、定電圧制御を行う高圧電源装
置の場合、帯電器4および感光ドラム5の高圧出力負荷
側の環境変動によって生じるインピーダンス変動に伴う
高圧出力電流値の変動により、過電流保護回路(過電流
検知回路13)が誤動作しないように、過電流検知電圧
である所定値Vref2を設定する必要があった。
【0018】図6は従来の環境条件を表す状態量として
の湿度Hに対する電流検出回路6の出力電流に相当する
電圧Vsおよび所定値Vref2を示すグラフである。
図において、H1は従来の高圧電源装置が搭載された複
写機およびプリンタ装置の使用保証範囲の最低湿度であ
り、H2はその最高湿度である。また、V1は最低湿度
H1のときに電流検出回路6で検出される電圧値であ
る。V2は最高湿度H2のときに電流検出回路6で検出
される電圧値である。
【0019】従来の高圧電源装置では、図6に示すよう
に、過電流検知電圧である所定値Vref2を設定する
ことにより、複写機およびプリンタ装置の使用保証範囲
では、過電流の誤検知が起きないようになっている。
【0020】しかし、最低湿度H1側では、電圧Vsと
所定値Vref2との差が大きく、精度の高い過電流検
知ができなかった。すなわち、使用保証環境の全範囲で
出力電流値と過電流検知レベルとの差を所定値内とする
ような高精度の過電流検知を行うことができなかった。
【0021】そこで、本発明は、高電圧出力に対して環
境変動を考慮した高精度な過電流検知を行うことができ
る電源装置およびその出力制御方法を提供することを目
的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の電源装置は、トランスの
出力電流を検出する電流検出手段と、該検出された出力
電流値と所定値とを比較する比較手段と、該比較の結
果、過電流を検出する過電流検出手段と、前記過電流が
検出された場合、前記トランスの入力を制限する入力制
限手段とを備えた電源装置において、外部環境を表す状
態量を検出する状態量検出手段と、該検出された状態量
に基づき、前記比較手段により前記出力電流値と比較さ
れる所定値を設定する所定値設定手段とを備えたことを
特徴とする。
【0023】請求項2に記載の電源装置では、請求項1
に係る電源装置において、前記所定値設定手段は、前記
検出された状態量と第2の所定値とを比較する第2の比
較手段と、該比較の結果に応じて、前記所定値を複数の
レベル値に切り替える所定値レベル切替手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0024】請求項3に記載の電源装置では、請求項1
に係る電源装置において、前記所定値設定手段は、前記
検出された状態量に比例したレベル値に前記所定値を変
換する所定値レベル変換手段を備えたことを特徴とす
る。
【0025】請求項4に記載の電源装置では、請求項1
乃至請求項3いずれかに係る電源装置において、前記状
態量検出手段は、前記状態量として湿度を検出すること
を特徴とする。
【0026】請求項5に記載の電源装置は、請求項1に
係る電源装置において、前記トランスの出力に比例した
電圧を検出する電圧検出手段と、該検出された電圧に基
づき、前記トランスの出力を所定値に制御する出力制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】請求項6に記載の電源装置は、請求項1に
係る電源装置において、帯電器に使用される高圧電源装
置に適用されたことを特徴とする。
【0028】請求項7に記載の電源装置の出力制御方法
は、トランスの出力電流を検出し、該検出された出力電
流値と所定値とを比較し、該比較の結果、過電流を検出
し、該過電流が検出された場合、前記トランスの入力を
制限する電源装置の出力制御方法において、外部環境を
表す状態量を検出する工程と、該検出された状態量に基
づき、前記出力電流値と比較される所定値を設定する工
程とを有することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の電源装置およびその出力
制御方法の実施の形態について説明する。本実施形態の
電源装置は、複写機やプリンタ装置などに使用される高
圧電源装置に適用される。
【0030】[第1の実施形態]図1は第1の実施形態
における高圧電源装置の構成を示す回路図である。図に
おいて、T1はトランスであり、その入力(一次)側巻
線の一端には、抵抗R1およびコンデンサC1を介して
入力スイッチ(SW)1の一方の端子が接続されてい
る。入力スイッチ1は電源のオン・オフ動作を行うもの
であり、その他方の端子には外部電源(VDD)が接続
されている。
【0031】また、トランスT1の入力側巻線の他端に
は、トランス駆動回路2が接続されている。このトラン
ス駆動回路2は、コンデンサC2、ダイオードD1およ
びトランジスタQ1から構成されている。
【0032】トランスT1の一方の二次側高圧出力巻線
には、整流回路3が接続されている。整流回路3は、ダ
イオードD2およびコンデンサC3から構成されてい
る。トランスT1で電圧変換された巻線出力は整流回路
3に入力する。整流回路3の出力側には、複写機などに
備わる帯電器4が接続されており、感光ドラム5に電荷
を付与する。また、トランスT1の二次側高圧出力巻線
の低電圧側には、抵抗RSなどから構成される電流検出
回路6が接続されている。
【0033】トランスT1の他方の二次側巻線には、整
流回路8が接続されている。この整流回路8はダイオー
ドD3およびコンデンサC4から構成されている。整流
回路8の出力側には、電圧検出回路9が接続されてい
る。この電圧検出回路9の出力端子は、パルス幅変調制
御回路(PWM制御回路)7の一方の入力端子に接続さ
れている。PWM制御回路7は、主に発振回路(OSC
回路)7aおよび誤差増幅器7bから構成されている。
PWM制御回路7の他方の入力端子には、制御電圧Vr
ef1が入力する。PWM制御回路7の出力端子はトラ
ンス駆動回路2の入力端子に接続されている。
【0034】電圧検出回路9の出力は、比較回路10の
一方の入力端子にも入力されており、この比較回路10
の他方の入力端子には所定値Vref3が入力する。電
流検出回路6の出力は、比較回路11の一方の入力端子
(+端子)に入力し、比較回路11の他方の入力端子
(−端子)には、過電流検知レベル切替回路16が接続
されており、過電流検知レベル切替回路16から出力さ
れる所定値Vref2が入力する。さらに、過電流検知
レベル切替回路16の入力端子には、比較回路15の出
力端子が接続されており、比較回路15の一方の入力端
子(+端子)には、湿度センサ14が接続され、他方の
入力端子(−端子)には、所定値Vref4が入力す
る。
【0035】湿度センサ14は高圧電源装置が搭載され
た複写機あるいはプリンタ装置の内部に設けられてお
り、環境条件を表す状態量としての湿度を検出する。比
較回路15は湿度センサ14からの出力信号と所定値V
ref4とを比較し、比較結果に応じた出力電圧を過電
流検知レベル切替回路16に出力する。過電流検知レベ
ル切替回路16は、入力電圧に応じたレベルの電圧値を
所定値Vref2として比較回路11に出力する。
【0036】また、比較回路10の出力端子は過電圧検
知回路12に接続されている。過電圧検知回路12はラ
ッチ回路から構成されており、その出力端子は入力SW
1に接続され、入力SW1の切換信号となっている。ま
た、比較回路11の出力端子は過電流検知回路13に接
続されている。この過電流検知回路13はラッチ回路か
ら構成されており、その出力端子は入力SW1に接続さ
れ、入力SW1の切換信号となっている。
【0037】本実施形態の高圧電源装置では、トランス
T1、整流回路8、トランス駆動回路2、PWM制御回
路7および電圧検出回路9によって高圧出力の定電圧制
御が行われている。
【0038】トランスT1の一方の出力巻線および整流
回路3によって出力される高圧出力は、トランスT1の
他方の出力巻線および整流回路8で出力される電圧に比
例して出力される。電圧検出回路9は、整流回路8によ
って検出される電圧を所定値に変換するレベル変換回路
などから構成される。
【0039】PWM制御回路7は、誤差増幅器7bによ
り外部から与えられた高圧出力値に相当する制御電圧V
ref1と電圧検出回路9からの出力値とを比較し、そ
の比較結果をトランスT1を駆動回路2により駆動する
ためのOSC回路(発振器を含む)7aに入力し、パル
ス幅制御を行う。
【0040】上記構成を有する高圧電源装置における通
常モードとは異なる動作モードの動作について示す。帯
電器4では、前述したように、複写動作中に記録紙の紙
片などが入り込み、これによって帯電ワイヤが断線する
場合があるので、このような場合、つぎのような動作を
行う。
【0041】すなわち、高圧電源装置が定電圧制御を行
う場合、比較回路10は、電圧検出回路9の検出値と所
定値Vref3とを比較する。ここで、所定値Vref
3は、通常動作時の出力電圧より高い値に相当する値に
設定されている。また同時に、比較回路11は電流検出
回路6の検出値と所定値Vref2とを比較する。ここ
で、所定値Vref2は、通常動作時の出力電流より高
い値に相当する値に設定されている。
【0042】過電圧検知回路12および過電流検知回路
13は、比較回路10、11から過電圧、過電流の出力
信号がそれぞれ入力された場合、内蔵のラッチ回路によ
りその出力信号を保持すると同時に、入力SW1に対し
て入力を遮断するための信号を出力する。
【0043】従来の高圧電源装置では、過電流検知電圧
である所定値Vref2は、複写機あるいはプリンタ装
置の使用保証環境の全範囲で一定値に設定されていた
が、本実施形態では、環境条件に応じて所定値Vref
2の設定値が切り替えられる。
【0044】図2は環境条件を表す状態量としての湿度
Hに対する電流検出回路6の出力電流に相当する電圧V
sおよび所定値Vref2を示すグラフである。図にお
いて、H1、H2はそれぞれ本実施形態の高圧電源装置
が適用された複写機あるいはプリンタ装置の使用保証範
囲の最低湿度、最高湿度を示す。V1、V2はそれぞれ
湿度がH1、H2であるときに電流検出回路6によって
検出された電圧値を示す。
【0045】比較回路15は、複写機あるいはプリンタ
装置内に備わる湿度センサ14からの出力信号と所定値
Vref4とを比較する。ここで、所定値Vref4
は、図中、湿度がH3であるときに湿度センサ14から
出力される信号レベルに相当する値に設定されている。
過電流検知レベル切替回路16は、比較回路15からの
出力信号にしたがって、湿度がH3であるときに所定値
Vref2のレベル値を切り替える。これにより、電流
検知回路6からの電圧値Vsと所定値Vref2との差
を、従来に比べて実使用環境範囲内で小さく抑えること
ができ、高度な過電流検知を行うことができる。
【0046】尚、本実施形態では、所定値Vref2を
2つのレベル値に切り替えているが、所定値Vref4
を2つ以上の値に設定して所定値Vref2を3つ以上
のレベル値に切り替えることも可能である。
【0047】[第2の実施形態]図3は第2の実施形態
における高圧電源装置の構成を示す回路図である。図に
おいて、前記第1の実施形態と同一の構成要素には、同
一の符号を付すことによりその説明を省略する。
【0048】第2の実施形態の高圧電源装置では、前記
第1の実施形態における比較回路15および過電流検知
レベル切替回路16を省く代わりに、過電流検知レベル
変換回路17が設けられている。
【0049】過電流検知レベル変換回路17は、湿度セ
ンサ14からの出力信号を過電流検知レベル電圧である
所定値Vref2に変換する。図4は環境条件を表す状
態量としての湿度Hに対する電流検出回路6の出力電流
に相当する電圧Vsおよび所定値Vref2を示すグラ
フである。図において、H1、H2はそれぞれ本実施形
態の高圧電源装置が適用された複写機あるいはプリンタ
装置の使用保証範囲の最低湿度、最高湿度を示す。V
1、V2は、湿度がそれぞれH1、H2であるときに電
流検出回路6によって検出された電圧値である。過電流
検知レベル変換回路17により、複写機あるいはプリン
タ装置の実使用保証環境の全範囲に亘って、所定値Vr
ef2は電流検出回路6からの電圧値Vsとほぼ一定の
差を保持した値に設定される。
【0050】これにより、電流検出回路6からの電圧値
Vsと所定値Vref2との差を、より一層、実使用環
境範囲内で小さく抑えることができ、高度な過電流検知
を行うことができる。
【0051】尚、以上が本発明の実施の形態の説明であ
るが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるも
のではなく、クレームで示した機能、または実施の形態
の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのような
ものであっても適用可能である。
【0052】例えば、上記各実施形態では、高圧電源装
置の外部の環境条件を示す状態量としての湿度を検出す
る湿度センサを用いた場合を示したが、湿度センサに限
らず、温度センサ、気圧センサなど他の状態量を検出す
るセンサを用いてもよく、また、異なる状態量を検出す
る複数のセンサを組み合わせて使用してもよい。
【0053】さらに、上記各実施形態では、電圧検出回
路9の出力信号を用いてPWM制御回路7によりパルス
幅制御を行ってトランスT1を駆動していたが、電流検
出回路6からの出力信号を用いてPWM制御回路7によ
りパルス幅制御を行うようにしてもよく、回路構成を簡
略化することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、過電流検知レベルを環
境条件に応じて切り替えているので、環境変動を考慮し
た過電流検知レベルを設定でき、高精度な過電流検知を
行うことができる。
【0055】また、過電流検知信号として環境センサか
らの出力に比例した電圧を使用しているので、環境変動
を考慮した過電流検知レベルを、使用保証環境の全範囲
に亘って電流検知レベルとほぼ一定の差を保つように設
定することができ、より高精度な過電流検知を行うこと
が可能である。
【0056】このように、高電圧出力に対して環境変動
を考慮した高精度な過電流検知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における高圧電源装置の構成を
示す回路図である。
【図2】環境条件を表す状態量としての湿度Hに対する
電流検出回路6の出力電流に相当する電圧Vsおよび所
定値Vref2を示すグラフである。
【図3】第2の実施形態における高圧電源装置の構成を
示す回路図である。
【図4】環境条件を表す状態量としての湿度Hに対する
電流検出回路6の出力電流に相当する電圧Vsおよび所
定値Vref2を示すグラフである。
【図5】従来の高圧電源装置の構成を示す回路図であ
る。
【図6】従来の環境条件を表す状態量としての湿度Hに
対する電流検出回路6の出力電流に相当する電圧Vsお
よび所定値Vref2を示すグラフである。
【符号の説明】
1 入力スイッチ(SW) 7 PWM(パルス幅変調)制御回路 6 電流検出回路 10、11、15 比較回路 13 過電流検知回路 14 湿度センサ 16 過電流検知レベル切替回路 17 過電流検知レベル変換回路 T1 トランス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの出力電流を検出する電流検出
    手段と、 該検出された出力電流値と所定値とを比較する比較手段
    と、 該比較の結果、過電流を検出する過電流検出手段と、 前記過電流が検出された場合、前記トランスの入力を制
    限する入力制限手段とを備えた電源装置において、 外部環境を表す状態量を検出する状態量検出手段と、 該検出された状態量に基づき、前記比較手段により前記
    出力電流値と比較される所定値を設定する所定値設定手
    段とを備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記所定値設定手段は、 前記検出された状態量と第2の所定値とを比較する第2
    の比較手段と、 該比較の結果に応じて、前記所定値を複数のレベル値に
    切り替える所定値レベル切替手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記所定値設定手段は、 前記検出された状態量に比例したレベル値に前記所定値
    を変換する所定値レベル変換手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記状態量検出手段は、前記状態量とし
    て湿度を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3いずれか記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記トランスの出力に比例した電圧を検
    出する電圧検出手段と、 該検出された電圧に基づき、前記トランスの出力を所定
    値に制御する出力制御手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 帯電器に使用される高圧電源装置に適用
    されたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 トランスの出力電流を検出し、該検出さ
    れた出力電流値と所定値とを比較し、該比較の結果、過
    電流を検出し、該過電流が検出された場合、前記トラン
    スの入力を制限する電源装置の出力制御方法において、 外部環境を表す状態量を検出する工程と、 該検出された状態量に基づき、前記出力電流値と比較さ
    れる所定値を設定する工程とを有することを特徴とする
    電源装置の出力制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008148460A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Ricoh Co Ltd 電源装置及び画像形成装置
CN100426617C (zh) * 2005-10-14 2008-10-15 崇贸科技股份有限公司 可调整过电流水平的过功率保护装置
CN104849582A (zh) * 2015-04-14 2015-08-19 中广核核电运营有限公司 过流保护及电压监测装置拷机测试系统及方法

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